JPH1012098A - 多方向操作スイッチおよびこれを用いた多方向操作装置 - Google Patents

多方向操作スイッチおよびこれを用いた多方向操作装置

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JPH1012098A
JPH1012098A JP16566296A JP16566296A JPH1012098A JP H1012098 A JPH1012098 A JP H1012098A JP 16566296 A JP16566296 A JP 16566296A JP 16566296 A JP16566296 A JP 16566296A JP H1012098 A JPH1012098 A JP H1012098A
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JP
Japan
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case
driving body
contact
shaft
fixed contacts
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JP16566296A
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English (en)
Inventor
Keiji Kaizaki
啓二 貝崎
Hiroshi Matsui
博 松井
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各種電子機器の入力操作部等に使用され、操
作軸の傾倒およびプッシュ操作により駆動する多方向操
作スイッチに関し、操作軸およびつまみのガタツキをな
くすると共に、高さ寸法を小さくすることを目的とす
る。 【解決手段】 操作軸40を嵌合保持する駆動体34を
円錐形の圧縮コイルばね39によりケース31の底面に
押し付けて傾倒可能に位置決めすると共に、操作軸40
と駆動体34の間に操作軸40を上方へ付勢するコイル
ばね42を装着することにより、操作軸40およびつま
み43がガタツクことがなくて安定した操作感となり、
高さ寸法も低くできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主としてオーディ
オ機器、ゲーム機器、カーナビゲーションシステム等の
各種電子機器の入力操作部等に使用され、操作軸の傾倒
およびプッシュ操作により駆動する多方向操作スイッチ
およびこれを用いた多方向操作装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のスイッチを図16〜図1
9により説明する。
【0003】同図において、1は成形樹脂製の箱形のケ
ースで、その上面の開口部を金属板等からなるカバー2
で覆われている。
【0004】このケース1の底面部には、図17に示す
ように、中央固定接点3(3A,3B)とこれから左・
右・前・後方向の等距離に配された四組の周辺固定接点
4〜7がインサート成形により固定され、中央固定接点
3の外側固定接点3A上にはドーム状可動接点8が載せ
られると共に、周辺固定接点4〜7の上部にはダボ1A
により固定された共通可動接点体9の弾性接片10〜1
3が各々配置されている。
【0005】なお、各固定接点3A,3Bおよび4〜7
は各々に対応した外部導出用の端子14A,14Bおよ
び15〜18を有すると共に、共通可動接点体9もケー
ス1底面上の導出接点19を介して外部導出用の端子1
9Aに接続されている。
【0006】そして、ケース1の側壁部の内周に沿うよ
うに配設された圧縮コイルばね20により、上方へ押し
上げるように付勢された支持体21の四角形の上端部2
1Aがカバー2の内面に弾接されると共に、その中央の
窪み部21Bには半球状の回転体22が抱持されてい
る。
【0007】この回転体22は、その下端部外周のフラ
ンジ部22Aが支持体21の中央窪み部21Bの底面上
に載り、その上部球面部22Bがカバー2の中央の球面
の円形孔2Aに嵌まるように当接し、その非円形の中央
垂直孔22Cには、棒状の金属材料製の操作軸23が上
下動可能に嵌合保持されている。
【0008】この操作軸23は、下端部23Aが回転体
22より下方へ突出してケース1底面部中央のドーム状
の可動接点8が当接し、ケース1の上方へ突出した先端
部23Bには操作用のつまみ24が装着されている。
【0009】また、支持体21の外周部下面には、共通
可動接点体9の各弾性接片10〜13に各々対応した押
圧部25A〜25Dが設けられている。
【0010】次に、この多方向操作スイッチの動作につ
いて説明すると、まず、操作軸23が垂直中立位置にあ
りその下端部23Aが中央のドーム状可動接点8を押さ
ない図16の状態では、本スイッチのいずれの接点間も
オフとなるものである。
【0011】そして、図18に矢印で示すように、操作
軸23の上方先端部23Bに装着されたつまみ24の左
上面を下方に押すと、操作軸23が傾くと共に回転体2
2がカバー2の球面の円形孔2Aに当接しながら左方向
に回転し、これに伴って回転体22下面のフランジ部2
2Aの端部が支持体21の窪み部21Bの底面を下方に
押すことにより、押された面と反対側の四角形の辺の上
端部21Aを支点として支持体21が左に傾き、押圧部
