JPH114340A - 画像処理方法及び装置 - Google Patents

画像処理方法及び装置

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JPH114340A
JPH114340A JP9155065A JP15506597A JPH114340A JP H114340 A JPH114340 A JP H114340A JP 9155065 A JP9155065 A JP 9155065A JP 15506597 A JP15506597 A JP 15506597A JP H114340 A JPH114340 A JP H114340A
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JP9155065A
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Yuji Konno
裕司 今野
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 それぞれのオブジェクト画像の特徴に応じた
処理を行うことができるようにすることを目的とする。 【解決手段】 画像データ及びオブジェクト画像変化点
情報含む画像データを入力する入力手段と、前記画像デ
ータを画像出力装置の持つ複数の記録素子の並び方向に
応じて並べ替えする並替手段とを有し、並替手段は、前
記変化点情報を付け替えることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はオブジェクト画像の
特徴に応じた色処理を行う画像処理方法及び装置及び記
録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、多値の入力画像データを、プ
リンタ等の出力装置が表現可能な階調数に変換して出力
を行う手法として、疑似中間調処理が数多く提案されて
いる。例えばディザ法や誤差拡散法である。また他に
も、入力フルカラー画像データを2値化するだけでな
く、解像度変換と色変換処理も同時に行う処理方法が提
案されている。この画像処理方法の原理を図5を使って
簡単に説明する。入力画像データとして例えばCMY2
4ビットの多値データが入力される。この入力値に最も
近い色を再現するYMCKの出力ドットパターン(4×
4)の組み合わせを選択し、出力を行う。入力画像デー
タに対してどの出力パターンを選択するかは、図6に示
すようにCMY空間上で、入力CMYデータと、出力パ
ターンの再現する色データの座標間の距離が最も近いも
のを選択する。さらに、そのパターンの再現色データ
(Cr,Mr,Yr)と、入力データ(C,M,Y)と
の誤差をCMY各色毎に注目画素周辺に拡散する。この
処理により、図5に示すように入力に対して出力が縦横
4倍に拡大されるため、解像度変換処理を同時に行って
いることになる。また、入力の色空間に対して、出力パ
ターンの再現性をマッピングし、入出力空間の間の誤差
を最小化することで、色変換処理も同時に行っているこ
とに相当する。
【0003】この画像処理方法の処理の流れを簡単に説
明する図を図2、図3、図4に示す。図4はこの画像処
理方法を用いたシステム全体を示す図であり、ホストコ
ンピューター401中に入力画像を処理する画像処理部
402を持ち、プリンター403にデータを転送する。
プリンター403中の印字制御部404で、ホストコン
ピューター側から転送されたデータを基に、印字データ
を生成する。
【0004】画像処理部402の処理内容を示すブロッ
ク図を図2に示す。入力画像データが RGBの24ビ
ットであったとき、輝度濃度変換部202によりCMY
の24bitデータに変換する。加算器203では、輝
度濃度変換部202で変換されたCMYデータに、既に
処理を行った複数の画素で発生した誤差データを所定の
比率で周辺画素に配分し、誤差メモリ204に蓄積され
た内、現画素に配分された誤差データが、誤差メモリ2
04から入力され、各色毎に加算される。この加算後の
データが量子化部206に入力されて下位nビット(n
<8)を切り捨てる。これは次の代表色テーブル207
の容量を削減するための量子化を行っている。代表色テ
ーブル207からは、プリンター403の印字制御部4
04側で出力ドットパターンを識別するID情報を出力
する。ここでドットパターンが図5に示したように4×
4であったときには、すべてのビットマップ情報を持つ
場合、YMCK各16bit、計64bitのデータと
なる。しかしこの入力1画素につき64bit長のデー
タを送ることはプリンタ側の印字制御部に設けるメモリ
容量が増大してしまうため、あまり現実的な方法ではな
