JPH10122321A - 運動機構および搬送装置 - Google Patents

運動機構および搬送装置

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JPH10122321A
JPH10122321A JP22339197A JP22339197A JPH10122321A JP H10122321 A JPH10122321 A JP H10122321A JP 22339197 A JP22339197 A JP 22339197A JP 22339197 A JP22339197 A JP 22339197A JP H10122321 A JPH10122321 A JP H10122321A
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JP
Japan
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link
parallel
links
cylinder device
motion mechanism
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Application number
JP22339197A
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English (en)
Inventor
Shigeki Toyama
茂喜 遠山
Mitsuharu Ariga
光治 有賀
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KARUCHIA MACH KK
Original Assignee
KARUCHIA MACH KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 平行四節リンクを利用し、好適な運動性能を
得ることが可能であると共に、構成が複雑にならず、製
造コストを低減できること。 【解決手段】 4本のリンク14、16、18、20に
よって平行四辺形が形成されるよう、対向するリンク同
士が平行に配されて軸着された平行四節リンク10と、
平行四節リンク10が矩形に支持された状態から対向す
るリンク同士の間隔が狭まる両方向に、平行四節リンク
10の一つのリンク14を基準にして、他のリンク1
6、18、20を揺動させるシリンダ装置30と、対向
するリンク18、20間に配され、対向するリンク同士
の間隔が広がる方向に弾発力を発生する緩衝用シリンダ
装置40とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は運動機構および搬送
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】背景技術として、図8に示すような平行
四節リンクを利用した運動機構が考えられる。平行四節
リンク10は、4本のリンクによって平行四辺形が形成
されるよう、対向するリンク同士が平行に配されて軸着
されている。基体12に固定された基準リンク14と、
その基準リンク14に平行に配された作動リンク16
と、他の2辺のリンクを構成する第1回動リンク18お
よび第2回動リンク20とが、第1回動軸21、第2回
動軸22、第3回動軸23および第4回動軸24によっ
て軸着されている。平行四節リンク10によれば、基準
リンク14に対して、種々の仕事をさせる作動リンク1
6が、平行状態を維持して移動する点に利点があり、搬
送装置等に好適に利用できる。また、平行四節リンク1
0は、枠状に形成されるので、軽量であっても高い剛性
を備えることができ、高荷重を支持できると共に製造コ
ストを低減できる利点がある。
【0003】330はシリンダ装置であり、一端(シリ
ンダの後端331)が基体12に軸着され、他端(ロッ
ドの先端332)が第2回動リンク20に軸着されてお
り、平行四節リンク10を揺動駆動させる駆動装置とし
て作動する。また、90は圧力流体源(例えば、コンプ
レッサ、または油圧ポンプ)であり、シリンダ装置33
0に圧力流体を供給する供給源になっている。また、9
1は第1制御バルブであり、開いた際には圧力流体がシ
リンダ装置330のシリンダ後端側に供給され、それに
より、シリンダ装置330を伸長させ、作動リンク1
6、第1回動リンク16および第2回動リンク20から
成る揺動アームリンク15を左方に回動できる。また、
92は第2制御バルブであり、開いた際には圧力流体が
シリンダ装置330のシリンダ先端側に供給され、それ
により、シリンダ装置330を収縮させ、揺動アームリ
ンク15を右方へ回動できる。また、第1制御バルブ9
1および第2制御バルブ92の開閉を好適に制御するこ
とで、揺動アームリンク15の動作を自在に制御でき
