JPH10127489A - 炊飯器 - Google Patents

炊飯器

Info

Publication number
JPH10127489A
JPH10127489A JP30565596A JP30565596A JPH10127489A JP H10127489 A JPH10127489 A JP H10127489A JP 30565596 A JP30565596 A JP 30565596A JP 30565596 A JP30565596 A JP 30565596A JP H10127489 A JPH10127489 A JP H10127489A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
controller
communication
rice
rice cooking
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP30565596A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3461423B2 (ja
Inventor
Satoru Komura
悟 香村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Paloma Kogyo KK
Original Assignee
Paloma Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Paloma Kogyo KK filed Critical Paloma Kogyo KK
Priority to JP30565596A priority Critical patent/JP3461423B2/ja
Publication of JPH10127489A publication Critical patent/JPH10127489A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3461423B2 publication Critical patent/JP3461423B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cookers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信が一時的に途切れた場合にも、安全に制
御を継続させる。 【解決手段】 炊飯動作中にジャー部30がベース部1
0から分離されることにより通信ラインの断線を検出す
ると(S15:YES)、許容時間をカウントするため
のタイマをスタートさせ(S16)、この間は炊飯中で
ある旨の信号の送信を強制的に継続する。また、バーナ
11を消火して炊飯動作を一時的に停止する(S1
7)。そして、許容時間である3秒間の間に(S19:
NO)通信ラインが復帰したことを検出すると(S1
8:YES)、副コントローラ37に送信した炊飯中で
ある旨の信号により、副コントローラ37から炊飯指示
が与えられ次第(S20:YES)、炊飯動作を継続す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はジャー部がベース部
から取り外し可能で、ジャー部をベース部に定位置載置
することで互いに電気的接続される炊飯器に関する。
【0002】
【従来の技術】炊飯器には、釜を備えたジャー部を、バ
ーナを備えたベース部に着脱自在に設けジャー部のみを
別体で移動させることで、炊き上がった御飯を食卓等へ
簡単に運べるようにした分離型のものが知られている。
このような炊飯器では、炊飯スイッチ等の操作スイッチ
を備えた操作部や、炊飯や保温中の作動状態を表示する
表示部は、バーナの燃焼動作を制御するコントローラと
共にベース部に設けられているため、操作がしづらい
上、表示も見にくい。そのため、ジャー部に操作部及び
表示部を設けると共に通信用コントローラを設け、ジャ
ー部をベース部に定位置載置することで互いに電気的接
続されて、ベース部のコントローラとの通信を可能とす
るといった構成を本出願人は先に提案した。この炊飯器
では、例えば炊飯制御中にジャー部が取り外された場合
には、通信不能となるだけでなく危険であるため、バー
ナを消火して炊飯制御を停止させることが必要である。
このように、ジャー部が取り外されることによる通信ラ
インの断線を検出して即座に制御を停止させることで、
