JPH10135163A - 半導体基板上の金属膜研磨用組成物及びこれを使用した半導体基板上の金属膜の平坦化方法 - Google Patents

半導体基板上の金属膜研磨用組成物及びこれを使用した半導体基板上の金属膜の平坦化方法

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JPH10135163A
JPH10135163A JP23088997A JP23088997A JPH10135163A JP H10135163 A JPH10135163 A JP H10135163A JP 23088997 A JP23088997 A JP 23088997A JP 23088997 A JP23088997 A JP 23088997A JP H10135163 A JPH10135163 A JP H10135163A
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metal film
oxide
polishing
metal
cerium oxide
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Yoshiaki Sakatani
能彰 酒谷
Kazumasa Ueda
和正 上田
Yoshiaki Takeuchi
美明 竹内
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Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
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  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体基板に於ける金属膜に対し高速研磨能
を有すると共に、優れた金属膜/絶縁膜の研磨選択性を
有する研磨用組成物を提供する。 【解決手段】 (A)平均粒子径が3μ以下の酸化セリ
ウム又は酸化セリウムを主成分とする金属酸化物よりな
る研磨材、および(B)酸化剤よりなる研磨用組成物を
用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体基板上に形成
された金属膜を、欠陥を発生させずに高速に研磨し、し
かも金属膜/絶縁膜の研磨選択性に優れ、絶縁膜表面の
欠陥の発生を抑制し得る研磨用組成物、ならびにかかる
研磨用組成物を用い半導体基板上に形成された金属膜を
平坦化する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】LSI技術の急速な進展により、集積回
路はますます微細化や多層配線化の傾向にある。集積回
路に於ける多層配線化は半導体表面の凹凸を極めて大き
くし、かかる凹凸による段差の存在が、配線の段切れや
抵抗値の増大を招き、集積回路の微細化とも相まって断
線や電流容量の低下、エレクトロマイグレーションの発
生などをもたらし、歩留まりの低下や信頼性上の問題を
きたす原因となっている。この為、多層配線基板におけ
る金属配線や層間絶縁膜を平坦化し、各層間の凹凸を無
くす平坦化技術が必要となってきている。平坦化加工技
術は種々開発されてきており、その一つにCMP(ケミ
カルメカニカルポリッシング)技術がある。この技術は
半導体製造において、層間絶縁膜の平坦化、埋め込み配
線形成、プラグ形成等に必要となる技術である。
【0003】CMPは、通常半導体材料からなる平坦な
ウェハーを、湿ったポリッシングパッドに対して下方に
一定の圧力を掛けながら保持し、ポリッシングパッドを
貼り付けたポリッシングプラテンおよびウェハーを保持
したウェハーキャリアーが各々回転することにより行わ
れる。またこの時ウェハーとポリッシングパットの間に
導入される研磨材により、配線や絶縁膜の凸部を研磨し
平坦化を行う。導入される研磨材の材質・粒度・添加剤