い。さらに、出力側のプリンターが十分な解像度を持つ
場合、4×4の中のビットマップ情報は必ずしも必要で
はなくなってくる。以上のようなことから、データ長を
64bitから例えば8bit程度に落とし、このデー
タ長で表現できる256個の組み合わせを代表色とし、
これを識別するためのID情報をこの代表色テーブル2
07の入力アドレスに対応してテーブルに格納してお
く。再現色テーブル208は、代表色テーブル207か
ら出力されるID情報に対し、そのID情報が示す出力
パターンの実際に再現された濃度値(Cr,Mr,Y
r)を出力するテーブルである。この濃度値は例えば、
実際に出力された代表色を測色して得たデータから濃度
値に変換することによって得られる。減算部205では
加算部203から出力されるCMYデータから、再現色
テーブル107より出力される濃度値Cr,Mr,Yr
を減算し、その結果を出力する。これが入力濃度値に対
する出力代表色の再現色との誤差となる。この誤差は図
7に示すような重み付けを行って周囲の画素に対する誤
差成分として拡散し、誤差メモリ204に格納する。
【0005】一方図4に示したプリンター内部の印字制
御部404の処理内容を説明するブロック図を図3に示
す。本プリンタはインクを吐出するための記録ヘッドに
よって印刷を行うインクジェットプリンタであり、ノズ
ルが所定のノズル数(Nとする)分、縦に並んだ記録ヘ
ッドを有する。このインクジェットプリンタにおいては
一般的に、ホスト側からきたラスタ上のデータをノズル
方向に並べ替える必要が出てくる。例えばノズルが縦方
向に各色24ノズル並んでいるときは、各色24ライン
のラインメモリを使用して縦方向に並べ替える。このラ
スタ方向からノズル方向へのデータの並べ替えをHV変
換と呼ぶ。ただし最近のインクジェットプリンタの高解
像度化や、ノズル数の増大により、HV変換のためのラ
インメモリ容量が著しく増加し、プリンタ本体のコスト
アップ要因の一つとなってきている。しかしながら図3
で記載されている画像処理方法を用いることでHV変換
に用いるラインメモリの削減が可能である。ホストコン
ピュータ側よりラスタ状に送られてくる1画素8bit
のID情報は、ラインメモリ302によりノズルの方向
にID情報単位で並べ替える。例えばヘッドの副走査方
向を構成するノズル数が24個であり、また代表色を表
現するドットパターンが4×4である場合には、主走査
6ライン分のID情報をラインメモリ302に格納すれ
ばよい。そして、ラインメモリ302上において主走査
方向に並んでいるID情報の並びを、副走査方向に並び
替える。
【0006】このHV変換について、図10および図1
1を参照して具体的に説明する。図10の(a)が入力
画素群であり、各画素を代表色テーブル207で置き換
えたのが図10の(b)である。即ち図10の(a)に
示す画素a1の代表色ID情報が、図10の(b)に示
すA1である。尚、図10の(a)、(b)共に、入力
画素の主走査6ライン分(a行〜f行)を例として挙げ
ている。即ち図10の(b)はラインメモリ302内に
読み込まれた6ライン分のID情報を示す。
【0007】第1HV変換部301において、図10の
(b)に示す並びのID情報は、ラインメモリ302上
において図11の(a)に示す並びに変換される。図1
0の(b)において縦方向に並んでいたA1〜F1の6
ライン分のID情報が、図11の(a)に示す様に横方
向に並べ替えられる。
【0008】第1HV変換部301において並び替えら
れたIDJ応報は、次にパターンテーブル303に入力
される。パターンテーブル303においては、入力され
たID情報に応じて、記録ヘッドより出力すべきドット
パターンを出力する。例えば、入力される8ビットのI
D情報に対して、YMCK各色ともに4×4ドットのパ
ターンにおける各ドットのオン/オフを、各色1ビット
で示す。
【0009】そして第2変換部304では、パターンテ
ーブル303で変換されたドットパターンがブロック状
であるため、各ブロック単位のHV変換を行う。即ち、
図11の(a)に1601で示されるA1〜F1をパタ
ーンテーブル303においてドットパターンに変換した
結果が図11の(b)であり、これがブロックメモリ3
05に1ブロックラインとして格納される。そして第2
変換部304では、ブロックメモリ305に格納された
各ブロックを記録ヘッドのノズルの並び方向にHV変換
した後、プリンターエンジンへ出力する。
【0010】以上のようにして、この画像処理方法によ
れば、色変換処理、解像度変換処理、2値化処理をそれ
ぞれ独立に行わなくても良く、高速に処理することがで
き、さらにプリンタ本体側のメモリ容量を削減すること
ができた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
画像処理方法の処理構成では、入力画像の特徴に応じた
処理を行うことはできなかった。例えば入力画像が自然
画であった場合と文字やグラフィックのような画像の時
とでは最適な処理パラメータは異なる。これをそれぞれ
のモードを設けて、各画像データの特徴に最適なパラメ
ータで処理を行っても良いが、1ページ内に異なる特性
を持つオブジェクトが存在したときには、それぞれのオ
ブジェクトに適した処理パラメータで処理を行うことが
できないという問題点があった。
【0012】本発明は上述の点に鑑みてなされたもので
あり、それぞれのオブジェクト画像の特徴に応じた処理
を行うことができるようにすることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、画像データ及びオブジェクト画像変化点情
報含む画像データを入力する入力手段と、前記画像デー
タを画像出力装置の持つ複数の記録素子の並び方向に応
じて並べ替えする並替手段とを有し、並替手段は、前記
変化点情報を付け替えることを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)本実施形態のシステムの構成を図1に示
す。ホストコンピューター101上に、アプリケーショ
ン102が存在し、テキストやグラフィック、自然画等
の画像データを作成してOS内のプリンタドライバに転
送する。この時アプリケーション102から送られてく
るデータ103として、上述の画像データの他に、1ペ
ージの画像データを形成する複数の画像オブジェクト毎
の識別情報が送られる。プリンタドライバ105中の画
像処理部106ではこの画像データとオブジェクト識別
情報を基にプリンタに転送するデータを生成し、データ
出力部107を介してプリンタ108に対して出力を行
う。
【0015】図1中の画像処理部106の処理内容を説
明するブロック図を図8に示す。ここで、輝度濃度変換
部801、誤差メモリ803、量子化部等の図2のブロ
ック図と処理内容が同一であるものは、同一の名称をつ
け説明を省略する。
【0016】図1においてアプリケーション102から
送られてきたオブジェクト識別情報が、図8の信号線8
06から入力され、807、808、813、814の
各スイッチに入力される。オブジェクト識別情報は例え
ば1ビットのデータとして1画素毎に入力され、「0」
の時は自然画の画像オブジェクトを示し、「1」の時は
グラフィックやテキストの画像オブジェクトが入力画像
データとして入力されるものとする。この値によって各
スイッチを切り替えて、代表色テーブル1と代表色テー
ブル2、および再現色テーブル1と再現色テーブル2を
選択する。代表色テーブル1と再現色テーブル1はそれ
ぞれオブジェクト識別情報が「0」の時、すなわち自然
画オブジェクトであったときに選択され、代表色テーブ
ル2と再現色テーブル2はオブジェクト識別情報が
「1」の時、すなわちグラフィックオブジェクトであっ
たときに選択される。これらのテーブルはそれぞれのオ
ブジェクトに最適なドットパターンを選択し、そのドッ
トパターンの持つ再現色値をテーブルとして持ってい
る。
【0017】ここでこの2種類の代表色テーブルにそれ
ぞれ別のID情報を割り当てた場合、従来例と同じビッ
ト数8bitで表そうとしたときには、それぞれのテー
ブルの要素が減り、逆にテーブルの要素を減らさないよ
うにすれば、ID情報のビット数が増えてしまい、転送
の負荷が増してしまう。そこで本発明ではID情報8b
itで表せる256通りのコードの中から、テーブルが
切り替わったことを示す識別コードを1つ設け、プリン
タ側ではそのコードを基に出力パターンを選択する。例
えば8bitのコード0x00〜0xFF内、0x00
〜0xFEは出力ドットパターンを選択するためのイン
デックス情報、0xFFはオブジェクト識別情報により
代表色テーブルおよび再現色テーブルが切り替えられた
ことを示す識別コードに割り当てる。このようにするこ
とで代表色テーブル1と代表色テーブル2で、異なるド
ットパターンを示すID情報でも、同じコードを割り当
てることができるため、コードの使用効率が高まる。ま
たホストコンピュータとプリンタの間の転送負荷も増大
しない。識別コード付加部815はアプリケーション側
から送られてきたオブジェクト識別情報が変化したタイ
ミングで識別コード0xFFを出力してから、識別コー
ド以外のID情報のコードをプリンタ側に送り、それ以
外の時は識別コードは送らずID情報のコードのみを出
力する。
【0018】次に図1中のプリンター内部の印字制御部
109の処理内容を説明する図を図9に示す。図2と同
様に図3のブロック図と処理内容が同じものは説明を省
略する。ホストコンピューターから送られてきたID情
