JP2006527986A - 膨張式袋を有する動的発泡体断熱/遮光システム - Google Patents

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Abstract

建造物の断熱/遮光システムは、動的流体発泡体発生器(30)と、建造物(10)への取付けに適合された複数の膨張/収縮可能な容器(20)を具える。各容器(20)は、動的発泡体発生器(30)に接続された入口(46)と、発泡体発生器(30)により容器(20)に向けられた絶縁発泡体の分解により生ずる液体を排出するための出口(50)を有している。容器(20)は、可撓性容器(20)が動的流体断熱発泡体で満たされた拡張稼動位置と、容器に動的流体断熱発泡体が残っていない格納保管位置との間で移動可能である。

Description

本発明は一般に、固定材料又は可撓性材料からなるガラス又はプラスチックの屋根又は壁を有する温室、アトリウム又は任意の構造体等の建造物又はその一部を周期的に断熱及び/又は遮光するシステム及び方法に関する。
分解可能又は交換可能な発泡体断熱材を受容するために、二重の光透過性屋根膜又は壁膜の間に空洞を形成した建造物が公知である。この屋根及び壁の空洞には、分解可能な発泡体が定期的に充填されて、遮光又は断熱をもたらす。しかし、太陽エネルギーを利用するために、光が建物外面を透過することが望まれる場合には、発泡体を分解し、空洞から除去することが容易にできる。かかる建物の例は特許文献1及び2に見ることができる。かかる建物の問題点のひとつは、建物の屋根に大きな変更を生じさせることなく、発泡体発生システムを屋根構造に適合させることが困難な点にある。また、これが、屋根を介した光の透過又は換気を妨げる。実際、これまでに、屋根の他の空洞は空のまましつつ、屋根の特定の区域にのみ発泡体を提供することのできるシステムはなかった。屋根の表面を発泡体で完全に覆わなければならず、屋根の所定の区域に光を透過させることはできなかった。さらに、従来技術の発泡体断熱システムでは、屋根を開けて自然換気をすることはできなかった。屋根は常設のものでなければならなかった。断熱システムが使用されていないとき、日光は、建物外面を貫通するためには、依然として二重被膜を透過しなければならない。これにより、建物外面を貫通する光の強度が低下する。
米国特許第3672184号明細書 米国特許第4562674号明細書
したがって、この発明の目的は、不使用時には保管位置に格納することのできる動的断熱発泡体容器を含む、新規な交換式断熱/遮光発泡体システムを提供することにある。
また、この発明の目的は、建造物への動的液状発泡体断熱/遮光システムの設置を単純化し、かつその自由度を高めることにある。
この発明のさらなる目的は、建造物への動的液状発泡体断熱/遮光システムの設置に伴うコストを最小限にすることにある。
この発明によれば、動的流体発泡体発生器と、建造物への取付けに適合された複数の膨張/収縮可能な容器を具え、前記複数の容器の各々は、可撓性容器を動的流体断熱発泡体で満たすことができるように前記動的発泡体発生器に接続された入口と、絶縁発泡体の分解により生ずる液体を排出するための出口を有しており、前記容器は、容器が前記動的流体断熱発泡体で満たされた拡張稼動位置と、実質的に容器に動的流体断熱発泡体が残っていない格納保管位置との間で移動可能であることを特徴とする建造物の断熱/遮光システムが提供される。
この発明の他の実施態様において、a)複数の膨張/収縮可能な袋を建造物に取付けるステップと、b)分解可能な流体絶縁発泡体を発生するステップと、c)袋を格納状態から拡張状態に展開し、分解可能な流体発泡体で満たすステップを含むことを特徴とする、建造物を定期的に断熱/遮光する方法が提供される。
この発明のさらに一般的な特徴によれば、断熱及び遮光のために分解可能な流体発泡体で建造物を定期的に熱的に遮断/遮光するためのシステムであって、分解可能な流体発泡体を産生するよう適合された発泡体発生器と、発泡体発生器の出口に接続され発泡体を受容する分配管と、分配管に接続され発泡体を建造物の外部又は内部に吹き付ける多数のスプリンクラーとを具えるシステムが提供される。
