JP3181684B2 - 光情報再生装置 - Google Patents
光情報再生装置Info
- Publication number
- JP3181684B2 JP3181684B2 JP14748492A JP14748492A JP3181684B2 JP 3181684 B2 JP3181684 B2 JP 3181684B2 JP 14748492 A JP14748492 A JP 14748492A JP 14748492 A JP14748492 A JP 14748492A JP 3181684 B2 JP3181684 B2 JP 3181684B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light
- optical information
- photodetectors
- hologram
- light receiving
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Optical Head (AREA)
- Optical Recording Or Reproduction (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、光源からの光を対物
レンズを経て光情報記録媒体に照射し、その反射光をホ
ログラムに入射させて±1次回折光を得、これら±1次
回折光をそれぞれ回折方向と直交する方向の分割線で分
割された2分割受光領域を有する第1,第2の光検出器
で受光して、前記光情報記録媒体に照射される光のトラ
ックに対するトラックエラー信号を検出するようにした
光情報再生装置に関するものである。
レンズを経て光情報記録媒体に照射し、その反射光をホ
ログラムに入射させて±1次回折光を得、これら±1次
回折光をそれぞれ回折方向と直交する方向の分割線で分
割された2分割受光領域を有する第1,第2の光検出器
で受光して、前記光情報記録媒体に照射される光のトラ
ックに対するトラックエラー信号を検出するようにした
光情報再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の従来の光情報再生装置として
は、例えば図5に示すようなものが知られている。この
光情報再生装置においては、半導体レーザ1からの光を
ビームスプリッタ2に入射させ、その透過光を対物レン
ズ3を経て光ディスク4に照射している。光ディスク4
での反射光は、対物レンズ3を経てビームスプリッタ2
に入射させ、ここで反射される光ディスク4からの戻り
光(反射光)をレンズ機能を有するホログラム5で回折
させて、その結像距離が異なる±1次回折光を、それら
の結像点の前後に配置され、回折方向と直交する方向の
分割線で分割された2分割受光領域を有する第1,第2
の光検出器6,7でそれぞれ受光してトラックエラー信
号を得るようにしている。なお、図5において、光ディ
スク4のグルーブ方向またはピット方向は紙面に対して
垂直方向となっている。
は、例えば図5に示すようなものが知られている。この
光情報再生装置においては、半導体レーザ1からの光を
ビームスプリッタ2に入射させ、その透過光を対物レン
ズ3を経て光ディスク4に照射している。光ディスク4
での反射光は、対物レンズ3を経てビームスプリッタ2
に入射させ、ここで反射される光ディスク4からの戻り
光(反射光)をレンズ機能を有するホログラム5で回折
させて、その結像距離が異なる±1次回折光を、それら
の結像点の前後に配置され、回折方向と直交する方向の
分割線で分割された2分割受光領域を有する第1,第2
の光検出器6,7でそれぞれ受光してトラックエラー信
号を得るようにしている。なお、図5において、光ディ
スク4のグルーブ方向またはピット方向は紙面に対して
垂直方向となっている。
【0003】また、従来の他の光情報再生装置として、
図5においてビームスプリッタ2で反射される光ディス
ク4からの戻り光を、図6に示すようにレンズ機能をも
たないホログラム8で回折させ、その例えば−1次回折
光を結像点の手前に配置した2分割受光領域を有する光
検出器9で受光してトラックエラー信号を得るようにし
たものも知られている。
図5においてビームスプリッタ2で反射される光ディス
ク4からの戻り光を、図6に示すようにレンズ機能をも
たないホログラム8で回折させ、その例えば−1次回折
光を結像点の手前に配置した2分割受光領域を有する光
検出器9で受光してトラックエラー信号を得るようにし
たものも知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図5および6に示す光
情報再生装置においては、それぞれプッシュプル信号を
