JPH10132113A - 調整弁 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のプラグを有した調整弁においては、各
プラグに対する各シートリングのピッチを最適な状態に
調整する必要があることから調整作業が容易でなく、調
整作業に手間取るなどの課題があった。 【解決手段】 複数のプラグとそれぞれ密着することに
より上流側と下流側との間の流路を遮断する各シートリ
ングを一体的に構成した調整弁である。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、複数のシートリ
ングおよび該複数のシートリングのそれぞれと当接する
プラグを備え、前記シートリングと前記プラグとの間の
間隙を調整することで上流側から下流側への流体流出量
を調整する調整弁に関し、特に前記シートリングおよび
前記プラグの組込み、および前記シートリングや前記プ
ラグのメンテナンスを容易にした調整弁に関するもので
ある。

【０００２】

【従来の技術】図５は複座弁として構成された従来の調
整弁の断面構成を示す正面図および側面図である。図に
おいて、１は調整弁本体、２は上流側の流体流入口、３
は下流側の流体流出口、４は調整弁本体１にボルトによ
り固定された下蓋、５は調整弁本体１にボルトにより固
定された上蓋、６は調整弁本体１と下蓋４との間の水密
性を維持するためのガスケット、７は調整弁本体１と上
蓋５との間の水密性、気密性を維持するためのガスケッ
ト、８は流体流出口３と連通している上側流出方向変更
室、９は同様に流体流出口３と連通している下側流出方
向変更室、１０は第１のプラグ、１１は第１のプラグ１
０と一体的に形成された第２のプラグ、１２は第１のプ
ラグ１０と密着することで上側流出方向変更室８と流体
流入口２との間の流路を遮断する第１のシートリング、
１３は第２のプラグ１１と密着することで下側流出方向
変更室９と流体流入口２との間の流路を遮断する第２の
シートリングである。これら第１のシートリング１２お
よび第２のシートリング１３は、調整弁本体１にそれぞ
れネジにより固定されている。１４は第１のプラグ１０
および第２のプラグ１１と一体的に形成されたプラグ上
端部、１５はプラグ上端部と連結されたプラグ駆動ロッ
ド、１６はプラグ駆動ロッド１５、第１のプラグ１０お
よび第２のプラグ１１を垂直に上方向に移動させるため
のダイヤフラム操作器、１７はダイヤフラム操作器１６
による第１のプラグ１０および第２のプラグ１１の垂直
方向の移動量を指示するスケール部である。

【０００３】次に動作について説明する。この調整弁
は、通常、ダイヤフラム操作器１６内に配置されている
図示していない押圧スプリングにより第１のプラグ１０
および第２のプラグ１１が垂直に下方向に押圧されてお
り、この結果、第１のプラグ１０が第１のシートリング
１２と密着するとともに第２のプラグ１１が第２のシー
トリング１３と密着して、上側流出方向変更室８および
下側流出方向変更室９と流体流入口２との間を遮断した
状態にしている。この状態で、ダイヤフラム操作器１６
が動作すると垂直に第１のプラグ１０および第２のプラ
グ１１を上方向へ引き上げる力が発生し、ダイヤフラム
操作器１６はプラグ駆動ロッド１５ととともに第１のプ
ラグ１０および第２のプラグ１１を垂直に上方向に移動
させる。この結果、第１のプラグ１０と第１のシートリ
ング１２との間、および第２のプラグ１１と第２のシー
トリング１３との間にギャップが生じ、上側流出方向変
更室８および下側流出方向変更室９と流体流入口２との
間が連通して流路が形成される。この場合、第１のプラ
グ１０と第１のシートリング１２との間、および第２の
プラグ１１と第２のシートリング１３との間に生じるギ
ャップの大きさはダイヤフラム操作器１６により制御可
能であり、弁開度としてフレキシブルに調整される。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】従来の調整弁は以上の
ように構成されているので、調整弁本体１への第１のシ
ートリング１２および第２のシートリング１３の垂直方
向のシートピッチ合わせは、第１のシートリング１２お
よび第２のシートリング１３を別々に調整弁本体１にネ
ジ込み、そのネジ込み状態におけるシート面を計測した
後、取り外し、シート面を追加工し、再び調整弁本体１
にネジ込み計測することを繰り返すものであった。この
ため、複数のプラグを有した調整弁においては、非常に
手間のかかる作業であった。

