JPH10128309A - 水浄化殺菌装置 - Google Patents

水浄化殺菌装置

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JPH10128309A
JPH10128309A JP9222857A JP22285797A JPH10128309A JP H10128309 A JPH10128309 A JP H10128309A JP 9222857 A JP9222857 A JP 9222857A JP 22285797 A JP22285797 A JP 22285797A JP H10128309 A JPH10128309 A JP H10128309A
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JP
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stage
sterilization
water purification
housing
activated carbon
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JP9222857A
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English (en)
Inventor
Gennadiij Alekseevic Matjusin
ゲンナージー アレクセエヴィッチ マチューシン
Zoja Kirillovna Kim
ゾーヤ キリローヴナ キム
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AMTECH INTERNATL Inc R
R Amtech International Inc
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AMTECH INTERNATL Inc R
R Amtech International Inc
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Publication date
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    • A61LMETHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
    • A61L2/00Methods or apparatus for disinfecting or sterilising materials or objects other than foodstuffs or contact lenses; Accessories therefor
    • A61L2/02Methods or apparatus for disinfecting or sterilising materials or objects other than foodstuffs or contact lenses; Accessories therefor using physical phenomena
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    • AHUMAN NECESSITIES
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の課題は、単純な構造の手段を用い
て、充分な量の水を浄化殺菌することができるようにし
た、水浄化殺菌装置を提供することにある。 【解決手段】 水浄化殺菌装置は管状ハウジング(1)
を有し、吸入端フィルタ段階(10)に、接続部(1
7)により接続された前部フランジ(22)と後部フラ
ンジ(18)を持つスプール型キャリヤ部材(20)を
備え、接続部(17)に前部フランジ(22)の正面へ
続き、後部フランジ(18)近傍で閉塞する同軸ダクト
(21)を形成する。接続部(17)の外面にはダクト
(21)へと通じる複数の貫流開口部(24)を形成
し、接続部(17)はフィルタ材(11)に囲まれ、ハ
ウジング(1)の壁面又は後部フランジ(18)におい
て接続部(17)に対応する位置に複数の貫流孔(2
3)を設けるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、後側吸入端部と前
側排出端部との間に、浄化又は殺菌のための幾つかの段
