JPH10126931A - 電線引留クランプ - Google Patents

電線引留クランプ

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Publication number
JPH10126931A
JPH10126931A JP29346196A JP29346196A JPH10126931A JP H10126931 A JPH10126931 A JP H10126931A JP 29346196 A JP29346196 A JP 29346196A JP 29346196 A JP29346196 A JP 29346196A JP H10126931 A JPH10126931 A JP H10126931A
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JP
Japan
Prior art keywords
clamp
retaining
hanger rod
wedge member
wedge
Prior art date
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Pending
Application number
JP29346196A
Other languages
English (en)
Inventor
Seisuke Hiruko
靖介 蛭子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Electric Works Ltd
Original Assignee
Asahi Electric Works Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Electric Works Ltd filed Critical Asahi Electric Works Ltd
Priority to JP29346196A priority Critical patent/JPH10126931A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 くさびとハンガーロッド保持体とが連結ピン
により確実に固定されている引留クランプを得ること。 【解決手段】 クランプ溝5が形成されたクランプ本体
1と、前記クランプ溝5との間に電線をクランプするく
さび部8及びハンガーロッド保持体3に連結される引留
部10を有するくさび部材2とからなる引留クランプに
おいて、ハンガーロッド保持体3に対して自由に回動で
きる状態として先端部をくさび部材2の引留部10の接
手孔13に挿入される連結ピン15を備え、この連結ピ
ン15の先端部には外周面に多数の抜け止め歯15bが
成形され、前記接手孔13の外周壁を圧縮することによ
り抜け止め歯15bが接手孔13の内壁に喰い込んだ状
態で前記連結ピン15が前記引留部10に固定された電
線引留クランプ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電線を電柱のよう
な支持体に引留めるための配電線のくさび式引留クラン
プに関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように、電線を電柱のような支持
体に引留めるために用いられるくさび式引留クランプ
は、電線挿入溝を形成された断面U形のクランプ本体
と、前記電線挿入溝中に挿入されて電線をクランプする
くさび部材とを備えるが、前記くさび部材は、ハンガー
ロッド保持体もつU形のハンガーロッドにより、電柱の
碍子金具等に連結引留される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述したハ
ンガーロッドは、くさび部材に対して回動可能に支持さ
れる必要があるので、従来のハンガーロッド保持体は同
ハンガーロッド保持体を貫通する連結ピンによりくさび
部材に回動可能に取付けられ、同連結ピンの先端部に打
ち込まれる抜け止めピンによりくさび部材より抜けるの
を防止されている。しかしながら、前述した抜け止めピ
ンは剪断強度が小さいので、ハンガーロッドとくさび部
材との間に強い引張り力が働くと、容易に破断したり、
また、長時間に亙って風雨に晒されると、腐蝕により損
傷して効果を果たさなくなる欠点がある。
【0004】したがって、本発明の目的は、ハンガーロ
ッドとくさび部材との間に強い引張り力が加わっても、
くさび部材とハンガーロッドとの関係が容易に破壊され
ることがなく、長期間に亙ってくさび部材とハンガーロ
ッドとの関係を維持できる引留クランプを提供するにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明は、クランプ溝が形成されたクランプ本体
