JPH10136077A - ハンズフリー電話機 - Google Patents

ハンズフリー電話機

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JPH10136077A
JPH10136077A JP28388096A JP28388096A JPH10136077A JP H10136077 A JPH10136077 A JP H10136077A JP 28388096 A JP28388096 A JP 28388096A JP 28388096 A JP28388096 A JP 28388096A JP H10136077 A JPH10136077 A JP H10136077A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明はハンズフリー電話機に関し、ハンズ
フリー同士の通話であっても使いがってのよいハンズフ
リー電話機を提供することを目的としている。 【解決手段】 スピーカからマイクへの音声の回り込み
を除去するのに音声スイッチ方式を用いたハンズフリー
電話機において、前記音声スイッチ方式を実現する音声
スイッチ部内に、音声スイッチの切り替えの判定基準と
して複数の判定基準を有し、該複数の判定基準の内のど
れを用いるかを通話相手の状況に応じて切り替える判定
基準切り替え手段を設けて構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はハンズフリー電話機
に関する。ハンズフリー電話機は、いちいち受話器をと
って話をする必要がないので、使用される頻度が高くな
ってきている。この場合、携帯電話機等を含む電話機全
般において、ハンズフリー機能の性能を向上させること
が望まれている。
【0002】
【従来の技術】ハンズフリー機能を実現するためには、
スピーカからマイクへの回り込み(音響エコー)を除去
する必要がある。
【0003】図12は音響エコーの説明図である。図に
おいて、1は回線から送られてくる音声信号を受信する
受信部、2は該受信部1の出力を受けて音声を出力する
音声出力部である。3は送話音声を入力する音声入力
部、4は該音声入力部の出力を受けて回線に音声信号を
送信する送信部である。音声出力部2は、具体的にはス
ピーカであり、音声入力部3は具体的にはマイクであ
る。5は音声出力部2から音声入力部3に回り込む音響
エコーである。このように構成された回路の動作を説明
すれば、以下の通りである。
【0004】受信部1で受信した音声信号を、音声出力
部(スピーカ)2は音声として出力する。また、音声入
力部(マイク)3から入力された送話音声を送信部4か
ら送信する。しかしながら、このままでは、音声出力部
2から出力された音声が音声入力部3に回り込み、音響
エコー5として通話相手に送信されてしまう。通話相手
方では、自分の声が音響エコーとして戻ってきて、自分
の音声を聞くことになり、非常に聞きづらい。
【0005】このような音響エコーを除去するために、
(1)エコーキャンセラ、(2)音声スイッチの2つの
方式が考えられる。 (1)エコーキャンセラ方式 エコーキャンセラは、適応信号処理技術を用いて音響エ
コーを除去する方式であり、図13にエコーキャンセラ
の説明図を示す。図12と同一のものは同一の符号を付
して示す。10がエコーキャンセラであり、模擬音響エ
コー発生部11とエコー除去部12から構成されてい
る。
【0006】音声出力部2から受話音声Rが出力されて
生じる音響エコー5(r)を、電話機の内部の模擬音響
エコー発生部11で発生させる。この発生させた模擬音
響エコーをr’とする。次に、エコー除去部12でマイ
ク入力された音声(送話音声S+音響エコーr)を差し
引く。
【0007】エコー除去部12の出力S’は、以下のよ
うになる。 S’=(S+r)−r’ 模擬音響エコー発生部11は、スピーカ2からマイク3
への伝達関数をFIRフィルタで表したものであり、適
応信号処理を用いて、実際の音響エコーrと、模擬発生
されたエコーr’の誤差が最小になるように適応的にフ
ィルタ係数を変更する。
【0008】(2)音声スイッチ方式 図14は音声スイッチの説明図である。図12と同一の
ものは、同一の符号を付して示す。図において、7は受
