JPH10136330A - 送信装置およびその受信装置 - Google Patents

送信装置およびその受信装置

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JPH10136330A
JPH10136330A JP8288839A JP28883996A JPH10136330A JP H10136330 A JPH10136330 A JP H10136330A JP 8288839 A JP8288839 A JP 8288839A JP 28883996 A JP28883996 A JP 28883996A JP H10136330 A JPH10136330 A JP H10136330A
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JP
Japan
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data
program
transmission
video
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JP8288839A
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Kan Ebisawa
観 海老澤
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】同一番組でも再生時間が異なる複数の番組に再
編成できるようにする。 【解決手段】同一カデゴリーの番組が複数の映像ブロッ
クに分割され、分割されたこれら複数の映像ブロックを
組み合わせることによって、再生時間と内容が相違した
複数の番組を再編成できるようにする。そのために、番
組の映像情報が複数の映像ブロックに分割され、これら
映像ブロックデータが送信ブロックデータとして送信さ
れる。さらに映像ブロックの組み合わせ順序である送信
順序を示すデータが再生時間ごとに生成され、この送信
順序データが送信ブロックデータと共に送信される。ユ
ーザは番組と再生時間を選択することによって送信順序
データにしたがって順次映像ブロックが再編成される。
再生時間は5分番組、10分番組などのように予めエデ
ィッタ側で設定される。これによって同じ番組でも再生
時間と内容が相違した番組をユーザが選択できるように
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ビデオオンデマ
ンド(VOD)送受信システムなどに適用して好適な送
信装置およびその受信装置に関する。詳しくは、同一カ
デゴリーの番組の映像情報を複数の映像ブロックに分割
して伝送すると共に、映像ブロックを取捨選択できる送
信順序データ情報を同時に伝送し、受信側では番組のカ
デゴリーと予め決められた再生時間を選択するだけで、
この送信順序データ情報に基づいて指定された同一の再
生時間となされた同一カデゴリーの番組が再編成されて
受像できるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】ユーザーの要求にしたがって番組(映像
番組)を視聴できるようにしたビデオオンデマンド(V
OD)システムなどの実用化が進められている。これは
同一番組を時間を異にして送信することによって、待ち
時間を少なくしてその番組を最初から視聴できるように
した映像送出システムである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このVODシステムで
は、あらかじめ決められた長さの番組を送信し、これを
ユーザが選択するというシステムである。送信すべき番
組が映画やスポーツ番組などの場合には再生時間を特に
ユーザが選択する必然性はない。
【0004】しかし、放映すべき映像のカデゴリー(ジ
ャンル)として、映画やスポーツ番組の他に、ニュース
などの報道番組や経済番組、芸能番組などが取り扱われ
るようになると、同じカデゴリーの番組であっても再生
時間を選択したい場合が発生することがある。
【0005】例えば、ニュースなどの報道番組では、ユ
ーザー自体がより深く、あるいは幅広く知りたいと思う
か、単にアウトラインだけの情報を得たいと思うかによ
って、ユーザーの要求する番組の再生時間(放映時間)
が変わってくる。ユーザーによっては同じ報道番組でも
得たい情報量が相違するからである。
【0006】また、あるユーザは国際情勢について詳し
くしりたいが、経済情報は主要部のみで済ませたい場合
もある。ニュース以外の例としては、リアルタイムでの
