JPH10127809A - 区画帯域の泡消火用ロボット - Google Patents
区画帯域の泡消火用ロボットInfo
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Abstract
対の耐火繊維シートによって区画し、この耐火繊維シー
トと耐火繊維シートとの間に泡の噴射装置より吐出され
て保持される大量の泡によつて空気を遮断し、効率よく
消火活動が行える区画帯域の泡消火用ロボットを提供す
る。 【解決手段】少なくとも泡の噴射装置を備えたロボット
本体1Aにおいて、火源Fの前後を区画するための一対
の耐火繊維シート11を展開可能な状態で折り畳み、上
記火災用ロボット本体1Aに収納し、移動経路2の長手
方向に交わる方向にロボット本体1Aよりワイヤ又はロ
ッド状の線状支持体13を繰出し、この線状支持体13
に沿って一対の耐火繊維シート11をカーテン状に展開
可能に備える。
Description
内の車両等の火災に対して有効にはたらく軌道走行可能
な区画帯域の泡消火用ロボットに関する。
活動を行うために、たとえば移動経路に沿って走行可能
であって水又は泡の噴射ノズルを有する消火用ヘッドを
備えた火災用ロボットは公知である。車両火災などでは
大量の熱量が発生するため消火するためには莫大な水を
必要とする。このためトンネル側壁に一定間隔ごとに給
水ジョイントを設け、これらの給水ジョイントから消火
に必要な水の供給を受け消火活動を行うものが多い。
ンネルでは多数の給水ジョイントと長いホース設備を必
要とし、設備費などのコストが高くなる。またホースの
結合操作を必要とするので初期消火に立ち遅れ消火が困
難となるなどの問題点があった。
で、火源の前後をロボット本体より展開される一対の耐
火繊維シートによって区画し、この耐火繊維シートと耐
火繊維シートとの間に泡の噴射装置より吐出されて保持
される大量の泡によつて空気を遮断し、効率よく消火活
動が行える区画帯域の泡消火用ロボットを提供すること
を目的とする。
するためになされたもので、本発明の要旨は、少なくと
も泡の噴射装置を備えたロボット本体において、火源の
前後を区画するための一対の耐火繊維シートを展開可能
な状態で折り畳み、上記火災用ロボット本体に収納して
なることを特徴とする区画帯域の泡消火用ロボットにあ
る。また、トンネル内の一側壁に沿う前後方向の移動経
路に沿って走行可能な少なくとも泡の噴射装置を備えた
ロボット本体において、火源の前後を区画するための一
対の耐火繊維シートを展開可能な状態で折り畳み、上記
火災用ロボット本体に収納してなることを特徴とする区
画帯域の泡消火用ロボットにある。
ロボット本体よりワイヤ又はロッド状の線状支持体を繰
出し可能に備え、この線状支持体に沿って一対の耐火繊
維シートをカーテン状に展開可能に備えてなることを特
徴とする請求項1記載の泡消火用ロボットにある。
棒を配設し、これにロボット本体より投射されるワイヤ
先端に設けた係止具を係止可能としてなることを特徴と
する請求項2記載の区画帯域の泡消火用ロボットにあ
る。
部分二酸化ケイ素、ガラス繊維、炭素繊維、石綿等の無
機質繊維からなる織布、不織布、編物または網によって
構成されるシート状物で、柔軟性があり、折畳み可能
で、連続耐火温度が1000℃以上あるのが好ましい。
帯域の泡消火用ロボットの要部の概略を示す斜視図、図
2は図1の耐火繊維シートを展開したときの斜視図、図
3は図1の区画帯域の泡消火用ロボットの要部の概略を
示す断面図である。図において、1は泡消火用ロボット
で前後方向の移動経路2に沿って転動輪3を介して走行
可能である。1Aはロボット本体で内部には制御機器4
が搭載され、地上等にある図示しない制御盤よりの指示
により、駆動モータが始動、停止し、火災現場に到達す
ることができる。5は給水タンク、6は原液タンク、7
はポンプ、8は給水管、9は原液吸引管、10は発泡金
網を内部に備え空気の吸入口を有する噴射ノズルであ
