JPH10128808A - ゲートカットシステム - Google Patents

ゲートカットシステム

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Publication number
JPH10128808A
JPH10128808A JP29073096A JP29073096A JPH10128808A JP H10128808 A JPH10128808 A JP H10128808A JP 29073096 A JP29073096 A JP 29073096A JP 29073096 A JP29073096 A JP 29073096A JP H10128808 A JPH10128808 A JP H10128808A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
gate
pressing
cutting
base
Prior art date
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Pending
Application number
JP29073096A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Nakai
等 中井
Mitsuhiro Okuda
充寛 奥田
Takao Miura
孝夫 三浦
Riyousuke Masuo
良資 増尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
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Publication date
Application filed by Murata Machinery Ltd filed Critical Murata Machinery Ltd
Priority to JP29073096A priority Critical patent/JPH10128808A/ja
Publication of JPH10128808A publication Critical patent/JPH10128808A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 成形されたワークの成形製品部を、ゲートカ
ット開始から、ゲートカット後、切断部材がゲ−トカッ
ト部から離れるまで成形製品を確実で自動的に保持して
ゲートカットすることができ、さらに成形製品からラン
ナーを確実で自動的に切り離すことのできるゲートカッ
トシステムを提供する。 【解決手段】 ランナーLrやスプルーLsが付着した
ままの成形品L0からゲートLg0をカットして成形製
品Lを切り出すゲートカットシステム1であって、ゲー
トカットする切断部材361の支持部材360に、ゲー
トカット後、切断部材361がゲ−トカット部Lgcか
ら離れるまで成形製品Lを保持する保持手段357,3
51,342を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラスチック成形
品のゲートカットやゲートカット部処理をするゲートカ
ットシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、射出成形機で成形されるプラス
チック成形品は、成形後、ランナーやスプルーが付着し
たままの状態で取り出される。製品部分の成形製品は、
成形機から取り出されたスプルーとランナーが付いた成
形品(以下、ワークと称する。)のゲートをカットし、
ランナー部分から切り離される。また、ランナー部分か
ら切り離されたゲートカット部、特に、例えばCDプレ
ーヤーに使用されるピックアップレンズ等の精密成形製
品のゲ−トカット部は、仕上げ加工等のゲ−トカット部
処理をする必要がある。
【0003】従来、上述のようなワークのゲートカット
および成形製品のゲートカット部処理は、作業員が手作
業で、ニッパー等によりゲートカットした後、仕上げ切
削や研磨による仕上げ加工等の成形製品のゲ−トカット
部処理を行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の作業員の手作業によるゲートカットで
は、生産性が向上せず、自動化する必要があった。そこ
で、成形機で成形されたランナーやスプルーが付着した
ままのワークから、自動的にゲートカットして成形製品
部を切り出すためには、ゲートカット開始から、ゲート
カット後、切断部材がゲ−トカット部から離れるまで成
形製品を確実に、しかも自動的に保持しなければならな
いといった問題があった。ゲートカット開始から、ゲー
トカット後、切断部材がゲ−トカット部から離れるまで
成形製品が確実に保持されていない場合、ゲートカット
時、成形製品が保持部から脱落したり、成形製品を損傷
してしまうといった問題が発生する恐れがあった。ま
た、ゲートカット後、切断部材がゲ−トカット部から離
れる際、切断部が成形製品に引っ掛かり、成形製品が保
持部から脱落するといった問題が発生する恐れもあっ
た。また、ゲートカット後、ランナー部が成形製品に引
っ掛かり、成形品が保持部から脱落するといった問題が
発生する恐れもあった。
【0005】本発明の目的は、従来のこのような欠点を
解決し、成形機で成形されたワークの成形製品部を、ゲ
ートカット開始から、ゲートカット後、切断部材がゲ−
トカット部から離れるまで成形製品を確実で自動的に保
持してゲートカットすることができ、さらに成形製品か
らランナーを確実で自動的に切り離すことのできるゲー
トカットシステムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、ランナーやスプルーが付着したままの成
形品からゲートをカットして成形製品を切り出すゲート
カットシステムであって、ゲートカットする切断部材の
支持部材に、ゲートカット後、切断部材がゲ−トカット
部から離れるまで成形製品を保持する保持手段を設け
た。さらに、切断部材がゲ−トカット部から離れるまで
成形製品を保持する保持手段が、成形製品が載置される
基台と、基台とで成形製品を押圧する押圧部材と、押圧
部材と切断部材の支持部材間に設けた弾性部材である。
また、保持された成形製品からランナーを切り離すよう
にランナーを付勢する付勢手段を設けた。さらに、ラン
ナーを付勢する付勢手段が、ランナーを載置する載置部
材と、成形製品が載置される基台とランナー載置部材間
に設けた弾性部材である。または、成形製品を押圧する
押圧部材に押圧部に吸着された成形製品を切り離す流体
噴出孔を設けた。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明のゲートカットシス
テムの実施の形態について、図面を参照しつつ、説明す
る。
【0008】先ず、成形製品について述べる。図19に
示すように、射出成形機で成形されたプラスチック成形
品のワークL0は、プラスチック注入口であるスプルー
Ls(図19中、紙面垂直に延びている)と、スプルー
Lsに直角に繋がる4本の十字状のランナーLrと、十
字状のランナーLrにゲートLg0を介して繋がり、レ
ンズ製品となる部分の4対の成形製品L(以下、レンズ
Lと称する。)とから構成される。上述のように、射出
成形機で成形されたプラスチック成形品のワークL0
は、レンズLにランナーLrおよびスプルーLsが付着
したままの状態で取り出される。そのため、成形後、ゲ
ートLg0をカットしてレンズ製品部分のレンズLをラ
ンナー部分Lrから切り離す。ゲートカットしてランナ
ー部分Lrから切り離されたレンズLは、図20に示す
