JPH10125743A - 半導体装置の検査装置 - Google Patents

半導体装置の検査装置

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JPH10125743A
JPH10125743A JP28119396A JP28119396A JPH10125743A JP H10125743 A JPH10125743 A JP H10125743A JP 28119396 A JP28119396 A JP 28119396A JP 28119396 A JP28119396 A JP 28119396A JP H10125743 A JPH10125743 A JP H10125743A
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JP
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wafer
semiconductor device
ink
semiconductor
inspection
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JP28119396A
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Shigeo Sakota
茂生 迫田
Hiroyoshi Maki
博愛 牧
Hiroshi Miyashita
宏志 宮下
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体ウェハ上にマーキングしたインクを短
時間で硬化処理する機能を有する半導体ウェハ状態での
半導体装置の検査装置を提供する。 【解決手段】 ウェハ検査装置において、半導体装置の
電気的特性の検査と半導体装置の不良品のバッドマーク
を付けるウェハ検査部とアンローダ部間にバッドマーク
のインクを硬化される熱風加熱のインク硬化部20を設
ける。 【効果】 検査工程における生産性向上が可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置の検査装
置に関し、さらに詳しくは、半導体ウェハ状態で半導体
装置の電気的特性の検査と、検査結果を基に前記半導体
装置の不良品にマーキングする機能を有する半導体装置
の検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の製造におけるウェハ工程終
了後、半導体ウェハに形成された半導体装置の電気的特
性の検査を行うウェハ検査工程を行う。このウェハ検査
工程は、ウェハ状態での半導体装置の検査装置、所謂ウ
ェハ検査装置により、半導体装置の良品と不良品を選別
し、不良品と判断された半導体装置には、マーキング
(マーク付け)を行う工程である。なお、このマーキン
グには、ウェハ検査装置での半導体装置を検査後、直ぐ
に不良品の半導体装置に不良品マーク(バッドマーク)
を付けるマーキング方法と、半導体ウェハに形成された
半導体装置の各々の半導体装置の検査段階で、半導体装
置の良品と不良品の情報と各々の半導体装置の半導体ウ
ェハ上の位置情報とを記憶装置に記憶させた後、半導体
装置の不良品の位置情報を基にして、バッドマークを付
けるマーキング方法とがある。
【0003】バッドマークが付けられた半導体ウェハ
は、ベーキングオーブンで加熱処理され、バッドマーク
インクの硬化が行われる。その後は、半導体装置の組み
立て工程、即ち半導体ウェハを個々の半導体装置に分割
する工程、分割されたペレットの内、バッドマークの付
いたペレット以外の良品のペレットをリードフレーム等
に張り付けるダイボンド工程、ワイヤボンド程、樹脂封
止工程等の組み立て工程を行って、半導体装置が出来上
がる。
【0004】ここで、上述したウェハ検査工程で使用す
るウェハ検査装置とベーキングオーブンのうち、ウェハ
検査装置の従来例を、図5を参照して説明する。まず、
ウェハ検査装置50は、図5に示すように、半導体ウェ
ハ11を多数収納したウェハカセット(図示省略)をウ
ェハ検査装置50に設置する2個のローダ部12、ウェ
ハカセット内の半導体ウェハ11を一枚づつ後述するウ
ェハ検査部15に、搬送ベルト等により搬送する自動搬
