JPH10127972A - 電気洗濯機 - Google Patents
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- JPH10127972A JPH10127972A JP8289852A JP28985296A JPH10127972A JP H10127972 A JPH10127972 A JP H10127972A JP 8289852 A JP8289852 A JP 8289852A JP 28985296 A JP28985296 A JP 28985296A JP H10127972 A JPH10127972 A JP H10127972A
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- container
- shaft
- planetary gear
- rotating
- washing machine
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- D06—TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- D06F—LAUNDERING, DRYING, IRONING, PRESSING OR FOLDING TEXTILE ARTICLES
- D06F37/00—Details specific to washing machines covered by groups D06F21/00 - D06F25/00
- D06F37/30—Driving arrangements
- D06F37/40—Driving arrangements for driving the receptacle and an agitator or impeller, e.g. alternatively
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D06—TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- D06F—LAUNDERING, DRYING, IRONING, PRESSING OR FOLDING TEXTILE ARTICLES
- D06F13/00—Washing machines having receptacles, stationary for washing purposes, with agitators therein contacting the articles being washed
- D06F13/02—Washing machines having receptacles, stationary for washing purposes, with agitators therein contacting the articles being washed wherein the agitator has an oscillatory rotary motion only
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D06—TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- D06F—LAUNDERING, DRYING, IRONING, PRESSING OR FOLDING TEXTILE ARTICLES
- D06F23/00—Washing machines with receptacles, e.g. perforated, having a rotary movement, e.g. oscillatory movement, the receptacle serving both for washing and for centrifugally separating water from the laundry
- D06F23/04—Washing machines with receptacles, e.g. perforated, having a rotary movement, e.g. oscillatory movement, the receptacle serving both for washing and for centrifugally separating water from the laundry and rotating or oscillating about a vertical axis
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Main Body Construction Of Washing Machines And Laundry Dryers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】洗濯物の生地を傷めない容器状撹拌体を備えた
電気洗濯機を提供することにある。 【解決手段】回転外軸に洗濯槽を固着するとともに回転
内軸に略々半球状の容器状撹拌体を固着して設け、かつ
駆動モータからの回転力を受ける遊星歯車機構の出力部
を回転内軸に連結するとともに遊星歯車外周部を上記回
転外軸に連結し、そして、洗濯動作時には遊星歯車機構
へのブレーキを解除した状態で遊星歯車機構を駆動して
出力部の回転を回転内軸を介して容器状撹拌体に伝達す
るとともにこの容器状撹拌体の回転に伴う反作用により
遊星歯車外周部及び回転外軸を介して洗濯槽を容器状撹
拌体とは逆方向に回転させる構成とした電気洗濯機。
電気洗濯機を提供することにある。 【解決手段】回転外軸に洗濯槽を固着するとともに回転
内軸に略々半球状の容器状撹拌体を固着して設け、かつ
駆動モータからの回転力を受ける遊星歯車機構の出力部
を回転内軸に連結するとともに遊星歯車外周部を上記回
転外軸に連結し、そして、洗濯動作時には遊星歯車機構
へのブレーキを解除した状態で遊星歯車機構を駆動して
出力部の回転を回転内軸を介して容器状撹拌体に伝達す
るとともにこの容器状撹拌体の回転に伴う反作用により
遊星歯車外周部及び回転外軸を介して洗濯槽を容器状撹
拌体とは逆方向に回転させる構成とした電気洗濯機。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は電気洗濯機の改良に
関するものである。
関するものである。
【０００２】