【０００５】また、第１のシートリング１２および第２
のシートリング１３は調整弁本体１に別々にネジにより
固定されているため、第１のシートリング１２の調整は
上蓋５を調整弁本体１から取り外して行い、さらに第２
のシートリング１３の調整は下蓋４を調整弁本体１から
取り外して行うことになり、調整作業に手間取る原因と
なる課題があった。

【０００６】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたもので、分解や組立などを伴う調整作業
を容易にするとともにシートリングの調整弁本体への取
付け位置の調整を最良な状態へ容易に行うことができ、
さらに高い加工精度や組立精度を必要としない調整弁を
得ることを目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】請求項１記載の発明に係
る調整弁は、複数のシートリングを一体的に構成したも
のである。

【０００８】請求項２記載の発明に係る調整弁は、複数
のシートリング間を連結部により連結して一体的に構成
したものである。

【０００９】請求項３記載の発明に係る調整弁は、プラ
グとシートリングとの間隙を介した上流側から下流側へ
の流路を形成する透孔を、各シートリング間を連結する
連結部に形成するようにしたものである。

【００１０】請求項４記載の発明に係る調整弁は、各シ
ートリング間を連結する連結部にディフューザとして機
能する複数の透孔を形成するようにしたものである。

【００１１】請求項５記載の発明に係る調整弁は、各シ
ートリング間を連結する円筒形の側壁に透孔が形成され
た連結部を備えるようにしたものである。

【００１２】

【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態１．図１は複座弁として構成された実施の形
態１の調整弁の断面構成図である。図において、１は調
整弁本体、２は上流側の流体流入口、３は下流側の流体
流出口、４は調整弁本体１にボルトにより固定された下
蓋、５は調整弁本体１にボルトにより固定された上蓋、
６は調整弁本体１と下蓋４との間の水密性、気密性を維
持するためのガスケット、７は調整弁本体１と上蓋５と
の間の水密性、気密性を維持するためのガスケット、８
は流体流出口３と連通している上側流出方向変更室、９
は同様に流体流出口３と連通している下側流出方向変更
室、１０は第１のプラグ、１１は第１のプラグ１０と一
体的に形成された第２のプラグ、５１は第１のプラグ１
０および第２のプラグ１１と密着することで上側流出方
向変更室８と流体流入口２との間を遮断するシートリン
グである。このシートリング５１は、調整弁本体１にネ
ジにより固定されている。１４は第１のプラグ１０およ
び第２のプラグ１１と一体的に形成されたプラグ上端
部、１５はプラグ上端部と連結されたプラグ駆動ロッ
ド、１６はプラグ駆動ロッド１５、第１のプラグ１０お
よび第２のプラグ１１を垂直に上方向に移動させるため
のダイヤフラム操作器、１７はダイヤフラム操作器１６
による第１のプラグ１０および第２のプラグ１１の垂直
方向の移動量を指示するスケール部である。

【００１３】図２は、図１に示したシートリング５１の
構成を示す斜視断面図である。このシートリング５１は
第１のプラグ１０と密着する第１シートリング構成部５
１ａ、第２のプラグ１１と密着する第２シートリング構
成部５１ｂを有しており、これら第１シートリング構成
部５１ａと第２シートリング構成部５１ｂは円筒形状の
連結部５１ｃにより一体的に連結され構成されている。
連結部５１ｃは第１シートリング構成部５１ａおよび第
２シートリング構成部５１ｂと同一の材質、または異な
った材質いずれにより構成されていてもよく、同一の材
質により構成されている場合には、旋盤加工などにより
一体的に削り出すことが可能である。５１ｄは上流側の
流体流入口２から流入する流体を、第１のプラグ１０と
第１シートリング構成部５１ａとの間に形成された間隙
および第２のプラグ１１と第２シートリング構成部５１
ｂとの間に形成された間隙へ導くための孔であり、図２
に示すシートリング５１は大口径の孔５１ｄが１つ形成
されている構造である。この場合、孔５１ｄの口径、形
状、位置を変えることで流路の特性を調整することも可
能である。５１ｅおよび５１ｆは調整弁本体１側に形成
された雌ネジ部へシートリング５１を螺合させ固定する
ための雄ネジ部である。５１ｇはシートリングを回して
調整弁本体１に対するシートリング５１の取付用凹部で
あり、シートリング５１の上端面に形成されている。こ
の取付用凹部５１ｇには上方から挿入された取付爪の先
端を係合させ、前記取付爪を回転させてシートリング５
１を回してシートリング５１を調整弁本体１にネジ込
み、規定トルクで締め付け固定する。