送手段13、半導体ウェハ11をローダ部12よりウェ
ハ検査部15に搬送する際、半導体ウェハ11のオリエ
ンテーションフラット部をほぼ所定の位置にセットする
ローダ部12側のウェハ受け渡し部14、半導体ウェハ
に形成された半導体装置の電気的特性の検査および不良
品の半導体装置にバッドマーク付けの機能を持つウェハ
検査部15、半導体装置11をウェハ検査部15より後
述するアンローダ部17に搬送する自動搬送手段13、
後述するアンローダ部17側のウェハ受け渡し部16お
よび自動搬送手段13により送られてくる半導体ウェハ
11を収納するウェハカセット(図示省略)が設置され
る2個のアンローダ部17とにより概略構成されてい
る。
【0005】上述したウェハ検査装置50の動作は、ま
ずローダ部12に半導体装置の製造におけるウェハ工程
が終了した半導体ウェハ11が収納されたウェハカセッ
トを設置する。ローダ部12にウェハカセットが設置さ
れると、ウェハカセット内の半導体ウェハ11が一枚づ
つ自動搬送手段13により送り出され、ウェハ受け渡し
部14に移動し、ここで、半導体ウェハ11をウェハホ
ルダで自動搬送手段13上方に移動させて、その後ウェ
ハホルダの回転等を利用して、半導体ウェハ11のオリ
エンテーションフラット部をほぼ所定の位置にセットす
る。更にその後、ウェハホルダの回転を停止し、搬送ア
ーム(図示省略)により半導体ウェハ11をウェハホル
ダよりウェハ検査部15のウェハステージ上に移動させ
る。
【0006】ウェハ検査部15では、回転方向の移動と
X−Y方向の移動が可能な上記のウェハステージにより
半導体ウェハ11の位置出しを行う。その後、半導体装
置のパッド位置に対応して多数の探針を設けて形成した
プローブカードの設置位置に、半導体ウェハ11に形成
された半導体装置を移動すべく、ウェハステージを移動
させ、この位置でウェハステージを上方に移動させてプ
ローブカードの探針と半導体装置のパッドを接触させ、
半導体装置の電気的特性の検査する。この動作を繰り返
すことで、半導体ウェハ11に形成された多数の半導体
装置を一つづつ検査する。上述の検査における、半導体
装置の良品、不良品の情報および検査時のウェハステー
ジの位置情報はウェハ検査装置50の情報記憶装置(図
示省略)に記憶される。
【0007】次に、ウェハステージはバッドマークを付
けるマーカ先端位置に移動し、この位置において、上記
の半導体装置の良品、不良品の情報および検査時のウェ
ハステージの位置情報を基にして、不良品の半導体装置
にウェハステージが移動し、バッドマーク付けが行われ
る。バッドマーク付けは、半導体ウェハ11の不良品の
半導体装置のほぼ中央に、マーカ先端より熱硬化樹脂に
よるインクを放出させることで行う。
【0008】バッドマーク付けが終了した半導体ウェハ
11は、ウェハ検査部15のウェハステージよりアンロ
ーダ部17側のウェハ受け渡し部16のウェハホルダ
へ、搬送アーム(図示省略)により搬送され、その後自
動搬送手段13の搬送ベルト上に乗せられ、この自動搬
送手段13によりアンローダ部17に送られ、アンロー
ダ部17に設置されているウェハカセットに収納され
る。
【0009】上述した動作で、ウェハ検査装置50によ
る検査工程は終了するが、バッドマークを付けた半導体
ウェハ11をそのまま後工程の組み立て工程に送ると、
バッドマークの硬化が不十分なため組み立て工程におい
て、バッドマークが流れ出したり、剥がれたりしてしま
う。そのために、ウェハ検査装置50による検査工程が
終了した半導体ウェハ11は、ベーキングオーブンに
て、約160°Cで約20分の熱処理を行い、熱硬化樹
脂によるインクによるバッドマークの硬化処理をする。
【0010】上述した半導体装置の検査工程において
は、ウェハ検査装置50による電気的特性の検査および
バッドマーク付け工程と、ベーキングオーブンによる熱
処理でのバッドマークの硬化処理工程という2工程をと
るため、半導体ウェハ11を収納したカセットをウェハ
検査装置50からベーキングオーブンへ移動させるとい
う作業工数を必要とするという問題が起こる。また、ベ
ーキングオーブンは、半導体ウェハ11をベーキングオ
ーブンに入れる際に、ベーキングオーブン内の所定の温
度に加熱されている雰囲気ガスが逃げ、ベーキングオー
ブン内の温度が低下する。従って、ベーキングオーブン
内に入れた半導体ウェハ11は、バッドマーク硬化処理
