JPH10120449A - 溶融炉のスラグの製品化方法及び製品化設備 - Google Patents
溶融炉のスラグの製品化方法及び製品化設備Info
- Publication number
- JPH10120449A JPH10120449A JP8273413A JP27341396A JPH10120449A JP H10120449 A JPH10120449 A JP H10120449A JP 8273413 A JP8273413 A JP 8273413A JP 27341396 A JP27341396 A JP 27341396A JP H10120449 A JPH10120449 A JP H10120449A
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- Japan
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- melting furnace
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- Processing Of Solid Wastes (AREA)
- Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
- Furnace Details (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 溶融炉のスラグを、破砕、粉砕、成形等の工
程を経ることなく、直接製品化する。 【解決手段】 溶融炉1の出湯樋3の下方にスラグ受鍋
6を積載した台車7が走行する保温トンネル8を配置
し、保温トンネル8の台車7の走行経路上の出湯樋3の
前段に予熱バーナー9設け、出湯樋3の後段に保温バー
ナー10を設ける。スラグ受鍋6を積載した台車7を保
温トンネル8内で予熱バーナー9の位置まで走行させ、
スラグ受鍋6を予熱する。次に台車7を出湯樋3の直下
まで走行させ、溶融したスラグSを出湯してスラグ受鍋
6に流し込む。それから台車7を保温バーナー10の位
置まで走行させ、スラグSを加熱保温する。その後台車
7を保温トンネル8内で走行させながらスラグSを徐冷
固化し製品化する。
程を経ることなく、直接製品化する。 【解決手段】 溶融炉1の出湯樋3の下方にスラグ受鍋
6を積載した台車7が走行する保温トンネル8を配置
し、保温トンネル8の台車7の走行経路上の出湯樋3の
前段に予熱バーナー9設け、出湯樋3の後段に保温バー
ナー10を設ける。スラグ受鍋6を積載した台車7を保
温トンネル8内で予熱バーナー9の位置まで走行させ、
スラグ受鍋6を予熱する。次に台車7を出湯樋3の直下
まで走行させ、溶融したスラグSを出湯してスラグ受鍋
6に流し込む。それから台車7を保温バーナー10の位
置まで走行させ、スラグSを加熱保温する。その後台車
7を保温トンネル8内で走行させながらスラグSを徐冷
固化し製品化する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、都市ごみや産業廃
棄物等の焼却残渣、下水汚泥等を溶融固化する溶融炉の
溶融スラグを成形し製品化するための製品化方法及び製
品化設備に関するものである。
棄物等の焼却残渣、下水汚泥等を溶融固化する溶融炉の
溶融スラグを成形し製品化するための製品化方法及び製
品化設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、都市ごみや産業廃棄物等は焼却
処分されることが多い。焼却減容された焼却残渣は、埋
め立て処分されている。しかし、埋め立て処分場の確保
は次第に困難になっているので、焼却残渣を溶融炉で溶
融固化し、路盤材、骨材、ブロック等としてリサイクル
するようになりつつある。
処分されることが多い。焼却減容された焼却残渣は、埋
め立て処分されている。しかし、埋め立て処分場の確保
は次第に困難になっているので、焼却残渣を溶融炉で溶
融固化し、路盤材、骨材、ブロック等としてリサイクル
するようになりつつある。
【0003】溶融炉には種々の形式のものが使用される
が、例えば、図5に示すような竪型溶融炉1では、焼却
残渣、汚泥等の被処理物を乾燥調湿し、必要に応じて粘
結剤を加えてブリケットBとし、塩基度調整剤である石
灰石L、燃焼剤である塊コークスCとともに原料コンベ
ヤ4で搬送して、原料投入口5から竪型溶融炉1内に装
入し、予熱された空気を送風羽口2から炉内へ送って塊
コークスCの燃焼熱で炉内を1500°C以上に加熱す
ることにより、ブリケットBを石灰石Lとともに溶融す