検出することによりトラックエラー信号を得るようにし
ている。すなわち、図5の光情報再生装置においては、
図7Aに示すように、光検出器6,7のホログラムによ
る戻り光の回折方向の内側の受光領域6aおよび7bの
出力の和と、外側の受光領域6bおよび7aの出力の和
との差を差動増幅器10で検出してトラックエラー信号
(TE)を得るようにしている。同様に、図6の光情報
再生装置においては、図8Aに示すように、光検出器9
の受光領域9aおよび9bの出力の差を差動増幅器11
で検出してTEを得るようにしている。
情報再生装置においては、それぞれプッシュプル信号を
検出することによりトラックエラー信号を得るようにし
ている。すなわち、図5の光情報再生装置においては、
図7Aに示すように、光検出器6,7のホログラムによ
る戻り光の回折方向の内側の受光領域6aおよび7bの
出力の和と、外側の受光領域6bおよび7aの出力の和
との差を差動増幅器10で検出してトラックエラー信号
(TE)を得るようにしている。同様に、図6の光情報
再生装置においては、図8Aに示すように、光検出器9
の受光領域9aおよび9bの出力の差を差動増幅器11
で検出してTEを得るようにしている。
【0005】しかしながら、図5において、周囲温度の
変化により半導体レーザ1の発振波長が変動すると、そ
れに応じてホログラム5による戻り光の回折角も図9に
実線A、破線Bおよび一点鎖線Cで示すように変動す
る。このため、常温での回折角が例えば実線Aで、オン
トラックにおいて光検出器6,7上に図7Aに示すよう
にスポット12,13が形成されてTE=0となって
も、温度変化による波長変動が生じると、オントラック
状態にあっても、スポット12,13は光検出器6,7
上で分割線と直交する方向に移動し、例えばホログラム
5による戻り光の回折角が図9の破線Bのように広がる
と、図7Bに示すようになってTE<0となり、逆に図
9の一点鎖線Cのように狭くなると、図7Cに示すよう
になってTE>0となって、それぞれTEにオフセット
が生じてしまう。
変化により半導体レーザ1の発振波長が変動すると、そ
れに応じてホログラム5による戻り光の回折角も図9に
実線A、破線Bおよび一点鎖線Cで示すように変動す
る。このため、常温での回折角が例えば実線Aで、オン
トラックにおいて光検出器6,7上に図7Aに示すよう
にスポット12,13が形成されてTE=0となって
も、温度変化による波長変動が生じると、オントラック
状態にあっても、スポット12,13は光検出器6,7
上で分割線と直交する方向に移動し、例えばホログラム
5による戻り光の回折角が図9の破線Bのように広がる
と、図7Bに示すようになってTE<0となり、逆に図
9の一点鎖線Cのように狭くなると、図7Cに示すよう
になってTE>0となって、それぞれTEにオフセット
が生じてしまう。
【0006】このことは、図6に示す光情報再生装置に
おいても同様であり、周囲温度の変化による半導体レー
ザの発振波長の変動によって、ホログラム8による戻り
光の回折角が実線A、破線Bおよび一点鎖線Cで示すよ
うに変動すると、オントラック状態において回折角が実
線Aで、図8Aに示すようにTE=0となっても、回折
角が破線Bおよび一点鎖線Cに示すように変動すると、
図8BおよびCに示すようになってTE<0およびTE
>0となり、それぞれTEにオフセットが生じてしま
う。
おいても同様であり、周囲温度の変化による半導体レー
ザの発振波長の変動によって、ホログラム8による戻り
光の回折角が実線A、破線Bおよび一点鎖線Cで示すよ
うに変動すると、オントラック状態において回折角が実
線Aで、図8Aに示すようにTE=0となっても、回折
角が破線Bおよび一点鎖線Cに示すように変動すると、
図8BおよびCに示すようになってTE<0およびTE
>0となり、それぞれTEにオフセットが生じてしま
う。
【0007】このような不具合を解決するものとして、
例えば特開昭59−160166号公報には、光源の波
長変動により回折角の変化が生じると、±1次回折光の
光束移動方向が逆になるのを利用して、波長変動による
影響を相殺するため、2枚のホログラムを用い、第1の
ホログラムの+1次回折光を第2のホログラムに入射さ
せ、この第2のホログラムの−1次回折光を使用してT
Eを検出するようにしたものが開示されている。また、
特開平2−265038号公報には、1枚のホログラム
を用い、このホログラムを透過した光をミラーで反射さ
せて再び同じホログラムを透過させてTEを検出するよ
うにしたものが開示されている。
例えば特開昭59−160166号公報には、光源の波
長変動により回折角の変化が生じると、±1次回折光の
光束移動方向が逆になるのを利用して、波長変動による