この発明のさらに一般的な態様によれば、透明な建造物を定期的に断熱/遮光するシステムであって、建造物への取付けに適合された膜に液状発泡体を吹き付ける多数のスプリンクラーと、発泡体の経時的な分解から生ずる液体を回収するための発泡体戻りラインを具えるシステムが提供される。
この発明の他の特徴は、一連の拡縮可能な袋を用いることにより、建造物に容易に取付られる発泡体システムの収納に関与する。この袋は、液状発泡体で満たすことができ、使用していないときには吸引して緊密容器とすることができる。拡縮可能な袋を動的流体発泡体断熱システムに用いることによって、最小限の変更で、既存の構造体に対する全ての取付けシステムを減らすことが可能となる。また、これによって、新規及び既存の構造体に対しての、動的断熱システムの用途の完全な制御が得られる。そして、これによって、複数回使用するために、システムをモジュール化することが可能となる。
この発明の他の特徴は、温室の外部を洗浄するシステムであって、洗浄液源に接続された分配ラインに沿って分布する多数のスプリンクラーを含み、このスプリンクラーが、洗浄液を温室の外側に吹き付けるために温室の外方に延びているシステムに向けられている。
この発明の他の一般的な特徴によれば、遮音を定期的に発生する方法であって、本質的に界面活性剤と水からなる発泡体溶液源を与えるステップと、加圧空気源を与えるステップと、発泡体溶液と加圧空気を混合して動的液体発泡体を発生するステップとを含む方法が提供される。
この発明のさらに一般的な特徴は、空気圧を用いて可撓性容器(例えば膨張/収縮可能な袋)を拡張し発泡体の断熱品質を向上させる液状発泡体の配送システムと、システムが使用されていない際の透光性を妨げないようにするために、発泡体を崩壊させ可撓性容器を緊密な小容積にまで縮小する吸引システムとを組み合わせて用いることにある。
この発明の本質を一般的に説明してきたが、以下に、添付の図面を参照しつつ、この発明の好ましい実施態様を例として示す。
以下に説明するように、この発明は一般に、種々の異なる型式の太陽光構造体のモジュール式断熱材を提供するように設計された可撓性又は永続性断熱発泡体容器システムを目的とする。図面に示される実施例はフープ型温室に適用されるものである。しかし、この発明は、可変式接続樋システム、温室及び居住用、商業用又は工業用の建物等の建造物にも取付けることができるが分かる。この発明の目的は、可撓性袋等の透明又は半透明又は不透明である容器を用いて、効果的に屋根又は壁を部分的又は完全に断熱する方法及びシステムを提供することにある。これは、動的流体断熱発泡体を建造物の選択された区域にもたらして、これらの区域を断熱又は遮光することによって達成される。
まず図1を参照して、多数の垂直支持カラム14及び横水平トラス16を特に含む従来の骨格フレーム12を有するフープ型温室10が示されている。隣接する横トラス16の各対は柱間18を画定する。この発明によれば、拡縮可能な袋20を柱間18に選択的に配置することができる。図示の実施態様において、2組の袋20が、温室10の各側に1組ずつ設けられている(図1〜4を参照)。したがって、各柱間18は、それらの対向する遠位端を互いに接触せしめ、柱間18を完全に閉じるように配置された2つの対向する袋20を収容する。図1において、建物10の右側にある袋20の幾つかは、温室に対して横方向、すなわち水平トラス16に平行な方向に配置される。また、同様の袋を、垂直方向に沿った配置のために、垂直カラム14の隣接する対の間に設けることができる。
各袋20は、建造物の一方の側から他方の側に延びる少なくとも一つのケーブル22により支持されており(図2)、これによって袋20がアイリング(図5)又は他のアタッチメントによりケーブルに沿って滑ることが可能となる。袋20の各側に1本より多いケーブル22があってもよい。各ケーブル22は、袋20の両側、袋20の中央、並びにその上部及び底部にアタッチメントを有してもよい。これは、袋20の大きさ及び材料の質量により決まるであろう。袋20は、概ね長さが10フィート(3.05メートル)で幅が5フィート(1.53メートル)であるが、環境によって最小で幅を1フィート(0.305メートル)にまで変えることができ、必要性、場所、所在地の気象条件及び法令、並びに建造物の様式によって、深さを4インチ(0.1016メートル)から15インチ(0.381メートル)までのいずれか又はそれ以上とすることができる。
