JPH10134376A - サーボ信号処理装置及び光ディスク装置 - Google Patents

サーボ信号処理装置及び光ディスク装置

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JPH10134376A
JPH10134376A JP28274796A JP28274796A JPH10134376A JP H10134376 A JPH10134376 A JP H10134376A JP 28274796 A JP28274796 A JP 28274796A JP 28274796 A JP28274796 A JP 28274796A JP H10134376 A JPH10134376 A JP H10134376A
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JP
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light
offset
focus error
servo
signal
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JP28274796A
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English (en)
Inventor
Kenji Araki
健治 荒木
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サーボ信号処理装置及び光ディスク装置にお
いて、組立バラツキにより装置毎に迷光量が変化して
も、正確なフォーカスサーボをかけれるようにする。 【解決手段】 サーボ信号処理装置7をディスク19で
反射された戻り光を受光する光検出器2,3と、この光
検出器2,3からの光検出信号に基づいてフォーカスエ
ラー信号を検出するフォーカスエラー検出回路4と、迷
光分の光検出信号に相当するオフセットキャンセル量を
可変に設定するオフセット生成部5と、戻り光のない状
態でフォーカスエラー信号を零とするようにオフセット
生成部5にオフセットキャンセル量を生成するマイクロ
コンピュータ6とで構成する。このように構成されるサ
ーボ信号処理装置7は、予めオフセットキャンセル量を
設定したオフセット生成部5を介してフォーカスエラー
信号を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスク状記録媒
体からの戻り光をもとにフォーカシング状態を検出し、
フォーカスサーボを行うサーボ信号処理装置及び光ディ
スク装置等に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光ディスクの如きディスク状記録
媒体に対して情報信号を記録及び/又は再生する光ディ
スク装置は、フォーカスエラー信号の検出によりフォー
カスサーボを行っている。すなわち、光ディスク装置
は、光ディスクへレーザ光を照射して、その戻り光をも
とに検出されるフォーカスエラー信号によりフォーカス
サーボを行っている。ここで、フォーカスエラー信号の
検出は、フォーカス検出装置により行われている。ま
た、フォーカスサーボは、光ディスク装置の備えるサー
ボ信号処理装置により行われている。
【0003】上記フォーカス検出装置には、例えば特開
昭60-217535号公報に開示されるものがある。このフォ
ーカス検出装置は、図6に示すような光ピックアップ装
置が検出した光検出信号からフォーカスエラー信号を得
ている。
【0004】この光ピックアップ装置は、光源101か
ら出射されたレーザ光をビームスプリッタ102及びコ
リメータレンズ103を透過させ、対物レンズ104に
よって光ディスク105の信号記録面に集束させる。こ
の光ディスク105の信号記録面において反射されたレ
ーザ光は、対物レンズ104及びコリメータレンズ10
3を透過し更にビームスプリッタ102によって反射さ
れ、ビームスプリッタ106に入射する。
【0005】上記ビームスプリッタ106に入射した光
は、ここで分岐され、第1の光検出器107及び第2の
光検出器108で受光される。この第1の光検出器10
7及び第2の光検出器108は、図7に示すように、そ
れぞれ3枚の受光部により構成される。
【0006】ここで、フォーカスエラー信号は、第1の
光検出器107の受光部107a,107cによる加算
光検出信号と第2の光検出器108の受光部108bに
