JPH10131884A - ウオッシャポンプ - Google Patents

ウオッシャポンプ

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Publication number
JPH10131884A
JPH10131884A JP28434496A JP28434496A JPH10131884A JP H10131884 A JPH10131884 A JP H10131884A JP 28434496 A JP28434496 A JP 28434496A JP 28434496 A JP28434496 A JP 28434496A JP H10131884 A JPH10131884 A JP H10131884A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
impeller
armature shaft
pump chamber
pump
fluid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP28434496A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuya Mimura
村 哲 也 三
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Jidosha Denki Kogyo KK
Original Assignee
Jidosha Denki Kogyo KK
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Filing date
Publication date
Application filed by Jidosha Denki Kogyo KK filed Critical Jidosha Denki Kogyo KK
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Publication of JPH10131884A publication Critical patent/JPH10131884A/ja
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 単一のウオッシャポンプで、電流の供給方向
の切換えにより、独立した別個の洗浄面の洗浄をそれぞ
れ行えるウオッシャポンプを提供する。 【解決手段】 アーマチュアシャフト15の軸方向に移
動可能な隔板24、26を備え、アーマチュアシャフト
15が第1の回転方向に回転することにより隔板24、
26を一方側に移動して第1のポンプ10、23を作動
可能にし、且つ、アーマチュアシャフト15が第2の回
転方向に回転することにより隔板24、26を他方側に
移動して第2のポンプ11、25を作動可能なポンプ切
換手段13をそなえているウオッシャポンプ1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ウオッシャタン
クに貯蔵した洗浄液を吸い込んでノズルから噴射させる
ウオッシャポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】ウオッシャタンクに貯蔵した洗浄液を吸
い込んでノズルから噴射させるウオッシャポンプとして
は、アーマチュアに電流を供給すると、このアーマチュ
アに結合したインペラがポンプ室内で回転し、ポンプ室
の一方側に連通接続されたウオッシャタンクからポンプ
室内に洗浄液を吸い込み、ポンプ室の他方側に連通接続
されたノズルに洗浄液を加圧送給して、ノズルから洗浄
面に対して洗浄液を噴射して洗浄するものが知られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記したウオッシャポ
ンプでは、単一のポンプ室をもつものであるため、フロ
ントウインドガラスとヘッドランプまたは、フロントウ
インドガラスとリアウインドガラス等、洗浄面がそれぞ
れ独立している場合、それぞれ別個のウオッシャポンプ
を用いていた。そのため、洗浄面毎に複数個のウオッシ
ャポンプが必要となって、一台の車両に複数個のウオッ
シャポンプが装備され、その結果、車両重量が増える原
因になったり、コスト面で不利になるという問題点があ
り、これらの問題点を解決することが課題になってい
た。
【0004】
【発明の目的】この発明に係わるウオッシャポンプは、
単一のウオッシャポンプで、電流の供給方向の切換えに
より、独立した別個の洗浄面の洗浄をそれぞれ行えるウ
オッシャポンプを提供することを目的としている。
【0005】
【発明の構成】
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
わるウオッシャポンプでは、ケースと、ケースに収容さ
れ、電流の供給方向により、第1の回転方向または第2
の回転方向に回転するアーマチュアシャフトを有するア
ーマチュアと、ケース内に形成された第1のポンプと、
第1のポンプと独立してケース内に形成された第2のポ
ンプと、アーマチュアシャフトの軸方向に移動可能な隔
板を備え、アーマチュアシャフトが第1の回転方向に回
転することにより隔板を一方側に移動して第1のポンプ
を作動可能にし、且つ、アーマチュアシャフトが第2の
回転方向に回転することにより隔板を他方側に移動して
第2のポンプを作動可能なポンプ切換手段をそなえてい
る構成としたことを特徴としている。
【0007】この発明の請求項2に係わるウオッシャポ
ンプでは、ケースと、ケースに収容され、電流の供給方
向により、第1の回転方向または第2の回転方向に回転
するアーマチュアシャフトを有するアーマチュアと、ケ
ースに形成された第1のポンプ室と、第1のポンプ室と
独立してケースに形成された第2のポンプ室と、第1の
ポンプ室、第2のポンプ室内にそれぞれ配置された一対
の隔板を備え、アーマチュアシャフトが第1の回転方向
に回転することにより、隔板がアーマチュアシャフトの
軸方向に第1の方向に移動して、流体を第1のポンプ室
に吸引して吐出するとともに、アーマチュアシャフトが
第2の回転方向に回転することにより、隔板がアーマチ
ュアシャフトの軸方向に第2の方向に移動して、流体を
第2のポンプ室に吸引して吐出可能なインペラ体を備え
ている構成としたことを特徴としている。
【0008】この発明の請求項3に係わるウオッシャポ
ンプでは、インペラ体には、第1のポンプ室内に配置さ
れた第1のインペラと、この第1のインペラとともに第
1のポンプ室内に配置され、流体を第1のポンプ室内に
導入可能にして第1のインペラに一体的に形成された第
1の隔板と、第2のポンプ室内に配置された第2のイン
ペラと、この第2のインペラとともに第2のポンプ室内
に配置され、流体を第2のポンプ室内に導入可能にして
第2のインペラに一体的に形成された第2の隔板と、第
1のインペラおよび第2のインペラ、または、第1の隔
板および第2の隔板に一体的に結合されたジョイントと
が備えられ、アーマチュアシャフトの回転動力により、
アーマチュアシャフトの軸方向にインペラ体を移動可能
にして、アーマチュアシャフトとジョイントとのあいだ
に配置されたインペラ移動手段を備えている構成とした
ことを特徴としている。
【0009】この発明の請求項4に係わるウオッシャポ
ンプでは、インペラ移動手段は、アーマチュアシャフト
に固定されたピンと、第1、第2のインペラおよびジョ
イントの中央にアーマチュアシャフトを挿入可能に形成