階を持つ管状ハウジングをそなえた、水浄化殺菌装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】米国特許US−A−4298475の請
求項1には、プリ・キャラクタライジングタイプの装置
が開示されている。このタイプにおいては、管状のプラ
スチック製ハウジングが多孔性素材の吸入端段階をそな
え、その先の段階には、ポリハライド・アニオン交換樹
脂層,多孔性ポリマーの中間フィルタ,多孔性ポリマー
の排出フィルタ及びマウスピースがそなえられている。
この構造により、汚水の微生物は充分に殺菌され、機械
的な不純物はある程度まで除去される。この既に知られ
ている装置を用いて、例えば初期腸内細菌汚染度が10
5 マイクローブ・セル/リットルで、機械的な汚染度が
60mg/リットルから100mg/リットルの川の水
が連続的に吸い上げられた場合、排出端から出る水の腸
内細菌汚染度は10マイクローブ・セル/リットルから
100マイクローブ・セル/リットル、機械中汚染度は
40mg/リットルから70mg/リットルとなる。
【0003】しかし、これらの値では不十分であると言
える。さらに、水のなかにもともと有機、無機の不純物
が多量に含まれている場合、少量の水しかハウジングを
通ることができなくなってしまう。したがって、このよ
うな装置を用いて吸い上げることのできる水量の平均
は、せいぜい10リットルから15リットルに過ぎず、
公知のタイプの装置では使用できない。
【0004】米国特許US−A−4995976には、
ポリカーボネートの管状ハウジングをそなえた装置が開
示されている。ここでは、吸入端段階が吸入フィルタに
よって形成されている。この吸入フィルタは、孔の大き
さが80μmの多孔性プラスチック素材でできており、
ハウジングの吸入端に設置されている。浄化段階は浄化
樹脂により形成され、細菌や有機物質及び有機体を消滅
させるために使用されるもので、吸入端段階に近接して
いる。次の段階には、吸収のための活性炭がそなえられ
ている。そして、最後に滅菌段階が設けられている。各
段階は、多孔性のスペーサ・ディスクによって分けられ
ている。また、吸入フィルタ或いはスペーサー・ディス
クよりも孔の大きな弾性フォームの各層が、活性炭層の
前後端部に設けられている。
【0005】この装置により、米国特許US−A−42
98475として知られている装置に比べ一段階進歩し
た水の浄化殺菌を行なうことができる。しかし、この装
置の使用により浄化できる水の総量はそれほど増えては
いない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、単純
な構造の手段を用いて、充分な量の水を浄化殺菌するこ
とのできるようにした、水浄化殺菌装置を提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような課題は、請求
項1に記載された特徴を有する装置によって解決するこ
とができる。すなわち、請求項1に記載された本発明の
水浄化殺菌装置は、後側吸入端部と前側排出端部との間
に浄化又は殺菌のための複数の段階を有する管状ハウジ
ングをそなえた水浄化殺菌装置において、吸入端フィル
タ段階に、後部フランジと前部フランジとを有するスプ
ール型キャリア部材がそなえられ、該各フランジの外径
が該ハウジングの内径に略一致するように形成されると
ともに、該ハウジングと同軸に配設された延長筒型接続
部により該後部フランジと該前部フランジとが互いに接
続され、該接続部に、該前部フランジの正面に通じ該後
部フランジに近接した位置で閉塞された同軸ダクトが形
成され、該接続部の外面に、該ダクトに通じる複数の貫
流開口部が形成され、該接続部がフィルタ材に囲まれる
とともに、該ハウジングの壁面又は後部フランジにおけ
る該接続部に対応する位置に複数の貫流孔が設けられて
いることを特徴としている。
【0008】また、請求項2から12までは、本発明の
装置の有利な形態に関するものである。
【0009】
【発明の実施形態】以下、図面を参照して、本発明の一
実施形態について詳細に説明すると、図1は水浄化殺菌
装置の縦断面図、図2は孔のあいた挿入部材を示す縦断
面図、図3は図1における装置の吸入端段階の縦断面を
拡大して示す図である。図1に示す水浄化殺菌装置は、
吸入端15と排出端16をそなえたポリマー製の筒型管
状ハウジング1をそなえており、ハウジング1には、幾
つかの浄化、殺菌、滅菌の段階が設けられている。
【0010】図3にさらに詳しく示すように、ハウジン
グ1の吸入端15にはフィルタ段階10がそなえられて