と、前記クランプ溝との間に電線をクランプするくさび
部及びハンガーロッド保持体に連結される引留部を有す
るくさび部材とからなる引留クランプにおいて、ハンガ
ーロッド保持体に対して自由に回動できる状態として先
端部をくさび部材の引留部の接手孔に挿入される連結ピ
ンを備え、この連結ピンの先端部には外周面に多数の抜
け止め歯が成形され、前記接手孔の外周壁を圧縮するこ
とにより抜け止め歯が接手孔の内壁に喰い込んだ状態で
前記連結ピンが前記引留部に固定された電線引留クラン
プを提案するものである。
【0006】後述する本発明の好ましい実施例の説明に
おいては、前記抜け止め歯は多数の環状歯である構造、
前記環状歯は抜き止め方向に鋭角となっている構造、前
記接手孔の内周面は円筒面とされた構造が説明される。
【0007】
【実施例】図1は本発明による引留クランプの側面図、
図2は裏面図、図3は図1を左方より見た側面図で、本
発明による引留クランプは、クランプ本体1、くさび部
材2、ハンガーロッド保持体3、及びU形のハンガーロ
ッド4よりなる。
【0008】図3に示すように、クランプ本体1は断面
逆U字形に軽量のアルミニウム合金でモールドされるも
ので、内側にクランプ溝5が形成してある。このクラン
プ溝5の下部両側には後述のくさび部材2の下面の段部
2aと圧接する肩部5aが形成され、上面5bは電線と
係合するよう半円形になっている。
【0009】図5に示すように、クランプ溝5の上面5
bには電線滑り止め用の多数の切起し歯、即ち鋸歯状突
起6が円弧状に切り立てられる。つまり、これらの切起
し歯、即ち鋸歯状突起6は、先端が鋭利な鏨等の刃物や
プレス加工等でクランプ溝5の上面5bに角度をもって
切り起こし加工されるから、これらの鋸歯状突起6は、
絶縁被覆を除去された比較的軟質の電線の撚線導体Wの
表面に喰い込むことができる。また、クランプ本体の頂
部一端にはハンマによるくさび部材への打ち込み用突起
7が形成されている。
【0010】一方、くさび部材2はくさび部8とこのく
さび部8に連続した引留部10とから構成されるけれど
も、図3に示すように、くさび部8は、段部2a間の中
央平坦下面2bと、電線の外形に合わせた湾曲上面2c
とを有しており、図1に示すように、その湾曲上面2c
は左下方に傾斜した状態にある。
【0011】また、前記引留部10はくさび部8の基部
より下方に突出しており、上部に横方向に貫通する抜止
め孔11が形成され、同抜止め孔11にはクランプ本体
1の抜け出しを防止するせむしピン12が挿入されるよ
うになっている。
【0012】クランプ本体1はくさび部8の図1におけ
る右端の薄肉部より左方へ向けて嵌め込むことができる
が、やがて、くさび部材の厚肉部の上面がクランプ溝5
の両側内壁に接するから、それ以上左方へは動けなくな
る。一方、右方へは自由に移動できるので、クランプ本
体1とくさび部8との間に電線を介在させた後、せむし
ピン12を抜止め孔11に挿入すれば、クランプ本体1
及びくさび部8は電線から外れなくなる。
【0013】前述したくさび部材2の引留部10内には
連結ピン15の先端部を挿入できる接手孔13が形成さ
れ、その外部は圧縮固定用の円筒部14となっている。
【0014】ハンガーロッド保持体3は横長の部材で、
連結ピン15を回転自在に貫通できる貫通孔が形成され
るが、同連結ピン15は抜け止め用の丸頭15aを有す
るので、連結ピン15がハンガーロッド保持体3から抜
け出すことはない。図4に示すように、連結ピン15の
先端部には多数の環状抜け止め歯15bが形成されてい
るが、各環状抜け止め歯15bは図示のように抜け止め
方向に鋭角となっている。この環状抜け止め歯15bと
しては、ねじ山で代用できるかのように考えられるけれ
ども、ねじ山では連結ピン15に回転力が加わると、外
れてしまう危険があるので、採用できない。
【0015】この環状抜け止め歯15bが形成された連
結ピン15の先端部は、引留部10の接手孔13に挿入
された後、円筒部14を多角形、例えば断面六角形に圧
縮すして接手孔13の内壁を環状抜け止め歯15bに喰
い込ませると、連結ピン15は強固に引留部10に固定
されることになる。
【0016】ハンガーロッド保持体3は、両側にロッド
孔17を有し、ロッド孔17はそれぞれその側方に薄い
切れ目18を有している。切れ目18の幅はロッド孔1
7の直径より小である。ハンガーロッド4は金属棒をU
形に曲げ、その両端部を残し中央の大部分は例えば塩化
ビニール等で被覆した絶縁部が形成されている。ハンガ
ーロッド4はその両端に頭部21と、この頭部に続く円
形断面部22とを有し、円形断面部22は頭部21の径
より小さい径で、保持体3のロッド孔17と滑嵌合しう
る径を有し、この円形断面部22に続く薄肉部23が切
れ目18を通過するこのによってロッド孔17と嵌合し
ている。
【0017】本発明による引留クランプを用いて電線を
