JPH10132953A - 赤外線反射式センサ及びこれを用いた便器 - Google Patents

赤外線反射式センサ及びこれを用いた便器

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JPH10132953A
JPH10132953A JP8307012A JP30701296A JPH10132953A JP H10132953 A JPH10132953 A JP H10132953A JP 8307012 A JP8307012 A JP 8307012A JP 30701296 A JP30701296 A JP 30701296A JP H10132953 A JPH10132953 A JP H10132953A
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JP
Japan
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emitting element
infrared
area
receiving element
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Application number
JP8307012A
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English (en)
Inventor
Kenji Moriyama
謙治 森山
Tetsuji Nibu
哲治 丹生
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Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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Publication date
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  • Toilet Supplies (AREA)
  • Bidet-Like Cleaning Device And Other Flush Toilet Accessories (AREA)
  • Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)
  • Geophysics And Detection Of Objects (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 着座センサ20は、保護板24に近い位置に
ある検知対象物を検出することができ、保護板24の反
射の影響をなくし検知精度を高める。 【解決手段】 着座センサ20は、発光素子22と、受
光素子23と、保護板24とを備えており、発光素子2
2から発せられる赤外光の投光エリアR1と、受光素子
23が受光する範囲を受光エリアR2とし、これらが重
なる範囲を感知エリアR3としている。保護板24の透
過部25は、感知エリアR3に重なるように配置されて
いる。また、保護板24は、その内表面25a及び外表
面25bでの反射光が受光素子23に向かわないように
センサ基板21に対して角度θkで傾いて配置されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洋式便器への着座
の有無を検知する着座センサなどに使用される赤外線反
射式センサ及びこれを用いた便器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の赤外線反射式センサとし
て、赤外光を発する発光素子と、赤外光を受光する受光
素子とを備え、該発光素子から発せられる赤外光が検知
対象物に反射され、その反射光を受ける受光素子の検知
信号に基づいて検知対象物の有無を検知するセンサが知
られている(特開平6−101260号公報)。
【0003】図14は赤外線反射式センサ100を示す
概略構成図である。図14において、赤外線反射式セン
サ100は、ケーシング102と、このケーシング10
2に形成された収納凹所104に収納された発光素子1
06と、上記ケーシング102に形成された収納凹所1
08に収納された受光素子110と、ケーシング102
に対して距離L1だけ離して設置された保護板112と
を備えている。上記保護板112は、光透過性のアクリ
ル板から形成されており、発光素子106や受光素子1
10などの内部部品の保護や外観の向上を図っている。
【0004】上記赤外線反射式センサ100では、発光
素子106を中心に角度θ1で発せられる範囲が投光エ
リアR1となり、受光素子110を中心とした角度θ2
の範囲が受光エリアR2となっている。そして、投光エ
リアR1と受光エリアR2とが重なる領域を感知エリア
R3(破線で示す部分)とし、感知エリアR3内に検知
対象物Tが入ると、発光素子106からの光は、経路g
1を経て検知対象物Tの表面で乱反射して、経路g2を
経て受光素子110に入る。このとき、受光素子110
からの検知信号が所定以上になると検知対象物Tがある
と判定している。
【0005】しかし、上記赤外線反射式センサ100で
は、図15に示すように、検知対象物Tが感知エリアR
3より保護板112側に近接した位置にあり、つまり感
知エリアR3から外れると、発光素子106からの赤外
光のうちもっとも受光素子110を通る赤外光、つまり
経路g3から経路g4を経る赤外光であっても、受光素
子110に入らず、検知対象物Tを検知することができ
ない。
【0006】これを解決するために、図16に示すよう
に、保護板120を発光素子106及び受光素子110
から距離L2まで離して、保護板120を感知エリアR
3にかかるように配置する手段がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、保護板120
を距離L2まで遠くすると、設置スペースが大きくなる
という問題があるだけでなく、発光素子106から発し
た赤外光のうち経路g5を経た赤外光が保護板120の
反射点p1で反射して、経路g6を経て受光素子110
に入射する。このため、検知対象物Tが感知エリアR3
内にないにもかかわらず、検知対象物Tを誤って検知す
るという問題があった。
【0008】本発明は、上記従来の技術の問題を解決す
るものであり、発光素子及び受光素子に近接した位置に
ある検知対象物を検知することができるとともに、検知
対象物の検知精度を向上させた赤外線反射式センサ及び
これを用いた便器を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】上
記課題を解決するためになされた請求項1の発明は、赤
外光を発する発光素子と、この発光素子から離れて設置
された受光素子と、光透過性の材料からなり受光素子及
び発光素子から離れて設置され該受光素子及び発光素子
を保護するための保護部材とを備え、上記発光素子から
発せられかつ保護部材を通った赤外光のうち検知対象物
で反射した反射光を上記受光素子で受光することによ
り、該検知対象物を検知する赤外線反射式センサにおい
て、上記発光素子は、その中心から第1角度の範囲で広
がる赤外光が発せられる投光エリアを形成するように配
置され、上記受光素子は、その中心から第2角度の範囲
の赤外光を受光する受光エリアを形成するとともに、該
受光エリアと上記投光エリアとが重なる領域を感知エリ
アとし、該感知エリア内に上記検知対象物があるときに
反射光を受光するように配置され、上記保護部材は、上
記発光素子から発する赤外光が透過する透過部を備え、
該透過部は、少なくともその一部が上記感知エリア内に
入るように配置されるとともに、該透過部で反射される
赤外光が上記受光素子側へ向かわないように構成されて
いること、を特徴とする。
【0010】第1の発明では、発光素子は、その中心か
ら第1角度の範囲で赤外光を発して、その範囲を投光エ
リアとするように配置されており、また、受光素子は、
その中心から第2角度の範囲の赤外光を受光する受光エ
リアを形成するように配置されている。そして、投光エ
リアと受光エリアとが重なる範囲が感知エリアとなって
おり、該感知エリアに検知対象物があると、発光素子で
発した赤外光は、検知対象物で乱反射して受光素子で受
光される。これにより、検知対象物が検知される。
【0011】また、保護部材は、発光素子及び受光素子
から離れて配置されて発光素子及び受光素子を保護して
いるが、光透過性の材料で形成されているので、発光素
子からの赤外光を通すための検知対象物の検知の妨げと
ならない。また、保護部材は、感知エリアの一部にかか
るように配置されているので、該保護部材に近接した位
置に検知対象物があっても、これを検知することができ
る。
【0012】さらに、保護部材は、発光素子から発する
赤外光が透過する透過部を備え、この透過部は、該透過
部で反射される赤外光が受光素子へ向かわないように形
成されている。したがって、発光素子から発した赤外光
が透過部で反射することがなく、つまり検知対象物以外
で反射した赤外光が受光素子で入らないから、受光素子
から誤った検知信号が出力されることがない。
【0013】なお、保護部材の透過部の好適な態様とし
て、保護部材を板材で形成し、この保護部材を傾斜した
角度に設置する構成とすることにより実現できる。
【0014】また、透過部の他の好適な態様として、透
過部の表面を、発光素子を中心にして半球面に形成す
る。これにより、透過部の表面で反射した赤外光は、発
光素子へ戻り、受光素子側へ向かわない。
【0015】第2の発明は、保護部材の透過部と発光素
子との間に、透過部とほぼ同じ屈折率の材料から形成さ
れた充填材を設けたものであり、充填材は、透過部とほ
ぼ同じ屈折率を有しているから、透過部の表面で反射が
生じることがなく、その影響に伴う誤った検出結果を生
じない。
【0016】なお、本発明にかかる赤外線反射式センサ
は、各種のものに適用することができるが、例えば、人
体の局部に向けて洗浄水を噴出する衛生洗浄装置におい
て、その洗浄水の噴出指令を制御するための検出信号を
出力する着座センサに用いることができる。この着座セ
ンサは、人体との接触を防止するために保護部材を使用
しているから好適に適用できる。
【0017】
【発明の実施の形態】以上説明した本発明の構成・作用
を一層明らかにするために、以下本発明の好適な実施例
について説明する。
【0018】図1は本発明の一実施の形態に係る赤外線
反射式センサを着座センサとして利用した衛生洗浄装置
付き洋式便器の外観図である。図1に示すように、衛生
洗浄装置10は、洋式便器11に装着されるものであ
り、ケース本体12と、ケース本体12の袖部に設けら
れた操作部13と、ケース本体12に回動自在に支持さ
れた便座15及び便蓋16と、温水を吐水する洗浄用ノ
ズル18と、を備えている。
【0019】また、衛生洗浄装置10のケース本体12
の内側部には、着座センサ20が取り付けられている。
この着座センサ20は、赤外線反射式センサであり、便
座15に人が着座したときに検知信号を出力するもので
ある。この検知信号は、たとえば、洗浄用ノズル18か
ら洗浄水の噴出を許可する信号として使用される。
【0020】図2は着座センサ20を示す概略構成図、
図3及び図4はその検知動作を説明する説明図である。
図2において、着座センサ20は、センサ基板21と、
発光素子22と、受光素子23と、保護板24とを主要
な構成としている。センサ基板21には、収納凹所26
及び収納凹所27が形成されており、上記収納凹所26
内に発光素子22が設置され、上記収納凹所27に受光
素子23が設置されている。
【0021】上記収納凹所26は、収納凹所27より深
く形成されるとともに、該収納凹所26の開口26a及
び収納凹所27の開口27aは、保護板24とほぼ平行
であり、センサ基板21の底面21aに対して角度θk
で傾斜している。
【0022】また、上記保護板24は、アクリル樹脂か
らなる光透過性の板材であり、発光素子22からの赤外
光を乱反射させないように平滑な面となっており、赤外
光が透過する透過部25を有している。
【0023】上記着座センサ20において、発光素子2
2が赤外光を発する投光エリアR1は、発光素子22の
中心点Cpaを中心にして開口26aから角度θaで広
がる範囲であり、一方、受光素子23が受光する受光エ
リアR2は、受光素子23の点Cpbを中心にして開口
27aから角度θbで広がる範囲である。そして、投光
エリアR1と受光エリアR2とが重なる範囲が図2の破
線で表される感知エリアR3で表わされる。上記保護板
24は、感知エリアR3の一部を含むように配置されて
いる。
【0024】図5は着座センサ20の検知回路30を示
すブロック図である。図5において、着座センサ20の
検知回路30の動作を説明する。いま、駆動回路31よ
り発光素子22に電力が連続的または周期的に供給さ
れ、発光素子22より赤外光が発せられる。このとき、
感知エリアR3(図2参照)内に検知対象物Tがある
と、赤外光は反射して受光素子23に入射される。受光
素子23は、入射された光の強さに応じて微弱な電気信
号を出力する。この電気信号は、増幅回路32で増幅さ
れて比較器33の一方の入力端子に入力される。比較器
33の他方の端子には、基準電圧回路34の基準電圧が
入力される。比較器33は、検知信号が上記基準電圧を
上回ったときにハイレベルの信号を出力することで、検
知対象物Tを検知する。
【0025】次に、着座センサ20による検知動作につ
いて説明する。図3において、検知対象物T1が感知エ
リアR3内にあると、発光素子22からの赤外光は、検
知対象物T1で乱反射して、その一部の反射光が受光素
子23に入り、受光素子23で電気信号に変換される。
受光素子23からの電気信号は、図5で説明した検知回
路30により電気的に処理されて検知対象物T1が検知
される。
【0026】また、保護板24が感知エリアR3の一部
を横切るように配置されており、保護板24に近接した
位置も感知エリアR3となっている。したがって、保護
板24の付近に検知対象物T2が位置する、いわゆる近
点検知も行なうことができる。
【0027】次に、発光素子22からの赤外光が保護板
24で反射することに伴う検知動作の影響について説明
する。図4において、発光素子22から発する赤外光
は、保護板24上の内表面25aのうち投光エリアR1
と重なりあう反射面F1で反射する。この反射面F1の
うち受光素子23に近い点P1が発光素子22へ一番近
づく経路G1となる。ここで、保護板24の内表面25
aは、十分に滑らかであり乱反射しないとすると、経路
G1を経た赤外光は、点P1における法線Laに対し
て、入射角θin1と等しい反射角θout1で反射する。
【0028】ここで、反射角θout1は、受光素子23
に対して離れる方向が正となるように、つまり、経路G
1と反射面F1とのなす角度α1が90゜以上となるよ
うに、保護板24が角度θkで傾斜して配置されてい
る。
【0029】したがって、反射面F1上の点P1で反射
した赤外光は、受光素子23から離れた方向へ向かう。
同様に、赤外光が経路G2を経て、受光素子23より離
れた反射面F1における点P2で反射すると、角度α2
が90゜より大きくなるから受光素子23に対していっ
そう離れた方向へ向かう。このように、発光素子22か
ら発した赤外光は、受光素子23に向かうことがなく、
誤った検知動作を行なわない。なお、保護板24の外表
面25bにおける反射も、内表面25aと同じであるか
ら、その影響はない。
【0030】図6は第2実施の形態にかかる着座センサ
20Bを示す構成図である。図6において、着座センサ
20Bは、センサ基板21B及び保護板24Bの形状が
異なる点以外は、第1実施の形態と同じ構成である。す
なわち、センサ基板21Bでは、発光素子22を収納す
る収納凹所26Bと、受光素子23を収納する収納凹所
27Bとが同じ形状であり、つまり収納凹所26Bと収
納凹所27Bの深さ及び開口26Ba及び開口27Ba
の形状が同じであり、その間の隔壁部28を中心に対称
になっている。このような着座センサ20Bの構成によ
り、投光エリアR1及び受光エリアR2は、角度θaで
同じ形状であり、感知エリアR3は、投光エリアR1と
受光エリアR2の中央部に形成される。
【0031】また、上記保護板24Bは、センサ基板2
1Bの底面21aと平行に配置されている。上記保護板
24Bのうち発光素子22に対向する部分であって、感
知エリアR3と重なる部分は、透過部25Bになってい
る。すなわち、透過部25Bの内表面25Ba及び外表
面25Bbは、発光素子22の中心点Cpaを中心した
半球面になっている。
【0032】次に、着座センサ20Bの検知動作につい
て説明する。図7において、検知対象物T1が感知エリ
アR3内にあると、発光素子22からの赤外光は、経路
G3で示すように保護板24Bの透過部25Bを透過し
た後に、検知対象物T1の表面で乱反射し、再度、保護
板24Bを通過して受光素子23に入射する。これによ
り、検知対象物Tが着座センサ20Bにより検知され
る。
【0033】このように発光素子22からの赤外光は、
保護板24Bの透過部25Bを直進するが、図8に示す
ように、その一部が保護板24Bの内表面25Baで反
射する。しかし、透過部25Bの内表面25Baは、発
光素子22の中心点Cpaを中心にした半球面であるか
ら、透過部25Bで反射するすべての反射光は、発光素
子22に向かう。したがって、保護板24Bで反射する
反射光は、受光素子23に入射されることがなく、誤っ
た検知結果を生じない。
【0034】なお、図6などを用いて説明した第2実施
の形態では、保護板24Bの透過部25Bを半球面に形
成したが、これに限らず、図9に示す第3実施の形態に
かかる着座センサ20Cであってもよい。つまり、着座
センサ20Cの保護板24Cの透過部25Cは、反射光
を受光素子23に向かわせないように反射させればよい
ことから、透過部25Cの受光素子23側の一部だけを
球面状としてもよい。
【0035】次に、第4実施の形態にかかる図10及び
図11に示す着座センサ20Dについて説明する。図1
0において、着座センサ20Dのセンサ基板21Dは、
図6の第2実施の形態と同じであるが、保護板24Dの
形状が異なっている。すなわち、保護板24Dは、その
板厚tDが図6の保護板24Bより厚くして赤外光の減
衰量を大きくしているとともに、透過部25Dの形状を
異にしている。すなわち、保護板24Dは、やや厚めの
光透過性のアクリル板を用いて、透過部25Dの内表面
25Daを切削して半球面状の凹面としている。
【0036】ここで、検知対象物の検知動作は、上述し
た第1実施の形態と同じであるので、保護板24Dでの
反射の影響について説明する。保護板24Dの内表面2
5Daにおいて、発光素子22からの赤外光は、すべて
発光素子22へ向かい、受光素子23へ入射されること
がない。一方、保護板24Dの外表面25Dbにおい
て、発光素子22からの赤外光の一部が反射して、受光
素子23に向かう。しかし、赤外光は、保護板24D内
で経路u1,u2を通過した際に、その経路u1,u2
が長いから減衰量が大きく、受光素子23に向かう光量
がきわめて小さくなる。したがって、保護板24Dの外
表面25Dbによる反射光の影響がない。なお、検知対
象物から反射される赤外光の光量は、透過部25Dの外
表面25Dbで反射される光量よりも大きいので、透過
部25Dの減衰に伴う検知動作に支障がない。
【0037】次に、第5実施の形態にかかる図12及び
図13に示す着座センサ20Eについて説明する。図1
2において、着座センサ20Eは、保護板24Eの形状
と、センサ基板21Eと保護板24Eとの間のスペース
に充填材29を充填した構成が上述した実施の形態と異
なっている。すなわち、保護板24Eの透過部25Eの
外表面25Ebは、半球状になっている。また、上記充
填材29は、保護板24Eと同じ屈折率の光透過性の材
料(例えば、アクリル樹脂、 )から形成されてい
る。
【0038】上記着座センサ20Eによれば、透過部2
5Eの外表面25Ebが発光素子22の中心点Cpaを
中心とした半球面となっており、その外表面25Dbで
の反射光はすべて発光素子22に向かい、受光素子23
に向かわないことから、透過部25Eの外表面25Eb
での反射の影響はない。
【0039】一方、透過部25Eの内表面25Ea側の
スペースには、充填材29が充填されており、この充填
材29の材料は、保護板24Eと同じ屈折率の材料であ
る。このため、透過部25Eの内表面25Eaで赤外光
が反射せず、受光素子23に向かわないから、その影響
がない。なお、充填材29は、発光素子22及び受光素
子23を含めた保護板24Eのスペースのすべてに充填
するほか、受光素子23へ向かう経路の周辺だけに充填
してもよい。
【0040】なお、この発明は上記実施例に限られるも
のではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の
態様において実施することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態にかかる赤外線反射式セ
ンサを着座センサ20に用いた衛生洗浄装置10を示す
斜視図。
【図2】第1実施の形態にかかる着座センサ20を説明
する説明図。
【図3】着座センサ20の検知動作を説明する説明図。
【図4】保護板24の反射光の影響を説明する説明図。
【図5】着座センサ20の検知回路30を説明するブロ
ック図。
【図6】第2実施の形態にかかる着座センサ20Bを説
明する説明図。
【図7】着座センサ20Bの検知動作を説明する説明
図。
【図8】保護板24Bの反射光の影響を説明する説明
図。
【図9】第3実施の形態にかかる着座センサ20Cを説
明する説明図。
【図10】第4実施の形態にかかる着座センサ20Dを
説明する説明図。
【図11】保護板24Dの反射光の影響を説明する説明
図。
【図12】第5実施の形態にかかる着座センサ20Eを
説明する説明図。
【図13】保護板24Eの反射光の影響を説明する説明
図。
【図14】従来の赤外線反射式センサ100を説明する
説明図。
【図15】赤外線反射式センサ100の課題を説明する
説明図。
【図16】従来の他の赤外線反射式センサ100Pを説
明する説明図。
【符号の説明】
T,T1,T2…検知対象物 F1…反射面 R1…投光エリア R2…受光エリア R3…感知エリア 10…衛生洗浄装置 11…洋式便器 12…ケース本体 13…操作部 15…便座 16…便蓋 18…洗浄用ノズル 20…着座センサ 20,20B〜20E…着座センサ 21,21B〜21E…センサ基板 21a…底面 22…発光素子 23…受光素子 24,24B〜24E…保護板 25,25B〜25E…透過部 25a,25Ba,25Da,25Ea…内表面 25b,25Bb,25Db,25Eb…外表面 26,26B…収納凹所 26a,26Ba…開口 27,27B…収納凹所 27a,27Ba…開口 28…隔壁部 29…充填材 30…検知回路 31…駆動回路 32…増幅回路 33…比較器 34…基準電圧回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 赤外光を発する発光素子と、この発光素
    子から離れて設置された受光素子と、光透過性の材料か
    らなり受光素子及び発光素子から離れて設置され該受光
    素子及び発光素子を保護するための保護部材とを備え、 上記発光素子から発せられかつ保護部材を通った赤外光
    のうち検知対象物で反射した反射光を上記受光素子で受
    光することにより、該検知対象物を検知する赤外線反射
    式センサにおいて、 上記発光素子は、その中心から第1角度の範囲で広がる
    赤外光が発せられる投光エリアを形成するように配置さ
    れ、 上記受光素子は、その中心から第2角度の範囲の赤外光
    を受光する受光エリアを形成するとともに、該受光エリ
    アと上記投光エリアとが重なる領域を感知エリアとした
    とき、該感知エリア内に上記検知対象物があるときに反
    射光を受光するように配置され、 上記保護部材は、上記発光素子から発する赤外光が透過
    する透過部を備え、該透過部は、少なくともその一部が
    上記感知エリア内に入るように配置されるとともに、該
    透過部で反射される赤外光が上記受光素子側へ向かわな
    いように構成されていること、 を特徴とする赤外線反射式センサ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 上記透過部は、該透過部で反射される赤外光が受光素子
    側へ向かわない角度で配置された板材である赤外線反射
    式センサ。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 上記透過部は、上記発光素子側である内側の表面が該発
    光素子を中心にして半球面に形成されている赤外線反射
    式センサ。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2において、 上記透過部は、上記発光素子と反対側である外側の表面
    が該発光素子を中心にして半球面に形成されている赤外
    線反射式センサ。
  5. 【請求項5】 赤外光を発する発光素子と、この発光素
    子から離れて設置された受光素子と、光透過性の材料か
    らなり受光素子及び発光素子から離れて設置され該受光
    素子及び発光素子を保護するための保護部材とを備え、 上記発光素子から発せられた赤外光のうち検知対象物で
    反射した反射光を上記受光素子で受光することにより、
    該検知対象物を検知する赤外線反射式センサにおいて、 上記発光素子は、その中心から第1角度の範囲で広がる
    赤外光が発せられる投光エリアを形成するように配置さ
    れ、 上記受光素子は、その中心から第2角度の範囲の赤外光
    を受光する受光エリアを形成するとともに、該受光エリ
    アを上記投光エリアに重なる感知エリアとし、該感知エ
    リア内に上記検知対象物があるときに反射光を受光する
    ように配置され、 上記保護部材は、上記発光素子から発する赤外光が透過
    する透過部を備え、該透過部は、少なくともその一部が
    上記感知エリア内に入るように配置されるとともに、上
    記透過部と受光素子との間に上記透過部と同じ屈折率の
    材料から形成された充填材を備えたこと、 を特徴とする赤外線反射式センサ。
  6. 【請求項6】 人体の局部に向けて洗浄水を噴出する衛
    生洗浄装置を備え、該衛生洗浄装置による洗浄水の噴出
    指令を制御するための着座センサに上記請求項1ないし
    請求項5のいずれかの赤外線反射式センサを用いたこと
    を特徴とする便器。
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