されたシャフト孔と、ピンを挿入可能にシャフト孔上の
予め定められた範囲に形成され、ピンが第1の回転方向
に回転することにより、第1のインペラを第1のポンプ
室内の予め定められた位置に配置可能にして、且つ、ピ
ンが第2の回転方向に回転することにより、第2のイン
ペラを第2のポンプ室内の予め定められた位置に配置可
能なピン受とからなる構成としたことを特徴としてい
る。
【0010】この発明の請求項5に係わるウオッシャポ
ンプでは、インペラ移動手段は、軸方向に沿ってアーマ
チュアシャフトに形成されたリードと、第1、第2のイ
ンペラおよびジョイントの中央にアーマチュアシャフト
を挿入可能に形成されたシャフト孔と、リードに噛合可
能にしてシャフト孔上に螺旋状に形成され、リードが回
転することにより第1、第2のインペラを第1、第2の
ポンプ室内の予め定められた位置に配置可能なリード受
とからなる構成としたことを特徴としている。
【0011】この発明の請求項6に係わるウオッシャポ
ンプでは、リードの一端部には、第1のインペラが第1
のポンプ室内の予め定められた位置に配置された際に、
インペラ体を移動不能に支持する第1のストッパが備え
られているとともに、リードの他端部には、第2のイン
ペラが第2のポンプ室内の予め定められた位置に配置さ
れた際に、インペラ体を移動不能に支持する第2のスト
ッパが備えられている構成としたことを特徴としてい
る。
【0012】この発明の請求項7に係わるウオッシャポ
ンプでは、ケースには、第1のポンプ室に連通接続され
た第1の吐出口と、第2のポンプ室に連通接続された第
2の吐出口と、流体が導入される流体吸入口とが備えら
れ、第1の隔板には、インペラ体の第1のインペラが予
め定められた位置にある際に、流体吸入口から第1のイ
ンペラ側に流体を導入可能な第1の流路が備えられ、第
2の隔板には、インペラ体の第2のインペラが予め定め
られた位置にある際に、流体吸入口から第2のインペラ
側に流体を導入可能な第2の流路が備えられている構成
としたことを特徴としている。
【0013】
【発明の作用】この発明の請求項1に係わるウオッシャ
ポンプにおいて、アーマチュアシャフトが第1の回転方
向に回転すると、ポンプ切換手段により隔板が一方側に
移動して第1のポンプが作動するため、第1のポンプに
よって流体が吸引されて吐出する。これに反して、アー
マチュアシャフトが第2の回転方向に回転すると、ポン
プ切換手段により隔板が他方側に移動して第2のポンプ
が作動するため、第2のポンプによって流体が吸引され
て吐出する。それ故、電流の供給方向の切換えのみで、
第1、第2のポンプが独立して作動、停止する。
【0014】この発明の請求項2に係わるウオッシャポ
ンプにおいて、アーマチュアシャフトが第1の回転方向
に回転すると、インペラ体の隔板がアーマチュアシャフ
トの軸方向に第1の方向に移動することによって、イン
ペラ体により流体が第1のポンプ室内に吸引されて吐出
する。これに反して、アーマチュアが第2の回転方向に
回転すると、インペラ体の隔板がアーマチュアシャフト
の軸方向に第2の方向に移動することによって、インペ
ラ体により流体が第2のポンプ室に吸引されて吐出す
る。それ故、第1のポンプ室、第2のポンプ室の吐出側
に、別個の洗浄面毎のノズルをそれぞれ繋げば、電流の
供給方向の切換えのみで、単一のウオッシャポンプによ
り、別個の洗浄面に対する洗浄液の噴射がそれぞれ行わ
れる。
【0015】この発明の請求項3に係わるウオッシャポ
ンプにおいて、アーマチュアシャフトが第1の回転方向
に回転すると、インペラ移動手段により、アーマチュア
シャフトの第1の回転方向の回転動力でインペラ体の第
1の隔板がアーマチュアシャフトの軸方向に第1の方向
に移動し、インペラ体の第1のインペラによって流体が
第1のポンプ室に吸引されて吐出する。このとき、第2
のインペラが第2のポンプ室内で回転するが、インペラ
体の第2の隔板がアーマチュアシャフトの軸方向に第2
の方向に移動していないので、流体が第2のポンプ室に
吸引されない。上記に反して、アーマチュアシャフトが
第2の回転方向に回転すると、インペラ移動手段によ
り、アーマチュアシャフトの第2の回転方向の回転動力
でインペラ体の隔板がアーマチュアシャフトの軸方向に
第2の方向に移動し、インペラ体の第2のインペラによ
って流体が第2のポンプ室に吸引されて吐出する。この
とき、第1のインペラが第1のポンプ室内で回転する
が、インペラ体の第1の隔板がアーマチュアシャフトの
軸方向に第1の方向に移動していないので、流体が第1
のポンプ室に吸引されない。それ故、請求項2の作用に
加え、インペラ移動手段により移動する単一のインペラ
体によって、第1のポンプ室内での流体の吸引、吐出お
よび第2のポンプ室内での流体の吸引、吐出の切換えが
行われる。
【0016】この発明の請求項4に係わるウオッシャポ
ンプにおいて、アーマチュアシャフトが第1の回転方向
に回転すると、アーマチュアシャフトに固定されたピン
がピン受内で第1の回転方向に回転することによって、
インペラ体の第1のインペラがアーマチュアシャフトの
軸方向に沿った第1の方向に第1のポンプ室内の予め定
められた位置まで移動する。そして、ピンがピン受の一
方の端部に来てからも、ピンがアーマチュアシャフトと
ともにさらに回転を続けることによって、インペラ体が
アーマチュアシャフトに結合されたままで第1の回転方
向に回転する。これに反して、アーマチュアシャフトが
第2の回転方向に回転すると、アーマチュアシャフトに
固定されたピンがピン受内で第2の回転方向に回転する
ことによって、インペラ体の第2のインペラがアーマチ
ュアシャフトの軸方向に沿った第2の方向に第2のポン
プ室内の予め定められた位置まで移動する。そして、ピ
ンがピン受の他方の端部に来てからも、ピンがアーマチ
ュアシャフトとともにさらに回転を続けることによっ
て、インペラ体がアーマチュアシャフトに結合されたま
まで第2の回転方向に回転する。それ故、請求項3の作
用に加え、ピンと、ピン受との簡潔な構造でインペラ体
がアーマチュアシャフトの軸方向に移動されてポンプの
切換えが行われる。
【0017】この発明の請求項5に係わるウオッシャポ
ンプにおいて、アーマチュアシャフトが第1の回転方向
に回転すると、アーマチュアシャフトに形成されたリー
ドがシャフト孔上のリード受内で第1の回転方向に回転
することによって、インペラ体の第1のインペラがアー
マチュアシャフトの軸方向に沿った第1の方向に第1の
ポンプ室内の予め定められた位置まで移動する。そし
て、リードの一方の端部にリード受が来てからも、リー
ドが回転を続けることによって、インペラ体がアーマチ
ュアシャフトに結合されたままで第1の回転方向に回転
し、第1のインペラが第1のポンプ室内に流体を吸引し
て吐出する。これに反して、アーマチュアシャフトが第
2の回転方向に回転すると、アーマチュアシャフトのリ
ードがシャフト孔上のリード受内で第2の回転方向に回
転することによって、インペラ体の第2のインペラがア
ーマチュアシャフトの軸方向に沿った第2の方向に第2
のポンプ室内の予め定められた位置まで移動する。そし
て、リードの他方の端部にリード受が来てからも、リー
ドが回転を続けることによって、インペラ体がアーマチ
ュアシャフトに結合されたままで第2の回転方向に回転
し、第2のインペラが第2のポンプ室内に流体を吸引し
て吐出する。それ故、請求項3の作用に加え、リード
と、リード受との簡潔な構造でインペラ体がアーマチュ
アシャフトの軸方向に移動される。
【0018】この発明の請求項6に係わるウオッシャポ