ように、ゲートカット部Lgが残る。レンズ製品とする
ためには、図20に示すレンズLのLgc部を処理しな
ければならない。
【0009】次に、レンズLを収容するパレットについ
て述べる。図17、図18は、レンズLを収容するパレ
ットを示した図である。図17にパレットPの平面図を
示し、図18にその側面図を示す。図17に示すよう
に、パレットPは、板状部材Pdの四隅部分に部材Pa
が取付られている。部材Paの上部は図18に示すよう
に突起Pbを有し、下部には穴Pcを有している。突起
Pbと穴Pcは、複数のパレットPを段積みするため
に、突起Pbが穴Pcに挿入されるように設計されてい
る。また、穴Pcは後述するパレット位置決め装置12
に利用される。図18に示す板状部材Pdの一点鎖線内
には、多数のレンズLが載置される図示しない窪みが格
子状に多数設けられている。レンズLは窪みに載置さ
れ、整列されてストックされる。レンズLが整列された
パレットPは、段積みされる。
【0010】次に、本発明のゲートカットシステムの構
成について述べる。図1は、本発明のゲートカットシス
テム1の全体を示す平面図であり、図2は、その正面図
である。図3は、製品ストッカ−装置3の詳細を示す平
面図であり、図4は、その正面図である。図5は、ゲー
トカット部処理装置2の詳細を示した部分断面図であ
る。
【0011】図1に示すように、成形機Xにより成形さ
れた上述のワークL0(図19参照。)が、取出し機X
1によってゲートカットシステム1に供給される。ゲー
トカットシステム1は、成形機Xの取出し機X1からワ
ークL0を受け取り、ワークL0の搬送とゲートカット
をするゲートカット装置10と、レンズLのゲートカッ
ト部Lgc(図20参照。)の処理をするゲートカット
部処理装置2と、レンズLをストックする製品ストッカ
ー装置3と、ゲートカット装置10からゲートカット部
処理装置2へレンズLを搬送する第1搬送装置104
と、ゲートカット部処理装置2から製品ストッカー装置
3へレンズLを搬送する第2搬送装置19とから主に構
成されている。
【0012】次に、ゲートカット部処理装置2について
述べる。図1に示すように、ゲートカット部処理装置2
は、レンズLを回転してピッチ送りする円盤状のインデ
ックステーブル4と、レンズLの仕上げ切削をする仕上
げ切削機5と、仕上げ切削によって出来るバリを取るバ
リ取り機6と、インデックステーブル4に載置されたレ
ンズLを押圧して位置決めする押圧装置15、16と、
インデックステーブル4と仕上げ切削機5とバリ取り機
6と押圧装置15、16とが載置される箱体22と、ゲ
ートカット部処理装置2を操作する操作パネル14とか
ら主に構成されている。箱体22の底面には、キャスタ
ー29が取り付けられている(図2参照)。床面20上
のゲートカット部処理装置2を移動させたり、固定させ
ることが出来るようになっている。
【0013】また、ゲートカット部処理装置2は、図1
に示すように、複数のステーション2A,2B,2C,
2Dを備え、レンズLは複数のステーション2A,2
B,2C,2Dを循環移動するように構成されている。
インデックステーブル4の周辺部が、複数のステーショ
ン2A,2B,2C,2Dとなっている。レンズLを複
数の処理ステーション2A,2B,2C,2Dにピッチ
送りするのは、回転部材であるインデックステーブル4
である。インデックステーブル4の詳細については後述
する。
【0014】複数の処理ステーションとは、第1搬送装
置104からゲートカットされたレンズLの受取りをす
る受取りステーション2Aと、受取りステーション2A
から供給されたレンズLのゲ−トカット部Lgを仕上げ
切削する仕上げ切削ステーション2Bと、仕上げステー
ション2Bから供給されたレンズLのゲ−トカット部L
gのバリ取りするバリ取りステーション2Cと、ゲート
カット部処理されたレンズLが第2搬送装置により取り
出される取出しステーション2Dとからなっている。レ
ンズLは、90°のピッチ送りで循環移動される。
【0015】上述のように、受取りステーション2Aに
は第1搬送装置10が連結され、仕上げ切削ステーショ
ン2Bには仕上げ切削機5、バリ取りステーション2C
にはバリ取り機6の処理機がそれぞれ設置され、取出し
ステーション2Dには第2搬送装置19が連結されい
る。
【0016】また、図1に示すように、各々の処理ステ
ーション2A,2B,2C,2Dはインデックステーブ
ル4の回転軸41aから等距離、且つ、等角度となる位
置である。即ち、受取りステーション2Aと回転軸41
aとの距離と、仕上げステーション2Bと回転軸41a
と、バリ取りステーション2Cと回転軸41aとの距離
と、取出しステーション2Dと回転軸41aとの距離は
等距離である。且つ、受取りステーション2Aと回転軸
41aとを結ぶ線分と、仕上げステーション2Bと回転
軸41aとを結ぶ線分とでなす角度は90°である。仕
上げステーション2Bと回転軸41aとを結ぶ線分と、
バリ取りステーション2Cと回転軸41aとを結ぶ線分
とでなす角度も90°である。バリ取りステーション2
Cと回転軸41aとを結ぶ線分と、取出しステーション
2Dと回転軸41aとを結ぶ線分とでなす角度も90°
である。取出しステーション2Dと回転軸41aとを結
ぶ線分と、受取りステーション2Aと回転軸41aとを
結ぶ線分とでなす角度も90°であって、各々等角度に
設定されている。
【0017】そのため、レンズLの複数のステーション
2A,2B,2C,2Dでの複数のゲートカット部処理
と、ゲートカット部処理をするレンズLの受取りと、ゲ
ートカット部処理されたレンズLの取り出しを同時に行
うことが可能になる。処理の待ち時間等の無駄な時間が
無くなり、処理開始から終了までのサイクルタイムが短
縮される。インデックステーブル4が1ピッチ送られる
毎の各処理ステーション2A,2B,2C,2Dでの処
理動作を同時にすることができ、制御を単純化する。ま
た、上記の等角度90°は360°の約数となる角度で
あるため、インデックステーブル4のピッチ送り回転角
度は常に一定である。受取りステーション2Aで受け取
られた未処理レンズLは、ステーション2B、バリ取り
ステーション2C、取出しステーション2Dに流れる流
れ作業となる。
【0018】次に、インデックステーブル4について述
べる。図9に、インデックステーブルの平面が示され
る。インデックステーブル4は、回転軸41aから等距
離、且つ、等角度の位置となるの4ヶ所の突起部4A,
4B,4C,4Dを有する円盤状の基台40と、基台4
0を回転させるモーター41と、基台40の4ヶ所の突
起部4A,4B,4C,4Dに取り付けられたレンズ設
置部42とから主に構成される。基台40の4ヶ所の突
起部各部分にレンズ設置部42が設けられている。レン
ズ設置部42には位置決め孔43が設けられている。位
置決め孔43は、正確に、回転軸41aから等距離、且
つ、等角度の位置となるように設定されている。即ち、
回転軸41aに対して、点対象の位置である。インデッ
クステーブル4を90°回転させても、4箇所の位置決
め孔43は常に「同位置」となるように設定されてい
る。
【0019】レンズ設置部42にはコ字状の切欠部が設
けられ、その切欠部には一対のレンズLが載置される一
対のレンズ載置穴44が設けられている。レンズ設置部
42では、一対のレンズ載置穴44の位置を調整自在と
する調整手段が設けられている。レンズ設置部42にお
ける調整手段の詳細については後述する。一対のレンズ
載置穴44も位置決め孔43と同様に、正確に、回転軸
41aから等距離、且つ、等角度の位置となるように設
定されている。即ち、回転軸41aに対して、点対象の
位置である。インデックステーブル4を90°回転させ
ても、レンズ載置穴44に載置される4箇所の一対のレ
