JPH10135125A - ガス処理方法および装置 - Google Patents

ガス処理方法および装置

Info

Publication number
JPH10135125A
JPH10135125A JP30549096A JP30549096A JPH10135125A JP H10135125 A JPH10135125 A JP H10135125A JP 30549096 A JP30549096 A JP 30549096A JP 30549096 A JP30549096 A JP 30549096A JP H10135125 A JPH10135125 A JP H10135125A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
processing
gas
supplying
processing chamber
chamber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP30549096A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3305215B2 (ja
Inventor
Masami Akumoto
正巳 飽本
Yoichi Deguchi
洋一 出口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Electron Ltd
Original Assignee
Tokyo Electron Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Electron Ltd filed Critical Tokyo Electron Ltd
Priority to JP30549096A priority Critical patent/JP3305215B2/ja
Priority to US08/959,839 priority patent/US6024502A/en
Priority to SG1997003897A priority patent/SG67433A1/en
Priority to TW086116059A priority patent/TW466579B/zh
Priority to KR1019970056977A priority patent/KR100379649B1/ko
Publication of JPH10135125A publication Critical patent/JPH10135125A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3305215B2 publication Critical patent/JP3305215B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】パーティクルの付着や処理の不均一等が生じ
ず、良好なガス処理を行うことができるガス処理方法お
よび装置を提供すること。 【解決手段】処理室71内の被処理体Wの中央部に、被処
理体Wに対して垂直に処理ガスを供給してガス処理を実
施する工程と、ガス処理終了後、処理室71内に被処理体
Wに対して処理ガスよりも傾いた角度で置換ガスを供給
する工程と、処理ガスを供給する際および置換ガスを供
給する際に、処理室71内を排気する工程とによりガス処
理が終了する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、例えば半導体ウエ
ハやLCD基板等の被処理体に対してアドヒージョン処
理のようなガス処理を施すガス処理方法および装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイスの製造工程においては、
シリコン基板に代表される半導体ウエハに対し、処理液
例えばフォトレジスト液を塗布し、フォトリソグラフィ
技術を用いて回路パターン等を縮小してフォトレジスト
膜を露光し、これを現像処理する一連の処理を施す工程
が存在する。
【0003】このような塗布・現像を行う処理システム
は、被処理体としての半導体ウエハをカセットから搬出
し、カセットへ搬入するカセット・ステーションと、ウ
エハを洗浄する洗浄ユニットと、ウエハの表面を疎水化
処理するアドヒージョンユニットと、ウエハを所定温度
に冷却する冷却ユニット、ウエハの表面にレジスト液を
塗布するレジスト塗布ユニットと、レジスト液塗布の前
後でウエハを加熱するプリベークまたはポストベークを
行うベーキングユニットと、ウエハの周縁部のレジスト
を除去するための周辺露光ユニットと、隣接する露光装
