JPH10129486A - パターン式ats装置の信号上位現示情報伝送装置 - Google Patents
パターン式ats装置の信号上位現示情報伝送装置Info
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- JPH10129486A JPH10129486A JP28702996A JP28702996A JPH10129486A JP H10129486 A JPH10129486 A JP H10129486A JP 28702996 A JP28702996 A JP 28702996A JP 28702996 A JP28702996 A JP 28702996A JP H10129486 A JPH10129486 A JP H10129486A
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Abstract
の信号現示アップ情報を、低コストな構成で且つフェー
ルセーフに伝送する装置を提供する。 【解決手段】前方軌道回路2Tの軌道リレーが扛上状態
になったことをリレー接点検出センサ19で検出して送電
器18に信号送電許可信号を発生する。送電器18は前記許
可信号を受信して信号現示アップ情報を示す特定信号f
1をトランス17に供給する。トランス17は、軌道回路2
Tの終端側(列車進出側)からレール13に特定信号f1
を供給する。車上側では、レール13に流れる特定信号f
1を既存の受電器で受信して停止パターンの消去或いは
更新を行う。
Description
示す照査パターンに従って列車の停止制御を行うパター
ン式ATS(自動列車停止)装置において、照査パター
ンの消去又は更新を行うための信号上位現示情報を列車
側に伝送する技術に関する。
の運行の安全性を向上するため、信号機が停止現示(以
下、R現示とする)の場合にその信号機の手前で確実に
列車を停止させるための閉塞信号機冒進防護機能とし
て、停止のための速度照査パターン(以下、停止パター
ンとする)を作成し、この停止パターンに従って列車を
停止制御するようにしたパターン式ATS装置が採用さ
れている。
に従って簡単に説明する。図2に示すように、前方の軌
道回路1T内の列車の有無によって制御される信号機1
がR現示の時、後方の軌道回路2Tに進入した列車2が
所定位置(例えば信号機1から600mの位置)に設置
した地上子3を通過すると、地上子3を介して前方信号
機1のR現示情報を受信する。列車2側では、受信情報
に基づいて列車の制限速度を示す停止パターンAを作成
し、この停止パターンAに対応する制限速度と実速度と
を比較し、実速度が停止パターンA上の制限速度を上回
った場合には自動的にブレーキが動作して列車を減速す
る。尚、図中、4は列車2が走行するレール、5は信号
機1直前の地上子を示す。
号機1がR現示から図3に示すように注意現示(以下、
Y現示とする)或いは進行現示(以下、G現示とする)
等の上位現示に変化した場合、この現示変化に速やかに
列車2が追従できるよう、停止パターンAの消去又は更
新(軌道回路内の最高速度を変更すること)をする必要
がある。停止パターンAの消去又は更新のための方法と
しては、従来では、図3に示すように、R現示情報の伝
達用地上子3と信号機1との間の区間に複数のパターン
消去用地上子6(通常、3〜5個程度)を設置して車上
側に信号機1の現示が変化したことを伝達する。又は、
軌道回路に流す列車検知用信号の転極検知により現示変
化を伝達する方法が採用されている。車上側では、現示
変化情報の受信に基づいて停止パターンAの消去或いは
最高速度を制限する照査パターンBへの更新が実行され
る。
現示情報伝送方式において、地上子を用いる方式では、
消去用或いは更新用の地上子を新設する必要があり、コ
スト面で不利である。また、転極検知方式では、軌道回
路に流れる信号の波形の監視(前後の軌道回路電流波形
の比較)に基づくものであるため、踏み切り等の通過に
よって信号波形が乱れた場合に転極しているにも拘わら
ず転極なしと判断する誤検知の虞れがある。また、軌道
回路電流がない(送電器の瞬停発生等)場合には機能し
ない等の問題がある。
で、既存のATS装置の設備に簡単な構成を付加するだ
けで、低コストで信号上位現示情報を確実に伝達できる
パターン式ATS装置の信号上位現示情報伝送装置を提
供することを目的とする。
の本発明では、地上側から前方信号機の停止現示情報を
受信した時、列車許容速度を示す照査パターンを車上側
で作成し、実際の列車速度が前記照査パターンの許容速
度を越えた時に自動的に列車を減速制御するパターン式
ATS装置の、前記照査パターンを消去又は更新するた
めの上位現示情報を車上側に伝送する信号上位現示情報
伝送装置であって、軌道回路内に列車が存在する時に接
点の落下動作により前記信号機の停止現示出力を発生す
る軌道リレーの接点状態を監視する接点状態監視手段
と、信号現示が上位現示に変化したことを示す特定信号
を後方の軌道回路に送信する特定信号送信手段と、前記
軌道リレーの接点が扛上動作したことを前記接点状態監
視手段が検出した時に前記特定信号送信手段の信号送信
動作を許可する送信許可手段とを備えて構成した。
有無を検知する軌道リレーの接点が当該軌道回路から列
車が進出したことにより扛上して信号機の現示が停止現
示から注意或いは進行等の上位の現示に変化すると、接
点状態監視手段が軌道リレーの扛上動作を検出して送信
許可手段から信号出力許可の指令が信号送信手段に出力
される。これにより、信号送信手段から信号現示の上位
現示変化を示す特定信号が、後方の軌道回路に送信され
る。車上側では、既設の受電器を介して軌道回路に流れ
る特定信号を受信して照査パターンの消去或いは更新を
実行する。
に示し説明する。図1において、列車11,12が走行する
一対のレール13を利用して構成された各軌道回路1T〜
3Tの始端側(列車進入側)には、それぞれ信号機14〜
16が設置される。また、図のように、軌道回路2Tの始
端には、列車検知用の軌道リレーTR2が一対のレール
11に電気的に接続されて設けられる。図1では、軌道回
路2Tについてのみ示すが、他の軌道回路1T,3Tに
ついても同様である。
(列車進出側)には、信号現示アップ情報を対応する軌
道回路3Tに送信する信号処理装置16が設けられてい
る。信号処理装置16は、一対のレール13に2次巻線が接
続されて信号機15の現示が停止現示から上位現示に変化
したことを示す特定信号f1をレール13に送電するため