安全性を高くすることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ジャー
部をベース部に定位置載置することで電気的接続される
といった簡単な構成のため、器具に物が当たったり、誤
ってジャー部を持ち上げてしまったりすることにより通
信が一時的に途切れることがある。そのため、例えば炊
飯制御中に一時的に通信が途切れた場合には炊飯制御を
停止してしまい、最初から炊飯をやり直さなければなら
ないという不具合が生じる。本発明の炊飯器は上記課題
を解決し、通信が一時的に途切れた場合にも、安全に制
御を継続させることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の請求項1記載の炊飯器は、バーナ及び該バーナの燃
焼動作を制御する燃焼制御部を備えたベース部と、上記
ベース部の上に着脱自在に載置され、上記バーナにより
加熱される釜を備えたジャー部とからなる炊飯器におい
て、上記ジャー部に設けられ、入力操作により上記燃焼
制御部を制御する操作部と、上記操作部からの入力に基
づいた信号を上記燃焼制御部に送る通信制御部と、上記
ジャー部の上記ベース部への定位置載置状態で上記燃焼
制御部と上記通信制御部とを電気的接続させる接続手段
と、上記燃焼制御部と上記通信制御部との間の通信が不
能となった場合には炊飯動作或は保温動作を停止し、通
信不能となってから所定の許容期間内に通信が再開され
た場合にのみ、炊飯動作或は保温動作を自動復帰させる
自動復帰手段とを備えたことを要旨とする。
【0005】上記課題を解決する本発明の請求項2記載
の炊飯器は、請求項1記載の炊飯器において、上記所定
の許容期間は、通信不能となった際のシーケンス内容に
応じた値とすることを要旨とする。
【0006】上記構成を有する本発明の請求項1記載の
炊飯器は、ジャー部のベース部への定位置載置状態で燃
焼制御部と通信制御部とが電気的に接続される。ここ
で、炊飯動作中或は保温動作中に器具に物が当たった
り、誤ってジャー部を持ち上げてしまったりすることに
より通信が途切れた場合には炊飯動作或は保温動作を停
止するが、所定の許容期間内に通信が再開された場合の
み炊飯動作或は保温動作を自動復帰させるため、一時的
な途切れであれば炊飯動作或は保温動作が継続される。
【0007】上記構成を有する本発明の請求項2記載の
炊飯器は、所定の許容期間を通信不能となった際のシー
ケンス内容に応じた値とすることで、そのシーケンス内
容での使用条件や危険度に応じた適切な許容期間を設定
することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以上説明した本発明の構成・作用
を一層明らかにするために、以下本発明の炊飯器の好適
な実施例について説明する。図1は本発明の一実施例と
しての炊飯器の説明図である。この炊飯器は、ベース部
10と、ベース部10上に着脱自在に載置されるジャー
部30とから構成される。
【0009】ベース部10は、ガスを燃焼するバーナ1
1と、バーナ11にガスを供給するためのガス供給路1
2と、ガス流路を開閉する3つの電磁弁13,14,1
5と、バーナ11の炎を検知するフレームロッド16
と、バーナ11に点火するためのイグナイタ17と、釜
底の温度を検出する釜底サーミスタ18と、釜の有無を
検出する釜スイッチ19と、燃焼制御を司る本体コント
ローラ20とを備える。本体コントローラ20には商用
電源を得るための差込みプラグ21と、二次電池として
の蓄電池22とが設けられる。一方ジャー部30は、釜
31と、蓋32と、炊飯や保温,タイマー等のスイッチ
を有する操作部33及び、現在時刻,炊飯中,保温中等
の表示をする表示部34と、蓋32に設けられ釜内温度
を検出する蓋サーミスタ35と、保温動作のためのヒー
タ36と、通信制御部としての副コントローラ37とを
備える。また、ベース部10の上面とジャー部30の下
面とには、接続端子23,38がそれぞれ設けられ、ジ
ャー部30のベース部10への定位置載置状態で、両接
続端子が電気的に接続され、電源供給及び電気信号の受
渡が可能となっている。
【0010】本体コントローラ20は、商用電源の有無
を検知し、商用電源供給時には回路電源に変換すると共
に蓄電池22への充電を行なう。一方停電もしくは差込
みプラグ21が差込まれていない状態には、蓄電池22
により回路電源を得る。つまり、停電時にも蓄電池22
の充電量が所定値以上であれば、予約待機動作や炊飯動
作,保温動作が行なえるような構成としているのであ