のための所定の温度に達するまでに時間が掛かり、ベー
キングオーブンでの処理時間を長くする必要がある。上
述した作業工数の増加や作業時間の増加は、生産性向上
を図る上での阻害要因となる。この生産性向上を阻害し
ている原因は、ウェハ検査装置50内に、短時間でバッ
ドマークの硬化処理する機能部を持たないことにある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した半
導体装置の検査装置における問題点を解決することをそ
の目的とする。即ち本発明の課題は、半導体ウェハ上に
マーキングしたインクを短時間で硬化処理する機能を有
する半導体ウェハ状態での半導体装置の検査装置を提供
することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置の検
査装置は、上述の課題を解決するために提案するもので
あり、半導体ウェハ状態で半導体装置の電気的特性の検
査と、検査結果を基に前記半導体装置の不良品にマーキ
ングする機能を持つウェハ検査部を有する半導体装置の
検査装置において、半導体ウェハを設置するローダ部
と、ウェハ検査部と、半導体ウェハを取り出すアンロー
ダ部とを設け、ウェハ検査部とアンローダ部間に、半導
体装置の不良品にマーキングしたインクを硬化させるイ
ンク硬化部を設け、ローダ部、ウェハ検査部、インク硬
化部、アンローダ部間には半導体ウェハを搬送する自動
搬送手段を設けたことを特徴とするものである。
【0013】本発明によれば、半導体ウェハ状態で半導
体装置の電気的特性の検査と、検査結果を基に半導体装
置の不良品にマーキングする機能を持つウェハ検査部を
有する半導体装置の検査装置に、不良品にマーキングし
たインクを短時間で硬化させるインク硬化部を設けたこ
とで、従来例のような半導体ウェハを半導体装置の検査
装置からベーキングオーブンへ移動させるという作業工
数が削減され、またベーキングオーブンを使用すること
による熱処理時間の増加という問題が回避でき、検査工
程における生産性向上が可能になる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的実施の形態
例につき、添付図面を参照して説明する。なお従来技術
の説明で参照した図5中の構成部分と同様の構成部分に
は、同一の参照符号を付すものとする。
【0015】実施の形態例1 本実施の形態例は半導体装置の検査装置に本発明を適用
した例であり、これを図1および図2を参照して説明す
る。本実施の形態例の半導体装置の検査装置は、半導体
装置の製造におけるウェハ工程の終了後、半導体ウェハ
状態で半導体装置を検査する、所謂ウェハ検査装置であ
る。このウェハ検査装置1は、図1に示すように、従来
例のウェハ検査装置50(図5参照)と同様なローダ部
12、自動搬送手段13、ウェハ受け渡し部14、ウェ
ハ検査部15、アンローダ部17と、ウェハ検査部15
で半導体ウェハに形成された半導体装置の電気的特性を
検査し、半導体装置の不良品にはバッドマークをマーキ
ングした半導体ウェハが、ウェハ検査部15より送り出
されてくる、従来例のウェハ検査装置50のウェハ受け
渡し部16(図5参照)の場所に、バッドマークのイン
クを硬化させる機能を有するインク硬化部20とにより
概略構成されている。
【0016】次に、インク硬化部20の構造を図2を参
照して説明する。ここで、図2はインク硬化部20の構
造の各構成部分を分離して示した概略斜視図である。図
2に示す如く、インク硬化部20の構造は、搬送ベルト
13aによる自動搬送手段13を挟んで、上部加熱室部
21と下部加熱室部22とで概略構成されている。上部
加熱室部21は、上部加熱室23とこの上部加熱室23
に導入するガスを加熱するラインヒータ24とで概略構
成され、ウェハ検査装置1の筐体に固定されている。下
部加熱室部22は、下部加熱室25と、この下部加熱室
25を上下に移動させるエアシリンダ26と、下部加熱
室25内のガスを排気する排気管27とにより概略構成
されている。下部加熱室25には、エアシリンダ26の
上方への移動で、搬送ベルト13a上の半導体ウェハ1
1を上方に移動させる時に半導体ウェハ11を載置す
る、熱伝導率の小さな材料、例えば石英ガラスによる複
数、例えば4本のピン25aと、搬送ベルト13aが納
まる溝25bと、ガスを排気するための溝25cとが設