図2〜4に最もよく示されているように、温室10は、骨格フレーム12にわたって延びる二層の被覆膜26を有する。被覆膜26をポリエチレンシート、又はポリカーボネート、ガラスもしくは他の形態のプラスチック等の他の材料から作り、温室の外皮を形成することができる。建造物の上部に伸張バー25を設けて、被覆膜26の内側層26aと外側層26bの間に最小限の距離を維持する。この用途においては、断熱発泡体袋20の操作が温室の実際の屋根システムとは完全に独立しているので、建物に二重層外皮膜がある必要はない。しかし、このような二重層被覆膜が温室のフレーム12に既に設置されている場合には、この発明の液状発泡体断熱システムを、既存の構造設計で機能するように設置することが容易にできる。特定の気候の地域では、袋20を一緒に組み合わせて、被覆膜26の代わりに、温室10の屋根システムを形成するように配置することもできる。
図2〜4に示すように、袋20の各組は、一般に界面活性剤リザーバー32、ポンプ34、送風機36及び混合チャンバ38を具える発泡体発生器30に接続される。リザーバー32は、本質的に界面活性剤と水からなる発泡体溶液を収容する。発泡体溶液を、消火発泡体分野で用いられるもの等のタンパク質加水分解物濃縮ベースに由来する濃縮溶液の形態で提供することができる。発泡体溶液を、供給ライン40を介してポンプ34により混合チャンバ38に送る。発泡体溶液を混合チャンバ38に送る一方で、送風機36を運転して、空気注入ライン42を介して加圧空気を混合チャンバ38に注入する。空気を約10psi(68.9kPa)から100psi(689.4kPa)まで変化する圧力で注入しつつ、界面活性剤溶液を30〜80psi(206.8〜551.6kPa)の圧力で注入する。壁及び屋根空洞の入口にあるファンによって泡溶液をスクリーンに噴霧する従来の発泡体発生器とは反対に、上記の発泡体発生器は、袋20の上流の中央位置から非常に微細な泡とともに高密度液を作る。これにより、よりよい断熱特性が得られ、したがって発泡体を受容する容器の大きさを小さくすることができる。
混合チャンバ38内で作られた液状発泡体は、加圧空気の下で分配管44を介して袋20に供給される。この分配管44は二次混合チャンバとして機能する。すなわち、発泡体が分配管44に沿って移動する間に、発泡工程が継続する。分配管44は、長さが少なくとも10フィート(3.05メートル)であり、直径が約1インチ(2.54センチメートル)以上である。
図5に示すように、各袋20は、その上端に入口46を有しており、分配管44からの発泡体を受容する。バルブ48が各袋20の入口46に設けられており、個々に分離して発泡体で満たされるようにすることが好ましい。このようにして、同一の組の袋を展開し、一方で他方の組を図1に示すように格納したままにすることができる。各袋20はさらに、その下端に、戻りライン52に接続された出口を具えており、袋20内の発泡体の分解により生ずる液体の排出を可能にする。バルブ54を各袋20の出口に設け、袋の入口と出口の間に圧力差を生じさせることが好ましい。袋20が満たされると、バルブ54を開けたままにしておき、液状発泡体からの余剰の液状発泡体を連続して排出し、戻りライン52を介してリザーバーに戻せるようにする。入口バルブ48及び出口バルブ54は袋接続のそれぞれに対して個々に制御され、材料の流入及び流出を調節する。
空気圧又は発泡体圧による袋20の拡大のために、選択的に開口可能な袋入口46及び袋出口50を設け、一方で、断熱工程中又は発泡サイクルの最後に液状発泡体から生ずる液体を、重力又は吸引を用いることにより排出させる。ケーブル22又は袋20のいずれかを、袋出口50に向かう一定の排出傾斜を維持するような傾斜角に設計してもよい。
図2は折り畳んだ状態の袋20を示す。袋20は建物の側部に格納されるので、光が建物の屋根構造体を通って建物の中に入るようにできる。
図3は、展開の途中の袋20を示す。この状態で、袋20は一部のみが液状発泡体で満たされている。展開のための袋20の入口バルブを開け、発泡体発生器30を運転して、完成した発泡体製品を、分配管44を介して袋20の入口46に向ける。袋20は次第に発泡体で満たされ、これによって図2に示す保管位置から展開する。袋を満たす工程中に、出口バルブ54を周期的に開くことで、発泡体により袋20から空気を押し出すこと、また、液体を袋20から排出することができる。