る。溶融したスラグSは、竪型溶融炉1底部の出湯樋3
から排出した後、冷却固化する。
が、例えば、図5に示すような竪型溶融炉1では、焼却
残渣、汚泥等の被処理物を乾燥調湿し、必要に応じて粘
結剤を加えてブリケットBとし、塩基度調整剤である石
灰石L、燃焼剤である塊コークスCとともに原料コンベ
ヤ4で搬送して、原料投入口5から竪型溶融炉1内に装
入し、予熱された空気を送風羽口2から炉内へ送って塊
コークスCの燃焼熱で炉内を1500°C以上に加熱す
ることにより、ブリケットBを石灰石Lとともに溶融す
る。溶融したスラグSは、竪型溶融炉1底部の出湯樋3
から排出した後、冷却固化する。
【0004】固化したスラグSは、破砕して砕石とし路
盤材、骨材として使用したり、粉砕したものをセメント
と混合して成形しブロックとしたり、粉体として混練成
形し焼成してセラミックス化しパネル等として利用され
る。
盤材、骨材として使用したり、粉砕したものをセメント
と混合して成形しブロックとしたり、粉体として混練成
形し焼成してセラミックス化しパネル等として利用され
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、一旦固化した
溶融スラグSを製品化するために破砕、粉砕するのは手
間がかかり、さらに成形、焼成するような工程を経ると
製品がコスト高となって、リサイクル化の障害となる。
溶融スラグSを製品化するために破砕、粉砕するのは手
間がかかり、さらに成形、焼成するような工程を経ると
製品がコスト高となって、リサイクル化の障害となる。
【0006】本発明は、溶融炉のスラグの製品化におけ
る上記課題を解決するものであって、溶融したスラグ
を、溶融炉から出湯し所定形状のスラグ受鍋に流し込ん
で固化することにより、更めて破砕、粉砕、成形等の工
程を経ることなく、直接製品化することのできる溶融炉
のスラグの製品化方法及び製品化設備を提供することを
目的とする。
る上記課題を解決するものであって、溶融したスラグ
を、溶融炉から出湯し所定形状のスラグ受鍋に流し込ん
で固化することにより、更めて破砕、粉砕、成形等の工
程を経ることなく、直接製品化することのできる溶融炉
のスラグの製品化方法及び製品化設備を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の溶融炉のスラグ
の製品化方法では、所定形状としたスラグ受鍋を予熱
し、溶融炉の出湯樋から出湯される溶融したスラグを予
熱されたスラグ受鍋に流し込んだ後加熱保温して徐冷固
化することにより、上記課題を解決している。
の製品化方法では、所定形状としたスラグ受鍋を予熱
し、溶融炉の出湯樋から出湯される溶融したスラグを予
熱されたスラグ受鍋に流し込んだ後加熱保温して徐冷固
化することにより、上記課題を解決している。
【0008】スラグは急冷されるとガラス化して強度が
低下するが、スラグ受鍋を予熱することで、溶融したス
ラグをスラグ受鍋に流し込んだときの急激な温度低下が
防止され、また、その後スラグを加熱保温して徐冷固化
することにより、結晶化を促進し強度を大とすることが
できる。スラグ受鍋は製品の形状に対応するものとして
おくことで、固化したスラグをスラグ受鍋から抜き出せ
ば、更めて破砕、粉砕、成形等の工程を経ることなく、
土木建設用のボード、パネル、ブロック、テトラポッド
等の製品が直ちに得られる。
低下するが、スラグ受鍋を予熱することで、溶融したス
ラグをスラグ受鍋に流し込んだときの急激な温度低下が
防止され、また、その後スラグを加熱保温して徐冷固化
することにより、結晶化を促進し強度を大とすることが
できる。スラグ受鍋は製品の形状に対応するものとして
おくことで、固化したスラグをスラグ受鍋から抜き出せ
ば、更めて破砕、粉砕、成形等の工程を経ることなく、
土木建設用のボード、パネル、ブロック、テトラポッド
等の製品が直ちに得られる。
【0009】スラグ受鍋の内部に予め補強材を配置して
おけば、補強材を内蔵した製品が得られ、製品の強度が
更に大となる。本発明の溶融炉のスラグの製品化設備で
は、溶融炉の出湯樋の下方にスラグ受鍋を積載した台車
が走行する保温トンネルを配置し、保温トンネルの台車
の走行経路上の出湯樋の前段にスラグ受鍋を予熱する予
熱手段を設け、出湯樋の後段にスラグ受鍋内のスラグを
加熱保温する保温手段を設けている。
おけば、補強材を内蔵した製品が得られ、製品の強度が
更に大となる。本発明の溶融炉のスラグの製品化設備で
は、溶融炉の出湯樋の下方にスラグ受鍋を積載した台車
が走行する保温トンネルを配置し、保温トンネルの台車
の走行経路上の出湯樋の前段にスラグ受鍋を予熱する予
熱手段を設け、出湯樋の後段にスラグ受鍋内のスラグを
