JPH10120231A - 自動原稿搬送装置の駆動装置 - Google Patents

自動原稿搬送装置の駆動装置

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JPH10120231A
JPH10120231A JP9241028A JP24102897A JPH10120231A JP H10120231 A JPH10120231 A JP H10120231A JP 9241028 A JP9241028 A JP 9241028A JP 24102897 A JP24102897 A JP 24102897A JP H10120231 A JPH10120231 A JP H10120231A
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JP
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reversing
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driving
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JP9241028A
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English (en)
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Izumi Hamanaka
泉 浜中
Susumu Okui
進 奥井
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 原稿反転搬送部を有する自動原稿搬送装置に
おける原稿表裏面反転機構を簡略化するとともに、高速
かつ安定した原稿搬送を達成する。 【解決手段】 原稿(D)を、原稿(D)の第1面を複写する
ために、プラテンガラスに導くガイド部(25a)と、ガイ
ド部(25a)により導かれた原稿(D)を、正転により前記プ
ラテンガラスの所定位置に搬送し、逆転により前記原稿
(D)の第2面を複写するためにプラテンガラスから排出す
る、正逆転可能な原稿搬送手段(30)と、ガイド部(25a)
と共通通路を有し、原稿(D)の表裏を反転させるための
原稿反転部(25b)と、プラテンガラスから原稿搬送手段
(30)によって排出された原稿(D)を、原稿反転部(25b)を
周回させて、再度プラテンガラスに搬送する原稿反転手
段(23b,23c,23d)と、単一の駆動源(M)と、複数の一方向
クラッチを有し、単一の駆動源(M)によって原稿搬送手
段(30)及び原稿反転手段(23b,23c,23d)の駆動をさせる
ための駆動伝達手段とを有することを特徴とする自動原
稿搬送装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真複写機等
の記録装置に付加して使用される自動原稿搬送装置の駆
動装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】記録装置に対し、複写せんとする原稿を
能率的にかつ無人状態でも供給出来る装置としては、自
動化された自動原稿搬送装置(ADF)が既に提供され
ているが、従来は主に原稿の片面のみ複写を行うものに
機能が限定されていた。
【0003】一方では、最近記録紙の表裏に連続して複
写することの出来る記録装置の開発によって両面原稿の
複写が可能なADFの必要性が高まりつつあり、ADF
内における原稿の表裏反転の機構として多くの考案がな
されている。それらに関しては、特開昭59−2161
59号公報、特開昭53−112738号公報、実開昭
59−4548号公報、特開昭60−8834号公報、
特開昭60−26559号公報等の提案がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】これ等の自動原稿搬送
装置は、原稿給紙皿に積層した原稿を一枚宛記録装置に
供給する原稿供給部と露光位置に搬送停止させる原稿搬
送部と第1面の露光を終えた原稿を表裏反転して再度記
録装置に搬入する原稿反転部とさらに、第2面の露光を
終えた原稿を原稿排紙皿に排出する原稿排出部の各部か
ら成っていて、各部に配設される搬送ローラは装置の機
構上、正逆回転するモータと一方向回転するモータの2
種の駆動モータによってその全体を駆動するよう構成さ
れている例が多い。
【0005】つまり、この駆動モータは、周知の如く原
稿搬送部において第1面の露光を終えた原稿を反転部に
逆送する必要から正逆転に切換使用されるものと一方向
回転のみ必要な前記原稿供給部や原稿反転部、原稿排出
部の各搬送ローラに動力を供給するものと2種類が必要
となっている。
【0006】また、モータは高価であり、周期を取る必
要もあるため1種のモータにより、全体を駆動しようす
