JPH10126630A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH10126630A
JPH10126630A JP8270689A JP27068996A JPH10126630A JP H10126630 A JPH10126630 A JP H10126630A JP 8270689 A JP8270689 A JP 8270689A JP 27068996 A JP27068996 A JP 27068996A JP H10126630 A JPH10126630 A JP H10126630A
Authority
JP
Japan
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output
dot pattern
image
pattern
image processing
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP8270689A
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English (en)
Inventor
Eiichiro Ikeda
栄一郎 池田
Yuji Konno
裕司 今野
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Publication of JPH10126630A publication Critical patent/JPH10126630A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 連続して同じドットパターンが並ぶことがな
くなり、これによりすじむらの発生を効果的に抑えるこ
とができる画像処理装置の提供を目的とする。 【解決手段】 入力カラー多値画像に対して疑似中間調
処理を行い、画像出力装置が出力可能な階調数に変換す
る画像処理手段と、前記画像処理手段からの出力信号を
ドットに変換し出力を行う画像出力手段とを備えた画像
処理装置において、前記画像処理手段は、入力カラー多
値画像データに対して、所定のビット数のID情報で符
号化されているドットパターンを選択し、その選択した
ドットパターンのID情報を画像出力手段に対して出力
する手段を備え、前記画像出力手段は、前記画像処理部
からのID情報とドットパターンを対応付けるテーブル
104と、前記テーブルを複数の小領域に分割し、前記
複数の小領域の位置を変化させるパターンテーブル並び
替え手段103、105を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は入力多値画像データ
から所定のドットパターンを形成する画像処理装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来から、多値の入力画像データを、プ
リンタ等の出力装置が表現可能な階調数に変換して出力
を行う手法として、疑似中間調処理が数大く提案されて
いる。例えばディザ法や誤差拡散法である。また他に
も、入力した1画素の多値の画像データを複数画素から
なるドットパターンに変換することにより、画像データ
の2値化処理と解像度変換処理を同時に行なうことがで
きる濃度パターン法という技術も知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この濃度パターン法
は、プリンタのドット発生をドットパターンで展開して
いる。このため、プリンタのメカ精度による紙送り誤差
(副走査方向)や走査むら(主走査方向)やインク着弾
誤差などの影響による画質劣化を避けることが出来なか
った。つまり、図13(a)のように4×4の同じドッ
トパターンが連続して出力される場合を考えると、理想
的には図13(b)のように打たれるべきであるが、実
際は上記理由、特に紙送り誤差の影響を受け、図13
(c)のように等間隔にドットが打たれない。これが印
字結果としてすじむらとなって現れ、画質を悪くする。
【0004】本発明は上述した従来技術の欠点を除去す
るものであり連続して同じドットパターンが並ぶことが
なくなり、これによりすじむらの発生を効果的に抑える
ことができ、また連続してドットパターンが並ぶ領域に
対して、ドットパターンをずらす処理を行うので、画像
全体のノイズ感を改善でき、また、印字パス数に応じて
ドットパターンをずらす処理の頻度を制御するので、す
じむらの効果とノイズ感の減少とを調整できる画像処理
装置の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上述した従来技
術の欠点を除去するものであり、以下の手段からなる。
【0006】入力カラー多値画像に対して疑似中間調処