などにより研磨速度や研磨面の表面状態が大きく影響さ
れる。
【0004】図1に従来のCMP技術を用いた埋め込み
金属配線の形成の一例(断面図)を示す。まずはじめに
図1(A)のようにシリコン基板等の半導体基板1上
に、絶縁膜2を形成しこれを平坦化する。絶縁膜用の研
磨材組成物としては、コロイダルシリカにKOH等のア
ルカリ性成分を混合したものや、酸化セリウムなどが一
般に用いられる。次に図1(B)に示すようにフォトリ
ソグラフィー法およびエッチング法で、絶縁膜2に金属
配線用の溝、あるいは接続配線用の開口部を形成する。
次に図1(C)に示すように絶縁膜2に形成した溝ある
いは開口部に埋め込んだ金属膜とシリコン基板との接触
抵抗を低下させる目的で、更には金属膜と絶縁膜が相互
拡散や反応をしないように、スパッタリングやCVD等
の方法により、チタニウムTi等よりなるコンタクトメ
タル層3や窒化チタニウムTiN等よりなるバリヤーメ
タル層4を形成する。次に図1(D)に示すように絶縁
膜2に形成した溝あるいは開口部に厚みが絶縁膜2に形
成した溝や開口部の高さ以上となるように、配線用の金
属膜5を埋め込む。金属膜として、タングステンW、ア
ルミニウムAl、銅Cu等が用いられる。次に図1
(E)に示すように溝または開口部以外の余分な金属膜
を研磨により取り除く。金属膜の研磨には、酸化アルミ
ニウム又は酸化ケイ素の研磨材に水と過酸化水素等の酸
化剤よりなる研磨用組成物が使用されている。
【0005】金属膜5の研磨材として酸化アルミニウ
ム、例えば結晶形がα型の酸化アルミニウムを用いた場
合には硬度が高く、高い研磨速度を示す反面、金属膜5
や絶縁膜2の表面にマイクロスクラッチやオレンジピー
ル等の欠陥を発生させるとの不都合が生じる。他方α型
に比べ軟らかいγ型等の酸化アルミニウム(遷移アルミ
ナ)や非晶質の酸化アルミニウムや酸化ケイ素を用いた
場合では、金属膜5や絶縁膜2の表面にマイクロスクラ
ッチやオレンジピール等の欠陥の発生を抑えることはで
きるものの、金属膜5の研磨に際して十分な研磨速度が
得られないとの不都合が生じる。
【0006】酸化セリウムを主成分とする研磨用組成物
は絶縁膜用の研磨材として広く知られている。特表平7
−502778号公報には、約30〜50重量%の酸化
セリウム、約8〜20重量%のヒュームドシリカ、約1
5〜45重量%の沈殿シリカから成る、pH4〜12の
研磨用組成物が開示されており、絶縁膜の研磨に使用さ
れる他、タングステン等の金属膜の研磨に用いられうる
ことが記されているが、これら公知の酸化セリウム含有
研磨用組成物を金属膜の研磨用組成物として適用するこ
とは、絶縁膜に対する研磨速度が大きく、金属膜/絶縁
膜の研磨選択性が不良であるとの問題があった。さらに
特開平8−153696号公報には、Na等不純物含有
量の少ない酸化セリウムを用いて、pH3〜14の中性
でない領域で、有機・無機絶縁膜の研磨用組成物として
適用することが開示されているが、半導体基板上の金属
膜に対して適用することについては教示されていない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】半導体製造工程におけ
る金属膜の平坦化方法において、従来の研磨材を用いた
研磨では、研磨面に欠陥が発生する、研磨速度が遅い、
金属膜/絶縁膜の研磨選択性が悪い等の問題があった。
本発明の課題は、半導体基板上に形成された金属膜を欠
陥を発生させずに高速に研磨し、しかも金属膜/絶縁膜
の研磨選択性にも優れ、絶縁膜表面の欠陥の発生をも抑
え、研磨後の基板表面を平滑にし得る研磨用組成物、な
らびにかかる研磨用組成物を用い半導体基板上に形成さ
れた金属膜の平坦化方法を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は
(A)平均粒子径が3μm以下の酸化セリウム又は酸化
セリウムを主成分とする金属酸化物よりなる研磨材、お