ンプにおいて、アーマチュアシャフトが第1の回転方向
に回転すると、アーマチュアシャフトに形成されたリー
ドがシャフト孔上のリード受内で第1の回転方向に回転
することによって、インペラ体がアーマチュアシャフト
の軸方向に第1の方向に移動し、リードの一端部でイン
ペラ体が第1のストッパに移動を阻止されることによっ
て、第1のインペラが第1のポンプ室内の予め定められ
た位置に配置される。そして、インペラ体が第1のスト
ッパによって移動を阻止されてからも、リードが回転を
続けることによって、インペラ体がアーマチュアシャフ
トに結合されたままで第1の回転方向に回転し、第1の
インペラが第1のポンプ室内に流体を吸引して吐出す
る。これに反して、アーマチュアシャフトが第2の回転
方向に回転すると、アーマチュアシャフトのリードがシ
ャフト孔上のリード受内で第2の回転方向に回転するこ
とによって、インペラ体がアーマチュアシャフトの軸方
向に第2の方向に移動し、リードの他端部でインペラ体
が第2のストッパに移動を阻止されることによって、第
2のインペラが第2のポンプ室内の予め定められた位置
に配置される。そして、インペラ体が第2のストッパに
よって移動を阻止されてからも、リードが回転を続ける
ことによって、インペラ体がアーマチュアシャフトに結
合されたままで第2の回転方向に回転し、第2のインペ
ラが第2のポンプ室内に流体を吸引して吐出する。それ
故、請求項6の作用に加え、第1のインペラ、第2のイ
ンペラが第1のポンプ室、第2のポンプ室内で確実に位
置決めされる。
【0019】この発明の請求項7に係わるウオッシャポ
ンプにおいて、アーマチュアシャフトが第1の回転方向
に回転すると、インペラ移動手段により、アーマチュア
シャフトの第1の回転方向の回転動力でインペラ体が第
1の方向に移動し、インペラ体の第1のインペラが予め
定められた位置に来ると、第1の隔板の第1の流路を通
じ、流体吸入口から第1のインペラ側に流体が導入さ
れ、第1のポンプ室において流体が吸引されて吐出す
る。このとき、第2のポンプ室内で、第2のインペラも
回転するが、インペラ体の第2のインペラが予め定めら
れた位置になく、第2の隔板の第2の流路を通じて流体
吸入口から第2のインペラ側に流体が導入されないの
で、第2のポンプ室内に流体は吸引されない。上記に反
して、アーマチュアシャフトが第2の回転方向に回転す
ると、インペラ移動手段により、アーマチュアシャフト
の第2の回転方向の回転動力でインペラ体が第2の方向
に移動し、インペラ体の第2のインペラが予め定められ
た位置に来ると、第2の隔板の第2の流路を通じ、流体
吸入口から第2のインペラ側に流体が導入され、第2の
ポンプ室において流体が吸引されて吐出する。このと
き、第1のポンプ室内で、第1のインペラも回転する
が、インペラ体の第1のインペラが予め定められた位置
になく、第1の隔板の第1の流路を通じて流体吸入口か
ら第1のインペラ側に流体が導入されないので、第1の
ポンプ室内に流体は吸引されない。それ故、請求項4お
よび5の作用に加え、切換え弁等の複雑な構造のポンプ
室切換え手段を不要として簡潔に切換え動作が行われ
る。
【0020】
【実施例】図1ないし図4にはこの発明に係わるウオッ
シャポンプの第1実施例が示されている。
【0021】図示するウオッシャポンプ1は、主とし
て、モータケース(ケース)2、ポンプケース(ケー
ス)3、ヨーク4、第1のマグネット5、第2のマグネ
ット6、アーマチュア7、第1のブラシ8、第2のブラ
シ9、第1のポンプ室10、第2のポンプ室11、イン
ペラ体12、インペラ移動手段13から構成されてい
る。
【0022】モータケース2には、筒状に形成されたモ
ータケース本体2aと、モータケース本体2aの一端部
に取付けられた第1のエンドカバー2bと、モータケー
ス本体2aの他端部に取付けられた第2のエンドカバー
2cとが備えられている。
【0023】モータケース本体2aの内側には、円筒形
状のヨーク4が固定されており、このヨーク4の内周部
に、第1のマグネット5、第2のマグネット6がそれぞ
れ固定されている。
【0024】第1のエンドカバー2bには、モータケー
ス本体2aの内側中央に第1の軸受14が取付けられて
おり、この第1の軸受14の内側に、後述するアーマチ
ュア7に備えたアーマチュアシャフト15の一端側が挿
入されている。
【0025】また、第1のエンドカバー2bには、コネ
クタ部2b1が突出形成されており、このコネクタ部2
b1内に第1の外部端子16、第2の外部端子17がそ
れぞれ固定されている。第1、第2の外部端子16、1
7は後述する第1、第2のブラシ8、9にそれぞれ電気
的に接続されている。
【0026】第2のエンドカバー2cには、モータケー
ス本体2aの内側中央に第2の軸受18が取付けられて
おり、この第2の軸受18の内側に、アーマチュア7に
備えたアーマチュアシャフト15の中央部が挿通されて
いる。
【0027】また、第2のエンドカバー2cには、第2
の軸受18のポンプケース3側にウオータシール19が
装着されている。ウオータシール19には、モータケー
ス本体2aの他端側においてアーマチュアシャフト15
が挿通されており、このウオータシール19によって、
モータケース本体2aの内側がポンプケース3の内側に
対して水密を保持されている。
【0028】第1、第2のマグネット5、6の内周側に
は、アーマチュア7が配置されている。アーマチュア7
には、アーマチュアシャフト15、アーマチュアコア2
0、コンミュテータ21、アーマチュアコイル22が備
えられている。
【0029】アーマチュアシャフト15は、前述したよ
うに、一端側が第1の軸受14に挿通され、中央部が第
2の軸受18に挿通されていて、他端部がポンプケース
3内に突出している。そして、アーマチュアシャフト1
5の他端部寄りには、図3に示されるように、アーマチ
ュアシャフト15の外径寸法に比べてはるかに小さい外
径寸法のピン40がアーマチュアシャフト15の径方向
に挿通固定されている。このピン40は、インペラ移動
手段13の一部を構成するものであって、図3に示され
るように、アーマチュアシャフト15の外側に突出して
いる。
【0030】アーマチュアシャフト15には、中央部に
アーマチュアコア20が固定されているとともに、第1
のエンドカバー2b側にコンミュテータ21が固定され
ている。そして、アーマチュア7には、スロット数に応
じてコンミュテータ21の外周に配置された複数個のコ
ンミュテータ片21aに電気的に接続されているととも
に、同じくスロット数に応じてアーマチュアコア20に
設けられた巻回部20aに巻回されたアーマチュアコイ
ル22が設けられている。
【0031】コンミュテータ21の外側には、第1、第
2のブラシ8、9が配置されている。第1のブラシ8
は、図示しない第1のブラシばねによってコンミュテー
タ片21aに電気的に接続可能に圧接されて第1のエン
ドカバー2bに保持されている。第2のブラシ9は、図
示しない第2のブラシばねによって第1のブラシ8の対
向位置においてコンミュテータ片21aに電気的に接続
可能に圧接されて第1のエンドカバー2bに保持されて
いる。
【0032】第1のブラシ8は、第1のエンドカバー2
bに固定された第1の外部端子16に電気的に接続さ
れ、第2のブラシ9は、第1のエンドカバー2bに固定
された第2の外部端子17に電気的に接続されている。
第1、第2の外部端子16、17は、図示しないワイパ
装置に内蔵されたウオッシャ回路に電気的に接続され
る。ウオッシャ回路には、第1ウオッシャスイッチと、
第2のウオッシャスイッチとが備えられている。第1の