【従来の技術】一般の電気洗濯機では、洗濯物の撹拌を
パルセータで行うが、このようなパルセータで洗濯物を
撹拌するものでは、洗濯物が少ないときにはパルセータ
が過剰に回転して洗濯物を傷めることがあり、又逆に洗
濯物が多いときにはパルセータが洗濯物に接する面積が
小さく、洗濯物を叩きながら回転するため、やはり洗濯
物を傷める問題があった。このような課題を解決するも
のとして、特開昭５９−２２８８９２号公報に示されて
いるような洗濯槽の中に容器状の撹拌体を備えた構造の
ものがある。
パルセータで行うが、このようなパルセータで洗濯物を
撹拌するものでは、洗濯物が少ないときにはパルセータ
が過剰に回転して洗濯物を傷めることがあり、又逆に洗
濯物が多いときにはパルセータが洗濯物に接する面積が
小さく、洗濯物を叩きながら回転するため、やはり洗濯
物を傷める問題があった。このような課題を解決するも
のとして、特開昭５９−２２８８９２号公報に示されて
いるような洗濯槽の中に容器状の撹拌体を備えた構造の
ものがある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
造のものにおいても、単に容器状の撹拌体の回転のみで
洗濯物を洗濯するものであるから、該撹拌体の回転を高
めておかなければ容器状撹拌体内の底部及び上部に位置
する全ての洗濯物を十分洗濯することができなくなると
の欠点があった。又、この従来の構成では洗浄時、すす
ぎ時及び脱水時の何れの場合にも容器状撹拌体の底部に
洗濯水が残る問題があった。又、上記従来の構成では、
容器状撹拌体と固定周壁部との間に洗濯物が詰まる惧れ
があり、この点の問題の解決も必要であった。
造のものにおいても、単に容器状の撹拌体の回転のみで
洗濯物を洗濯するものであるから、該撹拌体の回転を高
めておかなければ容器状撹拌体内の底部及び上部に位置
する全ての洗濯物を十分洗濯することができなくなると
の欠点があった。又、この従来の構成では洗浄時、すす
ぎ時及び脱水時の何れの場合にも容器状撹拌体の底部に
洗濯水が残る問題があった。又、上記従来の構成では、
容器状撹拌体と固定周壁部との間に洗濯物が詰まる惧れ
があり、この点の問題の解決も必要であった。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の電気
洗濯機の問題点を解決するためになされたものであり、
請求項１の発明の電気洗濯機は、洗濯機本体の水槽底部
に駆動モータの駆動力を受けて回転する回転内軸と該回
転内軸と複筒状軸体を形成する回転外軸を設け、該回転
外軸に洗濯槽を固着するとともに上記回転内軸に略々半
球状の容器状撹拌体を固着して設け、かつ上記駆動モー
タと複筒軸体との間に入力軸に上記駆動モータからの回
転力を受ける遊星歯車機構を配置して、該遊星配置機構
の出力部を上記回転内軸に連結するとともに遊星歯車外
周部を上記回転外軸に連結し、そして、洗濯動作時には
上記遊星歯車機構へのブレーキを解除した状態で該遊星
歯車機構を駆動して出力部の回転を上記回転内軸を介し
て容器状撹拌体に伝達するとともにこの容器状撹拌体の
回転に伴う反作用により上記遊星歯車外周部及び回転外
軸を介して上記洗濯槽を容器状撹拌体とは逆方向に回転
させる構成としたことを特徴としている。
洗濯機の問題点を解決するためになされたものであり、
請求項１の発明の電気洗濯機は、洗濯機本体の水槽底部
に駆動モータの駆動力を受けて回転する回転内軸と該回
転内軸と複筒状軸体を形成する回転外軸を設け、該回転
外軸に洗濯槽を固着するとともに上記回転内軸に略々半
球状の容器状撹拌体を固着して設け、かつ上記駆動モー
タと複筒軸体との間に入力軸に上記駆動モータからの回
転力を受ける遊星歯車機構を配置して、該遊星配置機構
の出力部を上記回転内軸に連結するとともに遊星歯車外
周部を上記回転外軸に連結し、そして、洗濯動作時には
上記遊星歯車機構へのブレーキを解除した状態で該遊星
歯車機構を駆動して出力部の回転を上記回転内軸を介し
て容器状撹拌体に伝達するとともにこの容器状撹拌体の
回転に伴う反作用により上記遊星歯車外周部及び回転外
軸を介して上記洗濯槽を容器状撹拌体とは逆方向に回転
させる構成としたことを特徴としている。
【０００５】この構成によれば、洗濯動作時には、洗濯
槽と容器状撹拌体は相互に逆方向に回転し、洗濯物は、
これら両者の逆方向の回転によりねじれ作用を受けなが
ら洗濯されることになる。その結果、洗濯物はねじれ作
用を受け洗濯されるものであるから、容器状撹拌体の回
転を従来のパルセータのような高速回転させなくとも十
分な洗濯効果を期待することができる。従って、洗濯物
が傷むというような従来の欠点は解消されることにな
る。
槽と容器状撹拌体は相互に逆方向に回転し、洗濯物は、
これら両者の逆方向の回転によりねじれ作用を受けなが
ら洗濯されることになる。その結果、洗濯物はねじれ作
用を受け洗濯されるものであるから、容器状撹拌体の回
転を従来のパルセータのような高速回転させなくとも十
分な洗濯効果を期待することができる。従って、洗濯物
が傷むというような従来の欠点は解消されることにな
る。
【０００６】又、請求項２の発明の電気洗濯機は、上記
請求項１に記載された電気洗濯機において、上記容器状
撹拌体の底面内部に１つ又は複数個の液通孔を穿設した
ことを特徴としている。この構成によれば、容器状撹拌
体内の水は残ることなく排水されることになる。その結
果、特に、脱水時には容器状撹拌体の水は全て排水さ
れ、脱水効果を高めることができる。
請求項１に記載された電気洗濯機において、上記容器状
撹拌体の底面内部に１つ又は複数個の液通孔を穿設した
ことを特徴としている。この構成によれば、容器状撹拌
体内の水は残ることなく排水されることになる。その結
果、特に、脱水時には容器状撹拌体の水は全て排水さ
れ、脱水効果を高めることができる。
【０００７】又、請求項３の発明の電気洗濯機は、上記
請求項１及び２に記載された電気洗濯機において、上記
容器状撹拌体の底面内部に１つ又は複数個の突状体を設
けたことを特徴としている。この構成によれば、容器状
撹拌体の回転に基づいて、突状体が洗濯物の撹拌力を高
めることになる。その結果、洗濯物は容器状撹拌体と洗
濯槽の逆方向の回転によるねじれ作用と突状体による撹
拌によって洗濯されることになり、更に十分なる洗濯効
果を期待することができる。
請求項１及び２に記載された電気洗濯機において、上記
容器状撹拌体の底面内部に１つ又は複数個の突状体を設
けたことを特徴としている。この構成によれば、容器状
撹拌体の回転に基づいて、突状体が洗濯物の撹拌力を高