る。
【0011】副コントローラ37は、本体コントローラ
20から送られる電力を電源として動作する。そして、
本体コントローラ20からの電源供給により副コントロ
ーラ37がONすると、両コントローラ間の双方向通信
を開始する。ここで、この通信制御について説明する。
尚、予約待機動作,炊飯動作,保温動作の各動作におい
て共通の制御であるため、下記の通信制御の説明ではこ
れらの各動作を便宜上「動作」と総称する。また本実施
例において、本体コントローラ20と副コントローラ3
7との通信に要する時間は片道0.4秒とする。 副コントローラ37は電源が入った直後にリセットさ
れ、本体コントローラ20に停止指示の送信を開始す
る。 本体コントローラ20は電源が入った直後にリセット
され、副コントローラ37に停止中である旨の信号の送
信を開始する。また、副コントローラ37からの動作指
示に従って動作を行ない、停止指示に従って動作を停止
させる。そして、動作中もしくは停止中である旨の信号
を副コントローラ37に送信する。 本体コントローラ20は、次の場合には副コントロー
ラ37に動作禁止信号を送信する。a.釜スイッチ19
がOFFしている場合。b.商用電源から電力供給がさ
れておらず、なおかつ蓄電池22の充電量が所定値未満
の場合。 副コントローラ37は停止指示の送信開始後、本体コ
ントローラ20から動作禁止信号を受信していない場合
に限り、次の場合に送信信号を停止指示から動作指示に
切替える。 a.操作部33により動作開始の入力がされた場合。 b.副コントローラ37のリセットから1.5秒以内に
本体コントローラ20から動作中である旨の信号を受信
した場合。 副コントローラ37は動作指示の送信開始後、次の場
合に送信信号を動作指示から停止指示に切替える。 a.操作部33により動作停止の入力がされた場合。 b.副コントローラ37が送信信号を停止指示から動作
指示に切替えてから10秒以内に、本体コントローラ2
0からの動作中である旨の信号を受信しなかった場合。 c.本体コントローラ20からの動作禁止信号を受信し
た場合。 本体コントローラ20は、動作中である旨の信号の送
信開始後、副コントローラ37との通信が途切れた場合
には動作を一時停止させるが、動作中である旨の信号の
送信は、断線から所定の許容時間が経過するまでの間強
制的に継続させる。 本体コントローラ20は、断線から所定の許容時間が
経過するまでの間に副コントローラ37からの動作指示
を受信した場合、通信が途切れる直前の状態から動作を
継続させる。 本体コントローラ20は、断線から所定の許容時間が
経過するまでの間に副コントローラ37からの動作指示
を受信しなかった場合、動作を完全に停止させ、停止中
である旨の信号を送信する。
【0012】ここで、上述した通信制御について解説す
る。に記したように本体コントローラ20が動作禁止
信号を送信した場合に、,cにそれぞれ記したよう
に、動作の禁止もしくは停止を行なうのは、釜31がセ
ットされてない時にバーナ11が燃焼したりヒータ36
がONしたりするといった危険を防止するためと、蓄電
池22の充電量が所定値未満の場合に商用電源から電力
供給がされないと正常な動作が見込めないといった理由
からである。また、bに記したように、副コントロー
ラ37のリセットから1.5秒以内に本体コントローラ
20から動作中である旨の信号を受信した場合に、送信
信号を停止指示から動作指示に切替えるのは、通信断線
後直ちに通信が復帰した時に、に記したような動作中
である旨の信号を受信することにより動作指示を与え、
に記したような動作の継続を行なうためである。尚、
副コントローラ37のリセットから1.5秒以内とした
のは、本体コントローラ20からの通信信号を確実に受
信するためであり、必ずしもこの値に限ったものではな
い。また、bに記したように、副コントローラ37が
送信信号を停止指示から動作指示に切替えてから10秒
以内に、本体コントローラ20からの動作中である旨の
信号が受信されなかった場合に、送信信号を動作指示か
ら停止指示に切替えるのは、本体コントローラ20の異
常を判断するためである。尚、送信信号切替えから10
秒以内としたのは、本体コントローラ20の動作を確実
に確認するためであり、必ずしもこの値に限ったもので
はない。また、,では、動作を継続させるかどうか
の判断を許容時間の間に動作指示を受信したかどうかに
よって行なっているが、許容時間の間に通信ラインの復
帰を検出したかどうかによって行なうようにしてもよ