る。例えば、始動時にはバルブを全開にして静止状態か
ら素早い動作を発生させ、停止時にはバルブを絞って急
激に停止することを回避する制御を行うことが可能であ
る。なお、空圧によるシリンダ装置の場合には、圧力流
体である圧空を大気に排気することができ、油圧装置の
ようなタンクおよび配管を要せず、その構成を簡略化で
きる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
運動機構では、揺動アームリンク15を好適に作動させ
るには、シリンダ装置330の制御を複雑に行う必要が
あり、制御装置を要し、製造コストが高くなってしまう
という課題がある。
【0005】そこで、本発明の目的は、平行四節リンク
を利用し、好適な運動性能を得ることが可能であると共
に、構成が複雑にならず、製造コストを低減できる運動
機構を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために次の構成を備える。すなわち、本発明は、
4本のリンクによって平行四辺形が形成されるよう、対
向するリンク同士が平行に配されて軸着された平行四節
リンクと、平行四節リンクが矩形に支持された状態から
対向するリンク同士の間隔が狭まる両方向に、前記平行
四節リンクの一つのリンクを基準にして、他のリンクを
揺動させる駆動装置と、対向するリンク間に配され、該
対向するリンク同士の間隔が広がる方向に弾発力を発生
する付勢手段とを具備する。
【0007】また、前記駆動装置が空圧シリンダ装置で
あること、および/または、前記付勢手段が空圧シリン
ダ装置であることで、簡単な構成で運動性能の良好な運
動機構を好適に得ることが可能である。
【0008】また、前記の構成から成る運動機構を備
え、前記基準とした一つのリンクと対向するリンクにワ
ークを保持する保持装置を設けたことによって、簡単な
構成で軽量化でき、運動性能の良好な搬送装置を得るこ
とができる。さらに、前記保持装置を上下動させる昇降
装置を備えたことで、汎用性の高い搬送装置とすること
が可能である。また、前記保持装置は前記リンクに吊り
部材を介して吊り下げられていることで、積み上げたコ
ンテナ等の位置精度の悪いワークについても高い自由度
で対応でき、ワークを好適に吊り上げて搬送できる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる好適な実施
例を添付図面と共に詳細に説明する。 (第1実施例)図1は本発明による運動機構の第1実施
例を示す平面図である。10は平行四節リンクであり、
基体12に固定された基準リンク14と、その基準リン
ク14に平行に配された作動リンク16と、他の2辺の
リンクを構成する第1回動リンク18および第2回動リ
ンク20とが、第1回動軸21、第2回動軸22、第3
回動軸23および第4回動軸24によって軸着されてい
る。すなわち、4本のリンクによって平行四辺形が形成
されるよう、対向するリンク同士が平行に配されて軸着
されている。なお、基準リンク14は基体12と一体に
構成されていてもよい。
【0010】30はシリンダ装置であり、平行四節リン
ク10の対角線に配設されている。第1実施例では、一
端(シリンダ端30a)が基体12側の第1回動軸21
に軸着され、他端(ロッドの先端30b)が第2回動軸
22に軸着されており、平行四節リンク10を揺動駆動
させる駆動装置として作動する。シリンダ装置30は、
そのストロークを適宜設定することで、平行四節リンク
10の揺動範囲を、例えば、実線で示した中立位置Aか
ら、左右の揺動位置B、Cの間とすることができる。す
なわち、シリンダ装置30は、平行四節リンク10を、
平行四節リンク10が矩形に支持された状態(中立位置
A)から対向するリンク14、16および18、20同
士の間隔が狭まる両方向に、平行四節リンク10の一つ
のリンク(基体12に固定された基準リンク14)を基
準にして、他のリンク(作動リンク16、第1回動リン
ク18および第2回動リンク20から成る揺動アームリ
ンク15)を揺動させる。なお、このシリンダ装置30
の圧力流体源は、図示しないが、例えば、コンプレッ
サ、或いは油圧ポンプを利用できる。また、シリンダ装
置30が空圧シリンダ装置であれば、圧空を大気に排気
しても差し支えなく、その構成を簡略化できる。
【0011】また、40は緩衝用シリンダ装置であり、
対向する第1回動リンク18と第2回動リンクとの間に
配され、その対向する第1回動リンク18と第2回動リ
ンク同士の間隔が広がる方向に弾発力を発生する付勢手
段として作用する。緩衝用シリンダ装置40は、シリン
ダの後端40aで第1回動リンク18の中途部に固定さ
れており、ロッド40bの先端には、ローラ42が回転
可能に装着されている。そのローラ42は第2回動リン
ク20の側面に当接しており、第2回動リンク20の側
面上を転動できる。なお、この緩衝用シリンダ装置40
の圧力流体源は、図示しないが、例えば、コンプレッ
サ、或いは油圧ポンプを利用できる。また、緩衝用シリ
ンダ装置40が空圧シリンダ装置であれば、圧空を大気
に排気しても差し支えなく、その構成を簡略化できる。
また、50は作業装置であり、作動リンク16に装着さ
れている。作業装置50としては、例えば、ワークの保
持装置、ワークの加工装置、或いは多関節ロボットがあ
る。
【0012】次に、シリンダ装置30と緩衝用シリンダ
装置40とを備えることによる平行四節リンク10の作
動状態について説明する。図1において、位置Bと位置
Cとの間を往復動させる繰り返し運動について説明す
る。先ず、シリンダ装置30が伸長して位置Bに停止し
た状態から、シリンダ装置30を収縮すると揺動アーム
リンク15が右方へ移動を開始する。このとき、緩衝用
シリンダ装置40は収縮した状態にあり、伸長しようと
する弾発力を発生している。従って、シリンダ装置30
が伸長する力と、緩衝用シリンダ装置40が伸長する力
とが加算された状態となり、静止慣性力に打ち勝って始
動がスムースになされる。すなわち、始動時に充分な力
を得ることができ、例えば、重量物であっても好適に移
送を開始できる。揺動アームリンク15が、位置Aを通
過する付近では、その回動速度が大きくなり、スムース
に回動する。
【0013】また、揺動アームリンク15が位置Aを過
ぎると、緩衝用シリンダ装置40が収縮されるため、揺
動アームリンク15の回動にブレーキがかかるように作
用する。すなわち、緩衝用シリンダ装置40が、伸長し
ようと弾発力を発生して緩衝装置(ダンパ)として作用
し、揺動アームリンク15が位置Cへ回動する際に、位
置Cへ近接するにつれて、その回動速度を徐々に低下さ
せる。これにより、衝撃的な停止動作となることを防止
でき、スムースな回動運動を得ることができる。なお、
シリンダ装置30を作動させる圧力流体のほうが、緩衝
用シリンダ装置40を作動させる圧力流体よりも高い圧
力に設定しておけばよく、また、両者に供給される圧力
流体の圧力を調整することで、使用条件に対応して所望
の運動を得ることが可能である。
【0014】そして、位置Cから位置Bに回動する際
は、シリンダ装置30が伸長するように作動する点が位
置Bから位置Cに回動する場合と相違するのみであり、
同様の原理で好適に揺動アームリンク15を回動するこ
とができる。始動の際には始動方向にシリンダ装置30
と緩衝用シリンダ装置40との作動力が加算された状態
で作用してスムースに始動でき、停止の際には緩衝用シ
リンダ装置40が緩衝装置として作動して衝撃的な停止
動作を防止できるのである。このように、上記の構成に
よる運動機構によれば、好適な回動往復運動を得ること
ができる。
【0015】(第2実施例)次に、図2に基づいて第2
実施例について説明する。第1実施例と同一の構成部材
については、第1実施例と同一の符号を付し、詳細な説
明を省略する。図2は本発明による運動機構の第2実施
例を示す平面図である。第2実施例は、第1実施例と
は、緩衝用シリンダ装置400の第2回動リンク20と
の連繋関係が異なるのみである。44は直動ガイドであ
り、第2回動リンク20上に固定されている。この直動
ガイド44上をスライダ46が往復動可能に設けられて
いる。スライダ46に、緩衝用シリンダ装置400のロ
ッド401の先端が固定されている。これによって、第
1回動リンク18に固定された緩衝用シリンダ装置40
0が第2回動リンク20に対してその長手方向にスライ
ドできる。第2実施例によっても、第1実施例と同様な
効果を得ることができる共に、緩衝用シリンダ装置40
0に対する第2回動リンク20のスライドを安定的なも
のにすることができ、運動機構の信頼性を向上できる。
【0016】(第3実施例)次に、図3に基づいて第3
実施例について説明する。第1および第2実施例と同一
の構成部材については、第1および第2実施例と同一の
符号を付し、詳細な説明を省略する。図3は本発明によ
る運動機構の第3実施例を示す平面図である。第3実施
例は、第2実施例とは、駆動装置としてのシリンダ装置
300の取付位置関係が異なるのみである。第2実施例
と同様に、直動ガイド44上をスライダ46が往復動可
能に設けられている。スライダ46に、緩衝用シリンダ
装置400のロッド401の先端が固定されている共
に、第2回動リンク20に固定されたシリンダ装置30
0のロッド301の先端が固定されている。これによっ
て、第1回動リンク18に固定された緩衝用シリンダ装
置400に対して、第2回動リンク20がスライドでき
る共に、シリンダ装置300の駆動力をスライダ46に
直接的に作用させることによって、緩衝用シリンダ装置
400を介して、揺動アームリンク15を回動させるこ
とができる。この第3実施例によっても、第1実施例と
同様な効果を得ることができる。
【0017】(第4実施例)次に、図4に基づいて第4
実施例について説明する。第1実施例と同一の構成部材
については、第1実施例と同一の符号を付し、詳細な説
明を省略する。図4は本発明による運動機構の第4実施
例を示す平面図である。第4実施例は、第2実施例と
は、駆動装置としてのシリンダ装置310の取付位置関
係が異なるのみである。第2実施例と同様に、直動ガイ
ド44上をスライダ46が往復動可能に設けられてお
り、そのスライダ46に、緩衝用シリンダ装置400の
ロッド401の先端が固定されている。そして、シリン
ダ装置310は、シリンダの後端311が基体12に軸
着され、ロッド312の先端が第2回動リンク20に軸
着されている。シリンダ装置310が伸縮することによ
って、揺動アームリンク15を回動させることができ
る。この第4実施例によっても、第1実施例と同様な効
果を得ることができる。
【0018】(第5実施例)次に、図5および図6に基
づいて第5実施例について説明する。第1〜4実施例と
同一の構成部材については、第1実施例と同一の符号を
付し、詳細な説明を省略する。図5は本発明による搬送
装置の正面図であり、図6は図5の側面図である。第5
実施例は、第1〜4実施例の運動機構を搬送装置に適用
した具体例であり、きのこ栽培用瓶が収納されたコンテ
ナ50を台車52上からコンベア装置54上へ載せ換え
る作業を行う搬送装置である。60は昇降装置であり、
前記平行四節リンク10を含む運動機構を上下動させ
る。62は上下スライダであり、上下方向に配設された
上下ガイド64に沿って上下方向に移動できる。上下ス
ライダ62を駆動する駆動装置としては、例えば、スプ
ロケットに掛け回されたチェーンをモータによって駆動
するもの、ラックとピニオンによるもの、または、タイ
ミングプーリに掛け回されたタイミングベルトをモータ
で駆動するもの、或いはプーリに掛け回されたワイヤを
駆動するものを用いることができる。
【0019】70は保持装置であり、作動リンク16の
下側に固定されている。保持装置70は、作動リンク1
6の下側に固定された板状の本体部72と、本体部72
の両端部72a、72bのそれぞれに中途部で回動可能
に設けられた挟持片73、74と、本体部72の上面側
に設けられた突起部75と挟持片73、74の上側部と
の間に連結されたシリンダ装置77、78とを具備す
る。このシリンダ装置77、78を伸長させた際には、
対向する挟持片73、73のパイプが横設された下端部
73a、74a間で、上縁の外周に鍔部50aが設けら
れたコンテナ50を、鍔部50aに下から当接して支持
するように挟持して保持できる。なお、本実施例では、
図6に示すように三個のコンテナ50、50、50を同
時に吊り上げることができるようにパイプが延設されて
前記下端部73a、74aが形成されている。そして、
シリンダ装置77、78を収縮させることで、コンテナ
50、50、50を保持している状態を解除することが
できる。
【0020】このように昇降装置60と保持装置70と
を備えることによって、コンテナ50を、ある位置から
他の位置へ移動する好適な搬送装置を提供できる。平行
四節リンク10を用いているため、構成が簡単であっ
て、軽量化が可能であり、運動性能の良好な搬送装置を
得ることができる。
【0021】(第6実施例)次に、図7に基づいて第6
実施例について説明する。第6実施例は第5実施例とは
保持装置70の作動リンク16への装着状態のみが異な
る。図7は第6実施例の要部の側面図である。この第6
実施例では、保持装置70が作動リンク16へ吊り部材
80を介して吊り下げられている。さらに詳細には、作
動リンク16の下面には逆T字形に連結部16aが固定
・形成されており、その下面に吊り部材80が、固定部
材17によって両端が垂れ下がる状態に固定されてい
る。そして、本実施例の吊り部材80は、ループ帯状に
形成されており、具体的には閉ループ状の布ベルト(平
ベルト)を用いている。この布ベルトによれば、強度、
可撓性および柔軟性が適度であるため、保持装置70を
好適に吊り下げることができる。
【0022】このように保持装置70を吊り下げること
で、保持装置70は、所定の位置にないワーク等の他の
物と干渉した場合にも、吊り部材80の作用によって好
適に逃げることができる。従って、例えば、きのこ栽培
用瓶が収納されたコンテナ50(第5実施例を参照)を
吊り上げて搬送する場合、コンテナ50を載せた台車5
2が所定の位置から多少ずれていたり、コンテナ50が
若干傾いて積み上げられていても好適に対応できる。す
なわち、積み上げられたコンテナ等の位置精度の悪いワ
ークについても、吊り下げられた保持装置70によれ
ば、その高い自由度で柔軟に対応して保持することがで
き、ワークを好適に吊り上げて搬送できる。ワークがコ
ンテナ50の場合、前記挟持片73、74が、前記鍔部
50aに好適に嵌まり合うよう、保持装置70は適当に
揺れ動くことができる。
【0023】これに対して、作動リンク16に保持装置
70が固着されている場合は、例えば、コンテナ50が
所定の位置にないと、多少の位置ずれであっても対応で
きない。保持装置70は揺れ動くことができないため、
駆動機構による動作を直接的にコンテナ50に与えるこ
とになり、コンテナ50が載置されている台車を動かし
てしまったり、積み上げられたコンテナ50を押し倒し
てしまうのである。なお、第6実施例の吊り部材80
は、閉ループの両端部で、保持装置70に固定されたロ
ッド71に掛け回した状態に、保持装置70の上面に連
繋・装着されている。これによって、作動リンク16へ
保持装置70を簡単な構成で容易に装着できると共に、
保持装置70の逃げ自由度を向上させている。
【0024】以上の実施例では、駆動機構として、シリ
ンダ装置を利用したが、本発明はこれに限定されること
なく、例えば、ワイヤ、タイミングベルト、またはチェ
ーンとモータを用いた引張装置や、巻取装置を適用する
ことも可能である。さらに、付勢手段として緩衝用シリ
ンダ装置を利用したが、コイルスプリング或いは板バネ
等のバネによる付勢力、または、ゴム等の弾性部材の引
張力、圧縮力または捩じり力を利用しても、前記実施例
による効果と同等の効果を得ることが可能である。以
上、本発明につき好適な実施例を挙げて種々説明してき
たが、本発明はこの実施例に限定されるものではなく、
発明の精神を逸脱しない範囲内で多くの改変を施し得る
のは勿論のことである。
【0025】
【発明の効果】本発明にかかる運動機構によれば、平行
四節リンクが矩形に支持された状態から対向するリンク
同士の間隔が狭まる両方向に、前記平行四節リンクの一
つのリンクを基準にして、他のリンクを揺動させる駆動
装置と、対向するリンク間に配され、該対向するリンク
同士の間隔が広がる方向に弾発力を発生する付勢手段と
いう簡単な構成を具備することで、始動の際には始動方
向に駆動装置と付勢手段との作動力が加算された状態で
作用してスムースに始動でき、停止の際には付勢手段が
緩衝装置として作動して衝撃的な停止動作を防止でき
る。従って、本発明にかかる運動機構によれば、平行四
節リンクを利用し、好適な回動往復運動性能を得ること
が可能であると共に、構成が簡単であるため製造コスト
を低減できるという著効を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる運動機構の第1実施例を示す平
面図である。
【図2】本発明にかかる運動機構の第2実施例を示す平
面図である。
【図3】本発明にかかる運動機構の第3実施例を示す平
面図である。
【図4】本発明にかかる運動機構の第4実施例を示す平
面図である。
【図5】本発明にかかる運動機構を用いた搬送装置の実
施例(第5実施例)を示す平面図である。
【図6】第5実施例の側面図である。
【図7】第6実施例の要部を示す側面図である。
【図8】背景技術を示す平面図である。
【符号の説明】
10 平行四節リンク 12 基体 14 基準リンク 16 作動リンク 18 第1回動リンク 20 第2回動リンク 21 第1回動軸 22 第2回動軸 23 第3回動軸 24 第4回動軸 30 シリンダ装置 40 緩衝用シリンダ装置 42 ローラ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 4本のリンクによって平行四辺形が形成
    されるよう、対向するリンク同士が平行に配されて軸着
    された平行四節リンクと、 平行四節リンクが矩形に支持された状態から対向するリ
    ンク同士の間隔が狭まる両方向に、前記平行四節リンク
    の一つのリンクを基準にして、他のリンクを揺動させる
    駆動装置と、 対向するリンク間に配され、該対向するリンク同士の間
    隔が広がる方向に弾発力を発生する付勢手段とを具備す
    ることを特徴とする運動機構。
  2. 【請求項2】 前記駆動装置が空圧シリンダ装置である
    ことを特徴とする請求項1記載の運動機構。
  3. 【請求項3】 前記付勢手段が空圧シリンダ装置である
    ことを特徴とする請求項1または2記載の運動機構。
  4. 【請求項4】 前記請求項1、2または3記載の運動機
    構を備え、前記基準とした一つのリンクと対向するリン
    クにワークを保持する保持装置を設けたことを特徴とす
    る搬送装置。
  5. 【請求項5】 前記保持装置を上下動させる昇降装置を
    備えたことを特徴とする請求項4記載の搬送装置。
  6. 【請求項6】 前記保持装置は前記リンクに吊り部材を
    介して吊り下げられていることを特徴とする請求項5記
    載の搬送装置。
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Cited By (12)

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