JP3245548B2 - タッチパネル - Google Patents

タッチパネル

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JP3245548B2
JP3245548B2 JP14271197A JP14271197A JP3245548B2 JP 3245548 B2 JP3245548 B2 JP 3245548B2 JP 14271197 A JP14271197 A JP 14271197A JP 14271197 A JP14271197 A JP 14271197A JP 3245548 B2 JP3245548 B2 JP 3245548B2
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悟尉 中村
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エヌイーシーアクセステクニカ株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報機器のデイス
プレイ等の画面に用いられるタッチパネルに係り、特
に、ペンや指等で画面に接触することにより、特定の領
域に登録されたプログラムを起動させて情報処理を行な
う携帯情報端末に用いて好適なタッチパネルに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、タッチパネル等の透明な情報入力
媒体を液晶ディスプレイ(LCD)等の画面上に装着
し、ペンや指等で画面を押すことにより、命令や情報入
力を行なうことのできる携帯情報端末が増加している。
また、このような携帯情報端末においては、画面上に表
示されたアイコンを操作者が触れることによって、その
アイコンに登録されたプログラムを起動するようにし
た、いわゆるグラフィカル・ユーザ・インターフェース
(I/F)を有する携帯情報端末も普及している。
【0003】図4は従来のグラフィカル・ユーザ・イン
ターフェースを有する携帯情報端末を示す斜視図であ
り、図において、1は携帯情報端末、2は該携帯情報端
末1の画面上に装着されたタッチパネルである。このタ
ッチパネル2は、図5に示すように、2つの特性の異な
るエリア、すなわち、文字認識や手書きメモに使用する
ワークエリア3と、電源のON/OFFを制御する電源
スイッチアイコンや、電子メイル管理ソフトウエアを起
動するメイルアイコン等が表示されているアイコンエリ
ア4により構成されている。
【0004】この携帯情報端末1では、携帯情報端末1
と操作者との画面上に表示される情報を介して会話形式
に行なうことができる。例えば、画面上のアイコン等に
接触することによって、操作者は携帯情報端末1に命令
を1つ与えることができる。この時、タッチパネル2は
接触位置に対応した位置データを発生する。
【0005】位置データはCPUに送信され、CPUは
前記位置データに従い該当命令の内容を判断する。つま
り、従来の携帯情報端末1では、操作者が例えばペン等
で画面上の電源スイッチアイコンやメイルアイコン等に
接触すると、タッチパネル2により接触位置の座標を検
出し、その座標位置に表示されたアイコンに登録されて
いるプログラムが実行される。
【0006】タッチパネル2の構成としては、例えば、
特開平3−156818号公報に開示されているよう
に、合成樹脂製のフィルム基板とガラス基板との対向面
に電極を設け、前記フィルム基板上の電極をガラス基板
上に設けた電極に導電性接着剤層を介して導電接続し、
前記フィルム基板上の電極と前記導電性接着剤層との間
に、該導電性接着剤層より軟質の導電性合成樹脂薄膜層
を介在させた構成が提案されている。
【0007】また、タッチパネルを利用した情報処理装
置としては、例えば、特開平8−166850号公報に
開始されているように、アイコンを選択するためのタッ
チペン等の接触子と画面との接触位置にタッチマークを
表示することにより、ユーザが接触操作や接触位置を確
認することができる装置が提案されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のタッ
チパネルにおいては、電源をON状態にした際に、表示
された特定のアイコンに接触しても、そのアイコンのプ
ログラムが起動しないという問題点があった。また、電
源をON状態にした際に、表示された特定のアイコンに
接触しても、最後に電源をOFF状態にした時の画面が
表示され、再び操作者が必要とするアイコンをペンでク
リックする必要があり、装置の1つの動作に対し操作者
に2度手間を強いているという問題点があった。
【0009】これらの問題点が生じる理由は、従来、タ
ッチパネル2を有する携帯情報端末1では、消費電流を
低く抑えるために使用していないIC等はスリープ状態
で待機させている。このため、このICをスリープ状態
からラン状態に変化させるまでに遅延が生じ、正確なペ
ン接触位置を認識することができない。
【0010】例えば、タッチパネルにペンを接触させて
装置の電源をON状態にさせる場合、装置の電源がOF
F状態の間はタッチパネルを制御するIC(以下、タッ
チパネルICと称する)もスリープ状態で休止してい
る。たとえ、操作者が特定の機能を有するアイコンをペ
ンで接触させても、タッチパネルICがスリープ状態か
ら起動した時にはペンがリリースされており、ペンの正
確なタッチ位置を認識することができない。
【0011】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
であって、電源をON状態にした時に、画面上に表示さ
れた特定の領域に接触することにより、必要な素子を確
実に起動させることができ、画面上の位置検出を正確に
行なうことができ、したがって操作性を向上させること
ができるタッチパネルを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は次の様なタッチパネルを採用した。すなわ
ち、請求項1記載のタッチパネルは、フィルム基板とガ
ラス基板をスペーサを介して対向配置し、これらの基板
のそれぞれの対向面に電極を設けたもので、このタッチ
パネルの画面を特性の異なる複数の領域に区分し、これ
ら領域毎に弾性力の異なるスペーサを配置し、前記複数
の領域のうち弾性力の弱いスペーサが配置された領域で
は、タッチの押圧が零になった場合に、タッチ位置が撓
んだ状態を保つことでタッチ位置を検出することを特徴
とする。
【0013】請求項2記載のタッチパネルは、フィルム
基板とガラス基板をスペーサを介して対向配置し、これ
らの基板のそれぞれの対向面に電極を設けたもので、こ
のタッチパネルの画面を特性の異なる複数の領域に区分
し、前記フィルム基板を、これら領域毎に異なる弾性力
有するものとし、前記複数の領域のうち弾性力の弱い
フィルム基板が配置された領域では、タッチの押圧が零
になった場合に、タッチ位置が撓んだ状態を保つことで
タッチ位置を検出することを特徴とする。
【0014】請求項3記載のタッチパネルは、フィルム
基板とガラス基板をスペーサを介して対向配置し、これ
らの基板のそれぞれの対向面に電極を設けたもので、こ
のタッチパネルの画面を特性の異なる複数の領域に区分
し、前記領域のうち少なくとも1つの領域の電極上に、
弾性力を有する導電性膜を設け、該導電性膜が設けられ
た領域では、タッチの押圧が零になった場合に、タッチ
位置が撓んだ状態を保つことでタッチ位置を検出するこ
とを特徴とする。
【0015】請求項4記載のタッチパネルは、フィルム
基板とガラス基板をスペーサを介して対向配置し、これ
らの基板のそれぞれの対向面に電極を設けたもので、こ
のタッチパネルの画面を特性の異なる複数の領域に区分
し、前記フィルム基板とその上に設けられた前記電極と
の間に、前記領域毎に異なる弾性力を有する膜を設け、
当該膜が設けられた領域では、タッチの押圧が零になっ
た場合に、タッチ位置が撓んだ状態を保つことでタッチ
位置を検出することを特徴とする。
【0016】請求項5記載のタッチパネルは、請求項
2、3または4記載のタッチパネルにおいて、前記スペ
ーサは、前記領域毎に弾性力が異なることを特徴とす
る。
【0017】
【0018】請求項1または5記載のタッチパネルで
は、タッチパネルの画面を特性の異なる複数の領域に区
分し、これら領域毎に弾性力の異なるスペーサを配置し
たことにより、弾性力の弱いスペーサを用いた領域で
は、電源をON状態にした時に、タッチパネルの画面上
の位置検出に必要な素子がスリープ状態にあっても、ペ
ン等により接触した後のスペーサが潰れた状態をしばら
くの間維持することによりタッチパネルの撓んだ状態を
維持し、タッチパネルが元の平坦な状態に復帰する前に
必要な素子を起動し、タッチパネルの画面上の位置検出
を正確に行なう。これにより、このタッチパネルでは、
タッチの押圧が零になった場合であっても、タッチ位置
が撓んだ状態を保つことでタッチ位置を検出する機能を
有することとなり、操作者が1度特定の領域に接触する
だけで、必要な素子が起動され、2度手間の必要が無く
なる。
【0019】請求項2記載のタッチパネルでは、タッチ
パネルの画面を特性の異なる複数の領域に区分し、前記
フィルム基板を、これら領域毎に異なる弾性力を有する
こととしたことにより、弾性力の弱いフィルム基板を用
いた領域では、電源をON状態にした時に、タッチパネ
ルの画面上の位置検出に必要な素子がスリープ状態にあ
っても、ペン等により接触した後のフィルム基板がしば
らくの間たわむことによりタッチパネルの撓んだ状態を
維持し、タッチパネルが元の平坦な状態に復帰する前に
必要な素子を起動し、タッチパネルの画面上の位置検出
を正確に行なう。これにより、このタッチパネルでは、
タッチの押圧が零になった場合であっても、タッチ位置
が撓んだ状態を保つことでタッチ位置を検出する機能を
有することとなり、操作者が1度特定の領域に接触する
だけで、必要な素子が起動され、2度手間の必要が無く
なる。
【0020】請求項3記載のタッチパネルでは、タッチ
パネルの画面を特性の異なる複数の領域に区分し、前記
領域のうち少なくとも1つの領域の電極上に、弾性力を
有する導電性膜を設けたことにより、前記電極を保護す
るとともに特定の領域の弾性力を強化する。また、弾性
力の弱い導電性膜を用いた領域では、電源をON状態に
した時に、タッチパネルの画面上の位置検出に必要な素
子がスリープ状態にあっても、ペン等により接触した後
の導電性膜がしばらくの間たわむことによりタッチパネ
ルの撓んだ状態を維持し、タッチパネルが元の平坦な状
態に復帰する前に必要な素子を起動し、タッチパネルの
画面上の位置検出を正確に行なう。これにより、このタ
ッチパネルでは、タッチの押圧が零になった場合であっ
ても、タッチ位置が撓んだ状態を保つことでタッチ位置
を検出する機能を有することとなり、操作者が1度特定
の領域に接触するだけで、必要な素子が起動され、2度
手間の必要が無くなる。
【0021】請求項4記載のタッチパネルでは、タッチ
パネルの画面を特性の異なる複数の領域に区分し、前記
フィルム基板とその上に設けられた前記電極との間に、
前記領域毎に異なる弾性力を有する膜を設けたことによ
り、弾性力の弱い膜を用いた領域では、電源をON状態
にした時に、タッチパネルの画面上の位置検出に必要な
素子がスリープ状態にあっても、ペン等により接触した
後の膜がしばらくの間たわむことによりタッチパネルの
撓んだ状態を維持し、タッチパネルが元の平坦な状態に
復帰する前に必要な素子を起動し、タッチパネルの画面
上の位置検出を正確に行なう。これにより、このタッチ
パネルでは、タッチの押圧が零になった場合であって
も、タッチ位置が撓んだ状態を保つことでタッチ位置を
検出する機能を有することとなり、操作者が1度特定の
領域に接触するだけで、必要な素子が起動され、2度手
間の必要が無くなる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明のタッチパネルの各
実施形態について図面に基づき説明する。 (第1の実施形態)図1は本発明の第1の実施形態のタ
ッチパネルを示す断面図であって、図において、11、
12は有機合成樹脂からなるフレキシブル性を備えたフ
ィルム基板であり、フィルム基板11とフィルム基板1
2とは一体化されておりかつ同等の弾性力を有する。
【0023】13はフィルム基板11、12に対して対
向配置されたガラス基板、14、15はフィルム基板1
1、12及びガラス基板13各々の対向面に平面状もし
くはストライプ状等、所望のパターンに形成され、Sn
O2、ITO等からなる透明電極、16はフィルム基板
11とガラス基板13との間に所定の間隔で複数設けら
れ弾性力の強いスペーサ、17はフィルム基板12とガ
ラス基板13との間に所定の間隔で複数設けられ前記ス
ペーサ16より弾性力の弱いスペーサ、18はフィルム
基板11、12及びガラス基板13の周囲部分に配置し
たシールである。
【0024】このタッチパネルは、2つの特性の異なる
エリア(領域)、すなわち、フィルム基板11が配置さ
れた文字認識や手書きメモに使用するワークエリア21
と、フィルム基板12が配置された電源のON/OFF
を制御する電源スイッチアイコンや、電子メイル管理ソ
フトウエアを起動するメイルアイコン等が表示されてい
るアイコンエリア22により構成されている。
【0025】次に、このタッチパネルの動作について説
明する。タッチパネルの位置検出は、ペン等のタッチに
よりフィルム基板11、12がガラス基板側に撓み、こ
の撓みにより透明電極14、15同士が接触することを
利用して行われる。
【0026】例えば、ワークエリア21にタッチした場
合を考える。タッチの押圧によりスペーサ16は押し潰
され透明電極14、15同士が接触するが、リリースで
押圧が”0”になれば、スペーサ16の弾性力の強さで
即座に元の形に戻り、透明電極14、15同士は離れ
る。つまり、従来のタッチパネルと同様にペンタッチ、
ペンリリース、ペンの移動に対し反応が速く、即座にタ
ッチパネルの撓みが無くなり、ペン等がリリースされる
と同時に透明電極14、15同士が離れ、位置検出不可
能になる。
【0027】これに対し、アイコンエリア22にタッチ
した場合を考える。タッチの押圧によりスペーサ17は
押し潰され透明電極14、15同士が接触する。次に、
リリースで押圧が”0”になっても、スペーサ17の弾
性力が弱いため、しばらくスペーサ17は潰れたままの
状態を維持し、透明電極14、15同士もまた接触した
ままである。その後、スペーサ17は除々に元の形に戻
り、透明電極14、15が離れる。
【0028】つまり、ワークエリア21とは逆にペンタ
ッチ、ペンリリース、ペンの移動に対し反応が鈍く、ペ
ンリリース後及びペン移動後もしばらくそのタッチ位置
が撓んだ状態が保たれる。タッチパネルが撓んでいる間
は透明電極14、15が接触しているので、ペンをリリ
ースしてもペンタッチと同様の状態が継続され、タッチ
位置を検出することができる。
【0029】一連の動作でいえば、タッチパネルの撓み
が無くなる前にタッチパネルIC等を起動し、タッチパ
ネル位置検出を行なう。さらに、位置検出により得られ
た位置データに基づき、操作者がどのアイコンにタッチ
したかを制御部が判断し、そのアイコンに登録されたプ
ログラムを起動することになる。
【0030】以上により、電源がON状態の時、タッチ
パネルIC等のタッチ位置検出に必要な素子がスリープ
状態であっても、操作者が特定のアイコンをタッチする
ことにより、所定のプログラムを起動させることができ
る。なお、電源がON状態の時にワークエリア21がタ
ッチされた場合は、従来のタッチパネルと同様にワーク
エリア21がタッチされたことを制御部で認識し、電源
がOFF状態直前の画面を再表示する。
【0031】本実施形態のタッチパネルの第1の効果
は、電源をON状態にした際に、表示された特定のアイ
コンに接触することにより、そのアイコンに登録された
プログラムを起動させることができることである。その
理由は、アイコンエリア22のタッチに対するタッチパ
ネルIC起動時間及びペンタッチ位置認識時間を稼ぐこ
とにより、IC起動時等を含め常に正確な位置データを
取得することができるからである。
【0032】第2の効果は、電源をON状態にした際
に、操作者の1つの動作に対し、装置へ1つの動作命令
がなされることで、操作性を向上させることができるこ
とである。その理由は、電源起動時に正確な位置データ
を取得することにより、この電源起動時に操作者が特定
の機能を有するアイコンを1度タッチするだけで、操作
者の希望する画面を呼び出すことができるからである。
【0033】(第2の実施形態)本発明の第2の実施形
態のタッチパネルは、第1の実施形態のタッチパネルに
おいて、一体化されかつ同等の弾性力を有するフィルム
基板11、12を、異なる性質(弾性力)を有する2種
のフィルム基板11、12に換えたものである。ここで
は、弾性力の強いフィルム基板11をワークエリア21
に、また、弾性力の弱いフィルム基板12をアイコンエ
リア22に、それぞれ配置している。
【0034】この第2の実施形態のタッチパネルの動作
は、第1の実施形態のタッチパネルの動作と同様で、弾
性力の弱いフィルム基板12がタッチ後の撓んだ状態を
維持し、タッチパネルの撓みが無くなる前にタッチパネ
ルIC等を起動し、タッチパネル位置検出を行なうこと
ができる。
【0035】なお、第1の実施形態のタッチパネルで
は、弾性力の強いスペーサ16と弾性力の弱いスペーサ
17を用いたが、本実施形態のタッチパネルでは、スペ
ーサ16、17の弾性力は同一でも、また異なっても、
いずれでもかまわない。
【0036】(第3の実施形態)図2は本発明の第3の
実施形態のタッチパネルを示す断面図であり、透明電極
14とスペーサ16との間に導電性膜31を設けてい
る。
【0037】フィルム基板11、12には、比較的弾性
力の弱い有機合成樹脂等の材料を用いる。フィルム基板
11の弾性力が弱いと、ペンタッチ、ペンリリース、ペ
ンの移動に対し反応が鈍いため、タッチ位置を誤検出す
る可能性がある。そこで、透明電極14とスペーサ16
との間に、一定の厚みの導電性膜31を追加し、ワーク
エリア21の弾性力をアイコンエリア22に比べて強化
し、ペンタッチ、ペンリリース、ペンの移動に対する反
応を良くする。
【0038】これにより、第1及び第2の実施形態のタ
ッチパネルと同様に、タッチパネルの撓んだ状態を維持
し、タッチパネルの撓みが無くなる前にタッチパネルI
C等を起動し、タッチパネル位置検出を行なうことがで
きる。
【0039】なお、導電性膜31は、フィルム基板11
と透明電極14との間に設けても良い。この場合、設け
る膜は導電性を有する必要は無い。また、スペーサ1
6、17の弾性力は同一でも、また異なっても、いずれ
でもかまわない。
【0040】(第4の実施形態)図3は本発明の第4の
実施形態のタッチパネルを示す断面図であり、透明電極
14とスペーサ16との間に一定の厚みの弾性力の強い
導電性膜41を設け、透明電極14とスペーサ17との
間に一定の厚みの弾性力の弱い導電性膜42を設けてい
る。
【0041】これにより、第1ないし第3の実施形態の
タッチパネルと同様に、タッチパネルの撓んだ状態を維
持し、タッチパネルの撓みが無くなる前にタッチパネル
IC等を起動し、タッチパネル位置検出を行なうことが
できる。
【0042】なお、導電性膜41はフィルム基板11と
透明電極14との間に、導電性膜42はフィルム基板1
2と透明電極14との間に、それぞれ設けても良い。こ
の場合、設ける膜は導電性を有する必要は無い。また、
フィルム基板11、12の弾性力は同一でも、また異な
っても、いずれでもかまわない。更に、スペーサ16、
17各々の弾性力は同一でも、また異なっても、いずれ
でもかまわない。
【0043】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明の請求項1ま
たは5記載のタッチパネルによれば、タッチパネルの画
面を特性の異なる複数の領域に区分し、これら領域毎に
弾性力の異なるスペーサを配置したので、弾性力の弱い
スペーサを用いた領域では、電源をON状態にした時
に、前記スペーサが潰れた状態を維持することによりタ
ッチパネルの撓んだ状態を維持し、前記タッチパネルが
元の平坦な状態に復帰する前に、必要な素子を起動させ
ることができ、タッチパネルの画面上の位置検出を正確
に行なうことができる。
【0044】請求項2記載のタッチパネルによれば、タ
ッチパネルの画面を特性の異なる複数の領域に区分し、
前記フィルム基板を、これら領域毎に異なる弾性力を有
することとしたので、弾性力の弱いフィルム基板を用い
た領域では、電源をON状態にした時に、前記フィルム
基板が撓むことによりタッチパネルの撓んだ状態を維持
し、前記タッチパネルが元の平坦な状態に復帰する前
に、必要な素子を起動させることができ、タッチパネル
の画面上の位置検出を正確に行なうことができる。
【0045】請求項3記載のタッチパネルによれば、
ッチパネルの画面を特性の異なる複数の領域に区分し、
前記領域のうち少なくとも1つの領域の電極上に、弾性
力を有する導電性膜を設けたので、前記電極を保護する
とともに特定の領域の弾性力を強化することができる。
また、弾性力の弱い導電性膜を用いた領域では、電源を
ON状態にした時に、前記導電性膜が撓むことによりタ
ッチパネルの撓んだ状態を維持し、前記タッチパネルが
元の平坦な状態に復帰する前に、必要な素子を起動させ
ることができ、タッチパネルの画面上の位置検出を正確
に行なうことができる。
【0046】請求項4記載のタッチパネルによれば、
ッチパネルの画面を特性の異なる複数の領域に区分し、
前記フィルム基板とその上に設けられた前記電極との間
に、前記領域毎に異なる弾性力を有する膜を設けたの
で、弾性力の弱い膜を用いた領域では、電源をON状態
にした時に、前記膜が撓むことによりタッチパネルの撓
んだ状態を維持し、タッチパネルが元の平坦な状態に復
帰する前に必要な素子を起動させることができ、タッチ
パネルの画面上の位置検出を正確に行なうことができ
る。
【0047】以上により、本発明のタッチパネルによれ
ば、電源をON状態にした時に、タッチパネルが元の平
坦な状態に復帰する前に、必要な素子を起動させること
ができ、タッチパネルの画面上の位置検出を正確に行な
うことができる。したがって、前記素子に格納されたプ
ログラムを確実に起動させることができる。これによ
り、操作者が1度特定の領域に接触するだけで必要な素
子が起動され、2度手間の必要が無くなり、操作性を向
上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態のタッチパネルを示
す断面図である。
【図2】 本発明の第3の実施形態のタッチパネルを示
す断面図である。
【図3】 本発明の第4の実施形態のタッチパネルを示
す断面図である。
【図4】 従来の携帯情報端末を示す斜視図である。
【図5】 従来の携帯情報端末のタッチパネルを示す平
面図である。
【符号の説明】
11、12 フィルム基板 13 ガラス基板 14、15 透明電極 16 弾性力の強いスペーサ 17 弾性力の弱いスペーサ 18 シール 21 ワークエリア 22 アイコンエリア 31 導電性膜 41 弾性力の強い導電性膜 42 弾性力の弱い導電性膜
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−161660(JP,A) 特開 平2−21521(JP,A) 特開 平4−337820(JP,A) 特開 平8−234892(JP,A) 特開 平7−64697(JP,A) 特開 平5−127827(JP,A) 実開 昭60−62149(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 3/03 - 3/033

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルム基板とガラス基板をスペーサを
    介して対向配置し、これらの基板のそれぞれの対向面に
    電極を設けてなるタッチパネルにおいて、 このタッチパネルの画面を特性の異なる複数の領域に区
    分し、これら領域毎に弾性力の異なるスペーサを配置
    し、 前記複数の領域のうち弾性力の弱いスペーサが配置され
    た領域では、タッチの押圧が零になった場合に、タッチ
    位置が撓んだ状態を保つことでタッチ位置を検出する
    とを特徴とするタッチパネル。
  2. 【請求項2】 フィルム基板とガラス基板をスペーサを
    介して対向配置し、これらの基板のそれぞれの対向面に
    電極を設けてなるタッチパネルにおいて、 このタッチパネルの画面を特性の異なる複数の領域に区
    分し、前記フィルム基板は、これら領域毎に異なる弾性
    力を有し、 前記複数の領域のうち弾性力の弱いフィルム基板が配置
    された領域では、タッチの押圧が零になった場合に、タ
    ッチ位置が撓んだ状態を保つことでタッチ位置を検出す
    ことを特徴とするタッチパネル。
  3. 【請求項3】 フィルム基板とガラス基板をスペーサを
    介して対向配置し、これらの基板のそれぞれの対向面に
    電極を設けてなるタッチパネルにおいて、 このタッチパネルの画面を特性の異なる複数の領域に区
    分し、前記領域のうち少なくとも1つの領域の電極上
    に、弾性力を有する導電性膜を設け 該導電性膜が設けられた領域では、タッチの押圧が零に
    なった場合に、タッチ位置が撓んだ状態を保つことでタ
    ッチ位置を検出する ことを特徴とするタッチパネル。
  4. 【請求項4】 フィルム基板とガラス基板をスペーサを
    介して対向配置し、これらの基板のそれぞれの対向面に
    電極を設けてなるタッチパネルにおいて、 このタッチパネルの画面を特性の異なる複数の領域に区
    分し、前記フィルム基板とその上に設けられた前記電極
    との間に、前記領域毎に異なる弾性力を有する膜を設
    け、当該膜が設けられた領域では、タッチの押圧が零に
    なった場合に、タッチ位置が撓んだ状態を保つことでタ
    ッチ位置を検出することを特徴とするタッチパネル。
  5. 【請求項5】 前記スペーサは、前記領域毎に弾性力が
    異なることを特徴とする請求項2、3または4記載のタ
    ッチパネル。
JP14271197A 1997-05-30 1997-05-30 タッチパネル Expired - Fee Related JP3245548B2 (ja)

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