ウオッシャスイッチは、フロントウインドガラスを洗浄
するために用いられ、この第1のウオッシャスイッチ
は、オン切換えされることによって第1、第2の外部端
子16、17に対して正方向に電源を接続するように構
成されている。第2のウオッシャスイッチは、ヘッドラ
ンプを洗浄するために用いられ、この第2のウオッシャ
スイッチは、オン切換えされることによって第1、第2
の外部端子16、17に対して逆方向に電源を接続する
ように構成されている。そして、第1のウオッシャスイ
ッチがオン切換されると、フロントウインドガラス用の
ワイパ装置が連動してオン切換され、第2のウオッシャ
スイッチがオン切換されると、ヘッドランプ用のワイパ
装置がそれぞれ連動してオン切換されるようになってい
る。ウオッシャ回路は、上記とは異なるものとして、第
1ウオッシャスイッチがフロントウインドガラスを洗浄
するために用いられ、第2のウオッシャスイッチがリア
ウインドカラスを洗浄するために用いられるようにして
もよい。
【0033】アーマチュア7は、ウオッシャ回路の第1
のウオッシャスイッチがオン切換されることによって、
第1の外部端子16にハイレベルが与えられるとともに
第2の外部端子17がローレベルになると、第1のブラ
シ8、この第1のブラシ8に電気的に接続しているコン
ミュテータ片21aのひとつ、このコンミュテータ片2
1aに電気的に接続されたスロットのアーマチュアコイ
ル22、このアーマチュアコイル22に電気的に接続さ
れたコンミュテータ片21aのもうひとつ、このコンミ
ュテータ片21aに電気的に接続している第2のブラシ
9、接地を通る正方向に電流が流れて、アーマチュアコ
イル22より磁力が発生し、アーマチュアコイル22が
発生している磁力と、第1、第2のマグネット5、6よ
り発生している磁力とによる相互作用によってアーマチ
ュアシャフト15が正方向に回転を始める。
【0034】これに反して、アーマチュア7は、ウオッ
シャ回路の第2のウオッシャスイッチがオン切換される
ことによって、第2の外部端子17にハイレベルが与え
られるとともに第1の外部端子16がローレベルになる
と、第2のブラシ9、この第2のブラシ9に電気的に接
続しているコンミュテータ片21aのひとつ、このコン
ミュテータ片21aに電気的に接続されたスロットのア
ーマチュアコイル22、このアーマチュアコイル22に
電気的に接続されたコンミュテータ片21aのもうひと
つ、このコンミュテータ片21aに電気的に接続してい
る第1のブラシ8、接地を通る逆方向に電流が流れて、
アーマチュアコイル22より磁力が発生し、アーマチュ
アコイル22が発生している磁力と、第1、第2のマグ
ネット5、6より発生している磁力とによる相互作用に
よってアーマチュアシャフト15が逆方向に回転を始め
る。
【0035】一方、ポンプケース3には、有底の円筒形
状に形成されたポンプケース本体3aと、ポンプケース
本体3aのほぼ中央に配置された吸入口形成部材3bと
が備えられている。ポンプケース本体3aの端部には底
板3cが備えられている。
【0036】ポンプケース本体3aは、モータケース2
側の一端部がモータケース本体2aの他端部に結合され
ており、ポンプケース本体3aには、モータケース2に
近い一端部寄りに第1の吐出口3a1が形成され、モー
タケース2から離れた他端部寄りに第2の吐出口3a2
が形成されている。
【0037】第1の吐出口3a1は、後述する第1のポ
ンプ室10内に連通されているとともに、図示しない連
通管によってフロントウインドガラス用のノズルに連通
接続される。この連通管には逆止弁が装着されているた
め、連通管内の洗浄液の圧力が設定値を越えないとフロ
ントウインドガラス用のノズルに洗浄液を送給すること
がない。
【0038】第2の吐出口3a2は、後述する第2のポ
ンプ室11に連通接続されているとともに、図示しない
連通管によってヘッドランプ用のノズルに連通接続され
る。この連通管にも逆止弁が装着されているため、連通
管内の洗浄液の圧力が設定値を越えないとヘッドランプ
用のノズルに洗浄液を送給することがない。ここで、前
述したように、第2の吐出口3a2には、ヘッドランプ
用のノズルに代えて、リアウインドガラス用のノズルを
連通接続してもよい。
【0039】第1、第2の吐出口3a1、3a2は、図
2に示されるように、ポンプケース本体2aの底板3c
の径方向に離れて配置されている。
【0040】吸入口形成部材3bには、ポンプケース3
aの内径寸法にほぼ等しい丸孔状をなす流体導入部3b
1に流体吸入口3b2が連通形成されている。流体吸入
口3b2は、図示しないウオッシャタンクに連通接続さ
れる。
【0041】そして、ポンプケース3には、吸入口形成
部材3bに形成された流体導入部3b1の底板3c側に
第1のポンプ室10が形成され、これに反して、流体導
入部3b1のモータケース2側に第2のポンプ室11が
形成されており、第1のポンプ室10、第2のポンプ室
11、流体導入部3b1から形成された空間内にインペ
ラ体12が収容されている。
【0042】インペラ体12には、図3に示されるよう
に、第1のインペラ23、第1の隔板24、第2のイン
ペラ25、第2の隔板26、ジョイント27が一体的に
備えられている。
【0043】第1のインペラ23には、円盤形状をなす
第1の板部23aと、この第1の板部23aの中央から
放射状に第1の板部23a上に形成された羽根部23b
と、第1の板部23aの中央および羽根部23bの中央
を丸孔状に貫通したシャフト孔23cとが備えられてい
る。
【0044】第1の隔板24は、円環形状に形成され
て、第1のインペラ23の羽根部23bに一体的に結合
されており、第1の隔板24には、中央部に第1の流路
24aが形成されている。第1の流路24aは、前述し
たポンプケース3の流体導入部3b1から第1のインペ
ラ23の羽根部23b側に洗浄液を通過させる機能をも
つ。
【0045】第2のインペラ25は、第1のインペラ2
3と同一形状に形成されて、第1のインペラ23に対向
配置されており、この第2のインペラ25には、円盤形
状をなす第2の板部25aと、この第2の板部25aの
中央から放射状に第2の板部25a上に形成された羽根
部25bと、第2の板部25aの中央および羽根部25
bの中央を丸孔状に貫通したシャフト孔25cとが備え
られている。
【0046】第2の隔板26は、円環形状に形成され
て、第2のインペラ25の羽根部25bに一体的に結合
されており、第2の隔板26には、中央部に第2の流路
26aが形成されている。第2の流路26aは、前述し
たポンプケース3の流体導入部3b1から第2のインペ
ラ25の羽根部25b側に洗浄液を通過させる機能をも
つ。
【0047】ジョイント27は、円筒形状に形成されて
いて、第1のインペラ23の羽根部23bの先端部と、
第2のインペラ25の羽根部25bの先端部とに結合さ
れている。ジョイント27の中央には、インペラ移動手
段13の他の一部を構成するシャフト孔27aが形成さ
れている。
【0048】インペラ体12は、第1のインペラ23の
シャフト孔23c、第2のインペラ25のシャフト孔2
5c、ジョイント27のシャフト孔27aのそれぞれの
内径寸法がアーマチュアシャフト15の外径寸法よりも
わずかに大きいため、シャフト孔23c、25c、27
a内にアーマチュアシャフト15が挿通される。
【0049】そして、インペラ体12には、ジョイント
27のシャフト孔27aに、外側に向けて凹状をなすも
のとしてS字形状に切除されたピン受41が形成されて
いる。このピン受41はインペラ移動手段13の残りの
