JPH10128954A - パウダー散布量測定部材およびパウダー散布量測定方法 - Google Patents

パウダー散布量測定部材およびパウダー散布量測定方法

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JPH10128954A
JPH10128954A JP28558096A JP28558096A JPH10128954A JP H10128954 A JPH10128954 A JP H10128954A JP 28558096 A JP28558096 A JP 28558096A JP 28558096 A JP28558096 A JP 28558096A JP H10128954 A JPH10128954 A JP H10128954A
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tape
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Akito Kasai
明人 葛西
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Nikka KK
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Nikka KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】熟練を要することなくパウダー散布量の適否を
定性的な判断で容易に行うことができ、よって対象物の
特性に応じたパウダー散布量の最適化を迅速に行える測
定部材および測定方法を提供する。 【解決手段】パウダー散布量測定部材6は、紙4の横幅
と同等の長さを有するテープ状基材8と、このテープ状
基材8の表面に長手方向に等間隔で設けられる複数の規
格面積を有する粘着部10a,10b...とが備えら
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パウダー散布量
の適否を目視又は機械的に判断ないし判定する測定部材
および測定方法に関し、特に紙やフィルム等の薄肉シー
ト状物のブロッキング防止パウダーの散布量測定に好適
な測定部材および測定方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】紙やフィルム等の薄肉シート状物を重ね
合わせたり、或いは巻き取る場合、シート状物間の空気
層が排除されて強力に密着するいわゆるブロッキング現
象が生じ易い。ブロッキングが生じた場合、分離が困難
であるばかりでなく、印刷物等においては印字部分が剥
がれる等の不具合を伴う。このため、白粉等のパウダー
を散布してブロッキングを防止することが行われてい
る。
【0003】この種のブロッキング防止パウダーは上記
目的から適量に且つムラ無く散布されることが必要であ
るが、パウダー量のコントロールはスプレー装置のエア
ー量に依存しているため、実際にはパウダーの品質的経
時変化或いは作業環境の変化等により散布量に微妙なバ
ラツキを生じることが非常に多い。この種のスプレー装
置としては、ニッカ株式会社の散布装置が知られてい
る。また、散布されたパウダーはある程度飛散するた
め、スプレー装置からの散布全量が対象物に付着するわ
けではなく、このため使用量だけでは散布量適否の判断
基準にはならなかった。
【0004】このような状況下、パウダー量の適否は、
従来、オペレータの視覚に頼ったり、或いは散布後の対
象物の表面を指でなぞって指に付着した量で経験的に判
断していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
な経験的な判断による手法では、熟練を要するため定性
的な判断を容易に得ることができず、特に微量の散布を
要する場合には熟練作業者によるオペレーティングにお
いてもブロッキングを起こす危険性を招来するという懸
念があった。なお、顕微鏡等の使用でもある程度の測定
は可能であるが、視野が狭いために時間が掛かり過ぎる
ことから、定性的な判断を迅速に行うことは実際上不可
能であった。
【0006】そこで、この発明は、熟練を要することな
く定性的な判断を容易に行うことができ、よって対象物
の特性に応じたパウダー散布量の最適化を迅速に行える
パウダー散布量測定部材およびその測定方法の提供を目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的を
達成すべく創案されたもので、パウダー散布量測定部材
の特徴は、テープ状基材の表面に長手方向に間隔をおい
て一定の規格面積を有する粘着部が形成されている構成
にある。
【0008】また、テープ状基材が粘着部に付着したパ