実現はできないが、録画後のスポーツ番組などは、ユー
ザーの要求によってハイライト部のみの再生を行う場
合、どのくらいの長さで再生するかによって、ハイライ
ト部に含まれる情報提供レベルが異なってくる。
【0007】したがって、従来のVODシステムでは、
同一カデゴリーでも再生時間とその内容を異にした複数
の番組が用意されていないために、再生時間をユーザー
が選択できるシステムとはなっていない。そのため多様
なユーザ要求を満足するシステム構成とはなっていな
い。
【0008】そこで、この発明はこのような従来の課題
を解決したものであって、同一番組であっても再生時間
の異なる複数の番組として再編成できるようにすること
によって、多様なユーザ要求を満足させることができる
VODシステムなどに適用できる送信装置およびその受
信装置を提案するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、この発明に係る送信装置では、同一カデゴリーの番
組が複数の映像ブロックに分割され、分割されたこれら
複数の映像ブロックを組み合わせることによって、同一
カデゴリーで再生時間と内容が相違する複数の番組を再
編成するにあたり、上記同一カデゴリーの番組の全ての
映像情報が送信ブロックデータとして送信されるように
なされたことを特徴とする。
【0010】また、この発明に係る受信装置では、同一
カデゴリーの番組が複数の映像ブロックに分割され、分
割されたこれら複数の映像ブロックを組み合わせること
によって、同一カデゴリーで再生時間と内容が相違する
複数の番組が構築され、これら再生時間と内容が相違す
る複数の番組の映像情報が送信ブロックデータとして送
信された映像信号を受信するに当たり、受信側では放映
されるカデゴリーと再生時間をそれぞれ選択することに
よって、希望する再生時間となされた番組を視聴できる
ようになされたことを特徴とする。
【0011】この発明では、同一カデゴリーの番組が複
数の映像ブロックに分割され、分割されたこれら複数の
映像ブロックを組み合わせて編成し直すことによって、
再生時間と内容が相違する複数の番組を選択できるよう
にする。例えば、同じニュース番組であっても、5分間
のニュース番組、10分間のニュース番組、30分のニ
ュース番組のように再生時間と内容を変えたニュース番
組が再編成される。
【0012】この映像ブロックの組み合わせ順序である
送信順序を示すデータが、映像ブロックで構成された送
信ブロックデータと一緒に送信される。
【0013】したがって受信側では、放映番組とその再
生時間の双方を選択することによって、ユーザが選択し
た時間幅となる番組が映像ブロックを取捨選択して再編
成される。再編成された番組が出力されるので、ユーザ
要求通りのVODシステムを構築できる。
【0014】
【発明の実施の形態】続いて、この発明に係る送信装置
およびその受信装置の一実施形態を図面を参照して詳細
に説明する。
【0015】この発明では、同一番組であっても再生時
間が異なり、その内容、レベルが相違する複数の番組と
して編成し直す。そのために、同一番組であっても、そ
の番組を構成する映像情報を複数の映像ブロックに分割
し、分割されたこれら複数の映像ブロックを適宜抽出し
て並べ替えることによって、それぞれ再生時間の相違す
る複数の同一番組を再編成する。ユーザは番組と共に再
生時間を選択することによって、希望する長さの番組を
視聴できる。このような送受信システムを構築するた
め、この発明は以下のように構成される。
【0016】説明の便宜上図3から説明する。図3は番
組選択時のメニュー画面であって、これは基本メニュー
画面を表している。メニュー画面上に表示された番組カ
デゴリー(ジャンル)の中からマウスやリモコン端末な
どの外部入力手段を用いて希望する番組が選択される。
同図は、ニュース、映画、スポーツ、バラエテイおよび
その他の番組を選択できるようにした例である。
【0017】例えばマウスのマークMを「ニュース」の
位置に移動させてニュースを選択したとすると、図4に
示すような選択画面(その2)に切り替わる。
【0018】ここでは、同じニュースでも国際情勢から
芸能までの6種類の選択枝が用意されている。そしてそ
れぞれの選択枝の番組に対する再生時間として、同じ番
組でありながらも、この例では5分、15分、30分の
3種類が用意されている。そして、これらの再生時間の
中からユーザは希望する再生時間が選択される。これら
の選択操作は図示はしないが何れもマウスなどによって
行われ、これによって希望する再生時間に編成された番
組を視聴できる。
【0019】このような番組の選択を可能にするために
は、番組の送出側では以下に示すような番組編成処理が
