JPH10132176A - ホース継手 - Google Patents

ホース継手

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JPH10132176A
JPH10132176A JP28840696A JP28840696A JPH10132176A JP H10132176 A JPH10132176 A JP H10132176A JP 28840696 A JP28840696 A JP 28840696A JP 28840696 A JP28840696 A JP 28840696A JP H10132176 A JPH10132176 A JP H10132176A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ホース継手に関し、剛性を犠牲にせずに、高
い密閉性をも満足する、装置寿命が長く、ホースの取付
けが容易で扱い易い安価なホース継手を提供することを
目的とする。 【解決手段】 継手本体形成した基部から突出してホー
スに挿入される弾性体で形成されたニップル部と、前記
基部に螺合することによってニップル部との間でホース
を締め付けるホースナットと、前記ニップル部の内側に
設けられ、ニップル部の縮径を防止する非可撓性の補強
筒とを有するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホースにニップル
部を挿入して、ホースと嵌合することによってホースを
接続するホース継手に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ホース継手として次のようなもの
があった。当該継手は、ホースの補強体の少なくとも1
ピッチ以上をカバーするパッキンをニップル部に備え、
ホースの外側に巻装され前記パッキンと対応して補強体
の1ピッチ以上を押圧し、且つ周方向に少なくとも1か
所以上の切割を有したスリーブと、前記スリーブの外面
と当接する箇所がテーパ面である継手本体に螺合するホ
ースナットからなるものである(実公平2−31674
号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来例に係
るホース継手では、ニップル部の外周面に、着脱可能な
パッキンを嵌めることによって、挿入したホースとニッ
プル部との間の隙間を埋めて流体の漏れを防止してい
る。しかし、従来のパッキンは着脱自在なので、ホース
の取付け取り外しの際に、パッキンが抜け落ちたり、パ
ッキンがスリーブの最小内径部分からずれて、うまくシ
ール性を確保することができない事態が生ずるおそれが
ある。また、螺旋補強体入りホースにおいては、ホース
の外面又は内面に螺旋状の凹凸条が現出する場合もあ
り、シール性を向上させるには、弾性材のような、形状
に忠実な密着性の高い可撓性の部材を用いてニップル部
を形成する必要がある。しかし、このような部材のみで
ニップル部全体を形成すると、剛性が損なわれるだけで
なく、ニップル部自体が潰れたりして、却ってシール性
を損なうおそれがあるという問題点も有していた。
【0004】そこで、本発明は、第1には、改良された
ホース継手を提供することを目的としてなされたもので
ある。第2には、ホースの取付け、取外しの際に、パッ
キンが抜け落ちることのない、信頼性のあるホース継手
を提供することを目的としてなされたものである。第3
には、パッキンの位置の調節を行う必要のない、扱い易
いホース継手を提供することを目的としてなされたもの
である。第4には、ニップル部とホースとの間の隙間を
埋めて、高い水密性(シール性)をもつホース継手を提
供することを目的としてなされたものである。第5に
は、ホースの挿入時において、ニップル部が潰れたりし
ない、剛性のあるホース継手を提供するものである。
【0005】第6には、簡単な構成、及び手間のかから
ない製造によって、安価で、経済的なホース継手を提供
するものである。第7には、ホースやニップル部を傷め
ることのない装置寿命の長いホース継手を提供するもの
である。第8には、ホースの嵌合の容易な使い勝手が良
いホース継手を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】第一の発明は、継手本体
に形成した基部から突出してホースに挿入される弾性体
で形成されたニップル部と、前記基部に螺合することに
よってニップル部との間でホースを締め付けるホースナ
ットと、前記ニップル部の内側に設けられ、ニップル部
の縮径を防止する非可撓性の補強筒とを有するものであ
る。
【0007】ここで、「ホース」は、補強体入り又は補
強体のない場合等の種々のものがある。補強体は、必ず
しも1種類には限られず、2種類以上あっても良い。補