よる光検出信号との和と、第1の光検出器107の受光
部107bによる光検出信号と第2の光検出器の受光部
108a,108cによる加算光検出信号との和とを比
較して検出される。そして、フォーカスサーボは、この
フォーカスエラー信号が零になるように行われる。
【0007】ところで、上記光検出器107,108に
は、光源101から発射されて光ディスク105により
反射された戻り光の他、光源101から発射され直接ビ
ームスプリッタ102及びビームスプリッタ106に向
かう光、すなわち迷光とが入射してしまう場合がある。
この場合、上記光検出器107,108は、上記戻り光
に基づいた光検出信号と上記迷光に基づいた光検出信号
とを加算した光検出信号を出力してしまう。この迷光分
を含んだ光検出信号をもとに得たフォーカスエラー信号
を使ってフォーカスサーボをかけると、デフォーカスし
てしまうという問題が生じる。
【0008】そこで、サーボ信号処理装置、或いは光デ
ィスク装置では、上記迷光分を含んだ光検出信号をもと
に得たフォーカスエラー信号から迷光によるオフセット
分をキャンセルする必要がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の上記サ
ーボ信号処理装置では、上記フォーカスエラー信号から
キャンセルすべき迷光分オフセット量を求めていたが、
その迷光分オフセット量を固定値にしていた。
【0010】このため、上記図6に示した光ピックアッ
プ装置や、近時使用されるようになった集積型の光ピッ
クアップ装置を複数製造する際に発生してしまう組立バ
ラツキ、例えば光源の配設位置ずれ等の組立バラツキを
原因として、各装置によって迷光量が変化してしまい、
上述のように固定値とされたオフセット量ではその変化
に対応できなかった。
【0011】また、光磁気(MO)により、光ディスク
に情報信号を記録すると共に、再生するような光ディス
ク装置では、記録時と再生時にレーザーパワーを切り換
えており、そのためにキャンセルすべき上記迷光による
オフセット分の変化が著しく、従来の上記サーボ信号処
理装置を用いたままでは充分なフォーカスサーボを行う
ことができなかった。
【0012】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
であり、最適な迷光分オフセット量をフォーカスエラー
信号からキャンセルでき、正確なフォーカスサーボを実
現するサーボ信号処理装置及びこのサーボ信号処理装置
を用いた光ディスク装置の提供を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明に係るサーボ信号
処理装置は、上記課題を解決するために、光源と、この
光源からディスク状記録媒体に照射された光の戻り光を
受光する光検出手段と、光検出手段から出力される光検
出信号に基づいてフォーカスエラー信号を検出するフォ
ーカスエラー検出手段と、戻り光とは別に光源から光検
出手段に入射してしまう迷光に応じた光検出信号に相当
し、フォーカスエラー信号からキャンセルすべき迷光分
オフセット量を可変に生成するオフセット生成手段と、
ディスク状記録媒体からの戻り光がない状態でフォーカ
スエラー信号を零とするようにオフセット生成手段に迷
光分オフセット量を発生させる制御手段とを備える。
【0014】以上のように構成されるサーボ信号処理装
置は、迷光分オフセット量を可変に生成するオフセット
生成手段を備えることで、フォーカスエラー信号から迷
光によるオフセット分をキャンセルすることができる。
【0015】本発明に係る光ディスク装置は、上記課題
を解決するために、光源と、この光源からディスク状記
録媒体に照射された光の戻り光を受光する光検出手段
と、光検出手段から出力される光検出信号に基づいてフ
ォーカスエラー信号を検出するフォーカスエラー検出手
段と、戻り光とは別に光源から光検出手段に入射してし
まう迷光に応じた光検出信号に相当し、フォーカスエラ
ー信号からキャンセルすべき迷光分オフセット量を可変
に生成するオフセット生成手段と、ディスク状記録媒体
からの戻り光がない状態で上記フォーカスエラー信号を
零とするようにオフセット生成手段に迷光分オフセット
量を発生させる制御手段とを備える。
【0016】以上のように構成される光ディスク装置
は、迷光分オフセット量を可変に生成するオフセット生
成手段を備えることで、フォーカスエラー信号から迷光
によるオフセット分をキャンセルすることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の実施例について図面を参