理を行い、画像出力装置が出力可能な階調数に変換する
画像処理手段と、前記画像処理手段からの出力信号をド
ットに変換し出力を行う画像出力手段とを備えた画像処
理装置において、前記画像処理手段は、入力カラー多値
画像データに対して、所定のビット数のID情報で符号
化されているドットパターンを選択し、その選択したド
ットパターンのID情報を画像出力手段に対して出力す
る手段を備え、前記画像出力手段は、前記画像処理部か
らのID情報とドットパターンを対応付けるテーブル
と、前記テーブルを複数の小領域に分割し、前記複数の
小領域の位置を変化させるパターンテーブル並び替え手
段を有することを特徴とする画像処理装置。
【0007】又、本発明は以下の手段からなる。
【0008】入力カラー多値画像に対して疑似中間調処
理を行い、画像出力装置が出力可能な階調数に変換する
画像処理手段と、前記画像処理手段からの出力信号をド
ットに変換し出力を行う画像出力手段とを備えた画像処
理装置において、前記画像処理手段は、入力カラー多値
画像データに対して、所定のビット数のID情報で符号
化されているドットパターンを選択し、その選択したド
ットパターンのID情報を画像出力手段に対して出力す
る手段を備え、前記画像出力手段は、前記画像処理部か
らのID情報とドットパターンを対応付けるテーブル
と、前記テーブルを複数の小領域に分割する手段と、以
前に出力されたドットパターンと現在のドットパターン
を比較するパターン比較手段を備え、前記比較手段にお
いて現在のパターンと以前に出力されたパターンが異な
ると判断されたら前記領域分割されたテーブルの小領域
の位置を変えずにドットパターンを出力し、前記比較手
段においてパターンが同じと判断されたら、前記領域分
割された小領域の位置変化させてドットパターンを出力
することを特徴とする画像処理装置。
【0009】又、本発明は以下の手段からなる。
【0010】入力カラー多値画像に対して疑似中間調処
理を行い、画像出力装置が出力可能な階調数に変換する
画像処理手段と、前記画像処理手段からの出力信号をド
ットに変換し出力を行う画像出力手段とを備えた画像処
理装置において、前記画像処理手段は、入力カラー多値
画像データに対して、所定のビット数のID情報で符号
化されているドットパターンを選択し、その選択したド
ットパターンのID情報を画像出力手段に対して出力す
る手段を備え、前記画像出力手段は、前記画像処理部か
らのID情報とドットパターンを対応付けるテーブル
と、前記テーブルを1つ以上の領域に分割する手段とを
備え、前記ID情報とドットパターンを対応付ける時
に、以前に出力されたドットパターンのうち、出力装置
の印字手法に応じて比較するパターンの数及びその位置
を決定する周辺参照画素決定手段と、前記周辺画素決定
手段で決定されたドットパターンと現在のドットパター
ンを比較するパターン比較手段と、現在のパターンと以
前に出力されたパターンが異なると判断されたら前記領
域分割されたテーブルの小領域の位置を変えずにドット
パターンを出力し、前記比較手段においてパターンが同
じと判断されたら、前記領域分割された小領域の位置変
化させてドットパターンを出力することを特徴とする画
像処理装置。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0012】(実施の形態1)図1、2、4は本発明の
実施の形態における画像処理装置の構成を示したブロッ
ク図である。本実施の形態1における画像処理方法は、
本出願人と同一出願人による特願平7−107330号
に記載されている手法を用いる。この画像処理方法は入
力フルカラー画像データを2値化するだけでなく、解像
度変換と色変換処理も同時に行う処理方法である。
【0013】この画像処理方法の原理を図3を使って簡
単に説明する。入力画像データとして例えばCMY24
ビットの多値データが入力される。この入力値に最も近
い色を再現するYMCKの出力ドットパターン(4×
4)の組み合わせを選択し、出力を行う。入力画像デー
タに対してどの出力パターンを選択するかは、図5に示
すようにCMY空間上で、入力CMYデータと、出力パ
ターンの再現する色データの座標間の距離が最も近いも
のを選択する。さらに、そのパターンの再現色データ
(Cr,Mr,Yr)と、入力データ(C,M,Y)と
の誤差をCMY各色毎に注目画素周辺に拡散する。この
処理により、図3に示すように入力に対して出力が縦横
4倍に拡大されるため、解像度変換処理を同時に行って
いることになる。また、入力の色空間に対して、出力パ
ターンの再現色をマッピングし、入出力空間の間の誤差
を最小化することで、色変換処理も同時に行っているこ
とに相当する。
【0014】図4はこの画像処理方法を用いる本発明の
実施の形態におけるシステム全体を示す図であり、ホス
トコンピュータ401中に入力画像を処理する画像処理