25Aに対応した弾性接片10を下方に押して固定接点
4に接触させ、共通可動接点体9と固定接点4の間をオ
ンさせて、外部導出用の端子19A,15を通して外部
へ信号を発する。
【0012】この時、支持体21の外周部21Aの左側
部分が圧縮コイルばね20を下方へ押し縮めながらカバ
ー2の内面から離れる。
【0013】この後、つまみ24に加えていた押し力を
除くと、圧縮コイルばね20の復元力によって支持体2
1および回転体22が元の図16の中立位置へ押し戻さ
れると共に、弾性接片10も弾性復元力によって固定接
点4から離れて元の図16の状態まで復帰し、スイッチ
接点もオフ状態に戻る。
【0014】同様にして、操作軸23に装着されたつま
み24の上面を押す位置を右・前・後と変えることによ
り、その方向に対応した外部導出用の端子15〜18を
通して信号を出すことができる。
【0015】そして、図19に矢印で示すように、つま
み24中央上面すなわち操作軸23に上方から垂直に押
し力を加えて押し下げると、その下端部23Aでケース
1底面部上のドーム状可動接点8が押されて反転動作
し、節度を発生すると共に、中央固定接点3(3A,3
B)間をオンさせて端子14A,14Bを通して外部に
信号を出すことができ、押し力を除くとドーム状可動接
点8の弾性復元力によって操作軸23が押し上げられ、
元の図16の状態に復帰するように構成されたものであ
った。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の多方向操作スイッチでは、操作軸23を嵌合保持した
回転体22を支持体21の窪み21Bとカバー2の球面
の円形孔2Aの間に抱持し、圧縮コイルばね20により
支持体21を押し上げてカバー2の下面に押し付けて傾
倒可能に位置決めしているが、回転体22の高さと支持
体21およびカバー2の高さの間に少しでも差がある
と、定常状態において回転体22すなわち操作軸23が
ガタツクことになるが、これをゼロにすることは困難で
あり、また、操作軸23自体も上下動するために、回転
体22の中央孔22Cとの間にいくらかの隙間が必要で
あり、この部分でも操作軸23にガタツキを生じてい
た。
【0017】さらに、定常状態において、つまみ24の
端部上面に軽い押し力が加わっても、支持体21を押し
上げる圧縮コイルばね20が簡単に撓んで操作軸23お
よびつまみ24が動くことも含めて操作感が悪いという
課題があった。
【0018】一方、各種電子機器の小型化が要求される
中において、上記従来の構成の多方向操作スイッチでは
上下方向の構成部品が多いため、高さ寸法が大きいとい
う課題もあった。
【0019】本発明はこのような従来の課題を解決する
ものであり、定常状態およびつまみに軽い押し力が加わ
った場合の操作軸およびつまみのガタツキをなくすると
共に、高さ寸法が小さい多方向操作スイッチおよびこれ
を用いた多方向操作装置を提供することを目的とするも
のである。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の多方向スイッチは、操作軸を嵌合保持する駆
動体を円錐コイルばねによりケース底面に押し付けて傾
倒可能に位置決めすると共に、操作軸と駆動体の間に操
作軸を上方へ付勢するばね体を装着する構成としたもの
である。
【0021】この本発明により、定常状態およびつまみ
に軽い押し力が加わった場合においても、駆動体は勿
論、操作軸およびつまみがガタツクことがなくて安定し
た操作感とすることができると共に、スイッチ全体の高
さ寸法を小さくすることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、底面に中央固定接点およびこれから等距離位置の複
数個の周辺固定接点を有すると共に、中央固定接点の外
側に周辺固定接点数と同じ辺数からなる多角形の凸状ま
たは凹状の支持枠を有する成形樹脂製の箱形のケース
と、このケース上面の開口部を覆い、中央に貫通孔を有
するカバーと、上記ケースの底面に平行な円盤状で、下
面に突出した支持脚部を上記ケースの多角形の支持枠に
より回転はしないが傾倒可能に嵌合支持されると共に、
下面外周に各周辺固定接点に対応した押圧部を有する駆
動体と、カバーの下面と駆動体上面の間に配され、駆動
体下面の支持脚部をケース底面に押し付ける圧縮コイル
ばねと、駆動体の中央垂直孔により上下動可能に嵌合保
持され、下端がケース底面の中央スイッチ接点に当接
し、上端部がカバー上方へ突出した操作軸と、この操作
軸と駆動体の間に装着され、操作軸を上方へ付勢するば
ね体からなる多方向操作スイッチとしたものであり、操
作軸を嵌合保持する駆動体をケース底面に押し付けてい
ると共に、操作軸に上方への付勢力が加わっているた
め、定常状態およびつまみに軽い押し力が加わった場合
でも駆動体および操作軸がガタツクことがなく安定して
おり、更に操作軸の傾倒操作時には、操作軸が下方へ動
いて中央固定接点をオンさせることなく、ケース底面の
多角形の支持枠に嵌合支持された駆動体下面の支持脚部
を支点として駆動体が各周辺固定接点の方向に傾いて各
周辺固定接点を確実にオンさせることができ、しかも上
下方向の構成部品が少ないため、多方向操作スイッチの
高さ寸法を小さくできるという作用を有する。
【0023】請求項2に記載の発明は、底面に中央固定
接点およびこれから等距離位置の複数個の周辺固定接点
を有し、周辺固定接点数と同じ辺数の多角形の外周壁を