【００１４】次に動作について説明する。この調整弁で
は、上蓋５を調整弁本体１から取り外すと第１のプラグ
１０やシートリング５１が上方から容易に確認できる状
態になる。このため、調整弁本体１へシートリング５１
を取り付けたり、第１のプラグ１０および第２のプラグ
１１やシートリング５１を交換する場合は、上蓋５を調
整弁本体１から取り外して行うことが可能である。特
に、従来の調整弁が第１のシートリング１２と第２のシ
ートリング１３とを別々に構成し、それぞれ調整弁本体
１に取付ける構成であったのに対し、この実施の形態の
調整弁では第１シートリング構成部５１ａと第２シート
リング構成部５１ｂとは一体的に構成されているので、
第１シートリング構成部５１ａと第２シートリング構成
部５１ｂとの間隔（シートピッチ）は不変である。

【００１５】なお、以上説明した実施の形態において雄
ネジ部５１ｅと雄ネジ部５１ｆのいずれか一方および当
該雄ネジ部と螺合する調整弁本体１側の雌ネジ部は必要
に応じて設けなくてもよく、このように構成したときに
は、雄ネジ部５１ｅと雄ネジ部５１ｆを形成する場合に
比べシートリング５１の製作が簡略化され容易になる。
また、以上説明した実施の形態では、上蓋５を調整弁本
体１から取り外してシートリング５１を上方から調整弁
本体１内部にネジ込む構成として説明したが、下蓋４を
調整弁本体１から取り外してシートリング５１を下方か
ら調整弁本体１内部にネジ込む構成であってもよい。

【００１６】実施の形態２．図３は、この実施の形態２
の調整弁におけるシートリング５２の構成を示す斜視断
面図である。調整弁の構造は図１に示した構造と同一で
ある。このシートリング５２は第１のプラグ１０と密着
する第１シートリング構成部５２ａ、第２のプラグ１１
と密着する第２シートリング構成部５２ｂを有してお
り、これら第１シートリング構成部５２ａと第２シート
リング構成部５２ｂは円筒形状の連結部５２ｃにより一
体的に連結され構成されている。連結部５２ｃは第１シ
ートリング構成部５２ａおよび第２シートリング構成部
５２ｂと同一の材質、または異なった材質いずれにより
構成されていてもよく、同一の材質により構成されてい
る場合には、旋盤加工などにより一体的に削り出すこと
が可能である。５２ｄは上流側の流体流入口２から流入
する流体を、第１のプラグ１０と第１シートリング構成
部５２ａとの間に形成された間隙および第２のプラグ１
１と第２シートリング構成部５２ｂとの間に形成された
間隙へ導くための孔であり複数形成されている。そし
て、この孔５２ｄはディフューザ（減圧）又はストレー
ナ（整流）としての機能を備えている。５２ｅおよび５
２ｆは調整弁本体１側に形成された雌ネジ部へシートリ
ング５２を螺合させ固定するための雄ネジ部である。５
２ｇはシートリング５２を回して調整弁本体１に対する
シートリング５２の取付用凹部であり、シートリング５
２の上端面に形成されている。この取付用凹部５２ｇに
は上方から挿入された取付爪の先端を係合させ、前記取
付爪を回転させてシートリング５２を回してシートリン
グ５２を調整弁本体１にネジ込み、規定トルクで締め付
け固定する。

【００１７】次に動作について説明する。この調整弁で
は、上蓋５を調整弁本体１から取り外すと第１のプラグ
１０やシートリング５２が上方から容易に確認できる状
態になる。このため、調整弁本体１へシートリング５２
を取り付けたり、第１のプラグ１０および第２のプラグ
１１やシートリング５２を交換する場合は、上蓋５を調
整弁本体１から取り外して行うことが可能である。特
に、従来の調整弁が第１のシートリング１２と第２のシ
ートリング１３とを別々に構成し、それぞれ調整弁本体
１に取付ける構成であったのに対し、この実施の形態の
調整弁では第１シートリング構成部５２ａと第２シート
リング構成部５２ｂとは一体的に構成されているので、
第１シートリング構成部５２ａと第２シートリング構成
部５２ｂとの間隔は不変である。また、第１シートリン
グ構成部５２ａと第２シートリング構成部５２ｂとを連
結する連結部５２ｃにはディフューザ又はストレーナと
して機能する複数の孔５２ｄが形成されているので、前
記複数の孔５２ｄにより上流側から流れ込む流体の運動
のエネルギーを圧力のエネルギーに変換し、シートリン
グとプラグとの間隙を通って下流側へ流出する流体の流
れを円滑にできる。