照しながら詳しく説明する。
【0018】先ず、第1の実施例は、レーザ光を発射
し、光ディスク又は光磁気ディスクの信号記録面で反射
されたレーザ光に基づいてフォーカスエラー信号及びト
ラッキングエラー信号を検出して、この検出信号をもと
にサーボ処理を行うサーボ信号処理装置である。なお、
光ディスクと光磁気ディスクとは、ディスクと総称して
説明する。
【0019】このサーボ信号処理装置は、図1に示すよ
うに、レーザ光を発射する半導体レーザ1と、半導体レ
ーザ1からディスク19に照射され、このディスク19
の信号記録面で反射されたレーザ光の戻り光を受光する
第1の光検出器2及び第2の光検出器3と、第1の光検
出器2及び第2の光検出器3から出力された光検出信号
に基づいてフォーカスエラー信号を検出するフォーカス
エラー検出回路4と、上記戻り光とは別に半導体レーザ
1から第1の光検出器2及び第2の光検出器3に入射し
てしまう迷光に応じた光検出信号に相当し、上記フォー
カスエラー信号からキャンセルすべき迷光分オフセット
量を可変に生成するオフセット生成部5と、オフセット
生成部5に上記迷光分オフセット量を発生させるマイク
ロコンピュータ6とを備えている。
【0020】また、サーボ信号処理装置7は、半導体レ
ーザ1が搭載されるマイクロプリズムディテクタ8と、
半導体レーザ1から発射されたレーザ光をディスク19
の信号記録面に集束させる対物レンズ9と、対物レンズ
9をフォーカシング方向及びトラッキング方向に移動操
作する二軸アクチュエータ10とを備えている。
【0021】そして、サーボ信号処理装置7は、上記フ
ォーカスエラー信号をもとに二軸アクチュエータ10を
介して対物レンズ9をフォーカシング方向に移動制御す
るフォーカスサーボ処理回路11と、上記光検出器2,
3から出力される光検出信号に基づいてトラッキングエ
ラー信号を検出するトラッキングエラー検出回路12
と、上記トラッキングエラー信号をもとに二軸アクチュ
エータ10を介して対物レンズ9をトラッキング方向に
移動制御するトラッキングサーボ処理回路13とを備え
ている。
【0022】上記マイクロプリズムディテクタ8は、光
ピックアップ装置に通常具備される各光学素子を集積さ
せて構成し、小型化、低コスト化を可能にしている。こ
のマイクロプリズムディテクタ8は、半導体レーザ1と
上記光検出器2,3とが配設された基体14と、半導体
レーザ1から発射されたレーザ光がディスク19に向か
うように反射面15が形成されたプリズム16とを備え
ている。
【0023】上記プリズム16には、基体14との界面
に第1の光検出器2と、第2の光検出器3とが配設され
ている。そして、プリズム16は、第1の光検出器2を
覆うように形成された半透過反射面17と、この半透過
反射面17に対向して形成された対向反射面18とを備
えている。半透過反射面17は、反射面15を介して入
射してくる戻り光の50%を第1の光検出器2に透過す
る一方、残りの戻り光を反射する光学特性を有してい
る。そして、対向反射面18は、反射面15から入射
し、半透過反射面17において反射された戻り光を反射
する光学特性有しており、第2の光検出器3に向けて光
を反射するようにプリズム16に形成されている。すな
わち、プリズム16には、上記光検出器2,3に戻り光
が入射するように反射面15、半透過反射面17、及び
対向反射面18がそれぞれ適宜設計されて形成されてい
る。
【0024】そして、第1の光検出器2は、図2及び図
3に示すように、フォトダイオードの如き4枚の受光素
子2a,2b,2c,2dで構成された受光部を形成し
ている。この4枚の受光素子2a,2b,2c,2d
は、各一が略長方形形状に形成されている。そして、内
側に配設される2枚の受光素子2b,2cは、外側に配
設される受光素子2a,2dよりも短辺幅が狭く形成さ
れている。これら受光素子2a,2b,2c,2dは、
長手方向が互いに平行になるように配設されている。こ
の受光素子2a,2b,2c,2dは、受光した光に応
じて光検出信号V2a,V2b,V2c,V2dを出力する。
【0025】また、第2の光検出器3は、第1の光検出
器2と同様に形成されている。すなわち、フォトダイオ
ードの如き4枚の受光素子3a,3b,3c,3dで構
成された受光部を形成している。この4枚の受光素子3
a,3b,3c,3dは、各一が略長方形形状に形成さ
れている。そして、内側に配設される2枚の受光素子3
