JPH10123816A - 二成分現像装置 - Google Patents

二成分現像装置

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JPH10123816A
JPH10123816A JP8293456A JP29345696A JPH10123816A JP H10123816 A JPH10123816 A JP H10123816A JP 8293456 A JP8293456 A JP 8293456A JP 29345696 A JP29345696 A JP 29345696A JP H10123816 A JPH10123816 A JP H10123816A
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JP
Japan
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developer
stirring
conveying means
developing device
conveying
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JP8293456A
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English (en)
Inventor
Satohiko Baba
聡彦 馬場
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現像装置内の現像剤バランスをとり、良好な
画像を得ることができる現像装置を提供する。 【解決手段】 矢印Aで示す第1現像剤溜まり7aから
第2現像剤溜まり7bへ現像剤を搬送するバイパス経路
により第2現像剤溜まり7b内の現像剤量が増え続けて
現像剤バランスがとれなくならないように、ケーシング
7底部を、第2現像剤溜まり7bの現像剤が第1現像剤
溜まり7aへ自重により移動するように傾斜させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、ファクシミ
リ、プリンター等の画像形成装置に係り、詳しくは、現
像剤を担持する現像剤担持体と、該現像剤を撹拌しなが
ら該現像剤担持体の軸線方向沿って搬送し、両者の間に
形成された循環路で該現像剤を循環させる第1及び第2
現像剤撹拌搬送手段とを有し、該現像剤担持体を該第1
及び第2現像剤撹拌搬送手段よりも上方に配設し、該現
像剤担持体により該第1現像剤撹拌搬送手段側の現像剤
を汲み上げて現像領域に搬送し、該現像領域通過後の現
像剤を該第2撹拌搬送手段側へ分離させる現像剤の搬送
路を構成した二成分現像装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、現像剤担持体を現像剤撹拌搬送手
段の上方に配設した現像装置が種々提案されている。例
えば、特開平4−60665号公報には、現像剤撹拌搬
送手段として第1及び第2撹拌・搬送部を並設するとと
もに、現像剤担持体としての現像スリーブによる現像剤
の搬送路を、第1撹拌・搬送部側から汲み上げられた現
像剤を潜像担持体としての感光体の略直下へ搬送し、さ
らに、現像領域通過後の現像スリーブ上の現像剤を第2
撹拌・搬送部側で該スリーブから除去するように構成し
た現像装置が開示されている。この現像装置は、第1及
び第2撹拌・搬送部を並設しているため、これらを並設
しない場合に比して装置の扁平化を図ることができる。
また、この現像装置は、下方から感光体に現像剤を供給
できる。よって、現像装置を感光体の下方にも配設する
ことができるため、装置の横方向に対して小型化を図る
こともできる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記特開平
4−60665号公報においては、現像スリーブにより
