JPH10131908A - ロ−ドロ−ラの走行制御装置 - Google Patents
ロ−ドロ−ラの走行制御装置Info
- Publication number
- JPH10131908A JPH10131908A JP30404696A JP30404696A JPH10131908A JP H10131908 A JPH10131908 A JP H10131908A JP 30404696 A JP30404696 A JP 30404696A JP 30404696 A JP30404696 A JP 30404696A JP H10131908 A JPH10131908 A JP H10131908A
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- JP
- Japan
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- hydraulic
- circuit
- pump
- motor
- pilot
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 坂道等のような傾斜地での作業中に、何らか
の故障原因により油圧ポンプがエンジンからの駆動を受
けない状態におけるロ−ドロ−ラの暴走を防止すること
に加えて、エンジンが正常に油圧ポンプを駆動している
ときにおいては、坂道に沿って加速してしまう事態を回
避して、円滑に低速な転圧作業を行い得るロ−ドロ−ラ
を提供する。 【解決手段】 油圧ポンプ5から油圧モ−タ1へ入り側
となる油圧回路7(8)の油圧により、入り側・戻り側
の油圧回路7・8のパイロット操作逆止め弁9を開閉し
て油圧経路Lの流れを制御する。
の故障原因により油圧ポンプがエンジンからの駆動を受
けない状態におけるロ−ドロ−ラの暴走を防止すること
に加えて、エンジンが正常に油圧ポンプを駆動している
ときにおいては、坂道に沿って加速してしまう事態を回
避して、円滑に低速な転圧作業を行い得るロ−ドロ−ラ
を提供する。 【解決手段】 油圧ポンプ5から油圧モ−タ1へ入り側
となる油圧回路7(8)の油圧により、入り側・戻り側
の油圧回路7・8のパイロット操作逆止め弁9を開閉し
て油圧経路Lの流れを制御する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、路盤や舗装面の締
固めに使用するロ−ドロ−ラの油圧ポンプと油圧モ−タ
からなる走行制御装置に関する。
固めに使用するロ−ドロ−ラの油圧ポンプと油圧モ−タ
からなる走行制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】機体に搭載したエンジンの動力により油
圧ポンプを駆動して油圧を発生させ、この圧油を前輪ロ
−ラ及び後輪ロ−ラに夫々設けた油圧モ−タに供給し
て、夫々の油圧モ−タにより前後輪ロ−ラを回転駆動す
るロ−ドロ−ラの走行制御装置として、油圧ポンプと前
後輪ロ−ラの油圧モ−タとを接続する互いに流れ方向が
逆となる2つの油圧回路に、油圧ポンプに併設されたチ
ャ−ジポンプなどの付属ポンプと接続するパイロット回
路から所定のパイロット圧を受けて前記油圧回路を開路
し、このパイロット圧が所定値以下に低下した場合に該
油圧回路を閉路する逆止め弁を接続したものがある(特
開平8−92912号参照)。
圧ポンプを駆動して油圧を発生させ、この圧油を前輪ロ
−ラ及び後輪ロ−ラに夫々設けた油圧モ−タに供給し
て、夫々の油圧モ−タにより前後輪ロ−ラを回転駆動す
るロ−ドロ−ラの走行制御装置として、油圧ポンプと前
後輪ロ−ラの油圧モ−タとを接続する互いに流れ方向が
逆となる2つの油圧回路に、油圧ポンプに併設されたチ
ャ−ジポンプなどの付属ポンプと接続するパイロット回
路から所定のパイロット圧を受けて前記油圧回路を開路
し、このパイロット圧が所定値以下に低下した場合に該
油圧回路を閉路する逆止め弁を接続したものがある(特
開平8−92912号参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のロ−ドロ−ラの
