JPH1012303A - 電力接続クランプ - Google Patents

電力接続クランプ

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JPH1012303A
JPH1012303A JP18409396A JP18409396A JPH1012303A JP H1012303 A JPH1012303 A JP H1012303A JP 18409396 A JP18409396 A JP 18409396A JP 18409396 A JP18409396 A JP 18409396A JP H1012303 A JPH1012303 A JP H1012303A
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Akira Ito
彰 伊藤
Toshinori Yoshida
俊則 吉田
Hidenobu Shiki
英伸 志岐
Kunio Yoshida
邦男 吉田
Yukifumi Tsukamoto
幸史 塚本
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Hokuriku Electric Power Co
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Hokuriku Electric Power Co
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 大電流が流せると共に耐久性に優れる電力接
続クランプを提供する。 【解決手段】 クランプ本体1で絶縁配電線700の一
側を当接支持し、連結金具6を内部金具と係合させて回
動させ、内部金具と一体に螺子棒5を回動させて先端の
接触電極3を回動させつつ絶縁配電線700の他側に当
接して切削刃により絶縁被覆を切削し、接触電極3と絶
縁配電線700の導体とを接触させた後、連結金具を切
換えて外部金具8に係合させて回動させ、外部金具8を
螺動させて可動部をスライドさせ、可動部に螺合した螺
子棒を動かして接触電極3を導体に強く押圧接触させる
ことから、接触電極3を過度に回動させずに導体に接触
できることとなり、導体を傷めず且つ接触電極3の耐摩
耗性を向上させることができると共に、接触電極3と導
体との間の接触抵抗を小さくすることとなり、大電流の
通電が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は活電線状態の架空絶
縁配線電線路に電極を接続させてバイパス回路又は短絡
接地回路を形成する際に使用する電力接続クランプに関
し、特に接触電極の接続構造を改良した電力接続クラン
プに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の接続クランプとして実開
平2−18277号公報に開示されるものがあり、これ
を図11に示す。
【0003】同図において従来の接続クランプは、基台
部110及び保持部120を対向配設してなるクランプ
本体100と、このクランプ本体100の基台部110
の螺子孔110aに螺合して出没自在に移動する螺子棒
500と、この螺子棒500の先端に固着される針電極
300と、この螺子棒500の先端における針電極30
0の外周辺部分に装着され、前記螺子棒500に嵌合す
る発条520により上方へ所定の弾性力により支持され
る把持部400とを備える構成である。前記螺子棒50
0の下端には連結金具600が固着され、この連結金具
600には絶縁材料で形成される操作棒610が接続さ
れる構成である。
【0004】次に、前記構成に基づく従来の接続クラン
プの無停電工法に利用される場合の動作について説明す
る。まず、架空の絶縁配電線700の活線状態におい
て、適宜長さに調整された操作棒610を操作すること
により絶縁配電線700をクランプ本体100の保持部
120に係合させる。この保持部120を絶縁配電線7
00に係合させつつ螺子棒500を回転させることによ
り基台部110を上方へ移動させる。この螺子棒500
が基台部110に対し上方へ移動すると、発条520を
介して把持部400が押し上げられ、絶縁配電線700
の下方に当接する。さらに、螺子棒500を回転させる
と、発条520の弾性力が働き、把持部400はこの弾
性力で絶縁配電線700の下部に強く押しつけられる。
【0005】一方、前記針電極300は発条520の弾
性力には関係なく螺子棒500の回転と共に把持部40
0の挿通孔400aの上方に移動していき、絶縁配電線
700の絶縁被覆701に達する。さらに螺子棒500
を回転させると、針電極300は絶縁被覆701を突通
って導体702に接触し、予め端子部220に接続され
ていたバイパス回路(図示を省略)と絶縁配電線700
とを電気的に接続させることができる。
【0006】このようにして形成されたバイパス回路を
開放するときには、逆の操作を行なえばよい。このよう
に絶縁配電線700の絶縁被覆701を剥ぎ取る必要が
なく、単に接続クランプの螺子棒500を回転させて針
電極300を絶縁配電線700の導体702に接触させ
るだけで、空中に架設された絶縁配電線700からバイ
パス回路を介した送電が行える。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の接続クランプは
以上のように構成されていたことから、針電極300が
絶縁配電線700の導体702と点接触による導通状態
となり、導体702への接触面積が十分に得られず、バ
イパス回路に流せる電流の容量を大きくできないという
課題を有していた。
【0008】また、絶縁配電線700の種類やサイズ、
さらに作業時における気象条件による絶縁被覆701の
温度等により、螺子棒500の締付けトルクに大きな差
異を生じ、針電極300で絶縁被覆701を適正に突通
すことができないという課題を有する。特に、絶縁被覆
701を形成する被覆テープの種類によっては、この被
覆テープを貫通できず、針電極300を導体702へ十
分に接続できないという課題を有する。一方、十分な接
続を得ようと過大なトルクで螺子棒500を動かすと、
絶縁配電線700の種類によっては、針電極300が導
体702へ深く食込んで絶縁配電線700自体に大きな
損傷を与えるという課題を有する。
【0009】さらに、針電極300は絶縁被覆701を
容易に突通すことができるように先端が鋭い突起部で形
成されていることから、短絡電流等の大電流が流れると
溶断することがあり、バイパス回路及び短絡接地回路と
して使用するのに危険性を伴うという課題を有する。
【0010】本発明は前記課題を解消するためになされ
たもので、確実に導体に接続でき、導体に与えるダメー
ジも少なく、大電流が流せると共に耐久性に優れる電力
接続クランプを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る電力接続ク
ランプは、絶縁配電線の一側に当接して支持するクラン
プ本体と、前記クランプ本体にスライド自在に係合し、
前記絶縁配電線の他側に配設される可動部と、前記可動
部の一部に形成される螺子孔に螺合し、前記絶縁配電線
の他側に対し進退自在に配設される螺子棒と、当該螺子
棒を軸方向へ摺動自在に内挿し、且つ螺子棒と一体に回
動するように連結される内部金具と、当該内部金具を回
動自在に内挿し、前記クランプ本体の一部に形成される
螺子孔に螺合し、回動により進退して前記可動部をスラ
イドさせる外部金具と、前記内部金具及び外部金具のい
ずれかに一端が切換可能に係合し、他端に回転トルクを
伝える操作棒が着脱自在に連結され、前記内部金具及び
外部金具を選択的に切換えて回動させる連結金具と、前
記螺子棒の先端に固着され、先端部分に複数の切削刃が
形成される導電性材で形成される接触電極とを備え、前
記連結金具により内部金具を選択して回動させる場合は
螺子棒が内部金具と一体に回動して絶縁配電線の他側に
向けて進み、螺子棒先端の接触電極が回動しながら前記
絶縁配電線の他側に当接して前記切削刃により絶縁配電
線の絶縁被覆を切削し、前記連結金具により外部金具を
選択して回動させる場合は外部金具が螺動して可動部を
介し螺子棒を回転させることなく押上げ、螺子棒先端の
接触電極を絶縁被覆の切削された絶縁配電線の導体に更
に押付け、当該押付けた接触電極を介して絶縁配電線の
電流が通電されるものである。このように本発明におい
ては、クランプ本体で絶縁配電線の一側を当接支持し、
前記連結金具を内部金具と係合させて回動させ、内部金
具と一体に前記螺子棒を回動させて先端の接触電極を回
動させつつ絶縁配電線の他側に当接して前記切削刃によ
り絶縁被覆を切削し、接触電極と絶縁配電線の導体とを
接触させた後、連結金具を切換えて外部金具に係合させ
て回動させ、外部金具を螺動させて可動部をスライドさ
せ、可動部に螺合した螺子棒を動かして接触電極を導体
に強く押圧接触させることから、接触電極を過度に回動
させずに導体に接触できることとなり、導体を傷めず且
つ接触電極の耐摩耗性を向上させることができると共
に、接触電極と導体との間の接触抵抗を小さくすること
となり、大電流の通電が可能となる。また、絶縁配電線
の絶縁被覆の切削をより円滑に行なうことができること
となり、絶縁配電線に対する接続作業の効率を向上させ
る。
【0012】また、本発明に係る電力接続クランプは必
要に応じて、前記接触電極が、切削刃のすくい面側に凹
溝部を形成されてなるものである。このように本発明に
おいては、切削刃のすくい面側に凹溝部を有することか
ら、切削された絶縁被覆の切屑が凹溝部の凹溝内を通っ
て排出され、切削動作を低トルクで実行できる。
【0013】また、本発明に係る電力接続クランプは必
要に応じて、前記接触電極が、先端部分の端面に硬質導
電性材を配設するものである。このように本発明におい
ては、硬質導電性材が絶縁被覆及び導体と接することか
ら、より耐摩耗性を維持できることとなり、繰返し使用
の耐久性を向上させる。
【0014】
【発明の実施の形態】
(本発明の第1の実施の形態)以下、本発明の第1の実
施の形態を図1〜図5に基づいて説明する。この図1は
本実施の形態に係る電力接続クランプの正面図、図2は
本実施の形態に係る電力接続クランプの側面図、図3は
本実施の形態に係る電力接続クランプの接触電極の概略
構成図、図4は本実施の形態に係る電力接続クランプの
配電線掛止状態説明図、図5は本実施の形態に係る電力
接続クランプの切削状態説明図、図6は本実施の形態に
係る電力接続クランプの増締め状態説明図である。
【0015】前記各図において本実施の形態に係る電力
接続クランプは、基台部11及び保持部12を対向配設
され略コ字形状に形成されるクランプ本体1と、このク
ランプ本体1のガイド部13においてスライド移動する
可動部2と、この可動部2の螺子孔21に螺合し、且つ
前記基台部11の挿通孔11aに挿通されて進退自在に
移動する螺子棒5と、この螺子棒5を軸方向摺動自在に
内挿し、且つ螺子棒5と一体に回動するよう連結される
内部金具7と、この内部金具7を回動自在に内挿し、前
記基台部11における挿通孔11a下部の螺子部11b
に螺合し、回動により進退して前記可動部2をスライド
させる外部金具8と、前記螺子棒5の一端部分に固着さ
れる接触電極3と、この接触電極3の外周辺に装着され
る把持部4と、前記内部金具7及び外部金具8の端に一
端を選択的に係合し、他端に長尺の操作棒61を接続す
る連結金具6とを備える構成である。
【0016】前記クランプ本体1は、中空部に挿通孔1
1a及び螺子部11bが形成される基台部11と、この
基台部11に対向して略湾曲状に突出する保持部12
と、この基台部11と保持部12とを一体的に支持する
枠体の略中央に形成されるガイド部13とを備える構成
である。前記可動部2は、鉤状の導電性材からなり、こ
の鉤状の一片の中央部に前記ガイド部13を摺動自在に
貫通させるスライド連結孔23が形成されると共に、こ
の一片におけるスライド連結孔23に隣接して並列に螺
子孔21が形成され、前記鉤状の他片に配線用端子(図
示省略)が装着される端子固定部22が配設される構成
である。
【0017】前記螺子棒5は、棒体の先端部分に螺子孔
51が形成されると共に、鍔部52が形成され、鍔部5
2下の外周に螺子山が形成される構成である。この螺子
棒5は可動部2の螺子孔21に螺合し、且つ前記基台部
11の挿通孔11aに内部金具7及び外部金具8を外周
に配設された状態で挿通されており、下部に内部金具7
との連結用のスプリングピン53が挿通されている。
【0018】前記内部金具7は、略円筒体の底体に六角
孔71を形成し、側面に軸方向の長孔72を形成し、こ
の長孔72に前記スプリングピン53の端部を係合して
螺子棒5を軸方向摺動自在に内挿すると共にこの螺子棒
5と一体に回動する構成である。
【0019】前記外部金具8は、略円筒体の下部に連結
金具6との連結溝81を形成し、上部で基台部11の螺
子部11bに螺合する構成である。外部金具8上面と可
動部2との間にはスプリングワッシャ54及び皿発条5
5を螺子棒5に通した状態で介装される構成である。
【0020】前記接触電極3は、略円柱形状の導電性
材、例えば銅合金からなり、この円柱形状の先端側に略
十字形状の凹溝部31が形成されると共に、この凹溝部
31の一側に切削刃33を有するチップ32を配設し、
前記円柱形状の基台側に螺子棒5先端の螺子孔51への
固定用の螺子山34が形成される構成である。凹溝部3
1は、円柱形状の内側から外側に向かって深くなるよう
に傾斜させて形成されると共に、中心からの放射位置よ
りやや偏位した位置に各々が切欠して形成される構成で
ある。切削刃33の逃げ角は0度に設定している。な
お、チップ32はタングステンを主成分とする超硬合金
や高速度鋼、工具鋼等で構成することができる。なお、
前記構成では切削刃33の逃げ角を0度に設定したが、
この逃げ角は任意の角度とすることができる。
【0021】前記把持部4は、中央を開口させた矩形状
の枠体からなり、この枠体をガイド螺子41aで保持さ
せた発条41の弾性力により螺子部11aの鍔部52で
支えられる支持板42に対し上方へ押圧支持する構成で
ある。
【0022】前記連結金具6は、略円筒体の一端側に前
記内部金具7の六角孔71と係合する係合部62と、外
部金具8の連結溝81に係合するピン63とを備え、他
端側に長尺の操作棒61を接続する連結部65とを備え
る構成である。係合部62は、これを支える支持部62
aに螺合させた六角ボルトの頭部で、支持部62aが貫
通する外部金具8の底孔より大きく、連結金具6が外部
金具8から離れないようにしている。連結金具6と外部
金具8の間にはこれらを互いに離反する向きに付勢する
発条64が配設されている。通常は発条64の付勢によ
り連結金具6の係合部62と内部金具7の六角孔71が
係合して内部金具7に操作棒61からの回転トルクが伝
わるが、発条64の付勢に抗して連結金具6を押上げ、
ピン63を外部金具8の連結溝81に挿入して係合させ
ると、外部金具8を回動させられる仕組みである。
【0023】次に、前記構成に基づく本実施の形態にお
けるバイパス回路を形成する動作について説明する。ク
ランプ本体1の保持部12を対象となる絶縁配電線70
0に引掛けた後に、操作棒61を回動させる。操作棒6
1に連結した連結金具6が回動すると、連結金具6の係
合部62と内部金具7の六角孔71との係合により、内
部金具7が回動し、長孔72及びスプリングピン53で
一体に回動するよう連結された内側の螺子棒5を回動さ
せる。この螺子棒5の回動により、可動部2を基準とし
て螺子棒5が図中A方向に上昇して接触電極3及び把持
部4を上昇させる。
【0024】この螺子棒5の上昇により、まず把持部4
が絶縁配電線700に当接して保持部12との間で挾持
状態となる。この挾持状態においてさらに螺子棒5が上
昇すると接触電極3が回動しつつ当接することとなり、
この接触電極3が所定値以上の押圧力で接触して回動す
ると、チップ32上の切削刃33が絶縁配電線700の
絶縁被覆701及びその内周の被覆テープ(図示省略)
を切削する。この切削された絶縁被覆701及び被覆テ
ープの切屑は凹溝部31の溝部から外部に排出される。
特に、この凹溝部31が中心部分から外周辺に向かって
深い溝となるように形成されていることから、切屑を順
次外側へ押し出すように排出する。
【0025】この絶縁配電線700の絶縁被覆701及
び被覆テープが切削除去されると、導体702に接触電
極3の先端が接触するので、操作棒61の回動をいった
ん止め、図6に示すように連結金具6を上に押上げなが
らピン63を外部金具8の連結溝81と係合させ、外部
金具8を回動させられるようにする。この時、連結金具
6の係合部62も上昇して内部金具7の六角孔71との
係合が解かれ、内部金具7へ回転が伝わらなくなる。再
び操作棒61を回動させると、外部金具8が回転して螺
合している基台部11に対し上昇し、上昇した外部金具
8が皿発条55及びスプリングワッシャ54を介して可
動部2を図中B方向に押上げ、可動部2に螺合している
螺子棒5を接触電極3と共に上昇させる。この時螺子棒
5は回転せず、接触電極3が導体702に対しそのまま
図中C方向に押付けられて増締めされ、強い締付け力を
得て確実に導体702に接続する。所定の締付けトルク
を得たら操作棒61の回動を止める。
【0026】この絶縁配電線700の絶縁被覆701及
び被覆テープを切削除去する切削刃33の逃げ角を0度
とし、先端を平面にした接触電極3が切削によって導体
702に面接触するだけでなく、さらに増締めされるこ
とから、接触電極3と導体702の確実な接触が得られ
ることとなり、より大電流の通電が可能となる。この大
電流の流路は絶縁配電線700から面接触による接触電
極3へ、この接触電極3から螺着による螺子棒5へ、こ
の螺子棒5に螺合する可動部2へ、この可動部2を通じ
て端子固定部22へと流れる。このように大電流を流せ
ることからバイパス回路以外に短絡接地回路等にも利用
することができる。さらに、接触電極3の先端に配設さ
れたチップ32で切削動作を行なうことから、十分な耐
摩耗性を維持して繰り返し使用による耐久性を向上させ
ることができる。
【0027】(本発明の第2の実施の形態)以下、本発
明の第2の実施の形態を図7〜図9に基づいて説明す
る。この図7は本実施の形態に係る電力接続クランプの
配電線掛止状態説明図、図8は本実施の形態に係る電力
接続クランプの切削状態説明図、図9は本実施の形態に
係る電力接続クランプの増締め状態説明図である。
【0028】前記各図において本実施の形態に係る電力
接続クランプは、基台部11及び保持部12を対向配設
される略コ字形状に形成されるクランプ本体1と、この
クランプ本体1における基台部11の挿通孔11aにお
いてスライド移動する可動部2と、この可動部2の螺子
孔21に螺合して進退自在に移動する螺子棒5と、この
螺子棒5を軸方向摺動自在に内挿し、且つ螺子棒5と一
体に回動するよう連結される内部金具7と、この内部金
具7を回動自在に内挿し、前記基台部11における挿通
孔11a下部の螺子部11bに螺合し、回動により進退
して前記可動部2をスライドさせる外部金具8と、前記
螺子棒5の一端部分に固着される接触電極3と、この接
触電極3の外周辺に装着され、クランプ本体1のガイド
部13に沿ってスライド移動する把持部4と、前記内部
金具7及び外部金具8の端に一端を選択的に係合し、他
端に長尺の操作棒61を接続する連結金具6とを備える
構成である。
【0029】前記クランプ本体1は、中空部に挿通孔1
1a及び螺子部11bが形成される基台部11と、この
基台部11に対向して略湾曲状に突出する保持部12
と、この基台部11と保持部12とを一体的に支持する
枠体の略中央に形成されるガイド部13と、配線用端子
(図示省略)を装着される端子固定部14とを備える構
成である。前記可動部2は、導電性材の略円筒体で形成
され、前記挿通孔11a内に摺動自在に配設され、中央
部に螺子孔21が形成される構成である。また、可動部
2は挿通孔11a内で回動しないようにすると共に、一
定範囲以上はスライドしないよう、外周に規制溝24が
形成されると共に、基台部11から規制螺子11cが配
設される構成である。
【0030】前記螺子棒5は、棒体の先端部分に螺子孔
51及び上部段部56が形成され、この上部段部56の
下に所定長さの縮径部を介して下部段部57が形成さ
れ、この下部段部57下の外周部分に螺子山が形成され
る構成である。この螺子棒5は前記基台部11の挿通孔
11aに挿通された可動部2の螺子孔21に螺合し、且
つ内部金具7及び外部金具8を外周に配設され、下部に
内部金具7との連結用のスプリングピン53が挿通され
ている。
【0031】前記内部金具7は、略円筒体の底体に六角
ボルト73を螺合し、側面に軸方向の長孔72を形成
し、この長孔72に前記スプリングピン53の端部を係
合して螺子棒5を軸方向摺動自在に内挿すると共にこの
螺子棒5と一体に回動する構成である。
【0032】前記外部金具8は、略円筒体の下部に連結
金具6との連結用ピン82を配設し、上部で基台部11
の螺子部11bに螺合する構成である。前記接触電極3
は、前記第1の実施の形態と同様、略円柱形状の銅合金
等の導電性材からなり、この円柱形状の先端側に略十字
形状の凹溝部31が形成されると共に、この表面側に逃
げ角が0度の切削刃33を有するチップ32を配設し、
前記円柱形状の基台側に固定用の螺子山34が形成され
る構成である。
【0033】前記把持部4は、円環状の枠体からなり、
この枠体と螺子棒5の下部段部57との間に発条58を
介装し、この発条58の弾性力により上方へ押圧支持さ
れる構成である。把持部4は、発条58の付勢に対し螺
子棒5の上部段部56で可動範囲を規制される仕組みで
ある。
【0034】前記連結金具6は、略円筒体の一端側に形
成され、前記外部金具8のピン82に係合する連結溝6
6と、円筒体内部に形成され、前記内部金具7の六角ボ
ルト73の頭部に係合する六角孔67と、他端側に形成
され、長尺の操作棒61を接続する連結部65とを備え
る構成である。六角孔67は、内部金具7の六角ボルト
73の頭部に支えられる縮径部分を有し、連結金具6が
内部金具7から離れないようにしている。通常は連結金
具6の六角孔67と内部金具7の六角ボルト73が係合
して内部金具7に操作棒61からの回転トルクが伝わる
が、連結金具6を押上げ、連結溝66を外部金具8のピ
ン82に係合させると、外部金具8を回動させられる仕
組みである。
【0035】次に、前記構成に基づく本実施の形態にお
けるバイパス回路を形成する動作について説明する。ク
ランプ本体1の保持部12を対象となる絶縁配電線70
0に引掛けた後に、操作棒61を回動させる。操作棒6
1に連結した連結金具6が回動すると、連結金具6の六
角孔67と内部金具7の六角ボルト73頭部との係合に
より、内部金具7が回動し、長孔72及びスプリングピ
ン53で一体に回動するよう連結された内側の螺子棒5
を回動させる。この螺子棒5の回動により、可動部2を
基準として螺子棒5が図中D方向に上昇して接触電極3
及び把持部4を上昇させる。
【0036】この螺子棒5の上昇により、まず把持部4
が絶縁配電線700に当接して保持部12との間で挾持
状態となる。この挾持状態においてさらに螺子棒5が上
昇すると接触電極3が回動しつつ当接することとなり、
この接触電極3が所定値以上の押圧力で接触して回動す
ると、チップ32上の切削刃33が絶縁配電線700の
絶縁被覆701及びその内周の被覆テープ(図示省略)
を切削する。この切削された絶縁被覆701及び被覆テ
ープの切屑は凹溝部31の溝部から外部に排出される。
特に、この凹溝部31が中心部分から外周辺に向かって
深い溝となるように形成されていることから、切屑を順
次外側へ押し出すように排出する。
【0037】この絶縁配電線700の絶縁被覆701及
び被覆テープが切削除去されると、導体702に接触電
極3の先端が接触するので、操作棒61の回動をいった
ん止め、図9に示すように連結金具6を上に押上げなが
ら連結溝66を外部金具8のピン82と係合させ、外部
金具8を回動させられるようにする。この時、連結金具
6の六角孔67も上昇して内部金具7の六角ボルト73
頭部との係合が解かれ、内部金具7へ回転が伝わらなく
なる。再び操作棒61を回動させると、外部金具8が回
転して螺合している基台部11に対し上昇し、上昇した
外部金具8が可動部2を図中E方向に押上げ、可動部2
に螺合している螺子棒5を接触電極3と共に上昇させ
る。この時螺子棒5は回転せず、導体702に対しその
ままF方向に押付けられて増締めされ、強い締付け力を
得て確実に導体702に接続する。所定の締付けトルク
を得たら操作棒61の回動を止める。
【0038】この絶縁配電線700の絶縁被覆701及
び被覆テープを切削除去する切削刃33の逃げ角を0度
とし、先端を平面にした接触電極3が切削によって導体
702に面接触するだけでなく、さらに増締めされるこ
とから、接触電極3と導体702の確実な接触が得られ
ることとなり、より大電流の通電が可能となる。この大
電流の流路は絶縁配電線700から面接触による接触電
極3へ、この接触電極3から螺着による螺子棒5へ、こ
の螺子棒5に螺合する可動部2へ、この可動部2から基
台部11、端子固定部14へと流れる。このように大電
流を流せることからバイパス回路以外に短絡接地回路等
にも利用することができる。さらに、接触電極3の先端
に配設されたチップ32で切削動作を行なうことから、
十分な耐摩耗性を維持して繰り返し使用による耐久性を
向上させることができる。
【0039】(本発明の第3の実施の形態)以下、本発
明の第3の実施の形態を図10に基づいて説明する。こ
の図10は本実施の形態に係る電力接続クランプの概略
構成図である。前記図10において本実施の形態に係る
電力接続クランプは、前記第2の実施の形態の電力接続
クランプと同様にクランプ本体1、可動部2、螺子棒
5、内部金具7、外部金具8、接触電極3及び把持部4
を共通して備え、前記外部金具8の端に一端が固着さ
れ、他端に長尺の操作棒61を接続する連結金具6の接
続構造を異にする構成である。
【0040】前記連結金具6は、略円筒体の一端側が前
記外部金具8に螺子止めにより固着され、他端側に操作
棒61を接続する連結部65を形成されてなる構成であ
る。連結部65に接続される操作棒61は、略円筒状の
外部棒68に内部棒69を回動自在に内挿する二重構造
で形成され、外部棒68と内部棒69をそれぞれ独立し
て回動操作できる構成である。外部棒68は、その先端
部分には連結金具6の連結部65に係合する接続部68
aが形成されると共に、手元側には鍔68b及び外部棒
操作用グリップ68cが配設される構成である。一方、
内部棒69は、その先端部分には前記内部金具7の六角
ボルト73の頭部に係合する六角孔ソケット部69aが
形成されると共に、手元側には内部棒操作用グリップ6
9bが配設される構成である。この接続された操作棒6
1の外部棒68を回動させると連結金具6を介し外部金
具8が回動され、内部棒69を回動させると六角ボルト
73への係合により内部金具7が回動する仕組みとなっ
ている。
【0041】次に、前記構成に基づく本実施の形態にお
けるバイパス回路を形成する動作について説明する。ク
ランプ本体1の保持部12を対象となる絶縁配電線70
0に引掛けた後に、操作棒61の内部棒69を回動させ
る。内部棒69が回動すると、内部棒69の六角孔ソケ
ット部69aと内部金具7の六角ボルト73頭部との係
合により、内部金具7が回動し、長孔72及びスプリン
グピン53で一体に回動するよう連結された内側の螺子
棒5を回動させる。この螺子棒5の回動により、前記第
2の実施の形態と同様に、可動部2を基準として螺子棒
5が上昇して接触電極3及び把持部4を上昇させ、まず
把持部4が絶縁配電線700に当接して保持部12との
間で挾持状態となり、さらに螺子棒5が上昇すると接触
電極3が回動しつつ当接し、チップ32上の切削刃33
が絶縁配電線700の絶縁被覆701及びその内周の被
覆テープを切削する。
【0042】この絶縁配電線700の絶縁被覆701及
び被覆テープが切削除去されると、導体702に接触電
極3の先端が接触するので、操作棒61の内部棒69の
回動を止め、連結金具6に接続された外部棒68を回動
させると、外部金具8が回転して螺合している基台部1
1に対して上昇し、前記第2の実施の形態と同様、上昇
した外部金具8が可動部2を押上げ、可動部2に螺合し
ている螺子棒5を回転させることなく上昇させ、接触電
極3が導体702に対しそのまま押付けられて増締めさ
れ、強い締付け力を得て確実に導体702に接続する。
所定の締付けトルクを得たら外部棒68の回動を止め
る。
【0043】以上のように、操作棒61を二重構造とし
て回動トルクの伝達を二通りにして外部金具8と内部金
具7とを各々回動させられることにより、連結金具6の
切換操作の手間が掛らず、作業性が向上する。
【0044】また、前記第1、第2及び第3の各実施の
形態における接触電極3の凹溝部31は、円柱状の外周
に向かって深い溝となるように構成したが、この凹溝部
31の溝を内外同じ深さに構成することもできる。ま
た、接触電極3の円柱状の中心部を中空とする場合には
外側から内側に向かって凹溝部31の溝深さを深くなる
ように構成することもできる。
【0045】また、前記各実施の形態においては操作者
の熟練した判断により操作棒61及び内部棒69の回動
を停止させて絶縁配電線700の絶縁被覆701及び被
覆テープを切削する構成としたが、操作棒61及び内部
棒69にトルクセンサを設けて、このトルクセンサの検
知により絶縁配電線700の絶縁被覆701及び被覆テ
ープの切削完了を判断する構成とすることもできる。
【0046】また、前記各実施の形態においては凹溝部
31を放射位置よりやや偏位する構成としたが、凹溝部
31を中心に対して放射位置に配設、又は中心に対して
湾曲状に放射する配置とし、これに合せた形状のチップ
32を配設するように構成することもできる。
【0047】さらに、前記各実施の形態においては接触
電極3と螺子棒5を別体で製作し、接触電極3を螺子棒
5にねじ込んで一体化させた構成としているが、初めか
ら接触電極3を螺子棒5と一体に加工し配設する構成と
することもできる。
【0048】
【実施例】本発明の第1の実施の形態に係る電力接続ク
ランプを絶縁配電線に接続する際に、電極の増し締めを
行う場合と、増し締めを行わない場合とで、電線導体及
び接触電極間の接触抵抗について比較した実験結果を説
明する。
【0049】まず、第1の比較例としての電力接続クラ
ンプは、接触電極3として、略円柱形状のベリリウム銅
合金からなり、この円柱形状の先端側に略十字形状の凹
溝部31が形成されると共に、この凹溝部31の一側に
切削刃33を有するチップ32を配設したものを使用
し、この接触電極3を連結金具6、内部金具7、螺子棒
5を介して回動させ、絶縁配電線700の絶縁被覆70
1及び被覆テープを切削し、70kgf-cmの締付けトルク
を得るまで締付け、導体702に接触電極3の先端を接
触させる。
【0050】また、第2の比較例としての電力接続クラ
ンプは、前記第1の比較例の電力接続クランプと同様な
接触電極3を使用し、前記第1の比較例と同様に接触電
極3を回動させ、絶縁配電線700の絶縁被覆701及
び被覆テープを切削し、70kgf-cmの締付けトルクを得
るまで締付け、導体702に接触電極3の先端を接触さ
せる。次に、連結金具6を外部金具8と係合させて回動
させ、可動部2を押上げて螺子棒5と接触電極3を回動
させずに上昇させ、接触電極3を導体702にそのまま
押付け、200kgf-cmの締付けトルクを得るまで増し締
めを行う。以上のようにして電力接続クランプと長さ1
mの試料電線を接続し、同一条件下でクランプ−電線間
の抵抗を測定した。この結果を表1に示した。
【0051】
【表1】
【0052】この表1において第1の比較例の接触抵抗
に対し、第2の比較例の接触抵抗はどの試料に対しても
確実に低下しており、改善効果が見られる。接触電極3
を導体702に強く押圧接触させることで、接触電極3
と導体702の確実な接触を得て、電流が流れやすくな
ることが解る。
【0053】
【発明の効果】以上のように本発明においては、クラン
プ本体で絶縁配電線の一側を当接支持し、前記連結金具
を内部金具と係合させて回動させ、内部金具と一体に前
記螺子棒を回動させて先端の接触電極を螺子棒の回動に
伴って回動させつつ絶縁配電線の他側に当接して前記切
削刃により絶縁被覆を切削し、接触電極と絶縁配電線の
導体とを接触させた後、連結金具を切換えて外部金具に
係合させて回動させ、外部金具を螺動させて可動部をス
ライドさせ、可動部に螺合した螺子棒を動かして接触電
極を導体に強く押圧接触させることから、接触電極を過
度に回動させずに導体に接触できることとなり、導体を
傷めず且つ接触電極の耐摩耗性を向上させることができ
ると共に、接触電極と導体との間の接触抵抗を小さくす
ることとなり、大電流の通電が可能となるという効果を
奏する。また、絶縁配電線の絶縁被覆の切削をより円滑
に行なうことができることとなり、絶縁配電線に対する
接続作業の効率を向上させるという効果を有する。ま
た、本発明においては、切削刃のすくい面側に凹溝部を
有することから、切削された絶縁被覆の切屑が凹溝部の
凹溝内を通って排出され、切削動作を低トルクで実行で
きるという効果を有する。また、本発明においては、硬
質導電性材が被覆及び導体と接することから、より耐摩
耗性を維持できることとなり、繰返し使用の耐久性を向
上させるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る電力接続クラ
ンプの正面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る電力接続クラ
ンプの側面図である。
【図3】(A)は本発明の第1の実施の形態に係る電力
接続クランプの接触電極の斜視図である。(B)は本発
明の第1の実施の形態に係る電力接続クランプの接触電
極の一部切欠側面図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る電力接続クラ
ンプの配電線掛止状態説明図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係る電力接続クラ
ンプの切削状態説明図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態に係る電力接続クラ
ンプの増締め状態説明図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係る電力接続クラ
ンプの配電線掛止状態説明図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態に係る電力接続クラ
ンプの切削状態説明図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態に係る電力接続クラ
ンプの増締め状態説明図である。
【図10】本発明の第3の実施の形態に係る電力接続ク
ランプの概略構成図である。
【図11】従来の接続クランプの概略構成図である。
【符号の説明】
1、100 クランプ本体 2 可動部 3 接触電極 4、400 把持部 5、500 螺子棒 6、600 連結金具 7 内部金具 8 外部金具 11 基台部 11a 挿通孔 11b 螺子部 11c 規制螺子 12 保持部 13 ガイド部 14、22 端子固定部 21 螺子孔 23 スライド連結孔 24 規制溝 31 凹溝部 32 チップ 33 切削刃 34 螺子山 35 軸心孔 41 発条 41a ガイド螺子 42 支持板 51 螺子孔 52 鍔部 53 スプリングピン 54 スプリングワッシャ 55 皿発条 56 上部段部 57 下部段部 58 発条 61 操作棒 62 係合部 62a 支持部 63 ピン 64 発条 65 連結部 66 連結溝 67 六角孔 68 外部棒 69 内部棒 68a 接続部 68b 鍔 68c 外部棒操作用グリップ 69a 六角孔ソケット部 69b 内部棒操作用グリップ 71 六角孔 72 長孔 73 六角ボルト 81 連結溝 82 ピン 700 絶縁配電線 701 絶縁被覆 702 導体
フロントページの続き (72)発明者 吉田 邦男 富山県富山市牛島町15番1号 北陸電力株 式会社内 (72)発明者 塚本 幸史 富山県富山市牛島町15番1号 北陸電力株 式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁配電線の一側に当接して支持するク
    ランプ本体と、 前記クランプ本体にスライド自在に係合し、前記絶縁配
    電線の他側に配設される可動部と、 前記可動部の一部に形成される螺子孔に螺合し、前記絶
    縁配電線の他側に対し進退自在に配設される螺子棒と、 当該螺子棒を軸方向へ摺動自在に内挿し、且つ螺子棒と
    一体に回動するように連結される内部金具と、 当該内部金具を回動自在に内挿し、前記クランプ本体の
    一部に形成される螺子孔に螺合し、回動により進退して
    前記可動部をスライドさせる外部金具と、 前記内部金具及び外部金具のいずれかに一端が切換可能
    に係合し、他端に回転トルクを伝える操作棒が着脱自在
    に連結され、前記内部金具及び外部金具を選択的に切換
    えて回動させる連結金具と、 前記螺子棒の先端に固着され、先端部分に複数の切削刃
    が形成される導電性材で形成される接触電極とを備え、 前記連結金具により内部金具を選択して回動させる場合
    は螺子棒が内部金具と一体に回動して絶縁配電線の他側
    に向けて進み、螺子棒先端の接触電極が回動しながら前
    記絶縁配電線の他側に当接して前記切削刃により絶縁配
    電線の絶縁被覆を切削し、 前記連結金具により外部金具を選択して回動させる場合
    は外部金具が回動して可動部を介し螺子棒を回転させる
    ことなく押上げ、螺子棒先端の接触電極を絶縁被覆が切
    削された絶縁配電線の導体に押圧し、 当該押圧された接触電極を介して絶縁配電線の電流が通
    電されることを特徴とする電力接続クランプ。
  2. 【請求項2】 前記請求項1に記載の電力接続クランプ
    において、 前記接触電極が、切削刃のすくい面側に凹溝部を形成さ
    れてなることを特徴とする電力接続クランプ。
  3. 【請求項3】 前記請求項1または2に記載の電力接続
    クランプにおいて、 前記接触電極が、先端部分の端面に硬質導電性材を配設
    することを特徴とする電力接続クランプ。
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