図4は、他方の側からきた対応する袋20に接触し相互に作用する位置まで袋20が完全に展開されている状態を示す。袋20は、横トラス16に沿って延び、アルミ又は鉄のブレーシングにわたる袋材料の柔軟アタッチメントで柱間18を埋める。袋を満たす工程が完了すると、入口バルブ48を閉じる。
袋20は、手、空気圧又は発泡体圧力により滑らせて、その保管位置(図2)にまで戻し、機械的手段、手又は減圧により折り畳むことができる。排出操作は、材料を巻き上げると同時にその内容物を排出することのできる例えば典型的ローラー装置を用いることにより達成することができる。
袋20は、定期的にスプリンクラー(図示せず)を用いて各袋の内側を洗い流すアタッチメントをさらに有することができる。また、区域袋を建物の屋根区域に固定し、圧力による発泡体導入を可能とする多数の開口と、過剰な空気用の排気口と、分解した発泡体を吸引してリザーバーに戻す別の出口を設けることができることに留意すべきである。
拡張及び折り畳み可能な袋を満たす液状発泡体は、建物の屋根区域及び外側壁の双方を形成することができるという点で有利である。また、ガラス若しくはプラスチックの屋根膜、又は壁の内部に導入することができる。さらに、前述したように、袋20は必要に応じて格納可能であるので、外壁又は開放若しくは覆われた屋根を通る自然光の大部分、すなわち約98%を完全に取り除く。
この発明の付加的な利点は、袋20を、任意に、時間又は手動に基づいて、選択的に個別に拡張させ、選択された建物の区域を覆って、遮光又は断熱することができる点である。袋20は、特定の作物又は生育パターンのために、透明材料又は着色材料から作ることができる。遮光、冷却又は断熱に際して、液状発泡体断熱材の厚さの変更を適用することができる。あるいは、発泡体自体を着色することができる。発泡体の着色濃度を変えることにより、発泡体は温室内の植物に対して種々の効果を有することができる。
このシステムの更なる利点は、動的液状発泡体を用いることにより、拡張した袋20の内部の断熱材を冷やし、その下面に凝縮を起こして、次いでこれを集めて、建造物内の除湿法とすることができるという点である。熱交換器(図示せず)を界面活性剤リザーバー32に接続し、建造物の内部空間を冷却又は加温することが望まれる場合には、界面活性剤溶液を冷却又は加温することができる。
建物を熱的に遮蔽及び遮光することに加えて、動的液状発泡体を、遮音を付与する新しい方法として用いることもできる。遮音目的のため、熱的遮蔽及び遮光用途に関して前述して説明したようにして、発泡体を発生させ壁及び屋根空洞に分配することができる。
この発明のさらなる態様によれば、前記の発泡体発生器30を、分配ライン44の遠異端部に沿って配置された一連のスプリンクラー60に接続し、微細で高密度の液状断熱発泡体を、被覆膜26の内層と外層の間に画定された屋根又は壁空洞62内に(図6〜8)、または建造物の被覆膜26の外部に(図9)、吹き付けることができる。
図6〜8に示すように、スプリンクラー60を、層26aと層26bの間に均一な発泡体層を吹き付けるのに有利なように、屋根空洞62内に配置することができる。スプリンクラー60の使用は、発泡体の密度が空洞62内でより均一に分布するという点、及び適用される発泡体層の密度又は厚さを変えることができるという点で有利である。図6及び8は、動的断熱発泡体で満たす過程における空洞62を示す。図7では、充填操作は完了している。空洞62内の発泡体の分解により生ずる液体は、重力によって、空洞62の壁の底部にあり、建物の側部に沿って取付けられた溝に導かれる。溝64は、建造物の上部に取付けることも可能であることを理解されたい。戻り管66を設けて、溝64に集められた液体が界面活性剤リザーバー32に戻るようにする。また、スプリンクラーをトラス構造の下方に延ばし、トラス16に取付けられた格納式ドレープ又は膜に発泡体の層を適用することもできる。トラス16は、太陽構造体の内部にスプリンクラーを有し、内部の一方の端に向かう緩やかな傾斜を除いてトラスの間で水平に延びる平坦なドレープ上に吹き付けを行う。