よび(B)酸化剤より成ることを特徴とする半導体基板
上の金属膜研磨用組成物を提供するにある。
【0009】更に本発明は、半導体基板上に形成された
金属膜を、(A)平均粒子径が3μm以下の酸化セリウ
ム又は酸化セリウムを主成分とする金属酸化物よりなる
研磨材、および(B)酸化剤より成る研磨用組成物のス
ラリーを用い、pH7以下で研磨することを特徴とする
半導体基板上の金属膜の平坦化方法を提供するものであ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の半導体基板上の金属膜研
磨用組成物は、水と研磨材と酸化剤を必須成分とするも
のであり、本発明に用いる研磨材は、光散乱法(マイク
ロトラック)により測定した平均粒子径(平均二次粒子
径)が約3μm以下、好ましくは約0.2〜約1.5μ
mの酸化セリウム又は酸化セリウムを主成分とする金属
酸化物を用いる。研磨材の平均粒子径が約3μmより大
きいと研磨面にスクラッチやオレンジピール等の欠陥が
生じる。酸化セリウムを主成分とする金属酸化物とは、
酸化セリウムを約50重量%以上、好ましくは約60重
量%以上有するものである。酸化セリウムの量がこれよ
り少ない場合、例えば40重量%或いは30重量%に於
いても研磨効果はあるが、研磨速度は遅くなる。
【0011】本発明に用いられる酸化セリウム以外の金
属酸化物としては、酸化アルミニウム、酸化ケイ素、酸
化チタンあるいは酸化ジルコニウムから選ばれた少なく
とも一種の酸化物であり、好ましくは酸化アルミニウム
の結晶形が遷移アルミナ(結晶形:γ, δ, θ, κ, σ
型)或いは非晶質のものが推奨される。遷移アルミナを
用いた場合には研磨後の研磨面の状態が極めて良好とな
る。しかしα型の酸化アルミニウムが混入すると、研磨
面に欠陥が発生するとの不都合を生じる場合がある。当
該金属酸化物の製法としては、公知の方法が適用できる
が、例えば金属アルコキシドをアルコール中で加水分解
するアルコキシド法、金属化合物を気化させ酸水素炎中
で燃焼加水分解する気相法等を挙げることができる。
【0012】本発明の酸化セリウムを主成分とする研磨
材は、酸化セリウム粉末と金属酸化物粉末を乾式又は湿
式で均一混合することにより製造することができる。本
発明の酸化セリウムの製法として、例えばセリウム塩化
物を原料とした乾燥酸化法、空気酸化法、塩素法、リン
酸塩を原料としたリン酸塩法、バストネサイト鉱石原料
とする製造方法等公知の方法が挙げられる。酸化セリウ
ム粉末としては市販されているものも用いることがで
き、例えばフジミインコーポレーテッド製のレミロック
ス(商品名)やローヌプーラン社製のOPALINE
(商品名)等の酸化セリウムが挙げられる。
【0013】本発明の半導体基板上の金属膜研磨用組成
物において、スラリーのpHは約7以下、好ましくは約
5以下、より好ましくは約4以下で用いる。スラリーp
Hが7を越えると、研磨後の金属膜の表面状態が悪化す
るとの不都合を生じる。スラリーのpHは、添加する酸
化剤の種類、量に依存するが、当該酸化剤が安定なpH
領域において、公知の酸、アルカリ成分によりpHを調
整することが可能である。
【0014】本発明の半導体基板上の金属膜研磨用組成
物において酸化剤は必須である。酸化剤を添加すること
により難削性の金属膜の表面を酸化しながら研磨し研磨
速度を向上させることができる。用いられる酸化剤とし
ては公知の酸化剤、例えば過酸化水素、硝酸鉄、沃素
酸、沃素酸塩等が挙げられ、好ましくは過酸化水素及び
硝酸鉄が挙げられる。添加量としては金属膜研磨用組成
物に対して約0.5重量%または容量%〜約15重量%
または容量%の範囲で添加するのが望ましい。また添加
の時期であるが、酸化剤の変質等が無ければ特に制限を
受けないが、研磨直前に添加するのが望ましい。
【0015】当該研磨材を半導体基板上に形成された金
属膜の平坦化に用いる場合には、当該研磨材と酸化剤を
水に分散させた研磨用組成物としてスラリー状で用い
