JPH10120301A - 電線延線用ドラムと使用方法及び電線の延線方法 - Google Patents

電線延線用ドラムと使用方法及び電線の延線方法

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JPH10120301A
JPH10120301A JP29800096A JP29800096A JPH10120301A JP H10120301 A JPH10120301 A JP H10120301A JP 29800096 A JP29800096 A JP 29800096A JP 29800096 A JP29800096 A JP 29800096A JP H10120301 A JPH10120301 A JP H10120301A
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JP
Japan
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drum
electric wire
wire
shaft
wound
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JP29800096A
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English (en)
Inventor
Takeshi Inoue
剛 井上
Cho Nakamura
兆 中村
Tsuneo Nakano
恒雄 仲野
Yasukazu Andou
恭数 安藤
Kotaro Suzuki
小太郎 鈴木
Shoji Sakurai
正二 櫻井
Taiji Miwa
泰司 三輪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chubu Electric Power Co Inc
Sumitomo Electric Industries Ltd
Toenec Corp
Original Assignee
Chubu Electric Power Co Inc
Sumitomo Electric Industries Ltd
Toenec Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 両側に繰出し可能な電線延線用ドラムとその
使用方法、及び上記延線用ドラムを用いた電線の架線方
法を提供する。 【解決手段】 円筒状ドラムと、その内部に同軸状に設
置され上記円筒状ドラムに対して独立して回転できるボ
ビンにより構成されたドラム本体を首振り用架台上に搭
載し、上記ドラム本体を首振り可能に構成した電線延線
用ドラムとその使用方法、及び該延線用ドラムを用いた
電線の延線方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は架空配電用電線等を
電柱へ延線するのに用いる電線延線用ドラムとその使用
方法、及び上記延線用ドラムを用いた電線の延線方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】通常、架空配電線の延線工事は電柱の複
数の径間にわたって実施される。図2は従来の架空配電
線の延線方法の一例の概略説明図である。図面に示すよ
うに、第1の柱51の近傍に延線ロープ56を巻回した
ウインチ57を設置し、反対側の第3の柱53の近傍に
電線54を整列巻きした延線用ドラム55を設置する。
そして、上記ウインチ57より延線用ロープ56を延線
用ドラム55側に引出し、その先端に電線54の先端を
接続する。ついで、高所作業車58等を利用して上記延
線用ロープ56を第3の柱53→第2の柱52→第1柱
51の順に引通し、ウインチ57を操作して延線用ロー
プ56を順次巻取り、延線用ロープ56に接続されてい
る電線54を第1の柱51、第2の柱52及び第3の柱
54間に延線し、高所作業車58を利用して弛度調整を
行い、両端をクランプ固定している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような延
線作業は、通常延線用ロープの巻取りウインチ側及び電
線の繰出し側にそれぞれ2名、高所作業車にそれぞれ1
名、及び中間の柱に延線ローラの取付けのため1名の計
7名の作業者が必要となり、作業者数が多い。又両端の
クランプの取付けや弛度調整の作業が必要となって作業
時間が長くこれらの作業は高所作業のため危険を伴う等
の問題点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は両側に繰出し可
能な延線用ドラムを使用することにより、上記の問題点
を解消するもので、その第1の特徴は、円筒状ドラム
と、その内部に同軸状に設置された上記円筒状ドラムに
対して独立に回転できるボビンにより構成されたドラム
本体を首振り用架台上に搭載し、上記ドラム本体を首振
り可能に構成した電線延線用ドラムにある。
【0005】次に本発明の第2の特徴は、一連長の電線
のうち、第1の柱に相当する部分長の電線を円筒状ドラ
ムに設けた貫通穴を通じてボビンに巻付け、続いて残余
の電線を円筒状ドラムの外周上にクロス巻きし、次に上
