JPH10121895A - トンネル内装構造 - Google Patents

トンネル内装構造

Info

Publication number
JPH10121895A
JPH10121895A JP8282776A JP28277696A JPH10121895A JP H10121895 A JPH10121895 A JP H10121895A JP 8282776 A JP8282776 A JP 8282776A JP 28277696 A JP28277696 A JP 28277696A JP H10121895 A JPH10121895 A JP H10121895A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tunnel
plate
interior plate
guide
interior
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8282776A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Umetsu
浩之 梅津
Hideki Takiguchi
英喜 滝口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IG Technical Research Inc
Original Assignee
IG Technical Research Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by IG Technical Research Inc filed Critical IG Technical Research Inc
Priority to JP8282776A priority Critical patent/JPH10121895A/ja
Publication of JPH10121895A publication Critical patent/JPH10121895A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lining And Supports For Tunnels (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 美観性、耐洗浄性およびメンテナンス性、耐
久性に優れ、その上施工性を抜群としたトンネル内装構
造を提供することである。 【構成】 トンネル下地2のスタート位置から順に、ガ
イド5をトンネル下地2上に形成し、ガイド5上に接着
剤層7を塗布し、この接着剤層7上に1000℃以上で
焼成したトンネル内装板6を一体に固着し、複数段の構
造としたトンネル内装構造である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はトンネル内装構造に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】この種内装板としては、コンクリートの
トンネル下地に対し、タイル、金属板(ステンレス製、
ホーロー製)、珪酸カルシウム板等を金具、モルタル等
を介して固定した構造となっていた。特に、改修用の内
装板においては殆どが施工期間の関係で施工容易な金属
板が採用されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、タイル
を内装板として用いた際は、モルタルによる接着、目
止め、小さなサイズのタイルごとに位置決め、等をそれ
ぞれ行う必要があり、施工能率が悪く、施工期間の長期
化とコストアップを招く不利があった。
【0004】また、金属板を内装板として用いた際は、
濃度の高い、かつ各種有害ガスを含んだ排ガス、湿度等
によって腐食がひどく、耐久性に欠ける欠点があった。
さらに、金属板からなる内装板はトンネル内洗浄時のブ
ラシによって塗膜、ホーローの摩耗が激しく耐久性に劣
る不利があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような欠
点を除去するため、幅が200〜900mmもしくは1
50mmの倍数位で、長さが200〜3000mm位の
中空陶板もしくは平板体からなり、しかも内装板の背面
にトンネル下地に設けたガイドと嵌合するガイド部を設
け、施工時間を大幅短縮すると共に熟練を排除し、しか
も機械による施工を可能にしてコストダウンを図り、そ
の上、長期間の洗浄によっても性能が劣化する恐れもな
く所定の性能を長期に亘って発揮するトンネル内装構造
を提案するものである。
【0006】
【実施例】以下に、図面を用いて本発明に係るトンネル
内装構造の一実施例について詳細に説明する。図1は上
記内装構造の代表的な一例を示す説明図である。
【0007】図において、1はトンネル、2はトンネル
下地、3は道路面、4は舗道、5はガイド、6はトンネ
ル内装板、6aはガイド部、7は接着剤層、8は地面で
ある。
【0008】さらに詳説すると、トンネル下地2はコン
クリート被工層であり、道路面3はコンクリート、もし
くはアスファルト等の1種から形成したものである。
【0009】ガイド5はトンネル下地2自体、もしくは
別体の1種からなり、主にトンネル内装板6の位置決
め、接着時の受け台と、目地間隔保持機能と、定常状態
における脱落防止材として機能するものである。
【0010】さらに説明すると、ガイド5は図2(a)
〜(i)に示すように形成するものである。すなわち、
(a)、(b)図は変形台形、(c)図は台形、(d)
図は円弧状、(e)図は三角状、(f)図は2段山状、
(g)図は円弧溝状、(h)図は三角溝状、(i)図は
台形溝状とした形状である。
【0011】ガイド5を別体とした際は、コンクリート
材、陶材、ステンレス材等を図2と同形に長尺、もしく
は部分的に形成し、トンネル下地2に埋設するものであ
る。
【0012】トンネル内装板6は、粘土を主原料とし、
これを1000〜1400℃の範囲で焼成した中空長尺