めることになる。その結果、洗濯物は容器状撹拌体と洗
濯槽の逆方向の回転によるねじれ作用と突状体による撹
拌によって洗濯されることになり、更に十分なる洗濯効
果を期待することができる。
【０００８】又、請求項４の電気洗濯機は、上記請求項
１及び２の電気洗濯機において、上記容器状撹拌体の底
面内部に１つ又は複数個の螺旋状の突状体を設けたこと
を特徴としている。従って、この構成によれば、洗濯物
はこの螺旋状の突状体に沿って容器状撹拌体内を上昇す
るように移動し、撹拌されることになる。その結果、洗
濯物は容器状撹拌体の底部中央から周辺上部向かってス
ムーズに移動して、円滑に撹拌され、生地を傷めること
なく洗濯されることができる。従って、洗浄性能の向上
を図ることができる。
１及び２の電気洗濯機において、上記容器状撹拌体の底
面内部に１つ又は複数個の螺旋状の突状体を設けたこと
を特徴としている。従って、この構成によれば、洗濯物
はこの螺旋状の突状体に沿って容器状撹拌体内を上昇す
るように移動し、撹拌されることになる。その結果、洗
濯物は容器状撹拌体の底部中央から周辺上部向かってス
ムーズに移動して、円滑に撹拌され、生地を傷めること
なく洗濯されることができる。従って、洗浄性能の向上
を図ることができる。
【０００９】又、請求項５の発明の電気洗濯機は、上記
請求項１乃至４に記載された電気洗濯機において、上記
洗濯槽の内壁面に環状枠体からなる詰まり止めホッパー
を固着して設けるとともに該詰まり止めホッパーの下端
部を洗濯槽と上記容器状撹拌体の間の隙間を覆うように
該容器状撹拌体の上部内周面上に延在させたことを特徴
としている。この構成によれば、容器状撹拌体から上昇
してきた洗濯物は容器状撹拌体と洗濯槽との間に詰まる
ことなく、洗濯槽の壁面方向に上昇する。その結果、洗
濯物が容器状撹拌体と洗濯槽の間に詰まることがなく、
安全な電気洗濯機を提供することができる。
請求項１乃至４に記載された電気洗濯機において、上記
洗濯槽の内壁面に環状枠体からなる詰まり止めホッパー
を固着して設けるとともに該詰まり止めホッパーの下端
部を洗濯槽と上記容器状撹拌体の間の隙間を覆うように
該容器状撹拌体の上部内周面上に延在させたことを特徴
としている。この構成によれば、容器状撹拌体から上昇
してきた洗濯物は容器状撹拌体と洗濯槽との間に詰まる
ことなく、洗濯槽の壁面方向に上昇する。その結果、洗
濯物が容器状撹拌体と洗濯槽の間に詰まることがなく、
安全な電気洗濯機を提供することができる。
【００１０】又、請求項６の発明の電気洗濯機は、上記
請求項１乃至５に記載された電気洗濯機において、上記
容器状撹拌体の底面外部にに１つ又は複数個の圧水翼を
設けたことを特徴としている。従って、この構成によれ
ば、容器状撹拌体の回転に基づいて該容器状撹拌体と洗
濯槽との間の水を容器状撹拌体の外周壁面に沿って上昇
させる。その結果、容器状撹拌体との洗濯槽間の水を強
制的に上昇させることができるので、洗濯槽内に更に複
雑な水流を発生させることができ、洗濯物の洗濯効果を
高めることができる。しかも、この強制的な水流によっ
て容器状撹拌体と洗濯槽との隙間に詰まろうとする洗濯
物或いは糸屑等の詰りを防止することができる。
請求項１乃至５に記載された電気洗濯機において、上記
容器状撹拌体の底面外部にに１つ又は複数個の圧水翼を
設けたことを特徴としている。従って、この構成によれ
ば、容器状撹拌体の回転に基づいて該容器状撹拌体と洗
濯槽との間の水を容器状撹拌体の外周壁面に沿って上昇
させる。その結果、容器状撹拌体との洗濯槽間の水を強
制的に上昇させることができるので、洗濯槽内に更に複
雑な水流を発生させることができ、洗濯物の洗濯効果を
高めることができる。しかも、この強制的な水流によっ
て容器状撹拌体と洗濯槽との隙間に詰まろうとする洗濯
物或いは糸屑等の詰りを防止することができる。
【００１１】
［第１の実施の形態］図１は本発明の第１の実施の形態
にかゝる電気洗濯機の側面断面図であり、図において、
１は洗濯機本体、２は該電気洗濯機本体１内に懸垂装置
（図示せず）で懸垂支持された水槽、３はこの水槽２内
に回転自在に設けられた洗濯槽であり、その内部下部に
半球状またはサイクロイド等の曲面で形成された容器状
撹拌体４を配設し、またこの容器状撹拌体４に対応しな
い部分の内壁側面には上下に伸びる高さ数mmの長楕円の
突起３ａが円周方向に沿って等間隔に多数に設けられて
いる。
にかゝる電気洗濯機の側面断面図であり、図において、
１は洗濯機本体、２は該電気洗濯機本体１内に懸垂装置
（図示せず）で懸垂支持された水槽、３はこの水槽２内
に回転自在に設けられた洗濯槽であり、その内部下部に
半球状またはサイクロイド等の曲面で形成された容器状
撹拌体４を配設し、またこの容器状撹拌体４に対応しな
い部分の内壁側面には上下に伸びる高さ数mmの長楕円の
突起３ａが円周方向に沿って等間隔に多数に設けられて
いる。
【００１２】これらの突起は、特にこの形状に限定され
ず、回転する洗濯物と洗濯槽３の間に抵抗となる形状で
あるならば如何なる形状でもよい。上記容器状撹拌体４
は、その内壁面に円周方向に等間隔に配置された複数個
の突状体５を備えている。具体的には、突状体５は図２
に示すように容器状撹拌体４を展開した状態で水平線Ｌ
より一定の角度θを持たせた形状にしている。図３は、
その角度θの大きさによる洗浄度の違いを実験した結果
を示す図である。
ず、回転する洗濯物と洗濯槽３の間に抵抗となる形状で
あるならば如何なる形状でもよい。上記容器状撹拌体４
は、その内壁面に円周方向に等間隔に配置された複数個
の突状体５を備えている。具体的には、突状体５は図２
に示すように容器状撹拌体４を展開した状態で水平線Ｌ
より一定の角度θを持たせた形状にしている。図３は、
その角度θの大きさによる洗浄度の違いを実験した結果
を示す図である。
【００１３】以上のような水槽２、洗濯槽３及び容器状
撹拌体４の構成において、洗濯時には上記水槽２の底部
に固定して設けられた駆動モータ６の駆動力が小プーリ
ー７、ベルト８、大プーリー９、回転伝達軸１０、遊星
歯車機構１１及び回転内軸１２を介して上記容器状撹拌
体４に伝達される。このとき、遊星歯車機構１１の外周
部に設けたブレーキ１３を作動させず遊星歯車機構１１
をフリーにして、該遊星歯車機構１１に固着結合された
回転外軸１４とその先端に固着結合された上記洗濯槽３
をフリーにする。
撹拌体４の構成において、洗濯時には上記水槽２の底部
に固定して設けられた駆動モータ６の駆動力が小プーリ
ー７、ベルト８、大プーリー９、回転伝達軸１０、遊星