ンズLが常に「同位置」となるように設定されている。
レンズ載置穴44は一対のレンズLがコ字状の切り欠き
に突出して、各々のゲート部が対向するように載置され
る(図15、図16参照、詳細は後述する。)。基台4
0は、モーター41により90゜回転して停止するとい
う正確な動作を行うようになっている。そのため2個の
レンズが処理ステーション2A,2B,2C,2Dの各
位置に正確に移動し、正確に停止する。即ち、回転部材
であるインデックステーブル4は、4ヶ所の突起部4
A,4B,4C,4Dの複数のレンズ載置穴44に複数
個毎のレンズLを載置し、処理ステーション2A,2
B,2C,2Dの同位置に複数個毎のレンズLをピッチ
送りする。
【0020】次に、仕上げ切削ステーション2Bに取り
付けられている仕上げ切削機5について、図6、図7を
主に参照しつつ、述べる。図6は、仕上げ切削機5の詳
細を示す平面図であり、図7はその側面図である。基台
51上に、第1ベ−ス52に載せられている。第1ベ−
ス52は基台51上を、回転軸41a(図1参照)を直
交する方向にに往復可動に載せられている。第1ベ−ス
52上には、第1ベ−ス52の往復動作と直行する方向
に往復可動するように載せられている。第2ベ−ス53
には、第3ベ−ス54が回転軸53bを介して連結さ
れ、第3ベ−ス54は回転軸53bを中心に回転動作す
るようになっている。56は、往復動作を規制する部材
である。基台51には、第1ベ−ス52を往復運動させ
るためのモータ−55が載置されている。モータ−55
には、プーリ55aが回転自在に取り付けられている。
基台51と箱体22とが固定されて箱体22上に載置さ
れている(図5参照)。
【0021】基台51には、ボールねじ55dが回転自
在に取り付けられ、ボールねじ55dにはプーリ55b
が取り付けられている。プーリ55bとプーリ55aに
は、ベルト55cが張設されている。第1ベ−ス52に
は、第2ベ−ス53を往復可動させるためのシリンダー
57が載置されている。第2ベ−ス53には、第3ベ−
ス54を回転軸53bを中心に回転動作させるためのシ
リンダー58が取り付けられている。第3ベ−ス54に
は、ロータリーグラインダー54aが取り付けられてい
る。ロータリーグラインダー54aは、チャック54c
を回転させる。チャック54cには、回転刃54bが脱
着自在に取り付けられている。回転刃54bによりレン
ズLが仕上げ切削される。上記の構成により、回転刃5
4bが箱体22上に対して平面移動することができ、さ
らに回転刃54bを箱体上面に対して傾けることがで
き、仕上げ切削をすることができる。仕上げ切削機5に
は、切削時に発生する静電気を除去するためのコロナ放
電による静電気除去装置18が取り付けられている。そ
のため、静電気によって製品に切り粉が付着するといっ
た問題は発生しない。
【0022】次に、バリ取りステーション2Cに取り付
けられているバリ取り機6について、図8を主に参照し
つつ、述べる。図8は、バリ取り機6の詳細を示す平面
図である。基本構成は図5と同じである。基台61上
に、第1ベ−ス62に載せられている。第1ベ−ス62
は基台61上を、回転軸41a(図1参照)を直交する
方向に往復可動に載せられている。第1ベース62上に
は、第1ベース62の往復動作と直行する方向に往復可
動するように載せられている。第2ベース63には第3
ベース64が連結され、回転動作するようになってい
る。基台61には、第1ベース62を往復運動させるた
めのシリンダー65が載置されている。第1ベース62
には、第2ベース63を往復可動させるためのシリンダ
ー67が載置されている。66は、往復動作を規制する
部材である。第2ベース63には、第3ベース64を回
転動作させるためのシリンダー68が取り付けられてい
る。第3ベース64には、プーリー64aが回転自在に
取り付けられている。また、第3ベース64にはプーリ
ー64cが回転自在に取り付けられており、プーリー6
4aとプーリー64cにはベルト64dが張設されてい
る。バリ取り機6は、基台61と箱体22とが固定され
て箱体22(図1参照)上に載置されている。
【0023】プーリー64cには図示しない駆動源が連
結されており、前記駆動源が回転すると、プーリ64a
が回転するようになっている。そして、プーリー64a
の先端には後述の図16に示される回転バフが取り付け
られている。この回転バフの研磨によりレンズLのバリ
取りがおこなわれる。上記の構成により、回転バフが箱
体22上に対して平面移動することができ、さらに箱体
上面に対して傾けることができ、バリ取りをすることが
できる。バリ取り機6にも、仕上げ切削機5と同様、バ
リ取り時に発生する静電気を除去するためのコロナ放電
による静電気除去装置18aが取り付けられている。そ
のため、静電気によって製品に研磨屑が付着するといっ
た問題は発生しない。
【0024】次に、仕上げ切削ステーション2Bにおけ
る仕上げ切削方法について、図15を主に参照しつつ、
述べる。図15は仕上げ切削方法を示した平面図であ
る。2つのレンズL1、L2がレンズ設置部42にセッ
トされている。L1,L2のそれぞれのゲートカット部
Lg1,Lg2は対向する方向に向けられている。回転
刃54bは時計方向に回転している。回転刃54bは先
ず、Lg1を仕上げ切削するためにレンズ設置部42の
外側からコ字状切欠部に向かって走行し、ゲートカット
部Lg1を切削する。ゲートカット部Lg1における回
転刃54bの回転方向と進行方向が同方向となっている
ことは、アッパーカットと呼ばれる。また、逆はダウン
カットと呼ばれる。その後、回転刃54bは切削が終わ
るとレンズL2側へ移動し、そして再びレンズ設置部4
2の外側に向かって走行する。その時、レンズL2のゲ
ートカット部Lg2が切削される。この時もゲートカッ
ト部Lg2は、ゲートカット部Lg1と同様に、アッパ
ーカットがされている。上述のように、回転刃54bの
コ字状の往復走行をさせたために走行時間の無駄がなく
ゲートカット部Lg1,Lg2は同条件で仕上げ切削す
ることができる。
【0025】次に、バリ取りステーション2Cにおける
バリ取り方法について、図16を主に参照しつつ、述べ
る。図16は、バリ取り方法を示した平面図である。2
つのレンズL1、L2がレンズ設置部42にセットされ
ている。L1,L2のそれぞれのゲートカット部Lg
1,Lg2は対向する方向に向けられている。回転バフ
64bは反時計方向に回転している。回転バフ64bは
先ず、Lg2をバリ取りするためにレンズ設置部42の
外側からコ字状切欠部に向かって走行し、ゲートカット
部Lg2をバリ取りする。その後、回転バフ64bはバ
リ取りが終わるとレンズL1側へ移動し、そして再びレ
ンズ設置部42の外側に向かって走行する。その時、レ
ンズL1のゲートカット部Lg1がバリ取りされる。こ
の時もゲートカット部Lg1は、ゲ−トカット部Lg2
と同様にアッパーカットがされている。上述のように、
回転バフ64bのコ字状の往復走行をさせたために走行
時間の無駄がなくゲートカット部Lg1,Lg2は同条
件でバリ取りすることができる。
【0026】上述の図15、図16に示したように、仕
上げ切削ステーション2Bとバリ取りステーション2C
に、レンズL1,L2のゲートカット部Lg1(または
バリLgv1),Lg2(またはバリLgv2)が対向
するように並べて配置され、ゲートカット部Lg1(バ
リLgv1)とゲートカット部Lg2(バリLgv2)
の間を異なる経路を、ゲートカット部処理をする工具の
回転刃54bおよびバフ64bが往復移動する。そのた
め、回転刃54bおよびバフ64bの移動に無駄がな
く、異なる経路の往復移動をするだけで、レンズL1,
L2のゲートカット部処理を一挙に行う。ゲートカット