陶板、または長尺薄板陶板からなり、タイル鏡面光沢度
試験(JIS−Z−8722)、タイル拡散反射率試験
(JIS−Z−8741)に合格すると共に、曲げ試験
(JIS−A−1408)にも耐える部材から形成す
る。その具体例としては図3(a)〜(e)、図4
(a)〜(e)に示す断面形状に成形したものである。
なお、表面には釉薬層を設けることが好ましい。
【0013】なお、トンネル内装板6の裏面にはガイド
部6aを少なくとも一条、一点設けたものである。特
に、図4(c)〜(d)は平板としたトンネル内装板6
である。
【0014】接着剤層7はトンネル下地2(ガイド5)
と、トンネル内装板6間に層状、線状、網状、波状に適
宜の厚さに形成し、トンネル下地2にトンネル内装板6
を一体に固着するものである。特に、接着剤層7はセメ
ントモルタル、エポキシモルタル、その他の合成樹脂系
接着剤を用いるものである。なお接着剤は、接着寸前に
軟らかく、押圧によって接着力が大きく促進される性状
のものが好ましい。勿論、接着剤層7は水分、振動、排
ガス成分によって劣化しない成分のものがよい。
【0015】次に施工例につき説明する。今、図1に示
すトンネル内装構造を施工すると仮定する。まず、トン
ネル下地2を形成し、この下地が硬化する前にトンネル
内装板6のガイド部6aに対応した断面形状としたガイ
ド5の突条を所定ピッチで形成する。次に、トンネル下
地2が完全に硬化した後に必要な処理をその表面に施し
た後に接着剤をガイド5の全面、あるいは一部に塗布
し、接着剤層7を形成する。
【0016】次にこの接着剤層7が硬化しない状態で、
トンネル内装板6のガイド部6aを当接合致させ、押圧
する。このような工程を順次、道路面3からある高さま
で繰り返し行うものである。その後、必要により養生を
押さえ材9等を介して行い、最終的に着脱容易な押さえ
材9を除去してトンネル1の内装が完成するものであ
る。
【0017】
【その他の実施例】図5はトンネル内装板6間の目地に
シール材10を充填し、補強と防水効果の向上を図った
ものであり、図6、図7(a)〜(c)に示すように補
助具11を介在させることもできる。すなわち、図6は
補助具11をガイド5に埋設した場合であり、トンネル
内装板6を固着した後に、屈曲し、押入する構造であ
り、図7(a)図は縦目地となる部分に固定された支持
材12を固定し、これに棒材13を屈曲してトンネル内
装板6の中空部に押入する構造とする場合であり、支持
材12は棒材13の装着構造により異なるが、例えば図
7(b)、(c)(側面図)に示す装着溝12a、装着
孔12bを形成したものである。また、棒材13は治具
により適宜に屈曲できる太さであり、耐候性、耐食性、
耐汚染性、防錆性、等に優れた材料を用いるものであ
る。
【0018】
【発明の効果】上述したように本発明に係るトンネル内
装構造によれば、トンネル下地と同時にガイドが形成
されるため施工が極めて容易であり、コストダウンが図
れるほかに能率が従前の3〜6倍位となる。トンネル
内装板が大型(タイル等の3〜10倍位ある)のため施
工能率がよい。トンネル内装板を接着剤層で一体化し
たため施工が容易となると共に、機械による押圧等によ
って施工可能となった。トンネル内装板は中空では曲
げ強度が強く、かつ1000〜1400℃位で焼成した
ため耐久性に優れ、その上洗車によるブラシ洗浄でも反
射率の低下、摩耗による劣化が他の材料と較べ極めて少
ない。接着剤層は下地の凹凸をある程度吸収でき、不
陸調整、耐衝撃性に優れる。ガイドがトンネル下地と
一体のため防水性に優れ、耐久性が向上する。洗浄に
おいてガイドが剥離する恐れもない。美観性に優れ
る。支持材を用いた際は、万一の剥落においても対応
できる。等の特徴、効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るトンネル内装構造の一部を抽出し
て示す説明図である。
【図2】本発明に係るトンネル内装構造の要部でもある
ガイドの一例を示す説明図である。
【図3】本発明に係るトンネル内装板の一例を示す説明
図である。
【図4】本発明に係るトンネル内装板の一例を示す説明
図である。
【図5】本発明に係るトンネル内装構造のその他の実施
例を示す説明図である。
【図6】本発明に使用する補助具の一例を示す説明図で
ある。
【図7】本発明に使用する支持材の一例を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
1 トンネル 2 トンネル下地 3 道路面 4 舗道 5 ガイド 6 トンネル内装板 6a ガイド部 7 接着剤層 8 地面 9 押さえ材 10 シール材 11 補助具 12 支持材 12a 装着溝 12b 装着孔 13 棒材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トンネル下地に800℃以上で焼成した
    大型陶板からなるトンネル内装板を接着剤層を介して接
    着一体化するトンネル内装構造において、トンネル下地
    に凹または凸状の点、もしくは直線状のガイドを形成
    し、また前記トンネル内装板の裏面に上記ガイドとマッ
    チしたガイド部を設けたことを特徴とするトンネル内装
    構造。
JP8282776A 1996-10-25 1996-10-25 トンネル内装構造 Pending JPH10121895A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8282776A JPH10121895A (ja) 1996-10-25 1996-10-25 トンネル内装構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8282776A JPH10121895A (ja) 1996-10-25 1996-10-25 トンネル内装構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10121895A true JPH10121895A (ja) 1998-05-12

Family

ID=17656936

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8282776A Pending JPH10121895A (ja) 1996-10-25 1996-10-25 トンネル内装構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10121895A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10140990A (ja) * 1996-11-07 1998-05-26 Ig Tech Res Inc トンネル化粧材の取付構造
US8940818B2 (en) 2007-07-28 2015-01-27 Chemische Fabrik Budenheim Kg Halogen-free flame-proofing agent
CZ306781B6 (cs) * 2014-12-29 2017-07-07 ÄŚVUT v Praze, Fakulta stavebnĂ­ Dvouplášťové ostění podzemních děl a způsob stanovení únosnosti tohoto ostění

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10140990A (ja) * 1996-11-07 1998-05-26 Ig Tech Res Inc トンネル化粧材の取付構造
US8940818B2 (en) 2007-07-28 2015-01-27 Chemische Fabrik Budenheim Kg Halogen-free flame-proofing agent
CZ306781B6 (cs) * 2014-12-29 2017-07-07 ÄŚVUT v Praze, Fakulta stavebnĂ­ Dvouplášťové ostění podzemních děl a způsob stanovení únosnosti tohoto ostění

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4137287B2 (ja) 高耐久性構造埋設型枠工法
JPH10121895A (ja) トンネル内装構造
US20050257468A1 (en) Permanent tile spacer
JPH10131688A (ja) トンネル内装構造
KR980008343U (ko) 건축물의 방수 지붕
JPH10121894A (ja) トンネル内装構造
JPH10331394A (ja) Pc工法用天然石材タイル及びコンクリートパネル
JPH10153096A (ja) トンネル内装構造
JP2000199322A (ja) 建造物外壁の仕上げ方法及び仕上げ構造
JP2952754B2 (ja) 化粧パネルの製造方法
JPH0649719Y2 (ja) 建築用下地材
SU1465519A1 (ru) Способ усилени изгибаемых железобетонных конструкций
CN1459540A (zh) 即时固防水涂料屋面
JPH08128179A (ja) 床用パネル、この床用パネルを用いて構成された床、及 び床の構成方法
JPH0874337A (ja) コンクリートジョイント部の防水工法
JP3017445B2 (ja) 土木建築用押え板
KR200263065Y1 (ko) 타일패널
JP2610895B2 (ja) 化粧用石板
KR20010000022A (ko) 건물 슬라브 바닥의 팽창 조인트 방수 시공구조
JP2023109475A (ja) 目地補修方法
KR20220084647A (ko) 교량 및 콘크리트 구조물의 도막식 방수 시공방법
JPH0415876Y2 (ja)
JP3898271B2 (ja) タイル貼り工法
JPS59173454A (ja) 壁仕上げ構造
KR19990014124U (ko) 벽면 마감구조