歯車機構１１及び回転内軸１２を介して上記容器状撹拌
体４に伝達される。このとき、遊星歯車機構１１の外周
部に設けたブレーキ１３を作動させず遊星歯車機構１１
をフリーにして、該遊星歯車機構１１に固着結合された
回転外軸１４とその先端に固着結合された上記洗濯槽３
をフリーにする。
【００１４】上記駆動モータ６は左右に回転をなすモー
タで構成していることから、上記洗濯時には駆動モータ
６の回転に応じて容器状撹拌体４は左右に回転する。こ
のとき、上記遊星歯車機構１１は、その構造上、容器状
撹拌体４の回転の反作用を受け、該容器状撹拌体４の回
転方向とは逆の方向に回転することになる。従って、こ
の遊星歯車機構１１に回転外軸１４を介して連結されて
いる上記洗濯槽３もその反作用を受けて、容器状撹拌体
４と逆方向に回転することになる。
タで構成していることから、上記洗濯時には駆動モータ
６の回転に応じて容器状撹拌体４は左右に回転する。こ
のとき、上記遊星歯車機構１１は、その構造上、容器状
撹拌体４の回転の反作用を受け、該容器状撹拌体４の回
転方向とは逆の方向に回転することになる。従って、こ
の遊星歯車機構１１に回転外軸１４を介して連結されて
いる上記洗濯槽３もその反作用を受けて、容器状撹拌体
４と逆方向に回転することになる。
【００１５】こゝで遊星歯車機構１１の例を説明する
と、図８はその構成を示しており、構造的には従来の洗
濯機においても使用されているものと同じであるが、本
発明では、洗濯動作時にブレーキ１３を解除して動作さ
せる点に特徴がある。
と、図８はその構成を示しており、構造的には従来の洗
濯機においても使用されているものと同じであるが、本
発明では、洗濯動作時にブレーキ１３を解除して動作さ
せる点に特徴がある。
【００１６】ブレーキ１３を解除し、遊星歯車外周部１
１ａをフリーにした状態で上記大プーリー９に結合され
入力軸でもある上記回転伝達軸１０を駆動モータ６で回
転させると、その回転は遊星歯車１１ｂで減速され出力
軸（回転内軸１２）に連結された容器状撹拌体４に従来
と同様の手法で入力回転方向と同方向の回転力を与え、
該容器状撹拌体４を回転させる。
１ａをフリーにした状態で上記大プーリー９に結合され
入力軸でもある上記回転伝達軸１０を駆動モータ６で回
転させると、その回転は遊星歯車１１ｂで減速され出力
軸（回転内軸１２）に連結された容器状撹拌体４に従来
と同様の手法で入力回転方向と同方向の回転力を与え、
該容器状撹拌体４を回転させる。
【００１７】しかし、このとき容器状回転４に何等かの
負荷（水、洗濯物の荷重）が掛かると、上記のように遊
星歯車外周部１１ａがフリーであるため、反作用で遊星
歯車外周部１１ａに回転トルクが伝達され、遊星歯車外
周部１１ａに連結されている回転外軸１４とその先の洗
濯槽３は入力回転方向、即ち容器状撹拌体４と逆方向に
回転する。
負荷（水、洗濯物の荷重）が掛かると、上記のように遊
星歯車外周部１１ａがフリーであるため、反作用で遊星
歯車外周部１１ａに回転トルクが伝達され、遊星歯車外
周部１１ａに連結されている回転外軸１４とその先の洗
濯槽３は入力回転方向、即ち容器状撹拌体４と逆方向に
回転する。
【００１８】又、ブレーキ１３が掛かると、遊星歯車外
周部１１ａが出力軸と固定され洗濯槽３と容器状撹拌体
４が同時に回転する。１５は上記容器状撹拌体４の底部
に穿設された液通孔であり、同底部に複数個設けられて
いる。又、１６は上記洗濯槽３の底部において液通孔１
５と対応する位置に設けられた液通孔である。１７は上
記洗濯槽３の底部と水槽２の底面間において、上記回転
外軸１４に嵌挿して設けられた洗濯液受け皿であり、上
記液通孔１５、１６を通って流れ出る洗濯液を受ける構
成となっている。
周部１１ａが出力軸と固定され洗濯槽３と容器状撹拌体
４が同時に回転する。１５は上記容器状撹拌体４の底部
に穿設された液通孔であり、同底部に複数個設けられて
いる。又、１６は上記洗濯槽３の底部において液通孔１
５と対応する位置に設けられた液通孔である。１７は上
記洗濯槽３の底部と水槽２の底面間において、上記回転
外軸１４に嵌挿して設けられた洗濯液受け皿であり、上
記液通孔１５、１６を通って流れ出る洗濯液を受ける構
成となっている。
【００１９】詳細には、図４に示す構造であり、底部中
央に上記回転外軸１４を嵌挿するための嵌挿口１８を有
し、上記水槽２の底面において水封止軸受２ａを逃げた
位置に配置された高さ調節装置１９で上下動され、洗濯
槽３との間に備えたパッキング（図示せず）を介して洗
濯槽３と接触したり、或いは隙間が空いたりするように
構成されている。
央に上記回転外軸１４を嵌挿するための嵌挿口１８を有
し、上記水槽２の底面において水封止軸受２ａを逃げた
位置に配置された高さ調節装置１９で上下動され、洗濯
槽３との間に備えたパッキング（図示せず）を介して洗
濯槽３と接触したり、或いは隙間が空いたりするように
構成されている。
【００２０】高さ調節装置１９は左右２個の金属べロー
ズ１９ａ及び１９ｂで構成され、これらの底部より導出
した加圧パイプ２０ａ及び２０ｂを介して加えられる空
気圧或いは水圧によって伸び縮みし、上述のように上記
洗濯液受け皿１７を上下動させる構造となっている。従
って、洗濯槽３からの洗濯液漏れ量は、金属べローズへ
の空気圧又は水圧の付加量並びにその消勢によって任意
に調節することができる。尚、下方向への移動は洗濯液
受け皿１７の自重によってなされる。
ズ１９ａ及び１９ｂで構成され、これらの底部より導出
した加圧パイプ２０ａ及び２０ｂを介して加えられる空
気圧或いは水圧によって伸び縮みし、上述のように上記
洗濯液受け皿１７を上下動させる構造となっている。従
って、洗濯槽３からの洗濯液漏れ量は、金属べローズへ
の空気圧又は水圧の付加量並びにその消勢によって任意
に調節することができる。尚、下方向への移動は洗濯液
受け皿１７の自重によってなされる。
【００２１】２１は上記水槽２の底部より導出された排
水パイプであり、その管路途中にＴ字型の分流管２２を
設けている。この分流管２２の一端は排水時に開放され
る排水電磁弁２３に接続され、又、他端は途中に加圧循
環ポンプ２４を備えた戻りパイプ２５に接続されてい
る。この戻りパイプ２５は上記水槽２の外周側壁に沿っ
て上方に伸び、その上端部を水槽２の上端で洗濯槽３方
向に折曲するとともに噴射ノズル２６を取り付けた先端
部を洗濯槽３の上面に臨ませ、上記加圧循環ポンプ２４
が駆動したとき、洗濯液を噴射ノズル２６より洗濯槽３
に噴出させる構造となっている。
水パイプであり、その管路途中にＴ字型の分流管２２を