部402を持ち、プリンタ403にデータを転送する。
プリンタ403中の印字制御部404は、ホストコンピ
ュータ側から転送されたデータを基に、印字データを生
成する。
【0015】画像処理部402の詳細構成を示すブロッ
ク図を図2に示す。入力画像データがRGBそれぞれ8
bitの合計24bitであったとき、輝度濃度変換部
202は、RGB24bitのデータをCMYそれぞれ
8bitの24bitデータに変換する。加算器203
では、輝度濃度変換部202で変換されたCMYデータ
に、既に処理を行った複数の画素で発生した誤差データ
に所定の比率を掛けた値を加算する。誤差メモリ204
に蓄積された誤差データの内、現画素に配分される誤差
データが、誤差メモリ204から出力され、加算器20
3により各色毎に加算される。この加算後のデータが量
子化部206に入力される。量子化部206は入力した
データの下位nビット(n<8)を切り捨てる量子化処
理を行なう。これは次の代表色テーブル207の容量を
削減するためである。代表色テーブル207からは、プ
リンタ403の印字制御部404側が出力ドットパター
ンを識別するために必要なID情報を出力する。ここで
印字制御部404が格納するドットパターンが図3に示
したように1画素の入力データに対し4×4画素から構
成されるビットマップであるとすると、すべてのビット
マップ情報を持つ場合、YMCK各16bit、計64
bitのデータとなる。
【0016】しかしこの入力1画素につき64bit長
のデータを送ることはプリンタ側の印字制御部に設ける
メモリ容量が増大してしまうため、あまり現実的な方法
ではない。さらに、出力側のプリンタが十分な解像度を
持つ場合、4×4の中の全てのビットの組み合わせのビ
ットマップ情報は必ずしも必要ではなくなってくる。以
上のようなことから、必ずしも64bitのデータは必
要でないため、データ長を64bitから例えば8bi
t程度に落とし、このデータ長で表現できる256個の
組み合わせを代表色とし、印字制御部404は256通
りのビットマップを格納している。従って代表色テーブ
ル207はこれを識別するためのID情報として、25
6通りのID情報を入力アドレスに対応してテーブルに
格納している。
【0017】再現色テーブル208は、代表色テーブル
207から出力されるID情報に対応して、そのID情
報が示す出力パターンの実際に再現される濃度値(C
r,Mr,Yr)を格納しておき、出力するテーブルで
ある。この濃度値は例えば、予め実際に出力された代表
色の出力パターンを測色して得たデータを濃度値に変換
することによって得られる。減算部205では加算部2
03から出力されるCMYデータから、再現色テーブル
107より出力される濃度値Cr,Mr,Yrを減算
し、その結果を出力する。これが入力濃度値に対する出
力代表色の再現色との誤差となる。この誤差は図6に示
すような重み係数により重み付けが行なわれ周囲の画素
に誤差成分として拡散するため、誤差メモリ204に格
納される。
【0018】次に、プリンタ403におけるドット発生
を制御する印字制御部404の構成を示したブロック図
を図1に示す。メモリコントローラ101は、ホストコ
ンピュータ401側から送られてくるID情報を、ライ
ンメモリ102に格納し、プリンタエンジンのタイミン
グに合わせてデータを読み出す。パターンテーブル10
4は8bitのID情報のそれぞれに対応したドットパ
ターンを格納している。パターンテーブル並び替え部1
03は、パターンテーブル104から出力されるドット
パターンを、パターンテーブル並び替え制御部105か
らの情報を用いて並べ替え、それをプリンタエンジンへ
出力する。すなわち入力されるID情報8bitに対し
て、YMCK各色16ドットのドットのON/OFF
を、ドットパターン内の順番に各色1ビット、計4ビッ
トずつ出力する。
【0019】次に、図7〜9を用いて、図1におけるパ
ターンテーブル並び替え部103、及びパターンテーブ
ル並び替え制御部105の動作を説明する。パターンテ
ーブル並び替え部103では、図7のように例えば4×
4のテーブルをからまでの1×4の小領域に分割す
る。一方、パターンテーブル並び替え制御部105は、
図8のように、主走査方向に従ってパターンを並び替え
る情報をパターンテーブル並び替え部103に送る。図
では、 {}{}{}{}
{}・・・・・ のように周期性を持たせているが、周期性を大きくして
も、2次元的な周期を持たせても、あるいは、ランダム
に並び替えても構わない。図9はこのようにしてずらし
た場合のドット印字結果を示した図である。上から順番
に、4×4集中型ずらしなし、4×4集中型ずらしあ
り、4×4分散型ずらしなし、4×4分散型ずらしあり
である。
【0020】このような、ずらし機構を加えることによ
って、主走査方向に同じドットパターンが並ぶことがな