い。また、本実施例では説明を分かりやすくするため
における所定の許容時間と,における所定の許容時
間とを特に区別していないが、実際には,における
許容時間(即ち、動作の継続を許容する時間)は、に
おける許容時間(即ち、送信を強制的に継続させる時
間)に比べ若干長めの値とする。通信ライン断線後の許
容時間内に通信ラインが復帰すると、リセットされた副
コントローラ37が本体コントローラ20により強制的
に継続されている動作中である旨の信号を受信する。こ
の信号はリセットから1.5秒以内に受信されるため、
副コントローラ37は送信信号を停止指示から動作指示
に切替える。仮に、許容時間が同じであった場合、副コ
ントローラ37からの動作指示を本体コントローラ20
が受信する前に許容時間が終了することがあり得る。こ
の場合にも動作は開始するが、通信が途切れる直前から
の継続ではなく、最初から動作が行なわれてしまうこと
になる。そのためにおける許容時間は、信号の往復す
る時間を考慮して若干長めに設定する。特に炊飯制御で
は、炊飯途中にもかかわらず炊飯動作が最初から行なわ
れてしまうといった不具合を防ぐことができるため、有
効である。
【0013】次に、本体コントローラ20が実行する自
動復帰制御処理について説明する。図2はこの処理を表
わすフローチャートであり、差込みプラグ21が商用電
源に差込まれることにより起動する。本ルーチンが起動
すると(S1)、まず、本体コントローラ20内のマイ
コンの初期設定を行なった後(S2)、操作部33から
の入力待ちの状態となる。ここで、操作部33により炊
飯時間の予約操作がされると、副コントローラ37が本
体コントローラ20に予約指示を与える。本体コントロ
ーラ20がこの予約指示を受けることにより(S3:Y
ES)、予約待機ルーチンに入る(S4)。予約待機ル
ーチンでは、予約時刻に炊き上がるような炊飯開始時刻
(例えば予約時刻の45分前)になるまで待機し、炊飯
開始時刻になった時点で(S5:YES)炊飯動作を行
なうための炊飯制御ルーチンに移行する。予約待機中、
本体コントローラ20は副コントローラ37からの予約
指示を受けて予約待機中である旨の信号を送信する。こ
こで、ジャー部30がベース部10から分離されると、
副コントローラ37へ電力が供給されなくなり、副コン
トローラ37は作動が停止した状態となる。こうして本
体コントローラ20が通信ラインの断線を検出すると
(S6:YES)、許容時間をカウントするためタイマ
をスタートさせ(S7)、この間は予約待機中である旨
の信号の送信を強制的に継続する。そして、許容時間で
ある1分間の間に(S9:NO)通信ラインが復帰した
こと、つまりジャー部30がベース部10に戻されたこ
とを検出すると(S8:YES)、副コントローラ37
に送信した予約待機中である旨の信号により、副コント
ローラ37から予約指示が与えられ次第(S10:YE
S)、予約待機動作を継続する。一方、通信ラインが復
帰せず(S8:NO)、許容時間である1分間が経過し
ても予約指示が与えられない場合には(S9:YE
S)、予約待機中である旨の送信を中止して予約待機ル
ーチンを終了し、操作部33からの入力待ちの状態とな
る。
【0014】一方、通常の予約待機動作において操作部
33により停止操作がされると、副コントローラ37が
本体コントローラ20に停止指示を与える。本体コント
ローラ20はこの停止指示を受けることにより(S1
1:YES)、予約待機ルーチンを終了し、操作部33
からの入力待ちの状態となる。
【0015】次に、炊飯制御について説明する。操作部
33からの入力待ちの状態で、操作部33により炊飯操
作がされると、副コントローラ37が本体コントローラ
20に炊飯指示を与える。本体コントローラ20がこの
炊飯指示を受けることにより(S12:YES)、炊飯
制御ルーチンに入る(S13)。炊飯制御ルーチンで
は、電磁弁13,14,15を開弁してバーナ11への
ガス流路を開くと共にイグナイタ17を作動させて点火
し、フレームロッド16により炎検知を行なって炊飯動
作を開始する。そして、蓋サーミスタ35と釜底サーミ
スタ18とによる検出温度に基づいて各電磁弁13,1
4を開閉し、バーナ11の燃焼量を調節するといった燃
焼制御を行なう(S14)。炊飯動作中、本体コントロ
ーラ20は副コントローラ37からの炊飯指示を受けて
炊飯中である旨の信号を送信する。ここで、ジャー部3
0がベース部10から分離されることにより通信ライン
の断線を検出すると(S15:YES)、許容時間をカ