一部を構成するものであって、ピン受41には、アーマ
チュアシャフト15に固定されたピン40が挿入されて
いる。ピン受41は、シャフト孔27aの円周上にほぼ
180度の範囲をもつものとして図3中手前側に形成さ
れているため、図1中上方側の端部に第1の位置Aが設
定され、図1中下方側の端部に第2の位置Bが設定され
ている。
【0050】ピン40はアーマチュアシャフト15とと
もに回転する。アーマチュアシャフト15が図2中時計
方向である正方向に回転すると、図1に示されるよう
に、アーマチュアシャフト15の正回転によってピン4
0がピン受41内を変位することにより、インペラ体1
2がアーマチュアシャフト15に対して図1中下方に移
動され、ピン40がピン受41の第1の位置Aにおいて
ロックされる。
【0051】第1の位置Aでピン40がピン受41にロ
ックされることによって、インペラ体12が予め定めら
れた第1のロック位置Cに到達し、ピン40とインペラ
体12とが一体的に結合される。このとき、第1のポン
プ室10内および第2のポンプ室11内には、ウオッシ
ャタンクに連通接続された流体吸入口3b2および流体
導入部3b1を通じて洗浄液が流れ込んでいるため、ア
ーマチュアシャフト15の正回転によってピン40がピ
ン受41内を変位する際、洗浄液によってインペラ体1
2が回転しないように抑えられ、よって、インペラ体1
2が第1のロック位置Cまで速やかに変位する。
【0052】ピン40がアーマチュアシャフト15とと
もに正回転することによって、第1のインペラ23が第
1のポンプ室10内の第1のロック位置Cで回転する
際、図2に示されるように、正回転するインペラ体14
の第1のインペラ23の接線方向に第1の吐出口3a1
の開口が配置される。そして、第1のインペラ23の正
回転によって、第1の隔板24の第1の流路24aと、
第1の板部23aとのあいだに負圧が発生するため、ウ
オッシャタンクに連通接続された流体吸入口3b2およ
び流体導入部3b1を通じて第1のポンプ室10内に洗
浄液が吸引され、第1の吐出口3a1から、フロントウ
インドガラス用のノズルに連通接続された連通管に洗浄
液が送給される。そしてこのとき、第2のインペラ25
も第1のインペラ23とともに正回転するが、インペラ
体12が第1のロック位置Cにあることによって、第2
のインペラ25の接線方向に第2の吐出口3a2の開口
が配置されず、さらに、第2のポンプ室11内に環状に
突出形成された第2のリブ3a4によって、第2のイン
ペラ25の第2の板部25aと第2の吐出口3a2との
あいだで流路が遮断されているため、洗浄液が第2の吐
出口3a2に流れ込むことがない。
【0053】上記に反して、アーマチュアシャフト15
が図2中反時計方向である逆方向に回転すると、図4に
示されるように、アーマチュアシャフト15の逆回転に
よってピン40がピン受41内を戻り側に変位すること
により、インペラ体12がアーマチュアシャフト15に
対して図1中上方に移動され、ピン40がピン受41の
第2の位置Bにおいてロックされる。
【0054】第2の位置Bでピン40がピン受41にロ
ックされることによって、インペラ体12が予め定めら
れた第2のロック位置Dに到達し、ピン40とインペラ
体12とが一体的に結合される。このときも、第1のポ
ンプ室10内および第2のポンプ室11内には、ウオッ
シャタンクに連通接続された流体吸入口3b2および流
体導入部3b1を通じて洗浄液が流れ込んでいるため、
アーマチュアシャフト15の逆回転によってピン40が
ピン受41内を変位する際、洗浄液によってインペラ体
12が回転しないように抑えられ、よって、インペラ体
12が第2のロック位置Dまで速やかに変位する。
【0055】ピン40がアーマチュアシャフト15とと
もに逆回転することによって、第2のインペラ25が第
2のポンプ室11内の第2のロック位置Dで回転する
際、図2に示されるように、逆回転するインペラ体14
の第2のインペラ25の接線方向に第2の吐出口3a2
の開口が配置される。そして、第2のインペラ25の逆
回転によって、第2の隔板26の第2の流路26aと、
第2の板部25aとのあいだに負圧が発生するため、ウ
オッシャタンクに連通接続された流体吸入口3b2およ
び流体導入部3b1を通じて第2のポンプ室11内に洗
浄液が吸引され、第2の吐出口3a2から、ヘッドラン
プ用のノズルに連通接続された連通管に洗浄液が送給さ
れる。そしてこのとき、第1のインペラ23も第2のイ
ンペラ25とともに正回転するが、インペラ体12が第
2のロック位置Dにあることによって、第1のインペラ
23の接線方向に第1の吐出口3a1の開口が配置され
ず、さらに、第1のポンプ室10内に環状に突出形成さ
れた第1のリブ3a3によって、第1のインペラ23の
第1の板部23aと第1の吐出口3a1とのあいだで流
路が遮断されているため、洗浄液が第1の吐出口3a1
に流れ込むことがない。
【0056】インペラ移動手段13は、ピン40と、ピ
ン受41とからなるため、第1、第2のポンプ室10、
11においての作動を切換えるためのポンプ切換手段の
構成がアーマチュアシャフト15上に配置され、よっ
て、切換え弁等を不要として簡潔な構造で切換えが行わ
れる。
【0057】インペラ体12は、第1のロック位置Cに
ある際において第1の隔板24がポンプケース3の底板
3cに充分接近するようにし、且つ、第2のロック位置
Dにある際において第2の隔板26が第2のエンドガバ
ー2cに充分接近するようにした場合、第1のインペラ
23の第1の板部23aおよび第2のインペラ25の第
2の板部25aを省略することもできる。
【0058】このような構造を有するウォッシャポンプ
1は、第1、第2の外部端子16、17がワイパ装置に
内蔵されたウオッシャ回路に電気的に接続され、第1の
吐出口3a1が連通管を通じてフロントウインドガラス
用のノズルに連通接続され、第2の吐出口3a2が連通
管を通じてヘッドランプ用のノズルに連通接続され、流
体吸入口3b2がウオッシャタンク内に連通接続され
て、このウオッシャタンクの側部に取付けられる。
【0059】ウオッシャ回路の第1のウオッシャスイッ
チがオン切換されると、第1の外部端子16にハイレベ
ルが与えられるとともに第2の外部端子17がローレベ
ルになるため、アーマチュアシャフト15が正方向に回
転する。アーマチュアシャフト15が正回転することに
よってピン40がピン受41内を変位し、図1に示され
るように、インペラ体12がアーマチュアシャフト15
に対して下方に移動され、ピン40がピン受41の第1
の位置Aにおいてロックされてインペラ体12が予め定
められた第1のロック位置Cに到達し、ピン40とイン
ペラ体12とが一体的に結合され、インペラ体12がア
ーマチュアシャフト15とともに正回転する。
【0060】第1のロック位置Cに到達し、アーマチュ
アシャフト15とともに正回転するインペラ体12は、
第1の隔板24の第1の流路24aと、第1のインペラ
23の第1の板部23aとのあいだに負圧が発生するた
め、ウオッシャタンクに連通接続された流体吸入口3b
2および流体導入部3b1を通じて第1のポンプ室10
内にのみ洗浄液が吸引され、第1の吐出口3a1から、
連通管を通じてフロントウインドガラス用のノズルに洗
浄液が送給され、フロントウインドガラスに向け洗浄液
が噴射される。そして、アーマチュアシャフト15が正
回転を始めると、フロントウインドガラス用のワイパが
連動して作動を始め、フロントウインドガラスを拭う。
【0061】上記とは異なり、ウオッシャ回路の第1の
ウオッシャスイッチがオフ切換えされ、ウオッシャ回路