る。酸化剤が溶液状である場合は必ずしも水を必要とし
ない。研磨用組成物の形成は研磨材と酸化剤および水を
同時に混合・分散してもよいし、研磨材と水、研磨材と
酸化剤、酸化剤と水を予め混合しておいた後、研磨組成
物として研磨適用時に不足する他の成分を混合し、分散
使用することもできる。 スラリーにする分散方法とし
ては、例えば、ホモジナイザー、超音波、湿式媒体ミル
等による分散方法が挙げられる。スラリー濃度(研磨用
組成物中の研磨材含有量)としては通常約1〜30重量
%で用いられる。本発明の研磨用組成物には必要に応じ
て分散剤、沈降防止剤および消泡剤等の公知の添加剤を
添加して使用することも勿論可能である。
【0016】このようにして調整された本発明の研磨用
組成物は半導体基板上に形成された金属膜の平坦化に適
用される。この場合の研磨用組成物のスラリーpHは、
通常約7以下、好ましくは約5以下で使用される。研磨
対象となる半導体基板上の金属膜は、特に制限されない
が、例えば、タングステンW,アルミニウムAl, 銅C
u,チタニウムTiやこれらの合金等の公知の配線、プ
ラグ用、コンタクトメタル用の金属膜が挙げられる。
【0017】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、酸化セリ
ウム又は酸化セリウムを主成分とする金属酸化物に酸化
剤を混合し、このスラリーのpHを約7以下、普通には
約5以下に調整して用いるという簡単な方法で、高速で
金属膜を研磨し得ると共に金属膜/絶縁膜の研磨選択性
に優れた半導体基板用の金属膜研磨用組成物となること
を見い出したものであり、半導体基板上の金属膜の研磨
は勿論のこと、磁気デイスク基板や金属の表面処理用の
研磨用組成物としても適用可能でその産業上における利
用価値は頗る大なるものである。
【0018】
【実施例】以下、本発明を実施例を挙げて説明するが、
本発明はこれらによって制限されるものではない。尚、
本発明に於ける測定は以下の方法により実施した。
【0019】平均粒子径(平均二次粒子径):マイクロ
トラックMKII粒度分析計(SPAモデル7997−
20 日機装株式会社製)により累積50%径を測定し
た。
【0020】実施例1 平均粒子径0.3μmの酸化セリウム粉末9gを水14
1gに分散させ6重量%の研磨スラリー150gを得、
このスラリーに酸化剤として硝酸鉄九水和物の10重量
%水溶液150gを混合し(混合比1:1、スラリー濃
度3重量%、pH=1.1)、タングステン膜、チタニ
ウム膜及びシリコン酸化膜の研磨した。タングステン膜
およびチタニウム膜の場合、膜厚約0.8μmの膜を加
工圧力300g/cm2 、定盤回転数200rpmの条
件下で、研磨布にSUBA800(商品名、ロデール
社)を用いて行った。一方シリコン酸化膜の場合、膜厚
約1μmの膜を加工圧力300g/cm2 、定盤回転数
140rpmの条件下で、研磨布にSUBA800(商
品名、ロデール社)を用いて行った。測定条件を表1、
測定結果を表2に示す。
【0021】実施例2 平均粒子径2.5μmの酸化セリウム粉末(商品名:レ
ミロックス、フジミインコーポレーテッド製)9gを用
いて実施例1と同様の方法で研磨スラリー150gを
得、このスラリーに酸化剤として硝酸鉄九水和物の10
重量%水溶液150gを混合し(混合比1:1、スラリ
ー濃度3重量%、pH=1.1)、実施例1と同条件で
タングステン膜、チタニウム膜及びシリコン酸化膜を研
磨した。測定条件を表1、測定結果を表2に示す。
【0022】実施例3 実施例2と同じ酸化剤添加前のスラリー150gに、酸
化剤として30%過酸化水素水を97.05g、水を5
2.95g(過酸化水素添加量約10容量%、スラリー
濃度3重量%)を混合し、硝酸によりpHを3.8に調
整後、実施例1と同条件でタングステン膜、チタニウム
膜及びシリコン酸化膜を研磨した。測定条件を表1、測
定結果を表2に示す。
【0023】実施例4 実施例2と同じ酸化剤添加前のスラリー150gに、酸