走行制御装置は、油圧ポンプに併設されエンジンの動力
を駆動源とするチャ−ジポンプなどの付属ポンプと接続
するパイロット回路から、所定のパイロット圧を受ける
逆止め弁を設けて、2つの油圧回路を同時に開閉制御し
ているため、坂道等のような傾斜地での作業中にエンジ
ントラブル等で油圧ポンプがフリ−の状態となったとき
には、同時にパイロット圧を発生している付属ポンプも
フリ−の状態となってパイロット圧が所定値以下に低下
するので2つの油圧回路の逆止め弁が閉じて、ロ−ドロ
−ラが坂道を転げ落ちる等の事故を防止できるが、エン
ジンからの駆動を受けていて坂道等のような傾斜地での
作業中には、ロ−ドロ−ラの自重により油圧モ−タが回
転させられ、ポンプの作用をして油圧モ−タにかかる油
圧が所定値以下に低下する事態が生じる。
走行制御装置は、油圧ポンプに併設されエンジンの動力
を駆動源とするチャ−ジポンプなどの付属ポンプと接続
するパイロット回路から、所定のパイロット圧を受ける
逆止め弁を設けて、2つの油圧回路を同時に開閉制御し
ているため、坂道等のような傾斜地での作業中にエンジ
ントラブル等で油圧ポンプがフリ−の状態となったとき
には、同時にパイロット圧を発生している付属ポンプも
フリ−の状態となってパイロット圧が所定値以下に低下
するので2つの油圧回路の逆止め弁が閉じて、ロ−ドロ
−ラが坂道を転げ落ちる等の事故を防止できるが、エン
ジンからの駆動を受けていて坂道等のような傾斜地での
作業中には、ロ−ドロ−ラの自重により油圧モ−タが回
転させられ、ポンプの作用をして油圧モ−タにかかる油
圧が所定値以下に低下する事態が生じる。
【0004】このとき前記技術では、ロ−ドロ−ラのエ
ンジンが正常駆動しているからパイロット圧を制御する
チャ−ジポンプなどの付属ポンプのパイロット圧は正常
のままであるため、2つの油圧回路の逆止め弁を制御で
きずに油圧モ−タは回転を続けエンジンを止めるまでロ
−ドロ−ラは自重により傾斜地で加速してしまい、円滑
に低速な転圧作業ができない問題があった。そこで、本
発明の課題は、坂道等のような傾斜地での作業中に、何
らかの故障原因により油圧ポンプがエンジンからの駆動
を受けない状態におけるロ−ドロ−ラの暴走を防止する
ことに加えて、エンジンが正常に油圧ポンプを駆動して
いるときにおいては、坂道に沿って加速してしまう事態
を回避して、円滑に低速な転圧作業を行い得るロ−ドロ
−ラを提供することにある。
ンジンが正常駆動しているからパイロット圧を制御する
チャ−ジポンプなどの付属ポンプのパイロット圧は正常
のままであるため、2つの油圧回路の逆止め弁を制御で
きずに油圧モ−タは回転を続けエンジンを止めるまでロ
−ドロ−ラは自重により傾斜地で加速してしまい、円滑
に低速な転圧作業ができない問題があった。そこで、本
発明の課題は、坂道等のような傾斜地での作業中に、何
らかの故障原因により油圧ポンプがエンジンからの駆動
を受けない状態におけるロ−ドロ−ラの暴走を防止する
ことに加えて、エンジンが正常に油圧ポンプを駆動して
いるときにおいては、坂道に沿って加速してしまう事態
を回避して、円滑に低速な転圧作業を行い得るロ−ドロ
−ラを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決する
ために、本発明は、油圧ポンプから油圧モ−タへ入り側
となる油圧回路の油圧の所定値の高低により、戻り側と
なった油圧回路のパイロット操作逆止め弁を開閉させる
ようにした。これにより、坂道等のような傾斜地でエン
ジンが正常に油圧ポンプを駆動している作業中に、ロ−
ドロ−ラの自重により油圧モ−タが回転させられ、油圧
モ−タがエンジン以外の力で動いてしまうとき、入り側
の油圧により入り側・戻り側の油圧回路のパイロット操
作逆止め弁を開閉して油圧経路の流れを制御し、ロ−ド
ロ−ラを円滑に動かすことができる。
ために、本発明は、油圧ポンプから油圧モ−タへ入り側
となる油圧回路の油圧の所定値の高低により、戻り側と
なった油圧回路のパイロット操作逆止め弁を開閉させる
ようにした。これにより、坂道等のような傾斜地でエン
ジンが正常に油圧ポンプを駆動している作業中に、ロ−