話音声Rを入力してそのパワーを算出する第1のパワー
算出部、8は送話音声Sを入力してそのパワーを算出す
る第2のパワー算出部である。21は受話回線上に設け
られ、受話音声Rを抑圧する第1の抑圧部、22は送話
回線上に設けられ、送話音声Sを抑圧する第2の抑圧部
である。20は第1及び第2のパワー算出部7,8の出
力を受けて両者のパワーを比較し、比較結果に応じて第
1及び第2の抑圧部21,22の何れかを制御する判定
部である。
【0009】このように構成された回路において、判定
部20は、第1のパワー算出部7の出力と、第2のパワ
ー算出部8の出力を比較し、受話音声と送話音声の何れ
が大きいか比較し、何れを通過させるか判定する。判定
結果に応じて、第1及び第2の抑圧部21,22は抑圧
量を調整する。
【0010】その判定基準はいくつか考えられるが、例
えば何れかのパワーが大きい方のみを通過させるレベル
優先方式や、受話音声が一定のパワー以上である場合に
は常に受話音声のみを通過させ、送話音声を通過させな
い受話優先方式等がある。
【0011】何れの場合でも、音声出力と音声入力の何
れか一方の動作を止めるスイッチ動作を行なっているた
め、音響エコーは除去することができる。例えば、図1
4で受話優先方式の場合、第2の抑圧部22を抑圧すれ
ば、音響エコーrは送信させないことになるので、音声
回り込みを除去することができる。レベル優先方式の場
合には、例えば送話音声Sが受話音声Rよりも大きい場
合には、第1の抑圧部21を抑圧して、送話音声Sのみ
を送信し、受話音声は抑圧する。この結果、音声出力部
2からの音響エコーrはなくなるので、これにより音声
回り込みを除去することができる。
【0012】以上説明したとおり、ハンズフリー機能の
実現には、2方式があるが、何れについても長所、短所
がある。図15はエコーキャンセラと音声スイッチの比
較説明図である。エコーキャンセラ方式は、音響エコー
をほぼ除去することができるが、処理量が非常に大きい
ため、専用のDSP(デジタル・シグナル・プロセッ
サ)が必要となり、コストが高くなってしまう。
【0013】一方、音声スイッチ方式の場合には、処理
量が少なくてすみ、実現が容易であるという長所がある
が、同時通話が困難であり、無理に同時通話を行なうと
音響エコーを除去できなくなるという問題がある。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、ハン
ズフリー機能を実現するには、2通りの方法があるが、
携帯電話機への搭載の場合等、コストを優先させる場合
には音声スイッチ方式を採用することとなる。この音声
スイッチ方式にも、前述したようにスイッチの判定基準
によって次の2方式がある。 (1)受話優先方式 :通常は音声パワーの大きい方を
通過させ、同時通話の場合には受話音声を優先させる。 (2)レベル優先方式:単純に音声パワーの大きい方を
通過させる。同時通話の際も判定基準は同じ。
【0015】通常は、通話相手の利用しやすさを考慮す
ると、受話優先方式を採用することとなる。なぜなら、
受話優先のため、通話相手は自分の話した音声が必ず相
手に通じることになるからである。
【0016】一方、ハンズフリー利用者(自分)の話し
た音声は、通話相手と同時の場合には自分の声が通過し
なくなるが、これはハンズフリー利用者が相手の通話を
聞き終えてから話をすればよく、通話相手に負担を生じ
させるものではないからである。
【0017】ここまでは、通話相手が通常の電話機を用
いて通話しているとの前提であった。しかしながら、通
話相手もハンズフリーを使用した場合には問題が生じ
る。つまり、両者が受話優先方式であった場合には、互
いに相手の音声(受話音声)を通過させようとし、自分
の音声が相手に通じなくなり、通話がロックされてしま
うことになる。これを回避するためには、レベル優先方
式を利用することが望ましい。なぜならレベル優先方式
ではどちらか一方の音声は常に通るからである。
【0018】以上、説明したように、音声スイッチ方式
を用いたハンズフリー機能を利用する際には、通話相手
が通常の電話機である場合と、ハンズフリー機能を使用
している場合とでは最適な音声スイッチの判定基準が異
なる。その結果、従来は通話相手が通常の電話機である
ことを前提として判定基準の設定を行っていたため、ハ
ンズフリー同士の通話が非常に使いづらいものとなって