影響を相殺するため、2枚のホログラムを用い、第1の
ホログラムの+1次回折光を第2のホログラムに入射さ
せ、この第2のホログラムの−1次回折光を使用してT
Eを検出するようにしたものが開示されている。また、
特開平2−265038号公報には、1枚のホログラム
を用い、このホログラムを透過した光をミラーで反射さ
せて再び同じホログラムを透過させてTEを検出するよ
うにしたものが開示されている。
【0008】しかし、上記の特開昭59−160166
号公報に開示された光情報再生装置にあっては、少なく
とも2枚のホログラムを用いるため、コストアップにな
るという問題があると共に、光ディスクからの戻り光が
減衰してTEを高感度で検出できなくなるという問題が
ある。また、特開平2−265038号公報に開示され
た光情報再生装置にあっては、同様に光ディスクからの
戻り光が減衰してTEを高感度で検出できなくなるとい
う問題があると共に、ミラーによって光路を折り曲げる
必要があるため、機構設計上の制約を受けるという問題
がある。
号公報に開示された光情報再生装置にあっては、少なく
とも2枚のホログラムを用いるため、コストアップにな
るという問題があると共に、光ディスクからの戻り光が
減衰してTEを高感度で検出できなくなるという問題が
ある。また、特開平2−265038号公報に開示され
た光情報再生装置にあっては、同様に光ディスクからの
戻り光が減衰してTEを高感度で検出できなくなるとい
う問題があると共に、ミラーによって光路を折り曲げる
必要があるため、機構設計上の制約を受けるという問題
がある。
【0009】この発明は、上述した種々の問題点に着目
してなされたもので、簡単かつ安価にでき、光源の波長
変動によるホログラムの回折角の変動に影響されること
なく、トラックエラー信号を常に安定して高感度で検出
できるよう適切に構成した光情報再生装置を提供するこ
とを目的とする。
してなされたもので、簡単かつ安価にでき、光源の波長
変動によるホログラムの回折角の変動に影響されること
なく、トラックエラー信号を常に安定して高感度で検出
できるよう適切に構成した光情報再生装置を提供するこ
とを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段および作用】上記目的を達
成するため、この発明は、光源からの光を対物レンズを
経て光情報記録媒体に照射し、その反射光をホログラム
に入射させて±1次回折光を得、これら±1次回折光を
それぞれ回折方向と直交する方向の分割線で分割された
2分割受光領域を有する第1,第2の光検出器で受光し
て、前記光情報記録媒体に照射される光のトラックに対
するトラックエラー信号を検出するようにした光情報再
生装置において、前記第1,第2の光検出器をそれぞれ
前記±1次回折光の結像点の前方に、または後方に配置
すると共に、これら第1,第2の光検出器の、前記回折
方向の一方の側に位置する受光領域の和と、他方の側に
位置する受光領域の和との差を検出してトラックエラー
信号を出力する演算手段を設けたことを特徴とするもの
である。
成するため、この発明は、光源からの光を対物レンズを
経て光情報記録媒体に照射し、その反射光をホログラム
に入射させて±1次回折光を得、これら±1次回折光を
それぞれ回折方向と直交する方向の分割線で分割された
2分割受光領域を有する第1,第2の光検出器で受光し
て、前記光情報記録媒体に照射される光のトラックに対
するトラックエラー信号を検出するようにした光情報再
生装置において、前記第1,第2の光検出器をそれぞれ
前記±1次回折光の結像点の前方に、または後方に配置
すると共に、これら第1,第2の光検出器の、前記回折
方向の一方の側に位置する受光領域の和と、他方の側に
位置する受光領域の和との差を検出してトラックエラー
信号を出力する演算手段を設けたことを特徴とするもの
である。
【0011】
【実施例】図1は、この発明の第1実施例の要部の構成
を示すものである。この実施例では、図5において、半
導体レーザ1からビームスプリッタ2および対物レンズ
3を経て光ディスク4に照射され、該光ディスク4で反
射されて対物レンズ3およびビームスプリッタ2を経て
導かれる戻り光を、図1に示すようにホログラム21に
入射させて、その±1次回折光をそれらの結像点の後方
に配置した光検出器22,23でそれぞれ受光する。光
検出器22,23は、それぞれホログラム21での回折
方向と直交する方向の分割線で分割した2分割受光領域
22a,22bおよび23a,23bをもって構成し、
回折方向の一方の側の受光領域22a,23aの和と、
他方の側の受光領域22b,23bの和との差を差動増
幅器24で検出してトラックエラー信号(TE)を得る
ようにする。
