JPH10125456A - 電磁調理器 - Google Patents

電磁調理器

Info

Publication number
JPH10125456A
JPH10125456A JP27366296A JP27366296A JPH10125456A JP H10125456 A JPH10125456 A JP H10125456A JP 27366296 A JP27366296 A JP 27366296A JP 27366296 A JP27366296 A JP 27366296A JP H10125456 A JPH10125456 A JP H10125456A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
time
load
input current
regenerative current
value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP27366296A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Takimoto
等 滝本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP27366296A priority Critical patent/JPH10125456A/ja
Publication of JPH10125456A publication Critical patent/JPH10125456A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、負荷検知回路部のコスト低減を図
るとともに高出力化を行っても負荷検知回路部のコスト
の増大を抑えることを目的とする。 【解決手段】 入力電流を検出する入力電流検出部25
と、平滑コンデンサ3に流れ込む回生電流を検出する回
生電流検出部31とを有し、入力電流検出値と回生電流
検出値とを比較し、この比較結果により負荷検知を行う
ようにしたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電磁調理器に関
し、特に無負荷及びアルミ鍋などの非適性負荷を検出す
る検出手段を有する電磁調理器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電磁調理器は火を使わずに安全で熱効率
に優れており、家庭用、業務用として急速に普及しつつ
ある。このような電磁調理器においては、無負荷あるい
はアルミ鍋など負荷が適性でない場合、回路の要素部品
が破壊するおそれがあるため、非適性負荷検出手段は不
可欠となっている。
【0003】従来の電磁調理器における非適性負荷の検
出方式としては、例えば入力電流と加熱コイル電流を比
較し、その比較結果に基づいて非適性負荷を検出する方
式が用いられている。
【0004】図14は、このような検出方式を備えた従
来の電磁調理器の回路構成を示している。同図におい
て、交流電源1からの交流が全波整流回路2で整流さ
れ、さらに平滑コンデンサ3で平滑されることにより直
流電源が構成されている。この平滑コンデンサ3の正・
負端子間には、第1、第2のスイッチング素子4,5が
直列に接続されており、この第1、第2のスイッチング
素子4,5には、逆電流導通型の第1のダイオード7と
第2のダイオード8がそれぞれ並列に接続されている。
第1、第2のスイッチング素子4,5の接続中点と平滑
コンデンサ3の負側端子との間には加熱コイル10と共
振コンデンサ11からなる直列共振回路が接続され、共
振コンデンサ11には、これと並列に第3のダイオード
12が接続されてハーフブリッジ型のインバータ回路が
構成されている。27はスイッチング素子のオフ時のス
イッチング素子電圧の変化を緩やかにしてスイッチング
損失を低減させるためのスナバコンデンサであり、この
スナバコンデンサ27には直列に第3のスイッチング素
子6が接続され、第3のスイッチング素子6には並列に
第4のダイオード9が接続されている。21は周波数固
定の信号を発振する基準発振器、19は基準発振器21
の出力に基づきパルス幅可変のオン信号を出力する可変
オン時間設定部、20は基準発振器21の出力に基づき
パルス幅固定のオン信号を出力する固定オン時間設定
部、15は可変オン時間設定部19のオン信号出力に基
づき第1のスイッチング素子4を駆動する第1の駆動
部、16は固定オン時間設定部20のオン信号出力に基
づき第2のスイッチング素子5を駆動する第2の駆動
部、17は可変オン時間設定部19のオン信号出力及び
固定オン時間設定部20のオン信号出力を受けて第3の
スイッチング素子6を駆動する第3の駆動部である。2
5はカレントトランス13により交流電源1からの入力
電流を検出する入力電流検出部、26は高周波カレント
トランス14により加熱コイル10に流れる電流を検出
する加熱コイル電流検出部である。24はマイコンであ
り、入力電流検出部25からの入力電流検出信号Vinと
加熱コイル電流検出部25からの加熱コイル電流検出信
号Vcoilを読み込んで比較を行う比較部41、この比較
結果を受けて非適性負荷か否かを判断し、非適性負荷と
判断したときは加熱停止指令を可変オン時間設定部19
及び固定オン時間設定部20に送出する加熱停止部22
及び入力電流に帰還をかけて設定入力に一定制御するよ
うに第1のスイッチング素子4のオン信号のパルス幅を
可変する入力設定部18を有している。
【0005】上述のように構成された電磁調理器の動作