いる。このフィルタ段階10には、上部フランジ(また
は前部フランジ)22と下部フランジ(または後部フラ
ンジ)18とを有するスプール型キャリア部材20が設
けられ、これらの外径は、ハウジング1の内径にほぼ一
致するように形成されている。これらの2つのフランジ
18,22は、ハウジング1と同軸に配置された延長筒
型接続部17によって互いに接続されている。接続部1
7の内部には、同軸に伸びるダクト21が形成されてお
り、前部フランジ22の正面へと通じている。ダクト2
1は下部フランジの近傍の下端部で閉塞されている。ま
た、接続部17の側壁には、いくつかの(例示さている
のは4つ)縦溝(貫流開口部)24が、接続部17の周
囲において互いに等間隔に配置されている。これらの縦
溝24はダクト21に通じ、さらに接続部17の外面へ
と通じている。すなわち、接続部17の外面及びダクト
21は、縦溝24を介して互いに接続しており、水の流
れが可能になっている。
【0011】接続部17の周囲には、活性炭を含む繊維
によって形成されたフィルタ材11が配設されている。
また、水を吸入するために、ハウジング1の壁面又は下
部フランジ18の接続部に対応する位置には、いくつか
の貫流開口部23(貫流孔)が配置されており、この貫
流開口部23によって、充分な量の水が半径方向に広が
りながら確実にフィルタ段階10に流入するようになっ
ている。
【0012】下部フランジ18に貫流開口部はなく、密
閉状態でハウジング1に接しているため、水がハウジン
グ1の軸に沿って入るのを妨げている。ハウジング1の
円周には、貫流孔23が均等に配置されている。図示す
る例では、1つの縦溝24の反対側に3つの貫流開口部
がそれぞれ配置されている。なお、貫流孔の大きさ,数
及び配置については、充分な量の水が放射状となってフ
ィルタ段階10に流れ込んでいる限り変更することがで
きる。
【0013】図2はフィルタ段階10に近接する筒型ポ
ット(鍋)状挿入部材4eを拡大して示す図である。こ
の挿入部材4eは、均等に配置されたいくつかの貫流開
口部26を有する基部13をそなえている。挿入部材4
eのシリンダ壁5と基部13との間の空間には、活性炭
を含む繊維材6が詰められている。また、挿入部材4e
の外径は、ハウジング1の内径に一致している。挿入部
材4eはその基部13と共に、フィルタ段階10の前部
フランジ22の上部に配設されている。
【0014】殺菌段階2は、フィルタ段階10から離れ
る側において挿入部材4eに近接して配置されている。
また、この殺菌段階2には、この領域においてハウジン
グ1を満たすように、例えば殺菌イオン交換樹脂が設け
られている。殺菌段階2は、正面側の端において、その
先の挿入部材4dにより境界が設定されている。この挿
入部材4dは、挿入部材4eとまったく同様の構造で、
その基部は殺菌段階2から離れている。
【0015】その先の、挿入部材4dから離れた位置に
は、同様の構造を持つ挿入部材4cが、基部を挿入部材
4dの基部の方に向けて配置されている。挿入部材4c
は、ハウジング1の中で軸方向に移動可能に構成されて
おり、挿入部材4dは固定された状態、つまり移動でき
ないように配設されている。また、ハウジング1内の挿
入部材4c,4dの基部の間には、活性炭を含む屈曲し
た繊維素材又は屈曲ポリマーからなるらせん状圧縮スプ
リング9が配設されている。そして、挿入部材4cはス
プリング部材9により前方に付勢されている。
【0016】挿入部材4cの上方には活性炭を含んだ吸
収段階3があり、ハウジング1内は、吸収段階3の領域
ではこの活性炭によりに満たされている。吸収段階3
は、その前方において移動できない状態で配置された挿
入部材4bによって、正面側の端において境界が設定さ
れている。なお、挿入部材4bは挿入部材4cと同様に
構成されている。また、挿入部材4bの基部は、吸収段
階3から離れている。
【0017】挿入部材4bの上流には滅菌段階が設けら
れている。この滅菌段階には滅菌材でできた3つの層7
が設けられており、その間には活性炭を含む繊維素材の
中間層8が設けられている。その前方には、同様に挿入
部材4eに対応する挿入部材4aが滅菌段階7に近接し
て配置されている。また、この挿入部材4aの基部は、
滅菌段階から離れている。
【0018】マウスピース12は、同軸上を伸びる貫流
ダクト27を有し、ハウジング1の排出側端部16に挿
入され、挿入部材4aに近接している。また、フィルタ
段階10の高さは、ハウジング1の高さの約10%から
12%の間に設定されている。また、殺菌段階の高さと