なされることになる。
【0020】図5は番組送出用である送信ブロックの信
号フォーマット例を示す。番組を構成する映像情報は上
述したように複数の映像ブロックに分割される。この映
像ブロックはそれ自体で内容が完結するようにブロック
化することもできれば、任意の長さでブロック化するこ
ともできる。
【0021】そのため、同図Aのように映像ブロックと
そのブロック情報BIとが一対となって単位送信ブロッ
クを複数連結することによって1つの番組を構成する送
信ブロックデータが得られる。送信ブロックの数はユー
ザに提供すべきカデゴリーの数などによって相違する。
【0022】ブロック情報は同図Bのようにこの例では
40バイトで構成され、8バイトのブロック情報ヘッダ
ーに続いてそれぞれ16バイト構成の番組コードと映像
ブロックコードが続く。
【0023】番組コードは、この送信ブロックがどのカ
テゴリーに属する番組であるかを示すコードであり、例
えば国際情報ニュース、経済情報ニュース、タイトルA
の映画などと言った番組の識別コードである。
【0024】1つの番組を複数の映像ブロックに分割
し、これら映像ブロックを取捨選択して再生時間の異な
る複数の番組が編成されるものであるから、映像ブロッ
ク数や、使用する映像ブロック、映像ブロックの再生順
序などは再生時間によって変動する。
【0025】そのため、分割された複数の映像ブロック
をコード化し、送信ブロックデータとしては全ての映像
ブロックを、映像ブロックコードと共に送信するように
し、この送信ブロックデータとは別に再生時間に対応し
た送信順序を示す情報(送信順序データ)を送出するよ
うにしている。
【0026】したがって図5Bのように番組コードの後
にはその映像ブロックのコード情報(映像ブロックコー
ド)が挿入される。図では映像ブロック2に対応した映
像ブロックコードが挿入される。映像ブロックには同図
Bに示すような8バイト構成のブロックヘッダが識別デ
ータとして付加されている。
【0027】送信順序データは図6のようなフォーマッ
ト構成となされている。このフォーマット構成も一例で
ある。送信順序データは上述したように映像ブロックの
再生順序を示す順序データで構成されている。順序デー
タ数は再生時間によって相違するから図6のような長短
データとなる。同図Aは経済ニュースの5分間番組であ
り、同図Bは同じく経済ニュースの10分間番組であ
り、そして同図Cは30分間の番組の送信順序データ配
列を示す。順序データの前には順序データ情報SIが付
加され、順序データの後には順序データの終了を示す順
序情報フッタSF(8バイト構成)が付加されている。
【0028】順序データ情報SIは図7Aのようにこの
例では40バイトで構成され、順序データを示す8バイ
トの順序情報ヘッダに続いて、それぞれ16バイト構成
の番組コードと再生時間が続く。
【0029】番組コードはブロック情報と同じで、この
映像ブロックがどのカテゴリーに属するかを表わしてい
る。再生時間は放映時間のことであり、図4の例では、
5分、15分、30分の何れかを示す情報である。
【0030】順序データは同図BおよびCに示すよう
に、16バイト構成の番組コードと、同じく16バイト
構成の映像ブロックコードが一対となり、映像ブロック
の再生順番にこの一対のデータが続いている。
【0031】順序データの中にも番組コードを付加した
のは、同一番組であってもカデゴリーの異なる番組を一
部挿入する場合があるため、どのカデゴリー(番組)の
映像ブロックであるかを明確に識別できるようにする必
要があるからである。
【0032】続いて、番組コードと映像ブロックコード
との関係が再生時間によってどのように相違するかを図
8を参照して説明する。
【0033】同図に示す番組コード12は経済ニュース
を表すコードとする。経済ニュースの5分間番組(同図
A)のうち、前半で放映される映像ブロックコード例え
ばコード7に対し、経済ニュースの15分番組では(同
図B)、映像ブロックコード5〜7まで3ブロック連続
して再生している。
【0034】同図Aの映像ブロックコード13と40と
の間に、同図Bの経済ニュースではさらに映像ブロック
コード18〜19の映像を再生している。このように同
じ経済ニュースであっても、再生時間の編成によってニ
ュースの種類を減らしたり、一つのニュースでも短くす
るために、使用する映像ブロックが相違することにな
る。同図Aの一部の映像ブロックコードの並びについて
は図7Cにも図示されている。
【0035】経済ニュースの30分番組(同図C)で
は、時間が長いため関連するニュースとして、別のカデ
ゴリー(番組)の映像ブロックが一部挿入されている。
同図Cでは番組コード12とは異なる番組コード8を挿