けられている。
【0017】次に、上述したウェハ検査装置1の動作に
ついて述べる。半導体ウェハ11が収納されたカセット
がローダ部12に載置されて、半導体ウェハ11がウェ
ハ検査部15から出るまでのウェハ検査装置1の動作は
従来例と同様なので説明を省略する。半導体ウェハ11
がウェハ検査部15から出て、インク硬化部20の自動
搬送手段13の搬送ベルト13a上に載置されて搬送さ
れ、所定の位置にきた時、エアシリンダ26により下部
加熱室25が上方に移動し、搬送ベルト13a上の半導
体ウェハ11をピン25aに載置して搬送ベルト13a
より引き離すと共に、上部加熱室23と下部加熱室25
とがほぼ密着した状態となって半導体ウェハ11の加熱
室を構成する。
【0018】次に、ラインヒータ24を通して加熱され
たガスを上部加熱室23と下部加熱室25とで構成され
る加熱室に導入し、加熱ガスを半導体ウェハ11に直接
吹き付ける状態での半導体ウェハ11の加熱で、熱硬化
樹脂のインクによるバッドマークを硬化させる。この加
熱処理条件は、ラインヒータ24により加熱されたガ
ス、例えば約160°Cに加熱された窒素ガスを約10
分間ほど半導体ウェハ11に吹き付けるものである。な
お、この加熱処理時間は、ウェハ検査部15での半導体
装置の電気的特性検査やバッドマーク付け等の処理時間
より少ないので、ウェハ検査装置1の処理能力低下はな
い。
【0019】上述した加熱処理時間が経過した後、加熱
ガス導入を停止し、エアシリンダ26により下部加熱室
25を下方に移動し、ピン25aに載置されていた半導
体ウェハ11を自動搬送手段13の搬送ベルト13a上
に移す。その後、半導体ウェハ11は自動搬送手段13
によりアンローダ部17に送られ、アンローダ部17に
設置されているウェハカセットに収納される。
【0020】上述したインク硬化部20を有するウェハ
検査装置1は、従来例のような半導体ウェハを半導体装
置の検査装置からベーキングオーブンへ移動させるとい
う作業工数が削減され、またベーキングオーブンを使用
することによる熱処理時間の増加という問題が回避で
き、検査工程における生産性向上が可能になる。
【0021】実施の形態例2 本実施の形態例は半導体装置の検査装置に本発明を適用
した例であり、これを図1および図3を参照して説明す
る。本実施の形態例の半導体装置の検査装置は、半導体
装置の製造におけるウェハ工程が終了した後、半導体ウ
ェハ状態で半導体装置を検査するウェハ検査装置であ
る。このウェハ検査装置1の基本構成は、図1に示すよ
うに、実施の形態例1と同様であるが、インク硬化部2
0の構造が異なる。そこで、インク硬化部20以外のウ
ェハ検査装置1の構造および動作説明は省略する。
【0022】インク硬化部20の構造は、図3に示すよ
うに、搬送ベルト13aによる自動搬送手段13を挟ん
で、上部加熱室部31と下部加熱室部32とで概略構成
されている。上部加熱室部31の上部には、半導体ウェ
ハ11を加熱するためのハロゲンランプ等による赤外線
ランプ33が設置されている。下部加熱室部32は、下
部加熱室34と、この下部加熱室34を上下に移動させ
るエアシリンダ35とにより概略構成されている。下部
加熱室34には、エアシリンダ35の上方への移動で、
搬送ベルト13a上の半導体ウェハ11を上方に移動さ
せる時に半導体ウェハ11を載置する、熱伝導率の小さ
な材料、例えば石英ガラスによる複数、例えば4本のピ
ン34aと、搬送ベルト13aが納まる溝34bが設け
られている。
【0023】次に、ウェハ検査装置1のインク硬化部2
0における動作について述べる。半導体ウェハ11がウ
ェハ検査部15から出て、インク硬化部20の自動搬送
手段13の搬送ベルト13a上に載置されて搬送され、
所定の位置にきた時、エアシリンダ35により下部加熱
室34が上方に移動し、搬送ベルト13a上の半導体ウ
ェハ11をピン34aに載置して搬送ベルト13aより
引き離すと共に、上部加熱室部31と下部加熱室34と
がほぼ密着した状態となって半導体ウェハ11の加熱室
を構成する。その後、赤外線ランプ用電源(図示省略)
より赤外線ランプ33に電力を供給して、半導体ウェハ
11を加熱する。この加熱時の赤外線ランプ33に供給
する電力は、半導体ウェハ11の温度が約160°Cに
なる電力とする。赤外線ランプ33による加熱を約10