る場合には例えば、正逆転するモータから一方向回転す
る駆動力を得る必要があり、図8に示した従来例にある
ように、最小限5個の歯車G01,G02,・・・・G
05と2個の電磁クラッチCL1,CL2とから成る駆
動装置を設け、駆動モータMの正逆転のタイミングに応
じて電磁クラッチを作動して駆動出力の回転が常に一方
向回転となるよう制御される機能が必要となっている。
【0007】また前述した正逆転回転な駆動モータに替
えて一方向回転の駆動モータによって正逆回転の出力を
得ることも可能であるが、前述した規模と機能の駆動装
置が必要となって何れの方法によっても装置の価格に大
きな負担となっている実状にある。
【0008】本発明は、この点を解決して改良した結
果、複数のモータを必要とせず高価な電磁クラッチも必
要とせず従って制御機能も要しない簡単にして安価な自
動原稿搬送装置の駆動装置の提供を目的としたものであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的は、原稿(D)
を、前記原稿(D)の第1面を複写するために、プラテ
ンガラスに導くガイド部(25a)と、前記ガイド部
(25a)により導かれた前記原稿(D)を、正転によ
り前記プラテンガラスの所定位置に搬送し、逆転により
前記原稿(D)の第2面を複写するために前記プラテン
ガラスから排出する、正逆転可能な原稿搬送手段(3
0)と、前記ガイド部(25a)と共通通路を有し、前
記原稿(D)の表裏を反転させるための原稿反転部(2
5b)と、前記プラテンガラスから前記原稿搬送手段
(30)によって排出された前記原稿(D)を、前記原
稿反転部(25b)を周回させて、再度前記プラテンガ
ラスに搬送する原稿反転手段(23b,23c,23
d)と、単一の駆動源(M)と、複数の一方向クラッチ
を有し、前記単一の駆動源(M)によって前記原稿搬送
手段(30)及び前記原稿反転手段(23b,23c,
23d)の駆動をさせるための駆動伝達手段とを有する
ことを特徴とする自動原稿搬送装置の駆動装置によって
達成される。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明に用いられる駆動装置の一
実施の形態を図1に示す。
【0011】図1(a),(b)には、正逆回転するモ
ータから正逆転する駆動力と同時に、一方向回転する駆
動力を得るための駆動装置の一例が示されている。
【0012】モータMから軸d,d′に正逆転する駆動
力が伝えられている軸dと一体になった歯車GI,G
I′及び歯車GI,GI′と歯合する歯車GII,GI
I′があり、該歯車が時計方向に回転した場合のみクロ
ックする一方向クラッチ付のプーリ又は歯車Ga,G
b,Ga′,Gb′がある。該歯車Ga,Gb,G
a′,Gb′に係合するタイミングベルトB0又は歯車
G0を介して、軸C,C′に一方向回転力が伝達されて
いる。
【0013】図2には該駆動装置を適用した自動原稿搬
送装置の例を示し、図は記録装置本体10を二点鎖線を
もって正面視した状態にて示している。装置本体10の
上面には、一点鎖線にて輪郭部を示した本発明の駆動装
置を備えた自動原稿搬送装置(以下ADFと称す)20
が蝶番等による支持によって奥側に解放出来る構造にて
載置されているが、図の場合前記ADF20は手前側に
倒されて原稿搬送ベルト30が装置本体10の上部に設
けられたプラテンガラス11を圧接した状況となってい
る。
【0014】すなわち前記ADF20は以下説明する搬
送構造により原稿の自動送りを可能とするものである
が、また手動によってADF20の全体を開閉すること
により通常のプラテンカバーとしての機能をも併せて有
している。
【0015】ADF20の上部に配置した原稿供給部に
は原稿給紙皿40があって、原稿Dを積み重ねるように
なっており、コピー釦を押すと複写機内の制御手段を介
して、ADF20内のモータMによって各搬送機構が作
動し、まず送り出しローラ21が原稿Dの先端部最上面
を自重によって圧接した後、矢示方向に回転を始めて最
上部の第1面を上面とし原稿Dをガイド板24aに沿っ
て送り出す。
【0016】続いて原稿Dはさばきベルト22aとさば
きローラ22bによってしごかれて最上部の一枚だけが
ガイド板24bに沿って進みその先端が矢示方向に回転
する供給ローラ23aに達した時センサA(図4参照)
の検知信号によってクラックCを作動させ前記送り出し
ローラ21への動力伝達を断ち、その回転はフリーの状
態となる。
【0017】前記供給ローラ23aによって搬送される
ようになった原稿dは、U字状のガイド部25a内を搬
送されることによって表裏が反転した状態となってガイ
ド部25aの出口に設けた遮蔽部材27を原稿Dの先端
で排除して時計方向に回転するベルト駆動ローラ28a
と従動ローラ28bの間に張架された搬送ベルト30に
達し、その摩擦力によって搬送が継続される。
【0018】搬送ベルト30によってプラテンガラス1