いた。
【0019】本発明は、このような課題に鑑みてなされ
たものであって、通話相手の電話機の使用モードに応じ
て使いがってのよいハンズフリー電話機を提供すること
を目的としている。
【0020】
【課題を解決するための手段】
(1)図1は本発明の原理ブロック図である。図に示す
回路は、スピーカからマイクへの音声の回り込みを除去
するのに音声スイッチ方式を用いたハンズフリー電話機
の要部を示している。図12と同一のものは、同一の符
号を付して示す。
【0021】図において、1は音声信号を受信する受信
部、4は音声信号を送信する送信部、2は音声を出力す
る音声出力部(例えばスピーカ)、3は音声を入力する
音声入力部(例えばマイク)である。
【0022】30は受信部1,送信部4と、音声出力部
2,音声入力部3との間に設けられたスピーカからマイ
クへの音声の回り込みを除去するための音声スイッチ部
である。31は、音声スイッチ部30内に設けられた、
音声スイッチの切り替えの判定基準として複数の判定基
準を有し、該複数の判定基準の内のどれを用いるかを通
話相手の状況に応じて切り替える判定基準切り替え手段
である。
【0023】この発明の構成によれば、判定基準切り替
え手段31が、通話相手の状況に応じて複数の判定基準
の内の最適な判定基準を選択することにより、通話相手
の電話機の使用モードに応じて使いがってのよいハンズ
フリー電話機を提供することを目的としている。
【0024】(2)この場合において、前記音声スイッ
チ部は、受話音声のパワーを算出する第1のパワー算出
部と、送話音声のパワーを算出する第2のパワー算出部
と、複数の判定基準を持ち、前記第1及び第2のパワー
算出部の出力を受けて、受話/送話の何れを通過させる
かを判断する判定部と、該判定部の判定基準を切り替え
る判定基準切り替え部とにより構成される判定基準切り
替え手段と、前記判定部の判定結果に応じて受話音声を
抑圧する受話音声抑圧部と、前記判定部の判定結果に応
じて送話音声を抑圧する送話音声抑圧部とにより構成さ
れることを特徴としている。
【0025】この発明の構成によれば、判定基準切り替
え部が判定部に最適な判定基準を与えることにより、該
判定部が受話音声と送話音声の何れを優先するかを決定
して、受話音声と送話音声の内の何れかを抑圧するよう
に動作し、これにより、ハンズフリー同士の通話であっ
ても使いがってをよくすることができる。
【0026】(3)また、前記判定基準切り替え手段を
外部より操作できる判定基準切り替えスイッチを有する
ことを特徴としている。この発明の構成によれば、判定
基準切り替えスイッチにより、複数の判定基準の内のど
れを選択するかを判定基準切り替え手段31に与えてや
ることにより、判定基準切り替え手段31は、与えられ
た判定基準により音声スイッチ部30を制御し、ハンズ
フリー同士の通話であっても使いがってをよくすること
ができる。
【0027】(4)更に、現在選択されている判定部の
判定基準を通話相手に通知する判定モード通知部と、通
話相手の判定モードを監視する判定モード監視部と、相
手の状態に応じて判定基準を自動的に切り替える切り替
え手段とを設けたことを特徴としている。
【0028】この発明の構成によれば、通話相手方の状
況(判定モード)に応じて判定基準を自動で認識して音
声スイッチ部30を動作させ、通話相手の電話機の使用
モードに応じて使いがってをよくするように自動で動作
することができる。
【0029】(5)また、前記複数の判定基準として、
受話優先方式とレベル優先方式を用い、前記判定基準切
り替え手段31は、通話相手の状況に応じて何れか一方
を選択することを特徴としている。
【0030】この発明の構成によれば、判定基準切り替
え手段31は、受話優先方式かレベル優先方式の何れか
を選択し、音声スイッチ部30はハンズフリー同士の通
話であっても使いがってをよくするように動作すること
ができる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態例を詳細に説明する。図2は本発明による音声
スイッチ部30の一実施の形態例を示すブロック図であ
る。図1と同一のものは、同一の符号を付して示す。図
において、31aは判定基準切り替え信号を与える判定
基準切り替え部、32は受話音声のパワーを算出する第