設けている。この分流管２２の一端は排水時に開放され
る排水電磁弁２３に接続され、又、他端は途中に加圧循
環ポンプ２４を備えた戻りパイプ２５に接続されてい
る。この戻りパイプ２５は上記水槽２の外周側壁に沿っ
て上方に伸び、その上端部を水槽２の上端で洗濯槽３方
向に折曲するとともに噴射ノズル２６を取り付けた先端
部を洗濯槽３の上面に臨ませ、上記加圧循環ポンプ２４
が駆動したとき、洗濯液を噴射ノズル２６より洗濯槽３
に噴出させる構造となっている。
【００２２】《洗濯動作》本発明の第１の実施の形態の
電気洗濯機は上述のように構成されるものであり、その
洗濯動作は次のように実行される。洗濯物を洗濯槽３に
投入し、電源スイッチをＯＮするとともに洗濯スタート
ボタンをＯＮすると、先ず、上記電源スイッチのＯＮに
伴って、加圧空気ポンプ又は加圧給水ポンプ(図示せず)
が駆動して加圧パイプ２０ａ及び２０ｂより加圧空気又
は加圧水を金属べローズ１９ａ及び１９ｂに供給し、こ
れら金属べローズを伸長させて洗濯液受け皿１７をパッ
キングを介して洗濯槽３の底面に押し付け洗濯槽３の液
通孔１６を閉塞する。
電気洗濯機は上述のように構成されるものであり、その
洗濯動作は次のように実行される。洗濯物を洗濯槽３に
投入し、電源スイッチをＯＮするとともに洗濯スタート
ボタンをＯＮすると、先ず、上記電源スイッチのＯＮに
伴って、加圧空気ポンプ又は加圧給水ポンプ(図示せず)
が駆動して加圧パイプ２０ａ及び２０ｂより加圧空気又
は加圧水を金属べローズ１９ａ及び１９ｂに供給し、こ
れら金属べローズを伸長させて洗濯液受け皿１７をパッ
キングを介して洗濯槽３の底面に押し付け洗濯槽３の液
通孔１６を閉塞する。
【００２３】そして、この液通孔１６が閉塞されたタイ
ミングに応じて図示しない給水電磁弁がＯＮし、洗濯槽
３への給水が開始される。この給水に伴って、洗濯槽３
内の水位が所定のレベルに達すると、水位検知器（図示
せず）が動作して、上記加圧空気ポンプ又は加圧給水ポ
ンプの駆動を停止して金属べローズへの加圧を消勢し、
洗濯液受け皿１７をその自重によって下降させて液通孔
１６を開放する。
ミングに応じて図示しない給水電磁弁がＯＮし、洗濯槽
３への給水が開始される。この給水に伴って、洗濯槽３
内の水位が所定のレベルに達すると、水位検知器（図示
せず）が動作して、上記加圧空気ポンプ又は加圧給水ポ
ンプの駆動を停止して金属べローズへの加圧を消勢し、
洗濯液受け皿１７をその自重によって下降させて液通孔
１６を開放する。
【００２４】その結果、洗濯槽３内に供給された洗濯水
（洗剤が混入されている）が、液通孔１５、１６を通っ
て洗濯槽３より水槽２に流出する。そして、このタイミ
ングで排水電磁弁２３を閉じるとともに加圧循環ポンプ
２４を駆動すると、上記水槽２に流出した洗濯水は加圧
循環ポンプ２４の吸引力で排出パイプ２１を介して水槽
２より吸引され、そして戻りパイプ２５を経て噴射ノズ
ル２６より洗濯槽３内の洗濯物に向けて噴射される。
（洗剤が混入されている）が、液通孔１５、１６を通っ
て洗濯槽３より水槽２に流出する。そして、このタイミ
ングで排水電磁弁２３を閉じるとともに加圧循環ポンプ
２４を駆動すると、上記水槽２に流出した洗濯水は加圧
循環ポンプ２４の吸引力で排出パイプ２１を介して水槽
２より吸引され、そして戻りパイプ２５を経て噴射ノズ
ル２６より洗濯槽３内の洗濯物に向けて噴射される。
【００２５】又、この加圧循環ポンプ２４の駆動と同時
に駆動モータ６も駆動を開始し、その駆動力が小プーリ
ー７、ベルト８、大プーリー９、回転軸１０、遊星歯車
機構１１及び回転内軸１２を介して上記容器状撹拌体４
に伝達され、該撹拌体４を回転させる。そして、このと
き、遊星歯車機構１１の外側に設けたブレーキ１３を作
動させないことから、洗濯槽３は反作用により容器状撹
拌体４と逆方向に回転する。
に駆動モータ６も駆動を開始し、その駆動力が小プーリ
ー７、ベルト８、大プーリー９、回転軸１０、遊星歯車
機構１１及び回転内軸１２を介して上記容器状撹拌体４
に伝達され、該撹拌体４を回転させる。そして、このと
き、遊星歯車機構１１の外側に設けたブレーキ１３を作
動させないことから、洗濯槽３は反作用により容器状撹
拌体４と逆方向に回転する。
【００２６】このように運転することにより、容器状撹
拌体４の突状体５は洗濯物を容器状撹拌体４全体で捕ら
えることができるように作用するので、従来のパルセー
タを回転して洗濯を行う場合よりも洗濯物を捕らえてい
る面積が増加し、パルセータのような布たたきが無くな
って布傷みを抑制することができる。
拌体４の突状体５は洗濯物を容器状撹拌体４全体で捕ら
えることができるように作用するので、従来のパルセー
タを回転して洗濯を行う場合よりも洗濯物を捕らえてい
る面積が増加し、パルセータのような布たたきが無くな
って布傷みを抑制することができる。
【００２７】しかも、この洗濯動作時、容器状撹拌体４
の突状体５と、これとは逆方向に回転する洗濯槽３の突
起３ａ，・・・・・によって洗濯物はねじられるととも
に洗濯物同士の擦れを起こし、繊維に付着していた汚れ
を洗濯水内に弾き出すことになる。又、このとき容器状
撹拌体４は回転方向を反転するので、洗濯物の傷みを抑
えることができる。以上のような動作の結果、洗濯動作
が終了すると、駆動モータ６及び加圧循環ポンプ２４の
駆動が停止するとともに排水電磁弁２３が開成し、洗濯
槽３内の洗濯水が排水される。
の突状体５と、これとは逆方向に回転する洗濯槽３の突
起３ａ，・・・・・によって洗濯物はねじられるととも
に洗濯物同士の擦れを起こし、繊維に付着していた汚れ
を洗濯水内に弾き出すことになる。又、このとき容器状
撹拌体４は回転方向を反転するので、洗濯物の傷みを抑
えることができる。以上のような動作の結果、洗濯動作
が終了すると、駆動モータ６及び加圧循環ポンプ２４の
駆動が停止するとともに排水電磁弁２３が開成し、洗濯
槽３内の洗濯水が排水される。
【００２８】《すすぎ工程》すすぎ工程では、上記洗濯
工程の終了に基づく排水が完了すると、洗濯液受け皿１
７が洗濯槽３の底面から離脱するとともに排水電磁弁２
３が閉じた状態で給水電磁弁をＯＮし給水を行う。そし
て、水槽２内に所定量の水が給水されると、給水を持続
したまゝで上記排水電磁弁２３を開放するとともに駆動
モータ６の動作を再開して、再び容器状撹拌体４を左右
に回転させるとともに洗濯槽３をそれとは反対方向に回
転させ、すすぎ作用を実行する。又、これと同時に上記
加圧循環ポンプ２４も駆動して水を循環噴射して、すす
ぎ効果を更に高める。
工程の終了に基づく排水が完了すると、洗濯液受け皿１