くなり、その結果、すじむらが緩和される。図10、1
1はこれを示した図であり、図10(b)は4×4集中
型でドットを打たせメカ的ノイズによりすじむらが出て
しまったもの、図10(b)は4×4集中型で規則ずら
しを加え、すじむらを緩和したもの、図11(a)は4
×4分散型でドットを打たせメカ的ノイズによりすじむ
らが出てしまったもの、図11(b)は4×4分散型で
規則ずらしを加え、すじむらを緩和したものである。
【0021】このように、本実施の形態の画像処理方法
によれば、色変換処理、解像度変換処理、2値化処理を
それぞれ独立に行わなくても良く、高速に処理すること
ができ、さらにプリンタ本体側のメモリ容量を削減する
ことができる。
【0022】更に従来、同じドットパターンが連続して
並んだ場合、紙送り誤差などのメカ的要因によりすじむ
らとなってしまったものに対し、本実施の形態によれば
同じドットパターンが続かないように、ドットパターン
発生時にずらし機構を設けることですじむらを緩和する
ことが可能となる。
【0023】(実施の形態2)図12は、プリンタ内の
ドット発生を制御する印字制御部404の実施の形態2
における構成を示したブロック図である。ホストコンピ
ュータ側での処理方法は実施の形態1と同じであるので
説明は省略する。以下図12を用いて動作を説明する。
【0024】メモリコントローラ801は、ホストコン
ピュータ側から送られてくるID情報を、ラインメモリ
802に格納し、プリンタエンジンのタイミングに合わ
せてデータを読み出す。パターンテーブル803は、メ
モリコントローラ801からのID情報を受け取り、そ
れに対応するドットパターンテーブルを出力する。一
方、ラインメモリ802は、数画素(1画素以上)前の
ID情報とそのパターン情報を比較部804に送る。何
画素前までを参照するか、どの座標の画素を比較対象と
するかは、印字パス数情報もしくは予め周辺参照画素決
定手段808で決定する。比較部804はメモリコント
ローラ801からのドットパターンを示すIDとライン
メモリ802からの数画素前のID情報を比較し、現在
のドットパターンのIDが数画素前のIDと異なる場合
はパターンテーブル803からのドットパターンをその
ままプリンタエンジンへ出力する様にSW805を制御
する。また、現在のドットパターンを示すIDが数画素
前のIDと比較し、同じIDなら、パターンテーブル8
03からのドットパターンをパターンテーブル並び替え
部806へ送る様にSW805を制御する。パターンテ
ーブル並び替え部806はパターンテーブル並び替え制
御部807の制御により、ドットパターンをずらしてか
らプリンタエンジンへ出力する。ここで、並び替えの手
法は、実施の形態1と同じであるため、説明は省略す
る。また、SW805はパターンを並び替えたか否かの
情報をラインメモリ802に転送する。
【0025】次に、周辺画素決定手段808における前
何画素の情報を参照するのかを印字パス数情報から決定
する方法を説明する。参照画素数を増やせば、全てのド
ットパターンが同じになる確率は減るので、ドットパタ
ーンをずらす制御は減る。よって、ずらしの数が減るた
め、ずらすことに起因する画像のノイズが増えてしまう
ことは回避できるが、反面すじむら対策の効果は減る。
また、参照画素を減らせば、参照画素とのドットパター
ンが同じになる確率は増えるので、ずらすべきドットパ
ターン数は増え、すじむら対策には効果大であるが、そ
の分ずらしによる画像ノイズが増える。
【0026】ここで、印字パス数を増やせば、マスクな
どにより、すじむらを減らすことが可能である。従って
この場合は参照画素を多くして、ドットパターンをずら
す数を減らす。これにより画像のS/Nをよくすること
ができる。また、印字パス数を減らす場合はそれだけす
じむらも多くなるため、参照画素を少なくする。これに
よりドットパターンをずらす数を増やすことができ、す
じむらを消すことができる。周辺画素決定手段808は
8パス印字の場合には、参照画素を前3画素程度にし、
4パス印字の場合は、前1画素程度を参照する。
【0027】このように、以前に打たれたドットパター
ンと現在打つドットパターンを比較し、ドットパターン
が同じなら、そのパターンをずらして打つ機構を持たせ
ることで、ずらす必要のない場所のドットパターンをず
らすことによる画像のノイズ感の増大を抑えることが可
能となる。また、印字パス数に応じた最適なすじむら対
策をとることが可能となる。
【0028】以上説明したように、本発明に係るダイ1
の実施の形態によれば、ID情報とパターンテーブルに
よりドットパターンへの変換時に、パターンテーブルを
複数個の小領域に分割し、4×4の領域内でその小領域
の位置を任意に、あるいは、ある一定の規則、パターン
に従って並べ替えて新たなパターンテーブルを作成して
から、ドットパターンへと変換することを特徴とする。