吸収段階の高さの比率は5:4から2:1の間に設定さ
れている。殺菌段階に使用する素材としては、ポリハラ
イド・アニオン交換樹脂、或いはそれに類似した殺菌特
性を持つその他の樹脂が使用できる。このポリハライド
は、ヨード,臭素又はこれらの化合物でもよい。また、
活性炭を含む繊維素材でできた5つ以上の中間層を使用
してもよい。
【0019】本発明の装置では、水を吸い上げるため
に、吸入端15が汚水源に浸かった状態になる。マウス
ピース12では、部分的な真空状態が作られる。水はハ
ウジング1の壁面又はフランジ18の貫流孔23を通り
抜け、キャリア部材20とハウジング1の壁面との間に
ある空間へと流れ込む。そして、ほぼ放射状に活性炭を
含む繊維素材のフィルタ材11を流れ、縦溝24を通っ
て、接続部17のダクト21へと進む。そして、機械的
な不純物が、フィルタ材11によって水から取り除かれ
る。
【0020】この後、水は殺菌段階2を流れ、次に挿入
部材4d,4cを流れた後、活性炭でできた吸収段階3
へと進み、水中に溶けている物質が吸収される。ここ
で、汚れを取り除かれた水の味が改善される上に、水中
の残留ヨード等の量が減少する。圧縮スプリング9は、
挿入部材4cを付勢して吸収段階3に圧力を加える。挿
入部材4cは、充分な吸収がなくても水を流すことので
きる吸収段階3において、ダクト形成を妨げているので
ある。
【0021】吸収段階3の後、水は滅菌材の層7と、活
性炭を含む素材の中間層8を流れ、層8によって正常な
状態になる。その後、中間層8により、更に水中に溶け
ている物質の濾過と吸収が行なわれる。活性炭繊維素材
の中間層の数によって、純化の度合いは増す。最後に、
水はマウスピース12に入り、水を使用することができ
るようになる。
【0022】本発明の装置は、スループット容量,有毒
有機物及び機械的な不純物を浄化する能力,その殺菌効
果,装置中の水のスループット及び浄化された水の中の
殺菌材の量についてテスト済みである。なお、「スルー
プット容量」という表現は、装置中のスループットがイ
ニシャルのスループットの1/3になるまでに装置の中
で生じる容量の流れを意味している。また、殺菌効果
は、浄化された水中の腸内細菌の数によって決定され
る。ロシア連邦規格GOST2874−82によれば、
腸内細菌量が3マイクローブ・セル/リットルよりも多
い場合、飲料水として不適当である。機械的な不純物に
関する水の浄化度合は、浄化水の不純物と流入してくる
水の不純物の比率で表すことができる。また、装置を通
るフロー・スループットは、吸入端と排出端との圧力差
が0.2atmの時に、1分間に装置を通る水の量(m
l)で表すことができる。ポリヨード・アニオン交換樹
脂が殺菌材として使用される場合、浄化水の殺菌材の量
は浄化水の中のヨード量によって決定される。ヨードの
量が4mg/リットルよりも多い場合は、悪臭が生じる
ため飲み水には適さない。有毒の有機不純物に対する水
の浄化度は、水が装置を通る前と後との不純物の濃度比
をパーセントで示したものによって決定される。
【0023】本発明の装置について行なったテストで
は、ポンプにより0.2atmの部分的な真空状態がで
きた。装置によりどれだけ多くの容量フローが得られる
かを決定するために、装置を通して1日当たり川の水を
0.5リットル吸い上げた。川の水の初期汚染は、腸内
細菌が105 マイクローブ・セル/リットル、汚染度は
機械的な不純物が60mg/リットルであった。
【0024】なお、ハウジングの長さは200mm、内
部直径は10mm、フィルタ段階10の高さは25mm
又はハウジング1の長さの12.5%とした。ポリヨー
ド樹脂SIA−1(TU64−2−381−87)の殺
菌層2の高さと、レグニン活性炭を含む吸収層3の高さ
との比率は3:2とした。滅菌剤として、銀イオン量
8.5mg/リットルで粒子の大きさが0.5mmから
1.2mmの銀を含んだ陽イオン交換材を使用した。滅
菌段階の高さは10mm又はハウジングの長さの5%と
した。
【0025】この装置によって、25リットルのスルー
プット容量が得られた。浄化水の腸内細菌量は3マイク
ローブ・セル/リットルよりも少なかった。機械的な不
純物の浄化度は10%であった。装置を通った水のスル
ープットは125ml/分で、装置を離れる水のヨード
量は2.5mg/リットルとなった。このように、本発
明は、以下の点により特徴づけられた装置に関するもの
である。
【0026】(1)後側吸入端部15と前側排出端部1
6との間に浄化又は殺菌のための複数の段階を有する管
状ハウジング1をそなえた水浄化殺菌装置において、吸