ウントするためのタイマをスタートさせ(S16)、こ
の間は炊飯中である旨の信号の送信を強制的に継続す
る。また、バーナ11を消火して炊飯動作を一時的に停
止する(S17)。そして、許容時間である3秒間の間
に(S19:NO)通信ラインが復帰したことを検出す
ると(S18:YES)、副コントローラ37に送信し
た炊飯中である旨の信号により、副コントローラ37か
ら炊飯指示が与えられ次第(S20:YES)、炊飯動
作を継続する。一方、通信ラインが復帰せず(S18:
NO)、許容時間である3秒間が経過しても炊飯指示が
与えられない場合には(S19:YES)、炊飯中であ
る旨の送信を中止して炊飯制御ルーチンを終了し、操作
部33からの入力待ちの状態となる。炊飯制御や、後述
するむらし,保温制御では、動作を継続するための許容
時間を3秒間とし、予約待機での許容時間である1分間
に比べ短い値に設定している。この許容時間は使用者の
誤操作による動作停止を防止するためには長く設定する
ほど効果があるが、誤使用ではなく使用者が運転を停止
させる目的でジャー部30を外した場合、或は目的にか
かわらずジャー部30を外した際に使用者が器具の運転
が停止したと判断した場合には、許容時間が長いほど危
険である。例えば、保温動作時にジャー部30を取り外
し、釜31を洗った後に再びジャー部30をベース部1
0に載置した場合、許容時間内であれば保温動作が継続
してしまう。このような点を踏まえて許容時間を設定す
る必要があるが、動作内容により使用条件や危険度が異
なり、予約待機においては比較的危険度が小さいと判断
されるため、使い勝手を重視して許容時間を長めに設定
しているのである。尚、許容時間はこれらの値に限った
ものではない。
【0016】一方、通常の炊飯動作において操作部33
により停止操作がされると、副コントローラ37が本体
コントローラ20に停止指示を与える。本体コントロー
ラ20はこの停止指示を受けることにより(S21:Y
ES)、炊飯制御ルーチンを終了し、操作部33からの
入力待ちの状態となる。一方、停止指示を受けず炊飯動
作を継続して釜31内の水分が蒸発し、釜底温度が所定
温度に達した場合には(S22)、燃焼動作を終了し
(S23)、むらしルーチンに移行する(S24)。
【0017】むらしルーチンでは、炊飯後の御飯を一定
時間むらす動作を行なう。むらし動作中、本体コントロ
ーラ20は副コントローラ37からの炊飯指示を受けて
炊飯中である旨の信号を送信する。ここで、ジャー部3
0がベース部10から分離されることにより通信ライン
の断線を検出すると(S25:YES)、許容時間をカ
ウントするためのタイマをスタートさせ(S26)、こ
の間は炊飯中である旨の信号の送信を強制的に継続す
る。そして、許容時間である3秒間の間に(S28:N
O)通信ラインが復帰したことを検出すると(S27:
YES)、副コントローラ37に送信した炊飯中である
旨の信号により、副コントローラ37から炊飯指示が与
えられ次第(S29:YES)、むらし動作を継続す
る。一方、通信ラインが復帰せず(S27:NO)、許
容時間である3秒間が経過しても炊飯指示が与えられな
い場合には(S28:YES)、むらし中である旨の送
信を中止してむらしルーチンを終了し、操作部33から
の入力待ちの状態となる。
【0018】一方、通常のむらし動作において操作部3
3により停止操作がされると、副コントローラ37が本
体コントローラ20に停止指示を与える。本体コントロ
ーラ20はこの停止指示を受けることにより(S30:
YES)、むらしルーチンを終了し、操作部33からの
入力待ちの状態となる。一方、停止指示を受けずむらし
動作を継続して一定時間を経過した場合(S31:YE
S)、或は操作部33からの入力待ちの状態において保
温操作がされた場合には(S32:YES)、保温制御
ルーチンに移行する(S33)。
【0019】保温制御ルーチンでは、ヒータ36のON
/OFF制御により御飯を所定温度範囲内に保温すると
いった保温動作を行なう(S34)。保温動作中、本体
コントローラ20は副コントローラ37からの保温指示
を受けて保温中である旨の信号を送信する。ここで、ジ
ャー部30がベース部10から分離されることにより通
信ラインの断線を検出すると(S35:YES)、許容
時間をカウントするためのタイマをスタートさせ(S3
6)、この間は保温中である旨の信号の送信を強制的に
継続する。また、ヒータ36への通電をOFFして保温
動作を一時的に停止する(S37)。そして、許容時間
である3秒間の間に(S39:NO)通信ラインが復帰