を、図15及び図16を用いて説明する。鍋の加熱は、
直流電源に対し、第1、第2のスイッチング素子4,5
を高周波で交互にオン・オフさせて加熱コイル10に高
周波電流を供給することにより行う。このときの第1、
第2及び第3のスイッチング素子4,5,6のオン信号
G1,VG2,VG3の関係を図15の(a),(b),
(c)に示す。同図(a),(b)のように、インバー
タ周期Tinv にて第1のスイッチング素子4と第2のス
イッチング素子5を交互にオンさせるが、第1のスイッ
チング素子4のオン期間Ton1 (Q1 )はTinv /2を
上限として変化し、第2のスイッチング素子5のオン期
間Ton2 (Q2 )はTinv /2で固定である。但し、第
1と第2のスイッチング素子4,5が同時にオンしない
ように、各素子4,5のオン時間に停止期間TD が設け
てある。入力制御(火力制御)は、Ton1 (Q1 )を変
化させることにより行い、Ton1 (Q1 )を広げると入
力は増加する。第3のスイッチング素子6は、スナバコ
ンデンサ27の効果を生かし、且つ第1のスイッチング
素子4がオフしてから第2のスイッチング素子5がオン
するまでの期間にスナバコンデンサ27が充電されない
ように駆動する。即ち、同図(c)のように、第2のス
イッチング素子5がオンしてから一定時間Tα遅れてオ
ンし、第1のスイッチング素子4がオフしてから一定時
間Tα遅れてオフする。これにより、第2のスイッチン
グ素子5オン時に流れるスナバコンデンサ短絡電流の発
生を防止できる。Tαは、どの適性負荷あるいは設定入
力であっても第1及び第2のスイッチング素子4,5の
オフ時の電圧変化がその時間内で終わるように設定され
ている。図16は、Ton1 (Q1 )最大時のインバータ
回路に流れるインバータ電流のモードを示したものであ
る。まず、第1のスイッチング素子4をオンするとイン
バータ電流は同図(a)矢印Aのように流れる。第1の
スイッチング素子4をオフすると、第2のダイオード8
を通して同図(b)矢印Bのように流れる。この電流が
流れている間に第2のスイッチング素子5がオンし、電
流は同図(c)矢印Cのように流れ、共振コンデンサ1
1の電圧がゼロになると矢印C′のように流れる。第2
のスイッチング素子5をオフすると、第1のダイオード
7を通して同図(d)矢印Dのように流れる。この電流
が流れている間に第1のスイッチング素子4がオンし、
同じ動作を繰り返す。なお、同図(d)のモードは直流
電源に回生電流が流れる、つまり入力した電力が戻るモ
ードである。このような制御の下で、負荷検知は次のよ
うにして行われる。カレントトランス13及び入力電流
検出部25で検出した入力電流検出信号Vinと高周波カ
レントトランス14及び加熱コイル電流検出部26で検
出した加熱コイル電流検出信号Vcoilとをマイコン24
が読み込み、マイコン24内にて入力電流検出値と加熱
コイル電流検出値の関係から非適性負荷か否かの判断を
行い、適性負荷ならば引き続き加熱を続け、非適性負荷
ならば可変オン時間設定部19及び固定オン時間設定部
20に加熱停止指令を送り、加熱を停止させる。また入
力制御もマイコン24で行い、入力電流検出信号Vinを
設定入力電流値に等しくなるように第1のスイッチング
素子4のオン時間を可変させる方式で入力を一定に制御
する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の電磁調理器では、負荷検知回路部に関して次
のような問題点があった。即ち、加熱コイル電流を検出
する高周波カレントトランスは大電流を検出する必要が
あるため高価であり、また出力特性にばらつきが多いこ
とから、これを調整する調整回路が必要となる。電磁調
理器に関してはさらなる高出力化が望まれているが、高
出力化に伴い加熱コイル電流は大きくなる。このため、
高周波カレントトランスは形状が大きくなり、コストも
大幅に増大する。
【0007】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、第1に負荷検知回路部のコスト低減を図るとともに
高出力化を行っても負荷検知回路部のコストの増大を抑
えることができ、第2に連続微弱加熱時にも負荷検知を
行うことができ、第3に非磁性SUS系鍋等の負荷時に
スイッチング素子の損失が過大になるのを防止すること
ができ、第4にアルミ鍋等の負荷検知時に負荷が軽量で
も動くのを防止することができる電磁調理器を提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、交流電源からの交流を整流
する整流回路と、該整流回路の整流出力を平滑する平滑
コンデンサと、該平滑コンデンサの正・負端子間に直列
に接続された第1、第2のスイッチング素子と、該第
1、第2のスイッチング素子にそれぞれ並列に接続され
た逆電流導通型の第1、第2のダイオードと、前記第
1、第2のスイッチング素子の何れか一方の両端間に接
続された加熱コイル及び共振コンデンサからなる共振回
路とを有し、前記第1、第2のスイッチング素子は交互
に導通制御を行うとともに、前記何れか一方のスイッチ
ング素子は所定の固定オン時間で通電し、何れか他方の
スイッチング素子は出力に応じてオン時間を可変制御す
る電磁調理器において、前記交流電源からの入力電流を
検出する入力電流検出部と、前記第1又は第2のダイオ
ードを通じて前記平滑コンデンサに流れ込む回生電流を
検出する回生電流検出部とを有し、前記入力電流検出部
で検出した入力電流検出値と前記回生電流検出部で検出
した回生電流検出値とを比較し、この比較結果により負
荷検知を行うように構成してなることを要旨とする。こ