７が洗濯槽３の底面から離脱するとともに排水電磁弁２
３が閉じた状態で給水電磁弁をＯＮし給水を行う。そし
て、水槽２内に所定量の水が給水されると、給水を持続
したまゝで上記排水電磁弁２３を開放するとともに駆動
モータ６の動作を再開して、再び容器状撹拌体４を左右
に回転させるとともに洗濯槽３をそれとは反対方向に回
転させ、すすぎ作用を実行する。又、これと同時に上記
加圧循環ポンプ２４も駆動して水を循環噴射して、すす
ぎ効果を更に高める。
【００２９】《脱水工程》脱水は排水電磁弁２３を開放
した状態で、又、ブレーキ１３を遊星歯車機構１１に掛
けた状態で、駆動モータ６を一定方向に回転させて行
う。このブレーキ１３の作動により、遊星歯車機構１１
と回転外軸１４が結合され、その結果、該軸１４に結合
された洗濯槽３が回転内軸１２に連結された容器状撹拌
体４と同一方向に高速回転し、洗濯槽３の側壁に設けた
脱水孔より洗濯物の水を振り出させて脱水作用を行う。
した状態で、又、ブレーキ１３を遊星歯車機構１１に掛
けた状態で、駆動モータ６を一定方向に回転させて行
う。このブレーキ１３の作動により、遊星歯車機構１１
と回転外軸１４が結合され、その結果、該軸１４に結合
された洗濯槽３が回転内軸１２に連結された容器状撹拌
体４と同一方向に高速回転し、洗濯槽３の側壁に設けた
脱水孔より洗濯物の水を振り出させて脱水作用を行う。
【００３０】［第２の実施の形態］この実施の形態によ
る電気洗濯機では、上記第１の上記の形態における洗濯
槽３の内壁面に、図５に示すように断面が略々逆台形の
詰まり止めホッパー２７を設けたことを特徴としてい
る。即ち、上記第１の実施の形態の構成では、洗濯槽３
と容器状撹拌体４との間に隙間が空いているため、洗濯
時にその隙間に洗濯物が詰まることが予測される。
る電気洗濯機では、上記第１の上記の形態における洗濯
槽３の内壁面に、図５に示すように断面が略々逆台形の
詰まり止めホッパー２７を設けたことを特徴としてい
る。即ち、上記第１の実施の形態の構成では、洗濯槽３
と容器状撹拌体４との間に隙間が空いているため、洗濯
時にその隙間に洗濯物が詰まることが予測される。
【００３１】そこで、この第２の実施の形態では、これ
を阻止するために容器状撹拌体４より少し上方の洗濯槽
３の内壁面に、断面が略々逆台形の環状枠体からなる詰
まり止めホッパー２７をその上部垂直部２７ａで固着す
るとともに下部傾斜部２７ｂを容器状撹拌体４の上端部
内面側に延在させている。
を阻止するために容器状撹拌体４より少し上方の洗濯槽
３の内壁面に、断面が略々逆台形の環状枠体からなる詰
まり止めホッパー２７をその上部垂直部２７ａで固着す
るとともに下部傾斜部２７ｂを容器状撹拌体４の上端部
内面側に延在させている。
【００３２】そして、この下部傾斜部２７ｂと容器状撹
拌体４の内面との面接触を避けるために容器状撹拌体４
の上端内面に当たり突起４ａを複数個設けている。従っ
て、この構成によれば、洗濯動作中に洗濯物が容器状撹
拌体４の内壁面を上昇し洗濯槽３方向に移動しても、ホ
ッパー２７がその移動を円滑に進め、洗濯物が両者の隙
間に入り込み詰まることを防止できる。
拌体４の内面との面接触を避けるために容器状撹拌体４
の上端内面に当たり突起４ａを複数個設けている。従っ
て、この構成によれば、洗濯動作中に洗濯物が容器状撹
拌体４の内壁面を上昇し洗濯槽３方向に移動しても、ホ
ッパー２７がその移動を円滑に進め、洗濯物が両者の隙
間に入り込み詰まることを防止できる。
【００３３】［第３の実施の形態］この実施の形態によ
る電気洗濯機では、上記第１の実施の形態における洗濯
槽３の内壁面に、図６及び図７に示すように容器状撹拌
体４の内部底面に単数もしくは複数個の螺旋状の突状体
５０を設けたことを特徴としている。このように突状体
を螺旋状に形成することにより、容器状撹拌体４の回転
により、該撹拌体４の中心部にある洗濯物は螺旋状突状
体５０の形状に沿って移動するので連続的に布の移動が
起こり、上記第１の実施の形態の突状体５に比較して、
よりスムーズな撹拌が可能となり、洗濯物の布傷みを低
減するとともに洗浄性能の向上を図ることが可能とな
る。
る電気洗濯機では、上記第１の実施の形態における洗濯
槽３の内壁面に、図６及び図７に示すように容器状撹拌
体４の内部底面に単数もしくは複数個の螺旋状の突状体
５０を設けたことを特徴としている。このように突状体
を螺旋状に形成することにより、容器状撹拌体４の回転
により、該撹拌体４の中心部にある洗濯物は螺旋状突状
体５０の形状に沿って移動するので連続的に布の移動が
起こり、上記第１の実施の形態の突状体５に比較して、
よりスムーズな撹拌が可能となり、洗濯物の布傷みを低
減するとともに洗浄性能の向上を図ることが可能とな
る。
【００３４】［第４の実施の形態］この実施の形態は、
上記各実施の形態に共通しているが、上記容器状撹拌体
４の底面中腹部に圧水翼２８を設けた点にある。この圧
水翼２８を設けることにより、洗濯槽３と容器状撹拌体
４との間に位置する水を容器状撹拌体４の回転に伴って
上方に押し上げて容器状撹拌体４とホッパー２７の隙間
から該容器状撹拌体４内に強制的に還流させ、両者の隙
間に洗濯物或いは糸屑等が詰まるのを防止することがで
きる。
上記各実施の形態に共通しているが、上記容器状撹拌体
４の底面中腹部に圧水翼２８を設けた点にある。この圧
水翼２８を設けることにより、洗濯槽３と容器状撹拌体
４との間に位置する水を容器状撹拌体４の回転に伴って
上方に押し上げて容器状撹拌体４とホッパー２７の隙間
から該容器状撹拌体４内に強制的に還流させ、両者の隙
間に洗濯物或いは糸屑等が詰まるのを防止することがで
きる。
【００３５】
【発明の効果】本発明は上述のように構成されるもので
あり、請求項１の発明の電気洗濯機は、洗濯機本体の水
槽底部に駆動モータの駆動力を受けて回転する回転内軸
と該回転内軸と複筒状軸体を形成する回転外軸を設け、
該回転外軸に洗濯槽を固着するとともに上記回転内軸に
略々半球状の容器状撹拌体を固着して設け、かつ上記駆
動モータと複筒軸体との間に入力軸に上記駆動モータか
らの回転力を受ける遊星歯車機構を配置して、該遊星配
置機構の出力部を上記回転内軸に連結するとともに遊星
歯車外周部を上記回転外軸に連結し、そして、洗濯動作
時には上記遊星歯車機構へのブレーキを解除した状態で
該遊星歯車機構を駆動して出力部の回転を上記回転内軸
を介して容器状撹拌体に伝達するとともにこの容器状撹
拌体の回転に伴う反作用により上記遊星歯車外周部及び
回転外軸を介して上記洗濯槽を容器状撹拌体とは逆方向