を示すものである。この実施例では、図5において、半
導体レーザ1からビームスプリッタ2および対物レンズ
3を経て光ディスク4に照射され、該光ディスク4で反
射されて対物レンズ3およびビームスプリッタ2を経て
導かれる戻り光を、図1に示すようにホログラム21に
入射させて、その±1次回折光をそれらの結像点の後方
に配置した光検出器22,23でそれぞれ受光する。光
検出器22,23は、それぞれホログラム21での回折
方向と直交する方向の分割線で分割した2分割受光領域
22a,22bおよび23a,23bをもって構成し、
回折方向の一方の側の受光領域22a,23aの和と、
他方の側の受光領域22b,23bの和との差を差動増
幅器24で検出してトラックエラー信号(TE)を得る
ようにする。
【0012】図1において、周囲温度等の変化により半
導体レーザ1の発振波長が変化すると、それに応じて図
5に示した従来例と同様に、ホログラム21による戻り
光の回折角も、図1に実線A、破線Bおよび一点鎖線C
で示すように変動する。
導体レーザ1の発振波長が変化すると、それに応じて図
5に示した従来例と同様に、ホログラム21による戻り
光の回折角も、図1に実線A、破線Bおよび一点鎖線C
で示すように変動する。
【0013】ここで、常温での回折角が、例えば実線A
とすると、オントラックにおいては、光検出器22,2
3上に図2Aに示すようにスポット25,26が形成さ
れ、TE=0となる。また、この状態で、温度変化によ
り波長変動が生じると、ホログラム21による回折角
は、広がる(図1の破線B)か、狭まる(図1の一点鎖
線C)かのどちらかになり、例えば広がる方を例にとる
と、光検出器22,23上のスポット25,26は、図
2Bに示すようになる。しかるに、TE信号は、上述し
たように、光検出器22,23の一方の側の受光領域2
2a,23aの和と、他方の側の受光領域22b,23
bの和との差、すなわち(22a+23a)−(22b
+23b)で得ており、(22a+23a)および(2
2b+23b)がそれぞれ変化しないので、TE=0の
ままとなる。このことは、狭まる場合も、同様である。
したがって、図2A,BおよびCに示すように、それぞ
れオントラック状態で、回折角の変動により光検出器2
2,23上のスポット25,26が移動しても、TEは
それぞれTE=0となり、オフセットの発生を有効に防
止することができる。
とすると、オントラックにおいては、光検出器22,2
3上に図2Aに示すようにスポット25,26が形成さ
れ、TE=0となる。また、この状態で、温度変化によ
り波長変動が生じると、ホログラム21による回折角
は、広がる(図1の破線B)か、狭まる(図1の一点鎖
線C)かのどちらかになり、例えば広がる方を例にとる
と、光検出器22,23上のスポット25,26は、図
2Bに示すようになる。しかるに、TE信号は、上述し
たように、光検出器22,23の一方の側の受光領域2
2a,23aの和と、他方の側の受光領域22b,23
bの和との差、すなわち(22a+23a)−(22b
+23b)で得ており、(22a+23a)および(2
2b+23b)がそれぞれ変化しないので、TE=0の
ままとなる。このことは、狭まる場合も、同様である。
したがって、図2A,BおよびCに示すように、それぞ
れオントラック状態で、回折角の変動により光検出器2
2,23上のスポット25,26が移動しても、TEは
それぞれTE=0となり、オフセットの発生を有効に防
止することができる。
【0014】図3は、この発明の第2実施例の要部の構
成を示すものである。この実施例は、ホログラム21で
の±1次回折光を受光する光検出器22,23を、±1
次回折光の結像点の前方にそれぞれ配置したもので、そ
の他の構成は第1実施例と同様である。この実施例にお
いても、図3に実線A,破線Bおよび一点鎖線Cで示す
ように、波長変動によってホログラム21の回折角が変
動すると、それに応じて図4A,BおよびCに示すよう
に、光検出器22,23上でのスポット25,26が移
動する。したがって、例えばオントラック状態において
は、図4A〜Cの各状態においてTE=0となり、第1
実施例と同様に、波長変動に基づく回折角変動によるT
Eのオフセットの発生を有効に防止することができる。
また、この実施例では、光検出器22,23をホログラ
ム21での±1次回折光の結像点の前方に配置したの
で、第1実施例におけるよりもホログラム21と光検出
器22,23との間隔を小さくでき、したがって装置を
コンパクトにできる。
成を示すものである。この実施例は、ホログラム21で
の±1次回折光を受光する光検出器22,23を、±1
次回折光の結像点の前方にそれぞれ配置したもので、そ
の他の構成は第1実施例と同様である。この実施例にお