の構成により、入力電流値と回生電流値とを比較したと
き、非適性負荷又は無負荷の場合、入力電流値に対する
回生電流値の比率が一定の閾値以上になる。したがっ
て、入力電流検出値と回生電流検出値との比較結果によ
り非適性負荷等の負荷検知を行うことが可能となる。
【0009】請求項2記載の発明は、上記請求項1記載
の電磁調理器において、非適性負荷の検知に必要な最小
の判別入力電流値を規定する判別入力電流規定部と、動
作中の前記入力電流検出値と前記判別入力電流値を比較
する比較部と、該比較部の比較結果により前記入力電流
検出値が前記判別入力電流値未満では一定周期毎に当該
入力電流検出値が判別入力電流値以上になるまで前記他
方のスイッチング素子のオン時間を増加させ一定時間の
間に前記負荷検知を行って元のオン時間に戻すオン時間
変更部とを有することを要旨とする。この構成により、
入力電流が判別入力電流値以下となるような微弱加熱を
行っている場合、一定周期毎に入力電流検出値が判別入
力電流値以上になるまでオン時間が増加されて一定時間
の間に負荷検知が行われる。この負荷検知後に元のオン
時間に戻される。これにより、連続微弱加熱を行いなが
ら、確実な負荷検知が可能となる。
【0010】請求項3記載の発明は、上記請求項1記載
の電磁調理器において、前記入力電流検出値に関係した
回生電流制限値を設定し、前記回生電流検出値が前記回
生電流制限値以下になるように前記他方のスイッチング
素子のオン時間を制御する回生電流リミッタ部を有する
ことを要旨とする。この構成により、適性負荷の中でも
非磁性SUS系鍋の場合は、同じ入力電流であっても回
生電流が大きい、即ちスイッチング素子オン時のオン電
流が大きく、スイッチング素子の損失が大きくなる。こ
れに対し、回生電流検出値が入力電流検出値に関係した
回生電流制限値になったときは、オン時間を小さくする
制御を行うことで、非磁性SUS系鍋時の最大入力を一
定値に制限することが可能となる。
【0011】請求項4記載の発明は、交流電源からの交
流を整流する整流回路と、該整流回路の整流出力を平滑
する平滑コンデンサと、該平滑コンデンサの正・負端子
間に直列に接続された第1、第2のスイッチング素子
と、該第1、第2のスイッチング素子にそれぞれ並列に
接続された逆電流導通型の第1、第2のダイオードと、
前記第1、第2のスイッチング素子の何れか一方の両端
間に接続された加熱コイル及び共振コンデンサからなる
共振回路とを有し、前記第1、第2のスイッチング素子
は交互に導通制御を行うとともに、前記何れか一方のス
イッチング素子は所定の固定オン時間で通電し、何れか
他方のスイッチング素子は出力に応じてオン時間を可変
制御する電磁調理器において、前記交流電源からの入力
電流を検出する入力電流検出部と、前記第1又は第2の
ダイオードを通じて前記平滑コンデンサに流れ込む回生
電流を検出する回生電流検出部と、前記他方のスイッチ
ング素子のオン時間を検出するオン時間検出部とを有
し、該オン時間検出部で検出したオン時間検出値と前記
入力電流検出部で検出した入力電流検出値との比較又は
前記オン時間検出部で検出したオン時間検出値と前記回
生電流検出部で検出した回生電流検出値との比較の少な
くとも何れかを行い、この比較結果により負荷検知を行
うように構成してなることを要旨とする。この構成によ
り、前記請求項1記載の発明におけるように、入力電流
値と回生電流値との比較結果から負荷検知を行うとき、
負荷がアルミ鍋の場合は、負荷検知可能な入力電流値に
対する回生電流値、即ち加熱コイル電流値が大きくな
る。これに対し、オン時間と回生電流値とを比較したと
き、アルミ鍋の場合、小さいオン時間値で回生電流値が
一定の閾値以上になる。またオン時間と入力電流値とを
比較したとき、非適性負荷の場合、あるオン時間値に対
して入力電流値が一定の閾値以下になる。したがって、
オン時間と回生電流値又はオン時間と入力電流値の少な
くとも何れかの比較結果により、低入力、即ちアルミ鍋
等の負荷に流れる高周波電流がより小さい状態で負荷検
知を行うことが可能となる。
【0012】請求項5記載の発明は、上記請求項4記載
の電磁調理器において、非適性負荷の検知に必要な前記
他方のスイッチング素子の最小の判別オン時間を規定す
る判別オン時間規定部と、動作中の前記オン時間検出値
と前記判別オン時間を比較する比較部と、該比較部の比
較結果により前記オン時間検出値が前記判別オン時間未
満では一定周期毎に当該オン時間検出値が判別オン時間
以上になるまで前記他方のスイッチング素子のオン時間
を増加させ一定時間の間に前記負荷検知を行って元のオ
ン時間に戻すオン時間変更部とを有することを要旨とす
る。この構成により、他方のスイッチング素子のオン時
間が判別オン時間以下となるような微弱加熱を行ってい
る場合、一定周期毎にオン時間検出値が判別オン時間以
上になるまでオン時間が増加されて一定時間の間に負荷
検知が行われる。この負荷検知後に元のオン時間に戻さ
れる。これにより、連続微弱加熱を行いながら、上記請
求項4記載の発明の負荷検知を確実に行うことが可能と
なる。
【0013】請求項6記載の発明は、上記請求項4記載
の電磁調理器において、前記オン時間検出値に関係した
回生電流制限値を設定し、前記回生電流検出値が前記回
生電流制限値以下になるように前記他方のスイッチング
素子のオン時間を制御する回生電流リミッタ部を有する
ことを要旨とする。この構成により、前記したように、
適性負荷の中でも非磁性SUS系鍋の場合は、同じ入力
電流であっても回生電流が大きい、即ちスイッチング素
子オン時のオン電流が大きく、スイッチング素子の損失