図9に示す実施態様によれば、スプリンクラー60は温室10の屋根構造体の上方で外側に向かって延びており、断熱発泡体の層を被覆膜26の外面上に吹き付ける。スプリンクラー26を介して洗浄液を被覆膜26又は層26aと層26bの間に吹き付けるために、洗浄液リザーバー65へのバイパスを設けて、分配ライン44に選択的に接続することができる(図7)。
このようなスプリンクラーシステムを1%〜5%の界面活性剤濃度の界面活性剤溶液とともに用いることは、所定の太陽構造体内の遮光システムとして有利に用いることができる。この液状発泡体を使用することの利点は、種々の発泡体の発生度において、オペレーターが、太陽光を遮り、太陽構造体内に太陽光線をよりよく散乱させることができるという点にある。
液状発泡体の発生は2つの方法により行うことができる。一つは、通常の液状発泡体を発生する発泡体発生器を用いるものであり、又は界面活性剤をベースにした溶液を用いて所望の面に軽い泡を吹き付けるスプリンクラーシステムである。この組合せによって、通常の液状発泡体よりも低いレベルの遮光が得られる。これらの種々の密度及び発泡体配置法で液状発泡体を用いた結果、ユーザーが発泡体の品質及び得られる遮光の強度を変えることができる。このようにして、オペレーターは、異なる気候及び異なる太陽光条件において、光合成有効放射(PAR)及び内部空間に対する直射日光の効果を低減することができる。これは以下のような結果を有する。
ピーク時に、直射日光エネルギーを1,000W/mから約800W/m又は必要に応じてそれ以下にまで低減することができる。液状発泡体の被覆は、赤外線波長の一部を吸収し反射し、したがって構造体を貫通する太陽輻射を低減する。
PARを1000nmから600nm又は必要に応じてそれ以下にまで低減することができる。液状発泡体の被覆は、可視光の一部にフィルターをかけ、所望量の光のみを貫通させる。
上記の説明は、例示のみを意図するものであり、開示した発明の範囲から離れることなく、説明した実施態様に変更を行うことができることを当業者は理解するであろう。
この発明の好ましい実施態様に従う液状発泡体で満たした展開及び格納可能な袋を具える温室の斜視図である。 高密度液状断熱発泡体を展開及び格納可能な袋に供給する発泡体発生器を示す温室の正面図であり、袋を格納した位置で示す。 袋が部分的に展開された位置で示す温室の正面図である。 袋が完全に展開された位置で示す温室の正面図である。 袋の液状発泡体供給及び回収回路の詳細を示す温室の一部の拡大正面図である。 この発明の第2の実施態様に従う温室の壁及び屋根の空洞を示す温室の正面図であり、発泡体溶液を加圧空気と混合して発泡体を発生させる混合チャンバの発泡体分配ラインに接続された一連のスプリンクラーを介して噴霧される液状発泡体で満たす過程にある。 混合チャンバ内で作られた発泡体で満たされた屋根及び壁の空洞を示す温室の正面図である。 温室の斜視図であり、その壁及び屋根の空洞が発泡体分配ラインのスプリンクラーにより噴霧された液状発泡体で部分的に満たされている。 温室の正面図であり、温室の骨格フレームを覆う構想膜の外面に発泡体の層を吹き付けるために、スプリンクラーが温室の屋根構造体の外部に延びている。

Claims (25)

  1. 建造物用の断熱/遮光システムにおいて、該システムは、動的流体発泡体発生器と、建造物への取付けに適合された複数の膨張/収縮可能な容器を具え、前記複数の膨張/収縮可能な容器の各々は、容器を動的流体断熱発泡体で満たすことができるように前記動的発泡体発生器に接続された入口と、絶縁発泡体の分解により生ずる液体を排出するための出口を有しており、前記膨張/収縮可能な容器は、容器が前記動的流体断熱発泡体で満たされた拡張稼動位置と、実質的に容器に動的流体断熱発泡体が残っていない格納保管位置との間で移動可能であることを特徴とする断熱/遮光システム。
  2. 前記容器の少なくとも幾つかは個別に配置可能である、請求項1に記載の断熱/遮光システム。
  3. 前記容器の少なくとも幾つかの前記入口及び出口に、それぞれ第1バルブ及び第2バルブを設けてなる、請求項1に記載の断熱/遮光システム。
  4. 前記複数の容器のそれぞれが、断熱発泡体の分解により生じた液体を容器の出口に向ける排出傾斜を画定する、請求項1に記載の断熱/遮光システム。
  5. 吸引源が容器の出口に接続されており、容器をつぶして、その内容物を空にする、請求項1に記載の断熱/遮光システム。