b,3cは、外側に配設される受光素子3a,3dより
も短辺幅が狭く形成されている。これら受光素子3a,
3b,3c,3dは、長手方向が互いに平行になるよう
に配設されている。この受光素子3a,3a,3c,3
dは、受光した光に応じて光検出信号V3a,V3b
3c,V3dを出力する。そして、上記光検出器2,3か
ら出力された光検出信号V2a,V2b,V2c,V2d
3a,V3b,V3c,V3dは、フォーカスエラー検出回路4
及びトラッキングエラー検出回路12に入力される。
【0026】上記フォーカスエラー検出回路4は、図2
に示すように、演算増幅器21と、演算増幅器22及び
演算増幅器23とで構成されている。このフォーカスエ
ラー検出回路4は、これら構成をなすことで、式(1)
に示すフォーカスエラー信号FEを検出出力する。
【0027】 FE=(V2a+V2d+V3b+V3c)−(V2b+V2c+V3a+V3d)・・(1) 上記フォーカスエラー信号FEは、図4に示すように、
オフセット生成部5に入力される。このオフセット生成
部5は、定電流回路31と、第1のオフセット生成回路
32と、第2のオフセット生成回路33と、オフセット
調整回路34とで構成されている。ここで、定電流回路
31は、第1のオフセット生成回路32と第2のオフセ
ット生成回路33とに一定電流を供給している。
【0028】上記第1のオフセット生成回路32は、演
算増幅器35と、抵抗r0と,接地された抵抗r1と,抵
抗r2,r3,r4,r5,r6と、スイッチs2,s3
4,s5,s6とで構成されている。そして、抵抗r2
3,r4,r5,r6は、スイッチs2,s3,s4,s5
6を介してそれぞれ接地されている。このように構成
される第1のオフセット生成回路32では、例えば、ス
イッチs2,s3,s4,s5,s6が全てonのとき、電
気信号の出力は最大となる。
【0029】また、第2のオフセット生成回路33は、
演算増幅器36と、抵抗r10と,抵抗r11と、スイッチ
11とで構成されている。そして、抵抗r11は、スイッ
チs11を介して接地されている。このように構成される
第2のオフセット生成回路33では、スイッチs11がo
nのとき、電気信号の出力は最大となる。
【0030】この第1のオフセット生成回路32及び第
2のオフセット生成回路33から出力された電気信号
は、オフセット調整回路34に入力される。このオフセ
ット調整回路34は、演算増幅器37と、接地された抵
抗r21と,抵抗r22,r23,r24,r25と、コンデンサ
1,c2とで構成されている。
【0031】そして、オフセット調整回路34は、フォ
ーカスエラー検出回路4から出力されたフォーカスエラ
ー信号FEに対して第1のオフセット生成回路32で生
成された電気信号値を加算し、第2のオフセット生成回
路33で生成された電気信号値による減算を行う。
【0032】例えば、オフセット調整回路34では、第
1のオフセット生成回路32のスイッチs2,s3
4,s5,s6が全てonで且つ第2のオフセット生成
回路33のスイッチs11がoffの場合、フォーカスエ
ラー信号FEに対して加算される電気信号値を最大とす
る。これに対して、第1のオフセット生成回路32のス
イッチs2,s3,s4,s5,s6が全てoffで且つ第
2のオフセット生成回路のスイッチs11がonの場合、
フォーカスエラー信号FEから減算される電気信号値は
最大となる。そして、オフセット調整回路34は、第1
のオフセット生成回路32及び第2のオフセット生成回
路33の上記各スイッチのon又はoffの状態の組み
合わせにより、上記電気信号値を64通りに変化させ、
フォーカスエラー信号FEに対して加算又は減算するこ
とができる。
【0033】上記第1のオフセット生成回路32及び第
2のオフセット生成回路33の各スイッチのon/of
fの制御は、マイクロコンピュータ6によって行われ
る。このマイクロコンピュータ6は、オフセット調整回
路34を介して出力されるフォーカスエラー信号FEを
もとに上記各スイッチのon/offの制御を行う。
【0034】一方、トラッキングエラー信号は、トラッ
キングエラー検出回路12により検出出力される。この
トラッキングエラー検出回路12は、図3に示すよう
に、演算増幅器41と、演算増幅器42及び演算増幅器
43とで構成されている。このトラッキングエラー検出
回路12は、これら構成をなすことで、式(2)に示す
トラッキングエラー信号TEを検出出力する。
【0035】 TE=(V2c+V2d+V3a+V3b)−(V2a+V2b+V3c+V3d)・・(2) 上記トラッキングサーボ処理回路13及びフォーカスサ