ウダーの量を目視測定可能な背景色を有するとともに、
粘着部が境界線をもって前記背景色から区画されている
構成とすることができ、或いは粘着部の周辺が前記背景
色と明瞭に区別し得る色で着色されて境界線が形成され
ている構成とすることができる。
【0009】また、粘着部とテープ状基材との間に粘着
部に付着したパウダーの量を目視測定可能な背景色層が
設けられている構成とすることができ、或いはテープ状
基材の裏面に粘着部に付着したパウダーの量を目視測定
可能な背景色層が設けられている構成とすることができ
る。
【0010】また、粘着部自体が粘着部に付着したパウ
ダーの量を目視測定可能で且つテープ状基材の色と区別
し得る色を有してなる構成とすることができ、或いはテ
ープ状基材が光透過性材料で形成され、少なくとも粘着
部の周辺が着色されている構成とすることができる。
【0011】また、シート状基材の表面に一定の規格面
積を有する単一の粘着部が形成されている構成とするこ
とができる。
【0012】さらにまた、パウダー散布量測定方法の特
徴は、パウダーの異なる付着量をそれぞれ表示する付着
量表示部が複数形成されるパウダー付着量表示部材を設
け、請求項1〜6又は8記載のいずれかのパウダー散布
量測定部材の粘着部に付着したパウダーの量とパウダー
付着量表示部材の付着量表示部に表示されたパウダーの
量とを目視して比較することができる。
【0013】この発明によれば、散布対象物への最初の
段階での散布がなされた後、例えば散布対象物の任意の
位置における横幅方向に亘って、粘着部が露出したパウ
ダー散布量測定部材が貼付状態で押し当てられる。次い
で、散布対象物からパウダー散布量測定部材が離される
と、各粘着部にはそれぞれの位置に対応した散布面のパ
ウダーが付着する。
【0014】散布量の適否は、例えば、良好な製品のサ
ンプルを標準品とし、これと上記各粘着部に付着したパ
ウダー量を目視又は機械的に比較して判断される。散布
量の過不足が判明した場合には、粘着部の位置をもって
散布対象物の不良箇所が特定され、これに基づいて散布
装置の調整等による散布調整がなされる。
【0015】単葉のシート状をなす一箇所チェックタイ
プの場合には、複数のパウダー散布量測定部材が任意箇
所に押し当てられ、個別に判断される。
【0016】また、散布量の適否を判断する際に、パウ
ダー付着量表示部材の付着量表示部に表示されたパウダ
ーの量と上記各パウダー散布量測定部材の粘着部に付着
したパウダーの量とを目視して比較することにより、複
数形成されたいずれかの付着量表示部との関係において
パウダーの散布量が推定される。散布量の過不足量が推
定された場合には、その推定散布量に基づいて散布装置
の調整等による散布調整がなされる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1乃至図5はこの発明の一実施
の形態を示すもので、請求項1〜3に対応するものであ
る。ドラム2に巻き取られる紙4にスプレー装置(図示
しない)でブロッキング防止パウダーとしての白粉Pが
散布され、散布の初期段階において、紙4の任意の散布
位置Sにおける横幅方向をもってパウダー散布量測定部
材6が貼付状態で押し付けられる。
【0018】パウダー散布量測定部材6は、図2に示す
ように、紙4の横幅と同等の長さを有するテープ状基材
8と、このテープ状基材8の表面に長手方向に等間隔で
設けられる複数の粘着部10a,10b,10c,10
d..,10nと、各粘着部10a,10b,10c,
10d..,10nの使用前の粘着力を保護する剥離材
12と、粘着部10a,10b,10c,10d..,
10nの面積を他から明瞭に区別するための着色層14
とから構成されている。(なお、各構成要素における厚
みは理解を容易にするための表示である。以下同じ。)
【0019】テープ状基材8は、少なくともその表面
が、粘着部10a,10b,10c,10d..,10
nに付着する白粉Pの量を目視測定可能な背景色として
最適な黒色に設定することができ、着色層14としては
背景色としての黒色を明瞭に引き立たせる黄色に設定す
ることができる。粘着部10a,10b,10c,10
d..,10nは一定の規格面積を有するものである。
一定の規格面積は、長辺と短辺との比が√2:1となる
用紙の規格によって決定されるが、押圧部材の寸法によ
っても相違させることができる。手指で押圧する場合に
は、例えば母指寸法に準拠して縦横約15mmとするこ
とができる。この場合には、テープ状基材8の部分寸法
w1,w2を縦横約20mmにできる。粘着部10a,
10b,10c,10d..,10nは、黒色と黄色の
組合せによる識別機能によって、図5に示すように境界
線Bが明瞭に存在し、目視測定範囲としての粘着部10
a,10b,10c,10d..,10nの面積が明確
