JPH10123635A - 放射線画像情報読取装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 放射線画像情報読取装置において、蓄積性蛍
光体シートに蓄積記録された放射線画像情報の読み取り
作業を高精度に行う。 【解決手段】 蓄積性蛍光体シートＡに蓄積記録された
放射線画像情報の読み取りを行う読取部30と、シートＡ
の前記画像情報の消去を行う消去部40との間に消去光の
読取部30に対する漏光を阻止する遮光手段50とを設け
る。この遮光手段50において、シートＡの幅よりも広い
幅を有する弾性ローラ51a,51b によりシートＡを挟持し
て搬送し、該シートの平面部と弾性ローラ51a,51b との
接触部に隙間が生じないようにしてシート平面部からの
消去光の漏光を阻止し、さらに、この弾性ローラによる
シート搬送時にシートエッジ部近傍に生じる隙間からの
漏光を弾性ローラに隣接し上下に併設されたブラシ状の
弾性部材により阻止する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、蓄積性蛍光体シー
トに蓄積記録された放射線画像情報の読取および消去を
行う放射線画像情報読取装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来より、放射線を照射するとこの放射
線エネルギーの一部が蓄積され、その後、可視光等の励
起光を照射すると蓄積されたエネルギーに応じて輝尽発
光を示す蓄積性蛍光体シートが、人体等の被写体の放射
線画像情報を記録し、さらにこの画像情報を可視像とし
て得るために用いられている。

【０００３】この場合、この蓄積性蛍光体シート（以
下、単にシートという）に蓄積記録された放射線画像情
報は、前記シートに励起光を照射した時に発生する輝尽
発光光を光電的に読み取ることにより得られる画像信号
に基づいて、写真感光材料等の記録材料やＣＲＴ等によ
り可視像として再生される。そして、このように放射線
画像情報が読み取られたシートは、これに蛍光灯やタン
グステンランプ等の消去用光源から消去光を照射させる
ことにより前記放射画像情報が消去されて再使用するこ
とが可能となる。

【０００４】このように放射線画像情報が記録されたシ
ートから前記放射線画像情報の読取を行う装置は、通
常、前記シートが出入自在に収納されたカセッテを着脱
自在に保持するカセッテ保持部と、上記のように放射線
画像情報の読み取りを行う読取部と前記読み取り後に前
記放射線画像情報の消去を行う消去部とを備え、前記カ
セッテ保持部に保持したカセッテ内から読取部に搬送
し、前記読取部において前記放射線画像情報を読み取っ
た後に前記シートを消去部に搬送し、さらに前記消去部
において前記放射線画像情報を消去した後に前記シート
を前記カセッテに向かって搬送して前記カセッテ内に再
び収納するようにしたものが一般に知られている。

【０００５】例えば、本出願人により提案されている放
射線画像情報読取装置（特開昭63-298333 号公報参照）
では、カセッテ保持部に保持されたカセッテ内から読取
部内にかけてシートを往復搬送させる搬送路の途中に消
去部が設けられ、前記カセッテ内のシートを前記搬送路
上で消去部を素通りさせて読取部に向かって搬送し、こ
の時、前記シートを前記読取部内に搬入しながらその放
射線画像情報を読み取り、さらに前記読み取りの終了後
に前記シートを前記搬送路上で前記読取部内から前記カ
セッテに向かって逆送して前記カセッテ内に戻し、この
時、前記読取部内から搬出されたシートを消去部内で搬
送しながらその放射線画像情報を消去するようにしてい
る。この構成により、放射線画像情報読取装置全体の構
成が大型化することを阻止することができる。

【０００６】しかしながら、上記装置においては、シー
トからの画像情報読み取り終了後に該画像情報の消去を
行うために、処理に比較的長時間を要してしまい効率が
悪い。そこで、上記放射線画像情報読取装置を改良し、
シートに蓄積記録された放射線画像情報の読み取りおよ
び消去を効率よく短時間で行うことを可能とした放射線
画像情報読取装置（特開平４−320246号公報参照）も提
案されている。この装置は、読取部においてシートの画
像情報を読み取るとともに、シートの画像情報が読み取
られた一端部から順次画像情報を消去していく構成、す
なわち、読み取りと消去を平行して行う構成とすること
によって、作業効率を向上させたものである。この装置
においては、読取部と消去部との間に遮光手段を設け、
また、読取部および消去部にそれぞれフィルタを設ける
ことによって、消去光の読取部内に対する漏光による画
像への影響の防止を図っている。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実際に
は、上記遮光手段による遮光能力は不十分であり、消去
光の読取部に対する漏光により、シートの読取部内にあ
る部分への消去光の入射による輝尽発光光の発生や、消
去光のうち輝尽発光光を受光する受光部の感度波長内の
光による画像情報への雑音等、読取部における画像情報
の読み取りに影響を及ぼす恐れがある。

【０００８】本発明は、上記事情を鑑みてなされたもの
であって、蓄積性蛍光体シートに蓄積記録された放射線
画像情報の読み取り作業を高精度に行うことのできる放
射線画像情報読取装置を提供することを目的とするもの
である。

【０００９】

【課題を解決するための手段】本発明の放射線画像情報
読取装置は、放射線画像情報を蓄積記憶する蓄積性蛍光
体シートに対して励起光を照射することによりこのシー
トから発せられる輝尽発光光を光電的に読み取って前記
放射線画像情報を得る読取部と、前記放射線画像情報が
読み取られた前記シートに対して消去光を照射すること
によりその放射線画像情報の消去を行う消去部とを有す
る放射線画像情報読取装置において、前記読取部と前記
消去部との間に前記消去光の前記読取部に対する漏光を
阻止する遮光手段が設けられ、該遮光手段が、前記シー
ト幅よりも広い幅を有し前記シートを搬送する一対の弾
性ローラと、該ローラに隣接して前記読取部側に上下に
併設された、前記シート幅よりも広い幅を有する光吸収
性のあるブラシ状の一対の遮光部材とからなることを特
徴とするものである。

【００１０】上記放射線画像情報読取装置の前記遮光手
段が、前記ローラに隣接して前記消去部側に上下に併設
された、前記シート幅よりも広い幅を有する光吸収性の
あるブラシ状の一対の遮光部材をさらに備えるものであ
ってもよい。

【００１１】なお、前記消去光を赤色光源から発せられ
る赤色光とすることが望ましい。

【００１２】上記「弾性ローラ」とは、例えば、硬度の
低いスポンジをローラ状に加工したもの等をいう。

【００１３】

【発明の効果】本発明の放射線画像情報読取装置におい
ては、読取部と消去部との間に、弾性ローラとブラシ状
の遮光部材とからなる遮光手段を設けており、シートが
弾性ローラに挟まれて読取部と消去部との間を搬送され
るため、通常の搬送ローラとシート平面との接触部に生
じるような隙間を生じず、シート平面部とローラとの接
触部からの漏光を遮光することができ、さらに、弾性ロ
ーラによる搬送時にシートのエッジ部近傍に生じる隙間
部からの漏れは、弾性ローラに隣接して上下に併設され
たブラシ状の遮光部によって遮光することができるた
め、読取部と消去部との間の完全な遮光を達成すること
ができる。このような読取部と消去部との間の遮光が達
成されることにより、読取部における読み取り精度を向
上することができる。

【００１４】また、消去光が完全に遮光されることによ
り、読取部と消去部との距離を近づけることが可能とな
り、装置サイズの小型化を図ることができる。

【００１５】

【発明の実施の形態】以下に、本発明の具体的な一実施
の形態を図面を参照して説明する。

【００１６】図１に示すように、放射線画像情報読取装
置10は、蓄積性蛍光体シートＡ（以下、単にシートＡと
いう）が出入自在に収納されるカセッテＢを着脱自在に
保持するカセッテ保持部20と、前記シートＡに蓄積記録
された放射線画像情報（以下、単に画像情報という）の
読み取りを行う読取部30と、前記画像情報の消去を行う
消去部40と、前記カセッテ保持部20に保持されたカセッ
テＢから前記シートＡを前記読取部30内に搬入（矢印Ｘ
方向に搬送）し、さらに前記読取部30内から前記消去部
40を介して前記カセッテＢ内に搬入（矢印Ｙ方向に搬
送）するシート搬送手段60と、前記読取部30および前記
消去部40間に設けられ、消去光の読取部30に対する漏光
を阻止する遮光手段50とを備える。

【００１７】カセッテ保持部20は、カセッテＢの開閉蓋
ｂが設けられた一端部を嵌挿可能な開口部21と、カセッ
テＢを水平姿勢で着脱自在に保持する指示プレート22と
を備える。このカセッテ保持部20は、カセッテＢの一端
部が開口部21に嵌挿された時に図示しない蓋開閉機構に
より前記カセッテＢの開閉蓋ｂを開くように構成されて
いる。

【００１８】シート搬送手段60は、カセッテ保持部20の
開口部21の近傍に設けられた搬出搬入用ローラ61と、こ
のローラ61および消去部40間に上下に併設された一対の
搬送ローラ62a,62b と、消去部40に設けられたガイド板
63と、読取部30に設けられた搬送コンベア65と、該搬送
コンベア65の消去部側の回動ローラ65a の上方の設けら
れた搬送ローラ66とを備え、前記ローラ61は、シートＡ
が収納されたカセッテＢが上記のようにカセッテ保持部
20に保持された時に、図示のように前記カセッテＢの一
端部に内挿されて前記ローラ61の下面が前記シートＡの
上面に接触するように構成されている。

【００１９】読取部30は、シートＡが逆送り（矢印Ｙ方
向に搬送）される際に前記シートＡ上にレーザ光等の励
起光Ｌｘを照射する励起光照射手段31と、前記励起光Ｌ
ｘの照射時に前記シートＡから発せられる輝尽発光光Ｌ
ｙを受光して前記シートＡに蓄積記録された画像情報を
読み取る光電読取手段であるフォトマルチプライヤ36と
を備えている。

【００２０】励起光照射手段31は、レーザ光源等の光源
32と、前記光源32からガルバノメータミラー等の光偏光
器33および走査レンズ34を順に介して集光された励起光
Ｌｘを反射して搬送コンベア65上で逆送されるシートＡ
上に照射するミラー35とを備え、該ミラー35は、励起光
Ｌｘを所定の照射位置Ｐにおいて前記シートＡ上に入射
させるように構成されている。

【００２１】フォトマルチプライヤ36は、その受光面上
に上記照射位置Ｐに向かって突設された光ガイド部37を
備え、前記照射位置Ｐにおいて励起光Ｌｘが画像情報を
記録したシートＡに照射された時に前記シートＡから発
せられる輝尽発光光Ｌｙを光ガイド部37を介して受光
し、前記シートＡの画像情報を光電的に読み取って電気
的な画像信号を変換して、これを外部の装置（図示せ
ず）に出力するように構成されている。このフォトマル
チプライヤ36には、輝尽発光光Ｌｙを透過させるととも
に、少なくとも励起光Ｌｘの波長以上の波長を有する光
の透過を阻止するフィルタ38が装着されている。

【００２２】消去部40は、消去光Ｌｚを照射する蛍光灯
やタングステンランプ等の消去用光源41と、この消去用
光源41の上側に設けられた半円弧形状の反射板42と、こ
の消去光Ｌｚを透過させるとともに、少なくとも読取部
30のフィルタ38の光透過波長以下の波長を有する光の透
過を阻止するフィルタ43とを備える。

【００２３】遮光手段50は、シートＡの幅よりも幅広で
あり、間にシートＡを挟持して搬送する一対の弾性ロー
ラ51a,51b と、シート搬送手段60によりシートＡが読取
部30および消去部40間で搬送される際に、前記シートＡ
が貫通自在なスリット部を備え、該スリット部の内面に
はシートＡが貫通する際に前記シートＡの上面および下
面にその幅方向の全長にわたって摺接するテレンプ等の
遮光部材60がブラシ状に植設されている遮光板54とを備
える。なお、ここで弾性ローラ51a,51b は、硬度の低い
スポンジをローラ状に加工して形成されたものである。

【００２４】ここで、上述したフォトマルチプライヤ36
に備えられ、輝尽発光光Ｌｙを透過させるとともに少な
くとも励起光Ｌｘの波長以上の波長を有する光の透過を
阻止するフィルタ38、および消去部40に備えられ、消去
光Ｌｚを透過させるとともに少なくとも前記読取部30の
フィルタ38の光透過波長以下の波長を有する光の透過を
阻止するフィルタ43について、ＢａＦＸ：Ｅｕ蛍光体
（ＸはＣｌ，Ｂｒ，Ｉのうちの１つのハロゲン元素）を
用いた蓄積性蛍光体シートを適用する例について具体的
に説明する。このＢａＦＸ：Ｅｕ蛍光体の輝尽発光光Ｌ
ｙの波長は、略400nm 付近であり、一方、励起光Ｌｘの
波長は、略600nm 付近である。従って、フィルタ38とし
ては、略560nm 以上の波長を有する光の透過を阻止する
ことが可能なフィルタを用いる。消去光としては、図２
に示すようなスペクトル分布を示す610nm 付近にピーク
波長を有する光を用い、消去部40のフィルタ43として
は、図３に示すような略560nm 以下の波長の光の透過を
阻止することが可能な透過特性を有するフィルタを用い
る。

【００２５】なお、読取部30における読み取り精度向上
のため、遮光部材およびフォトマルチプライヤ36の周辺
部材は黒色系の色とする。

【００２６】次に、このように構成される放射線画像情
報読取装置10の作用について説明する。

【００２７】人体等の画像情報が記録され、カセッテＢ
に収納されているシートＡから画像情報の読み取りを行
う際には、先ず、このカセッテＢがカセッテ保持部20に
水平に保持され、この状態で放射線画像情報読取装置10
が駆動される。このため、カセッテＢ内から搬出され、
さらに消去部40および遮光手段50を介して矢印Ｘ方向に
搬送されて読取部30内に搬送される。この時、消去部40
の消去用光源41は消光されており、シートＡは、この消
去部40内を単に素通りしてシートのカセッテＢ側の一端
部が照射位置Ｐに達するまで読取部30内に搬入される。

【００２８】次いで、シートＡは、シート搬送手段60に
より上記と逆に読取部30から遮光手段50および消去部40
を介して矢印Ｙ方向にカセッテ保持部20に向かって逆送
され、このカセッテ保持部20に保持されているカセッテ
Ｂ内に再び戻される。

【００２９】シートＡが、読取部30内から遮光手段50を
介して消去部40内に搬出される際には、照射位置Ｐにお
いて前記シートＡ上に励起光照射手段31により励起光Ｌ
ｘが照射され、この照射はシートＡがカセッテ保持部20
に向かって徐々に逆送されるに伴って前記シートＡのカ
セッテＢ側の一端部から他端部にかけて順次行われる。
この励起光Ｌｘの照射時には、照射位置Ｐにおいてシー
トＡからその画像情報に応じて輝尽発光光Ｌｙが発せら
れる。この輝尽発光光Ｌｙはフォトマルチプライヤ36に
より受光され、画像情報が前記シートＡの逆送に伴って
そのカセッテＢ側の一端部から他端部にかけて順次読み
取られることとなる。

【００３０】この場合、フォトマルチプライヤ36と光ガ
イド部37との間には、前述の透過特性を有するフィルタ
38が配設されているため、略600nm 付近の励起光Ｌｘが
遮断される一方、略400nm 付近のシートＡからの輝尽発
光光Ｌｙがこのフィルタ38を透過してフォトマルチプラ
イヤ36に到達する。従って、前記フォトマルチプライヤ
36は画像情報に係る光信号のみを光電変換して正確な画
像信号を得ることができる。

【００３１】一方、上述した読み取りの際には、消去用
光源41が点灯されており、シートＡがその画像情報を読
み取られた前記一端部から他端部にかけて順次読取部30
内から搬出されて消去部40内をカセッテＢに向かって逆
送されるに伴って、前記消去用光源41から発せられる消
去光Ｌｚは、前記シートＡ上にその前記一端部から他端
部にかけて順次照射される。これによって、前記シート
Ａ上に残存する放射線画像情報が徐々に消去されてい
く。

【００３２】従って、画像情報の消去は、その読み取り
と平行して行われ、この画像情報の読み取りが行われた
シートＡの前記一端部から他端部にかけて順次残存画像
情報の消去が行われる。

【００３３】消去用光源41の前面には、例えば図２に示
したような透過率特性を有したフィルタ43が配設されて
いるため、シートＡからの輝尽発光光Ｌｙの波長を含む
略560nm 以下の光、即ちフォトマルチプライヤ36の受光
可能な波長域の光を透過しないため、画像の読み取りに
悪影響を与えることはない。そのため、遮光手段50によ
る遮蔽は特に略560nm 以上の波長の光を遮光するもので
ある。消去用光源41から発せられる消去光Ｌｚ（略560n
m 以上の波長の光）は、遮光手段50により読取部30内に
対して遮蔽されているため、シートＡの読取部30内にあ
る部分には、前記消去光Ｌｚが照射されることはなく、
読み取り中あるいは読み取り前の画像情報が消去されて
しまうことを阻止することができる。

【００３４】シートＡが消去部40を通過してカセッテＢ
内に戻されたときには、画像情報は完全に消去されてお
り、前記シートＡが再び収納されたカセッテＢをカセッ
テ保持部20から取り外すことにより、前記シートＡを再
利用することができる。

【００３５】本実施の形態では、読取部と消去部との間
に弾性ローラと遮光ブラシとからなる遮光部を設けて消
去光の読取部への漏れを防止したことにより、シートＡ
に記録された画像情報を前記シートＡの一端部から他端
部にかけて順次読み取る一方、その読み取りと平行して
前記読み取りが終了したシート部分から画像情報を順次
消去す場合の読取部における読取精度を向上することが
できる。すなわち、前記画像情報の読み取りおよび消去
を一挙に短時間で精度良く効率的に行うことができると
いう利点が得られる。

【００３６】なお、本実施の形態における遮光部にさら
にもう一対の遮光ブラシを弾性ローラの消去部側に備
え、遮光能力のさらなる安定化を図ってもよい。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の放射線画像情報読取装置の概略説明図

【図２】本発明の放射線画像情報読取装置の消去光のス
ペクトル分布を示す図

【図３】本発明の放射線顔図情報読取装置の消去部に設
けられたフィルタの光透過特性を示す図

【符号の説明】

10 放射線画像情報読取装置 20 カセッテ保持部 30 読取部 40 消去部 50 遮光手段 51a,51b 弾性ローラ 52 遮光板 53a,53b 遮光ブラシ 60 シート搬送手段 Ａ 蓄積性蛍光体シート

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 放射線画像情報を蓄積記憶する蓄積性蛍
   光体シートに対して励起光を照射することによりこのシ
   ートから発せられる輝尽発光光を光電的に読み取って前
   記放射線画像情報を得る読取部と、前記放射線画像情報
   が読み取られた前記シートに対して消去光を照射するこ
   とによりその放射線画像情報の消去を行う消去部とを有
   する放射線画像情報読取装置において、 前記読取部と前記消去部との間に前記消去光の前記読取
   部に対する漏光を阻止する遮光手段が設けられ、 該遮光手段が、前記シート幅よりも広い幅を有し前記シ
   ートを搬送する一対の弾性ローラと、該ローラに隣接し
   て前記読取部側に上下に併設された、前記シート幅より
   も広い幅を有する光吸収性のあるブラシ状の一対の遮光
   部材とからなることを特徴とする放射線画像情報読取装
   置。
2. 【請求項２】 前記遮光手段が、前記ローラに隣接して
   前記消去部側に上下に併設された、前記シート幅よりも
   広い幅を有する光吸収性のあるブラシ状の一対の遮光部
   材をさらに備えることを特徴とする請求項１記載の放射
   線画像情報読取装置。
3. 【請求項３】 前記消去光が赤色光源から発せられる赤
   色光であることを特徴とする請求項１および２いずれか
   記載の放射線画像情報読取装置。