いても、図3に実線A,破線Bおよび一点鎖線Cで示す
ように、波長変動によってホログラム21の回折角が変
動すると、それに応じて図4A,BおよびCに示すよう
に、光検出器22,23上でのスポット25,26が移
動する。したがって、例えばオントラック状態において
は、図4A〜Cの各状態においてTE=0となり、第1
実施例と同様に、波長変動に基づく回折角変動によるT
Eのオフセットの発生を有効に防止することができる。
また、この実施例では、光検出器22,23をホログラ
ム21での±1次回折光の結像点の前方に配置したの
で、第1実施例におけるよりもホログラム21と光検出
器22,23との間隔を小さくでき、したがって装置を
コンパクトにできる。
【0015】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、ホロ
グラムで回折される光情報記録媒体からの戻り光の±1
次回折光を受光する第1,第2の光検出器を、それぞれ
±1次回折光の結像点の前方に配置するか、または後方
に配置し、これら第1,第2の光検出器の、回折方向の
一方の側に位置する受光領域の和と、他方の側に位置す
る受光領域の和との差を検出してトラックエラー信号を
得るようにしたので、簡単かつ安価な構成で、光源の波
長変動に基づくホログラムの回折角の変動によるトラッ
クエラー信号のオフセットの発生を有効に防止すること
ができる。また、ホログラムに戻り光を一回だけ透過さ
せればよいので、戻り光の減衰も少なくできる。したが
って、トラックエラー信号を常に安定して高感度で検出
することができる。
グラムで回折される光情報記録媒体からの戻り光の±1
次回折光を受光する第1,第2の光検出器を、それぞれ
±1次回折光の結像点の前方に配置するか、または後方
に配置し、これら第1,第2の光検出器の、回折方向の
一方の側に位置する受光領域の和と、他方の側に位置す
る受光領域の和との差を検出してトラックエラー信号を
得るようにしたので、簡単かつ安価な構成で、光源の波
長変動に基づくホログラムの回折角の変動によるトラッ
クエラー信号のオフセットの発生を有効に防止すること
ができる。また、ホログラムに戻り光を一回だけ透過さ
せればよいので、戻り光の減衰も少なくできる。したが
って、トラックエラー信号を常に安定して高感度で検出
することができる。
【図1】この発明の第1実施例の要部の構成を示す図で
ある。
ある。
【図2】図1の動作を説明するための図である。
【図3】この発明の第2実施例の要部の構成を示す図で
ある。
ある。
【図4】図3の動作を説明するための図である。
【図5】従来の光情報再生装置の一例を示す図である。
【図6】従来の光情報再生装置の他の例の要部を示す図
である。
である。
【図7】図5の動作を説明するための図である。
【図8】図6の動作を説明するための図である。
【図9】図5の動作を説明するための図である。
1 半導体レーザ 2 ビームスプリッタ 3 対物レンズ 4 光ディスク 21 ホログラム 22,23 光検出器 22a,22b,23a,23b 受光領域 24 差動増幅器 25,26 スポット
Claims (1)
- 【請求項1】 光源からの光を対物レンズを経て光情報
記録媒体に照射し、その反射光をホログラムに入射させ
て±1次回折光を得、これら±1次回折光をそれぞれ回
折方向と直交する方向の分割線で分割された2分割受光
領域を有する第1,第2の光検出器で受光して、前記光
情報記録媒体に照射される光のトラックに対するトラッ
クエラー信号を検出するようにした光情報再生装置にお
いて、 前記第1,第2の光検出器をそれぞれ前記±1次回折光
の結像点の前方に、または後方に配置すると共に、これ
ら第1,第2の光検出器の、前記回折方向の一方の側に
位置する受光領域の和と、他方の側に位置する受光領域
の和との差を検出してトラックエラー信号を出力する演
算手段を設けたことを特徴とする光情報再生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14748492A JP3181684B2 (ja) | 1992-06-08 | 1992-06-08 | 光情報再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14748492A JP3181684B2 (ja) | 1992-06-08 | 1992-06-08 | 光情報再生装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05342603A JPH05342603A (ja) | 1993-12-24 |
JP3181684B2 true JP3181684B2 (ja) | 2001-07-03 |