【0029】これにより、連続して同じドットパターン
が並ぶことがなくなり、結果としてすじむらの発生を効
果的に抑えることが可能となる。
【0030】また、本発明に係る第2の実施の形態によ
れば、パターンテーブルから出力するドットパターンへ
の変換時に、ドット発生画素の周辺画素を参照し、前記
周辺画素のID情報と現画素のID情報かつ周辺画素と
現画素のドットパターンが全て同じになるなら、パター
ンテーブルを複数個の小領域に分割し、4×4の領域内
でその小領域の位置を任意に、あるいは、ある一定の規
則、パターンに従って並べ替えて新たなパターンテーブ
ルを作成してから、ドットパターンへと変換することを
特徴とする。
【0031】これにより、連続したドットパターンが並
ぶ領域にだけドットパターンずらしを行なうことにな
り、画像全体のノイズ感(S/N比)を改善できる。
【0032】また、パターンテーブルから出力するドッ
トパターンへの変換時に、印字パス数情報もしくは予め
決めた参照情報によりドット発生画素の周辺参照画素を
決定する周辺参照画素決定手段を有し、前記周辺画素決
定手段によって参照された参照画素全てのID情報とド
ット発生画素のID情報が同じかつ周辺画素とドット発
生画素のドットパターンが全て同じになるなら、パター
ンテーブルを複数個の小領域に分割し、4×4の領域内
でその小領域の位置を任意に、あるいは、ある一定の規
則、パターンに従って並べ替えて新たなパターンテーブ
ルを作成してから、ドットパターンへと変換することを
特徴とする。
【0033】印字パス数によって参照画素の数を調節し
てやることにより、すじむら効果、画像のS/Nを任意
に調節することが可能となる。参照画素を少なくすれば
ドットパターンをずらす回数が増え、画像のノイズ感は
若干増すが、すじむら低減の効果は絶大である。また、
参照画素を多くすればドットパターンをずらす回数が減
り、画像のノイズ感はなくなるが、すじむら低減の効果
は低くなる。このことと、印字パス数を多くすると一般
にマスク効果などによりすじむら発生を抑えることがで
きることを利用して、パス数により参照画素の領域を変
化させることで、パス数が多いときには参照画素の数を
多くして画像のS/Nをよくし、また、パス数が少ない
ときには参照画素の数を少なくしてすじむらを大幅に低
減させることが可能となる。
【0034】
【発明の効果】以上説明した如く本発明によれば、連続
して同じドットパターンが並ぶことがなくなり、これに
よりすじむらの発生を効果的に抑えることができる。ま
た、連続してドットパターンが並ぶ領域に対して、ドッ
トパターンをずらす処理を行うので、画像全体のノイズ
感を改善できる。また、印字パス数に応じてドットパタ
ーンをずらす処理の頻度を制御するので、すじむらの効
果とノイズ感の減少とを調整できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における第1の実施の形態の画像処理方
法のプリンタ側の印字制御部の構成を説明するブロック
図。
【図2】ホストコンピュータ側の画像処理部の構成を説
明するブロック図。
【図3】入力画像データと出力ドットパターンの関係を
説明する図。
【図4】システム全体を示す図。
【図5】入力データと選択する出力パターンの再現色デ
ータとのCMY空間上における関係を示す図。
【図6】発生した誤差を拡散するための拡散マトリクス
を示した図。
【図7】パターンテーブルのずらし機構を説明した図。
【図8】パターンテーブルのずらし機構を説明した図。
【図9】パターンテーブルのずらし機構を説明した図。
【図10】ドットパターンをずらすことによるすじむら
除去の効果を示した図。
【図11】ドットパターンをずらすことによるすじむら
除去の効果を示した図。
【図12】第2の実施の形態におけるプリンタ側の印字
制御部の構成を説明するブロック図。
【図13】従来の印字方法でドットパターン展開したも
のを印字した結果を示した図。
【符号の説明】
101、801、301 メモリコントローラ 102、802、302 ラインメモリ 103、806 パターンテーブル並び替え部 104、803、303 パターンテーブル 105、807 パターンテーブル並び替え制御部 804 比較部 805 切り替え部 808 周辺画素決定手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力カラー多値画像に対して疑似中間調
    処理を行い、画像出力装置が出力可能な階調数に変換す
    る画像処理手段と、前記画像処理手段からの出力信号を
    ドットに変換し出力を行う画像出力手段とを備えた画像
    処理装置において、前記画像処理手段は、入力カラー多
    値画像データに対して、所定のビット数のID情報で符
    号化されているドットパターンを選択し、その選択した
    ドットパターンのID情報を画像出力手段に対して出力