部処理のサイクルタイムが短縮する。回転刃54bおよ
びバフ64bの移動範囲も省スペースとなる。レンズL
1,L2の配置も省スペースとなる。仕上げ切削ステー
ション2Bにおける回転刃54bの移動方向と、バリ取
りステーション2Cにおけるバフ64bの移動方向と
は、逆方向である。そのため、仕上げ切削ステーション
2Bで形成されたバリLgv,バリLgv2は、バリ取
りステーション2Bで、効率良く、確実になくなる。
【0027】次に、押圧装置15について、図10、図
11を主に参照しつつ、述べる。図10は、押圧装置1
5の詳細を示す側面図であり、図11はその正面図であ
る。押圧装置15は、箱体22上の仕上げ切削ステーシ
ョン2Bに載置されている(図1参照)。押圧装置15
は、押圧部152と押圧部152を動かすプッシャ15
3とプッシャ153を固定するフレーム154とフレー
ム154を箱体22上に固定するL字部材156とから
主に構成されている。押圧部152の底部には、上述の
レンズ設置部42の位置決め孔43に挿入されて位置決
めをする突起151が設けられている。プッシャ153
の駆動により押圧部152が上下移動をして、レンズ載
置穴44に載せられたレンズを仕上げ切削時に動かない
ように固定したり、その解除をしたりする。押圧部15
2は、上述のレンズ設置部42に載置された一対のレン
ズLを同一の押圧力で押圧できるような調整手段が設け
られている。押圧部152の詳細については後述する。
【0028】尚、上記実施の形態では、レンズを循環さ
せてピッチ送りをするインデックステ−ブルが円盤状の
回転部材である場合を説明したが、コンベア等である場
合にも、本発明は同様に適用することができる。
【0029】箱体22上のバリ取りステーション2Cに
も、押圧装置15と同一装置である押圧装置16が、載
置されている(図1参照)。レンズ載置穴44に載せら
れたレンズをバリ取り時に動かないように固定したり、
その解除をしたりする。
【0030】次に、集塵手段について、図1と図5を主
に参照しつつ、述べる。箱体22上の仕上げ切削ステー
ション2Bに集塵孔部材21が、バリ取りステーション
2C部分には集塵孔部材21aがそれぞれ設けられてい
る。箱体22の中に、切削及びバリ取りで発生した塵を
集塵する集塵装置17が収納されている。集塵装置17
には、切削時に発生する塵を吸引する管17aが連結さ
れている。管17aには、吸引路である管17bと管1
7cが連結されている。箱体22上の仕上げ切削ステー
ション2B部分には、塵の吸引孔である集塵孔部材21
が取り付けられている。集塵孔部材21は、上記管17
bに連結されている。箱体22上のバリ取りステーショ
ン2C部分には、集塵孔部材21aが取り付けられてお
り、集塵孔部材21aは管17cに連結されている。
【0031】次に、静電気除去手段について述べる。仕
上げ切削ステーション2Bの仕上げ切削機5に、仕上げ
切削時に発生する静電気を除去するためのコロナ放電に
よる静電気除去装置18が取り付けられている(図6、
図7参照)。バリ取りステーション2Cのバリ取り機6
に、バリ取りに発生する静電気を除去するためのコロナ
放電による静電気除去装置18aが取り付けられている
(図8参照)。そのため、静電気によって飛散した切粉
が製品に付着するといった問題は発生しない。
【0032】次に、製品ストッカー装置3の構成につい
て、図3、図4を主に参照しつつ、述べる。製品ストッ
カー装置3は、第2搬送装置19からゲートカット部処
理されたレンズLを受け取る受取部31と、受取部31
のレンズLを段積みのパレットPに搬送する搬送機9
と、パレットPを位置決めするパレット位置決め装置
7,12と、パレットPの位置決め、搬送及びパレット
Pの段積み段ばらしをするハンドリングアーム8と、段
積みのパレットPを搬送するコンベア11、11aと、
システム全体の操作及び装置3の操作をするメイン操作
パネル13とから主に構成されている。フレーム30の
底面には、キャスター39が取り付けられており、床面
20上の製品ストッカー装置3を移動させたり、固定さ
せたりすることが出来るようになっている。コンベア1
1、11aは、互いに、直角に配置されている。図3に
示すP0位置に段積みの空パレットが供給され、コンベ
ア11aによりP1位置でレンズLがストックされる。
レンズLがストックされたパレットは、P2位置に段積
みされ、段積みされパレットはコンベア11によりP3
位置まで搬送され次工程に運ばれる。受取部31には、
一対のレンズLを載置する載置台32、33が設けられ
ている。
【0033】次に、第1パレット位置決め装置7とハン
ドリングアーム8と第2パレット位置決め装置12につ
いて、図13、図14および図3を主に参照しつつ、述
べる。図13は、第1パレット位置決め装置7、ハンド
リングアーム8、第2パレット位置決め装置12の詳細
を示す部分断側面図である。図14は、ハンドリングア
ーム8部の詳細を示す正面図である。第1パレット位置
決め装置7、ハンドリングアーム8、第2パレット位置
決め装置12の平面図は、図3に示される。第1パレッ
ト位置決め装置7と第2パレット位置決め装置12は、
同じ高さで対向する位置に設けられている。
【0034】先ず、ハンドリングアーム8について、図
13、図14および図3を主に参照しつつ、述べる。ハ
ンドリングアーム8は、パレットPを把持する把持部材
82と、把持部材82が取り付けられているアーム81
と、対向する把持部材82を近づける動作や離す動作を
させるシリンダー等による駆動装置85と、アーム81
を支え、且つ、水平移動させるレール86と、アーム8
1のストッパーとなる電磁石88と、レール86を支
え、且つ上下移動をさせる支柱84とから構成されてい
る。支柱84にはレール部材86が、図示しないモータ
等により昇降自在動作するように設けられている。ハン
ドリングアーム8は、レール部材86に図示しないモー
タ等により移動可能に設けられている。ハンドリングア
ーム8は、P1位置の段積みパレットを段ばらしして、
再び、P2位置に段積みする(図2、図3参照)。レー
ル86を上下移動させる駆動源は、図3に示したモータ
ー83である。また、アーム81をレール部材86に沿
って水平移動させるのは、搬送機9である。ハンドリン
グアーム8を保持する電磁石88は、レール部材86の
両端部にそれぞれ設けられている。そのため、パレット
の段積み、段ばらしやレンズ取り出し時等のハンドリン
グアーム8を、保持して位置決めする。電磁石であるた
め、電源の入切だけで簡単に、しかも確実に保持、開放
を行うことができる。さらに、制御も容易である。
【0035】アーム81は、アーム81に設けられた孔
89に搬送機9のピン94を係合させ、搬送機9がアー
ム81を移動させる。受取部31のレンズLを搬送する
搬送機9の駆動をアーム81の駆動に利用し、共有する
ことによって省スペース化、省力化を計っている。ハン
ドリングアーム8のレールに沿う方向用の駆動源はな
い。アーム81は、ヒンジピン87を介してレール86
に取り付けられている。そのため、アーム81が下降方
向に移動する時に段積みされたパレットPに引掛かって
も、図13の点線で示すアーム81aのようにヒンジピ
ン87を中心に回転するので、アーム81を壊してしま
うということを防止することができる。ハンドリングア
ーム8はコンベア11、11aの高さから第1パレット
位置決め装置7及び第2パレット位置決め装置12の位
置を越える位置8bまでを昇降自在に移動することがで
きる。
【0036】次に、第1パレット位置決め装置7につい
て、図13、図14および図3を主に参照しつつ、述べ
る。図13において、第1パレット位置決め装置7は、
90゜回転するようにフレーム30に取り付けられたア