化剤として30%過酸化水素水を97.05g、水を5
2.95g(過酸化水素添加量約10容量%、スラリー
濃度3重量%)を混合し、アンモニア水によりpHを
7.0に調整後、実施例1と同条件でタングステン膜、
チタニウム膜及びシリコン酸化膜を研磨した。測定条件
を表1、測定結果を表2に示す。
【0024】実施例5 平均粒子径0.40μmのγ−アルミナ粉末3.6g
に、平均粒子径0.3μmの酸化セリウム粉末5.4g
(酸化セリウム含有量60重量%)混合し、この混合粉
末9gを用いた他は実施例1と同様の方法で研磨スラリ
ー150gを得、このスラリーに酸化剤として硝酸鉄九
水和物の10重量%水溶液150gを混合し(混合比
1:1、スラリー濃度3重量%、pH=1.1)、実施
例1と同条件でタングステン膜、チタニウム膜及びシリ
コン酸化膜を研磨した。測定条件を表1、測定結果を表
2に示す。
【0025】実施例6 平均粒子径0.40μmのγ−アルミナ粉末4.5g
に、平均粒子径0.3μmの酸化セリウム粉末4.5g
(酸化セリウム含有量50重量%)混合し、この混合粉
末9gを用いた他は実施例1と同様の方法で研磨スラリ
ー150gを得、このスラリーに酸化剤として硝酸鉄九
水和物の10重量%水溶液150gを混合し(混合比
1:1、スラリー濃度3重量%、pH=1.1)、実施
例1と同条件でタングステン膜、チタニウム膜及びシリ
コン酸化膜を研磨した。測定条件を表1、測定結果を表
2に示す。
【0026】比較例1 実施例2と同じ酸化剤添加前のスラリー150gに、酸
化剤として30%過酸化水素水を97.05g、水を5
2.95g(過酸化水素添加量約10容量%、スラリー
濃度3重量%)を混合し、アンモニア水によりpHを
9.0に調整後、実施例1と同条件でタングステン膜、
チタニウム膜及びシリコン酸化膜を研磨した。測定条件
を表1、測定結果を表2に示す。
【0027】比較例2 平均粒子径3.5μmの酸化セリウム粉末9gを用いて
実施例1と同様の方法で研磨スラリー150gを得、こ
のスラリーに酸化剤として硝酸鉄九水和物の10重量%
水溶液150gを混合し(混合比1:1、スラリー濃度
3重量%、pH=1.1)、実施例1と同条件でタング
ステン膜、チタニウム膜及びシリコン酸化膜を研磨し
た。測定条件を表1、測定結果を表2に示す。
【0028】比較例3 平均粒子径0.40μmのγ−アルミナ粉末7.2g
に、平均粒子径0.3μmの酸化セリウム粉末1.8g
(酸化セリウム含有量20重量%)混合し、この混合粉
末を用いた他は実施例1と同様の方法で研磨スラリー1
50gを得、このスラリーに酸化剤として硝酸鉄九水和
物の10重量%水溶液150gを混合し(混合比1:
1、スラリー濃度3重量%、pH=1.1)、実施例1
と同条件でタングステン膜、チタニウム膜及びシリコン
酸化膜を研磨した。測定条件を表1、測定結果を表2に
示す。
【0029】比較例4 平均粒子径0.3μmの酸化セリウム粉末9gを水29
1gに分散させ3重量%の研磨スラリー300gを得、
硝酸によりpHを1.2に調整後、実施例1と同条件で
タングステン膜、チタニウム膜及びシリコン酸化膜を研
磨した。測定条件を表1、測定結果を表2に示す。
【0030】比較例5 平均粒子径2.5μmの酸化セリウム粉末(商品名:レ
ミロックス、フジミインコーポレーテッド製)9gを水
291gに分散させ3重量%の研磨スラリー300gを
得、硝酸によりpHを3.8に調整後、実施例1と同条
件でタングステン膜、チタニウム膜及びシリコン酸化膜
を研磨した。測定条件を表1、測定結果を表2に示す。
【0031】比較例6 平均粒子径0.40μmのγ−アルミナ9gを用いて実
施例1と同様の方法で研磨スラリーを得、このスラリー
に酸化剤として硝酸鉄九水和物の10重量%水溶液15
0gを混合し(混合比1:1、スラリー濃度3重量%、
pH=1.1)、実施例1と同条件でタングステン膜、
チタニウム膜及びシリコン酸化膜を研磨した。測定条件
を表1、測定結果を表2に示す。