    する手段を備え、前記画像出力手段は、前記画像処理部
    からのID情報とドットパターンを対応付けるテーブル
    と、前記テーブルを複数の小領域に分割し、前記複数の
    小領域の位置を変化させるパターンテーブル並び替え手
    段を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 入力カラー多値画像に対して疑似中間調
    処理を行い、画像出力装置が出力可能な階調数に変換す
    る画像処理手段と、前記画像処理手段からの出力信号を
    ドットに変換し出力を行う画像出力手段とを備えた画像
    処理装置において、前記画像処理手段は、入力カラー多
    値画像データに対して、所定のビット数のID情報で符
    号化されているドットパターンを選択し、その選択した
    ドットパターンのID情報を画像出力手段に対して出力
    する手段を備え、前記画像出力手段は、前記画像処理部
    からのID情報とドットパターンを対応付けるテーブル
    と、前記テーブルを複数の小領域に分割する手段と、以
    前に出力されたドットパターンと現在のドットパターン
    を比較するパターン比較手段を備え、前記比較手段にお
    いて現在のパターンと以前に出力されたパターンが異な
    ると判断されたら前記領域分割されたテーブルの小領域
    の位置を変えずにドットパターンを出力し、前記比較手
    段においてパターンが同じと判断されたら、前記領域分
    割された小領域の位置変化させてドットパターンを出力
    することを特徴とする画像処理装置。
  3. 【請求項3】 入力カラー多値画像に対して疑似中間調
    処理を行い、画像出力装置が出力可能な階調数に変換す
    る画像処理手段と、前記画像処理手段からの出力信号を
    ドットに変換し出力を行う画像出力手段とを備えた画像
    処理装置において、前記画像処理手段は、入力カラー多
    値画像データに対して、所定のビット数のID情報で符
    号化されているドットパターンを選択し、その選択した
    ドットパターンのID情報を画像出力手段に対して出力
    する手段を備え、前記画像出力手段は、前記画像処理部
    からのID情報とドットパターンを対応付けるテーブル
    と、前記テーブルを1つ以上の領域に分割する手段とを
    備え、前記ID情報とドットパターンを対応付ける時
    に、以前に出力されたドットパターンのうち、出力装置
    の印字手法に応じて比較するパターンの数及びその位置
    を決定する周辺参照画素決定手段と、前記周辺画素決定
    手段で決定されたドットパターンと現在のドットパター
    ンを比較するパターン比較手段と、現在のパターンと以
    前に出力されたパターンが異なると判断されたら前記領
    域分割されたテーブルの小領域の位置を変えずにドット
    パターンを出力し、前記比較手段においてパターンが同
    じと判断されたら、前記領域分割された小領域の位置変
    化させてドットパターンを出力することを特徴とする画
    像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記画像処理手段は、前記ドットパター
    ンの再現色データと入力カラー多値画像データとの誤差
    を周辺画素に所定の比率で配分することを特徴とする請
    求項1〜3記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記パターンテーブル並び替え手段は、
    ある一定の周期によって小領域を並び替えることを特徴
    とする請求項1記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記パターンテーブル並び替え手段は、
    ランダムに小領域を並び替えることを特徴とする請求項
    1記載の画像処理装置。
JP8270689A 1996-10-14 1996-10-14 画像処理装置 Withdrawn JPH10126630A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011123473A (ja) * 2009-11-10 2011-06-23 Ricoh Co Ltd 画像処理装置及びプログラム

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JP2011123473A (ja) * 2009-11-10 2011-06-23 Ricoh Co Ltd 画像処理装置及びプログラム

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