ーム71(図3参照。)と、アーム71を回転させるモ
ーター77とで主に構成されている。アーム71はモー
ター77の軸72に取り付けられている。アーム71の
先端側上部にはパレットを載置する部材70が設けられ
ている。アーム71は、ハンドリングアーム8によって
運ばれてくる第2パレット位置決め装置12側に突出
し、パレットを受ける。しかし、ハンドリングアーム8
が移動するときはハンドリングアーム8の移動を妨げな
いように、アーム71は、第2パレット位置決め装置1
2と平行となる方向に回動する。
【0037】次に、第2パレット位置決め装置12につ
いて、図13、図14および図3を主に参照しつつ、述
べる。第2パレット位置決め装置12は、パレットPを
支持するL字部材122と、L字部材122を支持する
取付部材121と、L字部材122および取付部材12
1を第1パレット位置決め装置7側に突出及び後退させ
るシリンダ−等による駆動源123とから構成されてい
る。L字部材122の先端側には、パレットPの孔Pc
に挿入して位置決めをする一対の突起部120が設けら
れている。パレットPは、第1パレット位置決め装置7
のアーム71の部材70と、第2パレット位置決め装置
12の突起部120とで支持され、一対の突起部120
で位置決めがされる。
【0038】次に、第2搬送装置19について述べる。
図12は、第2搬送装置19の詳細を示す正面図であ
る。図1、3に平面図が示されている。第2搬送装置1
9は、レンズLを吸着して搬送をする。第2搬送装置1
9は、レンズを吸着するレンズ吸着部192、193
(図3参照。)と、レンズ吸着部192、193を上下
移動させる移動装置198と、移動装置198を支持す
る支持部材191と、支持部材191を水平移動させる
移動装置196と、移動装置196が水平移動するレー
ル197と、レール197が取り付けられている梁19
4と、梁194を支持する支柱195とで主に構成され
る。支柱195は、ゲートカット部処理装置2の箱体2
2に立設されている。第2搬送装置19の動作について
述べる。ゲートカット部処理装置2でゲートカット部処
理された取出しステーション2Dの一対のレンズLは、
先ず、レンズ吸着部192、193で吸着される。吸着
された一対のレンLは移動装置196と移動装置198
により、製品ストッカ−装置3の受取り部31の載置台
32、33まで搬送される。載置台32、33に一対の
レンLに載せるとレンズ吸着部192、193の吸着が
解除され、一対のレンLが移載させる。CDレンズ製品
であるレンズLは、一般に、直径約3mm程度の小さい
ものであるため、把持し難いものであるが、上述のよう
に第2搬送装置19における往復搬送時のレンズの把持
と開放を、レンズ吸着部192とレンズ吸着部193に
よる吸着で行うため、扱いが容易となる。さらに、レン
ズを掴むといった動作がないため、レンズを傷つけるこ
とがない。
【0039】次に、ゲートカット装置10について述べ
る。図21は、ゲートカット装置10を示す平面図であ
る。ゲートカット装置10は、取出機X1からワークL
0を受け取る受取り部101と、受取り部101に受け
取られたワークL0のレンズLを切り出すゲートカット
機103と、受取り部101に受け取られたワークL0
をゲートカット機103に搬送とゲートカット機103
でレンズLが切り出されたスプルーLs,ランナーLr
の排出を傾斜部材105にする搬送排出装置102とか
ら主に構成されている。
【0040】先ず、受取り部101について述べる。受
取り部101は、図21に平面図が示され、図23に側
面図が示されている。受取り部101は、ワークL0の
ランナーLrを支持する4つのランナー載置部材101
bと、ランナー載置部材101bが取り付けられる基部
101aと、基部101aが取り付けられている基台1
01dとから主に構成されている。ランナー載置部材1
01bには、V溝が設けられており、そのV溝にワーク
L0のランナーLrが載置される。ランナー載置部材1
01bは、止具101cにより基部101aに取り付け
られている。
【0041】次に、搬送排出装置102について述べ
る。搬送排出装置102は、図21に平面図が示され、
図23に側面図が示されている。搬送排出装置102
は、ワークL0のスプルーLsを把持する把持部材20
1,把持部材202と、把持部材201,把持部材20
2が取り付けられる支持部材203と支持部材204
と、支持部材203,支持部材204を動作させるシリ
ンダー207と、シリンダー207が取り受けられる昇
降部材208と、昇降部材208を鉛直方向に動作させ
る往復移動部材209と、往復移動部材209が取り付
けられる梁部材210と、梁部材210が取り付けられ
る支柱211,支柱212とから主に構成されている。
支柱211,支柱212は、箱体22に立設されてい
る。往復移動部材209は梁部材210を、図示しない
モータと車輪により往復自在に移動することができる。
【0042】往復移動部材209には、図23に示され
るように軸208aが、図示しないモータと車輪によ
り、往復自在に移動するように取り付けられている。軸
208aに昇降部材208が取り付けられている。軸2
08aには、ストッパー208bが取り付けられてい
る。シリンダー207には、一対のシリンダーロッド2
05,シリンダーロッド206が往復自在に移動するよ
うに取り付けられている。シリンダーロッド205とシ
リンダーロッド206は、相反する方向に移動するよう
になっている。シリンダーロッド205には、支持部材
203が取り付けられている。シリンダーロッド206
には、支持部材204が取り付けられている。支持部材
204に取り付けられた把持部材202の先端には、V
溝が設けられている。支持部材203に取り付けられた
把持部材201の先端にもV溝が取り付けられている。
シリンダーロッド205よりシリンダーロッド206の
相反する移動により、把持部材201のV溝と把持部材
202のV溝が閉じたり開いたりして、ワークL0のス
プルーLsを把持したり解放したりするようになってい
る。把持部材201と把持部材202に設けられたV溝
により、ワークL0のスプルーLsのスプール径の大小
に係わらず的確に把持することができる。
【0043】次に、ゲートカット機103について述べ
る。ゲートカット機103は、図21に平面図が示さ
れ、図24に側面図が示される。また、ゲートカット機
103の押圧把持部305及びベース部304の詳細が
図25に示される。押圧把持部305の詳細が図27に
示される。ベース部304の詳細が図26に示される。
ゲートカット機103は、箱対22に立設された支柱3
01と、支柱301の上部を連ぐ梁302と、梁302
に取り付けられた天板303と、天板303に取り付け
られた支持部材307と、支持部材307に取り付けら
れたプッシャ306と、プッシャ306により動作する
押圧把持部305と、箱体22に取り付けられた基台3
09と、基台309に90゜毎にピッチ回転するベース
部304とから主に構成される。ベース部304と押圧
把持部305により、ワークL0のゲートカットが行わ
れ、レンズLが切り出される。押圧把持部305とベー
ス部304の詳細については後述する。
【0044】次に、ゲートカット装置10の動作につい
て説明する。成形機Xにより、射出成形されたワークL
0は取出機X1により受取り部101に供給される。受
取り部101に供給されたワークL0は、ワークL0の
スプルーLsを搬送排出装置102が把持し、ゲートカ
ット機103に供給される。ゲートカット機103に供
給されたワークL0は、ゲートカットが行われ、4対8
個のレンズLが一斉に切り出される。切り出された4対
のレンズLは、ベース部304が90゜ピッチ回転する