分ほど行った後、赤外線ランプ33への電力供給を停止
し、エアシリンダ35により下部加熱室34を下方に移
動し、ピン34aに載置されていた半導体ウェハ11を
自動搬送手段13の搬送ベルト13a上に移す。その
後、半導体ウェハ11は自動搬送手段13によりアンロ
ーダ部17に送られ、アンローダ部17に設置されてい
るカセットに収納される。
【0024】上述したインク硬化部20を有するウェハ
検査装置1は、従来例のような半導体ウェハを半導体装
置の検査装置からベーキングオーブンへ移動させるとい
う作業工数が削減され、またベーキングオーブンを使用
することによる熱処理時間の増加という問題が回避で
き、検査工程における生産性向上が可能になる。
【0025】実施の形態例3 本実施の形態例は半導体装置の検査装置に本発明を適用
した例であり、これを図1および図4を参照して説明す
る。本実施の形態例の半導体装置の検査装置は、半導体
装置の製造におけるウェハ工程が終了した後、半導体ウ
ェハ状態で半導体装置を検査するウェハ検査装置であ
る。このウェハ検査装置1の基本構成は、図1に示すよ
うに、実施の形態例1と同様であるが、ウェハ検査部1
5にて半導体装置の不良品にバッドマークのマーキング
をするマーカのインクとして紫外線硬化型インクを使用
することと、インク硬化部20の構造とが異なる。そこ
で、インク硬化部20以外のウェハ検査装置1の構造お
よび動作説明は省略する。
【0026】まず、インク硬化部20の構造を図4を参
照して説明する。ここで、図4はインク硬化部20の構
造の各構成部分を分離して示した概略斜視図である。図
4に示す如く、インク硬化部20の構造は、従来例のウ
ェハ検査装置50におけるアンローダ部17側のウェハ
受け渡し部16に紫外線照射部41を設置したものであ
る。紫外線照射部41は、円筒状の紫外線ランプ41a
と、紫外線ランプ41aの放射光をライン状に集光す
る、例えば放物線型鏡面を持つミラー41bとで構成さ
れたものである。この紫外線照射部41より放射される
照射光は、矢印Aで示す搬送方向と直交する方向のライ
ン状照射光となって、搬送ベルト13a上にある半導体
ウェハ11上を照射する。
【0027】次に、ウェハ検査装置1のインク硬化部2
0における動作について述べる。半導体ウェハ11が、
ウェハ検査部15から出て、インク硬化部20の自動搬
送手段13の搬送ベルト13a上に載置されて搬送が開
始すると、紫外線照射部41のシャッタ板41cが、矢
印Bで示す方向に移動して開く。この状態で搬送ベルト
13a上に載置された半導体ウェハ11が搬送される
と、半導体ウェハ11は紫外線照射部41より放射され
るライン状照射光により走査された状態となり、半導体
ウェハ11全面が均一な照射光を受けることになる。な
お、紫外線硬化型のバッドマークのインクを硬化させる
ために必要な紫外線照射量は、紫外線照度と照射時間の
積で与えられる。そこで必要な紫外線照射量を得るため
には、紫外線ランプ41a用電源(図示省略)の電力調
整および自動搬送手段13の搬送ベルト13a速度調整
をすればよい。但し、搬送ベルト13a速度調整は、イ
ンク硬化部20でのインク硬化処理時間がウェハ検査部
15での半導体装置の電気的特性検査やバッドマーク付
け等の処理時間より少なくなるような搬送ベルト13a
速度以下とする。
【0028】上述した紫外線照射部41からのライン状
照射光の位置を半導体ウェハ11が通過した時点で、紫
外線照射部41のシャッタ板41cが、矢印Bの移動を
して、閉じる。搬送ベルト13a上の半導体ウェハ11
は、そのまま自動搬送手段13により搬送されてアンロ
ーダ部17に送られ、アンローダ部17に設置されてい
るウェハカセットに収納される。
【0029】上述したインク硬化部20を有するウェハ
検査装置1は、従来例のような半導体ウェハを半導体装
置の検査装置からベーキングオーブンへ移動させるとい
う作業工数が削減され、またベーキングオーブンを使用
することによる熱処理時間の増加という問題が回避で
き、検査工程における生産性向上が可能になる。
【0030】以上、本発明を3例の実施の形態例により
説明したが、本発明はこれら実施の形態例に何ら限定さ
れるものではない。例えば、本発明を3例の実施の形態
例では、自動搬送手段を搬送ベルトを用いた自動搬送手
段として説明したが、搬送アームを用いた自動搬送手段
を用いてもよい。その他、本発明の技術的思想の範囲内
