JPH1012189A - 放電灯電極及びその製造方法 - Google Patents

放電灯電極及びその製造方法

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JPH1012189A
JPH1012189A JP15646796A JP15646796A JPH1012189A JP H1012189 A JPH1012189 A JP H1012189A JP 15646796 A JP15646796 A JP 15646796A JP 15646796 A JP15646796 A JP 15646796A JP H1012189 A JPH1012189 A JP H1012189A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】蛍光ランプ用の放電灯電極材料において、電子
放射性物質であるアグリゲート型構造充填物の脱落を抑
えることにより、連続点灯寿命を伸ばし、安定してアー
ク放電を維持できる放電灯電極およびその製造方法を提
供する。 【解決手段】Ba,Sr,Caのうち少なくとも一種以
上を含む化合物からなる第一成分と、Zr及び/又はT
iを含む化合物からなる第二成分と、Ta及び/又はN
bを含む化合物からなる第三成分を含むアグリゲート型
構造充填物となる電子放射性物質を導電性電極容器に収
容し、導電性電極容器は有底円筒状をなし、容器内には
前記充填物を収容する収容部を備え、収容部の表面積が
有底円筒内壁の表面積よりも大きくなるようにした構造
をもつ放電灯電極である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は液晶用バックライト
等の蛍光ランプあるいは種々の放電灯に利用できる放電
灯電極およびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、低消費電力で、かつ、軽薄化が可
能な液晶ディスプレイの需要が急速に広まりつつある。
これに伴って、液晶ディスプレイの光源としての小型蛍
光ランプの開発が盛んに行われている。一般に蛍光ラン
プは、熱電子放出によるアーク放電を利用した熱陰極ラ
ンプと、二次電子放出によるグロー放電を利用した冷陰
極ランプに分けることができる。
【0003】熱陰極ランプは、冷陰極ランプに比べ陰極
降下電圧が小さいため、電力に対する発光効率が良い。
また、熱電子放出のため電流密度を大きくとることがで
き、冷陰極に比べ高輝度化が可能である。そのため、熱
陰極ランプは画面サイズの大きな液晶など、多量の光束
が必要となる場合の光源に適している。
【0004】このような熱陰極ランプ用の電極として、
特開昭59−75553号公報に示されるようなタング
ステン(W)フィラメントに遷移金属の一部とバリウム
(Ba)を含むアルカリ土類金属を塗布した放電灯電極
が知られている。また、特開昭63−24539号公報
に示されるようにアルミン酸バリウムを含む易電子放射
物質を多孔質タングステンに含浸した電極が知られてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たように液晶表示装置の軽薄化が一層進むにつれて、光
源としての蛍光ランプも細管化の要求が強まっている。
このため、従来の熱陰極ランプのような熱電子放出を開
始するために予熱回路(予熱電極)を必要とする構造で
は、冷陰極ランプ程度の細管化は難しかった。
【0006】また、従来の熱陰極ランプの別の問題とし
て放電中に生じた水銀(Hg)イオンやアルゴン(A
r)イオンが電極に衝突し電子放射性物質を飛散させ
る、いわゆるイオンスパッタリングによる電極の劣化が
顕著であった。このため、放電中に電子放射性物質が枯
渇し、安定したアーク放電を長時間にわたって維持する
ことができない。更に、飛散した電子放射性物質により
ランプのガラス管内壁を黒化する、いわゆる管壁黒化に
よって光束維持率が早期に低下するという欠点を有して
いた。
【0007】本発明者等は、これらの問題を解決する手
段として特開平2−186550号公報や特開平6−2
67404号公報に示すように、放電電極材料(電子放
射性物質)、その製造方法および電極構造を提案した。
これらは耐熱衝撃性に優れた特性を有するものであった
が、導電性電極容器に電子放射性物質となる塊状または
粒状の放電電極材料を収容しているという構造上、放電
中に塊状または粒状の放電電極材料の脱落が生じること
があり、蛍光ランプとして用いた場合、点灯中に電子放
射性物質の不足によりアーク放電からグロー放電へと移
行してしまい、熱陰極としての寿命がそれほど延びず不
十分であった。
【0008】そこで本発明の目的は、アグリゲート型構
造充填物の脱落を防ぐことにより連続点灯寿命を伸ば
し、安定してアーク放電を維持できる放電灯電極および
その製造方法を提供することである。
【0009】なお、アグリゲート型構造とは、「多孔材
料ハンドブック」(株式会社アイピーシー出版、昭和6
3年12月1日発行)に記述されているように、例えば
焼結金属や耐火断熱レンガのように、固体粒子があっ
て、その粒子が相互に接点で焼結固化してできたような
多孔構造である。その模式図を図9に示す。ここで、本
発明のアグリゲート型構造充填物とは、塊状または粒状
の電子放射性物質を電極容器に充填し、焼成することに
より形成されたアグリゲート型構造の電子放射性物質の
充填物を示すものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】Ba,Sr,Caのうち
少なくとも一種以上を含む化合物からなる第一成分と、
Zr及び/又はTiを含む化合物からなる第二成分と、
Ta及び/又はNbを含む化合物からなる第三成分を含
む電子放射性物質からなるアグリゲート型構造充填物を
備えており、前記充填物は、電極容器に収容されてお
り、前記電極容器は、有底円筒状をなし、該容器内には
前記充填物を収容する収容部を備え、該収容部の表面積
が有底円筒内壁の表面積よりも大きくなるようにした放
電灯電極である。
【0011】また、前記電極容器は導電性の高融点金
属、又は還元性雰囲気中で焼成することによって表面も
しくは全体に導電性をもつセラミックスからなる放電灯
電極である。
【0012】更に、前記収容部はアグリゲート型構造充
填物を支持する支持部を備えている放電灯電極である。
【0013】更に詳しくは、前記支持部は前記収容部の
底面及び/又は内側面から収容部内部に突出した突起部
を備えている放電灯電極である。
【0014】また、前記収容部及び/又は前記支持部
は、Ba,Sr,Caのうち少なくとも一種以上を含む
化合物からなる第一成分と、Zr及び/又はTiを含む
化合物からなる第二成分と、Ta及び/又はNbを含む
化合物からなる第三成分を含む材料からなる放電灯電極
である。
【0015】更に、前記電子放射性物質は第一成分を
X、第二成分をY、第三成分をZとするときにそれぞれ
モル比で、0.8≦X/(Y+Z)≦2.0で表記され
る範囲にあり、かつ、第二成分は0.05モル≦Y≦
0.6モル、第三成分は0.4モル≦Z≦0.95モル
とする放電灯電極である。
【0016】更に詳しくは、前記電子放射性物質の表面
にTa又はNbの炭化物及び/又は窒化物のスパッタリ
ング防止層が形成されている放電灯電極である。
【0017】また、Ba,Sr,Caのうち少なくとも
一種以上を含む化合物からなる第一成分と、Zr及び/
又はTiを含む化合物からなる第二成分と、Ta及び/
又はNbを含む化合物からなる第三成分を含む電子放射
性物質からなるアグリゲート型構造充填物を備え、前記
充填物を電極容器に収容し、前記電極容器は、有底円筒
状をなし、該容器内には前記充填物を収容する収容部を
備え、該収容部の表面積が有底円筒内壁の表面積よりも
大きくなるようにした放電灯電極を製造する方法におい
て、前記充填物は前記第一成分、第二成分、第三成分か
らなる原料を混合して仮焼きし粉砕後、造粒して顆粒粉
とし、前記顆粒粉は支持部を備えた電極容器に充填し
て、還元性雰囲気中で焼成することによりアグリゲート
型構造充填物となっている放電灯電極を製造する方法で
ある。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明に係わる放電灯電極は、焼
成されることによってアグリゲート型構造充填物となっ
た電子放射性物質が、支持部を備えた電極容器に充填さ
れたものであるから電子放射性物質の脱落が抑制され
る。従って、安定したアーク放電を長期に亘って維持す
ることが可能となる。
【0019】(放電灯電極を用いた蛍光ランプ)本発明
の放電灯電極容器を用いた蛍光ランプについて説明す
る。図1(a)は蛍光ランプ管端部の断面図を示してい
る。図1(b)は放電灯電極の拡大図を示している。9
はバルブで、細長いガラス管で形成されている。特に図
示はしないがバルブ9の内壁には蛍光体が塗布されてい
る。バルブ9の両端部は希ガスを封入して気密封止さ
れ、内部に放電空間10を構成している。バルブ9の両
端部には導体のリード線5が形成されている。リード線
5のバルブ内部(放電空間側)の先端にはリード線拡大
部6があり、このリード線拡大部6が金属、半導体セラ
ミックスなどの電気導電性の高い材料からなる導電性パ
イプ7の一方端部(管端部側)に挿入されている。ま
た、導電性電極容器1が導電性パイプ7の他方端部(放
電空間側)で囲まれるように挿入されている。これによ
ってリード線5と導電性電極容器1とは電気的に固着さ
れることになる。導電性パイプ7の材質は電気導電性の
高い材料なら特に問題はないが、真空中でガス放出の少
ないNiなどの材料であれば、ランプ製造時に不純物質
を含むガスの発生により放電が不安定になることがない
ので好ましい。水銀ディスペンサ材料3はニッケル(N
i)等の金属製パイプ4に充填されており、リード線5
の拡大部6と導電性電極容器1の間に配置されている。
図1(b)の拡大図に示すように、導電性パイプ7には
先端部(放電空間側)からスリット状の開口8が形成さ
れており、導電性電極容器1を囲むように保持すると共
に水銀ディスペンサ材料3中の水銀が高周波加熱等で加
熱されて水銀蒸気としてこの開口8から放電空間10に
放出されるようになっている。この開口8の形状は、導
電性電極容器1の保持および水銀蒸気を放出することが
できるならば、スリット状以外に窓状等どのような形状
であってもよい。なお、リード線5の拡大部6は必ずし
も必要ではない。
【0020】導電性電極容器1にはアグリゲート型構造
となった電子放射性物質が収容され、本発明に係わる放
電灯電極を構成している。放電空間10にはアルゴン
(Ar)ガス,ネオン(Ne)ガス、クリプトン(K
r)ガス、キセノン(Xe)ガスの少なくとも一種以上
が30torr〜170torr(≒3900Pa〜2
2000Pa)程度の封入圧で封入されており、リード
線5を通じて両電極間に電位差を与えることで放電を開
始する。
【0021】(導電性電極容器)本発明のもっとも特徴
的な構造であるアグリゲート型構造充填物2を収容する
導電性電極容器1は有底の略円筒形状をしており、その
内部を電子放射性物質の収容部としている。この収容部
はアグリゲート型構造充填物2を確実に保持できるよう
にその表面積を単純な有底円筒形状の内壁表面積より増
加させた構造となっていればよい。たとえば凹凸を設け
ることによってその表面積を大きくすることができる。
このようにすることによって、放電によるアグリゲート
型構造充填物2の脱落が生じにくくなり、電子放射性物
質の不足が起こりにくくなるので、連続点灯寿命が延び
る。
【0022】導電性電極容器1の材質はその全体がW,
Ta,Niなどの電気導電性が高い材料で形成されるこ
とが好ましいが、これに限らず、導電性材料でなくと
も、その表面に導電性物質がコーティングされている材
料で形成されているなら特に問題はない。例えばBa,
Sr,Caのうち少なくとも一種以上を含む化合物から
なる第一成分と、Zr及び/又はTiを含む化合物から
なる第二成分と、Ta及び/又はNbを含む化合物から
なる第三成分を含む材料である。電子放射性物質からな
るアグリゲート型構造充填物2の成分に近い材料である
ならば、アグリゲート型構造充填物2を収容する導電性
電極容器1の収容部とアグリゲート型構造充填物2との
間の接触が強固となるのでより好ましい。
【0023】収容部の構造としては、例えばアグリゲー
ト型構造充填物2の支持部、例えば収容部の底面及び/
又は内側面から収容部内部に突出した突起部を設けた
り、収容部の内壁にヒダ状の凹凸や表面を粗面化した凹
凸を設けたり、あるいはこれらを併用したり、種々の手
段によって導電性電極容器1の内壁表面積が単純な有底
円筒状容器の内壁表面積よりも大きくなるような構造と
する。アグリゲート型構造充填物2の支持部は、導電性
電極容器1の内壁表面積を大きくするように形成されて
いればよい。例えば、導電性電極容器1の底面及び/又
は内壁に突起部を設けてもよいが、アグリゲート型構造
充填物2を支持する表面積が大きくなる構造であれば、
特にその形状にはこだわらない。この突起部は導電性電
極容器1の本体と一体化していてもよいし、有底円筒状
容器に穴をあけ、支持部を差し込んで形成してもよい。
【0024】導電性電極容器1は導電性の高融点金属、
又は還元性雰囲気中で焼成することによって表面もしく
は全体が導電性をもつセラミックスとするので、突起部
自体も導電性であることが好ましいが、高抵抗であって
もかまわない。
【0025】アグリゲート型構造充填物2を支持する表
面積を大きくすることで、電子放射性物質との接触点が
増加するのでランプ内部に封入した場合の放電中にアグ
リゲート型構造充填物2が脱落することを防ぐことがで
き、従来のような支持部を設けない単なる有底円筒状容
器の場合よりも連続点灯寿命を伸ばすことができる。
【0026】(アグリゲート型構造充填物(放電灯電極
用材料))本発明者らによる先の出願(平成7年特許願
第281002号)を利用したものであって、具体的に
はBa,Sr,Caのうち少なくとも一種以上を含む化
合物からなる第一成分と、Zr及び/又はTiを含む化
合物からなる第二成分と、Ta及び/又はNbを含む化
合物からなる第三成分を含むを含む電子放射性物質から
なる材料を顆粒状に造粒して電極容器に収容後焼成しア
グリゲート型構造とした充填物2を得る。そしてこの充
填物主成分の組成形態はABO3となっており、例えば
Ba(Zr,Nb)O3,Ba(Zr,Ta)O3,Ba
(Ti,Nb)O3,Ba(Ti,Ta)O3,Ba(Z
r,Nb,Ta)O3,Ba(Ti,Nb,Ta)O3
Ba(Zr,Ti,Nb)O3,Ba(Zr,Ti,T
a)O3,Ba(Zr,Ti,Nb,Ta)O3等がある
が、AサイトをBaに換えてSr、Ca、更にBa、S
r、Caの任意の組合せからなる組成でもよい。
【0027】また、この充填物2の表面にはTa又はN
bの炭化物及び/又は窒化物からなるスパッタリング防
止層が形成されている。
【0028】第一成分は主に低仕事関数の電子放射性物
質である。また、第二成分は電子放射性物質の高融点化
および低電気抵抗化のための成分であり、第三成分は電
子放射性物質表面に形成されるスパッタリング防止層と
なる炭化物及び/又は窒化物の供給源となる。
【0029】これらの第一成分、第二成分、第三成分は
それぞれモル比で、0.8≦X/(Y+Z)≦2.0(第
一成分をX、第二成分をY、第三成分をZとする)で表
記される範囲にあり、かつ第二成分は0.05≦Y≦0.
6、第三成分は0.4≦Z≦0.95の範囲にあることが
好ましい。
【0030】第一成分が上記範囲の下限より少なくなる
と、電子放射性物質の量が不足し、早期に点灯不能とな
る。一方上記範囲の上限より多くなると、放電中に電子
放射性物質の蒸散が顕著となり、ランプ管壁の黒化が激
しく、輝度が低下し実用上好ましくない。
【0031】第二成分が上記範囲の下限より少ないと電
子放射性物質が低融点化し、還元焼成の際、アグリゲー
ト型構造充填物2の状態が保てず、放電が不安定にな
る。一方上記範囲の上限より多いと電子放射性物質が高
抵抗化し、放電が不安定となる。
【0032】第三成分が上記範囲の下限より少ないと還
元性雰囲気中の焼成により、電子放射性物質の表面に炭
化物または窒化物が形成されにくい。一方上記範囲の上
限より多いと還元性雰囲気中の焼成により電子放射性物
質の蒸散が激しくなり、製造上で問題になる。
【0033】電子放射性物質の表面に形成される相は炭
化物または窒化物いずれでもよいし、Ta−Nb−C,
Ta−N−C,Ta−Nb−N−Cなどの固溶体でもよ
い。また、特開平6−333534号公報において、H
fCなどの炭化物を含有する高圧放電ランプ用電極が、
管壁の黒化を防ぐ効果があることが記載されているが、
本発明に係わる放電灯電極の電子放射性物質の表面の炭
化物及び/又は窒化物もイオンスパッタリングに強く、
熱衝撃に優れているため、連続点灯におけるランプ管壁
の黒化が少ない。
【0034】アグリゲート型構造充填物2の形状は球状
に限らず不規則な塊状であってもよく、充填物がアグリ
ゲート型構造を有することで、選択的にアグリゲート型
構造充填物部分に熱がこもる。この結果、特開平7−2
96768号公報に記載したようにアークスポットが確
実に形成されアーク放電が容易に維持できる。
【0035】(放電灯電極の製造方法)電極は、図2に
示す工程で製造する。全体の製造工程は一般的なセラミ
ックスの製造方法とほぼ同様に行うことができる。
【0036】(a)秤量工程では各原料を上記で説明し
たような所定比になるように秤量する。ここでの各原料
としては通常BaCO3,SrCO3,CaCO3,Zr
2,TiO2,Ta25,Nb25などを用いるが、こ
こに挙げたもの以外の酸化物、炭酸塩、シュウ酸塩など
を用いてもよい。
【0037】(b)混合工程では工程(a)の秤量工程
で秤量した各成分の原料を混合し粉末を得る。ボールミ
ル法、凍結乾燥法、摩擦ミル法、共沈法などの方法で混
合を行う。
【0038】(c)仮焼き工程では工程(b)の混合工
程で混合された原料粉末を仮焼きする。仮焼き温度を8
00℃〜1300℃程度に設定し電子放射性物質の化合
物を得る。この際、粉末の状態でも粉末を成形した状態
であってもよい。
【0039】(d)微粉砕工程では工程(c)の仮焼き
工程で得られた化合物を微粉砕する。ボールミル法など
の方法で行う。
【0040】(e)造粒工程では工程(d)の微粉砕工
程で得られた微粒子から適度の大きさの粒子を得る。微
粉砕により得られた粉末をポリビニルアルコール(PV
A)、ポリエチレングリコール(PEG)、ポリエチレ
ンオキサイド(PEO)などの有機系バインダーを含む
水溶液を用いて造粒し、顆粒状の電子放射性物質原料粉
を得る。この際、噴霧乾燥法、押出造粒法、転動造粒法
あるいは乳鉢、乳棒を用いて造粒するが、造粒法には特
に限定されない。
【0041】(f)充填工程では工程(e)の造粒工程
で得られた顆粒状の電子放射性物質原料粉を上記で説明
した電極容器に充填して電極要素を得る。この際、顆粒
状の電子放射性物質原料粉を加圧せずに充填する。焼結
電極のように加圧成形後焼成すると、熱電子放出のため
に十分な蓄熱効果が得られず、放電開始時に予熱回路を
用いることになる。顆粒状の電子放射性物質原料粉を加
圧せずに電極容器に適当な間隙を備えながら充填するこ
とにより、予熱回路を用いることなく速やかにアーク放
電を開始させることができる。
【0042】(g)焼成工程では工程(f)の充填工程
で得られた電極要素を焼成し焼結体(放電灯電極)とす
る。そしてこの焼結体主成分の組成形態はABO3とな
っており、例えばBa(Zr,Nb)O3,Ba(Z
r,Ta)O3,Ba(Ti,Nb)O3,Ba(Ti,
Ta)O3,Ba(Zr,Nb,Ta)O3,Ba(T
i,Nb,Ta)O3,Ba(Zr,Ti,Nb)O3
Ba(Zr,Ti,Ta)O3,Ba(Zr,Ti,N
b,Ta)O3等があるが、AサイトをBaに換えてS
r、Ca、更にBa、Sr、Caの任意の組合せからな
る組成でもよい。顆粒状の電子放射性物質原料粉が充填
された電極要素の焼成温度は1400〜2000℃が好
ましい。これが1400℃未満であると、放電灯電極表
面にTaまたNbの炭化物及び/又は窒化物からなるス
パッタリング防止層が形成されない。また2000℃を
越えると、アグリゲート型構造状態を維持できない。焼
成雰囲気については、例えば主に炭化物を放電灯電極表
面に形成する場合、ベンゼンや一酸化炭素を含むアルゴ
ンや窒素などの不活性ガスを流して焼成する。また、電
極要素をカーボン粉末に埋没させて不活性ガスを流して
焼成してもよい。主に窒化物を放電灯電極表面に形成す
る場合は、水素や一酸化炭素などの還元性ガスを含む窒
素ガスを流して焼成する。このように還元性雰囲気中で
焼成することにより、TaまたはNbの炭化物及び/又
は窒化物からなるスパッタリング防止層が電子放射性物
質の表面に形成される。また、電極容器1に支持部があ
ると、焼成によりアグリゲート型構造充填物2を形成す
ると共に電子放射性物質と支持部が反応して部分的につ
ながるため、放電中のアグリゲート型構造充填物2の脱
落が生じにくくなり、ランプ点灯寿命が伸びる。
【0043】
【実施例】次に実施例によって本発明をさらに詳細に説
明する。前記した放電灯電極の製造方法に示される工程
のうち、工程(a)〜(e)に従ってBaCO3,Sr
CO3,CaCO3,ZrO2,TiO2,Ta25,Nb
25等を出発原料とする未焼成の顆粒状の電子放射性物
質原料粉を作製する。以下にその一例を示すが、これに
限定するものではなく、前記したように本発明者らによ
る先の出願(平成7年特許願第281002号)の電子
放射性物質を得ることが望ましい。
【0044】BaCO3,ZrO2,Ta25を出発原料
として、BaCO3を1.0モル,ZrO2を0.2モ
ル,Ta25を0.8モルとなるように秤量した後、ボ
ールミル法により20時間程度湿式混合し、80〜13
0℃の乾燥機にて乾燥した後、成形圧100MPa程度
で成形した。これを大気中で800〜1300℃にて2
時間程度仮焼きした。得られた粉末をボールミル法によ
り20時間程度粉砕し、80〜130℃の乾燥機にて乾
燥後、ポリビニルアルコールを含む水溶液を加え、乳
鉢、乳棒を用いて造粒をおこない、更に得られた顆粒粉
をふるいにより平均粒径100μm程度に整粒したもの
を用いた。
【0045】次に前記した放電灯電極の製造方法に示さ
れる工程のうち、工程(f)〜(g)に従って未焼成の
顆粒状の電子放射性物質原料粉を電極容器に充填し電極
要素を作製し、これら電極要素を焼成し放電灯電極を完
成する。
【0046】(実施例1)図3(a)は放電灯電極の正
面図を示している。図3(b)は放電灯電極側面の断面
図を示している。いずれもアグリゲート型構造を簡略的
に図示したものである。導電性電極容器1の収容部の底
部より突出した突起部1aを備えている。電極容器に顆
粒状の電子放射性物質原料粉を加圧せずに充填した後、
これをカーボン粉末に埋設させ、窒素を流しながら焼成
することにより放電灯電極を作製した。この時に用いる
導電性電極容器1は、上記電子放射性物質原料粉を有底
円筒形状及び突起部1aを備えるように金型で加圧成形
したり、前記原料粉をブロック状に金型で成形した後に
研削したり、あるいは有底円筒形状に加工したものに穴
をあけ支持部1aを差し込んで焼成したものを使用し
た。
【0047】導電性電極容器1の形状は以下の通りであ
る。
【0048】外径 2.3mm 全長 2.0mm 収容部内径 1.5mm 収容部深さ 1.5mm 突起部外径 0.5mm 突起部全長 1.2mm (実施例2)図4(a)は放電灯電極の正面図を示して
いる。図4(b)は放電灯電極側面の断面図を示してい
る。いずれもアグリゲート型構造を簡略的に図示したも
のである。導電性電極容器1の収容部の内壁にヒダ状の
凹凸1bを備えている。実施例1と同様に電極容器に顆
粒状の電子放射性物質原料粉を加圧せずに充填した後、
これをカーボン粉末に埋設させ、窒素を流しながら焼成
することにより放電灯電極を作製した。この時に用いる
導電性電極容器1は、上記電子放射性物質原料粉を有底
円筒形状及びヒダ状凹凸1bを備えるように金型で加圧
成形したり、前記原料粉をブロック状に金型で成形後に
研削して焼成したものを使用した。
【0049】導電性電極容器1の形状は以下の通りであ
る。
【0050】外径 2.3mm 全長 2.0mm 収容部最大内径 1.6mm 収容部最小内径 1.2mm 収容部深さ 1.5mm (実施例3)図5(a)は放電灯電極の正面図を示して
いる。図5(b)は放電灯電極側面の断面図を示してい
る。いずれもアグリゲート型構造を簡略的に図示したも
のである。導電性電極容器1の収容部の底部より突出し
た突起部1aを備え、かつ、収容部内壁にヒダ状の凹凸
1bを備えている。実施例1及び2と同様に電極容器に
顆粒状の電子放射性物質原料粉を加圧せずに充填した
後、これをカーボン粉末に埋設させ、窒素を流しながら
焼成することにより放電灯電極を作製した。この時に用
いる導電性電極容器1は、上記電子放射性物質原料粉を
有底円筒形状及び突起部1a、ヒダ状凹凸1bを備える
ように金型で加圧成形したり、前記原料粉をブロック状
に金型で成形した後に研削したり、あるいは有底円筒形
状及びヒダ状凹凸1bを加工したものに穴をあけ支持部
1aを差し込んで焼成したものを使用した。
【0051】導電性電極容器1の形状は以下の通りであ
る。
【0052】外径 2.3mm 全長 2.0mm 収容部深さ 1.5mm 突起部外径 0.5mm 突起部全長 1.2mm 収容部最大内径 1.6mm 収容部最小内径 1.2mm (比較例)図6(a)は放電灯電極の正面図を示してい
る。図6(b)は放電灯電極側面の断面図を示してい
る。導電性電極容器1の収容部に加工を加えていないも
のを使用した。実施例1〜3と同様に電極容器に顆粒状
の電子放射性物質原料粉を加圧せずに充填した後、これ
をカーボン粉末に埋設させ、窒素を流しながら焼成する
ことにより放電灯電極を作製した。この時に用いる導電
性電極容器1は、上記で得た電子放射性物質原料粉を有
底円筒状に金型で加圧成形したり、前記原料粉をブロッ
ク状に金型で成形後に研削して焼成したものを使用し
た。
【0053】導電性電極容器1の形状は以下の通りであ
る。
【0054】外径 2.3mm 全長 2.0mm 収容部内径 1.5mm 収容部深さ 1.5mm (評価方法)次に上記方法により得られた放電灯電極を
用いて蛍光ランプを作成し、その連続点灯試験をおこな
った。
【0055】ここで、蛍光ランプの連続点灯試験におけ
る評価方法を説明する。液晶表示用のバックライトの光
源として蛍光ランプを用いる場合、直下型方式でもエッ
ジライト方式でもランプの管壁温度は100℃以下が望
ましい。100℃を超えるとバックライトの構成部品で
ある反射板、拡散板、導光板の劣化が激しく、実用的で
ない。
【0056】しかしながら、蛍光ランプの管壁温度は点
灯時間の経過とともに上昇する。これは点灯時間が長く
なるにしたがい、放電灯電極の電子放射性物質2が減少
し、ランプ電圧が増加するために、ランプ電力が大きく
なるためである。この様子を模式的に図7に示す。図7
よりランプ寿命の目安として管壁温度が100℃となる
時間t1を測定し、連続寿命試験の評価とした。ランプ
管壁の温度は以下に示す方法で測定した。まずバルブ上
の温度分布を赤外線サーモグラフィ温度計により測定し
た。その結果、ランプ管端部付近のバルブ上の位置がも
っとも温度が高かった。そこで25℃一定に保った空間
において、貼り付け型のK熱電対をランプ管端部付近の
バルブ上の位置、すなわち熱電対貼り付け部11(図1
参照)に直接取り付け管壁温度を測定した。
【0057】なお、アグリゲート型構造充填物2の脱落
量は、放電後の放電灯電極を樹脂に埋めて研磨し、断面
の状態にして電子顕微鏡写真をとり、画像解析すること
で求めた。
【0058】ランプ形状、連続点灯試験の条件は実施例
1〜3及び比較例全てにおいて以下の通りである。
【0059】ランプ長:100mm ランプ外径:4mmφ ランプ電流:30mA 駆動電源周波数:30kHz 評価結果を表1に実施例1〜3および比較例の連続点灯
寿命時間t1及びアグリゲート型構造充填物10%脱落
時間をまとめてある。
【0060】
【表1】
【0061】比較例の寿命時間t1は3000hrであ
るのに対して、実施例1〜3の寿命時間t1は6000
hr以上(比較例の2倍以上)を達成した。
【0062】放電によるアグリゲート型構造充填物2の
脱落量と連続点灯時間との関係を図8に示す。図8のよ
うに実施例1〜3は3000hrまで脱落を10%以下
に抑えることができるのに対して、比較例では同じ30
00hrで既に40%の充填物が脱落してしまった。ま
た、10%以下の脱落量で比べれば比較例は1000h
rでしかなかった。
【0063】アグリゲート型構造充填物2の脱落は電子
放射性物質の不足を招き、ランプ電圧の上昇すなわち管
壁温度の上昇を引き起こす。しかし実施例1〜3の放電
灯電極はアグリゲート型構造充填物2を支持している導
電性電極容器1の表面積が比較例よりも大きいため、ア
グリゲート型構造充填物2の脱落量は比較例よりもずっ
と少ない。このため、点灯時間が長くなっても電子放射
性物質の不足が生じにくくなり、管壁の温度上昇が抑え
られるため、実施例1〜3の寿命時間t1は比較例の寿
命時間t1より長くなっている。
【0064】以上のことから、実施例1〜3では、アグ
リゲート型構造充填物2を支持する導電性電極容器1の
表面積を増やすことにより、寿命時間t1が伸びるとい
う効果が得られた。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、蛍光ランプ等の放
電灯電極として本発明の電極を用いることにより、放電
中のアグリゲート型構造充填物の脱落を抑制すること
で、ランプ管壁の温度上昇を抑制し、安定したアーク放
電を長期に維持することを可能にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の蛍光ランプ(a)管端部断面図と
(b)拡大図
【図2】本発明の放電灯電極材料および放電灯電極の製
造方法を示す工程図
【図3】本発明の実施例1(a)正面図と(b)側面の
断面図
【図4】本発明の実施例2(a)正面図と(b)側面の
断面図
【図5】本発明の実施例3(a)正面図と(b)側面の
断面図
【図6】本発明の比較例(a)正面図と(b)側面の断
面図
【図7】蛍光ランプにおける連続点灯時間とランプ管壁
温度の関係を示す図
【図8】本発明実施例1〜3および比較例の連続点灯時
間とアグリゲート型構造充填物の脱落量の関係を示す図
【図9】アグリゲート型構造を示す模式図
【符号の説明】
1:導電性電極容器 1a:突起部 1b:ヒダ状凹凸 2:アグリゲート型構造充填物 3:水銀ディスペンサ材料 4:金属製パイプ 5:リード線 6:拡大部 7:導電性パイプ 8:開口 9:バルブ 10:放電空間 11:熱電対貼り付け部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 武石 明 東京都中央区日本橋一丁目13番1号ティー ディーケイ株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Ba,Sr,Caのうち少なくとも一種
    以上を含む化合物からなる第一成分と、Zr及び/又は
    Tiを含む化合物からなる第二成分と、Ta及び/又は
    Nbを含む化合物からなる第三成分を含む電子放射性物
    質からなるアグリゲート型構造充填物を備えており、 前記充填物は、電極容器に収容されており、 前記電極容器は、有底円筒状をなし、該容器内には前記
    充填物を収容する収容部を備え、該収容部の表面積が有
    底円筒内壁の表面積よりも大きくなるようにしたことを
    特徴とする放電灯電極。
  2. 【請求項2】 前記電極容器は、導電性の高融点金属、
    又は還元性雰囲気中で焼成することによって表面もしく
    は全体に導電性をもつセラミックスからなることを特徴
    とする請求項1に記載の放電灯電極。
  3. 【請求項3】 前記収容部は、アグリゲート型構造充填
    物を支持する支持部を備えていることを特徴とする請求
    項1又は2に記載の放電灯電極。
  4. 【請求項4】 前記支持部は、前記収容部の底面及び/
    又は内側面から収容部内部に突出した突起部であること
    を特徴とする請求項3の放電灯電極。
  5. 【請求項5】 前記収容部及び/又は前記支持部は、B
    a,Sr,Caのうち少なくとも一種以上を含む化合物
    からなる第一成分と、Zr及び/又はTiを含む化合物
    からなる第二成分と、Ta及び/又はNbを含む化合物
    からなる第三成分を含む材料からなることを特徴とする
    請求項1ないし4のいずれか1項に記載の放電灯電極。
  6. 【請求項6】 前記電子放射性物質は、第一成分をX、
    第二成分をY、第三成分をZとするときにそれぞれモル
    比で、0.8≦X/(Y+Z)≦2.0で表記される範
    囲にあり、かつ、第二成分は0.05モル≦Y≦0.6
    モル、第三成分は0.4モル≦Z≦0.95モルである
    ことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記
    載の放電灯電極。
  7. 【請求項7】 前記電子放射性物質の表面にTa又はN
    bの炭化物及び/又は窒化物のスパッタリング防止層が
    形成されていることを特徴とする請求項1ないし6のい
    ずれか1項に記載の放電灯電極。
  8. 【請求項8】 Ba,Sr,Caのうち少なくとも一種
    以上を含む化合物からなる第一成分と、Zr及び/又は
    Tiを含む化合物からなる第二成分と、Ta及び/又は
    Nbを含む化合物からなる第三成分を含む電子放射性物
    質からなるアグリゲート型構造充填物を備え、前記充填
    物を電極容器に収容し、前記電極容器は、有底円筒状を
    なし、該容器内には前記充填物を収容する収容部を備
    え、該収容部の表面積が有底円筒内壁の表面積よりも大
    きくなるようにした放電灯電極を製造する方法におい
    て、 前記充填物は前記第一成分、第二成分、第三成分からな
    る原料を混合して仮焼きし粉砕後、造粒して顆粒粉と
    し、前記顆粒粉は支持部を備えた電極容器に充填して、
    還元性雰囲気中で焼成することによりアグリゲート型構
    造充填物となっていることを特徴とする請求項1ないし
    7のいずれか1項に記載の放電灯電極の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100327698B1 (ko) * 1997-12-26 2002-03-09 가노 다다오 전자방출 전극구체, 방전램프 및 방전램프장치
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