に区画される。なお、着色層14を設けずに粘着部10
a,10b,10c,10d...の面積を明瞭に区画
する境界線Bのみを形成する構成とすることもできる。
また、着色層14を全体的に設定せず、二点鎖線で示す
ように粘着部10a,10b,10c,10d...の
周辺のみに限定する構成とすることもできる。
【0020】次にパウダー散布量測定部材6の使用動作
を説明する。図2の状態から剥離材12を剥ぎ取った
後、図3に示すように、紙4の測定位置Sに粘着部10
a,10b,10c,10d..,10nを対向させた
状態で押し当てる。この後、パウダー散布量測定部材6
を紙4から引き離すと、図4及び図5に示すように、各
粘着部10a,10b,10c,10d..,10nに
はそれぞれの位置における分布量に応じて白粉Pが付着
する。
【0021】白粉Pの散布量の適否は、例えば標準サン
プルと同一レベルの粘着部10aの付着量を基準とした
場合、粘着部10bの位置では散布量不足、粘着部10
cの位置では正常、粘着部10dの位置では散布過剰と
目視判断される。かかる判断に基づいてスプレー装置の
ノッチ等による調整がなされ、散布量の適正化が行われ
る。なお、パウダー散布量測定部材6は紙4の横幅と同
等の寸法を有するので、スケール機能をも発揮でき、よ
って散布量の適正化操作において散布量の非正常位置を
再確認する場合でも当てがうことによって容易になし得
る。
【0022】このように、紙4の任意位置における散布
量の適否を熟練を要することなく定性的に、しかも迅速
に行えるので、散布量の最適化作業を短時間に的確に実
施することができるとともに、微量散布の場合において
も正確な判断によってブロッキングの可能性を著しく低
下させることができる。
【0023】なお、テープ状基材8の素材としては、合
成紙「ユポ」(商標、王子油化合成紙株式会社製),或
いは紙等の収縮しない素材が好ましい。この他に塩化ビ
ニール等も好適である。粘着部10a...の素材とし
ては、硬化等の経時変化の起こらないアクリル樹脂系,
ゴム系、フェノール樹脂系等で合成されたプラスチック
材料が最も好ましい。また、剥離材12の素材としては
紙質系やプラスチックフィルム等を適宜に採用でき、本
実施の形態に示すような一体長尺タイプに限らず各粘着
部10a,10b,10c,10d..,10nに個々
に対応する個別タイプとすることもできる。なお、背景
色並びに着色層14の色としては上記形態に限定される
ものではなく、付着量の目視判断を良好に行える範囲で
適宜に選定できるものである。
【0024】また、この実施の形態におけるパウダー散
布量測定部材6は、散布対象物としての各種の紙の寸法
に予め設定された一定長の規格品としてもよく、或いは
ミシン目或いは切断等の手段で任意の紙寸法に適宜に対
応できるロールタイプとしてもよい。
【0025】図6は、請求項4に対応する実施の形態を
示すものである。パウダー散布量測定部材15の粘着部
10a,10b,10c,10d..,10nとテープ
状基材16との間には白粉Pの量を目視測定可能な背景
色層18が設けられている。この実施の形態においても
背景色層18は黒色が最も好ましい。また、前記形態と
同様に、各粘着部10a,10b,10c,10
d..,10nの周辺に黄色の着色層を形成することも
できる。
【0026】図7は、請求項5に対応する実施の形態を
示すものである。パウダー散布量測定部材20における
テープ状基材22の裏面には、各粘着部10a,10
b,10c,10d..,20nに対応して背景色層2
4が設けられている。この実施の形態においても背景色
層24は黒色が最も好ましく、また、各粘着部10a,
10b,10c,10d..,10nの周辺に黄色の着
色層を形成することもできる。
【0027】次に図8は、請求項6に対応する実施の形
態を示すもので、粘着部自体が背景色層としての機能を
呈する形態である。パウダー散布量測定部材25におけ
る粘着部26a,26b,26c,26d..,26n
は例えば黒色顔料で着色される。この実施の形態の場
合、他の要素についての着色設定を要しないが、テープ
状基材28に黄色のものを使用し、或いは各粘着部26
a,26b,26c,26d..,26nの周辺に黄色
の着色層を設ける構成としてもよい。
【0028】次に図9及び図10は、請求項7に対応す
る実施の形態を示すもので、上記各形態が目視測定タイ
プであるのに対し、機械的測定対応の一形態である。
【0029】この形態におけるパウダー散布量測定部材
30は、ビニールテープ等の光透過性材料で形成された
テープ状基材32を備えており、粘着部10a,10
b,10c,10d..,10nの周辺には、光透過率
がテープ状基材32と明確に異なる着色層34が設定さ
れている。
【0030】白粉Pの付着操作を終えた後、光透過率測
