JPH10132391A - 冷凍サイクル - Google Patents
冷凍サイクルInfo
- Publication number
- JPH10132391A JPH10132391A JP28818296A JP28818296A JPH10132391A JP H10132391 A JPH10132391 A JP H10132391A JP 28818296 A JP28818296 A JP 28818296A JP 28818296 A JP28818296 A JP 28818296A JP H10132391 A JPH10132391 A JP H10132391A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- evaporator
- compressor
- refrigeration cycle
- valve
- refrigerant
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Air Conditioning Control Device (AREA)
- Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)
- Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 圧縮機、凝縮器、絞り機構、蒸発器よりな
り、前記絞り機構に膨張弁を用いてなる冷凍サイクルに
おいて、圧縮機が作動を開始した直後に蒸発器内部に発
生する冷媒流動音を小さくする。 【解決手段】 蒸発器４と並列にバイパス回路７を設
け、そのバイパス回路７に逆止弁８を設けている。この
逆止弁８は、自重または予圧ばねによって、差圧がない
ときは開になるよう構成されている。圧縮機１を起動
後、数秒間、膨張弁３がオーバシュートしている時間だ
け逆止弁８は開となりバイパス回路７が開き蒸発器４の
入口側と出口側が連通されるので蒸発器４内部の冷媒流
速が低く抑えられ冷媒の流動音が低減される。
り、前記絞り機構に膨張弁を用いてなる冷凍サイクルに
おいて、圧縮機が作動を開始した直後に蒸発器内部に発
生する冷媒流動音を小さくする。 【解決手段】 蒸発器４と並列にバイパス回路７を設
け、そのバイパス回路７に逆止弁８を設けている。この
逆止弁８は、自重または予圧ばねによって、差圧がない
ときは開になるよう構成されている。圧縮機１を起動
後、数秒間、膨張弁３がオーバシュートしている時間だ
け逆止弁８は開となりバイパス回路７が開き蒸発器４の
入口側と出口側が連通されるので蒸発器４内部の冷媒流
速が低く抑えられ冷媒の流動音が低減される。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧縮機、凝縮器、
絞り機構よりなり、その絞り機構に膨張弁を用いた冷凍
・冷蔵庫や空調機等の冷凍サイクルに関する。
絞り機構よりなり、その絞り機構に膨張弁を用いた冷凍
・冷蔵庫や空調機等の冷凍サイクルに関する。
【０００２】
【従来の技術】絞り機構に膨張弁を用いた従来の冷媒回
路構成を図３に示す。図３に示す冷凍サイクルは、圧縮
機１、凝縮器２、膨張弁３、蒸発器４により閉回路が構
成されている。送風機５は凝縮器用、送風機６は蒸発器
用である。膨張弁３には低圧均圧管１０、感温筒１１が
連絡されている。
路構成を図３に示す。図３に示す冷凍サイクルは、圧縮
機１、凝縮器２、膨張弁３、蒸発器４により閉回路が構
成されている。送風機５は凝縮器用、送風機６は蒸発器
用である。膨張弁３には低圧均圧管１０、感温筒１１が
連絡されている。
【０００３】このように構成された冷凍サイクルにおい
て、圧縮機１が作動をはじめると、圧縮機１から吐出さ
れた冷媒は凝縮器２を経て膨張弁３から蒸発器入口管１
３、蒸発器４の順に一方向に蒸発器出口管１２へと流れ
て圧縮機１へ戻る。
て、圧縮機１が作動をはじめると、圧縮機１から吐出さ
れた冷媒は凝縮器２を経て膨張弁３から蒸発器入口管１
３、蒸発器４の順に一方向に蒸発器出口管１２へと流れ