1のパワー算出部、33は送話音声のパワーを算出する
第2のパワー算出部である。
【0032】31bは第1及び第2のパワー算出部3
2,33の出力及び判定基準切り替え部31aの出力を
受けて、受話/送話の何れを通過させるかを判断する判
定部、35は受話音声ルート上に設けられ、判定部31
bの判定結果に応じて受話音声を抑圧する受話音声抑圧
部、36は送話音声ルート上に設けられ、判定部31b
の判定結果に応じて送話音声を抑圧する送話音声抑圧部
である。前記判定部31b内には、例えば受話優先方式
とレベル優先方式の2種類の判定基準が記憶されてい
る。そして、判定基準切り替え部31aと判定部31b
とで、図1の判定基準切り替え手段31を構成してい
る。
【0033】2は音声出力部で、例えばスピーカ、3は
音声入力部で例えばマイクである。9はユーザが受話優
先かレベル優先かを設定するユーザスイッチで、その出
力は判定基準切り替え部31に与えられている。このよ
うに構成された回路の動作を説明すれば、以下の通りで
ある。
【0034】ユーザスイッチ9から受話優先が指定され
ると、判定基準切り替え部31aは、判定部31bに受
話優先を指示する。一方、ユーザスイッチ9からレベル
優先が指示されると、判定基準切り替え部31aは、判
定部31bにレベル優先を指示する。そして、判定部3
1bは、第1及び第2のパワー算出部32,33の出力
より何れかの音声パワーが大きいかを判定して、受話音
声抑圧部35又は送話音声抑圧部36を制御する。
【0035】この時の、音声スイッチ方式の判定基準の
使い分けを図3に示す。図中の○は最適であることを、
△は使用可能であることを、×は不適であることをそれ
ぞれ示している。例えば、自分が受話優先で使用してい
る場合、通話相手が通常電話機であると最適な使用がで
き、相手がハンズフリーで受話優先の場合には前述した
ようなロックが生じるので不適であり、相手がハンズフ
リーでレベル優先の場合には通常の使用ができることを
示す。
【0036】一方、自分がレベル優先で使用している場
合、通話相手が通常電話機である場合には、使用が可能
であり、通話相手がハンズフリーの受話優先である場合
にも、使用は可能であり、通話相手がハンズフリーのレ
ベル優先である場合には、最適な使用が可能である。
【0037】受話優先モード動作 次に、図2の回路について詳しく説明する。ユーザがユ
ーザスイッチ9から受話優先を指定すると、判定基準切
り替え部31aは判定部31bに受話優先を指示する。
この時、判定部31bは図4に示すような動作(判定基
準1)を行なう。即ち、受話音声のパワーを算出する第
1のパワー算出部32の出力を所定の閾値と比較し、パ
ワー算出部32の出力が大きい場合には受話音声がある
と判断し、受話音声抑圧部35の抑圧処理をオフにし、
送話音声抑圧部36の抑圧処理をオンにする。
【0038】この結果、受話音声は受話音声抑圧部35
をスルーで抜けて音声出力部2に入り、スピーカ(音声
出力部2)から音声を発生する。一方、送話音声の方
は、送話音声抑圧部36で抑圧されるので、送話音声は
送信されない。
【0039】一方、第1のパワー算出部32の出力が所
定の閾値より小さい場合には、判定部31bは、受話音
声がないものと判定する。この場合には、判定部31b
は、受話音声抑圧部35の抑圧処理をオンにし、送話音
声抑圧部36の抑圧処理をオフにする。
【0040】この結果、受話音声は受話音声抑圧部35
で抑圧され、スピーカからは音声を発生しない。一方、
送話音声の方は、送話音声抑圧部36で抑圧されないの
で、ここをスルーで抜けて、そのまま相手方に送信され
る。
【0041】レベル優先モード動作 ユーザがユーザスイッチ9からレベル優先を指定する
と、判定基準切り替え部31aは判定部31bにレベル
優先を指示する。この時、判定部31bは図5に示すよ
うな動作(判定基準2)を行なう。即ち、受話音声のパ
ワーを算出する第1のパワー算出部32の出力と、送話
音声のパワーを算出する第2のパワー算出部33の出力
を比較する。
【0042】そして、受話音声パワー>送話音声パワー
である場合には、判定部31bは、受話音声抑圧部35
の抑圧処理をオフにし、送話音声抑圧部36の抑圧処理
をオンにする。
【0043】この結果、受話音声は受話音声抑圧部35