有する成形樹脂製の箱形のケースと、このケース上面の
開口部を覆い、中央に貫通孔を有するカバーと、上記ケ
ースの底面に平行な多角形で、多角形のケース外周壁内
周により回転しないように嵌合されると共に、ケース底
面の中央固定接点の外側に当接するように下面に突出し
たケース外周壁と相似形の支持脚部により傾倒可能に支
持され、下面に各周辺固定接点に対応した押圧部を有す
る駆動体と、カバーの下面と駆動体上面の間に配され、
駆動体下面の支持脚部をケース底面に押し付ける圧縮コ
イルばねと、駆動体の中央垂直孔により上下動可能に嵌
合保持され、下端がケース底面の中央スイッチ接点に当
接し、上端部がカバー上方へ突出した操作軸と、この操
作軸と駆動体の間に装着され、操作軸を上方へ付勢する
ばね体からなる多方向操作スイッチとしたものであり、
上記の請求項1記載の発明と同様の作用に加えて、ケー
スに対する駆動体すなわち操作軸の角度位置が、径の大
きい駆動体の外周部で決められるために角度位置精度が
安定しているという作用を有する。
【0024】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2記載の発明において、圧縮コイルばねを、上端が大径
で下端が小径となった円錐コイルばねとしたものであ
り、コイルばね圧縮時の高さを小さくできるので、多方
向操作スイッチの高さ寸法を小さくするのに有利である
という作用を有する。
【0025】請求項4に記載の発明は、請求項1〜3い
ずれか一つ記載の発明において、操作軸を、駆動体の中
央の非円形垂直孔により、上下動可能であるが回転はで
きないように嵌合保持したものであり、操作軸の上端部
に装着したつまみが回転しないので、多方向操作スイッ
チの操作軸を傾倒させる操作を容易に確実に行うことが
できるという作用を有する。
【0026】請求項5に記載の発明は、請求項1〜4い
ずれか一つ記載の発明において、操作軸下端と中央固定
接点の間に、中央固定接点の動作力よりも大きな力で圧
縮変形される弾性体を配したものであり、操作軸を垂直
に押し下げて中央固定接点をオンさせる際等に、操作軸
を強く押しても中央固定接点部に損傷を与えることがで
きないという作用を有する。
【0027】請求項6に記載の発明は、請求項1〜5い
ずれか一つ記載の発明において、操作軸と駆動体の間
に、操作軸の下方向への移動量を規制するストッパー部
を設けたものであり、操作軸を下方に強く押す力が加わ
っても操作軸が必要以上に下方へ動かないので、中央固
定接点部等に損傷を与えることがないという作用を有す
る。
【0028】請求項7に記載の発明は、ケース底面の支
持枠およびこれに嵌合支持される駆動体下面の支持脚部
の形状が、ケース底面の周辺固定接点の方向および隣接
する接点の中間に辺を有する多角形状であり、駆動体が
ケース底面の隣接する周辺固定接点の中間方向に傾くと
隣接する周辺固定接点の両方がオンすると共に、一定時
間内に二つ以上の周辺固定接点がオンした時に、どの単
体のスイッチ信号とも異なる他の信号として処理するた
めの時間測定手段を用いたスイッチング認識手段を設け
た請求項1または3〜6いずれか一つ記載の多方向操作
スイッチを用いた多方向操作装置としたものであり、ス
イッチの操作軸の傾倒操作によって、駆動体を各周辺固
定接点の方向および隣接する周辺固定接点の中間方向に
傾倒させることができ、この中間方向のスイッチングを
別信号として処理することにより、周辺固定接点数の2
倍の方向の多方向操作装置としての使用が可能になると
いう作用を有する。
【0029】請求項8に記載の発明は、ケースの外周壁
とこれに嵌合する駆動体の外周および駆動体下面の支持
脚部の形状が、ケース底面の周辺固定接点の方向および
隣接する接点の中間に辺を有する多角形状であり、駆動
体がケース底面の隣接する周辺固定接点の中間方向に傾
くと隣接する周辺固定接点の両方がオンすると共に、一
定時間内に二つ以上の周辺固定接点がオンした時に、ど
の単体のスイッチ信号とも異なる他の信号として処理す
るための時間測定手段を用いたスイッチング認識手段を
設けた請求項2または3〜6いずれか一つ記載の多方向
操作スイッチを用いた多方向操作装置としたものであ
り、上記の請求項7に記載の発明と同様の作用に加え
て、ケースに対する駆動体すなわち操作軸の角度位置
が、径の大きい駆動体の外周部で決められるために角度
位置精度が安定しているという作用を有する。
【0030】以下、本発明の実施の形態による多方向操
作スイッチおよびこれを用いた多方向操作装置につい
て、図1〜図15を用いて説明する。
【0031】なお、上記従来例と同じ構成の部分は同一
番号を付して詳細な説明を省略する。
【0032】(実施の形態1)図1は本発明の第1の実
施の形態による多方向操作スイッチの断面図であり、同
図において、31は成形樹脂製の箱形のケースで、その
上面の開口部を金属板等からなるカバー32で覆われて
いることは、従来例と同様である。
【0033】そして、ケース31の底面部には、図2の
接点部の分解斜視図に示すように、中央固定接点3(3
A,3B)とこれから左・右・前・後方向の等距離に配
設された四組の周辺固定接点4〜7がインサート成形に
より固定されており、図1、図2およびケース31部の
平面図である図3に示すように、中央固定接点3の外側
固定接点3A上にはドーム状可動接点8が載せられ、周
辺固定接点4〜7の上部にはダボ31Aにより固定され
