JPH10124237A - 情報入力装置 - Google Patents

情報入力装置

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JPH10124237A
JPH10124237A JP28421396A JP28421396A JPH10124237A JP H10124237 A JPH10124237 A JP H10124237A JP 28421396 A JP28421396 A JP 28421396A JP 28421396 A JP28421396 A JP 28421396A JP H10124237 A JPH10124237 A JP H10124237A
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JP
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pen
input
input device
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JP28421396A
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Kei Tanaka
圭 田中
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作性が改善された感圧式タブレットを内蔵
した情報入力装置を提供する。 【解決手段】 感圧式のタブレット装置2と、このタブ
レット装置2におけるペンダウンによる入力位置の特定
が有効になされたか否かを判断し、オン情報を生成する
判断回路4と、ペンダウン有効と判断された後にペンダ
ウンによる入力位置に基づいて座標データを生成する座
標データ生成回路6と、生成された座標データをオン情
報とともに外部の情報処理装置に送出するデータ送出回
路8とを備えている。さらに、感圧式のタブレット装置
2には左ボタン22が内蔵され、この左ボタン22の押
下に応じて座標データ生成回路6で生成された座標デー
タの有効、無効を判断するために、左ボタン有効判断回
路24が設けられ、左ボタン22によって強制的にオン
又はオフに設定されたオン情報フラグに応じて、座標デ
ータ生成回路6により生成された座標データの有効、無
効を判断し、データ送出回路8からの座標データの送出
を制御している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、感圧式タブレッ
ト等を内蔵することによって位置情報から座標データを
生成する情報入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば携帯型端末や、ぺン入力型
PC(パーソナルコンピュータ)では、手書き文字等を
入力するための情報入力装置として、抵抗膜式タブレッ
トが使用される場合がある。
【0003】抵抗膜式のタブレットは、ガラス基板と透
明なフィルム基板とを向かい合わせに配置して構成され
ており、これらの各基板の対向する面にはITO(酸化
インジウム)膜が形成され、これら2枚のITO膜間に
はギャップを確保するためのドットスペーサが配置され
ている。
【0004】このような抵抗膜式のタブレットが内蔵さ
れた情報入力装置では、タブレット表面がペン等で押下
されていない時には、タブレット内側のITO膜が相互
に接触しないため、座標検出電圧が発生しない。タブレ
ット表面がペンダウンによって押下された時に、フィル
ム基板が変形することによって2枚のITO膜が接触
し、座標位置に応じた検出電圧が発生する。
【0005】すなわち、一方の基板の片側をグランド
(0V)に接続し、同じ基板の反対側を電源(5V)に
接続するとともに、他方の電圧をかけていない基板の片
側の電極の電位を読み取って、ペンダウンの座標位置を
知るようにしている。
【0006】図9は、従来の情報入力装置の回路構成を
示すブロック図である。また、図10は、従来装置の動
作を示すフローチャートである。
【0007】図9の情報入力装置は、抵抗膜式のタブレ
ットとペンからなる感圧式のタブレット装置2と、この
タブレット装置2でのペンダウンの有効、無効を判断す
る判断回路4と、ペンダウン有効と判断された後に座標
データを生成する座標データ生成回路6と、生成された
座標データを送出するデータ送出回路8とから構成され
ている。
【0008】このような感圧式のタブレット装置2から
位置情報を入力する情報入力装置では、装置の電源がオ
ンされると、判断回路4で座標検出処理が実行される
(ステップST10)。まず、この判断回路4では、例
えばペンによる押圧が一定値を越えた場合にペンダウン
が有効と判断される(ステップST12)。すなわち、
タブレット装置2の表面がペンダウンによって押下され
ていれば、オン情報フラグがオンとなり、タブレット2