をスルーで抜けて音声出力部2に入り、スピーカ(音声
出力部2)から音声を発生する。一方、送話音声の方
は、送話音声抑圧部36で抑圧されるので、送話音声は
送信されない。
【0044】一方、受話音声パワー<送話音声パワーで
ある場合には、判定部31bは、受話音声抑圧部35の
抑圧処理をオンにし、送話音声抑圧部36の抑圧処理を
オフにする。
【0045】この結果、受話音声は受話音声抑圧部35
で抑圧され、スピーカからは音声を発生しない。一方、
送話音声の方は、送話音声抑圧部36で抑圧されないの
で、ここをスルーで抜けて、そのまま相手方に送信され
る。
【0046】この発明の実施の形態例によれば、判定基
準切り替え部31aが判定部31bに最適な判定基準を
与えることにより、該判定部31bが受話音声と送話音
声の何れを優先するかを決定して、受話音声と送話音声
の内の何れかを抑圧するように動作し、これにより、通
話相手の電話機の使用モードに応じて使いがってをよく
することができる。
【0047】図6は本発明の第1の実施の形態例を示す
ブロック図である。図1と同一のものは、同一の符号を
付して示す。図において、1は回線からの音声信号を受
ける受信部、2aは受話音声を出力を出力する第1の音
声出力部、2bは受話音声を出力する第2の音声出力部
である。第1の音声出力部2aは、例えば電話機のレシ
ーバ(受話器)であり、第2の音声出力部2bは、ハン
ズフリー用のスピーカである。
【0048】3は送話音声を入力する音声入力部、4は
音声信号を回線へ送信する送信部である。音声入力部3
としては、例えばマイクが用いられる。30は前述した
本発明に係わる音声スイッチ部である。SW1,SW
2,SW3はスイッチであり、それぞれa接点と、b接
点と、c接点を持っている。
【0049】40は判定基準切り替え手段(音声スイッ
チ部30に内蔵されている)を外部より操作できる判定
基準切り替え用のユーザスイッチである。該ユーザスイ
ッチ40は、切り替え信号Aと切り替え信号Bを出力
し、切り替え信号AはスイッチSW1とSW2,SW3
に与えられ、切り替え信号Bは音声スイッチ部30に与
えられている。切り替え信号Aはハンズフリー機能のオ
ン/オフ信号であり、切り替え信号Bは音声スイッチ部
30の判定基準の切り替え信号である。
【0050】ユーザスイッチ40としては、図7に示す
ようにハンズフリーオン(受話優先)→ハンズフリーオ
ン(レベル優先)→ハンズフリーオフを繰り返すトグル
スイッチが用いられる。このように構成された回路の動
作を説明すれば、以下の通りである。
【0051】(1)通常動作 ユーザスイッチ40から切り替え信号A(ハンズフリー
オフ信号)を出力すると、スイッチSW1はa接点とb
接点がつながり、スイッチSW2はb接点とc接点がつ
ながり、スイッチSW3はb接点とc接点がつながる。
【0052】この結果、音声は図8の太い実線で示すル
ートで流れ、通常の通話が可能となる。つまり、回線か
らの受話信号は、受信部1に入力され、スイッチSW1
を介して音声出力部2aに接続される。この時、受話音
声は音声出力部2a(受話器)で聞くことになる。
【0053】一方、送話音声は音声入力部(マイク)3
に入力され、該音声入力部3からスイッチSW2を介し
てスイッチSW3に入り、スイッチSW3から送信部4
に入り、該送信部4から回線に送信される。
【0054】(2)ハンズフリー動作 ユーザスイッチ40から切り替え信号Aをハンズフリー
オンとしてスイッチSW1〜SW3に与える。この結
果、回路の音声は、図9に太い実線で示すルートで流れ
るようになる。つまり、受話音声も送話音声も音声スイ
ッチ部30を介して流れるようになる。受話音声は、音
声スイッチ部30からスピーカ2bに接続され、スピー
カから音声が聞こえるようになる。
【0055】先ず、ユーザがユーザスイッチ40から切
り替え信号Bとしてハンズフリーオン(受話優先)を音
声スイッチ部30に与える。この結果、回路は受話優先
で動作する。この時には、図2について説明したよう
に、パワー算出部32の出力が所定の閾値よりも大きい
場合には受話音声があるものと判定して送話音声を抑圧
し、パワー算出部32の出力が所定の閾値よりも小さい
場合には受話音声がないものと判定して受話音声を抑圧
する。
【0056】ここで、通話相手もハンズフリーである場