ことにより、一対毎に所定位置に移動し、一対毎、順次
後述する第1搬送装置104に供給される。4対8個の
レンズLが切り出されたワークL0のスプルーLs、L
rは、搬送排出装置102が傾斜部材105に排出す
る。
【0045】次に、第1搬送装置104について述べ
る。第1搬送装置104は、図21に平面図が示され、
図22に側面図が示される。第1搬送装置104は、箱
対22に立設された支柱401と、支柱401の上部に
水平に取り付けられた梁部材402と、梁部材402を
往復自在に移動するように取り付けられた往復移動部材
403と、往復移動部材403に取り付けられた支持部
材404と、支持部材404に昇降自在に取り付けられ
たレンズ吸着部405及びレンズ吸着部406とから構
成されている。レンズ吸着部405及びレンズ吸着部4
06の先端はワークL0を吸着できるようになってい
る。
【0046】次に、第1搬送装置104の動作について
述べる。図21に示されるように、ゲートカット機10
3によりゲートカットされた図中下側の一対のワークL
0を第1搬送装置104のレンズ吸着部405及びレン
ズ吸着部406が下降し吸着する。吸着された一対のワ
ークL0は、往復移動部材403の移動によりインデッ
クステーブル4の受取りステーション2Aのレンズ載置
穴44に載置される。上述のベース部304のピッチ送
りによりゲートカット機103で切り出された4対のレ
ンズLは第1搬送装置104より一対毎受取りステーシ
ョン2Aのレンズ載置穴44に搬送される。
【0047】次に、ゲートカット機103の押圧把持部
305とベース部304の詳細について述べる。押圧把
持部305は、図25にその詳細の部分断側面図が示さ
れ、図27にその詳細の底面図が示される。押圧把持部
305の支持部材360は、ロッド308に連結されて
いる。図24に示したようにロッド308はプッシャ3
06に往復自在に取り付けられ、押圧把持部305が昇
降自在に動作するようになっている。図25に示すよう
に、押圧把持部305は、ワークL0のレンズLを押圧
する押圧部材351と、ワークL0のゲートLg0をゲ
ートカットする切断刃361と、切断刃361が取り付
けられている支持部材360と、支持部材360と押圧
部材351の間に設けられたコイルスプリング357と
から主に構成されている。押圧部材351には、ロッド
356が取り付けられている。ロッド356には、コイ
ルスプリング357が挿入されている。ロッド356
は、支持部材360の孔359に挿入されている。ロッ
ド356には、ストッパー358が取り付けられ、ロッ
ド356が抜けないようになっている。コイルスプリン
グ357により、支持部材360に対し、押圧部材35
1が図中下方に付勢されている。押圧部材351には、
位置決めピン350が設けられている。押圧部材351
には、空気等が噴出する流体噴出孔352が設けられて
いる。流体噴出孔352は、押圧されるレンズLの位置
に設けられている。流体噴出孔352には、管353が
設けられ、管353は図示しない流体噴出手段に連結さ
れている。押圧部材351の中心には、ワークL0のス
プルーLsの接触を避けるための孔362が設けられて
いる。
【0048】次に、ベース部304について述べる。ベ
ース部304は、図25に部分断側面図が示され、図2
6に平面図の詳細が示される。ベース部304は、搬送
排出装置102より搬送されてきたワークL0のランナ
ーLrが載置されるランナー載置部材345と、ランナ
ー載置部材345を付勢するコイルスプリング348
と、コイルスプリング348を支持する基台341とレ
ンズLが載置される基台板342とから主に構成され
る。ランナー載置部材345の上部はV字溝となってお
り、そのV字溝にワークL0のランナーLrが載置され
る。ランナー載置部材345は、ランナーLrを支持す
る4個からなり、ランナー載置部材基部343と一体と
なっている。ランナー載置部材基部343には、4個の
孔が設けられており、ロッド347が摺動自在に挿入さ
れている。ロッド347には、コイルスプリング348
が挿入されている。ロッド347は、基台341に取り
付けられている。基台341には、図26にしめされる
ように、4枚の基台板342が取り付けられている。4
枚の基台板342には、孔349が設けられている。孔
349に上述の位置決めピン350が挿入され、位置決
めされるようになっている。基台板342は、ワークL
0のレンズL部分のみが、載置されるようになってい
る。ランナー載置部材基部343の上方向への付勢力は
押圧部材351の下方向の付勢力よりも弱くなるように
コイルスプリング348及び押圧部材351のバネ力が
設定されている。
【0049】次に、ゲートカット機103の押圧把持部
305及びプッシャ306の動作について述べる。搬送
排出装置102により搬送されてきたスプルーLsとラ
ンナーLrがついたワークL0は、ベース部304のラ
ンナー載置部材345に載置される。この時、ランナー
載置部材345に載置されたレンズL部分は、コイルス
プリング348の付勢により、基台板342に接してい
ない。次に、図24に示したプッシャ306が動作し、
ロッド308が下降する。ロッド308の下降に伴い、
ロッド308に取り付けられている押圧把持部305が
下降する。押圧把持部305の下降に伴い、位置決めピ
ン350が孔349に挿入され始め、位置決めが行われ
る。そして、押圧把持部305の押圧部材351の下面
がレンズLの上面に当接する。押圧把持部305が、さ
らに下降するに伴ってランナー載置部材345と共に下
降するようになる。レンズLの下面が、基台板342の
上面に当接し、レンズLが載置される。それに伴いレン
ズLは、基台板342と流体噴出孔352に把持され
る。更に、コイルスプリング357のバネ力以上の押圧
力が支持部材360によりかけられる。ロッド308及
び支持部材360と切断刃361が下降する。切断刃3
61がゲートLg0を通過すると共にゲートカットが行
われる。ゲートカットが行われると共にロッド308の
付勢力により、ランナー載置部材基部343が上昇し、
レンズLからランナーLrが確実に切り離される。
【0050】レンズLは、押圧部材351と基台板34
2により把持されたままの状態であるため、切断された
ランナーLrとレンズLが接触して位置がずれることが
ない。ゲートカットが行われるとプッシャ306が動作
し、ロッド308が上昇すると共に支持部材360が徐
々に上昇する。そして、切断刃361が、ゲートカット
されたレンズLから完全に離れるまでコイルスプリング
357の付勢力により、レンズLは押圧部材351と基
台板342に把持されている。そのため、ゲートカット
された後、切断刃361が上昇する時に、レンズLのゲ
ートカット部が切断刃361に接触していても、レンズ
Lが動くことが防止される。そして、ロッド308が上
昇し、押圧部材351の上面とレンズLの上面が離れる
直前に流体噴出孔352から空気等の流体がレンズLの
上面に吹き付けられ、押圧部材351の下面とレンズL
の上面が離れるようになる。流体が吹き付けられるた
め、静電気等によりレンズLの上面と押圧部材351の
下面が吸着されていても、押圧部材351にレンズLが
吸着されたまま上昇することが防止され、レンズLは基
台板342の上面に載置される。基台板342の上面に
載置されたレンズLは、上述したように基台341の9
0゜毎の回転により、一対毎第1搬送装置104により
受取りステーション2Aに搬送される。
【0051】次に、押圧装置15の押圧部152と、イ
ンデックステーブル4の基台40に設置されたレンズ載
置部42の詳細について述べる。尚、押圧装置16(図
1参照。)の押圧部も、押圧装置15の押圧部152と