置との間でウエハの受渡しを行うためのウエハ受渡し台
と、露光処理済みのウエハを現像液に晒してレジストの
感光部または非感光部を選択的に現像液に溶解せしめる
現像ユニットとを一体に集約化した構成を有しており、
これにより作業の向上を図っている。
【0004】ところで、このような処理システムにおい
て実施されるアドヒージョン処理は、処理室内に水平に
配置された半導体ウエハにHMDSガス供給し、熱処理
を行うことにより、親水性の半導体ウエハの表面を疎水
性に変化させる処理であり、具体的には酸化膜基板下地
のOH基結合を化学的に分離し、水分を除去することが
できる。
【0005】この処理においては、まず半導体ウエハを
載置台上に載置し、処理室内を排気する。次に、処理室
内にHMDSガスを導入してHMDSを半導体ウエハに
塗布する。この処理が終了後、HMDS雰囲気が大気中
へ放出されないように、排気機構によりHMDSを強制
的に排出するとともに、処理室内へN2ガスのような置
換ガスを導入し、配管内および処理室内をパージする。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなアドヒージョン処理を行う場合に、置換ガスは比較
的大きな流量で供給するため、供給の仕方によっては、
パーティクルを生じさせるおそれがあり、被処理体であ
る半導体ウエハにパーティクルが付着してしまう可能性
がある。
【0007】また、半導体ウエハは、載置台に載置され
た後、その周囲に配置された位置決め部材で位置決めさ
れているため、排気の仕方によっては、処理ガスである
HMDSガスの流れが不均一になって均一処理をするこ
とができないおそれがある。
【0008】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であって、パーティクルの付着や処理の不均一等が生じ
ず、良好なガス処理を行うことができるガス処理方法お
よび装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、第1発明は、処理室内の被処理体に対して処理ガス
を供給してガス処理を実施する工程と、ガス処理終了
後、前記処理室内に置換ガスを供給する工程と、前記処
理ガス供給する際および前記置換ガスを供給する際に、
前記処理室内を排気する工程と、を有し、前記処理ガス
と前記置換ガスとを互いに異なる流路を通って供給する
ことを特徴とするガス処理方法を提供する。
【0010】第2発明は、処理室内の被処理体の中央部
に、被処理体に対して垂直に処理ガスを供給してガス処
理を実施する工程と、ガス処理終了後、前記処理室内に
前記被処理体に対して前記処理ガスよりも傾いた角度で
置換ガスを供給する工程と、前記処理ガスを供給する際
および前記置換ガスを供給する際に、前記処理室内を排
気する工程と、を有することを特徴とするガス処理方法
を提供する。第3発明は、上記いずれかの方法におい
て、前記排気が、前記被処理体よりも上方に設けられた
排出口からなされることを特徴とするガス処理方法を提
供する。
【0011】第4発明は、処理室と、処理室内に被処理
体を水平に支持する被処理体支持機構と、前記処理室内
の被処理体に、それに対して垂直に処理ガスを供給する
処理ガス供給系と、前記処理ガス供給系よりも傾いた角
度で処理室内に置換ガスを供給する置換ガス供給系と、
処理室内を排気するための排気機構と、を具備すること
を特徴とするガス処理装置を提供する。
【0012】第5発明は、第4発明の装置において、前
記排気機構が、前記処理室内に被処理体支持機構により
支持された被処理体よりも上方に設けられた排気口を有
することを特徴とするガス処理装置を提供する。
【0013】第6発明は、処理室と、処理室内に被処理
体を水平に支持する被処理体支持機構と、前記処理室内
の被処理体に、処理ガスを供給する処理ガス供給系と、
前記処理室内に置換ガスを供給する置換ガス供給系と、
処理室内を排気するための排気機構とを具備し、前記被
処理体支持機構は、基台と、前記被処理体の周囲に前記
被処理体の上方に突出して設けられ、前記被処理体を位
置決めする複数の位置決め部材と、を有し、前記排気機
構は、前記処理室内に被処理体支持機構により支持され
た被処理体よりも上方に設けられた排気口を有すること
を特徴とするガス処理装置を提供する。第7発明は、第
6発明の装置において、前記被処理体支持機構は、前記
基台と前記被処理体との間に間隙を形成するスペーサを
さらに有することを特徴とするガス処理装置を提供す
る。
【0014】第1発明においては、処理ガスと置換ガス
とを互いに異なる流路を通って供給するので、置換ガス
の流路を被処理体に対して悪影響を及ぼさないように設
定することができる。
