JP2812978B2 - 座標入力装置及びその入力座標の較正方法 - Google Patents

座標入力装置及びその入力座標の較正方法

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、座標入力装置及びその入力座標の較正方法
に関するものである。
[従来の技術] 近年、オンラインで手書きの文字,図形などを入力
し、これを認識するシステムが次代のマンマシン・イン
タフエース(以下、MMIと呼ぶ)担うものとして注目さ
れている。このような手書き認識システムにおいては、
座標入力装置と表示装置を重ねて配置し、手書きされた
文字や図形の軌跡をそのまま表示装置に表示するという
構成がよく用いられている。こうした構成にすることに
より、正に紙の上にペンで筆記するのと同様な感覚で文
字や図形等を入力することができる。
ペン状の指示器を用いてタブレツト面上を指示するこ
とにより入力を行う座標入力装置は、手書き認識システ
ムに必要不可欠な入力装置であるが、このような入力装
置は文字・図形の筆記軌跡を入力するだけでなく、画面
上に表示されているかまたは画面の外辺部に印刷するな
どして表示されているアイコンやメニユーなどの指示,
選択の際にも用いられる。こうしたアイコンやメニュー
等の指示選択は、そのアイコンなりメニユーなりに対応
している機能あるいは処理の実行を開始させるスイツチ
であるため、以下、画面上に表示されたアイコン・メニ
ユー等をソフトスイツチと呼ぶことにする。
[発明が解決しようとする課題] さて、座標入力装置と表示装置とでは夫々独立した座
標系を有しているが、上記のように一体型の構成をした
場合、それぞれの座標系を一致させる必要がある。しか
も座標入力装置の座標系には個体差があるので、通常座
標系を一致させる較正作業を個々のセツト毎に行つてい
る。この較正作業は出荷前、工場における組立時に行わ
れるのは当然であるが、座標入力装置の座標系の経年変
化を考慮して、ユーザサイドでも行えるようにしておく
ことが多い。
従来、この種の較正作業は次のようにして行われてい
た。これを示したのが第9図で、第9図(A)は表示画
面から入力できる電卓の外観図、第9図(B)は表示部
92と座標入力部93とが一体で構成されていることを示す
図である。いま第9図(A)に示すキーボード91の較正
キー97を押下することにより較正作業開始の指示を行う
と、表示部92の特定箇所(95、96など)に押下位置を示
す記号等が表示される。そして、オペレータはこの記号
の真上をペン94で押下指示する。このような作業を画面
上の複数の個所について繰り返す。CPU(不図示)は表
示部92での表示座標と座標入力部93での検出座標の違い
から補正パラメータを算出し、不揮発性の記憶部等に記
憶せしめる。それ以後は、座標入力部93での検知座標に
対し上記パラメータによる補正を行つて最終的な入力座
標値とする。この較正作業時に、オペレータが誤まつて
表示位置と異なつた位置を押下指示すると、正しい補正
が行えず、最悪の場合、入力座標が大きくずれたり歪ん
だりして座標入力部93が使用不能になつてしまう。
この場合、第9図に示すようにキーボード91を備えた
電子機器であれば、較正キー97により較正作業開始の指
示を再び行うことができるが、座標入力部以外に入力部
を有しない電子装置、即ち、全て画面上に表示されたア
イコンなどにより指示入力を行なう装置では、座標入力
部が使用不能になつてしまうと、再較正の指示はもちろ
ん全ての入力が不能になつてしまうという問題がある。
近年、キーボード・アレルギーのユーザー等のために、
前述した手書き文字認識技術を採用し座標入力部以外に
は主たる入力部を有さない電子機器がMMIの観点から注
目されており、係る機器における座標入力部における確
実な入力座標位置の較正方法の確立が望まれていた。
本発明は上記従来例に鑑みなされたもので、較正動作
により求められた補正パラメータを直ちに補正パラメー
タとして採用するのでなく、その求められた補正パラメ
ータが適正がどうかを判定した後、正規のパラメータと
して採用することにより、誤つた動作により不適正な補
正パラメータが採用されるのを防止した座標入力装置及
びその入力座標の較正方法を提供することを目的とす
る。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために本発明の座標入力装置は以
下のような構成を備える。即ち、 画面上で指示入力がなされた位置座標を検出し、検出
された位置座標を補正パラメータを用いて較正する座標
入力装置であって、 前記補正パラメータの更新を指示する指示手段と、 前記指示手段により更新が指示された場合、前記画面
上の特定位置に対する指示入力に基づいて補正パラメー
タ候補を算出する算出手段と、 前記算出手段により補正パラメータ候補が算出された
場合に、機器操作に関わる所定領域への指示入力を要求
する要求手段と、 前記要求手段による要求に応じて指示入力がなされた
位置座標を検出し、検出された位置座標を前記補正パラ
メータ候補を用いて算出する位置座標算出手段と、 前記位置座標算出手段により算出された位置座標が前
記所定領域内に含まれているか否かを判定する判定手段
と、 前記判定手段により前記算出された位置座標が前記所
定領域に含まれると判定された場合には、前記補正パラ
メータ候補により前記補正パラメータを更新し、前記判
定手段により前記補正された位置座標が前記所定領域に
含まれないと判定された場合には、前記補正パラメータ
候補による前記補正パラメータの更新を禁止する更新手
段と、 を有することを特徴とする。
また上記目的を達成するために本発明の座標入力装置
における入力座標の較正方法は以下のような工程を備え
る。即ち、 画面上で指示入力がなされた位置座標を検出し、検出
された位置座標を補正パラメータを用いて較正する座標
入力装置における入力座標の較正方法であって、 補正パラメータの更新を指示する指示工程と、 前記指示工程により更新が指示された場合、前記画面
上の特定位置に対する指示入力に基づいて補正パラメー
タ候補を算出する算出工程と、 前記算出工程により補正パラメータ候補が算出された
場合に、機器操作に関わる所定領域への指示入力を要求
する要求工程と、 前記要求工程による要求に応じて指示入力がなされた
位置座標を検出し、検出された位置座標を前記補正パラ
メータ候補を用いて算出する位置座標算出工程と、 前記位置座標算出工程により算出された位置座標が前
記所定領域内に含まれているか否かを判定する判定工程
と、 前記判定工程により前記算出された位置座標が前記所
定領域に含まれる判定された場合には、前記補正パラメ
ータ候補により前記補正パラメータを更新し、前記判定
工程により前記補正された位置座標が前記所定領域に含
まれないと判定された場合には、前記補正パラメータ候
補による前記補正パラメータの更新を禁止する更新工程
と、 を有することを特徴とする。
[作用] 以上の構成により、補正パラメータの更新が指示され
た場合、画面上の特定位置に対する指示入力に基づいて
補正パラメータ候補を算出する。その補正パラメータ候
補が算出された場合に、機器操作に関わる所定領域への
指示入力を要求し、その要求に応じて指示入力がなされ
た位置座標の検出し、検出された位置座標を補正パラメ
ータ候補を用いて算出し、その算出された位置座標がそ
の所定領域内に含まれているか否かを判定し、その算出
された位置座標が所定領域に含まれると判定された場合
には、補正パラメータ候補により補正パラメータを更新
し、一方、補正された位置座標が所定領域に含まれない
と判定された場合には、補正パラメータ候補による補正
パラメータの更新を禁止するように動作する。
[実施例] 以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施例を詳
細に説明する。
[電子機器の説明(第1図〜第4図)] 第2図は表示部上に座標入力部を重ね合わせた一体型
の入出力部を具備する電子機器の概略構成を示すブロツ
ク図である。
図中、21は抵抗膜や透明電極などを用いた透明な入力
タブレツトであり、指示ペン23によつてタブレツト面を
押圧指示することで座標入力を行うものである。入力タ
ブレツト21は表面にITO等の材料を蒸着あるいは印刷す
るなどして抵抗膜を形成したガラス板とPETフイルムで
構成されており、ガラス板とフイルムそれぞれの抵抗膜
面が向き合うように重ねて配置してある。さらに両者の
間には微小なシリコンゴムなどのスペーサ(図示せず)
が配置されていて、フイルムの表面(座標入力面)を押
圧したときに、その押圧点において両者の抵抗膜が接触
するようになつている。またガラス板、フイルムのいず
れにおいても、抵抗膜の両端部にはその抵抗膜への電圧
の印加ないしは電位の計測のための端子(電極)として
導体パターンが形成されている。
22は抵抗膜の両端への一定電圧の印加および電位の計
測を行う押圧点検出回路で、計測された電位の大きさを
もとに、指示ペン23による押圧点位置を検知する。25は
ドツトマトリツクス方式の液晶表示盤で、液晶駆動回路
24により駆動され、各種データや入力用のアイコンさら
には各種メツセージなどを表示する。20はCPU111,ROM11
2,RAM113などからなる処理部で、入出力部の制御を行う
とともに、各種情報の入出力処理を行うものである。
ここで、本実施例における電子機器の場合、入力タブ
レツト21以外の入力装置を有していないため、データの
入力はもちろん各種コマンド等の指示もすべてこの入力
タブレツト21を用いて行うようになつている。
入力タブレツト21は第3図に示すとおり液晶表示盤25
の上に重ねて配置して液晶表示盤25の表示を透かして見
ることができる。また、液晶表示盤25および液晶駆動回
路24(第3図では不図示)を搭載している基板30の上方
にはソフトスイツチ用のシンボルが印刷されたシール31
が貼つてある。入力タブレツト21の入力面積は液晶表示
盤25とシール31を含む大きさになつており、表示画面上
に加えてシール31上のソフトスイツチシンボルも入力タ
ブレツト21を押圧して入力することができるようになつ
ている。
次に、入力タブレツト21の面を押圧することによつて
指示点を入力する場合を説明する。
第4図(A)に示すようにガラス板ならびにPETフイ
ルムに形成されている抵抗膜の両端をそれぞれA,Bなら
びにC,Dとする。両抵抗膜ははじめは接触していない
が、指示ペン23で押圧されると押圧点Pにおいて接触す
る。このP点のX軸の座標を検知するには、第4図
(B)に示すようにAB間に一定の電圧を印加しておき、
C点(あるいはD点)の電位をもとにP点の電位を計測
する。
一方、Y軸の座標を検知するには第4図(C)に示す
ようにCD間に一定の電圧を印加しておきA点(あるいは
B点)においてP点の電位を計測する。以上の動作を交
互に行うことで指示点Pの位置を検知するわけである。
[押圧点検出の説明(第5図〜第7図)] 第5図は押圧点検出回路22の構成を説明するための図
で、51はX軸・Y軸どちらの座標を検知するのかを切換
えるX・Y切換回路である。第4図に示した抵抗膜の端
子A〜Dのそれぞれは、X・Y切換回路51を経てオペア
ンプ53に接続される。オペアンプ53はボルテージフオロ
アになつているのでAP間あるいはCP間における電圧降下
は無視することができる。52はオペアンプ53より出力さ
れている電圧をデジタル情報に変換するA/Dコンバータ
で、このA/Dコンバータ52の出力を処理部20で読み取つ
て押圧点Pの位置を検知するようになつている。またオ
ペアンプ53の入力端は1〜2MΩ程度の抵抗54によつてプ
ルダウンされているので、押圧がない場合にはA/Dコン
バータ52において接地電位が計測される。
さて、次に座標入力部(入力タブレツト21)と表示部
(液晶表示盤25)の座標系を一致させる較正の仕組につ
いて詳述する。座標系を一致させるためには 原点を一致させる。
座標位置を同一の単位長さで正規化する必要がある。
まずについて説明する。単位長さ(即ち、1ビツト
が表わす長さ)は、液晶表示盤25の表示ドツトピツチよ
り小さく設定すればよいのであるが、ここでは文字認識
で必要とされる分解能をも考慮して0.1mmとする。A/Dコ
ンバータ52より出力される位置データ(以下AD値と呼
ぶ)の単位は0.1mmであるとは限らないから、ある補正
係数を掛けて単位長さを0.1mmに変換する必要がある。
補正係数を求めるには例えば第6図(A)に示ような
4点P1〜P4を逐次押圧指示してAD値をサンプリングす
る。いま、点Pnを指示ペン23で押圧したときに得られる
AD値を(ADXn,ADYn)とすると、 但し、P1P2,P3P4はそれぞれP1P2間の距離およびP3P4
間の距離を0.1mmを単位として表わした数値である。
次に、について説明する。原点は通常液晶表示盤25
の(0,0)ドツトの位置、即ち液晶表示ドツトの左上す
みに設定される。入力タブレツト21と液晶表示盤21の座
標系はある一定の距離だけずれているから、そのずれ量
を計測してAD値に加算することで両者の原点を一致させ
ることができる。原点でのAD値を(ADX0,ADY0)とする
と、点Pnの座標値(xn,yn)は、 xn=INCL X・(ADXn−ADX0)=INCL X・ADXn −INCL X・ADX0 (3) yn=INCL Y・(ADYn−ADY0)=INCL Y・ADYn −INCL Y・ADY0 (4) (3)(4)式の右辺第2項のINCL X・ADXOおよびIN
CL Y・ADY0がずれ量である。これらADX0,ADY0は指示ペ
ン23で原点上を押圧指示することで知り得るのである
が、改めて原点上を押圧しなくとも先程のP1〜P4のAD値
からも求めることができる。
第7図は横軸に座標値、縦軸にAD値をとつたものであ
るが、図から明らかように上記ずれ量の大きさは、横軸
の切片71の長ささそのものである。このことは代数的に
求めると X軸のずれ量 OFFSET X=−INCL X・ADX0 =xn=−INCL X・ADXn (5) Y軸のずれ量 OFFSET Y=−INCL Y・ADX0 =yn−INCL Y・ADYn (6) 実際にはP1〜P4を押圧指示する際の誤差も考慮して、 とする。
以上、(1),(2),(7),(8)式より任意の
点Pnの座標値は、 xn=INCL X・ADXn+OFFSET X (9) yn=INCL Y・ADYn+OFFSET Y (10) 従つて本実施例の場合、較正作業の結果算出される補
正パラメータは、INCL X,INCL Y,OFFSET X,OFFSET Yの
4種類である。
上記のような較正作業は通常,出荷前の工場組立時に
行われており、ユーザは特に較正を意識しなくともよ
い。しかしながら購入後数カ月から数年ぐらい経つと、
抵抗膜の抵抗値が経年変化を起こし、座標が少々ずれて
くるようになる。そこで上記の様な較正作業をユーザ自
らが行うことになる。
本実施例の場合、第6図(A)に示すような右はじの
ソフトスイツチ(較正キー61)を押圧することで較正作
業の開始を指示できるようになつている。しかしなが
ら、このような較正作業はしばしば行われる作業ではな
いから、必ずしも適切な操作が行われるとな限らない。
例えば、第6図(A)において、点P1を押圧指示すべき
ところ誤つて点P5を指示してしまつたとすると、補正係
数は(1)式とは異なり、 となつてしまう。またこれに伴つて軸のずれ量も となる。このような較正作業は、本来座標系を一致させ
るために行う較正作業であるが、上記のように指示位置
を誤つてしまうと、結果として較正前よりも座標のずれ
や歪みを大きくしてしまうことになりかねない。
前述した従来例の場合には、このような事態に陥つた
場合でもキーボード91の較正ボタンを押すことで再度較
正作業を開始させることができるから、今度は正しく操
作しさえすれば事無きを得る。
しかしながら本実施例のように入力タブレツト21以外
に入力部を有していない電子機器の場合では、再度較正
作業を開始させようとして第6図(A)に示す右はじの
ソフトスイツチ(較正キー61)を指示ペン23で押下して
も、入力タブレツト21の座標系は大きくずれてしまつて
いるため、この入力が受け入れられなくなつてしまう。
従つて、指示ペン23により、入力タブレツト21の較正キ
ー61の領域が指示されたことが認識できず、その結果、
較正作業の開始を指示することができなくなつてしま
う。これにより、もちろん通常の使用も困難になること
は言うまでもない。
そこで本発明の一つの実施例では次のような構成を採
用している。すなわち、補正パラメータを算出後、直ち
にこれを確定することはせず、まず第6図(B)に示す
ように再度、較正のソフトスイツチである較正キー61を
押圧するようにメツセージ62を表示する。そしてこの
時、新たに算出した補正パラメータ候補を用いて、指示
ペン23により押圧された座標位置を計算し、こうして得
られた座標値が較正用のソフトスイツチ61の領域に対応
した座標値であるかをみる。即ち、較正のソフトスイツ
チ61が押下されたと認知できたとき、はじめて補正パラ
メータ候補を正式な補正パラメータとして確定する。
一方、較正のソフトスイツチ61の領域に対応した座標
値が得られないときには、補正パラメータ候補は確定せ
ず、補正パラメータの内容は較正作業以前のままにす
る。即ち、再び較正のソフトスイツチ61を押圧したとき
に較正作業の開始を指示できる状態にあるときだけ、算
出した補正パラメータを採用するわけである。
[較正処理の説明(第1図、第6図)] 以上の処理を第1図のフローチヤートをもとに説明す
る。この処理を実行する制御プログラムは処理部20のRO
M112に記憶されている。
指示ペン23により入力タブレツト21の入力面が押圧さ
れるとステツプS1に進み、指示ペン23により指示された
領域を判別する。ステツプS1で指示ペン23により較正キ
ー61の領域が押圧されたかを判別し、較正キー61の指示
でなければステツプS2に進み、その指示されたキーに対
応する処理あるいはその他座標値データの入力を実行す
る。
較正キー61が指示されたときはステツプS3に進み、例
えば第6図(A)に示すように、指示点P(P1〜P5)を
液晶表示部25に表示する。次に制御はステツプS4に進
み、オペレータにより各点が指示されるのを待つ。こう
して、これら表示された点が逐次オペレータにより押圧
されるのを待ち、押圧されるとステツプS5に進む。ここ
では、この押圧された座標値を計算し、画面上の対応す
る位置(ポイントP1の位置など)とのずれを基に、押下
座標位置を算出するための補正値を求める。そして、こ
れを補正パラメータの候補としてRAM113に記憶する。
次にステツプS6において、ソフトキーである較正キー
61を押圧するように、例えば第6図(B)に示すような
メツセージ62を液晶表示部25に表示し、ステツプS7で指
示ペン23によるキー入力を持つ。指示ペン23により入力
があるとステツプS8に進み、入力タブレツト21の押圧位
置の座標値を、ステツプS5で記憶していた補正パラメー
タ候補を用いて計算する。
次にステツプS9に進み、補正パラメータ候補を用いて
計算した座標値が較正キー61の位置に対応しているか否
かを判定する。補正パラメータ候補を用いて計算された
座標値が較正キー61内にあるときはステツプS10に進
み、この補正パラメータ候補を座標値計算の際の補正パ
ラメータとして確定する。即ち、これ以後の座標値計算
ではこの補正パラメータが採用される。
一方、ステツプS9において計算された座標値が較正キ
ー61の領域に対応していないときはステツプS11に進
み、その補正パラメータ候補は採用されず、補正パラメ
ータの更新は行われない。このときは、補正パラメータ
の内容を較正作業以前のままにしておき、正しい操作が
行なわれるのを待つ。
以上説明したように本実施例によれば、較正作業時に
ユーザが誤つた操作をした場合には、補正パラメータを
確定させないようにしたので、入力座標が大きくずれた
り、歪んだりして入力タブレツトが使用不能の状態に陥
つてしまうのを防止できるという効果を有する。
[他の実施例(第8図)] 較正作業の開始を指示するのには、前述のように独立
したソフトスイツチを設けるのではなく、一般的なポツ
プアツプメニユーあるいはプルダウンメニユーを用いて
もよい。
例えば、第8図(A)に示す様に、指示ペン23により
「メニユー」というソフトスイツチ81を押圧すると、液
晶表示部25上に「全面クリア」,「太ペン/細ペン」
「較正」という3つのソフトスイツチからなるメニユー
82がポツプアツプ表示される。ここで、較正作業の開始
を指示するには、続けて「較正」の枠83内を押圧指示す
る。ここでの較正作業は、例えば第6図で説明したよう
に、点Pを画面25上に表示して各点を指示ペン23で指示
していくことにより補正パラメータ候補を求めるもので
ある。
こうして補正パラメータ候補が算出されると、第8図
(B)の指示に従って、「メニユー」81の領域を押圧
し、次いで第8図(C)の表示に従って「較正」の枠83
内を押圧する、そして、それぞれの押圧入力によって計
算される座標値が「メニユー」81および「較正」83のソ
フトスイツチの領域に対応しているときのみ、補正パラ
メータ候補を補正パラメータとして確定する。もちろ
ん、「メニユー」81内への再指示のみで、この補正パラ
メータ候補の採否を決定するようにしても本発明の効果
が失われるわけではない。
以上述べたように本発明で言うところの所定領域およ
びその指示入力は、一箇所に限定されるわけではなく、
複数箇所を順次指示する場合、あるいは同時に指示をす
る場合を包含する。
また、前述の実施例では座標入力部として抵抗膜方式
のものを例に説明を行つたが、本発明はこれに限定され
るわけではなく、タブレツト面上を専用の指示具・一般
の筆記具・あるいは指などで指示して座標入力を行うも
のであれば、その原理・方式は問わずに広く応用できる
ことは言うまでもない。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、補正パラメータ
を更新する際に、機器操作に関る所定領域内に対して指
示入力がなされた位置座標の検出結果を、補正パラメー
タ候補を用いて較正した位置座標が所定領域内に無いと
判定された場合には、その補正パラメータ候補による補
正パラメータの更新を禁止するようにしたので、較正作
業時にユーザが誤った操作をしたために不適当な補正パ
ラメータ候補が得られた場合には、補正パラメータは更
新されることはないため、安全に補正パラメータを更新
することができる。また、誤操作による装置が動作不能
になるのを防ぐことができる。
また、較正の成否に関わらず常に再較正の指示を行う
ことが可能であるから、ユーザは失敗をおそれずに安心
して較正作業をを行うことができる。
さらに、補正パラメータ採否の判定後、その判定結果
を表示するようにすればユーザは、最新の較正作業の成
否を認知することができるという効果も有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は本実施例の電子機器における処理部での較正処
理を示すフローチヤート、 第2図は入出力一体型の装置を具備する電子機器の概略
構成を示すブロツク図、 第3図は入出力一体型装置の外観図、 第4図は抵抗膜方式の座標位置の検出法を説明するため
の図、 第5図は押圧点検出回路の概略構成を示すブロツク図、 第6図(A)(B)は実施例における較正作業時の画面
表示・操作の仕方を説明する図、 第7図はAD値と座標値の関係を示す図、 第8図(A)〜(C)はその他の実施例における較正作
業時の画面表示・操作の仕方を説明する図、そして 第9図(A)(B)は従来技術を説明するための図であ
る。 図中、20……処理部、21……入力タブレツト、22……押
圧点検出回路、23……指示ペン、24……液晶駆動回路、
25……液晶表示板、51……X・Y切換回路、52……A/D
コンバータ、111……CPU、112……ROM、113……RAMであ
る。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画面上で指示入力がなされた位置座標を検
    出し、検出された位置座標を補正パラメータを用いて較
    正する座標入力装置であって、 前記補正パラメータの更新を指示する指示手段と、 前記指示手段により更新が指示された場合、前記画面上
    の特定位置に対する指示入力に基づいて補正パラメータ
    候補を算出する算出手段と、 前記算出手段により補正パラメータ候補が算出された場
    合に、機器操作に関わる所定領域への指示入力を要求す
    る要求手段と、 前記要求手段による要求に応じて指示入力がなされた位
    置座標を検出し、検出された位置座標を前記補正パラメ
    ータ候補を用いて算出する位置座標算出手段と、 前記位置座標算出手段により算出された位置座標が前記
    所定領域内に含まれているか否かを判定する判定手段
    と、 前記判定手段により前記算出された位置座標が前記所定
    領域に含まれると判定された場合には、前記補正パラメ
    ータ候補により前記補正パラメータを更新し、前記判定
    手段により前記補正された位置座標が前記所定領域に含
    まれないと判定された場合には、前記補正パラメータ候
    補による前記補正パラメータの更新を禁止する更新手段
    と、 を有することを特徴とする座標入力装置。
  2. 【請求項2】画面上で指示入力がなされた位置座標を検
    出し、検出された位置座標を補正パラメータを用いて較
    正する座標入力装置における入力座標の較正方法であっ
    て、 補正パラメータの更新を指示する指示工程と、 前記指示工程により更新が指示された場合、前記画面上
    の特定位置に対する指示入力に基づいて補正パラメータ
    候補を算出する算出工程と、 前記算出工程により補正パラメータ候補が算出された場
    合に、機器操作に関わる所定領域への指示入力を要求す
    る要求工程と、 前記要求工程による要求に応じて指示入力がなされた位
    置座標を検出し、検出された位置座標を前記補正パラメ
    ータ候補を用いて算出する位置座標算出工程と、 前記位置座標算出工程により算出された位置座標が前記
    所定領域内に含まれているか否かを判定する判定工程
    と、 前記判定工程により前記算出された位置座標が前記所定
    領域に含まれると判定された場合には、前記補正パラメ
    ータ候補により前記補正パラメータを更新し、 前記判定工程により前記補正された位置座標が前記所定
    領域に含まれないと判定された場合には、前記補正パラ
    メータ候補による前記補正パラメータの更新を禁止する
    更新工程と、 を有することを特徴とする座標入力装置における入力座
    標の較正方法。
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