加熱保温する保温手段を設けている。
【0010】この設備を用いて溶融炉のスラグを製品化
する場合には、まずスラグ受鍋を積載した台車を保温ト
ンネル内で予熱手段の位置まで走行させ、スラグ受鍋を
予熱手段で予熱する。次にスラグ受鍋を積載した台車を
溶融炉の出湯樋の直下まで走行させて、出湯樋から溶融
したスラグを出湯してスラグ受鍋に流し込む。それから
スラグ受鍋を積載した台車を保温手段の位置まで走行さ
せ、スラグ受鍋を保温手段で加熱保温する。その後スラ
グ受鍋を積載した台車を保温トンネル内で走行させなが
ら徐冷固化する。
する場合には、まずスラグ受鍋を積載した台車を保温ト
ンネル内で予熱手段の位置まで走行させ、スラグ受鍋を
予熱手段で予熱する。次にスラグ受鍋を積載した台車を
溶融炉の出湯樋の直下まで走行させて、出湯樋から溶融
したスラグを出湯してスラグ受鍋に流し込む。それから
スラグ受鍋を積載した台車を保温手段の位置まで走行さ
せ、スラグ受鍋を保温手段で加熱保温する。その後スラ
グ受鍋を積載した台車を保温トンネル内で走行させなが
ら徐冷固化する。
【0011】このように、台車を保温トンネル内で走行
させながら予熱、スラグ流し込み、保温の各工程を順次
行うことにより、円滑に製品化作業が進められる。スラ
グ受鍋を積載した台車を保温トンネル外に出した後、固
化したスラグをスラグ受鍋から抜き出せば、更めて破
砕、粉砕、成形等の工程を経ることなく、製品が直ちに
得られる。
させながら予熱、スラグ流し込み、保温の各工程を順次
行うことにより、円滑に製品化作業が進められる。スラ
グ受鍋を積載した台車を保温トンネル外に出した後、固
化したスラグをスラグ受鍋から抜き出せば、更めて破
砕、粉砕、成形等の工程を経ることなく、製品が直ちに
得られる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の実施の一形態
である溶融炉のスラグの製品化設備の構成図、図2は図
1のA−A線断面図、図3は補強材の斜視図、図4は補
強材を使用した製品の製造方法の説明図である。
である溶融炉のスラグの製品化設備の構成図、図2は図
1のA−A線断面図、図3は補強材の斜視図、図4は補
強材を使用した製品の製造方法の説明図である。
【0013】ここで、竪型溶融炉1は、図5に示すもの
と同様の構成の円筒形の炉であり、、竪型溶融炉1の下
部には送風羽口2、竪型溶融炉1の底部には出湯樋3を
備えている。竪型溶融炉1の炉壁には、原料コンベヤ4
で搬送された原料を投入するための原料投入口5が設け
られている。
と同様の構成の円筒形の炉であり、、竪型溶融炉1の下
部には送風羽口2、竪型溶融炉1の底部には出湯樋3を
備えている。竪型溶融炉1の炉壁には、原料コンベヤ4
で搬送された原料を投入するための原料投入口5が設け
られている。
【0014】竪型溶融炉1の出湯樋3の下方には、図1
及び図2に示すように、スラグ受鍋6を積載した台車7
が走行する保温トンネル8が配置されており、保温トン
ネル8の台車7の走行経路上の出湯樋3の前段には、ス
ラグ受鍋6を予熱する予熱手段として予熱バーナー9が
設けられている。また、保温トンネル8の台車7の走行
経路上の出湯樋3の後段には、スラグ受鍋6内のスラグ
Sを加熱保温するための保温手段として保温バーナー1
0が設けられている。
及び図2に示すように、スラグ受鍋6を積載した台車7
が走行する保温トンネル8が配置されており、保温トン
ネル8の台車7の走行経路上の出湯樋3の前段には、ス
ラグ受鍋6を予熱する予熱手段として予熱バーナー9が
設けられている。また、保温トンネル8の台車7の走行
経路上の出湯樋3の後段には、スラグ受鍋6内のスラグ
Sを加熱保温するための保温手段として保温バーナー1
0が設けられている。
【0015】焼却残渣、汚泥等の被処理物は、乾燥調湿
し必要に応じて粘結剤を加えてブリケットBとし、塩基
度調整剤である石灰石L、燃焼剤である塊コークスCと
ともに原料Mとして原料コンベヤ4で搬送され、原料投
入口5から竪型溶融炉1内に装入される。竪型溶融炉1
内に原料Mが装入されると、予熱された空気が送風羽口
2から炉内へ送られ塊コークスCの燃焼熱で炉内が15
00°C以上に加熱されて、ブリケットBは石灰石Lと
ともに溶融される。溶融したスラグSは、竪型溶融炉1
底部の出湯樋3から出湯される。
し必要に応じて粘結剤を加えてブリケットBとし、塩基
度調整剤である石灰石L、燃焼剤である塊コークスCと
ともに原料Mとして原料コンベヤ4で搬送され、原料投
入口5から竪型溶融炉1内に装入される。竪型溶融炉1
内に原料Mが装入されると、予熱された空気が送風羽口
2から炉内へ送られ塊コークスCの燃焼熱で炉内が15
00°C以上に加熱されて、ブリケットBは石灰石Lと
ともに溶融される。溶融したスラグSは、竪型溶融炉1
底部の出湯樋3から出湯される。
【0016】この竪型溶融炉1のスラグSを製品化する
場合には、まずスラグ受鍋6を積載した台車7を保温ト
ンネル8内で予熱バーナー9が設けられている位置まで
走行させ、スラグ受鍋6を予熱バーナー9で予熱する。
次にスラグ受鍋6を積載した台車7を竪型溶融炉1の出
湯樋3の直下まで走行させて、出湯樋3から溶融したス
ラグSを出湯してスラグ受鍋6に流し込む。
場合には、まずスラグ受鍋6を積載した台車7を保温ト
ンネル8内で予熱バーナー9が設けられている位置まで
走行させ、スラグ受鍋6を予熱バーナー9で予熱する。
次にスラグ受鍋6を積載した台車7を竪型溶融炉1の出
湯樋3の直下まで走行させて、出湯樋3から溶融したス
ラグSを出湯してスラグ受鍋6に流し込む。
【0017】それからスラグ受鍋6を積載した台車7を
保温バーナー10が設けられている位置まで走行させ、
スラグ受鍋6を保温バーナー10で加熱保温する。その
後スラグ受鍋6を積載した台車7を保温トンネル8内で
走行させながらスラグSを徐冷固化する。
保温バーナー10が設けられている位置まで走行させ、
スラグ受鍋6を保温バーナー10で加熱保温する。その
後スラグ受鍋6を積載した台車7を保温トンネル8内で
走行させながらスラグSを徐冷固化する。
【0018】このように、台車7を保温トンネル8内で
走行させながら予熱、スラグ流し込み、保温の各工程を
順次行うことができるので、円滑に製品化作業を進める
ことができる。
走行させながら予熱、スラグ流し込み、保温の各工程を
順次行うことができるので、円滑に製品化作業を進める
ことができる。
【0019】スラグSは急冷されるとガラス化して強度
が低下するが、スラグ受鍋6を予熱することで、溶融し
たスラグSをスラグ受鍋6に流し込んだときの急激な温
度低下が防止され、また、その後スラグSを加熱保温し
て徐冷固化することにより、結晶化を促進し強度を大と
することができる。
が低下するが、スラグ受鍋6を予熱することで、溶融し
たスラグSをスラグ受鍋6に流し込んだときの急激な温
度低下が防止され、また、その後スラグSを加熱保温し
て徐冷固化することにより、結晶化を促進し強度を大と
することができる。
【0020】スラグ受鍋6を積載した台車7を保温トン
ネル8外に出した後、固化したスラグSをスラグ受鍋6
から抜き出す。スラグ受鍋6は製品の形状に対応するも
のとしておくことで、固化したスラグSをスラグ受鍋6
から抜き出せば、更めて破砕、粉砕、成形等の工程を経
ることなく、土木建設用のボード、パネル、ブロック、
テトラポッド等の製品が直ちに得られる。なお、必要が
あれば切削、成形、表面処理等を行う。
ネル8外に出した後、固化したスラグSをスラグ受鍋6
から抜き出す。スラグ受鍋6は製品の形状に対応するも
のとしておくことで、固化したスラグSをスラグ受鍋6
から抜き出せば、更めて破砕、粉砕、成形等の工程を経
ることなく、土木建設用のボード、パネル、ブロック、
テトラポッド等の製品が直ちに得られる。なお、必要が
あれば切削、成形、表面処理等を行う。
【0021】スラグS自体の強度では製品として強度が
不足するようなときには、例えば、図3に示すような格
子状とした鋼材等の補強材11を、図4に示すように、
予めスラグ受鍋6の内部に配置しておき、このスラグ受
鍋6にスラグSを流し込む。このようにすれば、補強材
11を内蔵した製品が得られ、製品の強度が更に大とな
る。
不足するようなときには、例えば、図3に示すような格
子状とした鋼材等の補強材11を、図4に示すように、
予めスラグ受鍋6の内部に配置しておき、このスラグ受
鍋6にスラグSを流し込む。このようにすれば、補強材
11を内蔵した製品が得られ、製品の強度が更に大とな
る。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の溶融炉の
スラグの製品化方法によれば、更めて破砕、粉砕、成形
等の工程を経ることなく、強度の大きい製品をスラグか
ら直接得ることができる。
スラグの製品化方法によれば、更めて破砕、粉砕、成形
等の工程を経ることなく、強度の大きい製品をスラグか
ら直接得ることができる。
【0023】スラグ受鍋の内部に予め補強材を配置して
おけば、補強材を内蔵した製品が得られ、製品の強度が
更に大となる。本発明の溶融炉のスラグの製品化設備に
よれば、台車を保温トンネル内で走行させながら予熱、
スラグ流し込み、保温の各工程を順次行うことができる
ので、円滑に製品化作業を進めることができる。
おけば、補強材を内蔵した製品が得られ、製品の強度が
更に大となる。本発明の溶融炉のスラグの製品化設備に
よれば、台車を保温トンネル内で走行させながら予熱、
スラグ流し込み、保温の各工程を順次行うことができる
ので、円滑に製品化作業を進めることができる。
【図1】発明の実施の一形態である溶融炉のスラグの製
品化設備の構成図である。
品化設備の構成図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】補強材の斜視図である。
【図4】補強材を使用した製品の製造方法の説明図であ
る。
る。
【図5】従来の竪型溶融炉の構成図である。
1 竪型溶融炉 2 送風羽口 3 出湯樋 4 原料コンベヤ 5 原料投入口 6 スラグ受鍋 7 台車 8 保温トンネル 9 予熱バーナー 10 保温バーナー 11 補強材 S スラグ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F27D 15/02 B09B 5/00 ZABM
Claims (3)
- 【請求項1】 所定形状としたスラグ受鍋を予熱し、溶
融炉の出湯樋から出湯される溶融したスラグを予熱され
たスラグ受鍋に流し込んだ後加熱保温して徐冷固化する
溶融炉のスラグの製品化方法。 - 【請求項2】 スラグ受鍋の内部に予め補強材を配置す
ることを特徴とする請求項1記載の溶融炉のスラグの製
品化方法。 - 【請求項3】 溶融炉の出湯樋の下方にスラグ受鍋を積
載した台車が走行する保温トンネルを配置し、保温トン
ネルの台車の走行経路上の出湯樋の前段にスラグ受鍋を
予熱する予熱手段を設け、出湯樋の後段にスラグ受鍋内
のスラグを加熱保温する保温手段を設けた溶融炉のスラ
グの製品化設備。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8273413A JPH10120449A (ja) | 1996-10-16 | 1996-10-16 | 溶融炉のスラグの製品化方法及び製品化設備 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8273413A JPH10120449A (ja) | 1996-10-16 | 1996-10-16 | 溶融炉のスラグの製品化方法及び製品化設備 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10120449A true JPH10120449A (ja) | 1998-05-12 |
Family
ID=17527551
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8273413A Pending JPH10120449A (ja) | 1996-10-16 | 1996-10-16 | 溶融炉のスラグの製品化方法及び製品化設備 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10120449A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016013952A (ja) * | 2014-07-02 | 2016-01-28 | 中部リサイクル株式会社 | 結晶質溶融スラグの製造装置 |
JP5952444B1 (ja) * | 2015-02-17 | 2016-07-13 | 山口鋼業株式会社 | 鋳型 |
JPWO2015025501A1 (ja) * | 2013-08-20 | 2017-03-02 | Jfeスチール株式会社 | 凝固スラグの製造方法及びコンクリート用粗骨材の製造方法 |
-
1996
- 1996-10-16 JP JP8273413A patent/JPH10120449A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2015025501A1 (ja) * | 2013-08-20 | 2017-03-02 | Jfeスチール株式会社 | 凝固スラグの製造方法及びコンクリート用粗骨材の製造方法 |
JP2016013952A (ja) * | 2014-07-02 | 2016-01-28 | 中部リサイクル株式会社 | 結晶質溶融スラグの製造装置 |
JP5952444B1 (ja) * | 2015-02-17 | 2016-07-13 | 山口鋼業株式会社 | 鋳型 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
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