入した場合を示す。これらから明らかなように再生時間
と共に番組内容が組み替えられるのが理解できる。
【0036】さて、このような番組送出を実現するため
の送信装置10の一実施態様を図1に示す。同図は現行
テレビ放送を利用したときのブロック図である。
【0037】図1において、映像ブロックデータはハー
ドディスク(HDD)アレイ手段11に映像データおよ
び音声データ(以下映像データという)として格納され
ている。この映像データは何れも圧縮処理される前の形
で格納されているものとする。
【0038】エディットコントローラ9によって、HD
Dアレイ装置11の映像データから映像ブロックの分割
と送信ブロックデータの生成および送信順序データの生
成が行われる。映像ブロックデータ、送信ブロックデー
タおよび送信順序データは、それぞれRS−232C通
信回線を介して送信コントローラ12に送られ、内蔵の
HDD装置13に格納される。
【0039】送信コントローラ12はHDD装置13か
ら順序データを読み出し、番組コードに関連した映像ブ
ロックをHDDアレイ装置11から読み出す。読み出さ
れた映像ブロックデータは、送信コントローラ12を介
して動画像圧縮手段としてのこの例ではMPEGエンコ
ーダ14でデータ圧縮された後、ブロック情報エンコー
ダ15に供給される。
【0040】ブロック情報エンコーダ15ではこの映像
ブロックデータに対応するブロック情報BI(図5B)
が付加されるが、このブロック情報は送信コントローラ
12から供給される。その後、送信ブロックデータは誤
り訂正手段16においてリードソロモン符号化され、イ
ンターリーブ手段17で並べ替え処理が可能なようにイ
ンターリーブがかけられた後、変調器18に供給されて
所定の変調処理が行われる。
【0041】例えば、衛星を使用した信号送出システム
の場合にはQPSK変調が施され、地上波、ケーブル伝
送のような信号送出システムを利用する場合にはQAM
変調処理となる。変調された信号は送信機19を通りパ
ラボラアンテナ20と通信衛星(放送衛星)22、ある
いはケーブル21を利用して送信ブロックデータがそれ
ぞれの家庭23に配信される。
【0042】また、図7に示す順序データ、番組コー
ド、再生時間などは上述したようにエディットコントロ
ーラ9で生成された後送信コントローラ12を経てHD
D装置13に一旦格納されているので、送信コントロー
ラ12の指示によってHDD装置13からこれらデータ
が順次読み出されてブロック情報エンコーダ15に供給
される。
【0043】ブロック情報エンコーダ15では、図7に
示すようなフォーマットの送信順序データ(ビットスト
リーム信号)となされてから、送信ブロックデータと同
様の変調がなされて、この送信ブロックデータ(ビット
ストリーム信号)と関連されながら、若しくは送信ブロ
ックデータとは全く独立した状態で各家庭23に配信さ
れる。
【0044】図2はこの発明に係る受信装置50の一実
施態様を示す。この受信装置50は図1の送信装置10
に対応するものであるから、テレビ放送を利用した場合
の受信系となる。
【0045】各家庭23では、パラボラアンテナ27か
ケーブル21を用いて上述した送信ブロックデータ信号
と送信順序データ信号の双方を受信することになる。受
信した信号は家庭23内に設置されたセットトップボッ
クス(STB)28内のチューナー29によって受信周
波数が選択され、その後復調器30によってQAM復調
若しくはQPSK復調され、復調された信号はデインタ
ーリーブ回路31でデインターリーブ処理され、デイン
ターリーブ処理された信号はリードソロモン復号器32
によって復号されることにより、送信する前の信号形態
である送信ブロックデータ(ブロック情報とMPEG圧
縮された映像データ(音声データを含む))に戻され
る。同じく送信順序データ(番組コード、順序データな
ど)も元の信号形態に戻される。
【0046】これらのデータはシステムコントローラ3
7からの指令信号でRAMなどのメモリ手段35に一旦
保存されつつ、SCSIインタフェース回路34を介し
て大容量メモリ手段としてのHDD装置33に格納され
る。
【0047】リモートコントローラ(図示はしない)を
操作することによって、ユーザーから番組と再生時間に
関する要求信号40が到来すると、これがRCインタフ
ェース回路38を介してシステムコントローラ37に伝
えられる。システムコントローラ37ではリモートコン
トローラから供給された番組と再生時間の要求に合致す
る番組の順序データがHDD装置33のデータを参照し
ながら検索される。
【0048】検索の結果、該当する順序データが検出さ
れると、その順序データに従い順次HDD装置33に格