ドロ−ラの自重により油圧モ−タが回転させられ、油圧
モ−タがエンジン以外の力で動いてしまうとき、入り側
の油圧により入り側・戻り側の油圧回路のパイロット操
作逆止め弁を開閉して油圧経路の流れを制御し、ロ−ド
ロ−ラを円滑に動かすことができる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明は、ロ−ドロ−ラの前後進
のために、両方向流れが可能な油圧ポンプからの圧油に
より回転される油圧モ−タを走行駆動源とするロ−ドロ
−ラにおいて、油圧ポンプと油圧モ−タとを,一方の油
圧回路が油圧ポンプから油圧モ−タへの圧油の入り側と
なるとき、他方の油圧回路が油圧モ−タから油圧ポンプ
への圧油の戻り側となる2つの油圧回路を含む油圧経路
で接続し、各回路にパイロット操作逆止め弁を夫々介装
し、戻り側となった回路のパイロット操作逆止め弁に、
入り側となった回路の油圧がパイロット圧として作用す
るようにしたことを特徴としている。油圧ポンプに対し
て、油圧モ−タが前輪用・後輪用として2つあるとき、
これらは、油圧ポンプに対して直列又は、並列接続され
る。これによれば、坂道等のような傾斜地でエンジンが
正常に油圧ポンプを駆動している作業中に、ロ−ドロ−
ラの自重により油圧モ−タが回転させられ、油圧モ−タ
がポンプ作用をして油圧モ−タにかかる油圧を低下さ
せ、油圧モ−タがエンジン以外の力で動いてしまうと
き、入り側となる油圧回路の油圧の低下により、入り側
・戻り側の油圧回路のパイロット操作逆止め弁を閉じる
ことができる。その結果、再び入り側の油圧回路の油圧
が上昇して入り側・戻り側のパイロット操作逆止め弁を
開き、油圧モ−タが油圧駆動されるという動作を繰り返
し、坂道等のような傾斜地での作業において、傾斜によ
り加速されることなくロ−ドロ−ラの円滑に低速な転圧
作業ができる。また、エンジン・油圧ポンプ等に何らか
の故障があって、油圧ポンプがフリ−の状態となった時
には、入り側回路の油圧低下で2つのパイロット操作逆
止め弁を閉じてロ−ドロ−ラを停止させることができ
る。
のために、両方向流れが可能な油圧ポンプからの圧油に
より回転される油圧モ−タを走行駆動源とするロ−ドロ
−ラにおいて、油圧ポンプと油圧モ−タとを,一方の油
圧回路が油圧ポンプから油圧モ−タへの圧油の入り側と
なるとき、他方の油圧回路が油圧モ−タから油圧ポンプ
への圧油の戻り側となる2つの油圧回路を含む油圧経路
で接続し、各回路にパイロット操作逆止め弁を夫々介装
し、戻り側となった回路のパイロット操作逆止め弁に、
入り側となった回路の油圧がパイロット圧として作用す
るようにしたことを特徴としている。油圧ポンプに対し
て、油圧モ−タが前輪用・後輪用として2つあるとき、
これらは、油圧ポンプに対して直列又は、並列接続され
る。これによれば、坂道等のような傾斜地でエンジンが
正常に油圧ポンプを駆動している作業中に、ロ−ドロ−
ラの自重により油圧モ−タが回転させられ、油圧モ−タ
がポンプ作用をして油圧モ−タにかかる油圧を低下さ
せ、油圧モ−タがエンジン以外の力で動いてしまうと
き、入り側となる油圧回路の油圧の低下により、入り側
・戻り側の油圧回路のパイロット操作逆止め弁を閉じる
ことができる。その結果、再び入り側の油圧回路の油圧
が上昇して入り側・戻り側のパイロット操作逆止め弁を
開き、油圧モ−タが油圧駆動されるという動作を繰り返
し、坂道等のような傾斜地での作業において、傾斜によ
り加速されることなくロ−ドロ−ラの円滑に低速な転圧
作業ができる。また、エンジン・油圧ポンプ等に何らか
の故障があって、油圧ポンプがフリ−の状態となった時
には、入り側回路の油圧低下で2つのパイロット操作逆
止め弁を閉じてロ−ドロ−ラを停止させることができ
る。
【0007】
【実施例】実施例について図面を参照して説明すると、
図1は、油圧モ−タ1により1つのロ−ラ2(鉄製ロ−
ラ・タイヤロ−ラを含む)を回転駆動するロ−ドロ−ラ
の油圧経路Lを示している。エンジン3の動力が、遠心
クラッチもしくはカップリング等の伝達機構4を介し
て、両方向流れができる可変容量形油圧ポンプ5(例え
ば、アキシャル型斜板式のもの)に伝えられる。また油