合には、ユーザはユーザスイッチ40からハンズフリー
オン(レベル優先)を音声スイッチ部30に与える。こ
の結果、回路はレベル優先で動作する。この時には、図
2について説明したように、第1のパワー算出部32と
第2のパワー算出部33の出力を比較して、受話音声が
大きい場合には送話音声を抑圧し、送話音声が大きい場
合には受話音声を抑圧する。
【0057】この実施の形態例によれば、外部より操作
できるユーザスイッチ(判定基準切り替えスイッチ)に
より、複数の判定基準の内のどれを選択するかを判定基
準切り替え手段31に与えてやることにより、判定基準
切り替え手段31は、与えられた判定基準により音声ス
イッチ部30を制御し、ハンズフリー同士の通話であっ
ても使いがってをよくすることができる。
【0058】図10は本発明の第2の実施の形態例を示
すブロック図である。図6と同一のものは、同一の符号
を付して示す。この実施の形態例は、ユーザスイッチ4
0によりハンズフリー機能のオン/オフを制御し、ハン
ズフリー機能がオンの場合には、通話相手同士で互いに
自分のハンズフリー機能が受話優先であるかレベル優先
であるかを通知し合って、音声スイッチ部30の判定基
準を自動的に切り替えるようにしたものである。
【0059】図において、40はユーザスイッチで、こ
の場合にはユーザスイッチ40はハンズフリー機能のオ
ン/オフ機能しか持たない。そして、切り替え信号Aは
各スイッチSW1〜SW3に与えられている。41は通
話相手から通知される判定モードを制御信号として受け
て相手方の判定モードを認識して音声スイッチ部30に
与える通話相手モード監視部、42は音声スイッチ部3
0から出力される自己の判定モードを相手方に通知する
判定モードを制御信号として出力する判定モード通知部
である。
【0060】これら制御信号は、例えば通話中に「ピ
ッ」や「ピッピッ」といった電子音を鳴らすことで実現
することができる。その他の構成は、図6と同じであ
る。このように構成された回路の動作を説明すれば、以
下の通りである。
【0061】図11のハンズフリー機能の通知例を示す
タイムチャートを参照しながら説明する。図11は通話
者Cと通話者Dとの間で自分の電話機の判定モードを通
知し合う様子を示している。
【0062】初期状態は、両者共に通常状態である。即
ち、この場合にはユーザスイッチ40から与えられる切
り替え信号Aにより各スイッチSW1〜SW3が動作
し、回線から入ってきた受話音声は音声スイッチ部30
を介さずに直接音声出力部2a(受話器)に入り、マイ
クから入力される送話音声は音声スイッチ部30を介さ
ずに直接送信部4に入っている。この状態では、通話者
CとDは通常の受話器を用いて通話を行っている。
【0063】ここで、図11のの時点で通話者Cがハ
ンズフリー機能をオンにし、受話優先モードに設定した
ものとする。通話相手Dは、通常状態であるので、デフ
ォルトの通常モードのままである。このモードの変更
は、判定モード通知部42から相手に通知され、相手方
の通話相手モード監視部41に入る。
【0064】通話者D側では、通話相手モード監視部4
1が相手方が受話優先モードになったことを記憶する。
の時点で、通話者Dがユーザスイッチ40を操作して
ハンズフリー機能をオンにし、レベル優先モードに設定
する。
【0065】通話者D側では、相手方がハンズフリー機
能をオンにしていることが通話相手モード監視部41の
出力により分かっているので、デフォルトの通常動作で
はなく、レベル優先モードに設定するものである。
【0066】同時に、判定モード通知部42から通話者
Cに対して制御信号を送信し、通話者C側の通話相手モ
ード監視部41はこれを受信し、相手がハンズフリーに
なったことを知り、自己のモードをレベル優先モードに
変更する。
【0067】の時点で、通話者Cがユーザスイッチ4
0によりハンズフリー機能をオフにし、判定モード通知
部42から制御信号を送信する。この時、通話者D側で
は、通話相手モード監視部41がこれを受けて記憶する
ので、相手方Cが通常の状態に戻ったことを知る。そこ
で、通話者D側では、音声スイッチ部30がそれまでの
レベル優先モードから受話優先モードに変更する。
【0068】次に、の時点で、通話者Dもユーザスイ
ッチ40を操作してハンズフリー機能をオフにする。こ
の時、通話者D側の判定モード通知部42から通話モー