したことを検出すると(S38:YES)、副コントロ
ーラ37に送信した炊飯中である旨の信号により、副コ
ントローラ37から保温指示が与えられ次第(S40:
YES)、保温動作を継続する。一方、通信ラインが復
帰せず(S38:NO)、許容時間である3秒間が経過
しても保温指示が与えられない場合には(S39:YE
S)、保温中である旨の送信を中止して保温制御ルーチ
ンを終了し、操作部33からの入力待ちの状態となる。
【0020】一方、通常の保温動作において操作部33
により停止操作がされると、副コントローラ37が本体
コントローラ20に停止指示を与える。本体コントロー
ラ20はこの停止指示を受けることにより(S41:Y
ES)、保温制御ルーチンを終了し、操作部33からの
入力待ちの状態となる。
【0021】次に、本実施例の自動復帰制御処理(即
ち、通信ライン断線後直ちに通信復帰した場合には動作
を継続させる制御)を実行しない場合と実行した場合と
での動作の違いを、タイムチャートを用いて比較する。
まず、自動復帰制御処理を実行しない場合について、図
5のタイムチャートを用いて説明する。炊飯動作時に
は、副コントローラ37は本体コントローラ20に炊飯
指示を与え、本体コントローラ20はバーナ11の燃焼
動作を制御すると共に炊飯中である旨の信号を送信す
る。ここで、ジャー部30がベース部10から分離され
ることにより本体コントローラ20が通信ラインの断線
を検出すると、安全のため炊飯制御を停止し、バーナ1
1を消火する。そのため本体コントローラ20は停止中
である旨の信号を送信する。その後、通信ラインが復帰
しても停止状態が継続される。次に、自動復帰制御処理
を実行した場合について、図6,図7のタイムチャート
を用いて説明する。ここで、図6,図7は、それぞれ通
信復帰する場合としない場合とでの例である。まず、通
信復帰する場合について説明する。図6に示すように、
炊飯動作時に本体コントローラ20が通信ラインの断線
を検出すると、安全のためバーナ11を消火するが、炊
飯制御は一時停止の状態として継続可能な状態とし、更
に炊飯中である旨の信号の送信を許容時間の間は強制的
に継続させる。許容時間の間に通信ラインが復帰する
と、副コントローラ37はリセットされるため停止指示
を送信するが、本体コントローラ20からの炊飯動作中
である旨の信号を受信することで、本体コントローラ2
0への送信を炊飯指示に切替える。本体コントローラ2
0は炊飯指示を受けて炊飯制御の一時停止状態を解除
し、停止前の状態から炊飯制御を継続する。次に、通信
復帰しない場合について説明する。図6の場合と同様
に、本体コントローラ20が通信ラインの断線を検出す
ると、バーナ11を消火して炊飯制御を一時停止の状態
とし、炊飯中である旨の信号の送信を許容時間の間強制
的に継続させる。ここで、通信ラインが復帰せず、許容
時間が経過しても本体コントローラ20が炊飯指示を受
信しなかった場合には、炊飯制御を完全に停止し、停止
中である旨の信号を送信する。その後、通信ラインが復
帰しても、副コントローラ37は停止中である旨の信号
を受信するため、停止状態が継続される。
【0022】以上説明したように、本実施例の炊飯器に
よれば、炊飯中や保温中,或は予約待機中に器具に物が
当たったり、誤ってジャー部30を持ち上げてしまった
りすることにより通信が一時的に途切れた場合にも制御
を継続することで、炊飯途中に炊飯動作が停止してしま
い、炊飯を最初から行なわなければならないといった不
具合を防ぐことができるため、使い勝手が良い。また、
通信が途切れた場合には、バーナ11を消火する或はヒ
ータ36をOFFするといった制御を行なうため安全性
が高い。更に、長時間通信が途切れた場合には制御を停
止することで、ジャー部30を載置した際に使用者の意
に反して動作を継続するといった誤動作を防ぐことがで
きる。加えて、動作に応じてタイマ時間を変えることに
より、使用条件や危険度に応じて最適なタイマ時間にす
ることができ、使い勝手がより向上する。
【0023】尚、本実施例の炊飯器においては、自動復
帰制御処理を通信が途切れた場合にのみ行なったが、炊
飯や保温或は予約動作時に操作部33により誤って停止
操作がされた場合にも、一定時間内に再び操作部33に
より停止前の動作をするための操作がされた場合には、
その動作を継続するようにしてもよい。このような制御
を行なうことにより、操作部33による誤操作に対して
の不具合も防ぐことができる。
【0024】以上本発明の実施例について説明したが、