圧ポンプ5には、チャ−ジポンプ6等の付属ポンプが併
設されている。前記油圧経路Lは、油圧ポンプ5のポ−
トAと油圧モ−タ1のポ−トCを接続した油圧回路7
と、油圧モ−タ1のポ−トDと油圧ポンプ5のポ−トB
を接続した油圧回路8の2つを含んでいる。2つの回路
7・8の途中には、油圧モ−タ1から油圧ポンプ5への
圧油の流れを止めることのできるパイロット操作逆止め
弁9を夫々介装し、一方の油圧回路7(8)が油圧ポン
プ5から油圧モ−タ1への圧油の入り側となり、他方の
油圧回路8(7)が油圧モ−タ1から油圧ポンプ5への
圧油の戻り側となるとき、戻り側となった回路のパイロ
ット操作逆止め弁9に、入り側となった回路の油圧がパ
イロット圧として作用するように配管接続されている。
図1は、油圧モ−タ1により1つのロ−ラ2(鉄製ロ−
ラ・タイヤロ−ラを含む)を回転駆動するロ−ドロ−ラ
の油圧経路Lを示している。エンジン3の動力が、遠心
クラッチもしくはカップリング等の伝達機構4を介し
て、両方向流れができる可変容量形油圧ポンプ5(例え
ば、アキシャル型斜板式のもの)に伝えられる。また油
圧ポンプ5には、チャ−ジポンプ6等の付属ポンプが併
設されている。前記油圧経路Lは、油圧ポンプ5のポ−
トAと油圧モ−タ1のポ−トCを接続した油圧回路7
と、油圧モ−タ1のポ−トDと油圧ポンプ5のポ−トB
を接続した油圧回路8の2つを含んでいる。2つの回路
7・8の途中には、油圧モ−タ1から油圧ポンプ5への
圧油の流れを止めることのできるパイロット操作逆止め
弁9を夫々介装し、一方の油圧回路7(8)が油圧ポン
プ5から油圧モ−タ1への圧油の入り側となり、他方の
油圧回路8(7)が油圧モ−タ1から油圧ポンプ5への
圧油の戻り側となるとき、戻り側となった回路のパイロ
ット操作逆止め弁9に、入り側となった回路の油圧がパ
イロット圧として作用するように配管接続されている。
【0008】本実施例では、ロ−ドロ−ラを前進走行さ
せる場合は、油圧ポンプ5の斜板10の操作により所定
圧の圧油を油圧ポンプ5のポ−トAから油圧回路7を介
して油圧回路7のパイロット操作逆止め弁9を開いてロ
−ラ2の油圧モ−タ1のポ−トCに送り、油圧モ−タ1
を前進方向に回転したのち油圧回路8の、油圧回路7か
らパイロット圧が加えられて開いているパイロット操作
逆止め弁9を通って油圧ポンプ5のポ−トBに戻る循環
を繰り返す。また、ロ−ドロ−ラを後進走行させる場合
は、これと逆に、油圧ポンプ5の斜板10を切換て圧油
を油圧ポンプ5のポ−トBから油圧回路8を介してロ−
ラ2の油圧モ−タ1のポ−トDに送り、油圧モ−タ1を
後進方向に回転したのち油圧回路7を経て油圧ポンプ5
のポ−トAに戻る循環を繰り返す。坂道等のような傾斜
地での前進作業中に、ロ−ドロ−ラの自重による油圧モ
−タ1の異常駆動や、エンジン3・油圧ポンプ5等に何
らかの故障があり油圧ポンプ5がフリ−の状態になる
と、油圧回路7の油圧が低下する。すると、油圧回路7
内のパイロット操作逆止め弁9は、その油圧そのもので
閉じ、油圧回路8内のパイロット操作逆止め弁9は、油
圧回路7からのパイロット圧が下がることで閉じ、こう
して油圧経路Lを閉路しロ−ドロ−ラの加速を抑える。
エンジン3・油圧ポンプ5等に故障がないときは、閉路
した後、再び油圧回路7の油圧が上昇するので2つのパ
イロット操作逆止め弁9が開き油圧モ−タ1に油圧をか
けて、ロ−ドロ−ラを円滑に走行させることができる。
そして、故障等により油圧ポンプ5がフリ−の状態のと
きは、パイロット操作逆止め弁9は閉じたままとなり、
ロ−ドロ−ラは停止し、暴走しない。
せる場合は、油圧ポンプ5の斜板10の操作により所定
圧の圧油を油圧ポンプ5のポ−トAから油圧回路7を介
して油圧回路7のパイロット操作逆止め弁9を開いてロ
−ラ2の油圧モ−タ1のポ−トCに送り、油圧モ−タ1
を前進方向に回転したのち油圧回路8の、油圧回路7か
らパイロット圧が加えられて開いているパイロット操作
逆止め弁9を通って油圧ポンプ5のポ−トBに戻る循環
を繰り返す。また、ロ−ドロ−ラを後進走行させる場合
は、これと逆に、油圧ポンプ5の斜板10を切換て圧油
を油圧ポンプ5のポ−トBから油圧回路8を介してロ−