納された映像ブロックデータが読み出され、SCSIイ
ンタフェース回路34、RAM35を介してMPEGデ
コーダ36に供給される。このMPEGデコーダ36で
映像信号および音声信号に変換されてモニタ(図示はし
ない)に出力されることによって、選択された映像情報
が再現される。
【0049】上述した送信ブロックデータ信号や送信順
序データ信号をテレビ放送信号を利用して伝送するので
はなく、専用の通信回線を利用して伝送することもでき
る。
【0050】図9はこの通信システム60の一実施態様
を示す。図1および図2と同一処理手段には同一符号を
付して示す。
【0051】映像データ(音声データを含む)はホスト
65側に設けられたA/Vサーバー用のHDDアレイ装
置41に格納されている。エディットコントローラ9に
よってHDDアレイ装置41内の映像データを利用し
て、再生時間にあわせた映像ブロックの分割と、順序デ
ータの作成が行われる。映像データはMPEGエンコー
ダ14によって、データ圧縮された後映像ブロックデー
タ用HDDアレイ装置42に格納される。
【0052】映像配信のための編集時には、A/Vサー
バー用HDDアレイ装置41だけではなく、既にデータ
圧縮された状態で映像ブロックデータ用HDDアレイ装
置42に格納されている映像データも利用することがで
きる。その場合は、映像ブロックデータ用HDDアレイ
装置42から読み出された映像データは、MPEGデコ
ーダ36によってデータ伸張された後に再利用されるこ
とになる。エディットコントローラ9によって作成され
た番組コード、再生時間、順序データなども同じくブロ
ックデータ用HDDアレイ装置42に格納される。
【0053】家庭23内の端末70に装備されたメモリ
手段(HDD装置)などのメモリ容量、通信回線45の
利用方法などによって、異なったデータ転送方式を採る
ことができる。そして、メモリ手段を豊富に利用すると
共に通信回線45を一定時間ごとに定期的に利用するこ
とによって、通信に要する時間遅延を無視できる程度ま
で短縮することも可能である。
【0054】システムコントローラ37から通信モデム
46、通信回線45を介して、一定時間ごとにホスト6
5側に全てのデータを転送するような要求がなされる。
ホスト65側に設けられた通信コントローラ43では、
通信モデム44を介して受け取った転送要求に従い、ブ
ロックデータ用HDDアレイ装置42から映像ブロック
データと順序データを読み出し、これらデータを順次通
信モデム44、通信回線45を介して、転送要求のあっ
た家庭23に転送する。
【0055】家庭内の端末70では、通信モデム46を
介してRAM35に一旦保存される。そして、保存され
た各種データがシステムコントローラ37の指示によっ
てSCSIインタフェース回路34を介してHDD装置
33に格納される。これによって最新のデータに更新さ
れる。リモートコントローラ(図示はしない)を通して
ユーザーから番組と再生時間の要求信号140が入力さ
れたときは、テレビ放送を利用したシステムと全く同じ
動作によって、対応する映像信号と音声信号がMPEG
デコーダ36より出力されるから、これによってモニタ
上に目的の映像を映し出すことができる。
【0056】次に、通信回線45は転送要求のあったと
きだけ利用する具体例について説明する。
【0057】リモートコントローラを通してユーザーか
ら番組と再生時間の転送要求信号140が入力すると、
この情報がRCインタフェース38を介してシステムコ
ントローラ37に伝えられる。システムコントローラ3
7からの指示によってリモートコントローラからの番組
と再生時間の転送要求が、RAM35、通信モデム46
および通信回線45を介してホスト65側のモデム44
に送給される。
【0058】ホスト65側では映像ブロックデータ用H
DDアレイ装置42から転送要求のあった順序データと
映像ブロックデータが読み出され、これらデータが順
次、通信モデム44、通信回線45を介して、転送要求
のあった家庭の端末70に転送される。
【0059】転送データは一旦RAM35に保存される
が、その後システムコントローラ37の指示にしたがっ
てメモリ容量の大きなHDD装置33内に格納される。
その後、上述したと同様な手順を経て順序データにした
がいながらHDD装置33内に格納された映像ブロック
データが順次再生される。
【0060】メモリ手段33の容量を削減することも可
能である。その具体例を以下に説明する。
【0061】ユーザー側から番組と再生時間の転送要求
があると、システムコントローラ37の指示に従ってそ
の転送要求をホスト65側に転送する。ホスト65側で
は転送要求のあった順序データが読み出され、読み出さ