本発明はこうした実施例に何等限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる
態様で実施し得ることは勿論である。例えば、商用電源
を得るための差込みプラグ21を副コントローラに設
け、本体コントローラ20やヒータ36の電源を副コン
トローラ37から供給するような構成であってもよい。
このような構成によれば、ジャー部30をベース部10
から外して移動させた場合にも、商用電源があれば保温
が可能となる。
【0025】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の請求項1
記載の炊飯器によれば、炊飯動作中或は保温動作中に器
具に物が当たったり、誤ってジャー部を持ち上げてしま
ったりすることにより通信が一時的に途切れた場合に
も、炊飯動作或は保温動作が継続されるため使い勝手が
よい。また、通信が途切れた後には炊飯動作或は保温動
作を停止させるため、安全性が高い。更に、所定の許容
期間を越えた場合には自動復帰させないため、通信が長
時間途切れた後であるにもかかわらずジャー部を載置し
た際に使用者の意に反して動作を継続するといった誤動
作を防ぐことができる。
【0026】更に、本発明の請求項2記載の炊飯器によ
れば、通信不能となった際のシーケンス内容に応じた許
容期間を設定することにより、誤操作による動作停止
や、使用者の意に反して動作が継続されるといった不具
合を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例としての炊飯器の説明図である。
【図2】自動復帰制御処理を表わすフローチャートであ
る。
【図3】自動復帰制御処理を表わすフローチャートであ
る。
【図4】自動復帰制御処理を表わすフローチャートであ
る。
【図5】自動復帰制御処理を実行しない場合のタイムチ
ャートである。
【図6】自動復帰制御処理を実行した場合のタイムチャ
ートである。
【図7】自動復帰制御処理を実行した場合のタイムチャ
ートである。
【符号の説明】
10…ベース部、 11…バーナ、 18…釜底サーミ
スタ、20…本体コントローラ、 21…差込みプラ
グ、 23…接続端子、30…ジャー部、 33…操作
部、 34…表示部、 35…蓋サーミスタ、36…ヒ
ータ、 37…副コントローラ、 38…接続端子。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バーナ及び該バーナの燃焼動作を制御す
    る燃焼制御部を備えたベース部と、 上記ベース部の上に着脱自在に載置され、上記バーナに
    より加熱される釜を備えたジャー部とからなる炊飯器に
    おいて、 上記ジャー部に設けられ、入力操作により上記燃焼制御
    部を制御する操作部と、 上記操作部からの入力に基づいた信号を上記燃焼制御部
    に送る通信制御部と、 上記ジャー部の上記ベース部への定位置載置状態で上記
    燃焼制御部と上記通信制御部とを電気的接続させる接続
    手段と、 上記燃焼制御部と上記通信制御部との間の通信が不能と
    なった場合には炊飯動作或は保温動作を停止し、通信不
    能となってから所定の許容期間内に通信が再開された場
    合にのみ、炊飯動作或は保温動作を自動復帰させる自動
    復帰手段とを備えたことを特徴とする炊飯器。
  2. 【請求項2】 上記所定の許容期間は、通信不能となっ
    た際のシーケンス内容に応じた値とすることを特徴とす
    る請求項1記載の炊飯器。
JP30565596A 1996-10-30 1996-10-30 炊飯器 Expired - Fee Related JP3461423B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30565596A JP3461423B2 (ja) 1996-10-30 1996-10-30 炊飯器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30565596A JP3461423B2 (ja) 1996-10-30 1996-10-30 炊飯器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10127489A true JPH10127489A (ja) 1998-05-19
JP3461423B2 JP3461423B2 (ja) 2003-10-27