に回転させる構成とした構成である。
あり、請求項１の発明の電気洗濯機は、洗濯機本体の水
槽底部に駆動モータの駆動力を受けて回転する回転内軸
と該回転内軸と複筒状軸体を形成する回転外軸を設け、
該回転外軸に洗濯槽を固着するとともに上記回転内軸に
略々半球状の容器状撹拌体を固着して設け、かつ上記駆
動モータと複筒軸体との間に入力軸に上記駆動モータか
らの回転力を受ける遊星歯車機構を配置して、該遊星配
置機構の出力部を上記回転内軸に連結するとともに遊星
歯車外周部を上記回転外軸に連結し、そして、洗濯動作
時には上記遊星歯車機構へのブレーキを解除した状態で
該遊星歯車機構を駆動して出力部の回転を上記回転内軸
を介して容器状撹拌体に伝達するとともにこの容器状撹
拌体の回転に伴う反作用により上記遊星歯車外周部及び
回転外軸を介して上記洗濯槽を容器状撹拌体とは逆方向
に回転させる構成とした構成である。
【００３６】この発明によれば、洗濯動作時には、洗濯
槽と容器状撹拌体は相互に逆方向に回転し、洗濯物は、
これら両者の逆方向の回転によりねじれ作用を受けなが
ら洗濯されることになるから容器状撹拌体の回転を従来
のパルセータのような高速回転させなくとも十分な洗濯
効果を期待することができる。従って、洗濯物が傷むと
いうような従来の欠点は解消されることになる。
槽と容器状撹拌体は相互に逆方向に回転し、洗濯物は、
これら両者の逆方向の回転によりねじれ作用を受けなが
ら洗濯されることになるから容器状撹拌体の回転を従来
のパルセータのような高速回転させなくとも十分な洗濯
効果を期待することができる。従って、洗濯物が傷むと
いうような従来の欠点は解消されることになる。
【００３７】又、請求項２の発明の電気洗濯機は、上記
請求項１に記載された電気洗濯機において、上記容器状
撹拌体の底面内部に１つ又は複数個の液通孔を穿設した
構成である。この発明によれば、容器状撹拌体内の水は
残ることなく排水されることになり、特に、脱水時には
容器状撹拌体の水は全て排水され、脱水効果を高めるこ
とができる。
請求項１に記載された電気洗濯機において、上記容器状
撹拌体の底面内部に１つ又は複数個の液通孔を穿設した
構成である。この発明によれば、容器状撹拌体内の水は
残ることなく排水されることになり、特に、脱水時には
容器状撹拌体の水は全て排水され、脱水効果を高めるこ
とができる。
【００３８】又、請求項３の発明の電気洗濯機は、上記
請求項１及び２に記載された電気洗濯機において、上記
容器状撹拌体の底面内部に１つ又は複数個の突状体を設
けた構成である。この発明によれば、容器状撹拌体の回
転に基づいて、突状体が洗濯物の撹拌力を高めることに
なる。その結果、洗濯物は容器状撹拌体と洗濯槽の逆方
向の回転によるねじれ作用と突状体による撹拌によって
洗濯されることになり、更に十分なる洗濯効果を期待す
ることができる。
請求項１及び２に記載された電気洗濯機において、上記
容器状撹拌体の底面内部に１つ又は複数個の突状体を設
けた構成である。この発明によれば、容器状撹拌体の回
転に基づいて、突状体が洗濯物の撹拌力を高めることに
なる。その結果、洗濯物は容器状撹拌体と洗濯槽の逆方
向の回転によるねじれ作用と突状体による撹拌によって
洗濯されることになり、更に十分なる洗濯効果を期待す
ることができる。
【００３９】又、請求項４の電気洗濯機は、上記請求項
１及び２の電気洗濯機において、上記容器状撹拌体の底
面内部に１つ又は複数個の螺旋状の突状体を設けた構成
である。従って、この発明によれば、洗濯物はこの螺旋
状の突状体に沿って容器状撹拌体内を上昇するように移
動し、撹拌されることになる。その結果、洗濯物は容器
状撹拌体の底部中央から周辺上部向かってスムーズに移
動して、円滑に撹拌され、生地を傷めることなく洗濯さ
れることができる。従って、洗浄性能の向上を図ること
ができる。
１及び２の電気洗濯機において、上記容器状撹拌体の底
面内部に１つ又は複数個の螺旋状の突状体を設けた構成
である。従って、この発明によれば、洗濯物はこの螺旋
状の突状体に沿って容器状撹拌体内を上昇するように移
動し、撹拌されることになる。その結果、洗濯物は容器
状撹拌体の底部中央から周辺上部向かってスムーズに移
動して、円滑に撹拌され、生地を傷めることなく洗濯さ
れることができる。従って、洗浄性能の向上を図ること
ができる。
【００４０】又、請求項５の発明の電気洗濯機は、上記
請求項１乃至４に記載された電気洗濯機において、上記
洗濯槽の内壁面に環状枠体からなる詰まり止めホッパー
を固着して設けるとともに該詰まり止めホッパーの下端
部を洗濯槽と上記容器状撹拌体の間の隙間を覆うように
該容器状撹拌体の上部内周面上に延在させた構成であ
る。この発明によれば、容器状撹拌体から上昇してきた
洗濯物は容器状撹拌体と洗濯槽との間に詰まることな
く、洗濯槽の壁面方向に上昇する。その結果、洗濯物が
容器状撹拌体と洗濯槽の間に詰まることがなく、安全な
電気洗濯機を提供することができる。
請求項１乃至４に記載された電気洗濯機において、上記
洗濯槽の内壁面に環状枠体からなる詰まり止めホッパー
を固着して設けるとともに該詰まり止めホッパーの下端
部を洗濯槽と上記容器状撹拌体の間の隙間を覆うように
該容器状撹拌体の上部内周面上に延在させた構成であ
る。この発明によれば、容器状撹拌体から上昇してきた
洗濯物は容器状撹拌体と洗濯槽との間に詰まることな
く、洗濯槽の壁面方向に上昇する。その結果、洗濯物が
容器状撹拌体と洗濯槽の間に詰まることがなく、安全な
電気洗濯機を提供することができる。
【００４１】又、請求項６の発明の電気洗濯機は、上記
請求項１乃至５に記載された電気洗濯機において、上記
容器状撹拌体の底面外部にに１つ又は複数個の圧水翼を
設けた構成である。従って、この発明によれば、容器状
撹拌体の回転に基づいて該容器状撹拌体と洗濯槽との間
の水を容器状撹拌体の外周壁面に沿って上昇させること
ができるので、洗濯槽内に更に複雑な水流を発生させる
ことができ、洗濯物の洗濯効果を高めることができる。
しかも、この強制的な水流によって容器状撹拌体と洗濯
槽との隙間に洗濯物或いは糸屑等が詰るのを防止するこ
とができる。
請求項１乃至５に記載された電気洗濯機において、上記
容器状撹拌体の底面外部にに１つ又は複数個の圧水翼を
設けた構成である。従って、この発明によれば、容器状
撹拌体の回転に基づいて該容器状撹拌体と洗濯槽との間
の水を容器状撹拌体の外周壁面に沿って上昇させること
ができるので、洗濯槽内に更に複雑な水流を発生させる
ことができ、洗濯物の洗濯効果を高めることができる。