が大きくなる。これに対し、回生電流検出値がオン時間
検出値に関係した回生電流制限値になったときは、オン
時間を小さくする制御を行うことで、非磁性SUS系鍋
時の最大入力を一定値に制限した上で上記請求項4記載
の発明の負荷検知を行うことが可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0015】図1及び図2は、本発明の第1の実施の形
態を示す図である。なお、図1及び後述の各実施の形態
を示す図において前記図14における機器及び回路素子
等と同一ないし均等のものは前記と同一符号をもって示
し重複した説明を省略する。
【0016】本実施の形態では、負荷検知回路部が次の
ように構成されている。即ち、図1において、10は第
1のダイオード7を通して平滑コンデンサ3に流れ込む
回生電流を分流して検出するための回生電流検出回路で
あり、コンデンサ28、抵抗29及びダイオード30で
構成されている。31は回生電流検出回路40の出力に
より回生電流を検出して回生電流検出信号Vinv を出力
する回生電流検出部である。23は入力電流検出部25
からの入力電流検出信号Vinと回生電流検出部31から
の回生電流検出信号Vinv を読み込んで比較を行う比較
部である。
【0017】次に、本実施の形態の電磁調理器の負荷検
知動作を説明する。入力電流検出部25で検出した入力
電流検出信号Vinと回生電流検出部31で検出した回生
電流検出信号Vinv をマイコン24が読み込み、マイコ
ン24内にて、入力電流検出信号Vinと回生電流検出信
号Vinv を比較し、その比較結果から非適性負荷か否か
の判断を行う。図2は、各負荷毎の入力電流検出信号V
inと回生電流検出信号Vinv の関係を示した図である。
図中の判断線finv (Vin)は入力電流検出信号Vinに
関係した閾値であり、この閾値より回生電流検出信号V
inv が大きい場合は非適性負荷と判断して加熱を停止
し、小さい場合は適性負荷と判断して引き続き加熱を続
ける。
【0018】本実施の形態では、上述のような負荷検知
方式により負荷検知が可能であるため、従来使用してい
た加熱コイル電流検出用の高周波カレントトランス及び
これに関連した調整回路が不要となり、負荷検知回路部
のコストが低減する。このとき、負荷検知制御はマイコ
ンソフトで対処するため、負荷検知方式が従来方式から
変わってもマイコンコストは変わらない。また電磁調理
器を高出力化したときでも、回生電流検出回路は受動回
路素子で構成するため、コストは上がらない。
【0019】図3及び図4には、本発明の第2の実施の
形態を示す。本実施の形態は、連続微弱加熱を可能とし
たものである。図3において、34は負荷判別可能な入
力電流値を規定する判別入力電流規定部、33は入力電
流検出値と判別入力電流値を比較する比較部、32はそ
の比較結果により第1のスイッチング素子4のオン時間
を負荷判別可能なレベルまで変更し負荷検知後に元のオ
ン時間に戻すオン時間変更部である。
【0020】前記第1の実施の形態では、図2からわか
るように、同図中のVin(th)で示す入力電流以下では
負荷検知が難しく、これ以下の弱火力での連続加熱は行
っていない。したがって、微弱加熱は、入力電流検出信
号VinがVin(th)となるような入力でオン・オフ制御
して平均的に微弱電力を作り出す方法で行っている。し
かし、煮込み料理などでは、焦げ付き防止の点から連続
の微弱加熱が望まれている。そこで、本実施の形態で
は、微弱加熱時の負荷検知を以下のような方式で行い、
連続微弱加熱を実現している。即ち、図4に示すよう
に、入力電流検出信号VinがVin(th)以下となる入力
で加熱している場合、インターバルT1 毎に、入力電流
検出信号VinがVin(th)になるまで第1のスイッチン
グ素子4のオン時間を広げ、そこからT2 時間で入力電
流検出信号Vin及び回生電流検出信号Vinv を読み込
み、第1の実施の形態の負荷検知方式と同様の方式で非
適性負荷の判断を行う。その後、元のオン時間に戻す。
このとき、負荷検知時間T2 はインターバルT1 に比べ
て十分に短いため、負荷検知時に変動する入力変化は殆
ど無視することができる。
【0021】上述したように、本実施の形態の負荷検知
方式により、前記第1の実施の形態の効果に加えて微弱
の連続加熱を行うことができる。しかも、マイコンソフ
トで対処するため、オン時間立ち上げ動作追加によるコ
ストアップはない。
【0022】図5及び図6には、本発明の第3の実施の
形態を示す。本実施の形態は、スイッチング素子の損失
を所定値に制限して熱破壊を防ぐようにしたものであ
る。図5において、35は回生電流を所定値以下に制限
するように第1のスイッチング素子4のオン時間を可変
させる回生電流リミッタ部である。
【0023】電磁調理器として適性な鍋の中でも、非磁
性SUS系鍋が負荷の場合、スイッチング素子の損失が
他の鍋に比べて大きくなる。これは、図2からわかるよ
うに、同じ入力電流であっても回生電流が大きい、即
ち、スイッチング素子オン時のオン電流が大きいためで
ある。したがって、非磁性SUS系鍋については、損失
過大でスイッチング素子が熱破壊しないように、例え
ば、鉄系鍋時の素子損失と同程度になるように最大入力
を制限する必要がある。そこで、本実施の形態では、回
生電流の制限を以下のような方式で行い、非磁性SUS
系鍋時にスイッチング素子の損失が過大になるのを防止
している。即ち、図6に示すような入力電流検出信号V
inに関係する回生電流制限値Vinv (th)を設け、この
値になったときは第1のスイッチング素子4のオン時間