る。従って、ポンプ7の作動によって給水管8より送液
され、管内に負圧が生じて原液が原液吸引管9より流入
し、発泡金網により原液の発泡が促進されるので、大量
の泡を噴射ノズル10より吐出させることができる。
ーテンフック11Aを上部に備えていて、柔軟性があ
り、ジグザグ状に折畳み可能で、ロボット本体1Aの前
側、後側および下側の一対のL型カバー体1B,1Bの
内側に設けた収納室12に折り畳み状態で収納されてい
る。13は多段式アンテナロッド状の線状支持体で制御
機器4により伸縮自在に操作される。この線状支持体1
3はカーテンフック11Aと連動し、線状支持体13の
伸長により一対の網状の耐火繊維シート11をカーテン
状に展開することができる。尚、具体的には、上記線状
支持体13を伸縮自在に操作するには、図5に示すよう
に、当該線状支持体13を多段式の伸縮竿で、各竿の前
後には上下一対の滑車20が設けられ、各滑車20にジ
グザグ状にワイヤ21を掛けるとともに、他のワイヤ2
2を線状支持体13の先端部に内部から固定するように
構成する。このような構成において、ワイヤ21の一端
を引っ張れば、隣接する竿の間に介在するワイヤ21の
長さを短縮することになるため当該線状支持体13を伸
ばすことができ、また、他のワイヤ22の一端を引っ張
れば、線状支持体13を縮めることができる。また、図
示しなかったが、カーテンフック11Aは、各竿の前後
に固定して設けられているように構成すれば線状支持体
13が伸縮する際に連動する。
火災現場に到達したロボット本体1Aは火源に最も近い
位置にて停止する。直ちに制御盤よりの指示を受けて制
御機器4により、L型カバー体1B,1Bを図2のよう
にオープン状態とし、線状支持体13を繰り出す。同時
にカーテンフック11Aが移動するので一対の網状の耐
火繊維シート11はカーテン状態に展開し、火源Fの前
後を区画する。
送水され、原液が原液吸引管9より流入し、図4に示す
ように噴射ノズル10より大量の泡を流出し、火源Fの
上部を覆う。泡は耐火繊維シート11と耐火繊維シート
11とで区画された帯域に充満することにより、酸欠状
態となるため、瞬時に鎮火する。
の線状支持体の繰出しによって、カーテンレールを形成
しているが、耐火繊維シート11を支えるためには線状
支持体13の太さを相当太くしなければならないのでカ
ーテンフック11の走行に支障を生ずることがある。そ
こで図4に示す他の実施例では線状支持体13としてワ
イヤ13Aを使用しカーテンフック11の走行を容易な
らしめる。このワイヤ13Aに線状支持体13としての
機能を保持させるために、トンネル内の他側壁に沿って
係止棒14を配設し、これに係止可能な係止具15をワ
イヤ13Aの先端に設けてある。また図示しないがワイ
ヤのリールおよび係止具15の投射装置が設けられてい
る。更に、係止具15に滑車(図示しない)を設けると
ともに、当該滑車にワイヤ13Bを掛け、ワイヤ13B
の両端部を収納室12に固定する。また、このワイヤ1
3Bにカーテンフック11が等間隔に固定され、収納室
12にカーテンフック11と耐火繊維シート11が収納
されている。尚、その他の点は、前実施例と同様であ
り、同一部分については同一符号を付して説明を省略す
る。
5を係止棒14の上方に向けて投射するとワイヤ13A
が巻き戻されながら伸長し、係止具15が係止棒14に
引っ掛かりワイヤ13Aは落下することなく張架され
る。このとき、当該ワイヤ13Bもワイヤ13Aに沿っ
て張架される。次にワイヤ13Bの一端をロボット本体
1A側から引っ張り、カーテンフック11をワイヤ13
Aに沿って展開させることにより図4に示すように耐火
繊維シート11は、カーテン状に展開し、火源Fの前後
を区画し、泡の滞留帯域を形成することができる。
は編物を使用することもできる。耐火繊維網を用いた場
合は軽量で取り扱いが容易となる。この場合、網目があ
っても網目の適当な選択によって泡は保持され泡の滞留