で、インク硬化処理のプロセス条件は適宜変更が可能で
ある。
【0031】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の半導体装置の検査装置は、検査工程における生産性向
上が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のウェハ検査装置の概略斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態例1のウェハ検査装置にお
けるインク硬化部の構造の各構成部分を分離して示した
概略斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態例2のウェハ検査装置にお
けるインク硬化部の構造の各構成部分を分離して示した
概略斜視図である。
【図4】本発明の実施の形態例3のウェハ検査装置にお
けるインク硬化部の構造の各構成部分を分離して示した
概略斜視図である。
【図5】従来例のウェハ検査装置の概略斜視図である。
【符号の説明】
1,50…ウェハ検査装置、11…半導体ウェハ、12
…ローダ部、13…自動搬送手段、14,16…ウェハ
受け渡し部、15…ウェハ検査部、17…アンローダ
部、20…インク硬化部、21,31…上部加熱室部、
22,32…下部加熱室部、23…上部加熱室、24…
ラインヒータ、25,34…下部加熱室、25a,34
a…ピン、25b,25c,34b…溝、26,35…
エアシリンダ、27…排気管、33…赤外線ランプ、4
1…紫外線照射部、41a…紫外線ランプ、41b…ミ
ラー、41c…シャッタ板

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体ウェハ状態で半導体装置の電気的
    特性の検査と、検査結果を基に前記半導体装置の不良品
    にマーキングする機能を持つウェハ検査部を有する半導
    体装置の検査装置において、 半導体ウェハを設置するローダ部と、前記ウェハ検査部
    と、前記半導体ウェハを取り出すアンローダ部とを設
    け、 前記ウェハ検査部と前記アンローダ部間に、前記半導体
    装置の不良品にマーキングしたインクを硬化させるイン
    ク硬化部を設け、 前記ローダ部、前記ウェハ検査部、前記インク硬化部、
    前記アンローダ部間には前記半導体ウェハを搬送する自
    動搬送手段を設けたことを特徴とする半導体装置の検査
    装置。
  2. 【請求項2】 前記半導体装置の不良品にマーキングす
    る前記インクは、熱硬化型樹脂とし、前記インク硬化部
    を加熱によるインク硬化部としたことを特徴とする請求
    項1に記載の半導体装置の検査装置。
  3. 【請求項3】 前記半導体装置の不良品にマーキングす
    る前記インクは、紫外線硬化型樹脂とし、前記インク硬
    化部を紫外線照射によるインク硬化部としたことを特徴
    とする請求項1に記載の半導体装置の検査装置。
  4. 【請求項4】 前記インク硬化部における硬化に要する
    時間を、前記ウェハ検査部における検査およびマーキン
    グに要する時間より少なくしたことを特徴とする請求項
    1に記載の半導体装置の検査装置。
  5. 【請求項5】 前記インク硬化部の前記加熱は、熱風加
    熱であることを特徴とする請求項2に記載の半導体装置
    の検査装置。
  6. 【請求項6】 前記インク硬化部の前記加熱は、赤外線
    ランプ加熱であることを特徴とする請求項2に記載の半
    導体装置の検査装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008010505A (ja) * 2006-06-27 2008-01-17 Fujitsu Ltd プローバ装置の制御方法および制御プログラム
CN102091696A (zh) * 2010-12-30 2011-06-15 今皓光电(昆山)有限公司 自动化sr打点治具
CN108701633A (zh) * 2016-01-07 2018-10-23 宰体有限公司 移送工具模块以及具有该移送工具模块的元件处理器

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