の第2のウオッシャスイッチがオン切換されると、第2
の外部端子17にハイレベルが与えられるとともに第1
の外部端子16がローレベルになるため、アーマチュア
シャフト15が逆方向に回転する。アーマチュアシャフ
ト15が逆回転することによってピン40がピン受41
内を戻り側に変位し、インペラ体12がアーマチュアシ
ャフト15に対して図1中上方に移動され、ピン40が
ピン受41の第2の位置Bにおいてロックされてインペ
ラ体12が予め定められた第2のロック位置Dに到達
し、ピン40とインペラ体12とが一体的に結合され、
インペラ体12がアーマチュアシャフト15とともに逆
回転する。
【0062】第2のロック位置Dに到達し、アーマチュ
アシャフト15とともに逆回転するインペラ体12は、
図4に示されるように、第2の隔板26の第2の流路2
6aと、第2のインペラ25の第2の板部25aとのあ
いだに負圧が発生するため、ウオッシャタンクに連通接
続された流体吸入口3b2および流体導入部3b1を通
じて第2のポンプ室11内にのみ洗浄液が吸引され、第
2の吐出口3a2から、連通管を通じてヘッドランプ用
のノズルに洗浄液が送給され、ヘッドランプに向け洗浄
液が噴射される。そして、アーマチュアシャフト15が
逆回転を始めると、ヘッドランプ用のワイパが連動して
作動を始め、ヘッドランプを拭う。
【0063】図5ないし図7には、この発明に係わるウ
オッシャポンプの第2実施例が示されている。
【0064】この場合のウオッシャポンプ1は、インペ
ラ移動手段13が、ポンプケース3内に突出したアーマ
チュアシャフト15に形成されたリード42と、アーマ
チュアシャフト15上でリード42の両端に取付けられ
た第1のストッパ43、第2のストッパ44と、インペ
ラ体12のジョイント27に有するシャフト孔27aに
沿って形成されていてリード42に噛合うリード受45
とから構成されており、他の部位は第1実施例と同様に
なっている。
【0065】リード42は、図6に示されるように、ア
ーマチュアシャフト15上に螺旋状にして形成されてお
り、インペラ体12のリード受45は、リード42の歯
車角に一致するものとして形成されている。
【0066】この場合、アーマチュアシャフト15が正
方向に回転するとリード42も正回転するため、図5に
示されるように、アーマチュアシャフト15の正回転に
よって、リード42にリード受45が噛み合いながら、
インペラ体12がアーマチュアシャフト15に対して下
方に移動される。そして、図5中下方に移動されたイン
ペラ体12が第1のストッパ43に衝突し、インペラ体
12が予め定められた第1のロック位置Cで移動を拘束
され、インペラ体12がアーマチュアシャフト15とと
もに正回転する。このとき、第1のポンプ室10内およ
び第2のポンプ室11内には、ウオッシャタンクに連通
接続された流体吸入口3b2および流体導入部3b1を
通じて洗浄液が流れ込んでいるため、アーマチュアシャ
フト15の正回転によってインペラ体12がアーマチュ
アシャフト15の軸方向に変位する際、洗浄液によって
インペラ体12が回転しないように抑えられ、よって、
インペラ体12が第1のロック位置Cまで速やかに変位
する。そして、第1実施例と同様にして、第1のポンプ
室10に吸引された洗浄液が第1のインペラ23の正回
転によって第1の吐出口3a1からフロントウインドガ
ラス用のノズルに圧送され、洗浄液がフロントウインド
ガラスに向け噴射される。
【0067】上記に反して、アーマチュアシャフト15
が逆方向に回転すると、図7に示されるように、アーマ
チュアシャフト15の逆回転によって、リード41にリ
ード受45が噛み合いながら、インペラ体12がアーマ
チュアシャフト15に対して図5中上方に移動される。
そして、図5中上方に移動されたインペラ体12が第2
のストッパ44に衝突し、インペラ体12が予め定めら
れた第2のロック位置Dで移動を拘束され、インペラ体
12がアーマチュアシャフト15とともに逆回転する。
このときも、第1のポンプ室10内および第2のポンプ
室11内には、ウオッシャタンクに連通接続された流体
吸入口3b2および流体導入部3b1を通じて洗浄液が
流れ込んでいるため、アーマチュアシャフト15の逆回
転によってピン40がピン受41内を変位する際、洗浄
液によってインペラ体12が回転しないように抑えら
れ、よって、インペラ体12が第2のロック位置Dまで
速やかに変位する。そして、第1実施例と同様にして、
第2のポンプ室11に吸引された洗浄液が第2のインペ
ラ25の逆回転によって第2の吐出口3a2からヘッド
ランプ用のノズルに圧送され、洗浄液がヘッドランプに
向け噴射される。
【0068】そして、この場合、インペラ移動手段13
が、リード41と、第1のストッパ43と、第2のスト
ッパ44と、リード受45とからなるため、第1、第2
のポンプ室10、11においての作動を切換えるための
ポンプ切換手段の構成がアーマチュアシャフト15上に
配置され、よって、切換え弁等を不要として簡潔な構造
で切換えが行われる。また、インペラ体12は、第1の
ロック位置Cで第1のストッパ43に衝突し、第2のロ
ック位置Dで第2のストッパ44に衝突することによっ
て移動を阻止されるため、第1、第2のストッパ43、
44によって、インペラ体12が確実に位置決めされて
アーマチュアシャフト15に結合される。
【0069】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明の請
求項1に係わるウオッシャポンプによれば、アーマチュ
アシャフトが第1の回転方向に回転すると、ポンプ切換
手段により隔板が一方側に移動して第1のポンプが作動
するため、第1のポンプによって流体が吸引されて吐出
する。これに反して、アーマチュアシャフトが第2の回
転方向に回転すると、ポンプ切換手段により隔板が他方
側に移動して第2のポンプが作動するため、第2のポン
プによって流体が吸引されて吐出する。それ故、電流の
供給方向の切換えのみで、第1、第2のポンプが独立し
て作動、停止するから、単一のウオッシャポンプで、電
流の供給方向の切換えにより、独立した別個の洗浄面の
洗浄をそれぞれ行え、よって、車両重量の増加を抑える
ことができるとともに、コスト面で有利として生産性の
向上を図れるという優れた効果を奏する。
【0070】この発明の請求項2に係わるウオッシャポ
ンプによれば、アーマチュアシャフトが第1の回転方向
に回転すると、インペラ体の隔板がアーマチュアシャフ
トの軸方向に第1の方向に移動することによって、イン
ペラ体により流体が第1のポンプ室内に吸引されて吐出
する。これに反して、アーマチュアが第2の回転方向に
回転すると、インペラ体の隔板がアーマチュアシャフト
の軸方向に第2の方向に移動することによって、インペ
ラ体により流体が第2のポンプ室に吸引されて吐出す
る。それ故、第1のポンプ室、第2のポンプ室の吐出側
に、別個の洗浄面毎のノズルをそれぞれ繋げば、電流の
供給方向の切換えのみで、単一のウオッシャポンプによ
り、別個の洗浄面に対する洗浄液の噴射をそれぞれ行う
ことができるから、車両重量の増加を抑えることができ
るとともに、コスト面で有利として生産性の向上を図れ
るという優れた効果を奏する。
【0071】この発明の請求項3に係わるウオッシャポ
ンプによれば、アーマチュアシャフトが第1の回転方向
に回転すると、インペラ移動手段により、アーマチュア
シャフトの第1の回転方向の回転動力でインペラ体の第
1の隔板がアーマチュアシャフトの軸方向に第1の方向
に移動し、インペラ体の第1のインペラによって流体が