入端フィルタ段階10に、後部フランジ18と前部フラ
ンジ22とを有するスプール型キャリア部材20がそな
えられ、該各フランジの外径が該ハウジング1の内径に
略一致するように形成されるとともに、該ハウジング1
と同軸に配設された延長筒型接続部17により該後部フ
ランジと該前部フランジとが互いに接続され、該接続部
17に、該前部フランジ22の正面に通じ該後部フラン
ジ18に近接した位置で閉塞された同軸ダクト21が形
成され、該接続部17の外面に、該ダクト21に通じる
複数の貫流開口部24が形成され、該接続部17がフィ
ルタ材11に囲まれるとともに、該ハウジング1の壁面
又は後部フランジ18において、接続部17に対応する
位置には複数の貫流孔23が設けられていることを特徴
とする、水浄化殺菌装置。
【0027】(2)該フィルタ材11が、活性炭を含ん
だ繊維により構成されるとともに、該接続部17の周囲
に巻き付けられていることを特徴とする、上記(1)に
記載の装置。 (3)該活性炭を含んだ繊維により構成された該フィル
タ材11が、0.4cm3 /gの多孔度を有しているこ
とを特徴とする、上記(2)に記載の装置。
【0028】(4)該吸入端段階10と該排出端部16
との間に、殺菌段階2と活性炭を含む吸収段階3とが設
けられ、各々の前端と後端には、外径が該ハウジング1
の内径とほぼ一致する、孔のあいた筒型の挿入部材4
b,4c,4d,4eがそなえられ、該殺菌段階2の前
後の挿入部材4d,4e及び該吸収段階3の前部挿入部
材4bは固定され、該吸収段階3の後部挿入部材4cは
軸方向に移動可能に構成されて、該殺菌段階2の前部挿
入部材4dと該吸収段階3の後部挿入部材4cとの間に
は、該吸収段階に向かって、吸収段階の後部挿入部材を
付勢するスプリング部材9がそなえられていることを特
徴とする、上記(1)〜(3)のいずれかに記載の装
置。
【0029】(5)該スプリング部材9が、屈曲ポリマ
ー或いは活性炭を含む屈曲した素材により構成されてい
ることを特徴とする、上記(4)に記載の装置。 (6)該殺菌段階2の前部挿入部材4dと該吸収段階3
の後部挿入部材4cとの間の空間が、該殺菌段階2の容
量の20%から100%であることを特徴とする、上記
(4)又は(5)に記載の装置。
【0030】(7)該殺菌段階2の容量と該吸収段階3
の容量との比率が5:4から2:1であることを特徴と
する、上記(4)〜(6)のいずれかに記載の装置。 (8)該吸収段階3の活性炭が、粒子の大きさが0.5
mmから1.5mmのリグニン活性炭により形成されて
いることを特徴とする、上記(4)〜(7)のいずれか
に記載の装置。
【0031】(9) 該吸収段階3の前部挿入部材4b
と該排出端16との間に、滅菌材から成る滅菌段階7が
配設され、該滅菌材が、活性炭を含む繊維の中間層8を
少なくとも1つそなえていることを特徴とする、上記
(4)〜(8)に記載の装置。 (10)該滅菌段階7と該排出端16との間に、外径が
該ハウジング1の内径と略一致する、孔のあいたシリン
ダ状挿入部材4aが配設されていることを特徴とする、
上記(9)に記載の装置。
【0032】(11) 該挿入部材4a,4b,4c,
4d,4eがポット型に形成されるとともに、隣接する
段階から離れた位置に多孔性の基部13を有し、該基部
13と該基部に対応する段階との間に活性炭を含む繊維
6が配置されていることを特徴とする、上記(4)〜
(10)のいずれかに記載の装置。 (12) 該排出端16にマウスピース12がそなえら
れていることを特徴とする、上記(1)〜(11)のい
ずれかに記載の装置。
【0033】
【発明の効果】本発明の装置によれば、水の初期汚染に
関係なく、細菌、ウィルス及びバクテリオファージの充
分な殺菌を確実に行なうことができる。加えて、吸入端
フィルタ段階が、フィルタ材に囲まれたスプール型キャ
リア部材でできているため、本発明の装置を使用して大
量の水を浄化することが可能である。また、このような
構造により、吸入端フィルタ段階では、機械的な不純物
を濾過するためのフィルタ面を広く取ることができる。
また、ハウジング壁面の貫流孔によって、確実に大量の
水を吸入端フィルタ段階に放射状に入れることができる
利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】水浄化殺菌装置の縦断面図である。
【図2】孔のあいた挿入部材の縦断面図である。
【図3】図1の装置の吸入端段階の縦断面を拡大した図
である。
【符号の説明】