を小さくする。鍋を加熱するときは、入力制御、負荷検
知制御などの制御ループを繰り返しながら第1のスイッ
チング素子4のオン時間をゼロから徐々に大きくして入
力を増加して行く。この制御ループの中に、回生電流検
出信号Vinv が回生電流制限値Vinv (th)になったと
きはオン時間を小さくするという制御を折り込むことに
より、回生電流を回生電流制限値Vinv (th)に一定に
制御することができ、最大入力をその回生電流となる入
力に制限することができる。この方式を用いれば、鉄鍋
では入力はVin(max)に相当する入力まで到達し、非磁
性SUS鍋では入力はVin(lim)に相当する入力で制限
される。
【0024】上述したように、本実施の形態の回生電流
制限方式により、非磁性SUS鍋時の最大入力を制限す
ることができ、これによりスイッチング素子の損失が過
大になるのを防ぐことができる。しかも、マイコンソフ
トで対処するため、回生電流制限付加によるコストアッ
プはない。
【0025】図7乃至図9には、本発明の第4の実施の
形態を示す。本実施の形態は、アルミ鍋等の軽量鍋の検
知時に高周波電流をより小さくして鍋が動くのを防ぐよ
うにしたものである。図7において、36は入力電流検
出信号Vin、回生電流検出信号Vinv 及び第1のスイッ
チング素子4のオン時間信号Vonを読み込み、オン時間
信号Vonと入力電流検出信号Vinの比較及びオン時間信
号Vonと回生電流検出信号Vinv の比較を行う比較部で
ある。
【0026】前記第1の実施の形態では、図2からわか
るように、負荷検知可能な入力電流値Vin(th)にてア
ルミ鍋を検知した際、回生電流が大きくなる、即ち、加
熱コイル電流が大きくなる。このため、加熱コイル10
と鍋の反発力が大きくなり、アルミ鍋が軽いと動くとい
う問題がある。そこで、本実施の形態では、少しでも入
力電流の小さい所から負荷検知ができるような負荷検知
方式にする。即ち、入力電流検出部25で検出した入力
電流検出信号Vinと回生電流検出部31で検出した回生
電流検出信号Vinv をマイコン24が読み込み、マイコ
ン24内にて、オン時間信号Vonと入力電流検出信号V
in及びオン時間信号Vonと回生電流検出信号Vinv をそ
れぞれ比較して非適性負荷の判断を行う。図8は各負荷
毎のオン時間信号Vonと回生電流検出信号Vinv の関
係、図9は各負荷毎のオン時間信号Vonと入力電流検出
信号Vinの関係を示している。図8で、判断線finv
(Von)はオン時間信号Vonに関係した閾値であり、こ
の閾値より回生電流検出信号Vinv が大きい場合にアル
ミ鍋と判断する。図9で、判断線finv (Von)はオン
時間信号Vonに関係した閾値であり、この閾値より入力
電流検出信号Vinが小さい場合は無負荷と判断する。両
者の負荷判断により非適性負荷と判断されれば加熱を停
止し、適性負荷と判断されれば引き続き加熱を続ける。
このような負荷検知方式にすれば、さらに低入力で負荷
検知を行うことができる。
【0027】上述したように、本実施の形態の負荷検知
方式により負荷検知可能な入力が小さくなるため、アル
ミ鍋を検出する際、鍋が軽量でも動くことはなくなる。
このとき、オン時間信号はマイコン24が把握してお
り、即ち、マイコン24自体が第1のスイッチング素子
4のオン時間を検出するオン時間検出部としての機能も
有しているため、負荷検知信号としてオン時間信号が増
えることによるコストアップはない。
【0028】図10及び図11には、本発明の第5の実
施の形態を示す。本実施の形態は、上記第4の実施の形
態の電磁調理器において、連続微弱加熱を可能としたも
のである。図10において、37は負荷判別可能な第1
のスイッチング素子4のオン時間を規定する判別オン時
間規定部、38はオン時間信号Vonと判別オン時間を比
較する比較部である。
【0029】上記第4の実施の形態では、負荷検知可能
な入力は第1の実施の形態に比べて下がったものの、図
9からわかるように、同図中のVond に相当するオン時
間以下では負荷検知が難しく、これ以下の弱火力での連
続加熱は行っていない。したがって、微弱加熱は、オン
時間信号VonがVond 以上となるような入力でオン・オ
フ制御して平均的に微弱電力を作り出す方法で行ってい
る。しかし、煮込み料理などでは、焦げ付き防止の点か
ら連続の微弱加熱が望まれている。そこで、本実施の形
態では、微弱加熱時の負荷検知を以下のような方式で行
い、連続微弱加熱を実現している。即ち、図11に示す
ように、オン時間信号Vond に相当するオン時間以下の
入力で加熱している場合、インターバルT1 毎に、オン
時間をVond に相当するオン時間になるまで第1のスイ
ッチング素子4のオン時間を広げ、そこからT2 時間で
入力電流検出信号Vin及び回生電流検出信号Vinv を読
み込み、第4の実施の形態の負荷検知方式と同様の方式
で非適性負荷の判断を行う。その後、元のオン時間に戻
す。このとき、負荷検知時間T2 はインターバルT1
比べて十分に短いため、負荷検知時に変動する入力変化
は殆ど無視することができる。上述したように、本実施
の形態の負荷検知方式により、前記第4の実施の形態の
効果に加えて微弱の連続加熱を行うことができる。
【0030】図12及び図13には、本発明の第6の実
施の形態を示す。本実施の形態は、上記第4の実施の形
態の電磁調理器において、スイッチング素子の損失を所
定値に制限して熱破壊を防ぐようにしたものである。図
12において、39は回生電流を所定値以下に制限する
ように第1のスイッチング素子4のオン時間を可変させ
る回生電流リミッタ部である。
【0031】電磁調理器として適性な鍋の中でも、非磁