第1のポンプ室に吸引されて吐出する。このとき、第2
のインペラが第2のポンプ室内で回転するが、インペラ
体の第2の隔板がアーマチュアシャフトの軸方向に第2
の方向に移動していないので、流体が第2のポンプ室に
吸引されない。上記に反して、アーマチュアシャフトが
第2の回転方向に回転すると、インペラ移動手段によ
り、アーマチュアシャフトの第2の回転方向の回転動力
でインペラ体の隔板がアーマチュアシャフトの軸方向に
第2の方向に移動し、インペラ体の第2のインペラによ
って流体が第2のポンプ室に吸引されて吐出する。この
とき、第1のインペラが第1のポンプ室内で回転する
が、インペラ体の第1の隔板がアーマチュアシャフトの
軸方向に第1の方向に移動していないので、流体が第1
のポンプ室に吸引されない。それ故、請求項2の効果に
加え、インペラ移動手段によって移動する単一のインペ
ラ体による簡潔な構造で第1のポンプ室内での流体の吸
引、吐出および第2のポンプ室内での流体の吸引、吐出
の切換えを行うことができるという優れた効果を奏す
る。
【0072】この発明の請求項4に係わるウオッシャポ
ンプによれば、アーマチュアシャフトが第1の回転方向
に回転すると、アーマチュアシャフトに固定されたピン
がピン受内で第1の回転方向に回転することによって、
インペラ体の第1のインペラがアーマチュアシャフトの
軸方向に沿った第1の方向に第1のポンプ室内の予め定
められた位置まで移動する。そして、ピンがピン受の一
方の端部に来てからも、ピンがアーマチュアシャフトと
ともにさらに回転を続けることによって、インペラ体が
アーマチュアシャフトに結合されたままで第1の回転方
向に回転する。これに反して、アーマチュアシャフトが
第2の回転方向に回転すると、アーマチュアシャフトに
固定されたピンがピン受内で第2の回転方向に回転する
ことによって、インペラ体の第2のインペラがアーマチ
ュアシャフトの軸方向に沿った第2の方向に第2のポン
プ室内の予め定められた位置まで移動する。そして、ピ
ンがピン受の他方の端部に来てからも、ピンがアーマチ
ュアシャフトとともにさらに回転を続けることによっ
て、インペラ体がアーマチュアシャフトに結合されたま
まで第2の回転方向に回転する。それ故、請求項3の効
果に加え、ピンと、ピン受との簡潔な構造でインペラ体
をアーマチュアシャフトの軸方向に移動してポンプの切
換えを行うことができるという優れた効果を奏する。
【0073】この発明の請求項5に係わるウオッシャポ
ンプによれば、アーマチュアシャフトが第1の回転方向
に回転すると、アーマチュアシャフトに形成されたリー
ドがシャフト孔上のリード受内で第1の回転方向に回転
することによって、インペラ体の第1のインペラがアー
マチュアシャフトの軸方向に沿った第1の方向に第1の
ポンプ室内の予め定められた位置まで移動する。そし
て、リードの一方の端部にリード受が来てからも、リー
ドが回転を続けることによって、インペラ体がアーマチ
ュアシャフトに結合されたままで第1の回転方向に回転
し、第1のインペラが第1のポンプ室内に流体を吸引し
て吐出する。これに反して、アーマチュアシャフトが第
2の回転方向に回転すると、アーマチュアシャフトのリ
ードがシャフト孔上のリード受内で第2の回転方向に回
転することによって、インペラ体の第2のインペラがア
ーマチュアシャフトの軸方向に沿った第2の方向に第2
のポンプ室内の予め定められた位置まで移動する。そし
て、リードの他方の端部にリード受が来てからも、リー
ドが回転を続けることによって、インペラ体がアーマチ
ュアシャフトに結合されたままで第2の回転方向に回転
し、第2のインペラが第2のポンプ室内に流体を吸引し
て吐出する。それ故、請求項3の効果に加え、リード
と、リード受との簡潔な構造でインペラ体をアーマチュ
アシャフトの軸方向に移動することができるという優れ
た効果を奏する。
【0074】この発明の請求項6に係わるウオッシャポ
ンプによれば、アーマチュアシャフトが第1の回転方向
に回転すると、アーマチュアシャフトに形成されたリー
ドがシャフト孔上のリード受内で第1の回転方向に回転
することによって、インペラ体がアーマチュアシャフト
の軸方向に第1の方向に移動し、リードの一端部でイン
ペラ体が第1のストッパに移動を阻止されることによっ
て、第1のインペラが第1のポンプ室内の予め定められ
た位置に配置される。そして、インペラ体が第1のスト
ッパによって移動を阻止されてからも、リードが回転を
続けることによって、インペラ体がアーマチュアシャフ
トに結合されたままで第1の回転方向に回転し、第1の
インペラが第1のポンプ室内に流体を吸引して吐出す
る。これに反して、アーマチュアシャフトが第2の回転
方向に回転すると、アーマチュアシャフトのリードがシ
ャフト孔上のリード受内で第2の回転方向に回転するこ
とによって、インペラ体がアーマチュアシャフトの軸方
向に第2の方向に移動し、リードの他端部でインペラ体
が第2のストッパに移動を阻止されることによって、第
2のインペラが第2のポンプ室内の予め定められた位置
に配置される。そして、インペラ体が第2のストッパに
よって移動を阻止されてからも、リードが回転を続ける
ことによって、インペラ体がアーマチュアシャフトに結
合されたままで第2の回転方向に回転し、第2のインペ
ラが第2のポンプ室内に流体を吸引して吐出する。それ
故、請求項5の効果に加え、第1のインペラ、第2のイ
ンペラを第1のポンプ室、第2のポンプ室内で確実に位
置決めすることができるという優れた効果を奏する。
【0075】この発明の請求項7に係わるウオッシャポ
ンプによれば、アーマチュアシャフトが第1の回転方向
に回転すると、インペラ移動手段により、アーマチュア
シャフトの第1の回転方向の回転動力でインペラ体が第
1の方向に移動し、インペラ体の第1のインペラが予め
定められた位置に来ると、第1の隔板の第1の流路を通
じ、流体吸入口から第1のインペラ側に流体が導入さ
れ、第1のポンプ室において流体が吸引されて吐出す
る。このとき、第2のポンプ室内で、第2のインペラも
回転するが、インペラ体の第2のインペラが予め定めら
れた位置になく、第2の隔板の第2の流路を通じて流体
吸入口から第2のインペラ側に流体が導入されないの
で、第2のポンプ室内に流体は吸引されない。上記に反
して、アーマチュアシャフトが第2の回転方向に回転す
ると、インペラ移動手段により、アーマチュアシャフト
の第2の回転方向の回転動力でインペラ体が第2の方向
に移動し、インペラ体の第2のインペラが予め定められ
た位置に来ると、第2の隔板の第2の流路を通じ、流体
吸入口から第2のインペラ側に流体が導入され、第2の
ポンプ室において流体が吸引されて吐出する。このと
き、第1のポンプ室内で、第1のインペラも回転する
が、インペラ体の第1のインペラが予め定められた位置
になく、第1の隔板の第1の流路を通じて流体吸入口か
ら第1のインペラ側に流体が導入されないので、第1の
ポンプ室内に流体は吸引されない。それ故、請求項4お
よび5の効果に加え、切換え弁等の複雑な構造のポンプ
室切換え手段を不要として簡潔に切換え動作を行うこと
ができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わるウオッシャポンプの第1実施
例の縦断正面図である。
【図2】図1に示したウオッシャポンプの底面図であ
る。
【図3】図1に示したウオッシャポンプにおいてのイン
ペラ移動手段を説明するインペラ体とアーマチュアシャ
フトとの外観斜視図である。
【図4】図1に示したウオッシャポンプにおいてのポン