【0015】第2発明および第4発明においては、被処
理体の中央部に、被処理体に対して垂直に処理ガスを供
給することで、被処理体の中央から周囲に向かって均一
に処理ガスを供給することができ、均一なガス処理が実
現される。また、置換ガスを処理ガスよりも傾いた角度
で供給することにより、置換ガスが被処理体に及ぼす衝
撃が少なくなり、パーティクル等の被処理体に対する悪
影響を回避することができる。
【0016】第3発明および第5発明においては、ガス
の排気を被処理体よりも上方に設けられた排出口から行
うので、被処理体の支持機構等に妨げられることなく排
気を行うことができ、一層均一な処理を行うことができ
る。
【0017】第6発明においては、被処理体支持機構
は、被処理体の周囲に前記被処理体の上方に突出して被
処理体を位置決めする複数の位置決め部材を有し、排気
機構は、処理室内に被処理体支持機構により支持された
被処理体よりも上方に設けられた排気口を有するので、
位置決め部材に妨げられることなく排気口を介して排気
することができる。したがって、処理ガスを均一に供給
することができ、均一な処理を実現することができる。
【0018】第7発明においては、被処理体支持機構が
さらに、基台と被処理体との間に間隙を形成するスペー
サを有するので、被処理体裏面のパーティクル付着を有
効に防止することができ、被処理体に対する悪影響を回
避することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明のガス処理方法およ
び装置を半導体ウエハへのレジスト塗布・現像処理シス
テムのアドヒージョン処理ユニットに適用した実施形態
を添付図面に基いて詳細に説明する。図1は本実施の形
態に係るアドヒージョン処理ユニットが組み込まれたレ
ジスト塗布・現像処理システムを示す概略平面図、図2
は図1の正面図、図3は図1の背面図である。
【0020】この処理システムは、カセットステーショ
ン10と、複数の処理ユニットを有する処理ステーショ
ン20と、処理ステーション20と隣接して設けられる
露光装置(図示せず)との間でウエハWを受け渡すため
のインター・フェース部30とを具備している。
【0021】上記カセットステーション10は、被処理
体としての半導体ウエハWを複数枚例えば25枚単位で
ウエハカセット1に搭載された状態で他のシステムから
このシステムへ搬入またはこのシステムから他のシステ
ムへ搬出したり、ウエハカセット1と処理ステーション
20との間でウエハWの搬送を行うためのものである。
【0022】このカセットステーション10において
は、図1に示すように、カセット載置台2上に図中X方
向に沿って複数(図では4個)の突起3が形成されてお
り、この突起3の位置にウエハカセット1がそれぞれの
ウエハ出入口を処理ステーション20側に向けて一列に
載置可能となっている。ウエハカセット1においてはウ
エハWが垂直方向(Z方向)に配列されている。また、
カセットステーション10は、ウエハカセット載置台2
と処理ステーション20との間に位置するウエハ搬送機
構4を有している。このウエハ搬送機構4は、カセット
配列方向(X方向)およびその中のウエハWのウエハ配
列方向(Z方向)に移動可能なウエハ搬送用アーム4a
を有しており、このアーム4aによりいずれかのウエハ
カセット1に対して選択的にアクセス可能となってい
る。また、ウエハ搬送用アーム4aは、θ方向に回転可
能に構成されており、後述する処理ステーション20側
のグループG3に属するアライメントユニット(ALI
M)およびエクステンションユニット(EXT)との間
でウエハWを搬送することができる。
【0023】上記処理ステーション20は、半導体ウエ
ハWへ対して塗布・現象を行う際の一連の工程を実施す
るための複数の処理ユニットを備え、これらが所定位置
に多段に配置されており、これらにより半導体ウエハW
が一枚ずつ処理される。この処理ステーション20は、
図1に示すように、中心部に垂直方向に移動可能な主ウ
エハ搬送機構21が設けられ、この主ウエハ搬送機構2
1のウエハ搬送空間22の周りに全ての処理ユニットが
配置されている。これら複数の処理ユニットは、複数の
処理部に分かれており、各処理部は複数の処理ユニット
が鉛直方向に沿って多段に配置されている。この態様に
おいては、5個の処理部G1,G2,G3,G4および
G5がウエハ搬送路22の周囲に配置されており、ウエ
ハ搬送路22が略閉鎖された空間となっている。
【0024】これらのうち、処理部G1,G2はシステ
ム正面(図1において手前)側に並列に配置され、処理
部G3はカセットステーション10に隣接して配置さ
れ、処理部G4はインター・フェース部30に隣接して