しかも、この強制的な水流によって容器状撹拌体と洗濯
槽との隙間に洗濯物或いは糸屑等が詰るのを防止するこ
とができる。
【図１】本発明の第１実施形態の電気洗濯機の構成概略
正面図である。
正面図である。
【図２】第１の実施形態における容器状撹拌体の要部拡
大図である。
大図である。
【図３】第１の実施形態における容器状撹拌体に設けら
れる突状体の取り付け角度と洗浄度の関係を示す図であ
る。
れる突状体の取り付け角度と洗浄度の関係を示す図であ
る。
【図４】液受け皿を拡大して示す概略図である。
【図５】本発明の第２実施形態の電気洗濯機の構成概略
正面図である。
正面図である。
【図６】本発明の第３実施形態の電気洗濯機の構成概略
正面図である。
正面図である。
【図７】第３の実施形態における容器状撹拌体の突状体
を示している拡大図である。
を示している拡大図である。
【図８】遊星歯車機構を示す図である。
１ 洗濯機本体 ２ 水槽 ３ 洗濯槽 ４ 容器状撹拌体 ５ 突状体 ６ 駆動モータ １１ 遊星歯車機構 １２ 回転内軸 １３ ブレーキ １４ 回転外軸 １５ 液通孔
Claims (6)
- 【請求項１】洗濯機本体の水槽底部に駆動モータの駆動
力を受けて回転する回転内軸と該回転内軸と複筒状軸体
を形成する回転外軸を設け、該回転外軸に洗濯槽を固着
するとともに上記回転内軸に略々半球状の容器状撹拌体
を固着して設け、かつ上記駆動モータと複筒軸体との間
に入力軸に上記駆動モータからの回転力を受ける遊星歯
車機構を配置して、該遊星配置機構の出力部を上記回転
内軸に連結するとともに遊星歯車外周部を上記回転外軸
に連結し、そして、洗濯動作時には上記遊星歯車機構へ
のブレーキを解除した状態で該遊星歯車機構を駆動して
出力部の回転を上記回転内軸を介して容器状撹拌体に伝
達するとともにこの容器状撹拌体の回転に伴う反作用に
より上記遊星歯車外周部及び回転外軸を介して上記洗濯
槽を容器状撹拌体とは逆方向に回転させる構成としたこ
とを特徴とする電気洗濯機。 - 【請求項２】上記容器状撹拌体の底面内部に１つ又は複
数個の液通孔を穿設したことを特徴とする請求項１に記
載された電気洗濯機。 - 【請求項３】上記容器状撹拌体の底面内部に１つ又は複
数個の突状体を設けたことを特徴とする請求項１及び２
に記載された電気洗濯機。 - 【請求項４】上記容器状撹拌体の底面内部に１つ又は複
数個の螺旋状の突状体を設けたことを特徴とする請求項
１及び２に記載された電気洗濯機。 - 【請求項５】上記洗濯槽の内壁面に環状枠体からなる詰
まり止めホッパーを固着して設けるとともに該詰まり止
めホッパーの下端部を洗濯槽と上記容器状撹拌体の間の
隙間を覆うように該容器状撹拌体の上部内周面上に延在
させたことを特徴とする請求項１乃至４に記載された電
気洗濯機。 - 【請求項６】上記容器状撹拌体の底面外部にに１つ又は
複数個の圧水翼を設けたことを特徴とする請求項１乃至
５に記載された電気洗濯機。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8289852A JPH10127972A (ja) | 1996-10-31 | 1996-10-31 | 電気洗濯機 |
| US08/961,429 US5950459A (en) | 1996-10-31 | 1997-10-30 | Electric washing machine including washing tank and agitator which rotate in opposite directions |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8289852A JPH10127972A (ja) | 1996-10-31 | 1996-10-31 | 電気洗濯機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10127972A true JPH10127972A (ja) | 1998-05-19 |
Family
ID=17748607
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8289852A Pending JPH10127972A (ja) | 1996-10-31 | 1996-10-31 | 電気洗濯機 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5950459A (ja) |
| JP (1) | JPH10127972A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20010028999A (ko) * | 1999-09-28 | 2001-04-06 | 구자홍 | 모터직접구동형 세탁기의 교반기 |
| JP2006026409A (ja) * | 2004-07-16 | 2006-02-02 | Lg Electronics Inc | 洗濯機及びその制御方法 |
| US7475445B2 (en) * | 2001-10-18 | 2009-01-13 | Haier Group Corporation | Counter-rotation wash method and transmission machine |
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|---|---|---|---|---|
| US7197783B2 (en) * | 2000-05-19 | 2007-04-03 | Dyson Technology Limited | Appliance having a driving mechanism |
| KR100763367B1 (ko) * | 2000-11-15 | 2007-10-04 | 엘지전자 주식회사 | 드럼세탁기 |
| KR100734349B1 (ko) * | 2000-11-17 | 2007-07-03 | 엘지전자 주식회사 | 회전가능한 배플을 갖는 드럼세탁기 |
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| CN104372561B (zh) * | 2013-08-15 | 2018-08-07 | 青岛海尔洗衣机有限公司 | 一种变频手搓式电机减速离合装置及洗衣机 |
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