【0032】比較例7 平均粒子径0.39μmのα−アルミナ9gを用いて実
施例1と同様の方法で研磨スラリーを得、このスラリー
に酸化剤として硝酸鉄九水和物の10重量%水溶液15
0gを混合し(混合比1:1、スラリー濃度3重量%、
pH=1.1)、実施例1と同条件でタングステン膜、
チタニウム膜及びシリコン酸化膜を研磨した。測定条件
を表1、測定結果を表2に示す。
【0033】
【表1】
【0034】
【表2】 表面状態の欄の記号 ◎:特に優れた鏡面状態、○:優れた鏡面状態、 ×:非鏡面状態 を示す。
【図面の簡単な説明】
【図1】CMP技術を用いた金属配線の形成例を示す概
略断面図である。
【符号の説明】
1.半導体基板 2.絶縁膜 3.コンタクトメタル層 4.バリヤーメタル層 5.金属膜

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)平均粒子径が3μm以下の酸化セ
    リウム又は酸化セリウムを主成分とする金属酸化物より
    なる研磨材、および(B)酸化剤より成ることを特徴と
    する半導体基板上の金属膜研磨用組成物。
  2. 【請求項2】 酸化セリウムを主成分とする金属酸化物
    の酸化セリウムの含有量が50重量%以上であり、酸化
    セリウム以外の金属酸化物が酸化アルミニウム、酸化ケ
    イ素、酸化チタンおよび酸化ジルコニウムからなる群れ
    から選ばれた少なくとも一種の酸化物であることを特徴
    とする請求項1記載の金属膜研磨用組成物。
  3. 【請求項3】 酸化剤が過酸化水素、硝酸鉄、沃素酸お
    よび沃素酸塩からなる群れから選ばれた少なくとも1種
    であることを特徴とする請求項1記載の金属膜研磨用組
    成物。
  4. 【請求項4】 酸化セリウム以外の金属酸化物が酸化ア
    ルミニウムであることを特徴とする請求項1記載の金属
    膜研磨用組成物。
  5. 【請求項5】 酸化アルミニウムが遷移アルミナおよび
    /または非晶質アルミナであることを特徴とする請求項
    1記載の金属膜研磨用組成物。
  6. 【請求項6】 研磨用組成物がスラリー状であることを
    特徴とする請求項1記載の金属膜研磨用組成物。
  7. 【請求項7】 スラリーのpHが7以下であることを特
    徴とする請求項6記載の金属膜研磨用組成物。
  8. 【請求項8】 スラリー濃度(スラリー中に含有される
    研磨材の量)が、1〜30重量%であることを特徴とす
    る請求項6または7記載の金属膜研磨用組成物。
  9. 【請求項9】 半導体基板上に形成された金属膜を、
    (A)平均粒子径が3μm以下の酸化セリウム又は酸化
    セリウムを主成分とする金属酸化物よりなる研磨材、お
    よび(B)酸化剤より成る研磨用組成物のスラリーを用
    い、pH7以下で研磨することを特徴とする半導体基板
    上の金属膜の平坦化方法。
  10. 【請求項10】 金属膜研磨用組成物を構成する酸化剤
    が過酸化水素、硝酸鉄、沃素酸および沃素酸塩からなる
    群れから選ばれた少なくとも1種であることを特徴とす
    る請求項9記載の半導体基板上の金属膜の平坦化方法。
  11. 【請求項11】 研磨に用いる金属膜研磨用組成物のス
    ラリーpHが5以下であることを特徴とする請求項9記
    載の半導体基板上の金属膜の平坦化方法。
JP23088997A 1996-09-03 1997-08-27 半導体基板上の金属膜研磨用組成物及びこれを使用した半導体基板上の金属膜の平坦化方法 Pending JPH10135163A (ja)

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JP (1) JPH10135163A (ja)

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