定器で測定する。例えば粘着部10aと粘着部10bで
付着量が異なった場合、図10に示すように、入射光L
1 に対する受光量L2 ,L3 に差を生じるために(L2
>L3 )、例えば光透過率をデジタル表示することによ
り散布量の適否を正確且つ迅速に判断することができ
る。この場合、目視測定に比べて適否判断の客観性並び
に精度を一層向上させることができる。なお、機械的測
定手段としては、他に色度計等を採用できる。
【0031】次に図11及び図12は、請求項8に対応
する実施の形態を示すもので、上記各形態が紙4の横幅
全体一括測定タイプであるのに対し、一箇所個別測定タ
イプの一形態である。
【0032】パウダー散布量測定部材36には、単葉な
いしカード形をなすシート状基材38と、シート状基材
38の表面に設けられた単一の粘着部40と、粘着部4
0以外の面を覆う着色層42と、粘着部40の表面を覆
う剥離材44とが備えられており、剥離材44には剥が
し操作を容易にするための爪部44aが形成されてい
る。
【0033】この実施の形態の場合、上記形態と同様の
観点から、シート状基材38自体が黒色を有し、着色層
44は黄色に設定されている。使用方法は、図12に示
すように、任意の所望測定箇所に押し付け、付着した白
粉Pの量を標準サンプルと比較して判断する。このタイ
プの場合、一括測定タイプに比べて作業性は劣るが、任
意の箇所をランダムに測定したい場合には取扱いが容易
であるために使用性の向上が得られる。また、上記一括
測定タイプと同様に、背景色層をシート状基材38の裏
面に設けたり或いは機械的測定対応タイプとする等種々
変形実施できることはいうまでもない。
【0034】次に図13は、請求項9に対応する実施の
形態を示すもので、目視測定タイプの上記各形態におい
て、標準サンプルと比較して散布量の過不足を判断する
のではなく、パウダー付着量表示部材を用いて粘着部に
付着したパウダーの量を推定可能とするパウダー散布量
測定方法の一形態である。
【0035】パウダー付着量表示部材50は、シート状
基材51の表面に、それぞれ異なる量の白粉Pが付着し
た状態の付着量表示部52a,52b,52c,52
d..,52nが印刷表示される。付着量表示部52
a,52b,52c,52d..,52nの周囲にはそ
れぞれ各表示部の付着量を示す数値が表示される。本実
施の形態においては、白粉Pの付着量がそれぞれ0.0
1g/m2 ,0.05g/m2 ,0.1g/m2 ,0.
2g/m2 の場合として付着量表示部52a,52b,
52c,52dの上部に表示される。付着量表示部52
a,52b,52c,52d..,52nは、上記各形
態における各パウダー散布量測定部材と同様の背景色で
形成され、具体的には上記と同様にシート状基材51自
体が黒色を有して形成されるのが好ましい。
【0036】この実施の形態の場合、上記各形態におけ
るパウダー散布量測定部材の粘着部に付着した白粉Pの
量をパウダー付着量表示部材50の付着量表示部52
a,52b,52c,52dに表示された白粉Pの量と
比較して判断すると、標準サンプルとの比較を行ってい
た場合には散布量の過不足の判断だけであったが、付着
量表示部52a,52b,52c,52dのいずれかに
付着量が近似していた場合には、その上部に表示された
数値に基づいて実際の散布量が目視判断される。例え
ば、粘着部の付着量が付着量表示部52bの表示と近似
しているとすると、その付着量は約0.05g/m2
あると推定される。これにより、この判断の後に行う散
布量の適正化操作においては、測定により推定された量
に基づいて散布量の調整を行えば足りるので、かかる適
正化操作の作業性を向上させることができる。具体的に
は、上記例の場合、好適な散布量が0.1g/m2 であ
るとすると、不足量が約0.05g/m2 であると推定
されるので、数量的に散布量の調整が可能となる。
【0037】なお、上記各実施の形態では各構成要素を
特定の形状で示したが、これに限定されるものではな
く、上述の測定機能を満足し得る範囲で適宜に設計変更
できるものである。
【0038】
【発明の効果】この発明によれば、熟練を要することな
く定性的な判断を迅速に行うことができるので、環境等
の変数条件や散布対象物の特性変化に応じた散布量の最
適化操作を容易且つ迅速に行うことができ、よって作業
性の向上並びに品質の向上を図ることができる。また、
微量散布の場合においても正確な判断ができるためにブ
ロッキングの可能性を著しく低下させることができる。
【0039】請求項2又は3記載の発明によれば、背景
色の存在並びに境界線による区画によって目視測定が容
易となる。
【0040】請求項4又は5記載の発明によれば、テー
プ状基材が透明な場合でも背景色層によって目視測定を
容易にすることができる。