ーボ処理回路11には、このトラッキングエラー信号T
E及びオフセット調整回路34において調整されたフォ
ーカスエラー信号がそれぞれ入力される。サーボ信号処
理装置7は、この各エラー信号をもとに二軸アクチュエ
ータ10を制御してサーボ処理を行う。
【0036】このように構成することで迷光分のオフセ
ット量を製造時に設定、例えばマイクロコンピュータ6
にその値を設定し、サーボ信号処理装置7は、例えば光
源の配置ずれ等の製造バラツキを原因として各装置に異
なって生じる迷光によるオフセットをキャンセルする。
【0037】例えば、光磁気ディスクの再生時の迷光分
オフセット量を求める場合、サーボ信号処理装置7は、
光磁気ディスクを装着した状態で半導体レーザ1から再
生時のレーザパワーでレーザ光を発射させる。このと
き、サーボ信号処理装置7は、サーボをかけない状態で
レーザ光を発射させる。そして、このレーザ光は、プリ
ズム16の反射面15で一部が光磁気ディスクに向かい
反射され、一部がプリズム内に入射する。このプリズム
16内に入射された光は、図1に示すプリズム16内に
破線で示すように迷光となって、上記光検出器2,3に
入射される。この時、サーボをかけていないため、戻り
光はなく、上記光検出器2,3に入射する光は、迷光の
みとなる。
【0038】上記光検出器2,3は、迷光のみを受光し
て、光検出信号を検出出力する。フォーカスエラー検出
回路4は、この光検出信号に基づいてフォーカスエラー
信号を出力する。すなわち、このフォーカスエラー信号
は、迷光に基づいて検出されたフォーカスエラー信号F
Mとなる。このフォーカスエラー信号FEMは、図4に
示すように、オフセット生成部5のオフセット調整回路
34を介して、マイクロコンピュータ6に入力される。
【0039】マイクロコンピュータ6は、フォーカスエ
ラー信号FEMが零になるように第1のオフセット生成
回路32及び第2のオフセット生成回路33の備える上
記各スイッチのon又はoffの制御を行う。ここで、
フォーカスエラー信号FEMが零になったとき、第1の
オフセット生成回路32及び第2のオフセット生成回路
33からオフセット調整回路34に入力される電気信号
がいわゆる迷光分オフセット量となる。
【0040】以上のようにサーボ信号処理装置7は、製
造バラツキ等が原因で各装置に異なって発生する迷光に
よるオフセットをキャンセルする迷光分オフセット量を
求めることができる。
【0041】これにより、光磁気ディスクが再生される
時には、製造時に設定された迷光分オフセット量を生成
するようにオフセット生成部5を制御することで、サー
ボ信号処理装置7は、迷光によるオフセットをフォーカ
スエラー信号からキャンセルすることができる。
【0042】例えば再生時には、光磁気ディスクにより
反射されて対物レンズ9を透過して、反射面15を介し
て入射してくる戻り光と、半導体レーザ1から発射され
反射面15を透過してくる迷光とが光検出器2,3にお
いて受光される。この光検出器2,3は、いわゆる迷光
の影響を受けた光検出信号を出力する。そして、この光
検出信号は、フォーカスエラー検出回路4及びトラッキ
ングエラー検出回路12に入力される。このフォーカス
エラー検出回路4及びトラッキングエラー検出回路12
は、入力された光検出信号をもとにフォーカスエラー信
号FE及びトラッキングエラー信号TEを検出出力す
る。
【0043】上記フォーカスエラー信号FE、すなわち
迷光の影響を受けたフォーカスエラー信号は、オフセッ
ト生成部5のオフセット調整回路34に入力される。こ
こで、オフセット生成部5は、オフセット調整回路34
で上記迷光分オフセット量が生成されるように、マイク
ロコンピュータ6によって予め第1のオフセット生成回
路32の備えるスイッチs2,s3,s4,s5,s6及び
第2のオフセット生成回路33の備えるスイッチs11
on又はoffが制御された状態にある。したがって、
上記迷光の影響を受けたフォーカスエラー信号FEは、
オフセット調整回路34を介すことで迷光分オフセット
量によって迷光によるオフセットがキャンセルされる。
この迷光によるオフセットがキャンセルされたフォーカ
スエラー信号は、フォーカスサーボ処理回路11に入力
される。
【0044】そして、フォーカスサーボ処理回路11
は、迷光によるオフセットがキャンセルされたフォーカ
スエラー信号が零になるように二軸アクチュエータ10
を制御してフォーカスサーボを行う。一方、トラッキン