記ボビンに巻付けられた電線を上記貫通穴を通じて引出
して上記クロス巻きされた電線上に整列巻きし、ツバ板
を取付けて出荷する電線延線用ドラムの使用方法にあ
る。
【0006】さらに本発明の第3の特徴は、上記により
出荷された電線延線用ドラムを第1の柱近傍に設置し、
該ドラムのシャフト用軸穴に軸シャフトを通して軸シャ
フト支持台に載せ、ドラム本体を円周方向に回転するこ
とにより整列巻きされた電線を引出し、その端部を第1
の柱上に延線固定し、続いて上記軸シャフト及び支持台
を取外してドラム本体を首振り用架台上に載置し、クロ
ス巻きされた電線を第2の柱方向へ延線する電線の延線
方法にある。
【0007】
【発明の実施の形態】
(電線延線用ドラム)図1は電線延線用ドラムの一部外
表面をあらわした縦断面図である。図面において、1は
ドラム本体で、円筒状ドラム3と、該円筒状ドラム3の
内部に同軸状に設置され、上記円筒状ドラム3に対して
独立して回転できるボビン4により構成されている。2
は上記ドラム本体1を搭載する首振り用架台でドラム本
体1の下部に設けた軸穴8に垂直軸9を嵌合して着脱自
在に設けられている。上記首振り用架台2に搭載された
ドラム本体1は正面位置に対して右方向左方向のそれぞ
れに90°以内の範囲(合計で180°以内の範囲)に
おいて、水平方向への旋回(首振り)が可能である。
【0008】ドラム本体1の外側には、円筒状ドラム3
の外周上に巻取った電線10が延線時にバラけることの
ないように、ドラム本体1に対して着脱可能な板状又は
棒状の電線押え機構5が設けられており、該電線押え機
構5には延線時に複数の電線10が一度に繰り出される
のを防止するための可動式のツバ5aを有している。又
円筒状ドラム3の表面には、胴幅方向に対して中心位置
に、その内部のボビン4への電線巻付け、引出し用の適
当な大きさの貫通穴6が設けられており、ドラム本体1
の中心にはドラム用軸シャフトを貫通するための適当な
大きさのシャフト用穴7が設けられている。
【0009】(電線延線用ドラムの使用方法)上記ドラ
ム本体1のシャフト用穴7に軸シャフトを挿入し、この
軸シャフトをドラムの両側に設置した架台により支持す
ることによりドラム本体1を円周方向に回転自在な状態
とする。この時、首振り用架台2はドラム本体1から切
離した状態にしておく。この状態において、まず図3に
おける第1の柱51へ固定する電線(以下13m電線と
いう)10Aを、円筒状ドラム3の表面に設けた貫通穴
6を通じてその内部に設けたボビン4に巻取る。
【0010】上記のように13m電線10Aをボビン4
に巻取った後、そのままの状態でドラム本体1を円周方
向に回転して、図3における第3の柱53に固定する電
線(以下87m電線という)10Bを、円筒状ドラム3
の外周上に巻取る。この際、 (1)電線押え、機構5はドラム本体1に装着していな
い状態で巻取る。 (2)巻取り方法は、円筒状ドラム3の胴幅方向に対し
て、例えばドラムの右側半分に約10ターンの整列巻き
を行い、その後ドラムの左半分に約10ターンの整列巻
きを行い(ここで右から左へ電線が移る際に円筒状ドラ
ム3上で電線がクロスする)、再度右側半分に約8ター
ンの整列巻き(これが2層目となる)、最後に左側半分
に約8ターンの整列巻きを行う。87m電線10Bの巻
方はこれに限定されるものではなく、円筒状ドラム3の
胴幅、胴径及び電線外径等によりその都度異なり、又整
列巻きすることなく全体を8の字状にクロス巻きしても
よい。 (3)上記のように巻取る際、巻取られた電線10Bが
延線時に円筒状ドラム3の横方向へずれるのを防止する
ため、電線外径に合せた波打ち形状のゴム板を円筒状ド
ラム3の外周面上の適当な箇所に張付けておくのが好ま
しい。
【0011】しかる後、ボビン4に巻取られている13
m電線10Aを、円筒状ドラム3に設けた貫通穴6を通
してドラム本体1の外部に引出し、その後ドラム本体1
を円周方向に回転させて、上記クロス巻きされた87m
電線10B上に巻取る。ここでの巻取り方法はクロス巻
きではなく、通常電線をドラムに巻取る際の整列巻きと
する。そしてあらかじめ用意してある着脱自在なツバを
ドラム本体1の両側に装着し出荷する。
【0012】(電線の延線方法)次に図3及び図4を参
照して本発明の延線用ドラムを用いた電線の延線方法に
ついて説明する。 (1)図3(イ)に示すように、上記のように電線を巻
付けセット化された延線用ドラムを搭載した機動化車両
A60を第1の柱51の近傍に設置する。この際、機動
化車両A60に搭載されている延線用ドラムは、図4
(イ)のようにドラム本体1のシャフト用穴7(図1参
照)を貫通させた軸シャフト11を受け台13に設けた
2本の支持棒12で支持された状態にある。この状態に
あるセット化された延線用ドラムの本体1と首振り用架
台2とを図4(ロ)のように切離した後、ドラム本体1
と円周方向に回転させることで13m電線10Aを繰出
し、機動化車両A60に搭載されているマニピュレータ
等を用いて図3(イ)に示すように第1の柱51上へ1
3m電線10Aの端部を取付ける。
【0013】(2)次に図4(ハ)に示すように、軸シ
ャフト11及び支持棒12を取外し、首振り用架台2を
上昇させて、該架台2上にドラム本体1を搭載し、ドラ
ム本体1に電線押え機構5を装着する。ドラム本体1に
クロス巻きされている87m電線10Bの端部に、機動
化車両B61に搭載されている延線ロープ55を接続し
(図3ロ)、延線ロープ55を巻取ることで87m電線
10Bは延線される(図3ハ)。そして、機動化車両B
61に搭載されているマニピュレータ等を用いて上記8
7m電線10Bの端部を第3の柱53に取付ける(図3
ニ)。
【0014】このとき、首振り用架台2が水平方向に旋
回(首振り)することにより、円筒状ドラム3の左側半
分の約8ターン、右側半分の約8ターン、左側半分の約
10ターン、右側半分の約10ターンが順次繰出されて
いく。この際、電線をクロス巻きしていることと、左右
のターン数を一致させていることから、電線を延線した
最終の状態においては電線には捻れが生じることがな
い。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
両側に繰出し可能な延線用ドラムを用いることにより、
あらかじめ延線する柱の径間長に合せて調整した長さの
電線を用い、その両端に接続端子を取付けておき、延線
用ドラムの両側から繰出して延線することが可能とな
る。この結果延線後の弛度の調整が必要なく、又端子を
地上に設置した機動化車両に搭載したマニピュレータ等
を利用して柱上に取付けることが可能となり、作業時間
に短縮化及び作業人員の低減にきわめて効果的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電線延線用ドラムの一部外表面をあら
わした縦断面図である。
【図2】従来の架空配電線の延線方法の一例の概略説明
図である。
【図3】(イ)〜(ニ)は本発明の延線方法の手順の説
明図である。
【図4】(イ)〜(ハ)は本発明の延線方法における延
線用ドラムの操作手順の説明図である。
【符号の説明】
1 ドラム本体 2 首振り用架台 3 円筒状ドラム 4 ボビン 5 電線押え機構 6 貫通穴 7 シャフト用穴 8 軸穴 9 首振架台の軸 10 電線 10A 13m側電線 10B 87m側電線 11 軸シャフト 12 支持棒 13 受け台
フロントページの続き (72)発明者 中村 兆 大阪市此花区島屋一丁目1番3号 住友電 気工業株式会社大阪製作所内 (72)発明者 仲野 恒雄 大阪市此花区島屋一丁目1番3号 住友電 気工業株式会社大阪製作所内 (72)発明者 安藤 恭数 愛知県名古屋市東区東新町1番地 中部電 力株式会社内 (72)発明者 鈴木 小太郎 愛知県岡崎市戸崎町字大道東7 中部電力 株式会社内 (72)発明者 櫻井 正二 愛知県豊橋市神明町89 中部電力株式会社 内 (72)発明者 三輪 泰司 愛知県名古屋市港区千年三丁目1番32号 株式会社トーエネック内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状ドラムと、その内部に同軸状に設
    置され上記円筒状ドラムに対して独立に回転できるボビ
    ンにより構成されたドラム本体を首振り用架台上に搭載
    し、上記ドラム本体を首振り可能に構成したことを特徴
    とする電線延線用ドラム。
  2. 【請求項2】 ドラム本体の外側に電線押え機構を設け
    たことを特徴とする請求項1記載の電線延線用ドラム。
  3. 【請求項3】 円筒状ドラムにその内部のボビンへの電
    線の巻付け、引出し用の貫通穴を設けたことを特徴とす
    る請求項1又は2記載の電線延線用ドラム。
  4. 【請求項4】 一連長の電線のうち、第1の柱に相当す
    る部分長の電線を円筒状ドラムに設けた貫通穴を通じて
    ボビンに巻付け、続いて残余の電線を円筒状ドラム外周
    上にクロス巻きし、次に上記ボビンに巻付けられた電線
    を上記貫通穴を通じて引出して上記クロス巻きされた電
    線上に整列巻きし、ツバ板を取付けて出荷することを特
    徴とする電線延線用ドラムの使用方法。
  5. 【請求項5】 請求項4にて出荷された電線延線用ドラ
    ムを第1の柱近傍に設置し、該ドラムのシャフト用穴に
    軸シャフトを通して軸シャフト支持台に載せ、ドラム本
    体を円周方向に回転することにより整列巻きされた電線
    を引出し、その端部を第1の柱上に延線固定し、続いて
    上記軸シャフト及び支持台を取外してドラム本体を首振
    り用架台上に載置し、クロス巻きさされた電線を第2の
    柱方向へ延線することを特徴とする電線の延線方法。
JP29800096A 1996-10-21 1996-10-21 電線延線用ドラムと使用方法及び電線の延線方法 Pending JPH10120301A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103166147A (zh) * 2011-12-16 2013-06-19 宁夏电力公司宁东供电局 供电线路横担悬吊架
CN114701912A (zh) * 2022-05-07 2022-07-05 刘美岭 一种农产品加工用电缆线收卷装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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