Family

ID=17947757

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30565596A Expired - Fee Related JP3461423B2 (ja) 1996-10-30 1996-10-30 炊飯器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3461423B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006288724A (ja) * 2005-04-11 2006-10-26 Tiger Vacuum Bottle Co Ltd 調理用家電機器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006288724A (ja) * 2005-04-11 2006-10-26 Tiger Vacuum Bottle Co Ltd 調理用家電機器
JP4670443B2 (ja) * 2005-04-11 2011-04-13 タイガー魔法瓶株式会社 電気炊飯器

Also Published As

Publication number Publication date
JP3461423B2 (ja) 2003-10-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN100473907C (zh) 带有防止忘记熄火功能的炉具
KR100656669B1 (ko) 가열조리기
JP2017003244A (ja) 加熱調理器
JP3461423B2 (ja) 炊飯器
CN112696712B (zh) 灶具点火器的点火控制方法
JP7300308B2 (ja) ガスコンロ
JP7265918B2 (ja) ガスコンロ
JP4125845B2 (ja) 加熱調理器
JP5897401B2 (ja) コンロ
JP2837753B2 (ja) 保温機能付き炊飯器
JP3806957B2 (ja) 調理器
JP5809480B2 (ja) 加熱調理器
JP4382971B2 (ja) 加熱調理器
JP7265917B2 (ja) ガスコンロ
KR950005239B1 (ko) 연소 제어장치
JP2001090952A (ja) ガスコンロ
KR100407565B1 (ko) 그릴장치
JPH10262818A (ja) 保温炊飯器
JPH09154720A (ja) 調理器
JPH0581804B2 (ja)
JPH04295512A (ja) 温度センサ付加熱調理器
JP4418933B2 (ja) 燃焼器具
KR19990082705A (ko) 가열조리기
JPS6358023A (ja) 加熱調理器具
JPH06129648A (ja) 加熱調理装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090815

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120815

Year of fee payment: 9

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120815

Year of fee payment: 9

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120815

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140815

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees