JPH10125820A - セラミックス回路基板及びその製造方法 - Google Patents

セラミックス回路基板及びその製造方法

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JPH10125820A
JPH10125820A JP8297387A JP29738796A JPH10125820A JP H10125820 A JPH10125820 A JP H10125820A JP 8297387 A JP8297387 A JP 8297387A JP 29738796 A JP29738796 A JP 29738796A JP H10125820 A JPH10125820 A JP H10125820A
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ceramic circuit
green sheet
conductor layer
layer
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Yoichi Moriya
要一 守屋
Yoshiaki Yamade
善章 山出
Yoribumi Sakamoto
頼史 阪本
Koji Shioya
侯治 塩屋
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Sumitomo Metal Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 セラミックス回路基板製造の際、スクリーン
印刷法によると微細で高密度な表面導体層の形成が難し
い。一方、焼結体表面にスパッタリング法等で薄膜を形
成する方法では、高価な装置を必要とする等の問題があ
り、焼結体表面にフォトレジスト層を形成し、フォトリ
ソグラフィーを利用して厚膜導体層を形成する方法で
は、化学薬品を多量に使用するため、製造コストが高く
なる。 【解決手段】 グリーンシート11a表面に導体ペース
トベタ層13aを形成した後積層し、凹凸部14aが形
成されたプレス用部材14をグリーンシート積層体15
表面に押圧し、導体ペーストベタ層13aを凸部上面1
10b及び凹部底面110aの導体ペースト層13b、
13cとに分断した後、焼成し、表面に凹凸部17aが
形成され、表面導体層16a、16bが凸部上面17b
と凹部底面17cとにそれぞれ形成されたセラミックス
回路基板18を製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はセラミックス回路基
板及びその製造方法に関し、より詳細には半導体素子等
を搭載するためのパッケージ基板等として用いられるセ
ラミックス回路基板及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりLSI等を搭載するためのパッ
ケージ基板等として、セラミックス回路基板が使用され
ている。
【0003】図4(a)〜(e)は、従来のセラミック
ス回路基板の各製造工程を模式的に示した断面図であ
る。以下においては、ガラスセラミックスを基板材料と
した場合について説明する。
【0004】まず、例えばコーディエライト(MgO−
Al23 −SiO2 )系ガラスの粉末に骨材としてア
ルミナ粉末を添加した後、混合し、この混合粉末に樹
脂、可塑剤、溶剤等をそれぞれ適量添加し、混練してス
ラリを形成する。次に、このスラリを用いて、ドクター
ブレード法等によりグリーンシート31a、31b、3
1cを作製し、これらのグリーンシート31a、・・・
に、ビアホール32の形成等、種々の加工処理を施す
(図4(a))。図4(a)、(b)において、上段は
上部表層用のグリーンシート31a、真ん中の段は内層
用のグリーンシート31b、下段は下部表層用のグリー
ンシート31cをそれぞれ示している。
【0005】次に、上記工程により形成されたグリーン
シート31a、・・・ のビアホール32にAgやAg−P
d等の粉末を含有する導体ペースト33を充填し、グリ
ーンシート31a、・・・ 表面に導体ペースト33をスク
リーン印刷法を用いて印刷する(図4(b))。
【0006】次に、上記処理が施されたグリーンシート
31a、・・・ を積層し、熱圧着することによりグリーン
シート積層体35を作製する(図4(c))。
【0007】このグリーンシート積層体35を大気雰囲
気下、200〜600℃で3〜10時間程度加熱して脱
脂処理を行った後、同様の大気雰囲気下、800〜10
00℃で30分〜10時間焼成することにより、焼結体
37の表面及び内部に導体層36a、36bが形成され
たセラミックス回路基板38の製造を完了する(図4
(d))。
【0008】上記セラミックス回路基板38の製造方法
においては、焼成により焼結体37表面の導体層36a
と焼結体37内部の導体層36bとを同時に形成する場
合を示したが、上記焼成により焼結体内部の導体層36
bのみを形成し、その後焼結体の表面に導体層36aを
形成する方法もある。
【0009】上記方法等により製造されるセラミックス
回路基板38の電気的特性を良好に保つためには内部の
導体層36bの長さがなるべく短い方がよく、セラミッ
クス回路基板38の重量を減少させ、製造コストを低減
させるためにはグリーンシート積層体35の積層数を少
なくして、焼結体37の厚さを薄くすることが望まし
い。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、近年、半導体
素子の高集積化に伴い、電子機器の高性能化や小型化が
急速に進展しており、前記半導体素子をパッケージに実
装する方法も、従来のワイヤボンディングによる実装方
法から、マルチチップ化や高密度実装に適したフリップ
チップボンディングによる実装方法等に変わってきてい
る。
【0011】このような実装方法においてはセラミック
ス回路基板38の表面に多数の接続用端子を形成する必
要があるが、上記したセラミックス回路基板38の製造
方法においては、スクリーン印刷法によりグリーンシー
ト31a、・・・ 表面に導体層ペースト33を印刷する。
そのため、メッシュ開口率が60%前後でペースト吐出
性がよく、印刷性に優れたスクリーンを使用しても、焼
結体37表面に形成される導体層36aのピッチは12
0μm(線幅/線間隔=60μm/60μm)程度が最
小値となり、余り微細な導体層36aを形成することが
できない。
【0012】従って、多数の接続端子(導体層36a)
を焼結体37表面に形成するためには内部の導体層36
bのパターンを複雑化せざるを得ず、それに伴い焼成用
のグリーンシート積層体35の積層数が多くなり、内部
の導体層36bの距離も長くなるという問題があった。
また、これら開口率の高いスクリーンはメッシュを構成
しているワイヤが細いため、寿命が短く、製造コストが
高くなるという問題もあった。
【0013】上記問題を解決するため、内部のみに導体
層を形成したセラミックス基板(焼結体)の表面にスパ
ッタリング法や蒸着法等の気相法により微細な薄膜を形
成する方法も提案されているが、上記気相法により薄膜
を形成するためには高価な装置を必要とし、消費電力も
大きいため、製造コストが高くなるという課題があっ
た。
【0014】また、セラミックス基板(焼結体)の表面
にフォトレジスト層を形成し、フォトリソグラフィーの
手法により前記フォトレジストに凹部を形成した後、前
記凹部に導体ペーストを充填し、その後フォトレジスト
層を除去することにより微細な導体層を形成する方法も
開示されている(特開平2−240996号公報等)
が、これらの方法では化学薬品を多量に使用するため、
やはり製造コストが高くなるという課題があった。
【0015】本発明は上記課題に鑑みなされたものであ
り、表面に高密度の導体層が形成され、内部導体層の長
さが短く、電気的特性に優れ、軽量で安価なセラミック
ス回路基板及びその製造方法を提供することを目的とし
ている。
【0016】
【課題を解決するための手段及びその効果】上記目的を
達成するために本発明に係るセラミックス回路基板
(1)は、表面に凹凸部が形成され、導体層が前記凹凸
部の凸部上面と凹部底面とにそれぞれ形成されているこ
とを特徴としている。
【0017】上記セラミックス回路基板(1)によれ
ば、隣接する表面の導体層は同一平面上に存在しないた
め、配線間隔をとる必要が全くなく、そのため表面に高
密度の導体層が形成されたセラミックス回路基板とする
ことができる。
【0018】また、本発明に係るセラミックス回路基板
(2)は、表面に凹凸部が形成され、導体層が前記凹凸
部の凸部上面に形成されていることを特徴としている。
【0019】上記セラミックス回路基板(2)によれ
ば、凸部間の間隔を短くとることにより、表面に高密度
の導体層が形成されたセラミックス回路基板とすること
ができる。
【0020】また、本発明に係るセラミックス回路基板
(3)は、上記セラミックス回路基板(1)又は(2)
において、内部配線及びビアが形成されていることを特
徴としている。
【0021】上記セラミックス回路基板(3)によれ
ば、表面に高密度の導体層が形成されているので、内部
導体層の長さを短くすることができ、電気的特性に優
れ、軽量で安価なセラミックス回路基板を提供すること
ができる。
【0022】また、本発明に係るセラミックス回路基板
の製造方法(1)は、上記セラミックス回路基板(1)
又は(3)の製造方法において、グリーンシート表面に
導体ペーストベタ層を形成した後、前記グリーンシート
接触面に凹凸部が形成されたプレス用部材をグリーンシ
ート表面に押圧し、該グリーンシート表面の導体ペース
トベタ層を凸部上面部分と凹部底面部分とに分断した
後、焼成する工程を含むことを特徴としている。
【0023】上記セラミックス回路基板の製造方法
(1)によれば、プレス用部材をグリーンシート表面に
押圧するという比較的簡単な方法により、導体層の配線
間隔が水平方向に関しては0の導体層を表面に形成し、
表面に高密度の導体層が形成されたセラミックス回路基
板を製造するこことができる。その結果、内部の導体層
の長さが短く、電気的特性に優れ、軽量で安価なセラミ
ックス回路基板を製造することができる。
【0024】また、本発明に係るセラミックス回路基板
の製造方法(2)は、上記セラミックス回路基板(2)
又は(3)の製造方法において、グリーンシート接触面
に凹凸部が形成されたプレス用部材をグリーンシート表
面に押圧し、該グリーンシート表面に前記凹凸形状を転
写した後、転写された凹凸部の凸部上面のみに導体ペー
スト層を形成し、焼成する工程を含むことを特徴として
いる。
【0025】上記セラミックス回路基板の製造方法
(2)によれば、転写された凹凸形状の凸部の間隔が短
い形状のプレス用部材を使用して凹凸を形成した後、凸
部上面にローラ等で導体ペーストを印刷するという比較
的簡単な方法で、表面に高密度の導体層が形成されたセ
ラミックス回路基板を製造するこことができる。その結
果、内部導体層の長さを短くすることができ、電気的特
性に優れ、軽量で安価なセラミックス回路基板を製造す
ることができる。
【0026】また、本発明に係るセラミックス回路基板
の製造方法(3)は、上記セラミックス回路基板の製造
方法(1)又は(2)において、プレス用部材が金属製
又は樹脂製であることを特徴としている。
【0027】上記セラミックス回路基板の製造方法
(3)によれば、精密な凹凸形状を有するプレス用部材
を構成することができ、前記プレス用部材を用いれば、
間隔が極めて狭い凹凸形状をグリーンシート積層体の表
面に形成することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るセラミックス
回路基板及びその製造方法の実施の形態を図面に基づい
て説明する。
【0029】図1(a)〜(e)は実施の形態(1)に
係るセラミックス回路基板の各製造工程を模式的に示し
た断面図であり、(e)は実施の形態(1)に係るセラ
ミックス回路基板を模式的に示した断面図である。
【0030】まず、実施の形態(1)に係るセラミック
ス回路基板について説明する。このセラミックス回路基
板18においては、(e)に示したように、焼結体17
の上部表面に凹凸部17aが形成され、凸部上面17b
及び凹部底面17cに表面導体層16a、16bがそれ
ぞれ形成されている。また、底部表面に表面導体層16
cが形成され、内部に内部導体層16dが形成されてい
る。
【0031】凸部上面17bに形成された表面導体層1
6aと凹部底面17cに形成された表面導体層16bと
は同一平面内に存在せず、ビアホール12内の内部導体
層16dにのみ接続されており、表面導体層16a、1
6bの垂直方向に関する間隔は十分にあるため、お互い
にショートすることはない。表面導体層16aと表面導
体層16bとの横方向の間隔は0μmであり、表層導体
層の幅を50μm程度まで小さくすることができるの
で、高密度の表面導体層16a、16bを形成すること
ができる。
【0032】セラミックス回路基板18の構成材料は、
特に限定されるものではなく、アルミナ、ムライト、A
lN、ガラスセラミックス等が挙げられるが、熱膨張係
数がSiと近く、誘電率が低く、低温焼成が可能なガラ
スセラミックスが微細配線用の基板として好ましい。
【0033】次に、このセラミックス回路基板18の製
造方法を説明する。
【0034】まず、従来の場合と同様に、例えばコーデ
ィエライト(MgO−Al23 −SiO2 )系ガラス
の粉末を、骨材としてのアルミナ粉末に添加、混合した
後、この混合粉末に樹脂、可塑剤、溶剤等をそれぞれ適
量添加し、混練してスラリを形成する。次に、このスラ
リを用いて、ドクターブレード法等によりグリーンシー
ト11a、11b、11cを作製し、これらのグリーン
シート11a、・・・ にビアホール12の形成等、種々の
加工処理を施す(図1(a))。このとき形成するビア
ホール12相互の間隔は、従来の場合よりも狭くとるこ
とができる。
【0035】次に、上記工程により形成されたグリーン
シート11a、・・・ のビアホール12にAgやAg−P
d等の粉末を含有する導体ペースト13を充填し、グリ
ーンシート11a、・・・ の表面にスクリーン印刷法によ
り導体ペースト13を印刷する(図1(b))。従来の
場合と異なり、上段のグリーンシート11aには、導体
ペーストベタ層13aを印刷、形成する。
【0036】次に、上記処理が施されたグリーンシート
11a、・・・ を積層し、熱圧着することによりグリーン
シート積層体15を作製する(図1(c))。作製され
たグリーンシート積層体表面110には、導体ペースト
ベタ層13aが形成されている。
【0037】次に、グリーンシート積層体15との接触
面に凹凸部14aが形成されたプレス用部材14及び平
板状のプレス用補助部材19を用い、両者の間にグリー
ンシート積層体15を挟持した後、30〜200kgf
/cm2 程度の圧力で押圧し、グリーンシート積層体表
面110に凹凸形状を転写する(図1(d))。このと
き、プレス用部材14の凹凸部14aを構成する凸部1
4bの中心線がビアホール12の中心にくるように正確
に位置合わせを行う必要がある。上記処理により、導体
ペーストベタ層13aが、グリーンシート表面110の
凹部底面110aに形成された導体ペースト層13c
と、凸部上面110bに形成された導体ペースト層13
cとに分断される。
【0038】このグリーンシート積層体15を酸化性雰
囲気下、200〜600℃で3〜10時間程度加熱して
脱脂処理を行った後、同様の酸化性雰囲気下、800〜
1000℃で30分〜10時間焼成することにより、上
記構成のセラミックス回路基板18の製造を完了する
(図1(e))。
【0039】原料粉末にガラスセラミックス以外の材料
を選んだ場合には、脱脂温度や焼成温度等は上記の場合
と異なる。
【0040】次に、実施の形態(2)に係るセラミック
ス回路基板及びその製造方法について説明する。
【0041】図2(a)〜(c)は、実施の形態(2)
に係るセラミックス回路基板の製造工程の一部を模式的
に表した断面図であり、(c)は実施の形態(2)に係
るセラミックス回路基板を模式的に示した断面図であ
る。
【0042】まず、実施の形態(2)に係るセラミック
ス回路基板について説明する。
【0043】このセラミックス回路基板28において
は、(c)に示したように、焼結体27の上部表面に凹
凸部27aが形成され、凸部上面27bのみに表面導体
層26aが形成されている。また、焼結体27の内部に
は内部導体層26cが、下部表面には表面導体層26b
が形成されている。凹凸部27aの凸部上面27bに形
成された表面導体層26aは、凹部27cによりお互い
に隔てられており、ショートすることはない。このセラ
ミックス回路基板28においては、凹部27cの幅を小
さくする程、高密度の表面導体層26aを形成すること
ができるが、通常凹部27cの幅は30μm程度まで小
さくすることができ、凹部上面27bの表面導体層26
aの幅を50μm程度まで小さくすることができるた
め、80μm程度のピッチの表面導体層26aを形成す
ることができる。
【0044】次に、実施の形態(2)に係るセラミック
ス回路基板の製造方法について説明する。
【0045】図示はしていないが、まず、実施の形態
(1)(図1(a)〜(c))の場合とほぼ同様にし
て、グリーンシートの作製、加工処理等を行い、ビアホ
ールへの導体ペーストの充填、グリーンシート表面への
導体ペーストの印刷を行う。このとき、表層用のグリー
ンシート表面に導体ペーストベタ層13aを印刷しな
い。次に、これらグリーンシートを用いてグリーンシー
ト積層体21を作製する。作製されたグリーンシート積
層体21の上部表面には導体ペースト層ベタ層13aが
存在しない。このグリーンシート積層体21にプレス用
部材14等を用いて凹凸を転写することにより、図2
(a)に示したグリーンシート積層体21を得る。この
グリーンシート積層体21の上部表面には凹凸部22が
形成され、凸部22aには表面に至るビアホール23が
形成され、内部に導体ペースト24が充填されている。
【0046】次に、導体ペースト24を表面に塗布した
ローラ25をグリーンシート積層体21の凹凸部22
に、凹凸部22の形状が壊れない程度の圧力で押しつけ
ながら矢印Fの方向に回転させ、導体ペースト24を凸
部22a上面に印刷して表面導体ペースト層24aを形
成する(図2(b))。
【0047】次に、実施の形態(1)に係るセラミック
ス回路基板18の製造方法と同様に脱脂、焼成を行い、
図2(c)に示したセラミックス回路基板28の製造を
完了する。
【0048】
【実施例及び比較例】以下、本発明に係るセラミックス
回路基板及びその製造方法の実施例を図面に基づいて説
明する。
【0049】[実施例1] <セラミックス回路基板18(図1)の製造> (1)グリーンシート積層体の作製 ガラスセラミックス原料粉末 ガラス材料:コーディエライト(MgO−Al23
SiO2 )系ガラス 骨材:Al23 混合比 ガラス材料粉末:骨材粉末=60重量部:40重量部 グリーンシート11a、11b、11c作製方法:ドク
タブレード法 導体ペースト13の充填、印刷 内層用の導体ペースト:Agペースト 表面用の導体ペースト:Ag−Pdペースト 導体ペーストベタ層13aの厚さ:10μm グリーンシート積層体15の寸法 縦:50mm、横:50mm ビアホール12の直径:80μm (2)プレス用部材による凹凸形状の転写 プレス用部材14として、図3(a)〜(c)に示した
プレス用部材14を使用した。なお、図3(a)は平面
図であり、(b)は断面図であり、(c)は(b)にお
ける凹凸部14aの部分拡大断面図である。また、
(c)において、Aは凸部14b同士の間隔、Bは凸部
14bの幅、Cは凸部の高さを示しており、D、Eは外
側の凸部14bの縦及び横の長さを示している。グリー
ンシート積層体15にプレス用部材14の凹凸部14a
が転写されると、凹凸が反対になる。
【0050】プレス部材:ステンレス製 プレス部材の凹凸部14aの寸法 A:120μm、B:100μm、C:150μm D:30mm、E:30mm (3)グリーンシート積層体の脱脂、焼成 脱脂条件 雰囲気:大気中、温度:500℃、時間:1時間 焼成条件 雰囲気:大気中、温度:900℃、時間:30分 (4)セラミックス回路基板の評価 セラミックス回路基板18に形成された凹凸部17aの
寸法 凸部上面17bの幅:100μm、凹部底面17cの
幅:83μm、 凹部の深さ:125μm、表面導体層16a、16bの
厚さ:8μm 凹部底面17cに形成された表面導体層16bの始点と
終点は内部導体層16dを介して下部表面導体層16c
に接続されており、配線の導通、隣接する表面導体層1
6aとのショートが測定できるようになっている。
【0051】形成された3本の表面導体層16bにつ
き、導通テストを行ったところ、いずれの表面導体層1
6bも始点から終点まで断線がなく、隣接する表面導体
層16aとのショートもなかった。
【0052】[実施例2] <セラミックス回路基板18(図1)の製造>プレス用
部材14として、ポリイミド製の樹脂シートを用いた他
は実施例1の場合と同様にセラミックス回路基板18を
製造し、評価を行った。その結果、いずれの表面導体層
16bも始点から終点まで断線がなく、隣接する表面導
体層16aとのショートもなかった。
【0053】[実施例3] <セラミックス回路基板28(図2)の製造> (1)グリーンシート積層体21の作製 原料粉末、その混合比、グリーンシートの作製、及び導
体ペーストの印刷、等については、実施例1の場合と同
様に行った。ただし、グリーンシート積層体21の上部
表面には導体ペースト層を形成しなかった。
【0054】(2)プレス用部材による凹凸形状の転写 プレス用部材14として、図3(a)〜(c)に示した
プレス用部材14を使用した。
【0055】プレス部材:ステンレス製 プレス部材の寸法 A:120μm、B:40μm、C:150μm D:30mm、E:30mm (3)ローラによるAg−Pdペーストの塗布 凸部上面17dのAg−Pd表面導体ペースト層24a
の厚さ:20μm (4)グリーンシート積層体21の脱脂、焼成 実施例1の場合と同様に行った。
【0056】(5)セラミックス回路基板28の評価 セラミックス回路基板28に形成された凹凸部27aの
寸法 凸部上面27bの幅:100μm、凹部27cの幅:3
3μm、 凹部27cの深さ:125μm、表面導体層16a、1
6bの厚さ:16μm 評価は実施例1の場合と同様に行った。ただし、評価の
対象としたのは、凸部上面27bに形成された表面導体
層26aである。その結果、いずれの表面導体層26a
も始点から終点まで断線がなく、隣接する表面導体層2
6a同士のショートもなかった。
【0057】なお、プレス部材A、Bの寸法はビアホー
ル径により制約されるが、例えば単層の回路基板等のよ
うにビアホール径を無視できる場合には、より微細な配
線を形成することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(e)は、本発明の実施の形態に係る
セラミックス回路基板の各製造工程を模式的に示した断
面図である。
【図2】(a)〜(c)は、別の実施の形態に係るセラ
ミックス回路基板の製造工程の一部を模式的に示した断
面図であり、(a)、(b)は部分拡大断面図である。
【図3】(a)は実施例の場合に用いたプレス用部材を
模式的に示した平面図であり、(b)はその断面図であ
り、(c)は(b)における部分拡大断面図である。
【図4】(a)〜(d)は、従来のセラミックス回路基
板の各製造工程を模式的に示した断面図である。
【符号の説明】
13a 導体ペーストベタ層 13b、13c 導体ペースト層 14 プレス用部材 14a 凹凸部 15 グリーンシート積層体 110 グリーンシート積層体表面 110a 凹部底面 110b 凸部上面 16a、16b 表面導体層 17a 凹凸部 17b 凸部上面 17c 凹部底面 18、28 セラミックス回路基板 22 凹凸部 22a 凸部 24a 表面導体ペースト層 26a 表面導体層 27a 凹凸部 27b 凸部上面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 塩屋 侯治 大阪府大阪市中央区北浜4丁目5番33号 住友金属工業株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に凹凸部が形成され、導体層が前記
    凹凸部の凸部上面と凹部底面とにそれぞれ形成されてい
    ることを特徴とするセラミックス回路基板。
  2. 【請求項2】 表面に凹凸部が形成され、導体層が前記
    凹凸部の凸部上面に形成されていることを特徴とするセ
    ラミックス回路基板。
  3. 【請求項3】 内部配線及びビアが形成されていること
    を特徴とする請求項1又は請求項2記載のセラミックス
    回路基板。
  4. 【請求項4】 グリーンシート表面に導体ペーストベタ
    層を形成した後、前記グリーンシート接触面に凹凸部が
    形成されたプレス用部材をグリーンシート表面に押圧
    し、該グリーンシート表面の導体ペーストベタ層を凸部
    上面部分と凹部底面部分とに分断した後、焼成する工程
    を含むことを特徴とする請求項1又は請求項3記載のセ
    ラミックス回路基板の製造方法。
  5. 【請求項5】 グリーンシート接触面に凹凸部が形成さ
    れたプレス用部材をグリーンシート表面に押圧し、該グ
    リーンシート表面に前記凹凸形状を転写した後、転写さ
    れた凹凸部の凸部上面のみに導体ペースト層を形成し、
    焼成する工程を含むことを特徴とする請求項2又は請求
    項3記載のセラミックス回路基板の製造方法。
  6. 【請求項6】 プレス用部材が金属製又は樹脂製である
    ことを特徴とする請求項4又は請求項5記載のセラミッ
    クス回路基板の製造方法。
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