た共通可動接点体9の弾性接片10〜13が各々配設さ
れると共に、各固定接点3A,3Bおよび4〜7は各々
に対応した外部導出用の端子14A,14Bおよび15
〜18を有し、共通可動接点体9もケース31底面上の
導出接点19を介して外部導出用の端子19Aに接続さ
れていることも従来例と同様である。
【0034】しかし、ケース31底面の中央固定接点3
の外側には、各周辺固定接点4〜7に対応した辺33A
〜33Dを有する四角形の凸状の支持枠33が設けられ
ており、ケース31の底面に平行に配設された成形樹脂
製の円盤状の駆動体34下面の四角形の支持脚部34A
が、この凸状の支持枠33により回転はしないが傾倒可
能に嵌合支持され、駆動体34の下面外周には、共通可
動接点体9の各弾性接片10〜13に対応した押圧部3
5A〜35Dが設けられている。
【0035】そして、上記カバー2の下面外周と駆動体
34の支持脚部34Aの上面の間には上端が大径で下端
が小径となった円錐形の圧縮コイルばね39が配設さ
れ、駆動体34をケース31の底面に押し付けて垂直中
立位置に保っている。
【0036】また、カバー32の中央孔32Aを通って
上方に突出した駆動体34の中央円筒部34Bの円形垂
直孔34Cには棒状の金属材料製の操作軸40が上下動
可能であるが回転はできないように嵌合保持され、駆動
体34より下方へ突出したその下端部40Aがケース3
1底面の中央固定接点3上のドーム状可動接点8に丁度
当接するように上方への動きを規制する大径のストッパ
ー40Bが設けられると共に、駆動体34の中央円筒部
34Bから上方へ突出した部分には座金41を介して操
作軸40を上方へ付勢するコイルばね42が装着されて
いる。
【0037】なお、上記の操作軸40の上下動のストッ
パーである上方への大径のストッパー40Bとコイルば
ね装着用座金41は、コイルばね装着用の大径部と上方
へのストッパー用座金と逆にしてもよいことは勿論であ
る。
【0038】そして、操作軸40の上方先端部40Cに
操作用のつまみ43が装着されていることは従来例と同
様である。
【0039】次に、本実施の形態による多方向操作スイ
ッチの動作について説明する。まず、操作軸40が垂直
中立位置にあり、その下端部40Aが中央のドーム状可
動接点8を押さない図1の状態では、本スイッチのいず
れの接点間もオフの状態となっているものである。
【0040】そして、図4に矢印で示すように、操作軸
40の上方先端部40Cに装着されたつまみ43を左上
面を下方に押すと、操作軸40が傾くと共に、ケース3
1底面の支持枠33の辺33Aの内側に嵌合する四角形
の支持脚部34Aの左側の下端を支点として駆動体34
が左に傾き、駆動体34下面外周の押圧部35Aが下方
に下がり、これに対応した弾性接片10を下方に押して
固定接点4に接触させ、可動接点体9と固定接点4の間
をオンさせて外部導出用の端子19A,15を通して外
部へ信号を発する。
【0041】この時、駆動体34下面の四角形の支持脚
部34Aの右側の部分がケース31の底面から少し浮き
上がると共に、圧縮コイルばね39の右側の部分を押し
縮める。
【0042】この後、つまみ43に加えていた押し力を
除くと、圧縮コイルばね39の復元力によって駆動体3
4が元の図1の中立位置へ押し戻されると共に、弾性接
片10も弾性復元力によって固定接点4から離れて元の
図1の状態に復帰してオフ状態に戻る。
【0043】同様にして、操作軸40に装着されたつま
み43の上面を押す位置を右・左・前・後と変えること
により、その方向に応じた導出用の端子15〜18を通
して外部に信号を出すことができる。
【0044】この操作軸40の傾倒操作時に、駆動体3
4下面の四角形の支持脚部34Aの辺がケース31底面
の四角形の支持枠33の辺に当接していると共に、操作
軸40すなわちつまみ43が駆動体34に対して回転し
ないので、希望の周辺スイッチ接点間を容易に確実にオ
ンさせることができる。
【0045】また、操作軸40はコイルばね42によっ
て上方に付勢されているので、傾倒操作時に操作軸40
が下方に下がってドーム状可動接点8を押して、中央固
定接点3(3A,3B)間をオンさせることはない。
【0046】そして、図5に矢印で示すように、つまみ
43の中央上面すなわち操作軸40に上方から垂直に押
し力を加えて押し下げると、その下端部40Aでケース
31底面部中央のドーム状可動接点8が押されて反転動
作し、節度を発生すると共に、中央固定接点3(3A,
3B)間をオンさせて端子14A,14Bを通して外部
に信号を出すことができ、押し力を除くとドーム状可動
接点8の弾性復元力によって操作軸40が押し上げられ
て、元の図1の状態に復帰する。
【0047】以上のように、本実施の形態による多方向
操作スイッチは、操作軸40を嵌合保持する駆動体34
をケース31底面に押し付けていると共に、操作軸40
に上方への付勢力が加わっているため、定常状態および
つまみ43に軽い押し力が加わった場合でも駆動体34
および操作軸40がガタツクことなく安定しており、更
に操作軸40の傾倒操作時には、操作軸40が下方へ動
いて中央固定接点3(3A,3B)間をオンさせること
なく、駆動体34下面の支持脚部34Aを支点として駆
動体34が傾いて各周辺固定接点4〜7を確実にオンさ
せることができ、しかも上下方向の構成部品が少なく圧
縮コイルばね39の高さも低いため多方向スイッチ全体
の高さ寸法を小さくすることができるものである。