帯域を形成することができる。尚、上記実施例には、ト
ンネル内の一側壁に沿う前後方向の移動経路に沿ってロ
ボット本体が走行するとしたが、当該ロボットは無軌道
式のものであってもよい。
は、トンネル内の一側壁に沿う前後方向の移動経路に沿
って走行可能な少なくとも泡の噴射装置を備えたロボッ
ト本体において、火源の前後を区画するための一対の耐
火繊維シートを展開可能な状態で折り畳み、上記火災用
ロボット本体に収納してなることにより、一対の耐火繊
維シートが火源Fの前後を区画することができ、泡を耐
火繊維シートと耐火繊維シートとで区画された帯域に充
満させることにより、酸欠状態となし、少量の泡で容易
に消火することができるので、多数の給水ジョイントと
長いホース設備を必要とせず設備費などのコストを低減
させることができる。またホースの結合操作を必要とし
ないので初期消火に立ち遅れることもない。
は、移動経路の長手方向に交わる方向にロボット本体よ
りワイヤ又はロッド状の線状支持体を繰出し可能に備
え、この線状支持体に沿って一対の耐火繊維シートをカ
ーテン状に展開可能に備えてなることにより、自動的に
容易に一対の耐火繊維シートが火源Fの前後を区画する
ことができ、泡を耐火繊維シートと耐火繊維シートとで
区画された帯域に充満させることにより、酸欠状態とな
し、少量の泡で容易に消火することができるので、多数
の給水ジョイントと長いホース設備を必要ととせず設備
費などのコストを低減させることができる。またホース
の結合操作を必要としないので初期消火に立ち遅れるこ
ともない。
ットは、トンネル内の他側壁に沿って係止棒を配設し、
これにロボット本体より投射されるワイヤ先端に設けた
係止具を係止可能としてなることにより、前記の効果に
加え、ワイヤを用いて一対の耐火繊維シートのカーテン
状の展開をより一層容易に行うことができる。
ボットの要部の概略を示す斜視図である。
である。
略を示す断面図である。
耐火繊維シートを展開し泡を吐出するときの平面図であ
る。
る。
Claims (4)
- 【請求項1】少なくとも泡の噴射装置を備えたロボット
本体において、火源の前後を区画するための一対の耐火
繊維シートを展開可能な状態で折り畳み、上記火災用ロ
ボット本体に収納してなることを特徴とする区画帯域の
泡消火用ロボット。 - 【請求項2】トンネル内の一側壁に沿う前後方向の移動
経路に沿って走行可能な少なくとも泡の噴射装置を備え
たロボット本体において、火源の前後を区画するための
一対の耐火繊維シートを展開可能な状態で折り畳み、上
記火災用ロボット本体に収納してなることを特徴とする
区画帯域の泡消火用ロボット。 - 【請求項3】移動経路の長手方向に交わる方向にロボッ
ト本体よりワイヤ又はロッド状の線状支持体を繰出し可
能に備え、この線状支持体に沿って一対の耐火繊維シー
トをカーテン状に展開可能に備えてなることを特徴とす
る請求項1又は2記載の泡消火用ロボット。 - 【請求項4】トンネル内の他側壁に沿って係止棒を配設
し、これにロボット本体より投射されるワイヤ先端に設
けた係止具を係止可能としてなることを特徴とする請求
項3記載の区画帯域の泡消火用ロボット。
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---|---|---|---|
JP28449196A JP3799560B2 (ja) | 1996-10-25 | 1996-10-25 | 区画帯域の泡消火用ロボット |
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JP28449196A Expired - Fee Related JP3799560B2 (ja) | 1996-10-25 | 1996-10-25 | 区画帯域の泡消火用ロボット |
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