報の8bitのデータがタイミング制御部901及び識
別コード判定部902に入力される。ここでホスト側か
ら送られてくるID情報と、実際に印字する画素とのタ
イミングを合わせる。今、図12(a)に示すように2
種類のオブジェクトA、Bが並列した画像データがある
とする。ホスト側より、図12(b)に示すようにオブ
ジェクトAによって発生したID情報A11、A12・
・・Apm、オブジェクトBによって発生したID情報
B11、B12・・・Bpn、オブジェクトが切り替わ
ったことを示す識別コード0xFFが入力されてくる。
識別コード判定部902ではこの識別コード0xFFが
入力されたら、タイミング制御部901に信号(例えば
Highの信号)を送り、それ以外はLowの信号を送
る。タイミング制御部901では、識別コード判定部9
02からの信号がHighのとき、すなわち入力された
ID情報が識別コードであったときには、0xFFのI
D情報を、ID情報HV変換部903に転送しない。ま
た識別コード判定部902からの信号がLowのときは
そのままID情報を、ID情報HV変換部903に転送
する。ID情報HV変換部903に入力されてきたID
情報は図13(a)のように、図12(b)から識別コ
ードの0xFFを取り除いた符号系列となり、これがラ
インメモリ904に入力されてHV変換が行われる。
【0019】また、識別コード判定部902から現画素
のオブジェクト属性がA、Bいずれかであるかの情報が
オブジェクト情報HV変換部905に入力される。この
ときの入力されてくる情報は図13(b)のようになり
(もしこのとき入力されてくる情報が1ビットであるな
らば、例えばAが「0」、Bが「1」のようになる)、
図13(a)に示した各ID情報が、それぞれA、Bど
ちらのオブジェクトかを示すビットプレーンとなる。
【0020】スイッチ907および910では、オブジ
ェクト情報HV変換部905に格納されているHV変換
されたオブジェクト情報を元にして、各オブジェクト毎
に用意されたパターンテーブル1とパターンテーブル2
を切り替える。これによりホストコンピュータ側でオブ
ジェクト識別情報によって、代表色テーブルと再現色テ
ーブルが切り替えられているため、そのテーブルに対応
するパターンテーブルを用いることになる。このように
してホストコンピュータ側で自然画オブジェクト用のテ
ーブルを用いた時には、プリンタ側も自然画用のパター
ンテーブルを用い、グラフィックオブジェクト用のテー
ブルを用いたときには、プリンタ側もグラフィック用の
パターンテーブルを用いることが可能となる。
【0021】ここでは説明を簡単にするため、代表色テ
ーブルと再現色テーブルおよびパターンテーブルを2つ
しか用意していないが、もちろんそれ以上のテーブルを
持たせて、それらをオブジェクトの特性に応じて切り替
えても良い。
【0022】また図1で説明したホストコンピュータ内
部の構成において、画像オブジェクト識別情報を生成す
るのはアプリケーションであったが、他にもOS内部で
呼び出されるシステム関数等の情報を用いて、画像の特
性を自動判別し、オブジェクト識別情報を生成するよう
な構成でも良い。
【0023】また本実施形態では二つの種類のオブジェ
クトを1つの識別コードで区別していたが、例えば3種
類以上の画像オブジェクトに対しては、割り当てる識別
コードの数を増やしてオブジェクトの識別を行うことも
可能である。
【0024】このように、本実施形態によれば、代表色
テーブル、再現色テーブル及びパターンテーブルを各画
像オブジェクトの特徴に対応させて用意しているので、
各画像オブジェクトの特徴に応じた最適な処理を行うこ
とが可能となる。
【0025】また、識別コード付加部815によって上
述の様に処理することにより、必要な情報の転送量も少
なくて済み、データ転送効率の低下を起こすことなく処
理の実現が可能である。
【0026】さらに画像オブジェクト毎にテーブルを切
り替えることで同じコードに異なるドットパターンを割
り当てることが可能であるため、符号化効率も良い。
【0027】(実施形態2)実施形態2はオブジェクト
情報を格納するためのラインメモリを持たずに、HV変
換時に識別コードの付け替えを行って、オブジェクト毎
にパターンテーブルの切替を行うことを特徴とする。
【0028】実施形態2の画像出力システムの構成は基
本的には実施形態1の図1と同じである。本実施形態に
おけるプリンタ内部の印字制御部を示す図を図15に示
す。まずホスト側からのID情報が、例えば図12
(a)に示すようにオブジェクトAとBが並列していた
として、各オブジェクトのID情報が図12(b)のよ
うに入力されるとする。このデータをそのままID情報
HV変換でHV変換してしまうと、識別コードがオブジ
ェクトの境界点にこなくなり、パターンテーブルにより
ID情報からパターンへの復号化ができなくなる。そこ
でID情報HV変換部2001では図14に示すように
識別コードの付け替えを行う。具体的な付け替え方法を
説明するフローチャートを図16に示す。本フローチャ
ートは図12のようにA、B2つのオブジェクトしかな
い場合の処理を説明するが、2つ以上のオブジェクトで
も簡単な変更で対応が可能である。まず2102におい
て現画素がA、Bどちらのオブジェクトかを示す現画素
オブジェクト情報の初期値をセットする。2114にお
いて現画素が識別コードか否かの判定を行い、識別コー
ドであったときには何もせずに、2108以降で画素位
置の更新を行う。識別コードでなかったときには、21
03において(X,Y)はラインメモリ2002上の座
標位置を示すもので、Xが主走査方向、Yが副走査方向
(ヘッドのノズル方向)である。このとき(X,Y)=
(i,j)であったときはそれよりも1ライン前のID
情報、すなわち(i−1,j)から(i,j−1)まで
の識別コードの発生回数をカウントする。2104で
は、この識別コード数が奇数か偶数かを判定する。奇数
の場合はオブジェクトが切り替わったことを示し、21
05において切り替わりを示す識別コードを挿入し、2
106において現画素オブジェクト情報を変更する。も
し現画素オブジェクト情報がAならBへ、BならAへ変
更する。また識別コード数が偶数であったときには、オ
ブジェクトが切り替わっていないことを示し、現画素オ
ブジェクト情報は変更しない。この識別コード数による
オブジェクト情報の変更が終了したら、次の画素に移る
ために2108以降の処理で座標位置の更新を行う。
【0029】上記フローチャートに示す処理により、図
12(b)に示したID情報のデータが図14のように
識別コードが付け替えられてHV変換が行われる。図1
2(a)のような画像データをHV変換するとオブジェ
クトの切替点は図14の1902に示す1点のみとな
る。
【0030】図14のように並べ替えられたID情報は
図15の2003及び2004に入力され、識別コード
とそれ以外のID情報を判定し、実際にプリンタエンジ
ンで印字する画素とID情報とのタイミングを合わせ
る。
【0031】以上のような構成により、オブジェクト情
報を格納するためのラインメモリを使用せずに、画像オ
ブジェクト毎の処理を最適化することが可能となる。
【0032】(他の実施形態)本発明は複数の機器(た
とえばホストコンピュータ、インタフェース機器、リー
ダ、プリンタ等)から構成されるシステムに適用しても
一つの機器(たとえば複写機、ファクシミリ装置)から
なる装置に適用してもよい。
【0033】また前述した実施形態の機能を実現する様
に各種のデバイスを動作させる様に該各種デバイスと接
続された装置あるいはシステム内のコンピュータに、前
記実施形態機能を実現するためのソフトウエアのプログ
ラムコードを供給し、そのシステムあるいは装置のコン
ピュータ(CPUあるいはMPU)を格納されたプログ
ラムに従って前記各種デバイスを動作させることによっ
て実施したものも本発明の範疇に含まれる。
【0034】またこの場合、前記ソフトウエアのプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコード自体、及びそのプログ
ラムコードをコンピュータに供給するための手段、例え
ばかかるプログラムコードを格納した記憶媒体は本発明
を構成する。
【0035】かかるプログラムコードを格納する記憶媒
体としては例えばフロッピーディスク、ハードディス
ク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、磁気
テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いるこ
とが出来る。
【0036】またコンピュータが供給されたプログラム
コードを実行することにより、前述の実施形態の機能が
実現されるだけではなく、そのプログラムコードがコン
ピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティング
システム)、あるいは他のアプリケーションソフト等と
共同して前述の実施形態の機能が実現される場合にもか
かるプログラムコードは本発明の実施形態に含まれるこ
とは言うまでもない。
【0037】更に供給されたプログラムコードが、コン
ピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接続された
機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された後そのプ
ログラムコードの指示に基づいてその機能拡張ボードや