配置され、処理部G5は背部側に配置されている。
【0025】この場合、図2に示すように、処理部G1
では、カップ23内でウエハWをスピンチャック(図示
せず)に載置して所定の処理を行う2台のスピナ型処理
ユニットが上下に配置されており、この態様において
は、ウエハWにレジストを塗布するレジスト塗布ユニッ
ト(COT)およびレジストのパターンを現像する現像
ユニット(DEV)が下から順に2段に重ねられてい
る。処理部G2も同様に、2台のスピナ型処理ユニット
としてレジスト塗布ユニット(COT)及び現像ユニッ
ト(DEV)が下から順に2段に重ねられている。この
ようにレジスト塗布ユニット(COT)を下段側に配置
する理由は、レジスト液の廃液が機構的にもメンテナン
スの上でも現像液の廃液よりも本質的に複雑であり、こ
のように塗布ユニット(COT)を下段に配置すること
によりその複雑さが緩和されるからである。しかし、必
要に応じてレジスト塗布ユニット(COT)を上段に配
置することも可能である。
【0026】処理部G3においては、図3に示すよう
に、ウエハWを載置台24(図1参照)に載置して所定
の処理を行うオーブン型の処理ユニット例えばウエハを
冷却するクーリングユニット(COL)、本発明の対象
であるアドヒージョン処理ユニット(AD)、ウエハを
アライメントするアライメントユニット(ALIM)、
ウエハの出し入れを行うエクステンションユニット(E
XT)、ウエハにプリベーク処理を施すプリベーキング
ユニット(PREBAKE)およびウエハにポストベー
ク処理を施すポストベーキングユニット(POBAK
E)が下から順に例えば8段に重ねられている。処理部
G4も同様に、オーブン型処理ユニット例えばクーリン
グユニット(COL)、エクステンション・クーリング
ユニット(EXT・COL)、クーリングユニット(C
OL)、プリベーキングユニット(PREBADE)お
よびポストベーキングユニット(POBAKE)が下か
ら順に例えば8段に重ねられている。
【0027】上記のように処理温度の低いクーリングユ
ニット(COL)、エクステンション・クーリングユニ
ット(EXTCOL)を下段に配置し、処理温度の高い
プリベーキングユニット(PREBAKE)、ポストベ
ーキングユニット(POBAKE)及びアドヒージョン
ユニット(AD)を上段に配置することで、ユニット間
の熱的な相互干渉を少なくすることができる。もちろ
ん、これに限らず、その他の配置とすることも可能であ
る。
【0028】主ウエハ搬送機構21の背部側に位置する
処理部G5も基本的には処理部G3、G4と同様、オー
プン型の処理ユニットが多段に積層された構造を有して
いる。この処理部G5は、案内レール67に沿って主ウ
エハ搬送機構21から見て側方へ移動できるようになっ
ている。したがって、処理部G5をスライドすることに
より空間部が確保されるので、主ウエハ搬送機構21に
対して背後からメンテナンス作業が容易に行うことがで
きる。
【0029】上記インター・フェース部30は、X方向
の長さは処理ステーション20と同じ長さを有してい
る。図1、図2に示すように、このインター・フェース
部30の正面部には、可搬性のピックアップカセット3
1と定置型のバッファカセット32が2段に配置され、
背面部には周辺露光装置33が配設され、中央部には、
ウエハ搬送アーム34が配設されている。このウエハ搬
送アーム34は、X、Z方向に移動して両カセット3
1,32および周辺露光装置33にウエハを搬送可能と
なっている。また、このウエハ搬送アーム34は、θ方
向に回転可能であり、処理ステーション20側の処理部
G4に属するエクステンションユニット(EXT)およ
び隣接する露光装置側のウエハ受渡し台(図示せず)に
もウエハWを搬送可能となっている。
【0030】上記のように構成される処理システムは、
クリーンルーム内に設置され、これによって清浄度を高
めているが、さらにシステム内でも効率的に垂直層流を
供給することによって各部の清浄度を一層高めている。
【0031】次に、本実施の形態に係るアドヒージョン
処理ユニットについて説明する。図4は、アドヒージョ
ン処理ユニット(AD)を示す概略断面図である。この
アドヒージョン処理ユニットは、処理室71を有し、そ
の中に被処理体としての半導体ウエハWが水平に支持さ
れている。
【0032】半導体ウエハWを支持する支持機構72
は、基台73と、基台と前記被処理体との間に間隙を形
成するスペーサ74と、半導体ウエハを位置決めする位
置決め部材75とを備えており、いわゆるプロキシミテ
ィ方式が採用されている。図5に示すように、スペーサ
74は、半導体ウエハWの周囲に複数(図では4つ)設
けられており、各スペーサに対応するように複数の位置