構成取着手段等は同一のものである。従って、以下は押
圧装置15の押圧部152についてのみ述べる。図28
は、インデックステーブル4のレンズ載置部42の詳細
を示す平面図である。図29は、押圧装置15の押圧部
152の詳細を示す平面図である。図30は、押圧部1
52とレンズ載置部42のの詳細を示す平面図であり、
図31は、図30の側面図である。
【0052】先ず、レンズ載置部42の詳細について述
べる。図28に示すように、レンズ載置部42は、基台
40の突起部先上面に設置された支持部材428と、支
持部材428の先側に設置されたレンズ載置部材427
と、レンズ載置部材427の長手方向の両側に位置し基
台40に固定された一対のガイド部材421と、ガイド
部材421に螺合しレンズ載置部材427に回転自在に
取り付きレンズ載置部材427の位置を調整する一対の
位置決めねじ422とから主に構成されている。支持部
材428には、後述の突起151が挿入される位置決め
孔43が設けられている。また、支持部材428には、
後述の調整ねじ528が当接する部材429が埋め込ま
れている。部材429は、調整ねじ528との当接によ
り摩耗すると交換できるように脱着可能となっている。
レンズ載置部材427には、一対の長手方向に延びた長
孔431が設けられ、長孔431には固定ねじ430が
取り付けられている。長孔431と固定ねじ430と位
置決めねじ422とでレンズ載置部材427は矢印方向
に移動自在に固定することができる。レンズ載置部材4
27には、一対のレンズLが載置される一対のレンズ載
置穴44が設けられている。レンズ載置穴44に載置さ
れる一対のレンズは、レンズ載置部材427の上面から
僅かに突出するように設けられている。一対のレンズ載
置穴44の内側には、コ字状の切り欠けが設けられてい
る。尚、423は、位置決めねじ422を位置決め固定
する調整ねじである。
【0053】次に、押圧部152について述べる。図3
1に示されるように、押圧部152は、フレーム154
に取り付けられたプッシャ153の往復自在に移動する
移動部材527の下方に位置している。押圧部152
は、移動部材527に取り付けられた支持部材524
と、支持部材524の溝に取り付けられた一対の押圧部
材521(図30参照)と、ガイド部材525に螺合し
押圧部材521に回転自在に取り付けられている固定ね
じ526とから主に構成されている。支持部材524に
は、突起151が設けられ、突起151は上述のように
位置決め孔43に挿入されるようになっている。押圧部
材521の図31中右側には、調整ねじ528が螺合さ
れている。調整ねじ528の先端は、押圧部材521の
下面より僅かに突出するように設けられ、更に、その突
出量が調節できるようになっている。止めねじ529
は、調整ねじ528の位置決めをするネジである。図3
0に示されるように、一対の押圧部材521には、L字
状の流体噴出孔522が設けられている。L字状の一方
は、押圧部材521の下面に位置し、その位置はレンズ
Lが押圧される部分である。流体噴出孔522の他の一
方の孔には、管523が設けられ、管523は、図示し
ない空気噴出手段に連結されている。
【0054】次に、レンズ載置部42と押圧部152の
動作について説明する。一対のレンズLがレンズ載置穴
44に載置されるとプッシャ153が作動し押圧部15
2が下降する。下降する押圧部152の突起151が先
ず位置決め孔43に挿入され、更に押圧部152が下降
し、押圧部材521の下面の521a部分が、載置され
たレンズLの表面に当接すると共に調整ねじ528の先
端が止めねじ529に当接する。尚、部材429の上面
と支持部材428の上面は同一平面上にある。そして、
一対のLは、押圧部152によって押圧位置決めされ
る。プッシャ153により押圧荷重が1つの移動部材5
27に負荷されるが、一対のレンズLを押圧するのは、
一対の押圧部材521であるため押圧部材521がそれ
ぞれ独立してたわみ、それぞれのレンズLを押圧する。
そのため、一対のレンズLに押圧力の差が生じない。さ
れにその押圧力は、調整ねじ528により更に微調整設
定することが可能である。(尚、ここでは図示していな
いが、支持部材524に対して押圧部材521の取付角
度を調整可能に取り付けることも可能である。)押圧さ
れた一対のレンズLは、図15、図16で示したような
ゲートカット部処理が行われる。そして、管523に連
結された図示しない空気噴出手段により流体噴出孔52
2より空気が噴出されると共に、押圧部152が上昇
し、押圧が解放される。流体噴出孔522から、空気が
噴出するため、押圧部材521が上昇する時に、静電気
等により押圧部材521とLが吸着され、持ち上げられ
てしまう等によりレンズ載置穴44からLが外れてしま
うという問題は防止される。
【0055】次に、ゲートカットシステム1全体の動作
について述べる。図1に示すように、成形機Xにより成
形されたワークL0が、取出し機X1によってゲートカ
ットシステム1の受取り部101に載置される。受取り
部101に載置されたワークL0は、搬送排出装置10
2によってゲートカット機103まで搬送される。ワー
クL0は、ゲートカット機103のベース部304に載
置され、ベース部304と押圧把持部305により、4
対のレンズLが切り出される(図25参照。)。4対の
レンズLが切り出されたワークL0のランナーLr、ス
プルーLsは、搬送排出装置102により傾斜部材10
5(図21参照。)に排出される。
【0056】図21に示すように、切り出された4対の
レンズL中、インデックステーブル4側の1対のレンズ
Lが、先ず、第1搬送装置104によってインデックス
テーブル4の受取りステーション2Aまで搬送され、受
取りステーション2Aのレンズ載置穴44に載置され
る。ベース部304上のインデックステーブル4側の1
対のレンズLが、取り出されると共に、ベース部304
が90°回動し、次に、ベース部304上の隣の1対の
レンズLがインデックステーブル4側に至り、第1搬送
装置104によってインデックステーブル4の受取りス
テーション2Aまで搬送される。ベース部304の90
°の回動と第1搬送装置104により、切り出されたベ
ース部304上の4対のレンズLは順次、受取りステー
ション2Aに搬送される。
【0057】上記と同じ動作を繰り返し、次のワークL
0が、受取り部101に載置され、ゲートカット機10
3のベース部304に載置され、4対のレンズLが切り
出され、順次、受取りステーション2Aに搬送される。
順次、受取りステーション2Aに搬送された一対のレン
ズLは、インデックステーブル4の回動により、順次、
仕上げ切削ステーション2Bに搬送される。仕上げ切削
ステーション2Bに搬送された一対のレンズLは、図1
6に示したように仕上げ切削ステーション2Bで仕上げ
切削がされ、図17で示したようにしてバリ取りステ−
ジ2Cでバリ取りが行われる。バリ取りステ−ジ2Cで
バリ取りが行われた一対のレンズLは、図1に示すよう
に、取出しステーション2Dに搬送される。取出しステ
ーション2Dに搬送された一対のレンズLは、第2搬送
装置19により、製品ストッカー3の受取部31に搬送
され、載置される。
【0058】製品ストッカー3では、図3に示すよう
に、先ず、段積みされた空のパレットPが、コンベア1
1aのP0位置に供給される。P0位置に供給された段
積みされた空のパレットPは、コンベア11aによりP
1位置に搬送される。そのパレットPの最上位置の1枚
がハンドリングアーム8により持ち上げられる。ハンド
リングアーム8が第1パレット位置決め装置7及び第2
パレット位置決め装置12の位置を越える高さ位置まで
パレットは持ち上げられる。第1パレット位置決め装置
7のアーム71とアーム72と第2パレット位置決め装