【0041】請求項6記載の発明によれば、目視測定を
容易にするための背景色層等を設けることを要しない利
点がある。
【0042】請求項7記載の発明によれば、散布量の適
否判断を定性的且つ機械的に迅速に行うことができ、作
業性を一層向上させることができる。
【0043】請求項8記載の発明によれば、任意の一箇
所において定性的な測定を容易且つ迅速に行うことがで
きる。
【0044】さらに請求項9記載の発明によれば、散布
量を目視によって測定し、散布量の推定が可能となるの
で、散布量の最適化操作の作業性をより一層向上させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るパウダー散布量測定部材の一実
施の形態を示す使用状態の概要斜視図である。
【図2】図1で示したパウダー散布量測定部材のII−
II線における一部省略(以下同じ)の断面図である。
【図3】剥離材を剥ぎ取って紙の任意散布面に押し付け
た状態の断面図である。
【図4】パウダー散布量測定部材を引き離した状態を示
す断面図である。
【図5】各粘着部におけるパウダーの付着状態を示す平
面図である。
【図6】請求項4に対応する実施の形態を示す断面図で
ある。
【図7】請求項5に対応する実施の形態を示す断面図で
ある。
【図8】請求項6に対応する実施の形態を示す断面図で
ある。
【図9】請求項7に対応する実施の形態を示す断面図で
ある。
【図10】図9で示した実施の形態においてパウダー付
着後の光透過率測定の概念を示す部分断面図である。
【図11】請求項8に対応する実施の形態を示す斜視図
である。
【図12】図11で示した実施の形態の使用状態を示す
断面図である。
【図13】請求項9に対応するパウダー散布量測定方法
の一実施の形態であって、パウダー付着量表示部材の平
面図である。
【符号の説明】
8,16,22,28,32 テープ状基材 10a,10b,10c,10d,26a,26b,2
6c,26d 粘着部 12,40 剥離材 18,24 背景色層 38 シート状基材 50 パウダー付着量表示部材 B 境界線 P 白粉(パウダー)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テープ状基材の表面に長手方向に間隔をお
    いて一定の規格面積を有する粘着部が形成されているパ
    ウダー散布量測定部材。
  2. 【請求項2】テープ状基材が粘着部に付着したパウダー
    の量を目視測定可能な背景色を有するとともに、粘着部
    が境界線をもって前記背景色から区画されている請求項
    1記載のパウダー散布量測定部材。
  3. 【請求項3】粘着部の周辺が前記背景色と明瞭に区別し
    得る色で着色されて境界線が形成されている請求項2記
    載のパウダー散布量測定部材。
  4. 【請求項4】粘着部とテープ状基材との間に粘着部に付
    着したパウダーの量を目視測定可能な背景色層が設けら
    れている請求項1記載のパウダー散布量測定部材。
  5. 【請求項5】テープ状基材の裏面に粘着部に付着したパ
    ウダーの量を目視測定可能な背景色層が設けられている
    請求項1記載のパウダー散布量測定部材。
  6. 【請求項6】粘着部自体が粘着部に付着したパウダーの
    量を目視測定可能で且つテープ状基材の色と区別し得る
    色を有してなる請求項1記載のパウダー散布量測定部
    材。
  7. 【請求項7】テープ状基材が光透過性材料で形成され、
    少なくとも粘着部の周辺が着色されている請求項1記載
    のパウダー散布量測定部材。
  8. 【請求項8】シート状基材の表面に一定の規格面積を有
    する単一の粘着部が形成されているパウダー散布量測定
    部材。
  9. 【請求項9】パウダーの異なる付着量をそれぞれ表示す
    る付着量表示部が複数形成されるパウダー付着量表示部
    材を設け、請求項1〜6又は8記載のいずれかのパウダ
    ー散布量測定部材の粘着部に付着したパウダーの量とパ
    ウダー付着量表示部材の付着量表示部に表示されたパウ
    ダーの量とを目視して比較するパウダー散布量測定方
    法。
JP28558096A 1996-10-28 1996-10-28 パウダー散布量測定部材およびパウダー散布量測定方法 Pending JPH10128954A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012030534A (ja) * 2010-07-30 2012-02-16 Fujifilm Corp 画像形成方法及び画像形成装置

Cited By (2)

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