プ切換状態での縦断正面図である。
【図5】この発明に係わるウオッシャポンプの第2実施
例の縦断正面図である。
【図6】図5に示したウオッシャポンプにおいてのイン
ペラ移動手段を説明するインペラ体とアーマチュアシャ
フトとの外観斜視図である。
【図7】図5に示したウオッシャポンプにおいてのポン
プ切換状態での縦断正面図である。
【符号の説明】
1 ウオッシャポンプ 2 (ケース)モータケース 3 (ケース)ポンプケース 3a1 第1の吐出口 3a2 第2の吐出口 3b2 流体吸入口 7 アーマチュア 10 (第1のポンプ)第1のポンプ室 11 (第2のポンプ)第2のポンプ室 12 インペラ体 13 (ポンプ切換手段)インペラ移動手段 15 アーマチュアシャフト 23 (第1のポンプ)第1のインペラ 24 (隔板)第1の隔板 24a 第1の流路 25 (第2のポンプ)第2のインペラ 26 (隔板)第2の隔板 26a 第2の流路 27 ジョイント 27a シャフト孔 40 ピン 41 ピン受 42 リード 43 第1のストッパ 44 第2のストッパ 45 リード受

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケースと、 上記ケースに収容され、電流の供給方向により、第1の
    回転方向または第2の回転方向に回転するアーマチュア
    シャフトを有するアーマチュアと、 上記ケース内に形成された第1のポンプと、 上記第1のポンプと独立してケース内に形成された第2
    のポンプと、 上記アーマチュアシャフトの軸方向に移動可能な隔板を
    備え、上記アーマチュアシャフトが第1の回転方向に回
    転することにより上記隔板を一方側に移動して上記第1
    のポンプを作動可能にし、且つ、該アーマチュアシャフ
    トが第2の回転方向に回転することにより該隔板を他方
    側に移動して上記第2のポンプを作動可能なポンプ切換
    手段をそなえていることを特徴とするウオッシャポン
    プ。
  2. 【請求項2】 ケースと、 上記ケースに収容され、電流の供給方向により、第1の
    回転方向または第2の回転方向に回転するアーマチュア
    シャフトを有するアーマチュアと、 上記ケースに形成された第1のポンプ室と、 上記第1のポンプ室と独立してケースに形成された第2
    のポンプ室と、 上記第1のポンプ室、第2のポンプ室内にそれぞれ配置
    された一対の隔板を備え、上記アーマチュアシャフトが
    第1の回転方向に回転することにより、上記隔板が該ア
    ーマチュアシャフトの軸方向に第1の方向に移動して、
    流体を第1のポンプ室に吸引して吐出するとともに、該
    アーマチュアシャフトが第2の回転方向に回転すること
    により、該隔板が該アーマチュアシャフトの軸方向に第
    2の方向に移動して、流体を第2のポンプ室に吸引して
    吐出可能なインペラ体を備えていることを特徴とするウ
    オッシャポンプ。
  3. 【請求項3】 インペラ体には、第1のポンプ室内に配
    置された第1のインペラと、この第1のインペラととも
    に第1のポンプ室内に配置され、流体を第1のポンプ室
    内に導入可能にして第1のインペラに一体的に形成され
    た第1の隔板と、第2のポンプ室内に配置された第2の
    インペラと、この第2のインペラとともに第2のポンプ
    室内に配置され、流体を第2のポンプ室内に導入可能に
    して第2のインペラに一体的に形成された第2の隔板
    と、第1のインペラおよび第2のインペラ、または、第
    1の隔板および第2の隔板に一体的に結合されたジョイ
    ントとが備えられ、 アーマチュアシャフトの回転動力により、該アーマチュ
    アシャフトの軸方向に上記インペラ体を移動可能にし
    て、アーマチュアシャフトとジョイントとのあいだに配
    置されたインペラ移動手段を備えていることを特徴とす
    る請求項2に記載のウオッシャポンプ。
  4. 【請求項4】 インペラ移動手段は、アーマチュアシャ
    フトに固定されたピンと、第1、第2のインペラおよび
    ジョイントの中央にアーマチュアシャフトを挿入可能に
    形成されたシャフト孔と、該ピンを挿入可能に該シャフ
    ト孔上の予め定められた範囲に形成され、該ピンが第1
    の回転方向に回転することにより、第1のインペラを第
    1のポンプ室内の予め定められた位置に配置可能にし
    て、且つ、該ピンが第2の回転方向に回転することによ
    り、第2のインペラを第2のポンプ室内の予め定められ
    た位置に配置可能なピン受とからなることを特徴とする
    請求項3に記載のウオッシャポンプ。
  5. 【請求項5】 インペラ移動手段は、軸方向に沿ってア
    ーマチュアシャフトに形成されたリードと、第1、第2
    のインペラおよびジョイントの中央にアーマチュアシャ
    フトを挿入可能に形成されたシャフト孔と、該リードに
    噛合可能にして該シャフト孔上に螺旋状に形成され、該
    リードが回転することにより第1、第2のインペラを第
    1、第2のポンプ室内の予め定められた位置に配置可能
    なリード受とからなることを特徴とする請求項3に記載
    のウオッシャポンプ。
  6. 【請求項6】 リードの一端部には、第1のインペラが
    第1のポンプ室内の予め定められた位置に配置された際
    に、インペラ体を移動不能に支持する第1のストッパが
    備えられているとともに、リードの他端部には、第2の
    インペラが第2のポンプ室内の予め定められた位置に配
    置された際に、インペラ体を移動不能に支持する第2の
    ストッパが備えられていることを特徴とする請求項5に
    記載のウオッシャポンプ。
  7. 【請求項7】 ケースには、第1のポンプ室に連通接続
    された第1の吐出口と、第2のポンプ室に連通接続され
    た第2の吐出口と、流体が導入される流体吸入口とが備
    えられ、 第1の隔板には、インペラ体の第1のインペラが予め定
    められた位置にある際に、上記流体吸入口から第1のイ
    ンペラ側に流体を導入可能な第1の流路が備えられ、 第2の隔板には、インペラ体の第2のインペラが予め定
    められた位置にある際に、上記流体吸入口から第2のイ
    ンペラ側に流体を導入可能な第2の流路が備えられてい
    ることを特徴とする請求項4または5に記載のウオッシ
    ャポンプ。
JP28434496A 1996-10-25 1996-10-25 ウオッシャポンプ Pending JPH10131884A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102817853A (zh) * 2011-06-09 2012-12-12 金赞元 真空腔自吸泵
JP2018197526A (ja) * 2017-05-24 2018-12-13 株式会社デンソー 電動ポンプ
JP2019019732A (ja) * 2017-07-14 2019-02-07 株式会社デンソー 電動ポンプ

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018197526A (ja) * 2017-05-24 2018-12-13 株式会社デンソー 電動ポンプ
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