ラ2の油圧モ−タ1のポ−トDに送り、油圧モ−タ1を
後進方向に回転したのち油圧回路7を経て油圧ポンプ5
のポ−トAに戻る循環を繰り返す。坂道等のような傾斜
地での前進作業中に、ロ−ドロ−ラの自重による油圧モ
−タ1の異常駆動や、エンジン3・油圧ポンプ5等に何
らかの故障があり油圧ポンプ5がフリ−の状態になる
と、油圧回路7の油圧が低下する。すると、油圧回路7
内のパイロット操作逆止め弁9は、その油圧そのもので
閉じ、油圧回路8内のパイロット操作逆止め弁9は、油
圧回路7からのパイロット圧が下がることで閉じ、こう
して油圧経路Lを閉路しロ−ドロ−ラの加速を抑える。
エンジン3・油圧ポンプ5等に故障がないときは、閉路
した後、再び油圧回路7の油圧が上昇するので2つのパ
イロット操作逆止め弁9が開き油圧モ−タ1に油圧をか
けて、ロ−ドロ−ラを円滑に走行させることができる。
そして、故障等により油圧ポンプ5がフリ−の状態のと
きは、パイロット操作逆止め弁9は閉じたままとなり、
ロ−ドロ−ラは停止し、暴走しない。
【0009】図2は、ロ−ドロ−ラの前後輪ロ−ラ2a
・2bを夫々駆動するもので、油圧ポンプ5のポ−トA
と前輪ロ−ラ用油圧モ−タ1aのポ−トCを接続する油
圧回路7と、油圧ポンプ5のポ−トBと後輪ロ−ラ用油
圧モ−タ1bのポ−トFを接続する油圧回路8とを、前
輪ロ−ラ用油圧モ−タ1aのポ−トDと後輪ロ−ラ用油
圧モ−タ1bのポ−トEとを連結回路11で接続して油
圧モ−タ1a・1bを直列に接続したものである。又、
図3も前後輪ロ−ラ2a・2bを夫々駆動する例で、油
圧ポンプ5のポ−トAと前輪ロ−ラ用油圧モ−タ1aの
ポ−トC及び後輪ロ−ラ用油圧モ−タ1bのポ−トEと
を接続する油圧回路7と、油圧ポンプ5のポ−トBと前
輪ロ−ラ用油圧モ−タ1aのポ−トD及び後輪ロ−ラ用
油圧モ−タ1bのポ−トFとを接続する油圧回路8を備
えており、油圧モ−タ1a・1bを並列に接続したもの
である。尚、図2・3において、図1と同一部分には同
一番号を付した。
・2bを夫々駆動するもので、油圧ポンプ5のポ−トA
と前輪ロ−ラ用油圧モ−タ1aのポ−トCを接続する油
圧回路7と、油圧ポンプ5のポ−トBと後輪ロ−ラ用油
圧モ−タ1bのポ−トFを接続する油圧回路8とを、前
輪ロ−ラ用油圧モ−タ1aのポ−トDと後輪ロ−ラ用油
圧モ−タ1bのポ−トEとを連結回路11で接続して油
圧モ−タ1a・1bを直列に接続したものである。又、
図3も前後輪ロ−ラ2a・2bを夫々駆動する例で、油
圧ポンプ5のポ−トAと前輪ロ−ラ用油圧モ−タ1aの
ポ−トC及び後輪ロ−ラ用油圧モ−タ1bのポ−トEと
を接続する油圧回路7と、油圧ポンプ5のポ−トBと前
輪ロ−ラ用油圧モ−タ1aのポ−トD及び後輪ロ−ラ用
油圧モ−タ1bのポ−トFとを接続する油圧回路8を備
えており、油圧モ−タ1a・1bを並列に接続したもの
である。尚、図2・3において、図1と同一部分には同
一番号を付した。
【0010】
【発明の効果】以上のように本発明は、入り側となる油
圧回路の油圧の変化により、油圧経路の圧油流れを開閉
するようにしたので,傾斜地において油圧ポンプがエン
ジンから切り離される等の事態によって油圧ポンプがフ
リ−の状態となったときに、ロ−ドロ−ラの暴走を防止
することができることに加えて、油圧ポンプがエンジン
からの駆動を受けているときにも、傾斜によりロ−ドロ
−ラが加速することを抑えて、傾斜地で低速で円滑な転
圧作業を行い得る。
圧回路の油圧の変化により、油圧経路の圧油流れを開閉
するようにしたので,傾斜地において油圧ポンプがエン
ジンから切り離される等の事態によって油圧ポンプがフ
リ−の状態となったときに、ロ−ドロ−ラの暴走を防止
することができることに加えて、油圧ポンプがエンジン
からの駆動を受けているときにも、傾斜によりロ−ドロ
−ラが加速することを抑えて、傾斜地で低速で円滑な転
圧作業を行い得る。
【図1】本発明に係る走行制御装置の一つの実施例を示
す油圧経路図である。
す油圧経路図である。
【図2】別の実施例を示す油圧経路図である。
【図3】更に別の実施例を示す油圧経路図である。