がペンアップによって押下されなくなれば、オン情報フ
ラグがオフとなる。
【0009】つぎに、判断回路4でペンダウンが有効と
判断されれば座標データ生成回路6において座標データ
の検出が行われる(ステップST14)と同時に、座標
データ生成回路6にオン情報フラグがセットされ(ステ
ップST16)、データ送出回路8からオン情報フラグ
とともに座標データが出力される(ステップST1
8)。また、ペンアップによってタブレットの表面が押
下されていなければ、オン情報フラグがクリアされてオ
フとなる(ステップST20)。
【0010】この情報入力装置では、オン情報フラグと
は、ペンダウンではオン、ペンアップであればオフとし
てタブレット装置2から出力されているペンのオンオフ
を示す信号データ(以下、単にオン情報ともいう)であ
って、この信号データは座標データとともにデータ送出
回路8から情報処理装置等に出力される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このタブレ
ット装置2と同種の情報入力装置であるマウスでは、画
面を見ながらそこに表示されているカーソル位置を所望
する位置まで移動し、その後に左ボタンのクリック操作
などによってオン情報フラグが入力されたときにのみ、
座標データが送出されるように構成されている。
【0012】しかし、上述のような情報入力装置では、
タブレット装置2で検出された座標データがオン情報フ
ラグの生成と同時にデータ送出回路8から送出されてし
まうから、誤ってペンダウンして誤りの座標データが入
力され、それに気付かない畏れがあった。このため、マ
ウスを使い慣れた作業者にとっては、ペンとタブレット
による入力操作には違和感を感じる場合が多かった。
【0013】また、座標データの入力に際してペンをタ
ブレットから離して移動させてなくてはならない場合も
あり、ペンでタブレットの表面を押圧する感圧式のタブ
レット装置2では、ペンダウンによって特定された座標
位置を、即座に、且つ正確に確認することは容易ではな
い。そのため、タブレット上でのぺン接触が不安定にな
り、誤入力が発生しやすくなるという問題があった。
【0014】この発明は、上述のような課題を解決する
ためになされたもので、操作性が改善された感圧式タブ
レットを内蔵した情報入力装置を提供することを目的と
するものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る情報入力
装置は、入力位置を特定するための位置入力手段と、前
記入力位置の特定が有効になされたか否かを判断してオ
ン情報を生成するオン情報生成手段と、前記位置入力手
段と接触したときの位置に基づいて座標データを生成す
る座標データ生成手段と、前記座標データを前記オン情
報とともに外部に送出するデータ送出手段とを有する位
置情報入力装置において、前記座標データ生成手段と一
体に設けられ前記オン情報をオン又はオフに強制的に設
定するオン情報設定手段と、前記オン情報設定手段で設
定されたオン情報のオン又はオフに応じて前記座標デー
タ生成手段により生成された座標データを有効又は無効
とする判断手段とを備え、前記オン情報がオンの場合に
前記データ送出手段から前記座標データを送出するよう
にしたものである。
【0016】請求項2に係る情報入力装置は、さらに前
記オン情報設定手段によるオン情報の設定を有効或いは
無効に切り替えるオン情報切替え手段を備えたものであ
る。
【0017】請求項3に係る情報入力装置は、入力位置
を特定するための位置入力手段と、前記入力位置の特定
が有効になされたか否かを判断してオン情報を生成する
オン情報生成手段と、前記位置入力手段と接触したとき
の位置に基づいて座標データを生成する座標データ生成
手段と、前記座標データを前記オン情報とともに外部に
送出するデータ送出手段と、前記座標データ生成手段と
前記位置入力手段との接触が連続して少なくとも2回続
いたときに、前記座標データ生成手段で生成された座標
データが互いに一定の関係にある場合だけ、前記オン情
報生成手段で生成されたオン情報を有効と判断する手段
とを備えたものである。
【0018】さらに、位置入力手段がペンであって、座
標データ生成手段が感圧式タブレットであってもよい。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、添付した図面を参照して、
この発明の実施の形態を説明する。
【0020】実施の形態1.図1は、本発明の実施の形
態1の情報入力装置を示す回路ブロック図である。この
情報入力装置において、感圧式のタブレット装置2と、
このタブレット装置2におけるペンダウンによる入力位
置の特定が有効になされたか否かを判断し、オン情報を
生成する判断回路4(オン情報生成手段)と、ペンダウ
ン有効と判断された後にペンダウンによる入力位置に基
づいて座標データを生成する座標データ生成回路6と、
生成された座標データをオン情報とともに外部の情報処
理装置に送出するデータ送出回路8とを備えている。こ
れらは、いずれも従来装置(図9)と同一のものであ
る。
【0021】ここで、従来装置と異なるところは、感圧
式のタブレット装置2に内蔵された左ボタン22(オン
情報設定手段)を有している点である。この左ボタン2
2はマウスの左ボタンと等価のスイッチであって、この
左ボタン22の押下に応じて座標データ生成回路6で生
成された座標データの有効、無効を判断するために、左
ボタン有効判断回路24(判断手段)が設けられてい
る。この左ボタン有効判断回路24では、左ボタン22
によって強制的にオン又はオフに設定されたオン情報フ
ラグに応じて、座標データ生成回路6により生成された
座標データの有効、無効を判断し、データ送出回路8か
らの座標データの送出を制御している。
【0022】図2は、本発明の実施の形態1のタブレッ
ト装置の一例を示す外観図である。この図では、上記判
断回路4を含むオン情報生成手段としての感圧式のタブ
レット28を備えた情報入力パネル26を示している。
ここでは図示しない位置入力手段としてのペンの他に、
このパネル26のタブレット28下方に左右一対の押ボ
タン30、32が設けられている。このうち左側の押ボ
タン30が上記左ボタン22に相当する。
【0023】このタブレット装置を使用する場合には、
右手でペンを操作し、情報入力パネル28の押ボタン3
0、32のうちの左側を左手で操作する。しかし、左手
でペンを操作する場合には、右側の押ボタン32を上記
左ボタンに相当するものとして構成することも可能であ
る。
【0024】さらに、図3に示すように、情報入力パネ
ル26がタブレット28とともにキーボード34をも備
えている場合には、キーボード34のキー配置領域36
の下方に一対の押ボタン38、40を設け、そのうちの
一方の押ボタン38を左ボタン22に対応させることが
できる。
【0025】図4は、実施の形態1の情報入力装置にお
ける動作手順を示すフローチャートである。ここで、上
記構成の情報入力装置の動作について説明する。
【0026】情報入力装置の電源がオンされると、タブ
レット28の一方の基板がドライブされ、その基板の片
側に例えば5[V]が印加され、その反対側が0[V]
とされ、他方の基板が接地されることによって、座標検
出処理が行なわれる(ステップST42)。
【0027】ステップST44におけるペンダウンの検
出では、ドライブ側の基板電位がセンスされ、ペンによ
る基板の押下なしの場合には一定電圧、例えば4.8
[V]が検出される。押下ありの場合は、ドライブ側の
基板が0[V]に接地されている他方の基板と接触し、
かつドライブ側にはプルアップ抵抗(例えば27[k
Ω])が接続されているため、オン検出レベルとして、
例えば0.8[V]以下の電圧が検出される。
【0028】ステップST44でペンダウンが検出され
なかった場合には、次のステップST46に進んで左ボ
タン22のオン検出が行われる。
【0029】また、ステップST44でペンダウンが検
出された場合には、次の座標データ検出処理(ステップ
ST48)に進んで、押下された座標位置のΧ座標値、
Y座標値が検出される。この座標データ検出処理では、
X軸方向の両側に一対の電極を形成した一方の基板の片
側の電極、例えば右側電極を例えば5Vにドライブし、
反対側の左側電極を0Vとする。このとき、他方の基板
はハイインピーダンスとし、この基板の一方の電極から
電圧を検出する。この手順で、一方の基板をハイインピ
ーダンスとして、Y軸方向の両側に一対の電極が形成さ
れた他方の基板をドライブしてこれらの電極から電圧を
検出すれば、それぞれΧ座標、Y座標の座標値が読み取
られる。以上の手順は、従来装置の手順(図10)のス
テップST10〜14に相当する。
【0030】次に、ステップST50に進んで左ボタン
22によって設定されたオン情報の検出(以下、オン検
出という)が行われる。この左ボタン22のオン検出で
は、図2、或いは図3に示す情報入力パネル26、又は
キーボード34に内蔵された押ボタン30、又は38が
押されている場合、オン情報フラグが強制的にセットさ
れ、オンとなる(ステップST52)。押下されていな
い場合は、オン情報フラグが強制的にクリアされ、オフ
となる(ステップST54)。
【0031】なお、ステップST46におけるオン検出
では、左ボタン22のオンが検出されれば、ステップS
T50の場合と同様にオン情報フラグがセットされ、オ
ンとなる(ステップST52)が、検出されなければ、
座標検出処理は終了する。
【0032】ステップST52、54からステップST
56に進むと、上述したステップST48で検出された
座標データが、データ送出回路8からオン情報とともに
外部の情報処理装置に送出される。したがって、ペンダ
ウンとともに左ボタン22がオンに設定された場合に
は、ステップST42、44、48、50、52、56
の手順を経て、座標データと、オン情報(オン)が送出
される。また、左ボタン22がオフに設定されている場
合には、ステップST42、44、48、50、54、
56の手順を経て、座標データと、オン情報(オフ)が
送出され、一端入力された座標データを取消す。なお、
ペンを一旦押下してから正しい位置まで移動し、そこで
ペンアップして、左ボタン22をオンした場合も、上記
のステップST42、44、46、52、56の流れ
で、検出されている座標データとオン情報(オン)とが
送出される。ここまでが、実施の形態1における1点の
座標位置を検出する場合の動作である。検出座標のデー
タフォーマットとしては、いずれも座標データ+オン情
報(オンまたはオフ)となる。
【0033】ここで、図5を参照して、さらに上述の動
作について、従来装置の動作と比較して説明する。図に
おいて、矢印はタブレット28上で操作されたペンの軌
跡である。
【0034】例えば描画ソフトを使用して図形を作成す
る場合に、ペン押下と同時に座標データが入力されてし
まう従来のタブレット装置では、正確な寸法で図形を描
くことが難しくなるだけでなく、一度誤った場所でペン
を押下してしまうと、そのポイントの座標データは取り
消せないため、最初から図形の作成をやり直すことにな
ってしまう。
【0035】また、同図(a)では表示面にすでに描か
れた図形をぺンアップして確認しようとすると、ぺンア
ップの時点でその座標位置が確定してしまう。このため
ぺンアップ状態で描画図形を確認しながら、作業を進め
ることができない。
【0036】さらに、直線を描きたいときには、ぺンダ
ウンしてドラッグしなければならない。このため筆圧が
不安定な場合には、描画図形が途切れてしまうことがあ
る。
【0037】これに対して本実施の形態の情報入力装置
では、ペンの押下だけでは座標位置が入力されない。し
たがって、同図(b)に示すように、一度ぺンダウンし
て誤った場所までドラッグした後でも、左ボタン22を
押下しなければ、その座標データが確定しないため、ペ
ンを押下する場所を容易に変更することができる。
【0038】また、ぺンアップだけではオン情報が確定
しないため、ぺンアップ状態で描画図形を確認しなが
ら、左ボタン22を操作して必要な座標データのみを送
出することができる。
【0039】さらに、左ボタン22を押下していれば、
ペンのオンオフに関係なく直線の始点と終点をポインテ
ィングすることができ、直線を描きたい時にも都合がよ
い。
【0040】このように、正確な描画が必要とされない
イメージ入力の時には従来のタブレット装置でもそれほ
どに問題なく対処できるが、図形描画では正確な入力位
置の特定が要求されるため、特に実施の形態1のような
情報入力装置が有効である。
【0041】以上に説明したように、この情報入力装置
では、入力位置を特定するための位置入力用のペンと、
入力位置の特定が有効になされたか否かを判断してオン
情報を生成する判断回路4と、ペンと接触したときの位
置に基づいて座標データを生成するデータ生成回路6
と、座標データをオン情報とともに外部に送出するデー
タ送出回路8とを有する位置情報入力装置において、デ
ータ生成回路6と一体に設けられオン情報をオン又はオ
フに強制的に設定する左ボタン22と、左ボタン22で
設定されたオン情報のオン又はオフに応じてデータ生成
回路6により生成された座標データを有効又は無効とす
る左ボタン有効判断回路24とを備え、オン情報がオン
の場合にデータ送出回路8から座標データを送出するよ
うにしたので、現在の押下座標を確認してからオン情報
とともに座標データを送出でき、ペンによる押下座標の
入力間違いを防止することができる。また、ペンアップ
状態であっても左ボタン22の設定状態を左ボタン有効
判断回路24でセンスしているため、ペンダウンと同時
に左ボタン22を押さなくても、ペンダウンで特定され
た入力位置の座標データを、その後にペンアップ状態と
してから、左ボタン22をオンに設定すれば、その時点
で座標データをオン情報とともに送出できる。
【0042】実施の形態2.図6は、本発明の実施の形
態2の情報入力装置を示す回路ブロック図である。感圧
式のタブレット装置2と、このタブレット装置2におけ
るペンダウンの有効、無効を判断する判断回路4と、左
ボタン22と、この左ボタン22によるオン情報の設定
を有効或いは無効に切り替える切替え回路23(オン情
報切替え手段)と、左ボタン有効判断回路24と、有効
とされたペンダウンによる入力位置に基づいて座標デー
タを生成する座標データ生成回路6と、生成された座標
データをオン情報とともに送出するデータ送出回路8と
から構成され、切替え回路23には、タブレット装置2
からペンのオン、あるいは左ボタン22のオンのいずれ
かを有効にする切り替え信号が供給されている。
【0043】上記構成の情報入力装置の動作について、
図7に示すフローチャートに基づいて説明する。
【0044】座標データ検出処理(ステップST48)
までの流れは、実施の形態1の場合と同じである。座標
データの検出が終わると、左ボタン22からのオン情報
が有効であるか、或いは判断回路4で生成されたオン情
報が有効であるかを判断する(ステップST49)。こ
れは、切替え回路23のハード的なスイッチの設定状
態、或いはコマンドの設定状態に基づいて判断される。
【0045】ここで、左ボタン22からのオン情報を無
効とし、ステップST44でのペンダウンの検出による
オン情報を有効とする場合には、ステップST51でペ
ンダウン中であることを確認してステップST55に進
み、オン情報フラグがセットされ、オンとなる。しか
し、左ボタン22からのオン情報が有効である場合に
は、ステップST50で左ボタン22の状態をセンス
(オン検出)して、その結果に応じて、オン情報フラグ
が強制的にセットされ、オンとなり(ステップST5
2)、あるいはステップST53からステップST54
に進んで、オン情報フラグが強制的にクリアされ、オフ
となる。
【0046】次に、判断回路4又は左ボタン22で設定
されたオン情報とともに、ステップST48で検出され
た座標データが送出される(ステップST56)。な
お、ステップST51、或いはステップST53で、左
ボタン22からのオン情報が無効とされ、或いは左ボタ
ン22でオン情報がオフに設定されている場合に、ペン
ダウン中でなければ座標検出処理は終了する。
【0047】以上に説明したように、この情報入力装置
では、左ボタン22によるオン情報の設定を有効或いは
無効に切り替える切替え回路23を備えたから、第1の
実施の形態のものと同様、ペンによる現在の押下座標を
確認してから、左ボタン22を押下してオン情報を送れ
るので、押下座標の入力間違いを防止することができる
だけでなく、この切替え回路23のスイッチを切り替え
ることによって、従来通りに、オン情報をペンアップに
よって送出することもできる。これによって、1回のペ
ンの操作で座標データの入力が可能となるとともに、ユ
ーザーがマウス入力に類似する流れとペン入力の流れの
一方を選択できるから、より慣れた操作を選択して入力
動作を実行でき、より正確な入力が可能になる。
【0048】実施の形態3.この実施の形態3は、従来
例のもの(図9)と基本的に同じ回路構成である。ただ
し、感圧式のタブレット装置2は、ペンダウンが2回連
続であるかどうかをチェックするためのカウンタを備
え、ペンダウンが少なくとも2回続いたときに、座標デ
ータ生成回路6で生成された座標データが互いに一定の
関係にある場合だけ、判断回路4で生成されたオン情報
を有効と判断するように構成されている点で異なってい
る。
【0049】上記構成の情報入力装置の動作について、
図8に示すフローチャートに基づいて説明する。
【0050】座標データ検出処理(ステップST48)
までの流れは、実施の形態1の場合と同じである。座標
データの検出が終わると、2度目以降のペンダウンかど
うかが判断される(ステップST58)。2度目以降の
ペンダウンであれば、1度目のペンダウンと2度目のペ
ンダウンにより検出された2つの座標データが互いに一
定の関係、例えば両者がある一定範囲内(例えば10m
m)のデータである場合だけ、オン情報を有効としてい
る(ステップST60)。しかし、1度目であれば、ス
テップST54に進んで、オン情報フラグがクリアさ
れ、オフとなる。
【0051】また、ステップST60でオン情報が有効
とされれば、オン情報フラグがセットされ、オンとな
り、次にステップST48で検出された座標データがオ
ン情報とともに送出される。なお、ステップST60
で、オン情報が無効とされれば座標検出処理は終了す
る。
【0052】以上に説明したように、この情報入力装置
では、従来のものに、さらにタブレット装置2における
ペンの接触が連続して少なくとも2回続いたときに、座
標データ生成回路6で生成された座標データが互いに一
定の関係にある場合だけ、判断回路4で生成されたオン
情報を有効と判断する手段を備えたから、第1の実施の
形態のものと同様、ペンによる現在の押下座標をペンア
ップによって確認してから、再びペンダウンすることに
よってオン情報を送出することができ、押下による座標
データの誤入力を容易に防止できる。
【0053】また、実施の形態1、2における左ボタン
22によるオン情報の設定に相当する2度目のペンダウ
ンの処理をプログラム上で実行するように構成すれば、
新たな部品を追加する必要がなくなって、装置のコスト
アップをせずに入力機能の向上が可能になる。
【0054】さらに、同一個所でのペンダウンでオン情
報をセットするように構成したので、ユーザーが左手を
使用せずに、しかも2度目のペンダウンでは右手の移動
なしに入力操作が可能になる。
【0055】
【発明の効果】この発明は、以上に説明したように構成
されているので、以下に示すような効果を奏する。
【0056】請求項1に記載した情報入力装置によれ
ば、現在の押下座標を確認してからオン情報とともに座
標データを送出でき、ペンによる押下座標の入力間違い
を防止することができる。
【0057】また、請求項2に記載した情報入力装置に
よれば、ユーザーはマウス入力に類似する流れとペン入
力の流れの一方を選択して入力動作を実行でき、より正
確な入力が可能になる。
【0058】さらに、請求項3に記載した情報入力装置
によれば、ペンによる現在の押下座標をペンアップによ
って確認してから、再びペンダウンすることによってオ
ン情報を送出することができ、押下による座標データの
誤入力を容易に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1の情報入力装置を示す
回路ブロック図である。
【図2】 本発明の実施の形態1のタブレット装置の一
例を示す外観図である。
【図3】 左右スイッチを内蔵したキーボードの一例を
示す外観図である。
【図4】 実施の形態1の情報入力装置における動作手
順を示すフローチャートである。
【図5】 本発明の実施の形態1のタブレット装置と従
来装置での表示面を比較して示す図である。
【図6】 本発明の実施の形態2の情報入力装置を示す
回路ブロック図である。
【図7】 実施の形態2の情報入力装置における動作手
順を示すフローチャートである。
【図8】 実施の形態3の情報入力装置における動作手
順を示すフローチャートである。
【図9】 従来の情報入力装置の回路構成を示すブロッ
ク図である。
【図10】 従来装置の動作を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
2 感圧式のタブレット装置、 4 判断回路(オン情
報生成手段)、 6座標データ生成回路、 8 データ
送出回路、 22 左ボタン(オン情報設定手段)、
24 左ボタン有効判断回路(判断手段)、 26 情
報入力パネル、 28 タブレット、 30,32 左
右一対の押ボタン、 23 切替え回路。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力位置を特定するための位置入力手段
    と、 前記入力位置の特定が有効になされたか否かを判断して
    オン情報を生成するオン情報生成手段と、 前記位置入力手段と接触したときの位置に基づいて座標
    データを生成する座標データ生成手段と、 前記座標データを前記オン情報とともに外部に送出する
    データ送出手段とを有する位置情報入力装置において、 前記座標データ生成手段と一体に設けられ前記オン情報
    をオン又はオフに強制的に設定するオン情報設定手段
    と、 前記オン情報設定手段で設定されたオン情報のオン又は
    オフに応じて前記座標データ生成手段により生成された
    座標データを有効又は無効とする判断手段とを備え、 前記オン情報がオンの場合に前記データ送出手段から前
    記座標データを送出するようにしたことを特徴とする情
    報入力装置。
  2. 【請求項2】前記請求項1に記載の情報入力装置におい
    て、さらに前記オン情報設定手段によるオン情報の設定
    を有効或いは無効に切り替えるオン情報切替え手段を備
    えたことを特徴とする情報入力装置。
  3. 【請求項3】入力位置を特定するための位置入力手段
    と、 前記入力位置の特定が有効になされたか否かを判断して
    オン情報を生成するオン情報生成手段と、 前記位置入力手段と接触したときの位置に基づいて座標
    データを生成する座標データ生成手段と、 前記座標データを前記オン情報とともに外部に送出する
    データ送出手段と、 前記座標データ生成手段と前記位置入力手段との接触が
    連続して少なくとも2回続いたときに、前記座標データ
    生成手段で生成された座標データが互いに一定の関係に
    ある場合だけ、前記オン情報生成手段で生成されたオン
    情報を有効と判断する手段とを備えたことを特徴とする
    情報入力装置。
  4. 【請求項4】前記位置入力手段がペンであって、前記座
    標データ生成手段が感圧式タブレットであることを特徴
    とする請求項1乃至3のいずれかに記載の情報入力装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002163074A (ja) * 2000-11-27 2002-06-07 Fujitsu Ltd 制御装置、電子機器、および媒体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002163074A (ja) * 2000-11-27 2002-06-07 Fujitsu Ltd 制御装置、電子機器、および媒体
JP4653297B2 (ja) * 2000-11-27 2011-03-16 富士通株式会社 制御装置、電子機器、および媒体

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