のトランス17と、該トランス17の1次巻線に前記特定信
号f1を供給する送電器18と、前記軌道リレーTR2の
接点状態を監視し接点が扛上した時に前記送電器18に送
電許可信号を出力するリレー接点検出センサ19とを備え
て構成される。ここで、前記トランス17及び送電器18が
特定信号送電手段を構成し、前記リレー接点検出センサ
19が接点状態監視手段と送信許可手段を兼ねている。
尚、図1では、軌道回路3Tについてのみ示すが、前記
信号処理装置16は、他の軌道回路1T,2Tについても
同様に設けられる。
列車11が軌道回路2Tに存在する場合、列車11の車輪に
よるレール13の短絡で、軌道リレーTR2は落下状態に
あり、信号機15はR現示となる。この時、リレー接点検
出センサ19からは信号送電許可信号は発生せず、後方の
軌道回路3Tには特定信号f1は送電されない。後方の
軌道回路3Tに存在する列車12側では、信号機15のR現
示情報を図2に示す既設の地上子3を介して受信し、従
来と同様に停止パターンを作成して列車速度が制限され
る。
に進出すると、軌道リレーTR2が扛上状態となり、信
号機15がR現示より上位のY現示或いはG現示となる。
リレー接点検出センサ19は、軌道リレーTR2がの扛上
状態になったことを検出し、送電器18に対して送電許可
信号を出力する。送電器18は前記許可信号を受信して特
定信号f1をトランス17の1次巻線に供給する。これに
より、トランス17の2次巻線側から一対のレール13に特
定信号f1が供給され、レール13を介して軌道回路3T
の始端側に向かって流れる。列車12側では、この特定信
号f1を既設の受電器により受信し、信号機15が上位現
示に変化したと判断して停止パターンが消去される。従
って、前方の信号機15の現示アップを素早く判断でき、
円滑な列車の運行が可能となる。
を利用し軌道回路の終端側に簡単な構成の装置を付加す
るだけでよく、従来のように複数の地上子を間隔を設け
て設置する場合に比べて低コストで済む。また、転極検
知による方式に比べて誤検知の心配がなくフェールセー
フに信号現示アップ情報の伝送が可能となり安全性を向
上できる。
によれば、前方軌道回路の軌道リレーの接点状態を監視
し、監視結果に応じて信号上位現示情報を知らせる特定
信号の送信手段を制御して後方軌道回路へ信号現示アッ
プを知らせる構成としたので、軌道回路の終端側に簡単
な構成の装置を付加するだけでよく、複数の地上子を設
置する場合に比べて低コストで既存のATS装置に適用
できる。しかも、現示アップ情報の誤検知の心配がなく
フェールセーフで列車運行の安全性をより一層向上でき
る。
Claims (1)
- 【請求項1】地上側から前方信号機の停止現示情報を受
信した時、列車許容速度を示す照査パターンを車上側で
作成し、実際の列車速度が前記照査パターンの許容速度
を越えた時に自動的に列車を減速制御するパターン式A
TS装置の、前記照査パターンを消去又は更新するため
の上位現示情報を車上側に伝送する信号上位現示情報伝
送装置であって、 軌道回路内に列車が存在する時に接点の落下動作により
前記信号機の停止現示出力を発生する軌道リレーの接点
状態を監視する接点状態監視手段と、 信号現示が上位現示に変化したことを示す特定信号を後
方の軌道回路に送信する特定信号送信手段と、 前記軌道リレーの接点が扛上動作したことを前記接点状
態監視手段が検出した時に前記特定信号送信手段の信号
送信動作を許可する送信許可手段と、 を備えて構成したことを特徴とするパターン式ATS装
置の信号上位現示情報伝送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28702996A JP3286934B2 (ja) | 1996-10-29 | 1996-10-29 | パターン式ats装置の信号上位現示情報伝送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28702996A JP3286934B2 (ja) | 1996-10-29 | 1996-10-29 | パターン式ats装置の信号上位現示情報伝送装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10129486A true JPH10129486A (ja) | 1998-05-19 |
JP3286934B2 JP3286934B2 (ja) | 2002-05-27 |
Family
ID=17712129
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28702996A Expired - Fee Related JP3286934B2 (ja) | 1996-10-29 | 1996-10-29 | パターン式ats装置の信号上位現示情報伝送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3286934B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003291811A (ja) * | 2002-04-02 | 2003-10-15 | Japan Railway Construction Public Corp | 列車制御システム |
JP2003312475A (ja) * | 2002-04-18 | 2003-11-06 | Nippon Signal Co Ltd:The | Ats車上装置及びats装置 |
-
1996
- 1996-10-29 JP JP28702996A patent/JP3286934B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003291811A (ja) * | 2002-04-02 | 2003-10-15 | Japan Railway Construction Public Corp | 列車制御システム |
JP2003312475A (ja) * | 2002-04-18 | 2003-11-06 | Nippon Signal Co Ltd:The | Ats車上装置及びats装置 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3286934B2 (ja) | 2002-05-27 |
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