JPH1013407A - スクランブルパターン設定方式 - Google Patents

スクランブルパターン設定方式

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Publication number
JPH1013407A
JPH1013407A JP8164138A JP16413896A JPH1013407A JP H1013407 A JPH1013407 A JP H1013407A JP 8164138 A JP8164138 A JP 8164138A JP 16413896 A JP16413896 A JP 16413896A JP H1013407 A JPH1013407 A JP H1013407A
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JP
Japan
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bit
signal
parity
station
pattern
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JP8164138A
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English (en)
Inventor
Sadayoshi Saito
定祥 斎藤
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FUKUSHIMA NIPPON DENKI KK
NEC Fukushima Ltd
Original Assignee
FUKUSHIMA NIPPON DENKI KK
NEC Fukushima Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】スクランブルパターンの設定動作を送信局で行
うだけでよく、受信局でのスクランブルパターンの設定
は送信局の設定に対応し自動的に行われる。 【解決手段】パリティビット出力回路2a〜2bは送信
信号のビットにつきパリティ演算を行い、パリティビッ
トを出力する。オーバヘッドビット付加器3a〜3bは
送信信号にパリティビットを付加する。フレーム同期回
路13a〜13bはフレーム同期確立後パリティビット
を除去し出力する。デスクランブラー14a〜16aは
複数のスクランブルパターンを一つずつ用い受信信号を
デスクランブルする。パリティ照合回路15a〜17a
はデスクランブルされた信号をパリティチェックし、そ
の結果とフレーム同期回路13a〜13bが出力したパ
リティビットを照合する。その結果に従い、選択回路1
8a〜18bは、正常にデスクランブルされた信号をデ
スクランブラー14a〜16aの中から選択する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はスクランブルパター
ン設定方式に関し、特に送信局で設定されたスクランブ
ルパターンと同じスクランブルパターンが受信局で自動
的に設定されるスクランブルパターン設定方式に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のディジタル通信システムでは、ス
クランブルパターンの設定は、図5および図6に示すよ
うな装置構成により行われている。図5は、従来のディ
ジタル無線通信システムの送信局の装置構成を示すブロ
ック図である。図6は、図5に示す送信局と対向する受
信局の装置構成を示すブロック図である。
【0003】図5および図6に示す従来のディジタル無
線通信システムは、送信局と受信局に現用回線(1)か
ら現用回線(N)(Nは少なくとも1の正の整数)まで
の現用回線N回線のための現用機器、および予備回線1
回線のための予備機器を有する構成である。図5に示す
送信局の装置は、送信局内での現用回線の障害時に、す
なわち現用機器の障害時に現用回線(1)〜現用回線
(N)のそれぞれの信号を予備回線に分岐する送信局分
岐回路1a〜1bと、現用回線(1)〜現用回線(N)
の信号について送信局側のビット処理を行う送信局ビッ
ト処理部26a〜26bと、現用回線と予備回線のいず
れかを選択しその出力を空中線に送出する送信局切替回
路11a〜11bとを有し、さらに予備回線に分岐され
てきた現用回線の信号についての送信局側のビット処理
を行う送信局ビット処理部27を有して構成される。
【0004】また、現用回線(1)の送信局ビット処理
部26aは、入力された信号に無線回線で使用するフレ
ーム同期ビットおよびその他オーバヘッドビットを付加
し出力するオーバヘッドビット付加器22aと、信号を
スクランブルするためのN種類のスクランブルパターン
の中から一つのスクランブルパターンを選択し選択結果
を出力するパターン設定器5aと、オーバヘッドビット
付加器22aからの出力に対しパターン設定器5aで選
択されたスクランブルパターンでスクランブルを行うス
クランブラー4aとから構成される。
【0005】また、送信局ビット処理部26bも、送信
局ビット処理部26aと同様の構成と機能を有し、送信
局分岐回路1aを通って入力された現用回線(N)の信
号のビット処理を行う、オーバヘッドビット付加器22
bと、パターン設定器5bと、スクランブラー4bとか
ら構成される。