  6. 前記容器は、建造物の少なくとも一方の側に沿って格納可能である、請求項1に記載の断熱/遮光システム。
  7. 前記容器は、建造物にわたるガイドシステムに沿って滑動可能である、請求項1に記載の断熱/遮光システム。
  8. 容器は、送り台を介して、建造物にわたって延びるケーブルに取り付けられている、請求項1に記載の断熱/遮光システム。
  9. 前記流体発泡体発生器は、発泡体溶液を収容するリザーバーと、発泡体溶液と加圧空気を混合する混合チャンバに発泡体溶液を送るポンプと、二次混合チャンバであって、これに沿って、発泡体が容器に向けられる前に発泡工程が継続する二次混合チャンバとを具える、請求項1に記載の断熱/遮光システム。
  10. 送風機を設けて、発泡体溶液を混合チャンバ内に注入しつつ、加圧空気を混合チャンバ内に放出する、請求項9に記載の断熱/遮光システム。
  11. 建造物を定期的に断熱/遮光する方法において、a)複数の膨張/収縮可能な袋を建造物に取付けるステップと、b)分解可能な流体発泡体を発生するステップと、c)袋を格納状態から拡張状態に展開し、分解可能な流体発泡体で満たすステップを含むことを特徴とする方法。
  12. ステップb)は、発泡剤及び水を含有する流体内に加圧空気を注入することにより高密度液状発泡体を作るステップを含む、請求項11に記載の方法。
  13. 高密度液状発泡体を、混合チャンバ内に加圧空気と界面活性剤を個別に注入することにより得る、請求項12に記載の方法。
  14. 空気圧を用いて、高密度液状発泡体を混合チャンバから配管網を介して袋に運ぶステップを含む、請求項11に記載の方法。
  15. 各袋は選択的に閉鎖可能な入口を有しており、ステップc)は、建物の断熱すべき区域を選択し、この区域に位置する袋の入口をあけるステップを含む、請求項11に記載の方法。
  16. 断熱及び遮光のために分解可能な流体発泡体で建造物を定期的に熱的に遮断/遮光するためのシステムにおいて、該システムは、分解可能な流体発泡体を産生するよう適合された発泡体発生器と、発泡体発生器の出口に接続され発泡体を受容する分配管と、分配管に接続され発泡体を建造物の外部又は内部に吹き付ける多数のスプリンクラーとを具えることを特徴とするシステム。
  17. 発泡体発生器は、界面活性剤溶液を収容するリザーバーと、リザーバーから混合チャンバに界面活性剤溶液を送るポンプと、分解可能な流体発泡体を作るために、前記混合チャンバ内に界面活性剤溶液を送りつつ、加圧空気を前記混合チャンバ内に注入する送風機を具える、請求項16に記載のシステム。
  18. スプリンクラーからの発泡体を受けるために建造物に設けられた発泡体容器をさらに具える、請求項16に記載のシステム。
  19. 前記発泡体容器は、建造物に取り付けられた第1及び第2の構造膜の間に画定された壁空洞又は屋根空洞の形で設けられる、請求項18に記載のシステム。
  20. 前記スプリンクラーは前記建造物の外方に延びており、発泡体層を建造物の外部に吹き付ける、請求項16に記載のシステム。
  21. 透明な建造物を定期的に断熱/遮光するシステムにおいて、建造物への取付けに適合された膜に液状発泡体を吹き付ける多数のスプリンクラーと、発泡体の経時的な分解から生ずる液体を回収するための発泡体戻りラインを具えることを特徴とするシステム。
  22. スプリンクラーは、液状発泡体源に接続された分配ラインに沿って取り付けられる、請求項21に記載のシステム。
  23. 前記液状発泡体源は、加圧空気と界面活性剤溶液を個別に注入する混合チャンバを具える、請求項22に記載のシステム。
  24. 温室の外部を洗浄するシステムにおいて、洗浄液源に接続された分配ラインに沿って分布する多数のスプリンクラーを含み、このスプリンクラーが、洗浄液を温室の外側に吹き付けるために温室の外方に延びていることを特徴とするシステム。
  25. 遮音を定期的に発生する方法であって、本質的に界面活性剤と水からなる発泡体溶液源を与えるステップと、加圧空気源を与えるステップと、発泡体溶液と加圧空気を混合して動的液体発泡体を発生するステップとを含むことを特徴とする方法。

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