性SUS系鍋が負荷の場合、損失過大でスイッチング素
子が熱破壊しないように、例えば、鉄系鍋時の素子損失
と同程度になるように最大入力を制限する必要がある。
そこで、本実施の形態では、回生電流の制限を以下のよ
うな方式で行い、非磁性SUS系鍋時にスイッチング素
子の損失が過大になるのを防止している。即ち、図13
に示すようなオン時間信号Vonに関係する回生電流制限
値Vinv (th)を設け、この値になったときは第1のス
イッチング素子4のオン時間を小さくする。鍋を加熱す
るときは、入力制御、負荷検知制御などの制御ループを
繰り返しながら第1のスイッチング素子4のオン時間を
ゼロから徐々に大きくして入力を増加して行く。この制
御ループの中に、回生電流検出信号Vinv が回生電流制
限値Vinv (th)になったときはオン時間を小さくする
という制御を折り込むことにより、回生電流を回生電流
制限値Vinv (th)に一定に制御することができ、最大
入力をその回生電流となる入力に制限することができ
る。この方式を用いれば、鉄鍋では入力はVin(max)に
相当する入力まで到達し、非磁性SUS鍋では入力はV
in(lim)に相当する入力で制限される。
【0032】上述したように、本実施の形態の回生電流
制限方式により、非磁性SUS鍋時の最大入力を制限す
ることができ、これによりスイッチング素子の損失が過
大になるのを防ぐことができる。
【0033】なお、上記各実施の形態においては、加熱
コイル10と共振コンデンサ11からなる直列共振回路
を、第1、第2のスイッチング素子4,5の接続中点と
平滑コンデンサ3の負側端子との間に接続したが、直列
共振回路は、第1、第2のスイッチング素子4,5の接
続中点と平滑コンデンサ3の正側端子との間に接続して
もよい。この両接続形態の回路は、交流的には全く同様
の回路であることは周知である。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、交流電源からの入力電流を検出する入力電
流検出部と、平滑コンデンサに流れ込む回生電流を検出
する回生電流検出部とを有し、入力電流検出値と回生電
流検出値とを比較し、この比較結果により負荷検知を行
うようにしたため、従来使用していた加熱コイル電流検
出用の高価な高周波カレントトランス及びこれに関連し
た調整回路が不要となって負荷検知回路部のコストを低
減することができる。また負荷検知回路部は受動回路素
子で構成することが可能なため、電磁調理器を高出力化
したときでも負荷検知回路部のコストの増大を抑えるこ
とができる。
【0035】請求項2記載の発明によれば、非適性負荷
の検知に必要な最小の判別入力電流値を規定する判別入
力電流規定部と、動作中の前記入力電流検出値と前記判
別入力電流値を比較する比較部と、該比較部の比較結果
により前記入力電流検出値が前記判別入力電流値未満で
は一定周期毎に当該入力電流検出値が判別入力電流値以
上になるまで前記他方のスイッチング素子のオン時間を
増加させ一定時間の間に前記負荷検知を行って元のオン
時間に戻すオン時間変更部とを具備させたため、上記請
求項1記載の発明の効果に加えてさらに連続微弱加熱を
行うことができる。
【0036】請求項3記載の発明によれば、前記入力電
流検出値に関係した回生電流制限値を設定し、前記回生
電流検出値が前記回生電流制限値以下になるように前記
他方のスイッチング素子のオン時間を制御する回生電流
リミッタ部を具備させたため、上記請求項1記載の発明
の効果に加えてさらに、負荷が回生電流の大きい非磁性
SUS系鍋等のときの最大入力を一定値に制限すること
ができて、スイッチング素子の損失が過大になるのを防
止することができる。
【0037】請求項4記載の発明によれば、交流電源か
らの入力電流を検出する入力電流検出部と、平滑コンデ
ンサに流れ込む回生電流を検出する回生電流検出部と、
他方のスイッチング素子のオン時間を検出するオン時間
検出部とを有し、オン時間検出値と入力電流検出値との
比較又はオン時間検出値と回生電流検出値との比較の少
なくとも何れかを行い、この比較結果により負荷検知を
行うようにしたため、負荷がアルミ鍋の場合、小さいオ
ン時間値で回生電流値が一定の閾値以上になり、また非
適性負荷の場合、あるオン時間値に対して入力電流値が
一定の閾値以下になることから、負荷検知可能な入力が
小さくなって、アルミ鍋等の検出の際、負荷が軽量でも
動くことがなくなるという効果がある。
【0038】請求項5記載の発明によれば、非適性負荷
の検知に必要な前記他方のスイッチング素子の最小の判
別オン時間を規定する判別オン時間規定部と、動作中の
前記オン時間検出値と前記判別オン時間を比較する比較
部と、該比較部の比較結果により前記オン時間検出値が
前記判別オン時間未満では一定周期毎に当該オン時間検
出値が判別オン時間以上になるまで前記他方のスイッチ
ング素子のオン時間を増加させ一定時間の間に前記負荷
検知を行って元のオン時間に戻すオン時間変更部とを具
備させたため、上記請求項4記載の発明の効果に加えて
さらに連続微弱加熱を行うことができる。
【0039】請求項6記載の発明によれば、前記オン時
間検出値に関係した回生電流制限値を設定し、前記回生
電流検出値が前記回生電流制限値以下になるように前記
他方のスイッチング素子のオン時間を制御する回生電流
リミッタ部を具備させたため、上記請求項4記載の発明
の効果に加えてさらに、負荷が回生電流の大きい非磁性
SUS系鍋等のときの最大入力を一定値に制限すること
ができて、スイッチング素子の損失が過大になるのを防