電柱等に引留めるには、クランプ本体1とくさび部材2
とは分離しておき、図6に示すように、ハンガーロッド
4を電柱24に固定された碍子25に取付け、くさび部
材2を電柱に連結すればよい。次に、電線の絶縁被覆を
除去した撚線導体Wをクランプ本体1のクランプ溝5内
に係合させ、クランプ本体1を前記のようにくさび部8
に図1で右方より嵌め込む。この状態で、せむしピン1
2を抜止め孔11に挿入できる場合にあっては、電線か
らのクランプ本体1及びくさび部材2がバラバラに分解
することがなく、作業中の不用意な落下を防止できる。
続いて、ハンマでクランプ本体の突起7の右面を打ち、
銅芯線Wをくさび部8との間で固定する。最後にせむし
ピン12を抜止め孔11に挿入してクランプ本体1の抜
け止めを行うことにより、引留め作業が終了し、作業完
了の確認ができる。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、外周に多数の抜け止め
歯を有する連結ピンをくさび部材の円筒部の接手孔に挿
入し、その円筒部を圧縮すことにより抜け止め歯を喰い
込ませるようにしたので、ハンガーロッド保持部が確実
にくさび部材に連結される。またピンは接手孔内にある
ので腐蝕することもなく、損傷することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による引留クランプの側面図である。
【図2】同引留クランプの裏面図である。
【図3】同引留クランプの左側面図である。
【図4】同引留クランプの連結ピンの側面図である。
【図5】同引留クランプに用いるクランプ本体の一部拡
大断面図である。
【図6】電線の引留状態を示す図である。
【符号の説明】
1 クランプ本体 2 くさび部材 2a 段部 2b 中央平坦下面 2c 湾曲上面 3 ハンガーロッド保持体 4 ハンガーロッド 5 クランプ溝 5a 肩部 5b 上面 6 鋸歯突条 7 打ち込み用突起 8 くさび部 10 引留部 12 せむしピン 13 接手孔 14 円筒部 15 連結ピン 15a 丸頭 15b 環状抜け止め歯 17 ロッド孔 18 切れ目 21 頭部 22 円形断面部 23 薄肉部 24 電柱 25 碍子 W 撚線導体

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クランプ溝が形成されたクランプ本体
    と、前記クランプ溝との間に電線をクランプするくさび
    部及びハンガーロッド保持体に連結される引留部を有す
    るくさび部材とからなる引留クランプにおいて、ハンガ
    ーロッド保持体に対して自由に回動できる状態として先
    端部をくさび部材の引留部の接手孔に挿入される連結ピ
    ンを備え、この連結ピンの先端部には外周面に多数の抜
    け止め歯が成形され、前記接手孔の外周壁を圧縮するこ
    とにより抜け止め歯が接手孔の内壁に喰い込んだ状態で
    前記連結ピンが前記引留部に固定されたことを特徴とす
    る電線引留クランプ。
  2. 【請求項2】 前記抜け止め歯は多数の環状歯であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の電線引留クランプ。
  3. 【請求項3】 前記環状歯は抜き止め方向に鋭角となっ
    ていることを特徴とする請求項2記載の電線引留クラン
    プ。
  4. 【請求項4】 前記接手孔の内周面は円筒面とされたこ
    とを特徴とする請求項3記載の電線引留クランプ。
JP29346196A 1996-10-15 1996-10-15 電線引留クランプ Pending JPH10126931A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011015497A (ja) * 2009-06-30 2011-01-20 Asahi Electric Works Ltd 電線引留クランプ
KR101068925B1 (ko) 2010-04-19 2011-09-29 박철웅 단조성형방식으로 제작 가능한 클램프본체를 포함하는 전력선 클램프장치
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CN106122373A (zh) * 2016-06-30 2016-11-16 中国海洋石油总公司 一种钢丝绳安装进楔形接头的安装工具
CN107994508A (zh) * 2017-05-17 2018-05-04 王国涛 一种山顶之间的电线架线方法
CN108321728A (zh) * 2018-02-01 2018-07-24 合肥工业大学 一种双螺丝批输出的绝缘穿刺线夹安装作业工具

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040309