【００１８】なお、以上説明した実施の形態において雄
ネジ部５２ｅと雄ネジ部５２ｆのいずれか一方および当
該雄ネジ部と螺合する調整弁本体１側の雌ネジ部は必要
に応じて設けなくてもよく、このように構成したときに
は、雄ネジ部５２ｅと雄ネジ部５２ｆを形成する場合に
比べシートリング５２の製作が簡略化され容易になる。
また、以上説明した実施の形態では、上蓋５を調整弁本
体１から取り外してシートリング５２を上方から調整弁
本体１内部にネジ込む構成として説明したが、下蓋４を
調整弁本体１から取り外してシートリング５２を下方か
ら調整弁本体１内部にネジ込む構成であってもよい。

【００１９】実施の形態３．図４は、この実施の形態３
の調整弁におけるシートリング５３の構成を示す斜視断
面図である。調整弁の構造は図１に示した構造と同一で
ある。このシートリング５３は第１のプラグ１０と密着
する第１シートリング構成部５３ａ、第２のプラグ１１
と密着する第２シートリング構成部５３ｂを有してお
り、これら第１シートリング構成部５３ａと第２シート
リング構成部５３ｂは連結部５３ｃにより一体的に連結
され構成されている。連結部５３ｃは第１シートリング
構成部５３ａおよび第２シートリング構成部５３ｂと同
一の材質、または異なった材質いずれにより構成されて
いてもよく、同一の材質により構成されている場合に
は、旋盤加工などにより一体的に削り出すことが可能で
ある。５３ｄは上流側の流体流入口２から流入する流体
を、第１のプラグ１０と第１シートリング構成部５３ａ
との間に形成された間隙および第２のプラグ１１と第２
シートリング構成部５３ｂとの間に形成された間隙へ導
くための流導孔である。５３ｅおよび５３ｆは調整弁本
体１側に形成された雌ネジ部へシートリング５３を螺合
させ固定するための雄ネジ部である。５３ｇはシートリ
ング５３を回して調整弁本体１に対するシートリング５
３の取付用凹部であり、シートリング５３の上端面に形
成されている。この取付用凹部５３ｇには上方から挿入
された取付爪の先端を係合させ、前記取付爪を回転させ
てシートリング５３を回してシートリング５３を調整弁
本体１にネジ込み、規定トルクで締め付け固定する。

【００２０】次に動作について説明する。この調整弁で
も、上蓋５を調整弁本体１から取り外すと第１のプラグ
１０やシートリング５３が上方から容易に確認できる状
態になる。このため、調整弁本体１へシートリング５３
を取り付けたり、第１のプラグ１０および第２のプラグ
１１やシートリング５３を交換する場合、上蓋５を調整
弁本体１から取り外して行うことが可能である。特に、
従来の調整弁が第１のシートリング１２と第２のシート
リング１３とを別々に構成し、それぞれ調整弁本体１に
取付ける構成であったのに対し、この実施の形態の調整
弁では第１シートリング構成部５３ａと第２シートリン
グ構成部５３ｂとは一体的に構成されているので、第１
シートリング構成部５３ａと第２シートリング構成部５
３ｂとの間隔は不変である。

【００２１】なお、以上説明した実施の形態において雄
ネジ部５３ｅと雄ネジ部５３ｆのいずれか一方を省略す
ることが可能であり、省略した当該雄ネジ部と螺合する
調整弁本体１側の雌ネジ部も省略でき、このように構成
したときには、雄ネジ部５３ｅと雄ネジ部５３ｆを形成
する場合に比べシートリング５３の製作が簡略化され容
易になる。また、以上説明した実施の形態では、上蓋５
を調整弁本体１から取り外してシートリング５３を上方
から調整弁本体１内部にネジ込む構成として説明した
が、下蓋４を調整弁本体１から取り外してシートリング
５３を下方から調整弁本体１内部にネジ込む構成であっ
てもよい。また、上記に種々の実施の形態を示したがこ
の発明の要旨を変更しない範囲で任意に変更可能であ
る。