グサーボ処理回路13は、上記トラッキングエラー信号
TEが零になるように二軸アクチュエータ10を制御し
てトラッキングサーボを行う。
【0045】よって、サーボ信号処理装置7は、迷光に
よるオフセットをキャンセルする迷光分オフセット量を
装置個別に設定できるために、製造バラツキに影響され
た迷光によるオフセットをキャンセルできる。これによ
り、サーボ信号処理装置7は、迷光によるオフセットが
キャンセルされたフォーカスエラー信号をもとに正確な
フォーカスサーボをかけることができる。
【0046】そして、サーボ信号処理装置7は、記録時
のレーザパワーにすることで、光磁気ディスクに対して
情報信号を記録するときに用いる迷光分オフセット量を
求めることができる。これにより、サーボ信号処理装置
7は、記録と再生でレーザパワーによって著しく変化す
る迷光によるオフセットもキャンセルすることができ
る。
【0047】次に、本発明の第2の実施例となる光ディ
スク装置について説明する。
【0048】この第2の実施例は、光ディスクに記録さ
れている情報信号の再生し、又は光磁気ディスクに対し
て情報信号の記録又は再生する光ディスク装置である。
【0049】この光ディスク装置は、図5に示すよう
に、サーボ信号処理装置51を備えている。なお、この
サーボ信号処理装置51は、第1の実施例と同一構成か
らなる。以下、第1の実施例と同一の構成部分について
は、説明を省略する。
【0050】上記サーボ信号処理装置51は、ディスク
19の信号記録面に対してレーザ光を発射し、その戻り
光が入射される光ピックアップ装置52と、フォーカス
エラー検出回路4と、オフセット生成部5と、マイクロ
コンピュータ6と、フォーカスサーボ処理回路11と、
トラッキングエラー検出回路12と、トラッキングサー
ボ処理回路13とを備えている。ここで、光ピックアッ
プ装置52は、図1に示すように、マイクロプリズムデ
ィテクタ8と、対物レンズ9と、二軸アクチュエータ1
0とで構成されている。
【0051】また、光ディスク装置53は、図5に示す
ように、ディスクを回転させるスピンドルモータ54
と、後述するディジタル信号処理回路57からの制御信
号をもとにスピンドルモータ54を回転制御するスピン
ドルサーボ処理回路55と、光ピックアップ装置52に
配設される上記光検出器2,3から出力される電気信号
の整形等を行う信号処理回路56と、入力された電気信
号をディジタル信号化するディジタル信号処理回路57
と、入力されたディジタル信号をアナログ信号化するD
/Aコンバータ58と、入力された制御信号をもとにフ
ォーカスサーボ処理回路11及びトラッキングサーボ処
理回路13の制御を行うシステムコントローラ59とを
備えている。
【0052】以上の構成をなす光ディスク装置53は、
第1の実施例と同様に、例えば光源の配置ずれ等の製造
バラツキを原因として各装置に異なって生じる迷光によ
るオフセット分をキャンセルする迷光分オフセット量を
製造時に設定される。そして、光ディスク装置53は、
光ディスク又は光磁気ディスクに対して情報信号の記録
又は再生、或いはフォーカスサーボ及びトラッキングサ
ーボを行う。
【0053】すなわち、光ディスク装置53は、光ディ
スク又は光磁気ディスクに対して情報信号の記録又は再
生、及び上記サーボ処理を行うとともに、その条件に応
じて製造時に設定された迷光分オフセット量をオフセッ
ト生成部5で生成する。
【0054】そして、光ディスク装置53は、上記迷光
分オフセット量を用いて光ディスク又は光磁気ディスク
の記録又は再生時に検出されるフォーカスエラー信号F
Eから迷光によるオフセットをキャンセルすることがで
きる。このオフセットがキャンセルされたフォーカスエ
ラー信号を用いることで、光ディスク装置53は、正確
なフォーカスサーボを行うことができる。
【0055】また、このようにフォーカスサーボが行わ
れる一方、光ディスク装置53は、トラッキングエラー
検出回路12及び信号処理回路56に上記光検出器2,
3からの光検出信号を入力する。
【0056】上記トラッキングエラー検出回路12は、
上記光検出器2,3からの光検出信号に基づいてトラッ
キングエラー信号TEを検出出力する。光ディスク装置
53は、このトラッキングエラー信号TEをもとにトラ
ッキングサーボを行う。
【0057】また、信号処理回路56に入力された上記
光検出器2,3からの光検出信号は、ディジタル信号処
理回路57、D/Aコンバータ58を介して、例えば音
声として出力される。この音声は、正確なフォーカスサ