れた順序データにしたがって映像ブロックデータが、再
生時間にあわせて読み出されて、端末70側に転送され
る。
【0062】転送された映像ブロックデータはシステム
コントローラ37の指示にしたがってRAM35を介し
ながらMPEGデコーダ36に供給されてデコード処理
される。そしてその映像信号と音声信号がモニタに出力
される。このような通信システムとすることによってH
DD装置33を使用しないでも配信が可能になり、メモ
リデバイスを大幅に削減できる。
【0063】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明では、同一
カデゴリーの番組が複数の映像ブロックに分割され、分
割されたこれら複数の映像ブロックを組み合わせること
によって、再生時間と内容の異なる複数の番組を再編成
するようにすると共に、番組の映像情報が映像ブロック
化されて送信ブロックデータとして送信順序データと共
に送信するようにしたものである。
【0064】これによれば、ユーザの好みの再生時間を
選択できるようになるので、きめ細かなサービスを提供
でき、ユーザの多様な要求を満足させることができる送
受信システムを実現できる特徴を有する。
【0065】したがってこの発明はVODシステムなど
に適用して極めて好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る送信装置の一実施態様を示す要
部の系統図である。
【図2】この発明に係る受信装置の一実施態様を示す要
部の系統図である。
【図3】選択画面の表示例(その1)である。
【図4】選択画面の表示例(その2)である。
【図5】送信ブロックデータのデータフォーマット例を
示す図である。
【図6】送信順序データのデータフォーマット例を示す
図である。
【図7】図6の詳細を示すデータフォーマット例を示す
図である。
【図8】再生時間と送信順序データとの関係を示す図で
ある。
【図9】この発明の他の例を示す送受信システムの一実
施態様を示す要部の系統図である。
【符号の説明】
9・・・エディットコントローラ、10・・・送信装
置、11,13,33・・・HDD装置、12・・・送
信コントローラ、15・・・ブロック情報エンコーダ、
19・・・送信機、36・・・デコーダ、50・・・受
信装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一カデゴリーの番組が複数の映像ブロ
    ックに分割され、 分割されたこれら複数の映像ブロックを組み合わせるこ
    とによって、同一カデゴリーで再生時間と内容が相違す
    る複数の番組を再編成するにあたり、 上記同一カデゴリーの番組の全ての映像情報が送信ブロ
    ックデータとして送信されるようになされたことを特徴
    とする送信装置。
  2. 【請求項2】 上記複数の映像ブロックを組み合わせせ
    て再生時間と内容が相違する複数の番組を編成するに当
    たり、 この映像ブロックの組み合わせ順序である送信順序を示
    すデータが、異なる再生時間ごとに生成され、 この送信順序データが上記送信ブロックデータと共に送
    信されるようになされたことを特徴とする請求項1記載
    の送信装置。
  3. 【請求項3】 上記送信ブロックデータは地上波、衛星
    波、ケーブルを利用して送信されるようになされたこと
    を特徴とする請求項1記載の送信装置。
  4. 【請求項4】 同一カデゴリーの番組が複数の映像ブロ
    ックに分割され、 分割されたこれら複数の映像ブロックを組み合わせるこ
    とによって、同一カデゴリーで再生時間と内容が相違す
    る複数の番組が構築され、 これら再生時間と内容が相違する複数の番組の映像情報
    が送信ブロックデータとして送信された映像信号を受信
    するに当たり、 受信側では放映されるカデゴリーと再生時間をそれぞれ
    選択することによって、希望する再生時間となされた番
    組を視聴できるようになされたことを特徴とする受信装
    置。
  5. 【請求項5】 送信された全ての送信ブロックデータと
    共に、対応する送信順序データがメモリ手段に蓄積さ
    れ、 特定のカデゴリーと再生時間を選択したとき、その再生
    時間に合致した送信順序データに基づいて上記映像ブロ
    ックが取捨選択されて、希望する再生時間となされた番
    組が編成されて出力されるようになされたことを特徴と
    する請求項4記載の受信装置。
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