強体は、例えば、可撓性のある金属又は合成樹脂等の部
材で形成される。また、補強体は、線材のみならず、帯
材であっても良い。「弾性体で形成されたニップル部」
を用いたのは、弾性体で形成されたニップル部は、硬質
材製のニップル部に比較して、ホースとニップル部との
軸方向への摺動抵抗が大きいため、滑りにくく容易にホ
ースが外れにくいからである。「ニップル部」の形状に
ついては、単に円筒状のみならず、その外周面に先細り
のテーパ面を設け、ニップル部がホース内に挿入され易
く、又、抜け落ちにくくするようにしても良い。
【0008】「ホースナット」の形状として、内周面に
テーパ面を設けて、ホース又はスリーブに当接して有効
に締めつけるようにしても良い。補強筒が設けられるの
は、ニップル部の縮径を有効に防止することができる場
所であって、例えば、基部にホースナットを螺合させて
ニップル部との間でホースを締め付けた際に、ホースナ
ットとニップル部とが最も接近する領域又は、例えば、
スリーブがある場合にはスリーブの最小内径部分とニッ
プル部とが最も接近する領域を含むホースの挿入可能領
域である。また、ニップル部の全体にわたって、補強筒
を設けても良い。
【0009】また、「補強筒はニップル部の内側に設け
られ」とは、補強筒をニップル部の内面に沿って設けて
も良いし、内部に埋設させても良い。埋設する場合に
は、補強筒は完全に埋められて表面に現れない場合に限
られず、補強筒の一部が現れる場合であっても良い。例
えば、補強筒の内径とニップル部の内径を一致させて、
補強筒の内表面が露出するように埋設する場合等があ
る。さらに、補強筒が基部と一体に形成されるようにし
ても良い。「非可撓性の補強筒」は、例えば、合成樹脂
や金属等によって撓んだり、曲がったり、しなったりし
ないように形成される。
【0010】本発明によれば、弾性体で形成されたニッ
プル部によって、ホースとニップル部との軸方向への摺
動抵抗を高め、滑りにくく容易にホースが外れることは
なく、ホースの取付け強度の高いホース継手を提供する
ことができる。また、本発明によれば、弾性体で形成さ
れたニップル部によって、ホースの内面に密着して、シ
ール性を高めることができるとともに、非可撓性の補強
筒をニップル部に設けているので、ニップル部の潰れを
防止してシール性及び剛性の両方を満足したホース継手
を提供することができる。さらに、本発明によれば、弾
性体で形成されたニップル部は、従来例(実公平2−3
1674号公報)のようにパッキンを用いる必要がない
ので、ホースの着脱によってパッキンが抜け落ちること
はない。
【0011】第二の発明は、第一の発明において、前記
ニップル部の外周面に、螺旋状の突条を設けたものであ
る。本発明によれば、第一の発明で奏する効果の他に、
軸方向の摺動抵抗を一層高めることができるので、ホー
スの抜け落ちをさらに一層効果的に防止することができ
る。また、ホースとの間に高いシール性を実現すること
ができる。
【0012】第三の発明は、第一の発明又は第二の発明
において、前記ホース継手は、先端から軸方向に沿った
切割が形成され先端部が縮径可能なスリーブを有し、前
記ホースナットの内周面でスリーブに当接し、スリーブ
を縮径して該ホースを締め付けるものである。
【0013】ここで、「スリーブ」は、継手基部と一体
になった場合のみならず、継手基部と別体に設けられた
場合であっても良い。本発明によれば、スリーブを設け
ることによって、弾性体で形成されたニップル部に嵌合
したホースがスリーブによって押圧され、ホースの内壁
面にニップル部が密着し、高いシール性と、高い摺動抵
抗を得ることができる。これによって、ホースの抜け落
ちをより一層有効に防止することができるとともに、ホ
ースの脱着によってニップル部の弾性部分(パッキンに
相当)がはずれることがなく扱い易い。
【0014】第四の発明は、第一の発明乃至第三の発明
のいずれかの発明において、前記ニップル部は、その突
出方向に向かって漸次狭まる外径をもつ先細り状に形成
されたものである。ここで、「漸次狭まる外径」として
は、例えば、その突出方向に向かって、ホースの内径よ
りも大きい径からホースの内径よりも小さい径をもつよ
うな先細り状であっても良い。これによって、ホースに
挿入しやすく、且つホースが抜けにくいホース継手を提
供することができる。
【0015】第五の発明は、第三の発明又は第四の発明
において、前記スリーブは、前記基部に一体的に延設し
て設けられたものである。これによって、ホースの取付
け取り外しの際に、スリーブが抜け落ちて、無くしたり
しない、取扱易いホース継手を提供することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の第一の実施の形態につい
て説明する。図1に示すように、本形態例に係るホース
継手1は、例えば迅速継手に用いられる。本迅速継手
は、継手本体に形成され、着脱自在に差口が差し込まれ
る受口が設けられた略円筒状の基部2と、基部2の外部
に基部2と同心に設けられ、基部2を軸方向に進退自在
に保持し、移動によって、受口に設けられた抜止部材
(図示せず)と差口との係合を解く摺動筒4とを有する
ものである。
【0017】基部2の外周面の一部にはホースナット5
と螺合する螺合部6が設けられ、例えば、合成樹脂等で
形成された補強体3aで螺旋状に巻装されたホース3に
挿入して該ホース3と嵌合するニップル部7が基部2に
設けられている。ニップル部7の外径はホース3の内径
と略同径に形成されている。
【0018】さらに、前記ホース3の外側には、先端か
ら軸方向に沿った切割8を有して先端が縮径可能に形成
され、上記ニップル部7の外周において該ホース3を包
囲するスリーブ9を有し、その先端の最小内径部分9a
はホースを押さえやすいように内径方向に突出してい
る。また、ホースナット5は、基部2の螺合部6に螺合
することによって環状の突部5aでスリーブ9の外周に
当接して該スリーブ9を縮径させ該ホース3を締め付け
る。
【0019】図2は、補強体入りホース3に代えて普通
のホース13を挿入した点、及び迅速継手に限らなかっ
た点を除き、第一の実施の形態に係るホース継手と同じ
ものである。同図に示すように、本実施の形態では、前
記ニップル部7は、弾性体で形成され、前記基部2の流
路と連通して基部2から突出するように基部2に取り付
けられている。ニップル部7の一端にはフランジ7aが
設けられ、基部2に穿設された溝内に嵌め込まれて固着
され、基部2からのニップル部7自体の引き抜きを防止
している。
【0020】ニップル部7の内周面と同一の内径及び軸
心をもつ円筒状の合成樹脂製の補強筒10が、ニップル
部7の内周面に設けられた環状の凹部に埋め込まれてい
る。したがって、補強筒10の外周面はニップル部7に
よって被覆されている。補強筒10とニップル部7とは
内周面が同径なので、ニップル部7の内周面の一部領域
に補強筒10の内周面が露出している。この補強筒10
が埋め込まれているニップル部7の外側の領域に、ホー
スナット5を螺合させて縮径したスリーブ9が位置す
る。ホース3に最も押圧力がかかるスリーブ9が嵌合す
る領域を支えることによってニップル部7の縮径を有効
に防止するためである。
【0021】以上説明した、基部2、枠体4、ホースナ
ット5、ニップル部7、及びスリーブ9は非可撓性の合
成樹脂で形成される。
【0022】本実施の形態に係るホース継手1を使用す
る場合について説明する。ニップル部7をスリーブ9を
嵌めたホース3に挿入する。その際、本実施の形態で
は、ニップル部7自体が弾性体で形成されているため、
適当にニップル部7が変形してホース3に嵌合させやす
い。その状態で、前記ホースナット5を前記基部2の螺
合部6に螺合させていく。すると、ホースナット5の突
部5aで、スリーブ9を押圧し、切割8の間隙の間隔が
狭まりスリーブ9はその先端の最小内径部分9aで径方
向に収縮する。又、螺旋状補強体入りホースを使用する
場合には、その内面に現出した凹凸部は弾性体で形成さ
れたニップル部7に密着し、隙間が埋められシール性が
高い。
【0023】本実施の形態によると、ホース3に弾性体
で形成されたニップル部7を挿入しても、ホース3が挿
入されるニップル部の領域には補強筒10が設けられて
いるので、ニップル部7が潰れることはない。また、本
実施の形態では、ニップル部7が弾性体で形成されてい
るので、ニップル部7の径をホースの内径よりもやや大
きめに形成することによって、ニップル部7がホース3
の内面に密着して、パッキンの役割を兼ねシール性を向
上することができる。
【0024】さらに、本実施の形態では、ニップル部7
自体が弾性体で形成されているので、ホースの脱着によ
って、パッキンの位置がずれたり外れたりすることがな
く扱い易い。
【0025】続いて、第二の実施の形態を図3に基づい
て説明する。尚、図2に示す符号と同一の符号をもつも
のは、同一のものとして説明を省略した。本実施の形態
に係るホース継手11において、基部12は、第一の実
施の形態と異なり、ニップル部17の内側全体に沿って
設けられ、且つニップル部17と軸心が同一に設けられ
た非可撓性の補強筒20が前記基部12の流路と連通し
て基部12と一体に形成されている。ホース3に挿入す
るニップル部17は弾性体樹脂で形成されている。ニッ
プル部17の根元側の一端にフランジ17aが形成さ
れ、基部12に穿設された溝に嵌め込まれている。これ
によって、ニップル部17自体の突出方向への引き抜き
を防止できる。
【0026】また、補強筒20の一端は基部12に固定
され、他端はニップル部17の先端と揃えられている。
基部12と補強筒20は、図4に示すように一体に形成
されても良く、又は基部12と補強筒20とを接着等に
よって固定しても良い。本実施の形態では、第一の実施
の形態で奏する効果の他に、補強筒20は、基部12に
固定して設けられ、且つ、ホース3が挿入され得る領域
を全て覆っているので、第一の実施の形態に比較してよ
り一層剛性は高い。
【0027】第三の実施の形態を図4に基づいて説明す
る。本実施の形態に係るホース継手21は第一の実施の
形態又は第二の実施の形態に係るホース継手1,11と
異なり、ニップル部27の外周面に螺旋状の突条22が
設けられたものである。
【0028】ホース3をニップル部27に装着した場合
に、ニップル部27の外周面のホースに対する摺動抵抗
をより高め、ホースがニップル部27から一層抜け落ち
にくくなる。特に、螺旋補強体入りホースの場合には、
ホースの凹凸と突条22とが係合して、より一層ホース
が抜け落ちにくくなる。また、ホースの凹部に突条22
が乗る場合には、凹部の隙間を弾性体で形成された突条
22が潰れずにシール性を高め、ホースの凸部に突条2
2が乗る場合には、突条22をある程度潰してホースの
内部とニップル部27が密着する。したがって、ホース
の挿入領域内では、装着されたホースと突条22との位
置関係がどうであれ、ホースの抜け落ちを防止し、且
つ、ニップル部27とホース3内部とが密着し、シール
性を向上させることができる。
【0029】次に、第四の実施の形態を図5に基づいて
説明する。本実施の形態に係るホース継手31は、第
一、第二及び第三の実施の形態に係るホース継手1,1
1,21と異なり、スリーブ39が基部32に一体的に
延設して設けられたものである。スリーブ39部分と基
部32との間には環状の溝34が設けられている。この
環状の溝34では、基部32又はスリーブ39を形成す
る非可撓性の材料が薄く形成されているので、この部分
はある程度撓むことが可能である。この撓み可能な構造
によって、ホースナット5の内周面に設けられた突部5
aによってスリーブ39が押圧されて、縮径したスリー
ブ39の先端にある最小内径部分39aで、ホースを強
く押圧することができてホース3を強力に把持すること
ができる。本実施の形態に係るホース継手によると、ス
リーブ39は、基部32と結合しているので、スリーブ
39がニップル部7から抜け落ちてスリーブ39をなく
す事態を防止することができるので使い勝手が良いホー
ス継手を提供することができる。
【0030】次に、第五の実施の形態に係るホース継手
41について図6に基づいて説明する。同図に示すよう
に、本実施の形態に係るホース継手41は、ニップル部
47がその突出方向に向かって漸次狭まる外径をもつ先
細り状に形成されたものである。本実施の形態では、ニ
ップル部47の先端では、その外径をホース3の内径よ
りもやや小さめの径に形成して、ホース3にニップル部
47が挿入しやすくし、ニップル部47の根元側では、
その外径をホース3の内径よりもやや大きめの外径に形
成して、ホース3内面がニップル部47の外面にできる
限り密着して、抜け落ちないようにしている。ニップル
部47の根元ではフランジ部47aが形成され、基部4
2に設けられた溝に嵌め込まれている。
【0031】本実施の形態によると、ニップル部47の
外径に幅があり、当該ニップル部47に取り着けるべき
ホースの内径にある程度の幅をもたせることができるの
で、汎用性が高い。又、本実施の形態に係るホース継手
は、ホース継手の基部の一方の側(図2〜図6の省略さ
れた側)に受口等が設けられた図1に示す迅速継手に用
いられる場合に限られることなく、例えば、ホース継手
の当該基部の一方の側が直接タンク等に取り付けられた
ものや、前記基部の一方の側にニップル部等が設けられ
たもの、さらには、2つのホース継手が基部を境にして
対称的に接合されたものや、複数のホース継手が並列に
接合されたもの等の種々の態様があり得ることはいうま
でもない。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、第一の発明にあっ
ては、ニップル部を弾性体で形成するともに、ニップル
部の内側に、非可撓性の補強筒を設けて、ニップル部の
縮径を防止している。したがって、ホースの取付けや取
外しの際に、パッキンが抜け落ちるという事態を防止し
て信頼性のあるホース継手を提供することができる。ま
た、パッキンの位置の調節を行う必要のない、扱い易い
ホース継手を提供することができる。さらに、本発明に
よると、ニップル部とホースとの接続部分において流体
の漏れのない高い密着性及び密閉密性をもつホース継手
を提供することができる。
【0033】また、ホースの嵌合等によるニップル部の
潰れや屈曲のない高い剛性をも確保することができるホ
ース継手を提供することができる。そして、簡単な構
成、及び手間のかからない製造によって、安価で、経済
的なホース継手を提供することができる。そしてさら
に、ホースやニップル部を傷めることのない装置寿命の
長いホース継手を提供することができる。
【0034】第二の発明は、前記ニップル部を被覆する
弾性材の外周面に、螺旋状の突条を設けている。したが
って、第一の発明で奏する効果の他、螺旋状の突条が前
記ホースと係合して、ホースが抜け落ちにくいホース継
手を提供することができる。
【0035】第三の発明は、第一の発明又は第二の発明
において、ホースとホースナットの間にスリーブを設け
たものである。これによって、本願発明では、、弾性体
で形成されたニップル部に嵌合したホースがスリーブに
よって押圧され、ホースの内壁面にニップル部が密着
し、高いシール性と、高い摺動抵抗を得ることができ
る。これによって、ホースの抜け落ちをより一層有効に
防止することができるとともに、ホースの脱着によって
ニップル部の弾性部分がはずれることがなく扱い易い。
【0036】第四の発明によると、前記ニップル部の外
径を、その突出方向に向かって漸次狭まるように形成し
ているので、ニップル部の先端で、その外径をホースの
内径よりも小さく形成し、ニップル部の根元で、その外
径をホースの内径よりも大きく形成することによって、
ホースに挿入しやすくまた抜けにくくすることができ
る。さらに、当該ニップル部に取り着けることのできる
ホースの内径にある程度の幅をもたせることができるの
で、汎用性が高い。
【0037】第五の発明によると、スリーブを基部に固
定して設けるようにしている。したがって、ホース脱着
時に、スリーブが抜け落ちたりすることがないので、扱
いやすい。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一の実施の形態に係るホース継手の分解斜視
【図2】第一の実施の形態に係るホース継手の断面図
【図3】第二の実施の形態に係るホース継手の断面図
【図4】第三の実施の形態に係るホース継手の断面図
【図5】第四の実施の形態に係るホース継手の断面図
【図6】第五の実施の形態に係るホース継手の断面図
【符号の説明】
1,11,21,31,41…ホース継手 2,12,32,42…基部 3,13…ホース 4…摺動筒 5…ホースナット 6…螺合部 7,17,27,47…ニップル部 8…切割 9,39…スリーブ 9a,39a…最小内径部分 10,20,40…補強筒 22…突条

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 継手本体に形成した基部から突出してホ
    ースに挿入される弾性体で形成されたニップル部と、 前記基部に螺合することによってニップル部との間でホ
    ースを締め付けるホースナットと、 前記ニップル部の内側に設けられ、ニップル部の縮径を
    防止する非可撓性の補強筒とを有することを特徴とする
    ホース継手。
  2. 【請求項2】 前記ニップル部の外周面に、螺旋状の突
    条を設けたことを特徴とする請求項1記載のホース継
    手。
  3. 【請求項3】 前記ホース継手は、 先端から軸方向に沿った切割が形成され先端部が縮径可
    能なスリーブを有し、 前記ホースナットの内周面がスリーブに当接し、スリー
    ブを縮径して該ホースを締め付けることを特徴とする請
    求項1又は請求項2に記載のホース継手。
  4. 【請求項4】 前記ニップル部は、その突出方向に向か
    って漸次狭まる外径をもつ先細り状に形成されたことを
    特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のホース継
    手。
  5. 【請求項5】 前記スリーブは、前記基部に一体的に延
    設して設けられたことを特徴とする請求項3又は請求項
    4記載のホース継手。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005240890A (ja) * 2004-02-25 2005-09-08 San-Ei Faucet Mfg Co Ltd 樹脂パイプ用継手構造および樹脂パイプ用継手を用いた樹脂パイプ接続方法
CN102537562A (zh) * 2012-02-08 2012-07-04 宁波国通汽车零部件有限公司 车油管连接结构
JP2014119074A (ja) * 2012-12-18 2014-06-30 Takagi Co Ltd ホース継手

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