置12のL字部材122が互いに進出する。そこへ、パ
レットPがハンドリングアーム8により降ろされ、載せ
られてパレットの位置決めが行われる。
【0059】第1パレット位置決め装置7、第2パレッ
ト位置決め装置12によって位置決めされたパレットP
上に、搬送機9の成形品吸着部92、93が受取部31
に載置された一対のレンズLを搬送し、載置する。位置
決めされたパレットP上に、所定数のレンズLの載置が
すべて終わると、再びそのパレットはハンドリングアー
ム8により把持される。そして、ハンドリングアーム8
に把持されたパレットは、搬送機9とハンドリングアー
ム8により、図2、図3に示す2点鎖線のパレットP2
の位置のコンベア11に載せられる。図2、図3に示し
た実線の段積みのパレットPが段ばらしされて、全てが
Pb位置に段積みされると、コンベア11が作動して、
P2位置のパレットは、P3位置に搬送に搬送される。
P3位置に搬送に搬送されたパレットPのレンズLは次
工程に搬送される。上述のように、ゲートカットシステ
ム1は、成形機Xで成形されたワークL0のゲートカッ
トから、ゲートカットされて切り出されたレンズLのゲ
ートカット部処理、さらに、ゲートカット部処理された
レンズLのパレットへのストックまでも自動的に行うこ
とができる。
【0060】
【発明の効果】上述のように、請求項1の発明により、
ゲートカット開始から、ゲートカット後、切断部材がゲ
−トカット部から離れるまで成形製品を確実に、しかも
自動的に保持することができる。成形機で成形されたラ
ンナーやスプルーが付着したままのワークから、自動的
にゲートカットして成形製品部を切り出すことができ
る。そのため、ゲートカット時、成形製品が保持部から
脱落したり、成形製品を損傷してしまうといった問題を
防止することができる。また、ゲートカット後、切断部
材がゲ−トカット部から離れる際、切断部が成形製品に
引っ掛かり、成形製品が保持部から脱落するといった問
題も防止することができる。そして、完全自動化が可能
となり、24時間無人運転も可能とし、生産性を著しく
向上させることができる。そして、製品単価のコストダ
ウンも可能とすることができる。
【0061】請求項2の発明により、切断部材に付加し
た簡単な構造とすることができ、ゲートカット開始か
ら、ゲートカット後、切断部材がゲ−トカット部から離
れるまで成形製品を確実に、しかも自動的に保持するこ
とができる。切断部材のゲートカット動作を利用して成
形製品の把持、開放をする構造であるため、成形製品の
把持、開放の制御部を設ける必要がない。
【0062】請求項3の発明により、ゲートカット後、
ランナー部が成形製品に引っ掛かり、成形製品が保持部
から脱落するといった問題が発生するが発生することを
防止することができる。。
【0063】請求項4の発明により、簡単な構造で、ゲ
ートカット後、ランナー部が成形製品に引っ掛かり、成
形製品が保持部から脱落するといった問題を防止するこ
とができる。
【0064】請求項5の発明により、保持された成形製
品を開放する際、成形製品が把持部材に吸着され不具合
を発生するといった問題を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のゲートカットシステム全
体を示す平面である。
【図2】図1の部分断面の正面図である。
【図3】製品ストッカー装置を示す平面図である。
【図4】図3の部分断面の正面図である。
【図5】ゲートカット部処理装置の部分断面の正面図で
ある。
【図6】仕上げ切削機を示す平面図である。
【図7】図6の正面図である。
【図8】バリ取り機を示す平面図である。
【図9】インデックステーブルと押圧装置を示す平面で
ある。
【図10】図9の側面図である。
【図11】図9の正面図である。
【図12】第2搬送装置を示す正面図である。
【図13】ハンドリングアーム部を示す部分断面側面図
である。
【図14】図13の正面図である。
【図15】仕上げ切削の詳細を示す平面図である。
【図16】バリ取りの詳細を示す平面図である。
【図17】パレットを示す平面図である。
【図18】図17の側面図である。
【図19】射出成形された状態のワークを示す平面図で
ある。
【図20】レンズを示す平面図である。
【図21】ゲートカット装置と第1搬送装置を示す平面
図である。
【図22】第1搬送装置の正面図である。
【図23】ゲートカット装置の側面図である。
【図24】ゲートカット装置のゲートカット機を示す側
面図である。
【図25】ゲートカット機のベース部と押圧切断部を示
す側面図である。
【図26】ゲートカット機のベース部を示す平面図であ
る。
【図27】ゲートカット機の押圧切断部を示す底面図で
ある。
【図28】レンズ設置部材の詳細を示す平面図である。
【図29】押圧装置の詳細を示す平面図である。
【図30】レンズ設置部材と押圧装置を示す正面図であ
る。
【図31】レンズ設置部材と押圧装置を示す側面図であ
る。
【符号の説明】
1 ゲートカットシステム 2 ゲートカット部処理装置 3 製品ストッカー装置 4 インデックステ−ブル 10 ゲートカット装置 15 押圧装置 16 押圧装置 19 第2搬送装置 101 受取り部(成形品受取り部) 102 搬送排出装置 103 ゲートカット機 104 第1搬送装置 341 基台 342 基台板(基台) 343 ランナー載置部材基部 345 ランナー載置部材 348 コイルスプリング(弾性部材) 351 押圧部材 352 流体噴出孔 357 コイルスプリング(弾性部材) 360 支持部材 361 切断刃(切断部材) L レンズ(成形製品) L0 ワーク(成形品) Lg ゲートカット部 Lgc ゲートカット処理部 Lg0 ゲート Lr ランナー Ls スプル− P パレット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 増尾 良資 滋賀県蒲生群竜王町弓削37 竜王村田株式 会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ランナーやスプルーが付着したままの成
    形品からゲートをカットして成形製品を切り出すゲート
    カットシステムであって、ゲートカットする切断部材の
    支持部材に、ゲートカット後、切断部材がゲ−トカット
    部から離れるまで成形製品を保持する保持手段を設けた
    ことを特徴とするゲートカットシステム。
  2. 【請求項2】 切断部材がゲ−トカット部から離れるま
    で成形製品を保持する保持手段が、成形製品が載置され
    る基台と、基台とで成形製品を押圧する押圧部材と、押
    圧部材と切断部材の支持部材間に設けた弾性部材である
    ことを特徴とする請求項1に記載のゲートカットシステ
    ム。
  3. 【請求項3】 保持された成形製品からランナーを切り
    離すようにランナーを付勢する付勢手段を設けたことを
    特徴とする請求項1または請求項2に記載のゲートカッ
    トシステム。
  4. 【請求項4】 ランナーを付勢する付勢手段が、ランナ
    ーを載置するランナー載置部材と、成形製品が載置され
    る基台とランナー載置部材間に設けた弾性部材であるこ
    とを特徴とする請求項3に記載のゲートカットシステム
  5. 【請求項5】 成形製品を押圧する押圧部材に押圧部に
    吸着された成形製品を切り離す流体噴出孔を設けたこと
    を特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載
    のゲートカットシステム。
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