て圧縮機１へ戻る。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】前記した冷凍サイクル
の起動時において、冷媒が膨張弁３から蒸発器４を通っ
て流れるとき、蒸発器４の内部の冷媒流速は高くなり、
過渡的に冷媒流動音が高くなる。特に膨張弁３は圧縮機
オン直後にはオーバシュートを起こすため、流速が特に
高くなる。
の起動時において、冷媒が膨張弁３から蒸発器４を通っ
て流れるとき、蒸発器４の内部の冷媒流速は高くなり、
過渡的に冷媒流動音が高くなる。特に膨張弁３は圧縮機
オン直後にはオーバシュートを起こすため、流速が特に
高くなる。
【０００５】本発明は、圧縮機、凝縮器、絞り機構、蒸
発器よりなり、前記絞り機構に膨張弁を用いてなる冷凍
サイクルにおいて、圧縮機が作動を開始した直後に蒸発
器内部に発生する冷媒流動音を小さくすることのできる
冷凍サイクルを提供することを課題としている。
発器よりなり、前記絞り機構に膨張弁を用いてなる冷凍
サイクルにおいて、圧縮機が作動を開始した直後に蒸発
器内部に発生する冷媒流動音を小さくすることのできる
冷凍サイクルを提供することを課題としている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため、蒸発器に対し、圧縮機の起動直後に膨張弁
がオーバシュートする数秒間、その入口側と出口側とを
連通する手段を設けた冷凍サイクルを提供する。
決するため、蒸発器に対し、圧縮機の起動直後に膨張弁
がオーバシュートする数秒間、その入口側と出口側とを
連通する手段を設けた冷凍サイクルを提供する。
【０００７】本発明による冷凍サイクルにおいて、前記
したように蒸発器入口側と出口側とを連通する手段とし
ては、前記蒸発器と並列にバイパス回路を設け、同バイ
パス回路中に少なくとも前記圧縮機起動直後だけ開状態
を維持する弁を設けた構成を採用することができる。
したように蒸発器入口側と出口側とを連通する手段とし
ては、前記蒸発器と並列にバイパス回路を設け、同バイ
パス回路中に少なくとも前記圧縮機起動直後だけ開状態
を維持する弁を設けた構成を採用することができる。
【０００８】また、この圧縮機起動直後だけ開状態を維
持する弁としては、弁前後にかかる差圧が調整圧以上に
達したとき閉じる逆止弁や圧縮機の起動直後の設定時間
だけ開状態に維持される電磁開閉弁を採用することがで
きる。
持する弁としては、弁前後にかかる差圧が調整圧以上に
達したとき閉じる逆止弁や圧縮機の起動直後の設定時間
だけ開状態に維持される電磁開閉弁を採用することがで
きる。
【０００９】このように構成された本発明の冷凍サイク
ルにおいては、圧縮機起動直後は、蒸発器の入口側と出
口側が連通されるので蒸発器の内部の冷媒流速が低くお
さえられ、その結果、蒸発器を流れる冷媒の流動音を小
さくすることができる。
ルにおいては、圧縮機起動直後は、蒸発器の入口側と出
口側が連通されるので蒸発器の内部の冷媒流速が低くお
さえられ、その結果、蒸発器を流れる冷媒の流動音を小
さくすることができる。
【００１０】また、本発明により蒸発器と並列にバイパ
ス回路を設け、そこに逆止弁や電磁弁を入れた構成とし
たものでは、起動時の冷媒流動音を簡単な構成で自動的
に抑えうるものとなる。
ス回路を設け、そこに逆止弁や電磁弁を入れた構成とし
たものでは、起動時の冷媒流動音を簡単な構成で自動的
に抑えうるものとなる。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下、本発明による冷凍サイクル
について図１及び図２に示した実施の形態に基づいて具
体的に説明する。なお、以下の実施の形態において、図
３に示した従来の装置と同じ構成の部分には説明を簡単
にするため同じ符号を付してあり、それらについての重
複する説明は省略する。
について図１及び図２に示した実施の形態に基づいて具
体的に説明する。なお、以下の実施の形態において、図
３に示した従来の装置と同じ構成の部分には説明を簡単
にするため同じ符号を付してあり、それらについての重
複する説明は省略する。
【００１２】また、図１及び図２には、蒸発器４と膨張
弁３部分のみの冷媒回路を示し、圧縮機、凝縮器部分の