Family
ID=15431440
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14748492A Expired - Fee Related JP3181684B2 (ja) | 1992-06-08 | 1992-06-08 | 光情報再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3181684B2 (ja) |
-
1992
- 1992-06-08 JP JP14748492A patent/JP3181684B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05342603A (ja) | 1993-12-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3549301B2 (ja) | 光ヘッドのトラッキング誤差検出装置 | |
US20040212859A1 (en) | Method for recording and reproducing holographic data and an apparatus therefor | |
US4815060A (en) | Optical pickup device with tracking and focusing utilizing a photodetector having four regions | |
EP0554092B1 (en) | An optical information recording and reproducing device | |
JPS61160845A (ja) | 光デイスクの記録再生装置 | |
US4242579A (en) | Apparatus for the pointwise scanning of an information surface | |
US5594714A (en) | Focus error detection with two symmetrically splitted reflected beams | |
US5629514A (en) | Critical angle focus error detector | |
JP3181684B2 (ja) | 光情報再生装置 | |
EP0477847A2 (en) | Focusing-error detecting apparatus | |
US20060193219A1 (en) | Diffraction grating, optical pickup device, and optical disk apparatus | |
JP3103220B2 (ja) | 光学式信号再生装置 | |
JPH07107742B2 (ja) | 光デイスクヘツドのフオーカスずれ検出装置 | |
JP3246608B2 (ja) | 光学式情報再生装置 | |
KR0165425B1 (ko) | 고밀도 기록재생을 위한 광픽업 | |
US4775965A (en) | Optical system for recording, reproducing, and/or erasing information | |
JPS61198436A (ja) | 対物レンズ位置検出装置 | |
JP3506723B2 (ja) | 光学式情報読み取り装置 | |
JPH0534734B2 (ja) | ||
JP3667111B2 (ja) | 光ピックアップ装置及びクロストーク除去方法 | |
JP2629456B2 (ja) | 対物レンズ位置検出装置 | |
JP3294092B2 (ja) | 光ピックアップ装置 | |
JP2857033B2 (ja) | 光ピックアップ装置 | |
JP3056859B2 (ja) | 光ピックアップ装置 | |
KR100556692B1 (ko) | 광디스크재생장치 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20010403 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090420 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090420 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100420 Year of fee payment: 9 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |