JPH10121907A - タービン制御装置 - Google Patents

タービン制御装置

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JPH10121907A
JPH10121907A JP29786396A JP29786396A JPH10121907A JP H10121907 A JPH10121907 A JP H10121907A JP 29786396 A JP29786396 A JP 29786396A JP 29786396 A JP29786396 A JP 29786396A JP H10121907 A JPH10121907 A JP H10121907A
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JP
Japan
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signal
load
limit value
command signal
control command
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JP29786396A
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English (en)
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Hiroshi Inada
浩 稲田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 実発電機出力を所定値維持しつつ弁テストを
実施する。 【解決手段】 弁テストが時刻t1に開始時に、切替え
手段18では接点18bを閉として余裕のある最大値に
上限を設定する最大レートbbを上限リミッター8へ設
定し、上限リミッター8では偏差信号kが制限されず負
荷制限積分器3へ出力する。負荷制限積分器3は、負荷
設定値信号bに対して負荷制限値信号dが所定値をもっ
て追従させ、低値選択器4はガバナ制御指令信号cを選
択して、加減弁流量指令信号eとして加減弁を制御する
ようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、独立に制御される
加減弁のテストを行う際に好適なタービン制御装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】タービン制御装置では、負荷制限値信号
に対してガバナ制御指令信号にバイアス信号を持たせて
追従させた状態で、複数の独立した加減弁のうちの一つ
の加減弁を全閉させる加減弁テストをする場合がある。
【0003】図6に上記の場合の一例を示す。
【0004】図において、定格速度信号とタービン実速
度信号の偏差信号に係数倍された速度偏差信号aが、負
荷設定積分器1の出力である負荷設定値信号bと加算器
2によって加算され、加算器2の出力であるガバナ制御
指令信号cが、負荷制限積分器3の出力である負荷制限
値信号dと低値選択器4により比較され、両者の信号の
内で低値が加減弁流量指令信号eとして出力される。
【0005】そして、ガバナ制御指令信号cとバイアス
信号jと負荷制限値信号dとが加算器7によって演算さ
れ、得られた偏差信号kが上限リミッター8に入力され
る。上限リミッター8では、偏差信号kの上限値が通常
レートIに制限され、上限リミッター8の出力信号m
が、負荷制限積分器3へ入力される。負荷制限積分器3
では、偏差信号kが0になるように増減され、これによ
って、負荷制限値信号dがガバナ制御指令信号cよりバ
イアス信号jだけ高い値を追従する。
【0006】ここで、複数ある加減弁の内で1弁を全閉
させる動作を確認する弁テスト時について説明する。
【0007】まず、テスト対象の加減弁は図示しない別
手段によって強制的に全閉とされる。この場合、図6に
おいて、弁テスト中に接点11が閉とされ、実発電機出
力信号nと加減弁テスト開始時の発電機出力信号oとの
偏差信号pとが加算器9により演算され、偏差信号pに
対して係数器10によりゲインが乗算されると共に、上
下限値内に制限される。
【0008】次に、係数器10の出力信号qは、接点1
1を通して、負荷設定積分器1に入力される。負荷設定
積分器1では、偏差信号pが零になるように増減され、
実発電機出力信号nが加減弁テスト開始時の発電機出力
信号oになるように、ガバナ制御指令信号cが低値選択
器4へ入力され、加減弁流量指令信号eとして出力され
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の図6に示すタービン制御装置では、複数の加減弁の
内で1弁の全閉動作確認をするテストをする場合、実発
電機出力が大きく変動してしまうという問題があった。
【0010】すなわち、図6の構成で、図7の作用図に
おいて、時刻t1に加減弁テストを開始したとすると、
1弁の全閉に伴って、実発電機出力信号nが減少し、実
発電機出力信号nを加減弁テスト開始時の発電機出力信
号oの値に等しくしようとして、負荷設定積分器1の負
荷設定値信号bを急激に増加させる。そのとき、負荷制
限値信号dがガバナ制御指令信号cに追従させており、
その追従幅は通常レートによる上限値を制限する上限リ
ミッター8によって制限され、緩やかに上昇する。一
方、負荷設定値信号bは図示するように増加するため、
時刻t2で負荷制限値信号dよりも負荷設定値信号bが
大きくなり、負荷制限中信号rが低値選択器4で選択さ
れる。このため弁テストの対象外の加減弁がガバナ制御
指令信号cによって開閉制御できず、加減弁テストのた
めに発電機出力の維持ができなくなり、発電機出力が低
下することがある。
【0011】そこで、本発明は、加減弁テストを行う場
合、発電機出力を変動させることなく加減弁テストを実
施することを可能とするタービン制御装置を提供するこ
とを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、独立
に制御される複数の加減弁の内で1弁の弁テストをする
際に、弁テスト開始時の発電機出力信号と実際の実発電
機出力信号との偏差信号に対して所定のゲインを加え、
上下限を制限する係数器と、弁テスト中係数器の出力信
号に積分要素を加えて負荷設定値信号とする負荷設定積
分器と、タービン回転数信号とタービン回転数設定信号
との偏差信号と負荷設定値信号とを加算して得られるガ
バナ制御指令信号を出力する加算器と、ガバナ制御指令
信号に最大負荷を制限するための負荷制限値信号が追従
するようにガバナ制御指令信号に所定バイアス信号を加
算した信号と負荷制限値信号との偏差信号に対して上限
を制限する上限リミッタと、この上限リミッタの出力信
号に積分要素による演算を行い、得られる信号を負荷制
限値信号として出力する負荷制限積分器と、ガバナ制御
指令信号と負荷制限値信号とを入力して低値のガバナ制
御指令信号を選択して加減弁流量指令信号を出力する一
方、負荷制限中に低値の負荷制限値信号を選択して加減
弁流量指令信号を出力する低値選択器とを具備するター
ビン制御装置において、弁テスト中に、通常の上限リミ
ット値より余裕のある上側の最大リミット値に切替えて
上限リミッタへ設定するリミット値設定手段を備え、ガ
バナ制御指令信号に対して負荷制限値信号が追従するよ
うにしたことである。この手段によれば、テスト中にガ
バナ制御指令信号に基づく信号の上限を制限する上限リ
ミッターの上限リミット値を余裕のあるリミット値へ切
替えて設定がされる。これにより、上限リミッターの上
限でガバナ制御指令信号に基づく信号が制限されること
がなく、負荷制限値信号が増加して負荷制限値信号がガ
バナ制御指令信号に追従することができる。従って、弁
テスト中に実発電機出力信号を所定値維持しつつ弁テス
トが実施でき、実発電機出力信号の変動を防止すること
ができる。
【0013】請求項2の発明は、独立に制御される複数
の加減弁の内で1弁の弁テストをする際に、弁テスト開
始時の発電機出力信号と実際の実発電機出力信号との偏
差信号に対して所定のゲインを加え、上下限を制限する
係数器と、弁テスト中係数器の出力信号に積分要素を加
えて負荷設定値信号とする負荷設定積分器と、タービン
回転数信号とタービン回転数設定信号との偏差信号と負
荷設定値信号とを加算して得られるガバナ制御指令信号
を出力する加算器と、ガバナ制御指令信号に最大負荷を
制限するための負荷制限値信号が追従するようにガバナ
制御指令信号に所定バイアス信号を加算した信号と負荷
制限値信号との偏差信号に対して上限を制限する上限リ
ミッタと、この上限リミッタの出力信号に積分要素によ
る演算を行い、得られる信号を負荷制限値信号として出
力する負荷制限積分器と、ガバナ制御指令信号と負荷制
限値信号とを入力して低値のガバナ制御指令信号を選択
して加減弁流量指令信号を出力する一方、負荷制限中に
低値の負荷制限値信号を選択して加減弁流量指令信号を
出力する低値選択器とを具備するタービン制御装置にお
いて、弁テスト中に、通常の時定数より小さな時定数へ
切替えて負荷制限積分器へ設定する積分値設定手段を備
え、ガバナ制御指令信号に対して負荷制限値信号が追従
するようにしたことである。この手段によれば、テスト
中に負荷制限積分器の時定数が小さな値として設定さ
れ、負荷制限値信号が速いスピードで増加される。これ
により、ガバナ制御指令信号に対して迅速に負荷制限値
信号が追従できる。従って、弁テスト中に発電機出力信
号を所定値維持しつつ弁テストが実施でき、発電機出力
信号の変動を防止することができる。
【0014】請求項3の発明は、所定設定値に積分要素
を加えて負荷設定値信号とする負荷設定積分器と、ター
ビン回転数信号とタービン回転数設定信号の偏差信号と
負荷設定値信号とを加算して得られるガバナ制御指令信
号を出力する加算器と、ガバナ制御指令信号に最大負荷
を制限するための負荷制限値信号が追従するようにガバ
ナ制御指令信号に所定バイアス信号を加算した信号と負
荷制限値信号との偏差信号に対して上限を制限する上限
リミッタと、この上限リミッタの出力信号に積分要素に
よる演算を行い、得られる信号を負荷制限値信号として
出力する負荷制限積分器と、ガバナ制御指令信号と負荷
制限値信号とを入力して低値のガバナ制御指令信号を選
択して加減弁流量指令信号を出力する一方、負荷制限中
に低値の負荷制限値信号を選択して加減弁流量指令信号
を出力する低値選択器を具備するタービン制御装置にお
いて、弁テスト中弁、発電機出力信号と実際の実発電機
出力信号との偏差信号に所定の制御演算を施して得られ
る信号と低値選択器からの加減弁流量指令信号とを加算
して得られる加算信号によって加減弁を制御するもので
ある。この手段によれば、弁テスト開始時の発電機出力
信号に実発電機出力信号が追従し、一致するように所定
の制御演算がされた信号が加減弁流量指令信号に加えら
れる。これによって、加減弁が増減され、発電機出力信
号の低下等の変動が防止される。従って、弁テスト中に
発電機出力信号を所定値維持しつつ弁テストが実施でき
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0016】図1は、本発明の第1実施の形態を示すタ
ービン制御装置の構成図である。
【0017】図1において、従来例を示す図6と異なる
主な点は、加減弁テスト中でないときは所定の上限値で
ある通常レートlを上限リミッター8の設定とする一
方、加減弁テスト中のときは所定の上限値である通常レ
ートlより余裕ある最大値に設定する最大レートbbを
上限リミッター8の設定ccとして出力する切替え手段
18を備える点に特徴を有する。
【0018】ここで、切替え手段18は、弁テスト中の
信号によって接点18aが開となる一方、接点18bが
閉となるように切替えるものである。
【0019】まず、通常時には切替え手段18が通常レ
ート側の接点18aが閉となり、接点18bが開となっ
ている。このとき、負荷設定積分器1では、所定の負荷
設定値信号bが出力されて、加算器2によって速度偏差
信号aが加算されガバナ制御指令信号cとして低値選択
器4へ入力されている。そして、加算器7ではガバナ制
御指令信号cとバイアス信号jと負荷制限値信号dとが
図示符号で加算され、ガバナ制御指令信号cに対して負
荷制限値信号dが追従する状態となっている。
【0020】このとき、加算器7からの偏差信号kが上
限リミッター8へ入力され、所定の上限値である通常レ
ートlで上限を制限しており、ガバナ制御指令信号cと
負荷制限値信号dとの差が所定値以内となるように制御
される。
【0021】ここで、図2に示すように、加減弁テスト
が時刻t1に開始すると、切替え手段18の接点18b
の閉によって負荷設定積分器1からの負荷設定値信号b
が係数器10からの出力信号gに基づく信号となり、負
荷設定値信号bが増大し、これに従って負荷制限値信号
dも増大する。
【0022】このとき、切替え手段18の接点18bが
閉となって余裕のある最大値に上限を設定する最大レー
トbbが上限リミッター8へ設定され、偏差信号kが上
限リミッター8で制限されず負荷制限積分器3へ出力さ
れる。
【0023】これにより、図2に示すように、負荷設定
値信号bに対して負荷制限値信号dが所定値をもって追
従し、ガバナ制御指令信号cが低値選択器4で選択さ
れ、加減弁流量指令信号eとして加減弁が制御される。
【0024】このように第1実施の形態によれば、弁テ
スト中にガバナ制御指令信号cに基づく偏差信号kの上
限を制限する上限リミッター8の上限リミット値が余裕
のあるリミット値へ切替えて設定がされる。これによ
り、上限リミッター8の上限でガバナ制御指令信号cに
基づく偏差信号kが制限されることがなく、負荷制限値
信号dがガバナ制御指令信号cに追従することができ
る。従って、弁テスト中に実発電機出力信号nを所定値
維持しつつ弁テストが実施できる。
【0025】図3は、本発明の第2実施の形態を示すタ
ービン制御装置の構成図である。
【0026】図3において、従来例を示す図6と異なる
主な点は、加減弁テスト中でないときは通常レートii
を負荷制限積分器3の時定数hhとする一方、、加減弁
テスト中のときは高速レートggを負荷制限積分器3の
時定数hhとして出力する切替え手段18を備えた点に
特徴を有する。
【0027】ここで、切替え手段18は、弁テスト中の
信号によって接点18aを開とし、接点18bを閉とし
て高速レートの時定数ggを負荷制限積分器3へ設定さ
せるものである。
【0028】まず、通常時には切替え手段18が通常レ
ート側の接点18aを閉し、接点11が開となってい
る。このとき、負荷設定積分器1では、所定の負荷設定
値信号bが出力されて、加算器2によって速度偏差信号
aが加算されガバナ制御指令信号cとして低値選択器4
へ入力されている。そして、加算器7ではガバナ制御指
令信号cとバイアス信号jと負荷制限値信号dとが図示
符号で加算され、ガバナ制御指令信号cに対して負荷制
限値信号dが所定値より大きな値で追従する状態となっ
ている。
【0029】ここで、図2に示すように加減弁テストが
時刻t1開始すると、接点11の閉によって負荷設定積
分器1からの負荷設定値信号bが増大し、これに従って
負荷制限値信号dも増大する。
【0030】このとき、切替え手段18の接点18bが
閉となっており、通常の時定数iiより小さい時定数g
gが負荷制限積分器3へ設定され、負荷制限値信号dが
高速に積分動作がされて出力される。
【0031】これにより、図2に示すように負荷設定値
信号bに対して負荷制限値信号dが追従され、ガバナ制
御指令信号cが低値選択器4で選択され、加減弁流量指
令信号eとして加減弁が制御される。
【0032】このように本発明の第2実施の形態によれ
ば、加減弁テスト中は、切替え手段18により、高速レ
ートの時定数ggを負荷制限積分器3に設定するため、
負荷制限積分器3の時定数hhは高速レートとなり、負
荷設定積分器1の変化に対応して、負荷制限積分器3も
負荷制限値信号dも遅れなく追従する。そのため、負荷
制限中信号が低値選択器4で選択されることがなく、加
減弁テスト中の実発電機出力の変化を最小限に抑えるこ
とができる。
【0033】図4は、本発明の第3実施の形態を示すタ
ービン制御装置の構成図である。
【0034】図4において、従来例を示す図6と異なる
主な点は、加減弁テスト時に、実発電機出力信号nと加
減弁テスト開始時の発電機出力信号oとの偏差信号pを
加算器9で演算し、その偏差信号pを入力する比例積分
制御器19を設け、さらに、比例積分制御器19の出力
信号ddを加減弁テスト中のみONする接点11を通し
て加減弁流量指令信号eに加算し加減弁流量指令信号e
eとして出力する加算器20を備える点に特徴を有す
る。
【0035】ここで、比例積分制御器19は、加減弁テ
スト開始時の発電機出力信号oと実発電機出力信号nと
の偏差信号pに対して所定の比例積分演算処理を行い、
得られる出力信号ddを加算器20へ出力するものであ
る。
【0036】まず、負荷設定積分器1の所定の負荷設定
値信号bと速度偏差信号aとが加算器2によって加算さ
れ、ガバナ制御指令信号cとして低値選択器4へ入力さ
れている。加算器7ではガバナ制御指令信号cとバイア
ス信号jとが図示符号で加算され、ガバナ制御指令信号
cに対して負荷制限値信号dが追従している(図5の時
刻t1以前)。
【0037】ここで、図5に示すように時刻t1に加減
弁テスト中となると、接点11が閉とされ、実発電機出
力信号nと加減弁テスト開始時の発電機出力信号oとの
偏差信号pが比例積分制御器19へ入力され、比例積分
の制御演算がされ得られる出力信号ddが偏差信号pに
応じて出力される。この出力信号ddは、接点11を介
して加算器20へ出力され、加算器20によって低値選
択器4からの加減弁流量指令信号eと加算され、加減弁
テスト中の加減弁流量指令信号eeとされる。この結
果、加減弁の1弁が閉とされても図5に示すように、比
例積分制御器19からの出力信号ddが増加され、加算
器20から加減弁流量指令信号eeが増加して残りの加
減弁を制御する。従って、加減弁の1弁を全閉しても実
発電機出力3号nが加減弁テスト開始時の発電機出力信
号oとなるように制御されるので、加減弁テスト中の発
電機出力の変動を極めて少なくできる。
【0038】このように本発明の第3実施の形態によれ
ば、加減弁テスト時に、実発電機出力信号nと加減弁テ
スト開始時の発電機出力信号oとの偏差信号pが比例積
分制御器19へ入力され偏差信号pに従って出力信号d
dを出力する。出力信号ddは、接点11を通して加減
弁テスト中のみ加減弁流量指令信号eに加算され、加減
弁流量指令信号eeとして出力が残りの加減弁へ出力さ
れる。従って、加算弁の1弁の全閉テストをしたとき、
発電機出力の変動を抑えることができる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の発明によ
れば、テスト中にガバナ制御指令信号に基づく信号の上
限を制限する上限リミッターの上限リミット値を余裕の
あるリミット値へ切替えて設定をするので、負荷制限値
信号を増加させ負荷制限値信号がガバナ制御指令信号に
追従することができ、弁テスト中に実発電機出力信号を
所定値維持しつつ弁テストが実施でき、実発電機出力信
号の変動を防止することができる。
【0040】請求項2の発明によれば、テスト中に負荷
制限積分器の時定数を小さな値として設定して、負荷制
限値信号を速いスピードで増加するので、ガバナ制御指
令信号に対して迅速に負荷制限値信号が追従でき、弁テ
スト中に発電機出力信号を所定値維持しつつ弁テストが
実施でき、発電機出力信号の変動を防止することができ
る。
【0041】請求項3の発明によれば、弁テスト開始時
の発電機出力信号に実発電機出力信号を追従するように
所定の制御演算がされた信号を加減弁流量指令信号に加
えて加減弁を増減するので、発電機出力信号の低下等の
変動が防止でき、発電機出力信号を所定値維持しつつ弁
テストが実施できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態を示すタービン制御装
置の構成図である。
【図2】図1の第1実施の形態を示す作用図である。
【図3】本発明の第2実施の形態を示すタービン制御装
置の構成図である。
【図4】本発明の第3実施の形態を示すタービン制御装
置の構成図である。
【図5】図4の第3実施の形態を示す作用図である。
【図6】従来のタービン制御装置を示す構成図である。
【図7】図6のタービン制御装置を示す作用図である。
【符号の説明】
1 負荷設定積分器 2,5,7,9,20 加算器 3 負荷制限積分器 4 低値選択器 10 係数器 11 接点 18 切替え手段 19 比例積分制御器 a 速度偏差信号 b 負荷設定値信号 c ガバナ制御指令信号 d 負荷制限値信号 e 加減弁流量指令信号 n 実発電機出力信号 o 発電機出力信号 p 偏差信号

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 独立に制御される複数の加減弁の内で1
    弁の弁テストをする際に、弁テスト開始時の発電機出力
    信号と実際の実発電機出力信号との偏差信号に対して所
    定のゲインを加え、上下限を制限する係数器と、弁テス
    ト中に前記係数器の出力信号に積分要素を加えて負荷設
    定値信号とする負荷設定積分器と、タービン回転数信号
    とタービン回転数設定信号との偏差信号と前記負荷設定
    値信号とを加算して得られるガバナ制御指令信号を出力
    する加算器と、前記ガバナ制御指令信号に最大負荷を制
    限するための負荷制限値信号が追従するように前記ガバ
    ナ制御指令信号に所定バイアス信号を加算した信号と前
    記負荷制限値信号との偏差信号に対して上限を制限する
    上限リミッタと、この上限リミッタの出力信号に積分要
    素による演算を行い、得られる信号を前記負荷制限値信
    号として出力する負荷制限積分器と、前記ガバナ制御指
    令信号と前記負荷制限値信号とを入力して低値の前記ガ
    バナ制御指令信号を選択して加減弁流量指令信号を出力
    する一方、負荷制限中に低値の負荷制限値信号を選択し
    て加減弁流量指令信号を出力する低値選択器とを具備す
    るタービン制御装置において、 弁テスト中に、通常の上限リミット値より余裕のある上
    側の最大リミット値に切替えて前記上限リミッタへ設定
    するリミット値設定手段を備え、前記ガバナ制御指令信
    号に対して負荷制限値信号が追従するようにしたことを
    特徴とするタービン制御装置。
  2. 【請求項2】 独立に制御される複数の加減弁の内で1
    弁の弁テストをする際に、弁テスト開始時の発電機出力
    信号と実際の実発電機出力信号との偏差信号に対して所
    定のゲインを加え、上下限を制限する係数器と、弁テス
    ト中に前記係数器の出力信号に積分要素を加えて負荷設
    定値信号とする負荷設定積分器と、タービン回転数信号
    とタービン回転数設定信号との偏差信号と前記負荷設定
    値信号とを加算して得られるガバナ制御指令信号を出力
    する加算器と、前記ガバナ制御指令信号に最大負荷を制
    限するための負荷制限値信号が追従するように前記ガバ
    ナ制御指令信号に所定バイアス信号を加算した信号と前
    記負荷制限値信号との偏差信号に対して上限を制限する
    上限リミッタと、この上限リミッタの出力信号に積分要
    素による演算を行い、得られる信号を前記負荷制限値信
    号として出力する負荷制限積分器と、前記ガバナ制御指
    令信号と前記負荷制限値信号とを入力して低値の前記ガ
    バナ制御指令信号を選択して加減弁流量指令信号を出力
    する一方、負荷制限中に低値の負荷制限値信号を選択し
    て加減弁流量指令信号を出力する低値選択器とを具備す
    るタービン制御装置において、 弁テスト中に、通常の時定数より小さな時定数へ切替え
    て前記負荷制限積分器へ設定する積分値設定手段を備
    え、前記ガバナ制御指令信号に対して負荷制限値信号が
    追従するようにしたことを特徴とするタービン制御装
    置。
  3. 【請求項3】 所定設定値に積分要素を加えて負荷設定
    値信号とする負荷設定積分器と、タービン回転数信号と
    タービン回転数設定信号の偏差信号と前記負荷設定値信
    号とを加算して得られるガバナ制御指令信号を出力する
    加算器と、前記ガバナ制御指令信号に最大負荷を制限す
    るための負荷制限値信号が追従するように前記ガバナ制
    御指令信号に所定バイアス信号を加算した信号と前記負
    荷制限値信号との偏差信号に対して上限を制限する上限
    リミッタと、この上限リミッタの出力信号に積分要素に
    よる演算を行い、得られる信号を前記負荷制限値信号と
    して出力する負荷制限積分器と、前記ガバナ制御指令信
    号と前記負荷制限値信号とを入力して低値の前記ガバナ
    制御指令信号を選択して加減弁流量指令信号を出力する
    一方、負荷制限中に低値の負荷制限値信号を選択して加
    減弁流量指令信号を出力する低値選択器を具備するター
    ビン制御装置において、 弁テスト中に、発電機出力信号と実際の実発電機出力信
    号との偏差信号に所定の制御演算を施して得られる信号
    と前記低値選択器からの前記加減弁流量指令信号とを加
    算して得られる加算信号によって加減弁を制御すること
    を特徴とするタービン制御装置。
JP29786396A 1996-10-23 1996-10-23 タービン制御装置 Pending JPH10121907A (ja)

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