【0006】さらに予備回線の送信局ビット処理部27
は、オーバヘッドビット付加器22a〜22bと同様の
機能を有するオーバヘッドビット付加器23と、障害が
発生し予備回線に信号が分岐された現用回線で用いられ
ているスクランブルパターンと同じスクランブルパター
ンを切替制御信号の指示により選択し設定するパターン
設定器25と、オーバヘッドビット付加器23の出力に
対しパターン設定器25で選択されたスクランブルパタ
ーンでスクランブルを行うスクランブラー24とから構
成される。
【0007】図6に示す受信局の装置は、現用N回線分
の回路として、受信局内での現用回線の障害時に、すな
わち現用機器の障害時に無線区間からの現用回線の信号
を予備回線に分岐する受信局分岐回路12a〜12b
と、現用回線(1)〜現用回線(N)の信号の受信局側
のビット処理を行う受信局ビット処理部34a〜34b
と、受信局切替回路21a〜21bとを有し、さらに予
備回線の回路として、予備回線に信号が分岐された現用
回線の信号の受信局側のビット処理を行う受信局ビット
処理部35を有して構成される。
【0008】また、受信局ビット処理部34aは、フレ
ーム同期を確立した後送信局で付加されたフレーム同期
ビットおよびその他オーバヘッドビットを入力された信
号から除去して出力するフレーム同期回路28aと、M
種類のスクランブルパターンの中から一つのスクランブ
ルパターンを選択し選択結果を出力するパターン設定器
30aと、パターン設定器30aで選択されたスクラン
ブルパターンでデスクランブルを行うデスクランブラー
29aとから構成される。
【0009】また、受信局ビット処理部34bも、受信
局ビット処理部34aと同様の構成と機能を有し、フレ
ーム同期回路28bと、パターン設定器30bと、デス
クランブラー29bとから構成される。
【0010】さらに予備回線の受信局ビット処理部35
は、フレーム同期回路28a〜28bと同様の機能を有
するフレーム同期回路31と、切替制御信号により、障
害が発生し予備回線に信号が分岐された現用回線で用い
られているスクランブルパターンと同じスクランブルパ
ターンを選択し設定するパターン設定器33、パターン
設定器33で選択されたスクランブルパターンでデスク
ランブルを行うデスクランブラー29a〜29bとから
構成される。
【0011】次に、動作を説明する。
【0012】例えば現用回線(1)の場合の動作で説明
すると、送信局では、現用回線(1)の信号は送信局分
岐回路1aを通り、送信局ビット処理部26aのオーバ
ヘッドビット付加器22aでフレーム同期ビットおよび
その他オーバヘッドビットを付加され、スクランブラー
4aに出力される。一方、パターン設定器5aではM種
類あるスクランブル用のスクランブルパターンの中から
あらかじめ割り当てられている一つのスクランブルパタ
ーンを選択し、その選択結果をスクランブラー4aに出
力する。このスクランブルパターンの選択は、通常は固
定的にそれぞれの現用回線に割り当てられたスクランブ
ルパターンを選択するようになっているが、回線の運用
上必要があるときには、他の現用回線に割り当てられた
スクランブルパターンをマニュアル操作でパターン設定
器5aに指示して自由に選択し設定することもできる。
スクランブラー4aは、オーバヘッドビット付加器22
aからの出力に対しパターン設定器5aで選択されたス
クランブルパターンでスクランブルを行う。スクランブ
ルされた現用回線(1)の信号は送信局切替回路11a
を介して空中線に出力され、受信局に送信される。
【0013】図6に示す空中線を介して送信局から受信
した現用回線(1)の信号は、受信局分岐回路12aを
通り、受信局ビット処理部34aのフレーム同期回路2
8aでフレーム同期が確立された後、さらに送信局で付
加されたフレーム同期ビットおよびその他オーバヘッド
ビットを除去されデスクランブラー29aに出力され
る。一方、パターン設定器30aでは通常は、送信局の
パターン設定器5aで設定されたスクランブルパターン
と同じスクランブルパターンが選択され設定され、その
選択結果がデスクランブラー29aに出力される。デス
クランブラー29aは、パターン設定器30aで設定さ
れたスクランブルパターンでフレーム同期回路28aか
らの出力信号をデスクランブルして受信局切替回路21
aを介して出力する。
【0014】次に、送信局の現用機器に障害が発生した
場合の動作について説明する。
【0015】例えば現用回線(1)の信号を送信するた
めの現用機器に障害が発生すると、送信局切替回路11
aで障害発生が検出され、図示しない制御線で送信局分
岐回路1aに通知される。この障害の検出により、それ
まで図5に示す送信局分岐回路1aを通り送信局ビット
処理部26aのオーバヘッドビット付加器22aに出力
されていた現用回線(1)の信号は、送信局分岐回路1
aで分岐され予備回線用の予備機器を構成する送信局ビ
ット処理部27のオーバヘッドビット付加器23にも出
力される。予備回線側に分岐された現用回線(1)の信
号は、予備機器のオーバヘッドビット付加器23で、現
用回線(1)〜現用回線(N)のオーバヘッドビット付
加器22a〜22bの場合と同様にフレーム同期ビット
およびその他オーバヘッドビットを付加され、スクラン
ブラー24に出力される。また、パターン設定器25
は、切替制御信号により障害の発生した現用機器で設定
されているスクランブルパターンを選択して設定し、そ
のスクランブルパターンを設定したことを選択結果とし
てスクランブラー24に通知する。スクランブラー24
は、オーバヘッドビット付加器23の出力に対しパター
ン設定器25で選択されたスクランブルパターンでスク
ランブルを行う。予備機器のスクランブラー24でスク
ランブルされた現用回線(1)の信号は送信局切替回路
11aに出力されるが、現用回線(1)の送信局ビット
処理部26aから出力がない状態で予備回線の送信局ビ
ット処理部27からの現用回線(1)の信号の出力を検
出した送信局切替回路11aは、入力回路を予備回線側
に切替えてこの予備回線側から入力された現用回線
(1)の信号を空中線に出力する。
【0016】送信局で予備回線に分岐され予備回線側を
通って空中線に出力された現用回線(1)の信号は、図
6に示す受信局の空中線に受信され、受信局分岐回路1
2aを通り、受信局ビット処理部34aのフレーム同期
回路28aでフレーム同期が確立され、さらに送信局で
付加されたフレーム同期ビットおよびその他オーバヘッ
ドビットを除去されデスクランブラー29aに出力され
る。パターン設定器30aでは現用回線(1)に割り当
てられているスクランブルパターンであり、送信局のパ
ターン設定器25で設定されたスクランブルパターンと
同じパターンであるスクランブルパターンを選択して設
定し、その選択結果をデスクランブラー29aに出力す
る。デスクランブラー29aは、パターン設定器30a
で設定されたスクランブルパターンを用いて、フレーム
同期回路28aからの出力信号をデスクランブルして受
信局切替回路21aを介して出力する。
【0017】次に、受信局の現用機器にも障害が発生し
た場合の動作について説明する。
【0018】送信局から送出されてきた現用回線(1)
の信号は、図6に示す受信局の空中線に受信され、受信
局分岐回路12aを通り、受信局ビット処理部34aに
送出されるが、このとき例えば現用回線(1)の信号が
通る現用機器に障害が発生すると、受信局切替回路21
aで障害発生が検出され、図示しない制御線で受信局分
岐回路12aに通知される。この障害の検出により、そ
れまで受信局分岐回路12aを通り受信局ビット処理部
34aのフレーム同期回路28aに出力されていた現用
回線(1)の信号は、受信局分岐回路12aで分岐され
予備回線用の予備機器を構成する受信局ビット処理部3
5のフレーム同期回路31にも出力される。予備機器の
フレーム同期回路31に出力された現用回線(1)の信
号は、フレーム同期回路31でフレーム同期が確立さ
れ、さらに送信局で付加されたフレーム同期ビットおよ
びその他オーバヘッドビットを除去されデスクランブラ
ー29aに出力される。パターン設定器33では切替制
御信号に基づき、現用回線(1)にあらかじめ割り当て
られているスクランブルパターンを選択して設定し、そ
の選択結果をデスクランブラー32に出力する。デスク
ランブラー32は、パターン設定器33で設定されたス
クランブルパターンで、フレーム同期回路31からの出
力信号をデスクランブルし、予備回線のデスクランブラ
ー32でデスクランブルされた現用回線(1)の信号は
受信局切替回路21aに出力されるが、現用回線(1)
の現用機器である受信局ビット処理部34aから出力が
ない状態で予備機器からの現用回線(1)の信号の入力
を検出した受信局切替回路21aは、入力回路を予備回
線側に切替えてこの現用回線(1)の信号を出力する。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のスクラ
ンブルパターン設定方式では、送信局で回線別にそれぞ
れ異なるパターンのスクランブルパターンが設定され、
受信局でも各現用回線が送信局の現用回線と対応して同
じスクランブルパターンでデスクランブルを行うように
なっているが、装置の電源立ち上げ時、システム機器の
移設時および回線ルートの変更時などの場合には、その
都度送信局と受信局との間でスクランブルパターンが一
致しているか否かを人間が確認し、一致していない場合
には一致させるという煩雑な作業を行わなければならな
いという欠点を有している。
【0020】本発明の目的は、スクランブルパターンの
設定動作を送信局で行うだけでよく、受信局でのスクラ
ンブルパターンの設定は送信局のスクランブルパターン
の設定に対応して自動的に同じスクランブルパターンで
行われるスクランブルパターン設定方式を提供すること
にある。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明のスクランブルパ
ターン設定方式は、ディジタル無線通信システムの送信
局で、信号を構成するビット列の中の決められた範囲の
ビット列に対し水平パリティビットを付加した後にスク
ランブルパターンを用いてスクランブルしてディジタル
無線受信局に送信し、前記ディジタル無線受信局で、前
記ディジタル無線送信局から送信されてきた信号を構成
するビット列の中から前記水平パリティビットを除去し
た後複数のスクランブルパターンを用いてデスクランブ
ルし、前記複数のスクランブルパターンを用いてデスク
ランブルされ出力された複数のデスクランブル生成信号
の前記決められた範囲のビット列についてパリティチェ
ックを行い、前記ディジタル無線送信局から送信されて
きた信号から除去され取り出された前記水平パリティビ
ットと前記パリティチェックの結果とを照合し、双方の
偶奇性が一致する前記デスクランブル生成信号を出力し
たスクランブルパターンを前記複数のスクランブルパタ
ーンの中のから選択し前記送信局で使用したスクランブ
ルパターンと同じスクランブルパターンであると判定す
るように構成される。
【0022】また、本発明のスクランブルパターン設定
方式は、ディジタル通信回線N回線からの信号を対応す
る別々の送信用現用無線装置で受信し、前記信号を構成
するビット列を回線ごとに異るスクランブルパターンを
用いてスクランブルし対向する受信局に向け無線通信に
より送信する送信局と、前記送信局から送信された信号
を構成するビット列を対応する別々の受信用現用無線装
置で受信し、前記ビット列をそれぞれデスクランブルし
て外部に出力する受信局とから構成されるディジタル通
信システムにおいて、前記送信局の送信用現用無線装置
および送信用予備無線装置が、(A)前記ディジタル通
信回線から入力された前記信号を構成するビット列の中
の決められた範囲のビットについて、「1」の値を示す
ビットの数を計数し「1」のビットの数が奇数の場合
に、「1」のビットをパリティビットとして出力するパ
リティビット出力手段、(B)前記パリティビット出力
手段からのパリティビットを受け取り、前記無線回線で
使用するフレーム同期ビットと共に、前記ディジタル通
信回線から入力された前記信号を構成するビット列に前
記パリティビットを付加するオーバヘッドビット付加手
段、(C)複数のスクランブルパターンの中からあらか
じめ決められた一つのスクランブルパターンを選択しど
のスクランブルパターンを選択したかを示す選択結果を
出力するパターン設定手段、(D)前記オーバヘッドビ
ット付加手段の出力に対し前記パターン設定手段で選択
されたスクランブルパターンでスクランブルを行うスク
ランブラー、を備え、前記受信局の現用送信局ビット処
理手段と予備送信局ビット処理手段とがそれぞれ、
(E)フレーム同期を確立し前記オーバヘッドビット付
加手段により付加したフレーム同期ビットとパリティビ
ットとを前記信号から除去し、前記信号と前記パリティ
ビットとを別々に出力するフレーム同期手段、(F)前
記複数のスクランブルパターンを一つずつ分担して使用
し前記送信局からの信号を構成するビット列をデスクラ
ンブルし出力する、前記スクランブルパターンの数と同
じ数のデスクランブラー、(G)前記デスクランブラー
と1対1で対応し、前記フレーム同期手段から出力され
たパリティビットの値が「1」であるときに、前記デス
クランブラーから出力された前記ビット列につき計数し
た「1」の値を示すビットの数が奇数であるか否かのチ
ェックを行い、前記パリティビットの値が「1」である
ときに前記ビット列につき計数した「1」の値を示すビ
ットの数が奇数である状態が連続してあらかじめ決めら
れた回数だけ継続した場合には、前記デスクランブラー
の用いたスクランブルパターンが送信局のスクランブル
パターンと一致しているものと判定して一致信号を出力
し、前記ビット列につき計数した「1」の値を示すビッ
トの数が奇数である状態が継続しない場合には、デスク
ランブラーの用いたスクランブルパターンは送信局のス
クランブルパターンと一致していないものと判定して不
一致信号を出力するパリティ照合手段、(H)前記一致
信号を受けて、正常にデスクランブルされた信号を前記
複数のデスクランブラーの中から選択する選択手段、を
備えて構成される。
【0023】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0024】図1は、本発明のスクランブルパターン設
定方式を使用するディジタル無線通信システムの送信局
の装置構成を示すブロック図である。また図2は、図1
の送信局と対向する受信局の装置構成を示すブロック図
である。
【0025】図1および図2に示す本発明のスクランブ
ルパターン設定方式を使用するディジタル無線通信シス
テムは、送信局と受信局にそれぞれ、現用回線(1)〜
現用回線(N)(Nは少なくとも1の正の整数)に対応
する現用機器と予備回線に対応する予備機器とを有する
構成である。
【0026】図1に示す送信局の装置は、図5に示す従
来の送信局装置と同様の送信局分岐回路1a〜1bおよ
び送信局切替回路11a〜11bと、現用回線用の送信
局ビット処理部9a〜9bとを有し、さらに予備回線用
の送信局ビット処理部10を有して構成される。
【0027】また、送信局ビット処理部9aは、送信局
分岐回路1aを通って入力された現用回線(1)の信号
を構成するビット列の中の決められた範囲のビットにつ
いて、「1」の値を示すビットの数を計数し「1」のビ
ット数が奇数の場合は、「1」のビットをパリティビッ
トとして出力するパリティビット出力回路2aと、パリ
ティビット出力回路2aからのパリティビットを受け取
り、無線回線で使用するフレーム同期ビットおよびその
他オーバヘッドビットと共に、入力された現用回線
(1)の信号に付加するオーバヘッドビット付加器3a
と、(N+1)種類のスクランブルパターンの中からあ
らかじめ決められた一つのスクランブルパターンを選択
し選択結果を出力するパターン設定器5aと、オーバヘ
ッドビット付加器3aの出力に対しパターン設定器5a
で選択されたスクランブルパターンでスクランブルを行
うスクランブラー4aとから構成される。
【0028】また、送信局ビット処理部9bも、送信局
ビット処理部9aと同様の構成と機能を有し、送信局分
岐回路1aを通って入力された現用回線(N)の信号の
ビット処理を行う、パリティビット出力回路2bと、オ
ーバヘッドビット付加器3bと、パターン設定器5b
と、スクランブラー4bとから構成される。
【0029】また、予備回線の回路の送信局ビット処理
部10は、送信局ビット処理部9a〜9bと同様の構成
であり、送信局ビット処理部10の内部の詳細は省略し
図示していない。
【0030】図2に示す受信局は、図6に示す従来の送
信局装置と同様の受信局分岐回路12a〜12bおよび
受信局切替回路21a〜21bと、現用回線用の受信局
ビット処理部19a〜19bとを有し、さらに予備回線
用の受信局ビット処理部20を有して構成される。
【0031】また、受信局ビット処理部19aは、フレ
ーム同期を確立した後送信局で付加したフレーム同期ビ
ット,パリティビットおよびその他オーバヘッドビット
とを信号から除去して出力するフレーム同期回路13a
と、(N+1)種類のスクランブルパターンを一つずつ
分担して用い現用回線(1)の信号をデスクランブルし
出力する(N+1)個のデスクランブラー14a〜16
aと、(N+1)個のデスクランブラー14a〜16a
からの信号に対し送信局側でのビットチェックと同様
に、「1」の値をとるビットの数を計数してそのチェッ
ク結果の偶奇性と、フレーム同期回路13aから出力さ
れたパリティビットの偶奇性とを照合し、双方の偶奇性
が連続してあらかじめ決められた回数一致したときには
デスクランブラーの用いたスクランブルパターンが送信
局のスクランブルパターンと一致しているものと判定
し、パリティが連続してあらかじめ決められた回数一致
しないときにはデスクランブラーの用いたスクランブル
パターンは送信局のスクランブルパターンと一致してい
ないものと判定して不一致信号を出力する(N+1)個
のパリティ照合回路15a〜17aと、正常にデスクラ
ンブルされた信号をパリティ照合回路15a〜17aか
らの一致信号をもとにデスクランブラー14a〜16a
の中から選択する選択回路18aとから構成される。な
お、(N+1)個のデスクランブラー14a〜16a
は、現用回線(1)に対応する1番目のデスクランブラ
ー14aが現用回線(1)に割り当てられたスクランブ
ルパターンを用いてデスクランブルを行い、またN番目
のデスクランブラー(図示せず)が現用回線(N)に割
り当てられたスクランブルパターンを用いてデスクラン
ブルを行い、最後の(N+1)番目のデスクランブラー
16aが予備回線に割り当てられたスクランブルパター
ンを用いてデスクランブルを行うように構成される。
【0032】また、受信局ビット処理部19bも、受信
局ビット処理部19aと同様の構成と機能を有し、フレ
ーム同期回路13bと、デスクランブラー14b〜16
bと、パリティ照合回路15b〜17bと、選択回路1
8bとから構成される。
【0033】また、予備回線の回路の受信局ビット処理
部20も、現用回線用の受信局ビット処理部19a〜1
9bと同じ構成である。
【0034】次に、動作を説明する。
【0035】例えば現用回線(1)の場合で説明する
と、送信局で、現用回線(1)の信号は送信局分岐回路
1aを通り、送信局ビット処理部9aのオーバヘッドビ
ット付加器3aのパリティビット出力回路2aに入力さ
れる。パリティビット出力回路2aは、送信局分岐回路
1aを通って入力された現用回線(1)の信号のビット
列の中の決められた範囲のビットについて、「1」の値
をとるビットの数を計数し「1」の数が奇数の場合は、
「1」の値のビットをパリティビットとしてオーバヘッ
ドビット付加器3aに出力する。オーバヘッドビット付
加器3aは、パリティビット出力回路2aからのパリテ
ィビットを受け取り、無線回線で使用するフレーム同期
ビットおよびその他オーバヘッドビットと共に、入力さ
れた現用回線(1)の信号に対し図3に示すように付加
する。図3において、「F」はフレーム同期ビットを示
し、「P」はパリティビットを示す。なお、その他オー
バヘッドビットについては図示していない。また、オー
バヘッドビット付加器3aでは、フレーム同期ビットと
パリティビットとその他オーバヘッドビットとを付加す
るために、ビットの伝送速度を大きくし入力信号に対し
て伝送容量を増加させている。パターン設定器5aは、
(N+1)種類のスクランブル用のスクランブルパター
ンを選択しその選択結果をスクランブラー4aに出力す
る。スクランブラー4aは、オーバヘッドビット付加器
3aの出力に対しパターン設定器5aで選択されたスク
ランブルパターンでスクランブルを行う。スクランブル
された現用回線(1)の信号は送信局切替回路11aを
介して空中線に出力される。
【0036】空中線に出力された現用回線(1)の信号
は、図2に示す受信局の空中線に受信される。図2で無
線区間からの現用回線(1)の信号は、受信局分岐回路
12aを通り、受信局ビット処理部19aのフレーム同
期回路13aでフレーム同期が確立され、さらに送信局
で付加したフレーム同期ビット,パリティビットおよび
その他オーバヘッドビットを図4に示すように除去され
(N+1)個のデスクランブラー14a〜16aに出力
される。一方、取り出されたパリティビットは、(N+
1)個のパリティ照合回路15a〜17aにそれぞれに
出力される。(N+1)個のデスクランブラー14a〜
16aは、それぞれ(N+1)種類のスクランブルパタ
ーンを一つずつ用いてデスクランブルを分担し、デスク
ランブルされた現用回線(1)の信号を、対応したパリ
ティ照合回路15a〜17aに出力する。パリティ照合
回路15a〜17aは、(N+1)個のデスクランブラ
ー14a〜16aからの信号に対し送信局側でのビット
チェックと同様に、「1」の値をとるビットの数を計数
し、そのチェック結果とフレーム同期回路13aから出
力されたパリティビットとを照合し、フレーム同期回路
13aから出力されたパリティビットと偶奇性が合った
チェック結果になっている状態が連続してあらかじめ決
められた回数継続したときには、デスクランブラーの用
いたスクランブルパターンが送信局のスクランブルパタ
ーンと一致しているものと判定して一致信号を出力し、
パリティが連続してあらかじめ決められた回数一致しな
いときにはデスクランブラーの用いたスクランブルパタ
ーンは送信局のスクランブルパターンと一致していない
ものと判定して不一致信号を出力する。選択回路18a
は、正常にデスクランブルされた信号をパリティ照合回
路15a〜17aからの一致信号をもとにデスクランブ
ラー14a〜16aの中から選択する。デスクランブラ
ー14a〜16aの中から選択回路18aが選択した正
常にデスクランブルされた信号は、受信局切替回路11
aを介して出力される。この場合、一致信号を出力する
のは、現用回線にあらかじ割り当てられたスクランブル
パターンを用いてデスクランブルを行ったデスクランブ
ラー14aから出力された信号をチェックしたパリティ
照合回路15aのみである。
【0037】次に、送信局の現用機器に障害が発生した
場合の動作について説明する。
【0038】例えば現用回線(1)の信号が通る現用機
器に障害が発生すると、現用回線(1)の信号は図1に
示す送信局分岐回路1aで障害の発生した現用機器の外
に、予備機器にも分岐される。すなわち、それまで送信
局分岐回路1aを通り送信局ビット処理部9aのオーバ
ヘッドビット付加器3aに出力されていた現用回線
(1)の信号は、送信局分岐回路1aを通り予備回線を
構成する予備機器の送信局ビット処理部10のオーバヘ
ッドビット付加器(図示せず)にも出力される。予備機
器に分岐された現用回線(1)の信号は、予備機器の送
信局ビット処理部10のオーバヘッドビット付加器で、
オーバヘッドビット付加器9aと同様にフレーム同期ビ
ットとパリティビット付加回路(図示せず)から出力さ
れたパリティビットとその他オーバヘッドビットとを付
加され、送信局ビット処理部10のスクランブラー(図
示せず)に出力される。また、予備機器の送信局ビット
処理部10のパターン設定器(図示せず)は、あらかじ
め予備回線用に割り当てられたスクランブルパターンを
選択して設定し、その選択結果を送信局ビット処理部1
0のスクランブラーに出力する。送信局ビット処理部1
0のスクランブラーは、送信局ビット処理部10のオー
バヘッドビット付加器の出力に対しパターン設定器で選
択されたスクランブルパターンでスクランブルを行う。
現用回線(1)から分岐され予備回線でスクランブルさ
れた現用回線(1)の信号は送信局切替回路11aを介
して空中線に出力される。
【0039】送信局で予備回線を使用し空中線に出力さ
れた現用回線(1)の信号は、図2に示す受信局の空中
線に受信され、受信局分岐回路12aを介して現用回線
(1)の受信局ビット処理部19aに送出される。受信
局ビット処理部19aに入力された受信信号は、フレー
ム同期回路13aでフレーム同期が確立された後、送信
局で付加したフレーム同期ビット,パリティビットおよ
びその他オーバヘッドビットを除去され(N+1)個の
デスクランブラー14a〜16aに出力される。一方、
取り出されたパリティビットは、(N+1)個のパリテ
ィ照合回路15a〜17aにそれぞれに出力される。以
後、(N+1)個のデスクランブラー14a〜16aに
よるデスクランブル動作、パリティ照合回路15a〜1
7aによる照合動作、および選択回路18aによる選択
動作は、上述した障害のない場合の通常動作と同じであ
るので、説明は省略する。ただし、この場合は、送信局
の現用機器に障害が発生し、送信局では予備回線を使用
して送信されており、スクランブルは予備回線にあらか
じめ割り当てられたスクランブルパターンで行われてい
るので、デスクランブラー14a〜16aのうち、予備
回線にあらかじめ割り当てられたスクランブルパターン
でデスクランブルを行うデスクランブラー16aから出
力された信号をチェックしたパリティ照合回路17aの
みが、選択回路18aに一致信号を出力する。選択回路
18aはパリティ照合回路17aからの一致信号を受け
て、パリティ照合回路17aと対応するデスクランブラ
ー16aから出力された信号を正しいスクランブルパタ
ーンでデスクランブルされた信号として選択し受信局切
替回路11aを介して出力する。
【0040】次に、受信局の現用機器に障害が発生した
場合の動作について説明する。
【0041】送信局から送出されてきた現用回線(1)
の信号は、図2に示す受信局の空中線に受信され、受信
局分岐回路12aを通り、受信局ビット処理部19aに
送出されるが、このとき例えば現用回線(1)の信号が
通る現用機器に障害が発生すると、図6に示す従来の受
信局装置と同様に、受信局切替回路21aで障害発生が
検出され、図示しない制御線で受信局分岐回路12aに
通知される。この障害の検出により、それまで受信局分
岐回路12aを通り受信局ビット処理部19aのフレー
ム同期回路13aに出力されていた現用回線(1)の信
号は、受信局分岐回路12aで分岐され予備回線用の予
備機器を構成する受信局ビット処理部20のフレーム同
期回路(図示せず)にも出力される。この予備機器のフ
レーム同期回路に出力された現用回線(1)の信号は、
上述した障害のない通常の動作と同様に、ここでフレー
ム同期が確立され、さらに送信局で付加されたフレーム
同期ビットおよびその他オーバヘッドビットを除去さ
れ、予備回線用の受信局ビット処理部20の(N+1)
種類のスクランブルパターンを分担して用いスクランブ
ルを行う(N+1)個のデスクランブラー(図示せず)
に出力される。一方、取り出されたパリティビットは、
受信局ビット処理部20に含まれる、受信局ビット処理
部19a〜19bと同様の(N+1)個のパリティ照合
回路(図示せず)にそれぞれ出力される。以降の動作も
上述した障害のない通常の動作と同様に行われ、同じく
受信局ビット処理部20に含まれる選択回路(図示せ
ず)は、(N+1)個のパリティ照合回路(図示せず)
の中の一つのパリティ照合回路から一致信号を受けて、
そのパリティ照合回路と対応するデスクランブラー(図
示せず)から出力された信号を正しいスクランブルパタ
ーンでデスクランブルされた信号として選択し受信局切
替回路11aを介して出力する。ただし、この場合は、
送信局でのスクランブルは現用回線にあらかじめ割り当
てられたスクランブルパターンで行われているので、
(N+1)個のデスクランブラー(図示せず)のうち、
現用回線にあらかじめ割り当てられたスクランブルパタ
ーンでデスクランブルを行いデスクランブラーから出力
された信号をチェックした上記のパリティ照合回路(図
示せず)のみが、上記の選択回路(図示せず)に一致信
号を出力することになる。
【0042】上記の説明でも分るように、自動的に、受
信局では送信局で行われたスクランブルでのスクランブ
ルパターンと同じスクランブルパターンでデスクランブ
ルが行われるので、装置の電源立ち上げ時、あるいはシ
ステム機器の移設時および回線ルートの変更時などの場
合にも、スクランブルパターンの設定について送信局と
受信局との対応を考える必要がなく、送信局と受信局と
の間のスクランブルパターンの設定を一致させるため
に、人間が煩雑な作業を行う必要がなくなる。
【0043】上記の説明では、パリティチェックは偶数
パリティを用いているが、奇数パリティであってもよ
い。また、現用回線用の送信局側で、各回線が設定でき
るスクランブルパターンの種類を現用回線数と予備回線
数の合計の数だけ用意し、受信側でもその数に対応して
受信局ビット処理部のパリティ照合回路およびデスクラ
ンブラーを設けて説明したが、通常の運用方法であれば
現用回線の各回線は自己にあらかじめ割り当てられたス
クランブルパターンと予備回線に割り当てられたスクラ
ンブルパターンとの2種類あればよく、予備回線では予
備回線に割り当てられたスクランブルパターンの1種類
でよい。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のスクラン
ブルパターン設定方式は、送信局の回線ごとに、送信信
号のビットにつきパリティ演算を行い、パリティビット
を出力するパリティビット出力手段と、送信信号にパリ
ティビットを付加するオーバヘッドビット付加手段と、
受信局の回線ごとに、パリティビットを除去し出力する
手段と、複数のスクランブルパターンを一つずつ用いて
信号をデスクランブルする複数のデスクランブラーと、
デスクランブルされた信号をパリティチェックし、その
結果とパリティビットを除去し出力する手段が出力した
パリティビットとを照合する複数のパリティ照合手段
と、正常にデスクランブルされた信号を複数のデスクラ
ンブラーの中から選択する選択手段とを設けることによ
り、スクランブルパターンの設定作業を送信局で行うだ
けでよく、システム機器の移設時および回線ルートの変
更時などの場合に、送信局と受信局との間でスクランブ
ルパターンを一致させる煩雑な作業を行う必要がないた
め作業効率を向上させることができるという効果を有し
ている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスクランブルパターン設定方式を使用
するディジタル無線通信システムの送信局の装置構成を
示すブロック図である。
【図2】図1の送信局の装置と対向する受信局の装置構
成を示すブロック図である。
【図3】送信局のビット処理を説明する説明図である。
【図4】受信局のビット処理を説明する説明図である。
【図5】従来のディジタル無線通信システムの送信局の
装置構成を示すブロック図である。
【図6】図5の送信局の装置と対向する受信局の装置構
成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1a〜1b 送信局分岐回路 2a〜2b パリティビット出力回路 3a〜3b オーバヘッドビット付加器 4a〜4b スクランブラー 5a〜5b パターン設定器 9a〜9b 送信局ビット処理部 10 送信局ビット処理部 11a〜11b 送信局切替回路 12a〜12b 受信局分岐回路 13a〜13b フレーム同期回路 14a〜14b デスクランブラー 15a〜15b パリティ照合回路 16a〜16b デスクランブラー 17a〜17b パリティ照合回路 18a〜18b 選択回路 19a〜19b 受信局ビット処理部 20 受信局ビット処理部 21a〜21b 受信局切替回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタル無線通信システムの送信局
    で、信号を構成するビット列の中の決められた範囲のビ
    ット列に対し水平パリティビットを付加した後にスクラ
    ンブルパターンを用いてスクランブルした後ディジタル
    無線受信局に送信し、前記ディジタル無線受信局で、前
    記ディジタル無線送信局から送信されてきた信号を構成
    するビット列の中から前記水平パリティビットを除去し
    た後複数のスクランブルパターンを用いてデスクランブ
    ルし、前記複数のスクランブルパターンを用いてデスク
    ランブルされ出力された複数のデスクランブル生成信号
    の前記決められた範囲のビット列についてパリティチェ
    ックを行い、前記ディジタル無線送信局から送信されて
    きた信号から除去され取り出された前記水平パリティビ
    ットと前記パリティチェックの結果とを照合し、双方の
    偶奇性が一致する前記デスクランブル生成信号を出力し
    たスクランブルパターンを前記複数のスクランブルパタ
    ーンの中のから選択し前記送信局で使用したスクランブ
    ルパターンと同じスクランブルパターンであると判定す
    ることを特徴とするスクランブルパターン設定方式。
  2. 【請求項2】 ディジタル通信回線N(Nは少なくとも
    1の正の整数)回線からの信号を対応する別々の送信用
    現用無線装置で受信し、前記信号を構成するビット列を
    回線ごとに異るスクランブルパターンを用いてスクラン
    ブルした後対向する受信局に向け無線通信により送信す
    る送信局と、前記送信局から送信された信号を構成する
    ビット列を対応する別々の受信用現用無線装置で受信
    し、前記ビット列をそれぞれデスクランブルして外部に
    出力する受信局とから構成されるディジタル通信システ
    ムにおいて、前記送信局の送信用現用無線装置および送
    信用予備無線装置が、(A)前記ディジタル通信回線か
    ら入力された前記信号を構成するビット列の中の決めら
    れた範囲のビットについて、「1」の値を示すビットの
    数を計数し「1」のビットの数が奇数の場合に、「1」
    のビットをパリティビットとして出力するパリティビッ
    ト出力手段、(B)前記パリティビット出力手段からの
    パリティビットを受け取り、前記無線回線で使用するフ
    レーム同期ビットと共に、前記ディジタル通信回線から
    入力された前記信号を構成するビット列に前記パリティ
    ビットを付加するオーバヘッドビット付加手段、(C)
    複数のスクランブルパターンの中からあらかじめ決めら
    れた一つのスクランブルパターンを選択しどのスクラン
    ブルパターンを選択したかを示す選択結果を出力するパ
    ターン設定手段、(D)前記オーバヘッドビット付加手
    段の出力に対し前記パターン設定手段で選択されたスク
    ランブルパターンでスクランブルを行うスクランブラ
    ー、を備え、前記受信局の現用送信局ビット処理手段と
    予備送信局ビット処理手段とがそれぞれ、(E)フレー
    ム同期を確立し前記オーバヘッドビット付加手段により
    付加したフレーム同期ビットとパリティビットとを前記
    信号から除去し、前記信号と前記パリティビットとを別
    々に出力するフレーム同期手段、(F)前記複数のスク
    ランブルパターンを一つずつ分担して使用し前記送信局
    からの信号を構成するビット列をデスクランブルし出力
    する、前記スクランブルパターンの数と同じ数のデスク
    ランブラー、(G)前記デスクランブラーと1対1で対
    応し、前記フレーム同期手段から出力されたパリティビ
    ットの値が「1」であるときに、前記デスクランブラー
    から出力された前記ビット列につき計数した「1」の値
    を示すビットの数が奇数であるか否かのチェックを行
    い、前記パリティビットの値が「1」であるときに前記
    ビット列につき計数した「1」の値を示すビットの数が
    奇数である状態が連続してあらかじめ決められた回数だ
    け継続した場合には、前記デスクランブラーの用いたス
    クランブルパターンが送信局のスクランブルパターンと
    一致しているものと判定して一致信号を出力し、前記ビ
    ット列につき計数した「1」の値を示すビットの数が奇
    数である状態が継続しない場合には、デスクランブラー
    の用いたスクランブルパターンは送信局のスクランブル
    パターンと一致していないものと判定して不一致信号を
    出力するパリティ照合手段、(H)前記一致信号を受け
    て、正常にデスクランブルされた信号を前記複数のデス
    クランブラーの中から選択する選択手段、を備えたこと
    を特徴とするスクランブルパターン設定方式。
JP8164138A 1996-06-25 1996-06-25 スクランブルパターン設定方式 Pending JPH1013407A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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