決め部材75が設けられている。これら位置決め部材7
5は、スペーサ74を介在した状態で基台72にねじ止
めされている。また、位置決め部材75は、いわゆる落
とし込みにより半導体ウエハWを保持するようになって
いる。なお、基台72には加熱用のヒータ(図示せず)
が埋設されている。
【0033】処理室71の上部にはプレート76が着脱
自在に設けられており、その上にはガス供給部77およ
びガス排出部78が設けられている。プレート76内は
スペーサ79により空間80が形成されており、この空
間が排ガスの流路となる。また、スペーサ76の底部の
外側には処理室71に連続する孔81が形成されてい
て、この孔81を通って処理室71からの排ガスが空間
80に流れる。
【0034】ガス供給部77には、ガス供給配管82が
接続されており、このガス供給配管82には処理ガスと
してのHMDSガスおよびN2ガスがバルブ83により
選択的に通流され、これらのいずれかガス供給部77に
供給される。ガス供給部77内には配管82に連続する
水平なガス流路84が形成されており、このガス流路8
4の先端付近には、処理室71まで垂直に延びる第1の
ガス供給孔85と、第1のガス供給孔85の両側に放射
状にすなわち傾いた状態で処理室71まで延びる第2の
ガス供給孔86とが連続している。このガス供給部77
には、図示しない切り替え機構が設けられており、これ
によりHMDSガスが供給される場合にはガス供給孔8
5を通り、N2ガスが供給される場合にはガス供給孔8
6を通るように流路が切り替えられる。
【0035】ガス排出部78にはガス排出路87が形成
されており、この排出路87には排気管88が接続され
ている。そして、排気管88にはエジェクター89が接
続されている。前記排出口87はプレート76の空間8
0に接続されている。したがって、処理室71内のガス
は、排気ポンプ89により、孔81、空間80および排
出口87を通って排気管88から排気される。
【0036】上記ガス供給配管82には、上述したよう
にHMDSガスとN2ガスが通流されるが、HMDS
は、図6に示すような装置によりガス化されて供給され
る。この装置は、液体のHMDS91を貯留するジャー
90を有しており、このジャー90にはHMDS供給管
92が底部近傍まで挿入され、この供給管92から液体
状のHMDSが供給される。また、ジャー90内の液面
より上方位置に下端が位置するように、N2ガス供給管
93がジャー90に挿入されている。さらに、N2ガス
供給管より上方に下端が位置するように、HMDSガス
供給管94がジャー90に挿入されている。なお、参照
符号95はオーバーフローを排出するためオーバーフロ
ー配管である。また、ジャー90の上部は蓋96により
密閉されている。
【0037】このような状態でN2ガスを液体のHMD
Sにブローすることにより、溶剤であるHMDSが揮発
し、そのガス状のHMDSがHMDSガス供給管94を
通って供給される。
【0038】次に、このように構成された装置を含む処
理システムの動作について説明する。まず、カセットス
テーション10において、ウエハ搬送機構4のウエハ搬
送用アーム4aがカセット載置台2上の未処理のウエハ
Wを収容しているカセット1にアクセスして、そのカセ
ット1から1枚のウエハWを取り出す。
【0039】ウエハ搬送用アーム4aは、カセット1よ
りウエハWを取り出すと、処理ステーション20側の処
理部G3内に配置されているアライメントユニット(A
LIM)まで移動し、その中のウエハ載置台24上にウ
エハWを載せる。そして、そのウエハWに対して、オリ
フラ合せおよびセンタリングが実行される。その後、主
ウエハ搬送機構21のウエハ搬送体がアライメントユニ
ット(ALIM)に反対側からアクセスし、ウエハ載置
台24からウエハWを受け取る。
【0040】処理ステーション20において、主ウエハ
搬送機構21は、ウエハWを最初に処理部G3に属する
本発明に係るアドヒージョン処理ユニット(AD)に搬
入する。
【0041】ここでは、まず、プレート76をセットし
た状態で、処理室71内をエジェクター89により排気
する。その後、図7の(a)に示すように、配管82を
HMDS側にし、図6の装置により発生したHMDSガ
スを導入する。この場合に、HMDSガスは、ガス流路
84からガス供給孔85を通って、処理室71内の半導
体ウエハWの中央に垂直に供給される。そして、半導体
ウエハWの中央から外側に向かって流れ、さらに上方に
向かい、孔81、空間80、排気口87を通って排気管
88から排気される。
【0042】このように半導体ウエハWの中央から外側
に向けて処理ガスであるHMDSガスが供給され、上方
に排気されるので、極めて均一な疎水化処理を実施する