ドを示す制御信号を送信するが、相手方Cは既に通常モ
ードであるため、相手方のモード関係なく、そのままで
ある。
【0069】この実施の形態例によれば、通話相手方の
状況(判定モード)に応じて判定基準を自動で認識して
音声スイッチ部30を動作させ、通話相手の電話機の使
用モードに応じて使いがってをよくするように自動で動
作することができる。
【0070】前述の実施の形態例では、複数の判定基準
の内の受話優先方式とレベル優先方式を用いて、前記判
定基準切り替え手段31はこれら判定基準を通話相手の
状況に応じて何れか一方を選択するようにしている。
【0071】この実施の形態例によれば、判定基準切り
替え手段31は、受話優先方式かレベル優先方式の何れ
かを選択し、音声スイッチ部30はハンズフリー同士の
通話であっても使いがってをよくするように動作するこ
とができる。
【0072】上述の実施の形態例では、複数の判定基準
の内、受話優先方式とレベル優先方式を用いた場合を例
にとった。しかしながら、本発明はこれら判定基準に限
るものではなく、その他の判定基準を用いることも可能
である。その場合には、使用する判定基準に応じて音声
スイッチ部30内を最適の動作状態になるように、切り
替え制御することが必要となる。
【0073】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、 (1)請求項1記載の発明によれば、スピーカからマイ
クへの音声の回り込みを除去するのに音声スイッチ方式
を用いたハンズフリー電話機において、前記音声スイッ
チ方式を実現する音声スイッチ部内に、音声スイッチの
切り替えの判定基準として複数の判定基準を有し、該複
数の判定基準の内のどれを用いるかを通話相手の状況に
応じて切り替える判定基準切り替え手段を設けることに
より、判定基準切り替え手段が、通話相手の状況に応じ
て複数の判定基準の内の最適な判定基準を選択し、通話
相手の電話機の使用モードに応じて使いがってのよいハ
ンズフリー電話機を提供することができる。
【0074】(2)請求項2記載の発明によれば、前記
音声スイッチ部は、受話音声のパワーを算出する第1の
パワー算出部と、送話音声のパワーを算出する第2のパ
ワー算出部と、複数の判定基準を持ち、前記第1及び第
2のパワー算出部の出力を受けて、受話/送話の何れを
通過させるかを判断する判定部と、該判定部の判定基準
を切り替える判定基準切り替え部とにより構成される判
定基準切り替え手段と、前記判定部の判定結果に応じて
受話音声を抑圧する受話音声抑圧部と、前記判定部の判
定結果に応じて送話音声を抑圧する送話音声抑圧部とに
より構成されることにより、判定基準切り替え部が判定
部に最適な判定基準を与え、該判定部が受話音声と送話
音声の何れを優先するかを決定して、受話音声と送話音
声の内の何れかを抑圧するように動作し、これにより、
ハンズフリー同士の通話であっても使いがってをよくす
ることができる。
【0075】(3)請求項3記載の発明によれば、前記
判定基準切り替え手段を外部より操作できる判定基準切
り替えスイッチを有することにより、判定基準切り替え
スイッチにより、複数の判定基準の内のどれを選択する
かを判定基準切り替え手段に与え、判定基準切り替え手
段は、与えられた判定基準により音声スイッチ部を制御
し、ハンズフリー同士の通話であっても使いがってをよ
くすることができる。
【0076】(4)請求項4記載の発明によれば、現在
選択されている判定部の判定基準を通話相手に通知する
判定モード通知部と、通話相手の判定モードを監視する
判定モード監視部と、相手の状態に応じて判定基準を自
動的に切り替える切り替え手段とを設けることにより、
通話相手方の状況(判定モード)に応じて判定基準を自
動で認識して音声スイッチ部を動作させ、通話相手の電
話機の使用モードに応じて使いがってをよくするように
自動で動作することができる。
【0077】(5)請求項5記載の発明によれば、前記
複数の判定基準として、受話優先方式とレベル優先方式
を用い、前記判定基準切り替え手段は、通話相手の状況
に応じて何れか一方を選択することにより、判定基準切
り替え手段は、受話優先方式かレベル優先方式の何れか
を選択し、音声スイッチ部はハンズフリー同士の通話で
あっても使いがってをよくするように動作することがで