【００２２】

【発明の効果】以上のように、請求項１記載の発明によ
れば、複数のシートリングを一体的に構成したので、シ
ートリングそれぞれを調整弁本体に対し別々に調整する
必要がなくなり、調整弁本体へ前記シートリングを取り
付けたり、プラグおよび前記シートリングを交換した
り、前記シートリングと前記プラグとの間の位置関係を
調整する際の調整作業が容易になる効果がある。

【００２３】請求項２記載の発明によれば、複数のシー
トリング間を連結部により連結して一体的に構成したの
で、シートリングそれぞれを調整弁本体に対し別々に調
整する必要がなくなり、調整弁本体へ前記シートリング
を取り付けたり、プラグおよび前記シートリングを交換
したり、前記シートリングと前記プラグとの間の位置関
係を調整する際の調整作業が容易になる効果がある。

【００２４】請求項３記載の発明によれば、各シートリ
ング間を連結する連結部に、プラグとシートリングとの
間隙を介した上流側から下流側への流路を形成する透孔
が形成されている構成を備えたので、シートリングそれ
ぞれを調整弁本体に対し別々に調整する必要がなくな
り、調整弁本体へ前記シートリングを取り付けたり、プ
ラグおよび前記シートリングを交換したり、前記シート
リングと前記プラグとの間の位置関係を調整する際の調
整作業が容易になり、さらに前記透孔の口径、形状、位
置を変えることで流路の特性を調整できる効果がある。

【００２５】請求項４記載の発明によれば、シートリン
グ間を連結する連結部にディフューザとして機能する複
数の透孔を形成する構成を備えたので、前記複数の透孔
により上流側から流れ込む流体の運動のエネルギーを圧
力のエネルギーに変換し、シートリングとプラグとの間
隙を通って下流側へ流出する流体の流れを円滑にできる
効果がある。

【００２６】請求項５記載の発明によれば、各シートリ
ング間を連結する連結部を、側壁に透孔が形成された円
筒形に構成したので、シートリングを旋盤などによる回
転加工により容易に製作できる効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明の実施の形態１による調整弁の構成を
示す断面構成図である。

【図２】この発明の実施の形態１による調整弁のシート
リングの構成を示す斜視断面図である。

【図３】この発明の実施の形態２による調整弁のシート
リングの構成を示す斜視断面図である。

【図４】この発明の実施の形態３による調整弁のシート
リングの構成を示す斜視断面図である。

【図５】従来の調整弁の構成を示す断面構成図である。

【符号の説明】

１ 調整弁本体 １０ 第１のプラグ １１ 第２のプラグ ５１，５２，５３ シートリング ５１ａ，５２ａ，５３ａ 第１シートリング構成部 ５１ｂ，５２ｂ，５３ｂ 第２シートリング構成部 ５１ｃ，５２ｃ，５３ｃ 連結部 ５１ｄ，５２ｄ 孔 ５３ｄ 流導孔

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 同一軸線上に配置された複数のシートリ
   ングおよび前記同一軸線上を移動し前記複数のシートリ
   ングのそれぞれと密着することにより上流側と下流側と
   の間の流路を遮断するプラグを有し、前記各プラグを前
   記各シートリングに対しそれぞれ移動させ前記プラグと
   前記シートリングとの間隙を調整し、前記間隙を介した
   上流側から下流側への流体流量を制御する調整弁におい
   て、前記複数のシートリングを一体的に構成したことを
   特徴とする調整弁。
2. 【請求項２】 複数のシートリング間を連結部により連
   結して一体的に構成したことを特徴とする請求項１記載
   の調整弁。
3. 【請求項３】 各シートリング間を連結する連結部に
   は、プラグとシートリングとの間隙を介した上流側から
   下流側への流路を形成する透孔が形成されていることを
   特徴とする請求項１または請求項２記載の調整弁。
4. 【請求項４】 各シートリング間を連結する連結部に
   は、ディフューザとして機能する複数の透孔が形成され
   ていることを特徴とする請求項３記載の調整弁。
5. 【請求項５】 各シートリング間を連結する連結部は、
   側壁に透孔が形成された円筒形であることを特徴とする
   請求項１から請求項４のうちのいずれか１項記載の調整
   弁。