ことができる。このような排気は、従来下側からなされ
ることが多かったが、その場合には排気流路に位置決め
部材75が存在するため、処理ガスであるHMDSガス
の流れが乱れるおそれがある。これに対して、このよう
に上側へ排気することによりガス流の乱れが発生するこ
となく均一に処理することが可能となる。
【0043】このような処理が終了した後、図7の
(b)に示すように、HMDSガスの雰囲気が大気中へ
放出されないように、エジェクター89で強制的に排気
すると同時に、配管82をN2ガス側に切り替え、置換
ガスであるN2ガスを導入する。この場合に、N2ガス
は、ガス流路84からガス供給孔86を通って、処理室
71内の半導体ウエハWに対して垂直から多少傾いた斜
めの角度で供給される。そして、半導体ウエハWの外側
に向かって流れ、これによりHMDSガスが追い出され
る。追い出されたHMDSガスと置換ガスであるN2ガ
スは、処理室71の外側部分から上方に向かい、孔8
1、空間80、排気口87を通って排気管88から排気
される。
【0044】この場合に、速やかにHMDSを追い出す
ためには、置換ガスであるN2ガスは比較的大流量で流
す必要がある。その場合に、HMDSの流路と同じよう
にガス供給孔85を通って供給すると、N2ガスは半導
体ウエハWに垂直に衝突し、この際にパーティクルを発
生させるおそれがある。これに対して、これとは異なる
ガス供給孔86を通って供給する場合には、半導体ウエ
ハWに対して垂直から多少傾いた斜めの角度となるの
で、半導体ウエハWに当たった際の衝撃も小さく、パー
ティクルの発生を防止することができる。
【0045】このようにしてアドヒージョン処理が終了
した半導体ウエハは、クーリングユニット(COL)内
で冷却された後、塗布ユニット(COT)にて、スピン
コートによりレジスト塗布が実施される。その後、プリ
ベーキングユニット(PREBAKE)内でプリベーク
が実施され、クーリングユニットで冷却された後、周辺
露光装置33による周辺露光が実施される。その後、半
導体ウエハWは隣接する露光装置に搬送され、全面露光
が実施される。
【0046】露光処理が終了すると、インター・フェー
ス部30のウエハ搬送アーム34がウエハWを受け取
り、受け取ったウエハWを処理ステーション20の処理
ユニットグループG4に属するエクステンションユニッ
ト(EXT)へ搬入する。そして、主ウエハ搬送機構2
1がウエハWを受け取り、現像ユニット(DEV)に搬
入し現像処理を行う。現像工程が終了すると、ポストベ
ーキングユニット(POBAKE)によりポストベーク
が実施される。その後クーリングユニット(COL)に
より冷却され、さらにエクステンションユニット(EX
T)の載置台に載置される。そしてカセットステーショ
ン10のアーム4aがウエハWを受け取り、カセット載
置台2上の処理済みウエハ収容用のカセット1の所定の
ウエハ収容溝に入れる。これにより一連の処理が完了す
る。
【0047】なお、本発明は上記実施の形態に限定され
ることなく種々変形が可能である。例えば、上記実施の
形態では、ガス処理としてアドヒージョン処理の場合に
ついて示したが、これに限るものではない。また、この
ように本発明はアドヒージョン処理に限らず他のガス処
理にも適用可能なことから、被処理体も半導体ウエハに
限らず、LCD基板、ガラス基板、CD基板、フォトマ
スク、プリント基板等種々のもの適用可能である。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
パーティクルの付着や処理の不均一等が生じず、良好な
ガス処理を行うことができるガス処理方法および装置が
提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のガス処理装置の一実施形態としてのア
ドヒージョン処理ユニットが適用されたレジスト液塗布
・現像処理システムを示す平面図。
【図2】図1のレジスト液塗布・現像処理システムを示
す側面図。
【図3】図1のレジスト液塗布・現像処理システムを示
す背面図。
【図4】本発明の一実施形態に係るアドヒージョン処理
ユニットを示す概略断面図。
【図5】図4のユニットに用いられる半導体ウエハ支持
機構を説明するための図。
【図6】図4のユニットに用いられるHMDSガス生成
装置を示す断面図。
【図7】図4のユニットの作用を説明するための図。
【符号の説明】
71……処理室 72……半導体ウエハ支持機構 73……基台 74……スペーサ 75……位置決め部材 76……プレート 77……ガス供給部 78……ガス排出部 82……ガス供給配管 84……ガス流路 85、86……ガス供給孔 87……ガス排出口 88……ガス排出管 89……エジェクター