【0048】(実施の形態2)図6は本発明の第2の実
施の形態による多方向操作スイッチの断面図である。
【0049】本実施の形態による多方向操作スイッチ
は、上記実施の形態1による多方向操作スイッチに対し
て、操作軸下端と中央固定接点の間に弾性体を配設した
ものであり、図6において、44は実施の形態1の場合
と同様の棒状の金属材料製の操作軸であるが、その下端
部には硬質ゴムからなる弾性体45が圧入装着されてい
る。
【0050】この弾性体45はケース31底面の中央固
定接点3上のドーム状可動接点8に当接しているが、そ
の圧縮変形力はドーム状可動接点8の反転動作力よりも
大きく設定されている。
【0051】従って、図7に示すように、操作軸44の
上方先端部44Cに装着されたつまみ43の中央上面に
上方から垂直に押し力を加えて操作軸44を押し下げる
と、その下端部の弾性体45がケース31底面中央のド
ーム状可動接点8を押して反転動作させ、節度を発生す
ると共に中央固定接点3(3A,3B)間をオンさせる
ことができる。
【0052】そして、つまみ43中央上面すなわち操作
軸44に下方への力が更に加わると、弾性体45が圧縮
変形してその力を吸収する。
【0053】これにより、本実施の形態による多方向操
作スイッチはドーム状可動接点8に必要以上に大きな力
が加わることを防止して、その損傷を防止することがで
きるものである。
【0054】なお、本実施の形態による多方向スイッチ
においても、実施の形態1による多方向スイッチと同様
に、つまみ43の上面端部を押して操作軸44すなわち
駆動体43を傾けて周辺固定接点4〜7間をオンさせる
ことができることは勿論である。
【0055】(実施の形態3)図8は本発明の第3の実
施の形態による多方向操作スイッチの断面図である。
【0056】本実施の形態による多方向スイッチは、上
記実施の形態2による多方向スイッチに対して、操作軸
の下方向への移動量を規制するストッパー部を設けたも
のであり、図8において、46は実施の形態2の場合と
同様の成形樹脂製の円盤状の駆動体で、カバー32の中
央孔32Aを通って上方に突出したその中央円筒部46
Aの先端部には、実施の形態2の場合と同様に、操作軸
44の周囲に装着されたコイルばね42の一端部が弾接
し、他端部が弾接する座金41を介して操作軸44を上
方へ付勢していると共に、駆動体46の中央円筒部46
Aの先端からコイルばね42の周囲に薄肉円筒部46B
が延ばされている。
【0057】この薄肉円筒部46Bの先端と操作軸44
に装着された座金41との関係は、通常のスイッチ動作
で操作軸44が動く場合には両者は当たらないが、つま
み43を介して操作軸44を下方に押す大きな力が加わ
り、操作軸44下端部の弾性体45がケース31底面の
中央固定接点3上のドーム状可動接点8を反転動作させ
た後、図9に示すように、弾性体45が更に押されて変
形すると、上記の薄肉円筒部46Bの先端と座金41が
当接して操作軸44の下方への動きを規制するものであ
る。
【0058】これにより、本実施の形態による多方向操
作スイッチはケース31底面のドーム状可動接点8等の
損傷を防止することができるものである。
【0059】なお、本実施の形態による多方向操作スイ
ッチにおいても、実施の形態1による多方向操作スイッ
チと同様に、つまみ43の上面端部を押して操作軸44
すなわち駆動体41を傾けて周辺固定接点4〜7間をオ
ンさせることができることは勿論である。
【0060】(実施の形態4)図10は本発明の第4の
実施の形態による多方向操作スイッチの断面図で、図1
1はそのケース部の平面図である。
【0061】本実施の形態による多方向操作スイッチ
は、上記実施の形態1による多方向操作スイッチにおい
て、ケースに対する駆動体の角度位置をケースの外周壁
の内周で決めるようにしたものであり、図10におい
て、47は成形樹脂製の箱形のケースで、その上面の開
口部を金属板等からなるカバー32で覆われており、ケ
ース47の底面部には、図11の平面図に示すように、
中央固定接点3(3A,3B)とこれから左・右・前・
後方向の等距離に配された4個の周辺固定接点4〜7が
インサート成形により固定され、中央固定接点3の上部
にはドーム状可動接点8が載せられ、周辺固定接点4〜
7の上部にはダボ47Aにより固定された共通可動接点
体9の弾性接片10〜13が各々配置されると共に、各
固定接点3A,3Bおよび4〜7は各々に対応した外部
導出用の端子14A,14Bおよび15〜18を有し、
共通可動接点体9もケース47底面上の導出接点19を
介して外部導出用端子19Aに接続され、底面外周部に
は各周辺固定接点4〜7に対応した側壁部48A〜48
Dが設けられていることは実施の形態1と同様である
が、ケース47の底面に凸状の支持枠はない。
【0062】そして、ケース47の底面に平行に配設さ
れた成形樹脂製の四角形の駆動体49は、その外周の各
辺49A〜49Dを上記ケース47の外周側壁部48A
〜48Dの内周により上下動はできるが回転しないよう
に嵌合されると共に、その下面から中央固定接点3の外
側に突出したケース外周側壁部48A〜48Dと相似形
の四角形の支持脚部50により傾倒可能に支持されてお
り、その外周下面には共通可動接点体9の各弾性接片1
0〜13に対応した押圧部51A〜51Dを有している
ことは実施の形態1の場合と同様である。
【0063】これにより、本実施の形態による多方向操
作スイッチは、実施の形態1によるものと同様の安定し
た動作をすることができると共に、駆動体49すなわち
操作軸40のケース47に対する角度位置が駆動体49
下面の支持脚部50よりも大きい外周部で決められてい
るために、角度位置精度が高いと共に、操作軸40を捻
られた場合の耐力も大きいものである。
【0064】なお、本実施の形態による多方向操作スイ
ッチにおいても、上記実施の形態2および3の項で説明
したように、操作軸40の下端部とケース47底面部中
央のドーム状可動接点8の間に弾性体を配することおよ
び、駆動体49の中央円筒部の先端部に操作軸40の下
方向への移動量を規制するストッパー部を設けることが
できることは勿論である。
【0065】(実施の形態5)図12は本発明の第5の
実施の形態による多方向操作スイッチの接点部の分解斜
視図で、図13はケース底面部の平面図である。
【0066】本実施の形態による多方向操作スイッチ
は、上記実施の形態1による多方向操作スイッチに対し
て、ケース底面の支持枠およびこれに嵌合支持される駆
動体下面の支持脚部の形状が異なり、ケース底面の周辺
固定接点の方向である4方向に隣接する周辺固定接点の
中間の4方向を加えた8方向に辺を有する八角形になっ
ており、操作軸すなわち駆動体がケース底面の隣接する
周辺スイッチ接点の中間方向に傾くと隣接する両方の周
辺スイッチ接点がオンする。
【0067】図12および図13において、52は成形
樹脂製の箱形のケースで、その底面部には中央固定接点
3(3A,3B)とこれから左・右・前・後方向の等距
離に配された4個の周辺固定接点4〜7がインサート成
形により固定され、中央固定接点3の上部にはドーム状
可動接点8が載せられ、周辺固定接点4〜7の上部には
ダボ52Aにより固定された共通可動接点体53の弾性
接片54〜57が各々配置されると共に、各固定接点3
A,3Bおよび4〜7は各々に対応した外部導出用の端
子14A,14Bおよび15〜18を有し、共通可動接
点体53もケース52底面上の導出接点19を介して外
部導出用端子19Aに接続されていることは実施の形態
1と同様であるが、ケース52底面の中央固定接点3の
外側には、各周辺固定接点4〜7に対応した4つの辺5
8A〜58Dおよび隣接する周辺固定接点4−5,5−
6,6−7,7−4の中間の4方向に辺58E〜58H
を有する八角形の凸状の支持枠58が設けられており、
ケース52の底面に平行に配設された成形樹脂製の円盤
状の駆動体59下面の八角形の支持脚部59Aが、この
凸状の支持枠58により回転はしないが傾倒可能に嵌合
支持され、駆動体59の外周下面には、共通可動接点体
53の各弾性接片54〜57に対応した押圧部60A〜
60D(図示せず)が設けられている。
【0068】そして、ケース52の外形も上記の支持枠
58と相似形の八角形の側壁部を有している。
【0069】本実施の形態による多方向操作スイッチの
動作について説明すると、操作軸(図示せず)を傾けて
操作する時、駆動体59がケース52底面の支持枠58
の内側に嵌合する八角形の支持脚部59Aの外周下端を
支点として傾くのであるが、その方向が周辺固定接点4
〜7のある方向、すなわち八角形の支持枠58の辺58
A〜58Dの方向であれば、上記実施の形態1の場合と
同様に、共通可動接点53の各弾性接片54〜57とこ
れに対応した固定接点4〜7の間がオンとなり、外部導
出用端子19Aと15〜18を通してその信号を外部へ
発する。
【0070】しかし、操作時に駆動体59の傾く方向が
隣接する周辺固定接点4−5,5−6,6−7,7−4
の中間の方向すなわち八角形の支持枠58の辺58E〜
58Hの方向であれば、共通可動接点体53の弾性接片
と隣接する二組の固定接点の間が同時にオンすることに
なる。
【0071】すなわち、本実施の形態による多方向操作
スイッチは、各周辺固定接点4〜7のある4方向および
隣接する周辺固定接点4−5,5−6,6−7,7−4
の中間の4方向を合わせた8方向のスイッチとしての使
用が可能なものである。
【0072】そして、本実施の形態による多方向操作ス
イッチを使用した多方向操作装置において、隣接する二
組のスイッチ接点のオンするタイミングがずれた場合、
外部導出用の端子15〜18に接続されたマイクロコン
ピュータ(図示せず)により構成されるスイッチング認
識手段を用いることにより、二組のスイッチのスイッチ
オン時のタイミングの差を測定し、ある特定の時間差内
であれば同時オンと判定する時間測定手段(図示せず)
を設けることによって、個別のスイッチをオンした時と
は異なる他の信号として処理することができるものであ
る。
【0073】なお、本実施の形態による多方向操作スイ
ッチにおいても、操作軸(図示せず)に上方から垂直な
力を加えることによって、ケース52底面中央のドーム
状可動接点8が反転動作し、中央固定接点3(3A,3
B)間をオンさせることができることは、実施の形態1
の場合と同様であり、また、上記実施の形態2および3
で説明したように、操作軸(図示せず)の下端部とケー
ス底面部中央のドーム状可動接点8の間に弾性体を配す
ることおよび、駆動体59の中央円筒部の先端部に操作
軸の下方向への移動量を規制するストッパー部を設ける
ことができることは勿論である。
【0074】(実施の形態6)図14は本発明の第6の
実施の形態による多方向操作スイッチの接点部の分解斜
視図で、図15はケース底面部の平面図である。
【0075】本実施の形態による多方向操作スイッチ
は、上記実施の形態5による多方向操作スイッチにおい
て、ケースに対する駆動体の角度位置をケースの外周壁
の内周で決めるようにしたものであり、図14および図
15において、61は成形樹脂製の箱形のケースで、そ
の底面部には中央固定接点3(3A,3B)とこれから
左・右・前・後方向の等距離に配置された4個の周辺固
定接点4〜7がインサート成形により固定され、中央固
定接点3の上部にはドーム状可動接点8が載せられ、周
辺固定接点4〜7の上部にはダボ61Aにより固定され
た共通可動接点体53の弾性接片54〜57が各々配置
されると共に、各固定接点3A,3Bおよび4〜7は各
々に対応した外部導出用の端子14A,14Bおよび1
5〜18を有し、共通可動接点体53もケース52底面
上の導出接点19を介して外部導出用端子19Aに接続
され、底面外周部には各周辺固定接点4〜7に対応した
4方向の側壁部62A〜62Dおよび隣接する周辺固定
接点4−5,5−6,6−7,7−4の中間の4方向の
側壁部62E〜62Hからなる八角形の側壁部を有して
いることは実施の形態5と同様であるが、ケース61の
底面に凸状の支持枠はない。
【0076】そして、ケース61の底面に平行に配設さ
れた成形樹脂製の八角形の駆動体63は、その外周の角
辺63A〜63Hを上記ケース61の八角形の外周側壁
部62A〜62Hの内周により上下動はできるが回転し
ないように嵌合されると共に、その下面から中央固定接
点3の外側に突出したケース外周側壁部62A〜62H
と相似形の八角形の支持脚部64により傾倒可能に支持
されており、その外周下面には共通可動接点体9の各弾
性接片10〜13に対応した押圧部65A〜65D(図
示せず)を有していることは実施の形態5の場合と同様
である。
【0077】これにより、本実施の形態による多方向操
作スイッチは、上記実施の形態5によるものと同様に8
方向のスイッチとしての使用が可能であると共に、駆動
体63すなわち操作軸(図示せず)のケース61に対す
る角度位置が駆動体63下面の支持脚部64よりも大き
い外周部で決められているために、角度位置精度が高
く、操作軸を捻られた場合の耐力も大きいものである。
【0078】そして、本実施の形態による多方向操作ス
イッチを使用した多方向操作装置においても、隣接する
二組のスイッチ接点のオンするタイミングがずれた場
合、導出用の端子15〜18に接続されたマイクロコン
ピュータ(図示せず)により構成されるスイッチング認
識手段を用いることにより、二組のスイッチのスイッチ
オン時のタイミングの差を測定し、ある特定の時間差内
であれば同時オンと判定する時間測定手段(図示せず)
を設けることによって、個別のスイッチをオンした時と
は異なる他の信号として処理することができるものであ
ることは実施の形態5の場合と同様である。
【0079】なお、本実施の形態による多方向操作スイ
ッチにおいても、操作軸(図示せず)に上方から垂直な
力を加えることによって、ケース61底面中央のドーム
状可動接点8が反転動作し、中央固定接点3(3A,3
B)間をオンさせることができると共に、操作軸(図示
せず)の下端部とケース底面部中央のドーム状可動接点
8の間に弾性体を配することおよび、駆動体63の中央
円筒部の先端部に操作軸の下方向への移動量を規制する
ストッパー部を設けることができることは勿論である。
【0080】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、定常状態
およびつまみに軽い押し力が加わった場合においても、
操作軸およびつまみにガタツキがなくて安定した操作感
とすることができると共に、スイッチ全体の高さ寸法を
小さくすることができる。
【0081】また、操作軸に強い押し力が加わっても中
央スイッチ接点等に損傷を受けることが防止できると共
に、操作軸に捻り力が加わった場合の耐力も大きいもの
とすることができる。
【0082】更に、周辺固定接点の中間方向に操作軸を
傾けた場合にも、別のスイッチ信号として使用できる等
の有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による多方向操作ス
イッチの断面図
【図2】同接点部の分解斜視図
【図3】同ケース底面部の平面図
【図4】同操作軸を傾倒操作する場合を示す断面図
【図5】同操作軸をプッシュ操作する場合を示す断面図
【図6】本発明の第2の実施の形態による多方向操作ス
イッチの断面図
【図7】同操作軸をプッシュ操作する場合を示す断面図
【図8】本発明の第3の実施の形態による多方向操作ス
イッチの断面図
【図9】同操作軸を強く押す場合を示す断面図
【図10】本発明の第4の実施の形態による多方向操作
スイッチの断面図
【図11】同ケース底面部の平面図
【図12】本発明の第5の実施の形態による多方向操作
スイッチの接点部の分解斜視図
【図13】同ケース底面部の平面図
【図14】本発明の第6の実施の形態による多方向操作
スイッチの接点部の分解斜視図
【図15】同ケース底面部の平面図
【図16】従来の多方向操作スイッチの断面図
【図17】同接点部の分解斜視図
【図18】同操作軸を傾倒操作する場合を示す断面図
【図19】同操作軸をプッシュ操作する場合を示す断面
【符号の説明】
3 中央固定接点 3A 外側固定接点 3B 内側固定接点 4〜7 周辺固定接点 8 ドーム状可動接点 9,53 共通可動接点体 10〜13,54〜57 弾性接片 14A,14B,15〜18,19A 端子 19 導出接点 31,47,52,61 ケース 31A,47A,52A,61A ダボ 32 カバー 32A 中央孔 33,58 支持枠 33A〜33D,58A〜58H 辺 34,46,49,59,63 駆動体 34A,50,59A,64 支持脚部 34B,46A 中央円筒部 34C 円形垂直孔 35A〜35D,51A〜51D,60A〜60D,6
5A〜65D 押圧部 39 圧縮コイルばね 40,44 操作軸 40A 下端部 40B ストッパー 40C 上方先端部 41 座金 42 コイルばね 43 つまみ 45 弾性体 46B 薄肉円筒部 48A〜48D,62A〜62H 外周側壁部 49A〜49D 外周の辺

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底面に中央固定接点およびこれから等距
    離位置の複数個の周辺固定接点を有すると共に、中央固
    定接点の外側に周辺固定接点数と同じ辺数からなる多角
    形の凸状の支持枠を有する成形樹脂製の箱形のケース
    と、このケース上面の開口部を覆い、中央に貫通孔を有
    するカバーと、上記ケースの底面に平行な円盤状で、下
    面に突出した支持脚部を上記ケースの多角形の支持枠に
    より回転はしないが傾倒可能に嵌合支持されると共に、
    下面外周に各周辺固定接点に対応した押圧部を有する駆
    動体と、カバーの下面と駆動体上面の間に配され、駆動
    体下面の支持脚部をケース底面に押し付ける圧縮コイル
    ばねと、駆動体の中央垂直孔により上下動可能に嵌合保
    持され、下端がケース底面の中央スイッチ接点に当接
    し、上端部がカバー上方へ突出した操作軸と、この操作
    軸と駆動体の間に装着され、操作軸を上方へ付勢するば
    ね体からなる多方向操作スイッチ。
  2. 【請求項2】 底面に中央固定接点およびこれから等距
    離位置の複数個の周辺固定接点を有し、周辺固定接点数
    と同じ辺数の多角形の外周壁を有する成形樹脂製の箱形
    のケースと、このケース上面の開口部を覆い、中央に貫
    通孔を有するカバーと、上記ケースの底面に平行な多角
    形で、多角形のケース外周壁内周により回転しないよう
    に嵌合されると共に、ケース底面の中央固定接点の外側
    に当接するように下面に突出したケース外周壁と相似形
    の支持脚部により傾倒可能に支持され、下面に各周辺固
    定接点に対応した押圧部を有する駆動体と、カバーの下
    面と駆動体上面の間に配され、駆動体下面の支持脚部を
    ケース底面に押し付ける圧縮コイルばねと、駆動体の中
    央垂直孔により上下動可能に嵌合保持され、下端がケー
    ス底面の中央スイッチ接点に当接し、上端部がカバー上
    方へ突出した操作軸と、この操作軸と駆動体の間に装着
    され、操作軸を上方へ付勢するばね体からなる多方向操
    作スイッチ。
  3. 【請求項3】 圧縮コイルばねが、上端が大径で下端が
    小径となった円錐コイルばねである請求項1または2記
    載の多方向操作スイッチ。
  4. 【請求項4】 操作軸を、駆動体の中央の非円形垂直孔
    により、上下動可能であるが回転はできないように嵌合
    保持した請求項1〜3いずれか一つ記載の多方向操作ス
    イッチ。
  5. 【請求項5】 操作軸下端と中央固定接点の間に、中央
    固定接点の動作力よりも大きな力で圧縮変形される弾性
    体を配した請求項1〜4いずれか一つ記載の多方向操作
    スイッチ。
  6. 【請求項6】 操作軸と駆動体の間に、操作軸の下方向
    への移動量を規制するストッパー部を設けた請求項1〜
    5いずれか一つ記載の多方向操作スイッチ。
  7. 【請求項7】 ケース底面の支持枠およびこれに嵌合支
    持される駆動体下面の支持脚部の形状が、ケース底面の
    周辺固定接点の方向および隣接する接点の中間に辺を有
    する多角形状であり、駆動体がケース底面の隣接する周
    辺固定接点の中間方向に傾くと隣接する周辺固定接点の
    両方がオンすると共に、一定時間内に二つ以上の周辺固
    定接点がオンした時に、どの単体のスイッチ信号とも異
    なる他の信号として処理するための時間測定手段を用い
    たスイッチング認識手段を設けた請求項1または3〜6
    いずれか一つ記載の多方向操作スイッチを用いた多方向
    操作装置。
  8. 【請求項8】 ケースの外周壁とこれに嵌合する駆動体
    の外周および駆動体下面の支持脚部の形状が、ケース底
    面の周辺固定接点の方向および隣接する接点の中間に辺
    を有する多角形状であり、駆動体がケース底面の隣接す
    る周辺固定接点の中間方向に傾くと隣接する周辺固定接
    点の両方がオンすると共に、一定時間内に二つ以上の周
    辺固定接点がオンした時に、どの単体のスイッチ信号と
    も異なる他の信号として処理するための時間測定手段を
    用いたスイッチング認識手段を設けた請求項2または3
    〜6いずれか一つ記載の多方向操作スイッチを用いた多
    方向操作装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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