きる。
【0078】このように、本発明によれば、通話相手が
通常の電話であるかハンズフリー機能を使用しているか
によって、音声スイッチ部の判定基準を切り替えること
により、それぞれの通話相手に適した判定基準の音声ス
イッチ動作を実現することができ、ハンズフリー機能を
快適に使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理ブロック図である。
【図2】本発明による音声スイッチ部の一実施の形態例
を示すブロック図である。
【図3】音声スイッチ方式の判定基準の使い分けを示す
図である。
【図4】判定基準1の説明図である。
【図5】判定基準2の説明図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態例を示すブロック図
である。
【図7】ユーザスイッチの動作説明図である。
【図8】通常動作時の音声の流れを示す図である。
【図9】ハンズフリー動作時の音声の流れを示す図であ
る。
【図10】本発明の第2の実施の形態例を示すブロック
図である。
【図11】ハンズフリー機能のオン/オフ通知例を示す
示すタイムチャートである。
【図12】音声エコーの説明図である。
【図13】エコーキャンセラの説明図である。
【図14】音声スイッチの説明図である。
【図15】エコーキャンセラと音声スイッチの比較説明
図である。
【符号の説明】 1 受信部 2 音声出力部 3 音声入力部 4 送信部 30 音声スイッチ部 31 判定基準切替え手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スピーカからマイクへの音声の回り込み
    を除去するのに音声スイッチ方式を用いたハンズフリー
    電話機において、 前記音声スイッチ方式を実現する音声スイッチ部内に、
    音声スイッチの切り替えの判定基準として複数の判定基
    準を有し、該複数の判定基準の内のどれを用いるかを通
    話相手の状況に応じて切り替える判定基準切り替え手段
    を設けたことを特徴とするハンズフリー電話機。
  2. 【請求項2】 前記音声スイッチ部は、 受話音声のパワーを算出する第1のパワー算出部と、 送話音声のパワーを算出する第2のパワー算出部と、 複数の判定基準を持ち、前記第1及び第2のパワー算出
    部の出力を受けて、受話/送話の何れを通過させるかを
    判断する判定部と、該判定部の判定基準を切り替える判
    定基準切り替え部とにより構成される判定基準切り替え
    手段と、 前記判定部の判定結果に応じて受話音声を抑圧する受話
    音声抑圧部と、 前記判定部の判定結果に応じて送話音声を抑圧する送話
    音声抑圧部とにより構成されることを特徴とする請求項
    1記載のハンズフリー電話機。
  3. 【請求項3】 前記判定基準切り替え手段を外部より操
    作できる判定基準切り替えスイッチを有することを特徴
    とする請求項1乃至2の何れかに記載のハンズフリー電
    話機。
  4. 【請求項4】 現在選択されている判定部の判定基準を
    通話相手に通知する判定モード通知部と、通話相手の判
    定モードを監視する判定モード監視部と、 相手の状態に応じて判定基準を自動的に切り替える切り
    替え手段とを設けたことを特徴とする請求項1乃至2の
    何れかに記載のハンズフリー電話機。
  5. 【請求項5】 前記複数の判定基準として、受話優先方
    式とレベル優先方式を用い、前記判定基準切り替え手段
    は、通話相手の状況に応じて何れか一方を選択すること
    を特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載のハンズフ
    リー電話機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003125461A (ja) * 2001-08-06 2003-04-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd ハンズフリー通話システムおよびハンズフリー通話システムにおける中継装置

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