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理室内の被処理体に対して処理ガスを
    供給してガス処理を実施する工程と、 ガス処理終了後、前記処理室内に置換ガスを供給する工
    程と、 前記処理ガス供給する際および前記置換ガスを供給する
    際に、前記処理室内を排気する工程と、を有し、 前記処理ガスと前記置換ガスとを互いに異なる流路を通
    って供給することを特徴とするガス処理方法。
  2. 【請求項2】 処理室内の被処理体の中央部に、被処理
    体に対して垂直に処理ガスを供給してガス処理を実施す
    る工程と、 ガス処理終了後、前記処理室内に前記被処理体に対して
    前記処理ガスよりも傾いた角度で置換ガスを供給する工
    程と、 前記処理ガスを供給する際および前記置換ガスを供給す
    る際に、前記処理室内を排気する工程と、を有すること
    を特徴とする特徴とするガス処理方法。
  3. 【請求項3】 前記排気は、前記被処理体よりも上方に
    設けられた排出口からなされることを特徴とする請求項
    1または請求項2に記載のガス処理方法。
  4. 【請求項4】 処理室と、 処理室内に被処理体を水平に支持する被処理体支持機構
    と、 前記処理室内の被処理体に、それに対して垂直に処理ガ
    スを供給する処理ガス供給系と、 前記処理ガス供給系よりも傾いた角度で処理室内に置換
    ガスを供給する置換ガス供給系と、 処理室内を排気するための排気機構と、を具備すること
    を特徴とするガス処理装置。
  5. 【請求項5】 前記排気機構は、前記処理室内に被処理
    体支持機構により支持された被処理体よりも上方に設け
    られた排気口を有することを特徴とする請求項4に記載
    のガス処理装置。
  6. 【請求項6】 処理室と、 処理室内に被処理体を水平に支持する被処理体支持機構
    と、 前記処理室内の被処理体に、処理ガスを供給する処理ガ
    ス供給系と、 前記処理室内に置換ガスを供給する置換ガス供給系と、 処理室内を排気するための排気機構とを具備し、 前記被処理体支持機構は、基台と、前記被処理体の周囲
    に前記被処理体の上方に突出して設けられ、前記被処理
    体を位置決めする複数の位置決め部材と、を有し、 前記排気機構は、前記処理室内に被処理体支持機構によ
    り支持された被処理体よりも上方に設けられた排気口を
    有することを特徴とするガス処理装置。
  7. 【請求項7】 前記被処理体支持機構は、前記基台と前
    記被処理体との間に間隙を形成するスペーサをさらに有
    することを特徴とする請求項6に記載のガス処理装置。
JP30549096A 1996-11-01 1996-11-01 ガス処理方法および装置 Expired - Fee Related JP3305215B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30549096A JP3305215B2 (ja) 1996-11-01 1996-11-01 ガス処理方法および装置
US08/959,839 US6024502A (en) 1996-11-01 1997-10-29 Method and apparatus for processing substrate
SG1997003897A SG67433A1 (en) 1996-11-01 1997-10-29 Method and apparatus for processing substrate
TW086116059A TW466579B (en) 1996-11-01 1997-10-29 Method and apparatus for processing substrate
KR1019970056977A KR100379649B1 (ko) 1996-11-01 1997-10-31 기판처리방법및기판처리장치