1・1a・1b 油圧モ−タ 5 油圧ポンプ 7・8 油圧回路 9 パイロット操作逆止め弁 11 連結回路 L 油圧経路
Claims (4)
- 【請求項1】 油圧ポンプからの圧油により正逆回転さ
れる油圧モ−タを走行駆動源とするロ−ドロ−ラにおい
て、油圧ポンプと油圧モ−タとを接続する2つの油圧回
路に、夫々他側の油圧回路の油圧で開閉するパイロット
操作逆止め弁を介装したことを特徴とするロ−ドロ−ラ
の走行制御装置。 - 【請求項2】 油圧ポンプと油圧モ−タとを、一方の油
圧回路が油圧ポンプから油圧モ−タへの圧油の入り側と
なるとき、他方の油圧回路が油圧モ−タから油圧ポンプ
への圧油の戻り側となる2つの油圧回路を含む油圧経路
で接続し、各回路にパイロット操作逆止め弁を夫々介装
し、戻り側となった回路のパイロット操作逆止め弁に、
入り側となった回路の油圧がパイロット圧として作用す
るように構成していることを特徴とするロ−ドロ−ラの
走行制御装置。 - 【請求項3】 入り側・戻り側の油圧回路の一方を、油
圧ポンプと前輪ロ−ラ用油圧モ−タを接続する油圧回路
とし、他方を前記油圧ポンプと後輪ロ−ラ用油圧モ−タ
を接続する油圧回路とし、前輪ロ−ラ用油圧モ−タと後
輪ロ−ラ用油圧モ−タとの間に連結回路を設けて油圧モ
−タを直列に接続した請求項2記載のロ−ドロ−ラの走
行制御装置。 - 【請求項4】 入り側・戻り側の油圧回路の一方を、油
圧ポンプと前輪ロ−ラ用油圧モ−タ及び後輪ロ−ラ用油
圧モ−タとを接続する油圧回路とし、他方を前記油圧ポ
ンプと前輪ロ−ラ用油圧モ−タ及び後輪ロ−ラ用油圧モ
−タとを接続する別の油圧回路として、油圧モ−タを並
列に接続した請求項2記載のロ−ドロ−ラの走行制御装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30404696A JPH10131908A (ja) | 1996-10-29 | 1996-10-29 | ロ−ドロ−ラの走行制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30404696A JPH10131908A (ja) | 1996-10-29 | 1996-10-29 | ロ−ドロ−ラの走行制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10131908A true JPH10131908A (ja) | 1998-05-22 |
Family
ID=17928401
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30404696A Pending JPH10131908A (ja) | 1996-10-29 | 1996-10-29 | ロ−ドロ−ラの走行制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10131908A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008545934A (ja) * | 2005-05-31 | 2008-12-18 | キャタピラー インコーポレイテッド | 戻り圧力補償器を備えた液圧システム |
CN104195926A (zh) * | 2014-08-13 | 2014-12-10 | 潍柴动力股份有限公司 | 压路机液压系统、控制方法及其压路机 |
-
1996
- 1996-10-29 JP JP30404696A patent/JPH10131908A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008545934A (ja) * | 2005-05-31 | 2008-12-18 | キャタピラー インコーポレイテッド | 戻り圧力補償器を備えた液圧システム |
CN104195926A (zh) * | 2014-08-13 | 2014-12-10 | 潍柴动力股份有限公司 | 压路机液压系统、控制方法及其压路机 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20031218 |