冷媒回路や送風機等は図示を省略しているが、それらは
図３に示したところと同じである。
弁３部分のみの冷媒回路を示し、圧縮機、凝縮器部分の
冷媒回路や送風機等は図示を省略しているが、それらは
図３に示したところと同じである。
【００１３】図１に示した冷凍サイクルでは蒸発器４を
バイパスする形で蒸発器入口管１３と蒸発器出口管１２
を結ぶバイパス回路７があり、その回路７の途中に逆止
弁８が挿入されている。この逆止弁８は差圧がない場合
その弁体の自重または予圧ばねによって開になるように
構成されている。
バイパスする形で蒸発器入口管１３と蒸発器出口管１２
を結ぶバイパス回路７があり、その回路７の途中に逆止
弁８が挿入されている。この逆止弁８は差圧がない場合
その弁体の自重または予圧ばねによって開になるように
構成されている。
【００１４】圧縮機１の停止中は逆止弁８に差圧が生じ
ないためバイパス回路７は開いている。圧縮機１が動作
すると冷媒の流れが生じる。逆止弁８の上流圧力を
Ｐ1 ，逆止弁８の下流圧をＰ2 ，流路面積をＳ，弁自重
をＷ，予圧ばね荷重をＦとしたときＰ1 Ｓ＞Ｐ2 Ｓ＋Ｗ
＋Ｆなるとき弁は閉じる。ＷとＦの調整により、圧縮機
１のオン後、数秒間、膨張弁３のオーバシュートしてい
る時間だけＰ1 が小となりバイパス回路７を開く。
ないためバイパス回路７は開いている。圧縮機１が動作
すると冷媒の流れが生じる。逆止弁８の上流圧力を
Ｐ1 ，逆止弁８の下流圧をＰ2 ，流路面積をＳ，弁自重
をＷ，予圧ばね荷重をＦとしたときＰ1 Ｓ＞Ｐ2 Ｓ＋Ｗ
＋Ｆなるとき弁は閉じる。ＷとＦの調整により、圧縮機
１のオン後、数秒間、膨張弁３のオーバシュートしてい
る時間だけＰ1 が小となりバイパス回路７を開く。
【００１５】次に、図２に示した冷凍サイクルでは、図
１の冷凍サイクルにおける逆止弁８のかわりに電磁弁９
を用いたもので任意の時間この電磁弁９を開にしておく
ことができる。
１の冷凍サイクルにおける逆止弁８のかわりに電磁弁９
を用いたもので任意の時間この電磁弁９を開にしておく
ことができる。
【００１６】従って、この図の冷凍サイクルでは、圧縮
機の起動直後の設定時間だけ開状態に維持させることに
よって、圧縮機の起動直後に前記膨張弁３がオーバシュ
ートする数秒間、その入口側と出口側とを連通させ、蒸
発器４のバイパス回路７を開き蒸発器４を流れる冷媒の
流速を低下させ、その流動音を低減させることができ
る。
機の起動直後の設定時間だけ開状態に維持させることに
よって、圧縮機の起動直後に前記膨張弁３がオーバシュ
ートする数秒間、その入口側と出口側とを連通させ、蒸
発器４のバイパス回路７を開き蒸発器４を流れる冷媒の
流速を低下させ、その流動音を低減させることができ
る。
【００１７】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による冷凍
サイクルでは圧縮機の起動直後に蒸発器の入口側と出口
側とを連通する手段、例えば蒸発器と並列になるように
蒸発器入口管と蒸発器出口管を結ぶバイパス回路を設け
た構成としている。そして、このバイパス回路を開，閉
するために逆止弁や電磁弁等の回路遮断機器を挿入した
ものとする。
サイクルでは圧縮機の起動直後に蒸発器の入口側と出口
側とを連通する手段、例えば蒸発器と並列になるように
蒸発器入口管と蒸発器出口管を結ぶバイパス回路を設け
た構成としている。そして、このバイパス回路を開，閉
するために逆止弁や電磁弁等の回路遮断機器を挿入した
ものとする。
【００１８】従って、本発明による冷凍サイクルでは、
圧縮機オン直後、特に膨張弁がオーバシュートしている
間、バイパス回路が開くなどで蒸発器の入口側と出口側
が連通されるので、蒸発器の内部の冷媒流速を低く抑え
ることができる。これによってこの間に発生する過渡的
冷媒流動音を小さくすることができる。
圧縮機オン直後、特に膨張弁がオーバシュートしている
間、バイパス回路が開くなどで蒸発器の入口側と出口側
が連通されるので、蒸発器の内部の冷媒流速を低く抑え
ることができる。これによってこの間に発生する過渡的
冷媒流動音を小さくすることができる。
【図１】本発明の実施の一形態に係る冷凍サイクルにお
ける冷媒回路の系統図。
ける冷媒回路の系統図。
【図２】本発明の実施の他の形態に係る冷凍サイクルに
おける冷媒回路の系統図。
おける冷媒回路の系統図。
【図３】従来の冷凍サイクルにおける冷媒回路を示す系
統図。
統図。
１ 圧縮機 ２ 凝縮器 ３ 膨張弁 ４ 蒸発器 ５ 凝縮器用の送風機 ６ 蒸発器用の送風機 ７ バイパス回路 ８ 逆止弁 ９ 電磁弁 １０ 低圧均圧管 １１ 感温筒 １２ 蒸発器出口管 １３ 蒸発器入口管
Claims (4)
- 【請求項１】 圧縮機、凝縮器、絞り機構、蒸発器より
なり、前記絞り機構に膨張弁を用いてなる冷凍サイクル
において、前記蒸発器に対し、前記圧縮機の起動直後に
前記膨張弁がオーバシュートする数秒間、その入口側と
出口側とを連通する手段を設けてなることを特徴とする
冷凍サイクル。 - 【請求項２】 圧縮機、凝縮器、絞り機構、蒸発器より
なり、前記絞り機構に膨張弁を用いてなる冷凍サイクル
において、前記蒸発器と並列にバイパス回路を設け、同
バイパス回路中に少なくとも前記圧縮機起動直後だけ開
状態を維持する弁を設けてなることを特徴とする冷凍サ
イクル。 - 【請求項３】 前記弁が同弁前後にかかる差圧が調整圧
以上に達したとき閉じる逆止弁よりなる、請求項２記載
の冷凍サイクル。 - 【請求項４】 前記弁が前記圧縮機の起動直後の設定時
間だけ開状態に維持される電磁開閉弁よりなる、請求項
２記載の冷凍サイクル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28818296A JPH10132391A (ja) | 1996-10-30 | 1996-10-30 | 冷凍サイクル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28818296A JPH10132391A (ja) | 1996-10-30 | 1996-10-30 | 冷凍サイクル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10132391A true JPH10132391A (ja) | 1998-05-22 |
Family
ID=17726880
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28818296A Withdrawn JPH10132391A (ja) | 1996-10-30 | 1996-10-30 | 冷凍サイクル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10132391A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2017191814A1 (ja) * | 2016-05-02 | 2017-11-09 | 東芝キヤリア株式会社 | 冷凍サイクル装置 |
-
1996
- 1996-10-30 JP JP28818296A patent/JPH10132391A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2017191814A1 (ja) * | 2016-05-02 | 2017-11-09 | 東芝キヤリア株式会社 | 冷凍サイクル装置 |
| JPWO2017191814A1 (ja) * | 2016-05-02 | 2018-11-01 | 東芝キヤリア株式会社 | 冷凍サイクル装置 |
| GB2565463A (en) * | 2016-05-02 | 2019-02-13 | Toshiba Carrier Corp | Refrigeration cycle device |
| GB2565463B (en) * | 2016-05-02 | 2021-03-03 | Toshiba Carrier Corp | Refrigeration cycle apparatus |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040106 |