止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電磁調理器の第1の実施の形態を
示す回路図である。
【図2】上記第1の実施の形態において負荷毎の回生電
流検出値と入力電流検出値の関係を示す特性図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態を示す回路図であ
る。
【図4】上記第2の実施の形態において入力電流が判別
入力電流未満のときの負荷検知動作を説明するための図
である。
【図5】本発明の第3の実施の形態を示す回路図であ
る。
【図6】上記第3の実施の形態における回生電流制限方
式を説明するための図である。
【図7】本発明の第4の実施の形態を示す回路図であ
る。
【図8】上記第4の実施の形態において負荷毎のオン時
間信号と回生電流検出信号の関係を示す特性図である。
【図9】上記第4の実施の形態において負荷毎のオン時
間信号と入力電流検出信号の関係を示す特性図である。
【図10】本発明の第5の実施の形態を示す回路図であ
る。
【図11】上記第5の実施の形態においてオン時間が判
別オン時間未満に設定されたときの負荷検知動作を説明
するための図である。
【図12】本発明の第6の実施の形態を示す回路図であ
る。
【図13】上記第6の実施の形態における回生電流制限
方式を説明するための図である。
【図14】従来の電磁調理器の回路図である。
【図15】上記従来技術における各スイッチング素子の
動作を説明するためのタイミングチャートである。
【図16】上記従来技術におけるインバータ回路に流れ
る電流のモードを示す図である。
【符号の説明】
1 交流電源 2 整流回路 3 平滑回路 4,5 第1、第2のスイッチング素子 7,8 第1、第2のダイオード 10 加熱コイル 11 共振コンデンサ 23,33,36,38 比較部 24 マイコン 25 入力電流検出部 31 回生電流検出部 32 オン時間変更部 34 判別入力電流規定部 35,39 回生電流リミッタ部 37 判別オン時間規定部 40 回生電流検出回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電源からの交流を整流する整流回路
    と、該整流回路の整流出力を平滑する平滑コンデンサ
    と、該平滑コンデンサの正・負端子間に直列に接続され
    た第1、第2のスイッチング素子と、該第1、第2のス
    イッチング素子にそれぞれ並列に接続された逆電流導通
    型の第1、第2のダイオードと、前記第1、第2のスイ
    ッチング素子の何れか一方の両端間に接続された加熱コ
    イル及び共振コンデンサからなる共振回路とを有し、前
    記第1、第2のスイッチング素子は交互に導通制御を行
    うとともに、前記何れか一方のスイッチング素子は所定
    の固定オン時間で通電し、何れか他方のスイッチング素
    子は出力に応じてオン時間を可変制御する電磁調理器に
    おいて、前記交流電源からの入力電流を検出する入力電
    流検出部と、前記第1又は第2のダイオードを通じて前
    記平滑コンデンサに流れ込む回生電流を検出する回生電
    流検出部とを有し、前記入力電流検出部で検出した入力
    電流検出値と前記回生電流検出部で検出した回生電流検
    出値とを比較し、この比較結果により負荷検知を行うよ
    うに構成してなることを特徴とする電磁調理器。
  2. 【請求項2】 非適性負荷の検知に必要な最小の判別入
    力電流値を規定する判別入力電流規定部と、動作中の前
    記入力電流検出値と前記判別入力電流値を比較する比較
    部と、該比較部の比較結果により前記入力電流検出値が
    前記判別入力電流値未満では一定周期毎に当該入力電流
    検出値が判別入力電流値以上になるまで前記他方のスイ
    ッチング素子のオン時間を増加させ一定時間の間に前記
    負荷検知を行って元のオン時間に戻すオン時間変更部と
    を有することを特徴とする請求項1記載の電磁調理器。
  3. 【請求項3】 前記入力電流検出値に関係した回生電流
    制限値を設定し、前記回生電流検出値が前記回生電流制
    限値以下になるように前記他方のスイッチング素子のオ
    ン時間を制御する回生電流リミッタ部を有することを特
    徴とする請求項1記載の電磁調理器。
  4. 【請求項4】 交流電源からの交流を整流する整流回路
    と、該整流回路の整流出力を平滑する平滑コンデンサ
    と、該平滑コンデンサの正・負端子間に直列に接続され
    た第1、第2のスイッチング素子と、該第1、第2のス
    イッチング素子にそれぞれ並列に接続された逆電流導通
    型の第1、第2のダイオードと、前記第1、第2のスイ
    ッチング素子の何れか一方の両端間に接続された加熱コ
    イル及び共振コンデンサからなる共振回路とを有し、前
    記第1、第2のスイッチング素子は交互に導通制御を行
    うとともに、前記何れか一方のスイッチング素子は所定
    の固定オン時間で通電し、何れか他方のスイッチング素
    子は出力に応じてオン時間を可変制御する電磁調理器に
    おいて、前記交流電源からの入力電流を検出する入力電
    流検出部と、前記第1又は第2のダイオードを通じて前
    記平滑コンデンサに流れ込む回生電流を検出する回生電
    流検出部と、前記他方のスイッチング素子のオン時間を
    検出するオン時間検出部とを有し、該オン時間検出部で
    検出したオン時間検出値と前記入力電流検出部で検出し
    た入力電流検出値との比較又は前記オン時間検出部で検