ーボ時に得られた光検出信号をもとに検出されるため、
劣化を防止することができる。
【0058】よって、記録及び再生時等に応じて最適な
迷光分オフセット量を生成するようにオフセット生成部
が制御されるために、光ディスク装置53は、迷光によ
るオフセットがキャンセルされたフォーカスエラー信号
をもとに正確なフォーカスサーボをかけることができ
る。これにより、光ディスク装置53は、光ディスクか
ら再生される情報信号、及び光磁気ディスクに対して記
録又は再生される情報信号の劣化を防止することができ
る。
【0059】なお、サーボ信号処理装置及び光ディスク
装置は、ディスクを装着しない状態でレーザ光を発射し
て迷光分オフセット量を求めることもできる。この場
合、半導体レーザのレーザパワーを各ディスクの記録又
は再生用に切り換えて、迷光分オフセット量を求める。
【0060】
【発明の効果】本発明に係るサーボ信号処理装置は、迷
光分オフセット量を可変に生成するオフセット生成手段
を備えることで、装置毎、或いは使用条件によって異な
って生じる迷光によるオフセットをフォーカスエラー信
号からキャンセルすることができるために、正確なフォ
ーカスサーボを行うことができる。
【0061】また、本発明に係る光ディスク装置は、迷
光分オフセット量を可変に生成するオフセット生成手段
を備えることで、装置毎、或いは使用条件によって異な
って生じる迷光によるオフセットをフォーカスエラー信
号からキャンセルすることができるために、正確なフォ
ーカスサーボを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例となるサーボ信号処理装置の構
成図である。
【図2】上記サーボ信号処理装置の備えるフォーカスエ
ラー検出回路を示す回路図である。
【図3】上記サーボ信号処理装置の備えるトラッキング
エラー検出回路を示す回路図である。
【図4】上記サーボ信号処理装置の備えるオフセット生
成部の回路図である。
【図5】本発明の実施例となる光ディスク装置のブロッ
ク図である。
【図6】従来のサーボ信号処理装置の備える光ピックア
ップ装置の光学ブロック図である。
【図7】上記光ピックアップ装置が備えている光検出器
の構成図である。
【符号の説明】
1 半導体レーザ、2 第1の光検出器、3 第2の光
検出器、4 フォーカスエラー検出回路、5 オフセッ
ト生成部、6 マイクロコンピュータ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源と、 上記光源からディスク状記録媒体に照射された光の戻り
    光を受光する光検出手段と、 上記光検出手段から出力される光検出信号に基づいてフ
    ォーカスエラー信号を検出するフォーカスエラー検出手
    段と、 上記戻り光とは別に上記光源から上記光検出手段に入射
    してしまう迷光に応じた光検出信号に相当し、上記フォ
    ーカスエラー信号からキャンセルすべき迷光分オフセッ
    ト量を可変に生成するオフセット生成手段と、 上記ディスク状記録媒体からの戻り光がない状態で上記
    フォーカスエラー信号を零とするように上記オフセット
    生成手段に上記迷光分オフセット量を発生させる制御手
    段とを備えることを特徴とするサーボ信号処理装置。
  2. 【請求項2】 上記光検出手段は、マイクロプリズムデ
    ィテクタに配設されることを特徴とする請求項1記載の
    サーボ信号処理装置。
  3. 【請求項3】 光源と、 上記光源からディスク状記録媒体に照射された光の戻り
    光を受光する光検出手段と、 上記光検出手段から出力される光検出信号に基づいてフ
    ォーカスエラー信号を検出するフォーカスエラー検出手
    段と、 上記戻り光とは別に上記光源から上記光検出手段に入射
    してしまう迷光に応じた光検出信号に相当し、上記フォ
    ーカスエラー信号からキャンセルすべき迷光分オフセッ
    ト量を可変に生成するオフセット生成手段と、 上記ディスク状記録媒体からの戻り光がない状態で上記
    フォーカスエラー信号を零とするように上記オフセット
    生成手段に上記迷光分オフセット量を発生させる制御手
    段とを備えることを特徴とする光ディスク装置。
  4. 【請求項4】 上記光検出手段は、マイクロプリズムデ
    ィテクタに配設されることを特徴とする請求項3記載の
    光ディスク装置。
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