1 管状ハウジング 2 殺菌段階 3 吸収段階 4b,4c,4d,4e 挿入部材 7 滅菌段階 8 中間層 9 スプリング部材 10 吸入端フィルタ段階 15 吸入側後端部 16 排出側前端部 17 延長筒型接続部 18 後部フランジ 20 スプール型キャリア部材 21 同軸ダクト 22 前部フランジ 23 貫流孔 24 貫流開口部(縦溝)

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 後側吸入端部と前側排出端部との間に浄
    化又は殺菌のための複数の段階を有する管状ハウジング
    をそなえた水浄化殺菌装置において、 吸入端フィルタ段階に、後部フランジと前部フランジと
    を有するスプール型キャリア部材がそなえられ、該各フ
    ランジの外径が該ハウジングの内径に略一致するように
    形成されるとともに、該ハウジングと同軸に配設された
    延長筒型接続部により該後部フランジと該前部フランジ
    とが互いに接続され、 該接続部に、該前部フランジの正面に通じ該後部フラン
    ジに近接した位置で閉塞された同軸ダクトが形成され、 該接続部の外面に、該ダクトに通じる複数の貫流開口部
    が形成され、 該接続部がフィルタ材に囲まれるとともに、 該ハウジングの壁面又は後部フランジにおける該接続部
    に対応する位置に複数の貫流孔が設けられていることを
    特徴とする、水浄化殺菌装置。
  2. 【請求項2】 該フィルタ材が、活性炭を含んだ繊維に
    より構成されるとともに、該接続部の周囲に巻き付けら
    れていることを特徴とする、請求項1記載の水浄化殺菌
    装置。
  3. 【請求項3】 該活性炭を含んだ繊維により構成された
    該フィルタ材が、0.4cm3 /gの多孔度を有するこ
    とを特徴とする、請求項2記載の水浄化殺菌装置。
  4. 【請求項4】 該吸入端段階と該排出端部との間に、殺
    菌段階と活性炭を含む吸収段階とが設けられ、各々の前
    端と後端には、外径が該ハウジングの内径とほぼ一致す
    る、孔のあいた筒型の挿入部材がそなえられ、該殺菌段
    階の前後の挿入部材及び該吸収段階の前部挿入部材が固
    定されるとともに、該吸収段階の後部挿入部材が軸方向
    に移動可能に構成され、該殺菌段階の前部挿入部材と該
    吸収段階の後部挿入部材との間には、該吸収段階に向か
    って、吸収段階の後部挿入部材を付勢するスプリング部
    材がそなえられていることを特徴とする、請求項1〜3
    のいずれかに記載の水浄化殺菌装置。
  5. 【請求項5】 該スプリング部材が、屈曲したポリマー
    或いは活性炭を含む屈曲した素材により構成されている
    ことを特徴とする、請求項4記載の水浄化殺菌装置。
  6. 【請求項6】 該殺菌段階の前部挿入部材と該吸収段階
    の後部挿入部材との間の空間が、該殺菌段階の容量の2
    0%から100%であることを特徴とする、請求項4又
    は5記載の水浄化殺菌装置。
  7. 【請求項7】 該殺菌段階の容量と該吸収段階の容量と
    の比率が5:4から2:1であることを特徴とする、請
    求項4〜6のいずれかに記載の水浄化殺菌装置。
  8. 【請求項8】 該吸収段階の活性炭が、粒子の大きさが
    0.5mmから1.5mmのリグニン活性炭により形成
    されていることを特徴とする、請求項4〜7のいずれか
    に記載の水浄化殺菌装置。
  9. 【請求項9】 該吸収段階の前部挿入部材と該排出端と
    の間に、滅菌材から成る滅菌段階が配設され、該滅菌材
    が、活性炭を含む繊維の中間層を少なくとも1つそなえ
    ていることを特徴とする、請求項4〜8に記載の水浄化
    殺菌装置。
  10. 【請求項10】 該滅菌段階と該排出端との間に、外径
    が該ハウジングの内径と略一致する、孔のあいたシリン
    ダ状挿入部材が配設されていることを特徴とする、請求
    項9記載の水浄化殺菌装置。
  11. 【請求項11】 該挿入部材がポット型に形成されると
    ともに、隣接する段階から離れた位置に多孔性の基部を
    有し、該基部と該基部に対応する段階との間に活性炭を
    含む繊維が配置されていることを特徴とする、請求項4
    〜10のいずれかに記載の水浄化殺菌装置。
  12. 【請求項12】 該排出端にマウスピースがそなえられ
    ていることを特徴とする、請求項1〜11のいずれかに
    記載の水浄化殺菌装置。
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