    出したオン時間検出値と前記回生電流検出部で検出した
    回生電流検出値との比較の少なくとも何れかを行い、こ
    の比較結果により負荷検知を行うように構成してなるこ
    とを特徴とする電磁調理器。
  5. 【請求項5】 非適性負荷の検知に必要な前記他方のス
    イッチング素子の最小の判別オン時間を規定する判別オ
    ン時間規定部と、動作中の前記オン時間検出値と前記判
    別オン時間を比較する比較部と、該比較部の比較結果に
    より前記オン時間検出値が前記判別オン時間未満では一
    定周期毎に当該オン時間検出値が判別オン時間以上にな
    るまで前記他方のスイッチング素子のオン時間を増加さ
    せ一定時間の間に前記負荷検知を行って元のオン時間に
    戻すオン時間変更部とを有することを特徴とする請求項
    4記載の電磁調理器。
  6. 【請求項6】 前記オン時間検出値に関係した回生電流
    制限値を設定し、前記回生電流検出値が前記回生電流制
    限値以下になるように前記他方のスイッチング素子のオ
    ン時間を制御する回生電流リミッタ部を有することを特
    徴とする請求項4記載の電磁調理器。
JP27366296A 1996-10-16 1996-10-16 電磁調理器 Pending JPH10125456A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27366296A JPH10125456A (ja) 1996-10-16 1996-10-16 電磁調理器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27366296A JPH10125456A (ja) 1996-10-16 1996-10-16 電磁調理器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10125456A true JPH10125456A (ja) 1998-05-15

Family

ID=17530808

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27366296A Pending JPH10125456A (ja) 1996-10-16 1996-10-16 電磁調理器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10125456A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008234955A (ja) * 2007-03-20 2008-10-02 Sanyo Electric Co Ltd 誘導加熱調理器
JP2011146302A (ja) * 2010-01-15 2011-07-28 Mitsubishi Electric Corp 誘導加熱調理器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008234955A (ja) * 2007-03-20 2008-10-02 Sanyo Electric Co Ltd 誘導加熱調理器
JP2011146302A (ja) * 2010-01-15 2011-07-28 Mitsubishi Electric Corp 誘導加熱調理器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2862569B2 (ja) 電磁調理器
EP0888033B1 (en) High-frequency inverter and induction cooking device using the same
EP1667491B1 (en) Inverter circuit for an induction heating apparatus, cooking appliance having such circuit, and operating method
TWI687034B (zh) 可切換操作模式的主動鉗位反馳式電源轉換器
US6727482B2 (en) Apparatus and method for inductive heating
JP4258737B2 (ja) 誘導加熱調理器及び誘導加熱調理方法
JP3977666B2 (ja) インバータ調理器
JP3831298B2 (ja) 電磁誘導加熱装置
JPH10125456A (ja) 電磁調理器
JP7344740B2 (ja) 電磁誘導加熱装置
JP4887681B2 (ja) 誘導加熱装置
KR0129233B1 (ko) 고주파 가열 장치의 인버터 제어회로
JP4383942B2 (ja) 誘導加熱調理器
JP3592458B2 (ja) 電磁調理器
JPH06119968A (ja) 電磁調理器
JP3231935B2 (ja) インバータ電源装置
WO2001052602A9 (en) Apparatus and method for inductive heating
JP7215962B2 (ja) 電磁誘導加熱装置
JP2685227B2 (ja) 電磁調理器
JP2003217815A (ja) 誘導加熱調理器
JP2841691B2 (ja) 誘導加熱調理器
JPS62290356A (ja) スイツチング電源
JP3931831B2 (ja) 誘導加熱調理器とその制御プログラム
JP3314483B2 (ja) 誘導加熱調理器
JPH07192861A (ja) 電磁調理器