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30549096A JP3305215B2 (ja) 1996-11-01 1996-11-01 ガス処理方法および装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10135125A true JPH10135125A (ja) 1998-05-22
JP3305215B2 JP3305215B2 (ja) 2002-07-22

Family

ID=17945795

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30549096A Expired - Fee Related JP3305215B2 (ja) 1996-11-01 1996-11-01 ガス処理方法および装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3305215B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007324599A (ja) * 2006-06-02 2007-12-13 Semes Co Ltd ベーク装置
US8992687B2 (en) 2007-07-26 2015-03-31 Tokyo Electron Limited Substrate processing apparatus, method for processing substrate, and storage medium

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007324599A (ja) * 2006-06-02 2007-12-13 Semes Co Ltd ベーク装置
US8992687B2 (en) 2007-07-26 2015-03-31 Tokyo Electron Limited Substrate processing apparatus, method for processing substrate, and storage medium

Also Published As

Publication number Publication date
JP3305215B2 (ja) 2002-07-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101059307B1 (ko) 도포 현상 장치 및 도포 현상 방법
US6632281B2 (en) Substrate processing apparatus and substrate processing method
JP5002471B2 (ja) 基板洗浄装置、基板洗浄方法、プログラム及びコンピュータ記憶媒体
JP3926890B2 (ja) 処理システム
JP4148346B2 (ja) 熱処理装置
JP3213748B2 (ja) 処理システム
JPH1079343A (ja) 処理方法及び塗布現像処理システム
JP3774283B2 (ja) 処理システム
JP5371605B2 (ja) 減圧乾燥装置及び減圧乾燥方法
JP3818631B2 (ja) 基板処理装置
US20080196658A1 (en) Substrate processing apparatus including a substrate reversing region
KR19980041991A (ko) 기판처리방법 및 기판처리장치
JP3305215B2 (ja) ガス処理方法および装置
KR101895410B1 (ko) 기판처리장치
JP3562743B2 (ja) 基板処理装置
JP3673397B2 (ja) 基板冷却装置および基板冷却方法
JP3634983B2 (ja) 加熱処理装置
JP3254148B2 (ja) 処理装置
JP3559219B2 (ja) 塗布現像処理システム及び塗布現像処理方法
JP2001093828A (ja) 処理システム
KR102534203B1 (ko) 기판 처리 시스템
JP3254583B2 (ja) 処理システム
KR101884853B1 (ko) 기판 지지 유닛 및 이를 포함하는 기판 처리 장치
JP2000091185A (ja) 基板処理装置および方法
JP2001068525A (ja) 基板搬送装置及び処理システム

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 6

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080510

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 9

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110510

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees