JPH10132723A - 質量変化量測定装置 - Google Patents

質量変化量測定装置

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Publication number
JPH10132723A
JPH10132723A JP29078296A JP29078296A JPH10132723A JP H10132723 A JPH10132723 A JP H10132723A JP 29078296 A JP29078296 A JP 29078296A JP 29078296 A JP29078296 A JP 29078296A JP H10132723 A JPH10132723 A JP H10132723A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
turntable
drying chamber
sample
air
drying
Prior art date
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Pending
Application number
JP29078296A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazumi Morishita
和三 森下
Koji Hattori
康治 服部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP29078296A priority Critical patent/JPH10132723A/ja
Publication of JPH10132723A publication Critical patent/JPH10132723A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Drying Of Solid Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】乾燥室内の温度をより均一にする。 【解決手段】質量変化量測定装置の乾燥室1内にはヒー
タ7と温度センサ8が設置され、乾燥室内を所定の高温
度に保つ。一方、ターンテーブル2の上面と下面にはフ
ィン5が設けられており、ターンテーブル2がモータ3
によって回転されることに伴って、乾燥室内の空気が攪
拌され、室内の温度が均一になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被測定試料に含ま
れる水分をはじめとする揮発分の量ないしは率、すなわ
ち、揮発分率、水分率、灰分率などを測定すべく、乾燥
前の試料質量(重量)の測定と、試料の加熱乾燥処理
と、乾燥後の試料質量の測定とを所定のシーケンスのも
とに自動的に行うことにより、乾燥前後の試料質量の差
または率を求める質量変化量測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】被測定試料を加熱乾燥させた後にその試
料の質量を測定し、試料の当初質量との差を算出するこ
とによって被測定試料に含まれている水分等の揮発成分
の量または率を求めることは、例えば医薬品の原材料や
製品の品質管理や、パウダ、ペレット等の樹脂製品に使
用される原材料の製造ラインにおける品質管理において
よく行われている。このような試料の質量変化量ないし
は率を自動的に測定する装置として、質量変化量測定装
置あるいは乾燥減量測定装置と称される装置が実用化さ
れている。
【0003】従来装置の構成を図3に縦断面図で例示し
た。この種の装置では、通常、被測定試料の加熱乾燥処
理と、加熱乾燥後の試料質量測定を自動的に行うべく、
加熱乾燥室20と、加熱された試料を冷却する放冷室3
0と、計量室40内に計量器41を備え、それらの間で
試料容器43に入った被測定試料を搬送するための搬送
機42を備えている。加熱乾燥室20には試料容器43
を載置するためのターンテーブル21とそれを回転させ
るモータ22が設置されている。同様に放冷室30には
ターンテーブル31とモータ32が設置されている。試
料は搬送機42に備えられたハンドによって前後方向
(矢印A方向)と上下方向(矢印B方向)に動かされ、
加熱乾燥室20の中には開閉扉26を通じて導入され
る。加熱乾燥室20内には、温度を上昇させるためのヒ
ータ23と、ファン24とが設けられており、ファン2
4がモータ25によって回転させられて室内の空気をか
き混ぜ、温度を均一にするようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の質量変化量測定
装置は上記のように構成されており、室内の温度を均一
にするために、ターンテーブルの上からファンによって
空気をかき混ぜるようにしているので、ターンテーブル
で上下の空気層が分けられ空気の攪拌効果が低下すると
いう問題があった。また、ファンを回転するためにはタ
ーンテーブルを回転させるのとは別個のモータが必要と
なるのでコストが高くなるという問題もあった。
【0005】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、乾燥室内の構成を簡単にしながら空気の
攪拌効果を上げ、乾燥室内の温度をより均一にすること
のできる質量変化量測定装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、試料を加熱乾燥させる乾燥室と、試料質
量を測定する質量測定部と、試料を移載するハンドリン
グ部と、これらを制御する制御部からなる質量変化量測
定装置において、前記乾燥室内に、空気を攪拌するため
のフィンを有する試料載置用のターンテーブルと、この
ターンテーブルを回転させる回転手段を備え、このター
ンテーブルの回転によって前記乾燥室内の空気を攪拌す
ることを特徴とする。
【0007】試料載置用のターンテーブルがフィンを有
しているから、ターンテーブルが回転されることによっ
て乾燥室内の空気が攪拌されるので、ヒータなどによっ
て暖められた空気がすみずみまで行き渡り乾燥室内の温
度が均一になる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態を図面を用
いて説明する。本発明の質量変化量測定装置は、図3で
説明した従来装置を同じように、試料を加熱して乾燥さ
せる乾燥室と、加熱乾燥後の試料を室温程度まで冷却す
る放冷室と、試料の質量を測定する計量室を備え、その
間を搬送機が試料容器に入った試料を移し替える。乾燥
室と放冷室にはモータで回転されるターンテーブルがそ
れぞれ設置されており、試料容器が複数個並べられるよ
うになっている。一方、計量室には電子天びんなどの計
量器が設置されており、乾燥前の試料質量や乾燥後の試
料質量が測定される。
【0009】図1は、本発明の質量変化量測定装置のう
ち、乾燥室1の部分を取り出して詳しく説明する図であ
る。乾燥室1の内部には正方向と逆方向に回転可能なタ
ーンテーブル2が設置されており、開閉扉10を通じて
導入された試料の入った複数の試料容器9が載置され
る。ターンテーブル2はモータ3と軸4によって連結さ
れ、モータ3の回転によって回転させられる。モータ3
には減速ギヤが連結されているのでターンテーブル2を
適当な早さで回転できるようになっている。そして、タ
ーンテーブル2の上面と下面には風を起こすためのフィ
ン5と6が取り付けてあり、ターンテーブル2の回転に
伴って乾燥室1内の空気が攪拌される。また、乾燥室1
の隅にはヒータ7と温度センサ8が設置され、このヒー
タ7に電流を流すことで乾燥室1内の温度を上昇させる
とともに、温度センサ8によって温度を監視して、乾燥
室内が所定の温度になるように図示していない制御装置
によってヒータ7の電流量などを制御する。
【0010】ターンテーブル2を斜め上から見た様子を
示す図2によってフィン5の形状を説明する。ターンテ
ーブル2には周囲に試料容器9を受けるための受け孔1
1が複数個設けられており、ターンテーブル2の中心部
にフィンが設けられている。フィンはターンテーブル2
の中心回転軸に取り付けられた複数枚の板からなる。フ
ィンの板は回転軸に対して、ほぼ平行または少しひねら
れるようにして取り付けられているので、ターンテーブ
ル2の回転に伴って付近の空気を吹き上げる、または、
吹き下げるように作用する。なお、フィン板とターンテ
ーブル面の間には隙間が設けられており、空気の流れを
よくしている。
【0011】いくつかの試料容器9を乾燥室1内に導入
し試料を乾燥する場合に、乾燥している間はそれぞれの
試料がなるべく均一に加熱乾燥されるようにするため
に、ターンテーブル2は回転させられる。このとき、タ
ーンテーブル2の上面と下面に設けられているフィン5
と6の送風作用によって乾燥室1内の空気が攪拌され、
室内の温度が均一となる。
【0012】
【発明の効果】本発明装置では乾燥室内の試料載置用の
ターンテーブルにフィンを有し、ターンテーブルが回転
されることによって乾燥室内の空気が攪拌されるので、
ターンテーブル自身が障害物になることもなく、ヒータ
などによって暖められた空気がすみずみまで行き渡り乾
燥室内の温度が均一になる。空気の攪拌のために専用の
ファンなどを用いずに、ターンテーブルの回転を利用す
るから構造が簡単であり故障も少ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の質量変化量測定装置の要部である乾燥
室を示す図である。
【図2】乾燥室内のターンテーブルを斜めから見た図で
ある。
【図3】従来の質量変化量測定装置を示す図である。
【符号の説明】
1…乾燥室 2…ターンテーブル 3…モータ 4…軸 5…上部フィン 6…下部フィン 7…ヒータ 8…温度センサ 9…試料容器 10…開閉扉 11…試料容器の受け孔 20…加熱乾燥室 21…ターンテーブル 22…モータ 23…ヒータ 24…ファン 25…モータ 26…開閉扉 30…放冷室 31…ターンテーブル 32…モータ 40…計量室 41…計量器 43…試料容器 44…搬送機

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試料を加熱乾燥させる乾燥室と、試料質
    量を測定する質量測定部と、試料を移載するハンドリン
    グ部と、これらを制御する制御部からなる質量変化量測
    定装置において、前記乾燥室内に、空気を攪拌するため
    のフィンを有する試料載置用のターンテーブルと、この
    ターンテーブルを回転させる回転手段を備え、このター
    ンテーブルの回転によって前記乾燥室内の空気を攪拌す
    ることを特徴とする質量変化量測定装置。
JP29078296A 1996-10-31 1996-10-31 質量変化量測定装置 Pending JPH10132723A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29078296A JPH10132723A (ja) 1996-10-31 1996-10-31 質量変化量測定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29078296A JPH10132723A (ja) 1996-10-31 1996-10-31 質量変化量測定装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10132723A true JPH10132723A (ja) 1998-05-22

Family

ID=17760448

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29078296A Pending JPH10132723A (ja) 1996-10-31 1996-10-31 質量変化量測定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10132723A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104089846A (zh) * 2014-07-17 2014-10-08 常州市方嘉电子仪器有限公司 可连续进样型全自动粘结指数测定仪及其使用方法

Cited By (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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