上記第1撹拌・搬送部側の現像剤を汲み上げて現像領域
に搬送し、さらに、該現像領域通過後の現像剤を上記第
2撹拌・搬送部側へ分離させる現像剤の搬送路が形成さ
れているため、第2撹拌・搬送部側の現像剤が増え続け
て、現像装置内の現像剤バランスがとれなくなるおそれ
があった。これにより、第1撹拌・搬送部側の現像剤量
が少なくなって、現像スリーブ上への現像剤の汲み上げ
不良が発生し、画像濃度が低下するという問題点があっ
た。また、第2撹拌・搬送部側の現像剤が一箇所に溜ま
って現像装置から溢れ、異常画像が発生するという問題
点があった。
【0004】本発明は以上の問題点に鑑みなされたもの
であり、その目的とするところは、現像装置内の現像剤
バランスをとり、良好な画像を得ることができる現像装
置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、現像剤を担持する現像剤担持
体と、現像剤収容器内で該現像剤を撹拌しながら該現像
剤担持体の軸線方向沿って搬送し、両者の間に形成され
た循環路で該現像剤を循環させる第1及び第2現像剤撹
拌搬送手段とを有し、該現像剤担持体を該第1及び第2
現像剤撹拌搬送手段よりも上方に配設して、該現像剤担
持体により該現像剤収容器内の第1現像剤撹拌搬送手段
側の現像剤を汲み上げて現像領域に搬送し、さらに、該
現像領域通過後の現像剤を該現像剤収容器の該第2撹拌
搬送手段側へ分離させる現像剤の搬送路を構成した二成
分現像装置において、上記現像剤担持体による現像剤の
搬送路を経て増え続ける第2現像剤撹拌搬送手段側の現
像剤量を調整して現像装置内の現像剤バランスをとる現
像剤バランス調整手段を備えたことを特徴とするもので
ある。
【0006】請求項1の二成分現像装置においては、第
1現像剤撹拌搬送手段は、現像剤を撹拌しながら現像剤
担持体の軸線方向に沿って搬送し、搬送方向下流側で第
2現像剤撹拌搬送手段側に受け渡す。この現像剤を、第
2現像剤撹拌手段は、撹拌しながら現像剤担持体の軸線
方向に沿って搬送し、搬送方向下流側で第1現像剤撹拌
搬送手段側に受け渡す。また、現像剤担持体は、第1現
像剤撹拌搬送手段側の現像剤を汲み上げて、現像領域に
搬送し、さらに、現像領域通過後の現像剤を、第2現像
剤撹拌搬送手段側に分離する。この第2現像剤撹拌搬送
手段側の現像剤量が多くなりすぎたり、第1現像剤撹拌
搬送手段側の現像剤量が少なくなりすぎたりしないよう
に、上記現像剤バランス調整手段により現像剤バランス
を調整する。
【0007】ここで、上記現像剤バランスをとるため
に、第2現像剤撹拌搬送手段側から第1現像剤撹拌搬送
手段側への現像剤受け渡し力を、第1現像剤撹拌搬送手
段側から第2現像剤撹拌搬送手段側への現像剤受け渡し
力より大きくなるようにしたり、第2現像剤撹拌搬送手
段側から第1現像剤撹拌搬送手段側への現像剤受け渡し
量を、第1現像剤撹拌搬送手段側から第2現像剤撹拌搬
送手段側への現像剤の受け渡し量より多くなるようにし
たりする。
【0008】また、請求項2の発明は、請求項1の二成
分現像装置において、上記現像剤バランス調整手段を上
記現像剤収容器底部の傾斜により構成し、該現像剤収容
器底部を上記第2現像剤撹拌搬送手段側の現像剤が上記
第1現像剤撹拌搬送手段側へ自重により移動するように
傾斜させたことを特徴とするものである。
【0009】請求項2の二成分現像装置においては、現
像剤収容器底部の傾斜により第2現像剤撹拌搬送手段側
の現像剤は第1現像剤撹拌搬送手段側へ自重によって移
動しやすくなるため、上記循環路における第2現像剤撹
拌搬送手段側から第1現像剤撹拌搬送手段側への現像剤
受け渡し力が、第1現像剤撹拌搬送手段側から第2現像
剤撹拌搬送手段側への現像剤受け渡し力に比して大きく
なる。
【0010】また、請求項3の発明は、請求項1の二成
分現像装置において、上記現像剤バランス調整手段を上
記第1現像剤撹拌搬送手段と上記第2現像剤撹拌搬送手
段との間に設けた仕切板により構成し、該仕切板に、該
第1現像剤撹拌搬送手段側から該第2現像剤撹拌搬送手
段側への現像剤受け渡しの第1開口部、及び、該第2現
像剤撹拌搬送手段側から該第1現像剤撹拌搬送手段側へ
の現像剤受け渡しの第2開口部を、該第2開口部に比し
て該第1開口部が狭くなるように形成したことを特徴と
するものである。
【0011】請求項3の二成分現像装置においては、第
1現像剤撹拌搬送手段と第2現像剤撹拌搬送手段との間
に設けた仕切板に、第2現像剤撹拌搬送手段側から第1
現像剤撹拌搬送手段へ側の現像剤受け渡しの第2開口部
に比して第1現像剤撹拌搬送手段側から第2現像剤撹拌
搬送手段側への現像剤受け渡しの第1開口部が狭くなる
ように第1及び第2開口部を形成しているため、上記循
環路における第1現像剤撹拌搬送手段側から第2現像剤
撹拌搬送手段側への現像剤の受け渡し量に比して第2現
像剤撹拌搬送手段側から第1現像剤撹拌搬送手段側への
現像剤の受け渡し量が多くなる。
【0012】また、請求項4の発明は、請求項1の二成
分現像装置において、上記現像剤バランス調整手段を上
記第1及び第2現像剤撹拌搬送手段の回転方向により構
成し、該上記第1及び第2現像剤撹拌搬送手段の回転方
向を上記現像剤担持体の回転方向と逆方向に設定したこ
とを特徴とするものである。
【0013】請求項4の二成分現像装置においては、上
記第1及び第2現像剤撹拌搬送手段の回転方向を、上記
現像剤担持体の回転方向と逆方向に設定している。この
回転方向の設定と、上記第1及び第2現像剤撹拌搬送手
段側間に形成された現像剤の循環方向の設定とにより、
第1及び第2現像剤撹拌搬送手段の回転に伴って現像装
置内の現像剤溜まりの上部においては、第2現像剤撹拌
搬送手段側から第1現像剤撹拌手段側へ、該現像剤溜ま
りの下部においては、第1現像剤撹拌搬送手段側から第
2現像剤撹拌手段側への現像剤の移動が促進される。
【0014】ここで、図5(a)、(b)を用いて、現
像剤の受け渡しについて具体的に説明する。図5(a)
は第2現像剤撹拌搬送手段側から第1現像剤撹拌搬送手
段側へ、同図(b)は第1現像剤撹拌搬送手段側から第
2現像剤撹拌搬送手段側への現像剤受け渡しの様子を示
す断面図である。図5(a)において、第1及び第2現
像剤撹拌搬送手段の回転による現像剤面近傍での矢印D
1方向への現像剤受け渡し量をd1、現像装置底部での
矢印D2方向への現像剤受け渡し量をd2とする。ま
た、現像剤の循環により、矢印F方向への現像剤の流れ
込みfがある。よって、第2現像剤撹拌搬送手段側から
第1現像剤撹拌搬送手段側への現像剤受け渡し量dは、
d=d1−d2+fである。
【0015】一方、図5(b)において、第1現像剤撹
拌搬送手段側から第2現像剤撹拌搬送手段側への現像剤
の搬送量eは、第1及び第2現像剤撹拌搬送手段の回転
による現像剤面近傍での矢印E1方向への現像剤の搬送
量をe1、現像装置底部での矢印E2方向への現像剤の
搬送量をe2とすると、e=e2−e1+fである。な
お、現像装置底部における現像剤送り効率は、現像剤面
近傍における現像剤送り効率に比して低くなるため、d
1>d2、e1>e2の関係がある。これは、現像装置
底部では、該底部に溜まった現像剤を押し出さなくては
ならないためである。よって、第2現像剤撹拌搬送手段
側から第1現像剤撹拌搬送手段側への現像剤受け渡し量
dと第1現像剤撹拌搬送手段側から第2現像剤撹拌搬送
手段側への現像剤受け渡し量eとの間には、d>eの関
係が成り立つ。すなわち、第1現像剤撹拌搬送手段側か
ら第2現像剤撹拌搬送手段側への現像剤受け渡し量に比
して第2現像剤撹拌搬送手段側から第1現像剤撹拌搬送
手段側への現像剤受け渡し量が多くなる。
【0016】また、請求項5の発明は、現像剤を担持す
る現像剤担持体と、現像剤収容器内で該現像剤を撹拌し
ながら該現像剤担持体の軸線方向沿って搬送する第1及
び第2現像剤撹拌搬送手段とを有し、該現像剤担持体を
該第1及び第2現像剤撹拌搬送手段よりも上方に配設し
て、該現像剤担持体により該現像剤収容器の第1現像剤
撹拌搬送手段側の現像剤を汲み上げて現像領域に搬送
し、さらに、該現像領域通過後の現像剤を該現像剤収容
器の第2撹拌搬送手段側へ分離させる現像剤の搬送路を
構成した二成分現像装置において、上記現像剤担持体に
よる現像剤の搬送路を経て増え続ける上記第2現像剤撹
拌搬送手段側の現像剤量を調整して現像装置内の現像剤
バランスをとる現像剤バランス調整手段を、上記第1現
像剤撹拌搬送手段と該第2現像剤撹拌搬送手段との間に
設けられた仕切板により構成し、該仕切板に、該第2現
像剤撹拌搬送手段側から上記第1現像剤撹拌搬送手段側
への現像剤受け渡しの開口部を形成することを特徴とす
るものである。
【0017】請求項5の二成分現像装置においては、現
像剤担持体は、第1現像剤撹拌搬送手段側の現像剤を汲
み上げて、現像領域に搬送し、さらに、現像領域通過後
の現像剤を、第2現像剤撹拌搬送手段側に分離する。ま
た、第1現像剤撹拌搬送手段と第2現像剤撹拌搬送手段
との間に設けた仕切板に、第2現像剤撹拌搬送手段から
第1現像剤撹拌搬送手段への現像剤受け渡しの開口部の
みを形成しているため、第1現像剤撹拌搬送手段側から
第2現像剤撹拌搬送手段側への現像剤の受け渡しは行わ
れずに、第2現像剤撹拌搬送手段側から第1現像剤撹拌
搬送手段側への現像剤の受け渡しのみが行われる。よっ
て、第2現像剤撹拌搬送手段側の現像剤量が多くなりす
ぎたり、第1現像剤撹拌搬送手段側の現像剤量が少なく
なりすぎたりすることがない。
【0018】
【発明の実施の形態】
[実施形態1]以下、本発明を画像形成装置である電子
写真複写機(以下「複写機」という。)に用いる現像装
置に適用した一実施形態(以下、実施形態1という)に
ついて説明する。図1は、本実施形態に係る現像装置9
の概略構成を示す断面図である。この現像装置9は、潜
像担持体としての円筒状の感光体ドラム6の下方に配設
され、感光体ドラム6に向けて開口部が形成された現像
剤収容器としてのケーシング7と、該開口部から一部が
露出し、トナー及びキャリアとからなる二成分現像剤
(以下、現像剤という)8を表面に担持する現像剤担持
体としての現像スリーブ1と、上記第1、第2現像剤撹
拌搬送手段としての第1、第2撹拌ローラ2、3と、現
像スリーブ1上に担持されて現像領域に搬送される現像
剤8の量を規制するドクタブレード4とを備えている。
【0019】図2は、同現像装置9のX−X´線矢印方
向の断面図である。第1撹拌ローラ2と第2撹拌ローラ
3との間に設けられた仕切板5が、ケーシング7内に第
1現像剤溜まり7aと第2現像剤溜まり7bとを形成し
ている。この第2現像剤溜まり7b内の現像剤は、第2
撹拌ローラ3により撹拌されながら矢印B方向に現像ス
リーブ1の軸線方向に沿って搬送され、矢印Dで示すよ
うに仕切板5とケーシング7との間隙を通過して第1現
像剤溜まり7a側に受け渡される。一方、第1現像剤溜
まり7a内の現像剤は、第1撹拌ローラ2により撹拌さ
れながら矢印C方向に現像スリーブ1の軸線方向に沿っ
て搬送され、矢印Eで示すように仕切板5とケーシング
7との間隙を通過して第2現像剤溜まり7b側に受け渡
される。すなわち、ケーシング7内には、矢印B、C、
D、E方向に現像剤を循環させる2軸撹拌循環経路が形
成されている。
【0020】また、第1及び第2撹拌ローラ2、3の上
方に配設されている上記現像スリーブ1は、図示を省略
する磁界発生手段としての固定磁石群からなるマグネッ
トローラと、このマグネットローラ外周に接触しながら
回転するスリーブとを備えている。このマグネットロー
ラの磁極は、現像スリーブ1上の現像剤が自重により第
2現像剤溜まり7b側に分離するように構成されてい
る。上記第1現像剤溜まり7a内の現像剤は、現像スリ
ーブ1に汲み上げられ、該スリーブ1の回転により感光
体ドラム6と対向する現像領域に搬送される。さらに、
現像領域通過後の現像剤は、第2現像剤溜まり7b側へ
搬送され、該液溜まり7b内へ落下する。すなわち、現
像スリーブ1により、矢印Aで示すバイパス経路が形成
されている。
【0021】上記構成の現像装置において、第1現像剤
溜まり7a内の現像剤8は、現像スリーブ1の磁力によ
り汲み上げられ、該スリーブ1に担持された状態で該ス
リーブ1の矢印方向の回転に伴って搬送される。この現
像剤8は、ドクタブレード4により規制されて薄層化さ
れ、感光体ドラム1と対向する現像領域に搬送される。
現像領域では、感光体ドラム1上に形成されている静電
潜像にトナーが供給され、該静電潜像の可視像化が行わ
れる。そして、現像領域通過後の現像スリーブ1上の現
像剤は、該スリーブ1の回転に伴って第2現像剤溜まり
7b側に搬送され、自重により該スリーブ1から分離し
て第2液溜まり7b内に落下する。
【0022】ここで、前述したように、矢印Aで示す上
記バイパス経路は、第1現像剤溜まり7aから第2現像
剤溜まり7bへの一方向に形成されているため、第2現
像剤溜まり7b内の現像剤量が増え続けて現像装置9内
の現像剤バランスがとれなくなると、現像スリーブ1上
への現像剤の汲み上げ不良による画像濃度の低下が発生
したり、第2現像剤溜まり7b側の現像剤が一箇所に溜
まって現像装置9から溢れたりする。そこで、本実施形
態1は、上記現像剤バランスをとるために、ケーシング
7底部を、第2現像剤溜まり7b側の所望量の現像剤が
第1現像剤溜まり7a側へ自重により移動するように傾
斜させている。これにより、矢印Dで示す第2現像剤溜
まり7bから第1現像剤溜まり7aへの現像剤の受け渡
し力が、矢印Eで示す第1現像剤液溜まり7aから第2
現像剤溜まり7bへの現像剤の受け渡し力に比して大き
くなる。したがって、第2現像剤溜まり7b内の現像剤
量が多くなりすぎたり、第1現像剤溜まり7a内の現像
剤量が少なくなりすぎたりすることが低減される。
【0023】以上のように、本実施形態1は、第2現像
剤溜まり7b内の所望量の現像剤が第1現像剤溜まり7
aへ自重によって移動するように現像装置9のケーシン
グ7底部を傾斜させるという簡単な方法により、現像剤
バランスを調整することができる。これにより、現像剤
バランスがとられて、現像スリーブ上への現像剤の汲み
上げ不良や現像装置からの現像剤溢れが生じることな
く、良好な画像を得ることができる。 (以下、余白)
【0024】[実施形態2]次に、本発明の他の実施形
態(以下、実施形態2という)に係る現像装置について
説明する。本実施形態2の現像装置9は、基本的には上
記実施形態1と同様の構成を備えている。異なる点は、
現像剤バランスを調整するために、実施形態1は、第2
現像剤溜まり7b内の現像剤が第1現像剤溜まり7aへ
自重によって移動するようにケーシング7底部を傾斜さ
せたのに対して、本実施形態2は、第1現像剤溜まり7
aから第2現像剤溜まり7bへの現像剤受け渡しの開口
部を第2現像剤溜まり7b側から第1現像剤溜まり7a
への現像剤受け渡しの開口部より狭くなるように仕切板
5とケーシング7との間隙を構成した点である。以下、
この点について説明する。
【0025】図3は、本実施形態2に係る現像装置9の
概略構成を示す断面図である。また、図4は、同現像装
置9のX−X´線矢印方向の断面図である。本実施形態
2は、上記2軸撹拌循環経路において、矢印Dで示す第
2現像剤溜まり7bから第1現像剤溜まり7aへの現像
剤受け渡し量に比して、矢印Eで示す第1現像剤溜まり
7aから第2現像剤溜まり7bへの現像剤受け渡し量が
所望量だけ少なくなるようにしている。すなわち、第2
現像剤溜まり7bから第1現像剤溜まり7aへの現像剤
受け渡しの開口n2に比して、第1現像剤溜まり7aか
ら第2現像剤溜まり7bへの現像剤受け渡しの開口n1
が狭くなるように仕切板5とケーシング7との間隙を構
成している。よって、上記パイパス経路が一方向に形成
されていても、第2現像剤溜まり7b内の現像剤量が多
くなりすぎたり、第1現像剤溜まり7a内の現像剤量が
少なくなりすぎたりすることが低減される。
【0026】以上のように、本実施形態2は、第1現像
剤溜まり7aから第2現像剤溜まり7bへの現像剤受け
渡しの開口部を、第2現像剤溜まり7bから第1現像剤
溜まり7aへの現像剤受け渡しの開口部に比して狭くな
るように仕切板5とケーシング7との間隙を構成すると
いう簡単な方法により、現像剤バランスを調整できる。
これにより、現像剤バランスがとられて、現像スリーブ
上への現像剤の汲み上げ不良や現像装置からの現像剤溢
れが生じることなく、良好な画像を得ることができる。
【0027】なお、現像剤バランスをとるために、第2
現像剤溜まり7bから第1現像剤溜まり7aへの現像剤
受け渡しの開口n2のみを設けた場合にも、同様の効果
を得ることができる。
【0028】[実施形態3]次に、本発明の他の実施形
態(以下、実施形態3という)に係る現像装置について
説明する。本実施形態3の現像装置9は、基本的には上
記実施形態1と同様の構成を備えている。異なる点は、
現像剤バランスを調整するために、実施形態1は、第2
現像剤溜まり7b内の現像剤が第1現像剤溜まり7aへ
自重によって移動するようにケーシング7底部を傾斜さ
せたのに対して、本実施形態3は、第1及び第2撹拌ロ
ーラ2、3の回転方向を現像スリーブ1の回転方向とは
逆方向に設定した点である。以下、この点について説明
する。
【0029】図5(a)、(b)は本実施形態に係る現
像装置9の概略構成を示す断面図(図5(a)は図2に
おけるY−Y´線矢印方向の断面図、同図(b)は図2
におけるZ−Z´線矢印方向の断面図)である。第1及
び第2撹拌ローラ2、3の回転方向は、現像スリーブの
回転方向と逆方向に設定されている。以下、仕切板5と
ケーシング7との間隙における現像剤受け渡しについて
説明する。
【0030】図5(a)において、上述の第1及び第2
撹拌ローラ2、3の回転方向の設定、及び、上記2軸撹
拌循環経路の設定により、第1及び第2撹拌ローラ2、
3の回転に伴って現像剤面近傍では矢印D1で示す第2
現像剤溜まり7bから第1現像剤溜まり7aへ現像剤が
受け渡される。一方、ケーシング7底部では矢印D2で
示す第1現像剤溜まり7aから第2現像剤溜まり7bへ
現像剤が受け渡される。よって、第1及び第2撹拌ロー
ラ2、3の回転に伴う第2現像液溜まり7bから第1現
像液溜まり7aへの現像剤受け渡し量は、現像剤面近傍
における搬送量d1とケーシング7底部における搬送量
d2との差である。ここで、ケーシング7底部における
現像剤送り効率は、現像剤面近傍における現像剤送り効
率に比して低くなる。これは、ケーシング7底部では、
該底部に溜まった現像剤を押し出さなくてはならないた
めである。よって、現像剤面近傍における現像剤受け渡
し量d1とケーシング7底部における現像剤受け渡し量
d2との間にはd1>d2の関係が成り立つ。また、上
記2軸撹拌循環経路での現像剤の循環により、矢印Fで
示す第2現像剤溜まり7bから第1現像剤溜まり7aへ
の現像剤の流れ込みfがある。したがって、矢印Dで示
す第2現像剤溜まり7bから第1現像剤溜まり7aへの
現像剤受け渡し量dは、d=d1−d2+fである。そ
して、d1>d2であるため、d>fの関係が成り立
つ。
【0031】一方、図5(b)において、第1及び第2
撹拌ローラ2、3の回転に伴って、現像剤面近傍では、
矢印E1で示す第2現像剤溜まり7bから第1現像剤溜
まり7aへ現像剤が受け渡される。一方、ケーシング7
底部では、矢印E2で示す第1現像剤溜まり7aから第
2現像剤溜まり7bへ現像剤が受け渡される。よって、
第1及び第2撹拌ローラ2、3の回転に伴う第1現像液
溜まり7a側から第2現像液溜まり7b側への現像剤受
け渡し量は、現像剤面近傍における受け渡し量e1とケ
ーシング7底部における受け渡し量e2との差である。
前述のように、現像剤面近傍における現像剤の受け渡し
量e1とケーシング7底部における現像剤の受け渡し量
e2との間にはe1>e2の関係が成り立つ。また、上
記2軸撹拌循環経路での現像剤の循環により、矢印Fで
示す第1現像剤溜まり7aから第2現像剤溜まり7bへ
の現像剤の流れ込みfがある。したがって、矢印Eで示
す第1現像剤溜まり7aから第2現像剤溜まり7bへの
現像剤受け渡し量eは、e=e2−e1+fである。そ
して、e1>e2であるため、e<fの関係が成り立
つ。
【0032】以上のことから、第2現像剤溜まり7bか
ら第1現像剤溜まり7aへの現像剤受け渡し量dと第1
現像剤溜まり7aから第2現像剤溜まり7bへの現像剤
受け渡し量eとの間に、d>eの関係が導かれる。
【0033】以上のように、本実施形態3は、第1及び
第2撹拌ローラ2、3の回転方向を現像スリーブの回転
方向とは逆方向に設定するという簡単な方法により、現
像剤バランスを調整できる。これにより、現像バランス
がとられて、現像スリーブ上への現像剤の汲み上げ不良
や現像装置からの現像剤溢れが生じることなく、良好な
画像を得ることができる。
【0034】
【発明の効果】請求項1乃至5の発明によれば、上記第
2現像剤撹拌搬送手段側の現像剤量が多くなりすぎた
り、上記第1現像剤撹拌搬送手段側の現像剤量が少なく
なりすぎたりしないように、現像剤バランスを調整する
ため、現像剤バランスがとられて、良好な画像を得るこ
とができるという優れた効果がある。
【0035】特に、請求項2の発明によれば、上記現像
剤収容器底部を、上記第2現像剤撹拌搬送手段側の現像
剤が第1現像剤撹拌搬送手段側へ自重によって移動する
ように傾斜させるという簡単な方法により、現像剤バラ
ンスを調整できるという優れた効果がある。
【0036】特に、請求項3の発明によれば、上記仕切
板に、第2現像剤撹拌搬送手段側から第1現像剤撹拌搬
送手段側への現像剤受け渡しの第2開口部に比して上記
第1現像剤撹拌搬送手段側から上記第2現像剤撹拌搬送
手段側への現像剤受け渡しの第1開口部が狭くなるよう
に第1及び第2開口部を形成するという簡単な方法によ
り、現像剤バランスを調整できるという優れた効果があ
る。
【0037】また、請求項4の発明によれば、上記第1
及び第2現像剤撹拌搬送手段の回転方向を、上記現像剤
担持体の回転方向とは逆方向に設定するという簡単な方
法により、現像剤バランスを調整できるという優れた効
果がある。
【0038】また、請求項5の発明によれば、上記仕切
板に、上記第2現像剤撹拌搬送手段側から上記第1現像
剤撹拌搬送手段側への現像剤受け渡しの開口部のみを形
成するという簡単な方法により、現像剤バランスを調整
できるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1に係る現像装置の概略構成を示す断
面図。
【図2】同現像装置のX−X´線矢印方向の断面図。
【図3】実施形態2に係る現像装置の概略構成を示す断
面図。
【図4】同現像装置のX−X´線矢印方向の断面図。
【図5】(a)は、実施形態3に係る現像装置の概略構
成を示す断面図(図2におけるY−Y´線矢印方向の断
面図)。(b)は、実施形態3に係る現像装置の概略構
成を示す断面図(図2におけるZ−Z´線矢印方向の断
面図)。
【符号の説明】
1 現像スリーブ 2 第1撹拌ローラ 3 第2撹拌ローラ 4 ドクタブレード 5 仕切板 6 感光体ドラム 7 ケーシング 8 現像剤 9 現像装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】現像剤を担持する現像剤担持体と、現像剤
    収容器内で該現像剤を撹拌しながら該現像剤担持体の軸
    線方向沿って搬送し、両者の間に形成された循環路で該
    現像剤を循環させる第1及び第2現像剤撹拌搬送手段と
    を有し、該現像剤担持体を該第1及び第2現像剤撹拌搬
    送手段よりも上方に配設して、該現像剤担持体により該
    現像剤収容器内の第1現像剤撹拌搬送手段側の現像剤を
    汲み上げて現像領域に搬送し、さらに、該現像領域通過
    後の現像剤を該現像剤収容器の該第2撹拌搬送手段側へ
    分離させる現像剤の搬送路を構成した二成分現像装置に
    おいて、 上記現像剤担持体による現像剤の搬送路を経て増え続け
    る第2現像剤撹拌搬送手段側の現像剤量を調整して現像
    装置内の現像剤バランスをとる現像剤バランス調整手段
    を備えたことを特徴とする二成分現像装置。
  2. 【請求項2】請求項1の二成分現像装置において、 上記現像剤バランス調整手段を上記現像剤収容器底部の
    傾斜により構成し、該現像剤収容器底部を上記第2現像
    剤撹拌搬送手段側の現像剤が上記第1現像剤撹拌搬送手
    段側へ自重により移動するように傾斜させたことを特徴
    とする二成分現像装置。
  3. 【請求項3】請求項1の二成分現像装置において、 上記現像剤バランス調整手段を上記第1現像剤撹拌搬送
    手段と上記第2現像剤撹拌搬送手段との間に設けた仕切
    板により構成し、該仕切板に、該第1現像剤撹拌搬送手
    段側から該第2現像剤撹拌搬送手段側への現像剤受け渡
    しの第1開口部、及び、該第2現像剤撹拌搬送手段側か
    ら該第1現像剤撹拌搬送手段側への現像剤受け渡しの第
    2開口部を、該第2開口部に比して該第1開口部が狭く
    なるように形成したことを特徴とする二成分現像装置。
  4. 【請求項4】請求項1の二成分現像装置において、 上記現像剤バランス調整手段を上記第1及び第2現像剤
    撹拌搬送手段の回転方向により構成し、該上記第1及び
    第2現像剤撹拌搬送手段の回転方向を上記現像剤担持体
    の回転方向と逆方向に設定したことを特徴とする二成分
    現像装置。
  5. 【請求項5】現像剤を担持する現像剤担持体と、現像剤
    収容器内で該現像剤を撹拌しながら該現像剤担持体の軸
    線方向沿って搬送する第1及び第2現像剤撹拌搬送手段
    とを有し、該現像剤担持体を該第1及び第2現像剤撹拌
    搬送手段よりも上方に配設して、該現像剤担持体により
    該現像剤収容器の第1現像剤撹拌搬送手段側の現像剤を
    汲み上げて現像領域に搬送し、さらに、該現像領域通過
    後の現像剤を該現像剤収容器の第2撹拌搬送手段側へ分
    離させる現像剤の搬送路を構成した二成分現像装置にお
    いて、 上記現像剤担持体による現像剤の搬送路を経て増え続け
    る上記第2現像剤撹拌搬送手段側の現像剤量を調整して
    現像装置内の現像剤バランスをとる現像剤バランス調整
    手段を、上記第1現像剤撹拌搬送手段と該第2現像剤撹
    拌搬送手段との間に設けられた仕切板により構成し、該
    仕切板に、該第2現像剤撹拌搬送手段側から上記第1現
    像剤撹拌搬送手段側への現像剤受け渡しの開口部を形成
    することを特徴とする二成分現像装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6242031B1 (en) * 1996-10-30 2001-06-05 Nobuhisa Kawano Method of producing dietary fibrous bread
JP2008026408A (ja) * 2006-07-18 2008-02-07 Ricoh Co Ltd 現像装置及び画像形成装置、トナー及びキャリア
US7483655B2 (en) 2005-04-28 2009-01-27 Kyocera Mita Corporation Developing unit with a housing assembly
US7519315B2 (en) 2005-04-28 2009-04-14 Kyocera Mita Corporation Developing unit

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