機能格納ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部
または全部を行い、その処理によって前述した実施形態
の機能が実現される場合も本発明に含まれることは言う
までもない。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
オブジェクト画像の特徴に応じた処理を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像出力システムの全体構成を示すブロック
図。
【図2】従来例の画像処理方法のホストコンピュータ側
の画像処理部の構成を説明するブロック図。
【図3】従来例の画像処理方法のプリンター側の印字制
御部の構成を説明するブロック図。
【図4】従来例の画像処理方法を用いたシステム全体を
示す図。
【図5】従来例の画像処理方法の入力画像データと出力
ドットパターンの関係を説明する図。
【図6】従来例の画像処理方法の、入力データと選択す
る出力パターンの再現色データとのCMY空間上におけ
る関係を示す図。
【図7】従来例の画像処理方法の、発生した誤差を拡散
するための核酸マトリクス。
【図8】実施形態1の画像処理部を示すブロック図。
【図9】実施形態1の印字制御部を示すブロック図。
【図10】従来例の印字制御部におけるHV変換を説明
する図。
【図11】従来例の印字制御部におけるHV変換を説明
する図。
【図12】実施形態1において、ホスト側から送られて
くる複数のオブジェクトからなる画像データのID情報
を示す図。
【図13】実施形態1の印字制御部の2つのラインメモ
リに格納されるデータを示す図。
【図14】実施形態2において、識別コードの付け替え
が行われたことを示す図。
【図15】実施形態2の印字制御部を示すブロック図。
【図16】実施形態2の印字制御部のID情報HV変換
部において識別コードの付け替え方法のアルゴリズムを
説明するフローチャート。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 1/52 H04N 1/46 B

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データ及びオブジェクト画像変化点
    情報含む画像データを入力する入力手段と、 前記画像データを画像出力装置の持つ複数の記録素子の
    並び方向に応じて並べ替えする並替手段とを有し、 並替手段は、前記変化点情報を付け替えることを特徴と
    する画像処理装置。
  2. 【請求項2】 さらに、前記並び替えされた画像データ
    を、該画像データが属するオブジェクト画像の特徴に応
    じたパターンテーブルに基づき展開する展開手段を有す
    ることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記パターンテーブルはグラフィック画
    像に対応したパターンテーブルおよび自然画像に適した
    パターンテーブルが含まれることを特徴とする請求項2
    記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 さらに、前記展開された画像データに基
    づき、インクジェット方式を用いて記録媒体上に画像を
    形成する画像形成手段を有することを特徴とする請求項
    2記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 画像データ及びオブジェクト画像変化点
    情報含む画像データを入力する入力工程と、 前記画像データを画像出力装置の持つ複数の記録素子の
    並び方向に応じて並べ替えする並替工程とを有し、 並替工程は、前記変化点情報を付け替えることを特徴と
    する画像処理方法。
  6. 【請求項6】 入力カラー画像データに対して、画像処
    理部で疑似中間調処理を行い、再現可能な階調数に変換
    し、画像出力部が画像を形成する画像処理方法であっ
    て、 前記画像処理部は、入力カラー画像データをID情報に
    符号化し、オブジェクト画像の変化部分に対して変化点
    を示す符号を割り当て、該ID情報を及び該変化点を示
    す符号を前記画像出力部に出力し、 前記画像出力部は、ラスタ方向から、複数の記録素子の
    並び方向に前記ID情報を並び替えるとともに、前記変
    化点を示す符号の付け替えを行い、 該変化点を示す符号に応じて、前記ID情報が属するオ
    ブジェクト画像の特徴に応じて処理することを特徴とす
    る画像処理方法。
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