1上を左方向に滑って搬送された原稿Dは、その左端部
がプラテンガラス11の左側縁部に設けた原稿ストッパ
部材12に当接して停止すると搬送ベルト30が原稿D
上を滑って空転するが、その直後に、前述したセンサに
より所定時間遅延して制御部から出された信号によって
前記ベルト駆動ローラ28aの回転を一旦停止するよう
になっている。すなわち原稿DがセンサAに検知されて
から原稿ストッパ部材に到達する迄に要する時間より所
定時間だけで遅れてベルト駆動ローラ28aが停止する
こととなる。
【0019】なお、原稿ストッパ部材12は、必ずしも
記録装置本体側に配置されている必要はなく、ADF側
に設置されていても良い。
【0020】また、原稿ストッパ部材を使用せずに、搬
送ベルト30を所定位置に停止するように制御すること
により原稿の位置決めを行ってもよい。
【0021】この状態にて原稿Dは複数個の従動回転す
る圧接ローラ29の自重を受けた搬送ベルト30によっ
てプラテンガラス11上に圧接されて第1面の露光が開
始され、そのあと周知のプロセスを経て面像の形成と記
録紙への転写を行って片面の複写を終了する。
【0022】さらにADF20は、前記プラテンガラス
11の右方に一対の薄い金属板あるいは樹脂板等をもっ
て形成した反転経路によって原稿Dの表裏反転を行うた
めの原稿反転部25bを設けていてその一端が前述した
ガイド部25aに開口して接続して他端が前記プラテン
ガラス11の右側縁部に開口するように構成している。
【0023】前記反転部25bの要所には矢示方向に回
転する搬送ローラ群23b,23c,23dが配置され
ており、またプラテンガラス11に面した開口部近くに
は前記反転部25b内に通過する原稿Dを検知するため
の例えば発光部26aと受光部26bから成るフォトセ
ンサ又はマイクロスイッチ等からなるセンサ26が配置
されている。
【0024】一方、前述したプロセスにより第1面の露
光を終えた原稿Dは、露光終了に同期してベルト駆動ロ
ーラ28aが反時計方法に回転を始めるので、搬送ベル
ト30によってプラテンガラス11を右方向に搬送され
る。
【0025】搬送された原稿Dの右端部は、遮蔽部材2
7により閉塞されているため前記ガイド部25aには入
ることなく、前記反転部25bに送り込まれることにな
る。
【0026】従って原稿Dは搬送ローラ23d,23
c,23bの順に反転部25b内を反時計方向に周回し
たのち原稿Dを右端部すなわちこの場合の先端部が前記
ガイド部25aに達し再び前記遮蔽部材27を排除して
プラテンガラス11上に送り出されるが、原稿Dの先端
部が前記搬送ベルト30に達する以前に原稿Dの後端部
が事前に前記フォトセンサ26の光ビームを通過し、そ
の信号に基づいて前記ベルト駆動ローラ28aの回転を
再び時計方向に切り換えて搬送ベルト30を時計方向に
回転させ第2面を下向きとした原稿Dを、再び原稿スト
ッパ部材12に当接する迄搬送するようになっている。
【0027】即ち前記ベルト駆動ローラ28aがその回
転方向を反時計方向から再び時計方向に転じても本発明
の駆動装置によって前記搬送ローラ23b,23c,2
3dの回転方向が逆転することなく、矢示方向の回転す
なわち原稿Dを反時計方向に表裏反転させる方向の回転
が持続させるようになっている。
【0028】図2とその平面の要部を示した図3におい
て、駆動モータMに接続して正逆転されるベルト駆動ロ
ーラ28aの回転軸S1、該回転軸S1に固定した歯車
G0、該歯車G0と歯合する歯車G1、歯車G1と同サ
イズでかつ互いに歯合する歯車G2を有し、該歯車G
1,G2の内部には、該歯車G1,G2が反時計方向に
回転する場合にのみ軸とロックされる一方向回転クラッ
チがあり、該クラッチを介して、プーリPG1,PG2
に一方向回転力が伝達され、プーリPG1,PG2,P
23b,P23c,P23dに係合するベルトを介して
搬送ローラ23b,23c,23dが駆動される。
【0029】従って原稿Dを搬送ベルト30によって反
転部25bに送るべく前記ベルト駆動ローラ28aが反
時計方向に回転している場合には前記歯車G2内の一方
向クラッチは作用するが歯車G1内は時計方向に回転す
るための歯車G1内の一方向クラッチは作用せず、その
結果プーリPG1は遊動状態となり、搬送ローラ23
b,23c,23dは前記プーリPG2によるベルト駆
動によって反時計方向に回転されるようになっている。
【0030】次に前述した如く駆動モータの逆転によっ
てベルト駆動ローラ28aが時計方向に回転されると、
前記歯車G2内の一方向クラッチが遊動状態となる替わ
りに前記歯車G1内の一方向クラッチが作用してプーリ
PG1を反時計方向に駆動するため搬送ローラ23b,
23c,23dはこの場合にも反時計方向に回転される
こととなる。
【0031】かくして搬送ローラ23b,23c,23
dを常に反時計方向の回転に保った状態で原稿Dは反転
部を反時計方向に搬送されることとなる。
【0032】従ってプラテンガラス11上に送り出され
た原稿Dは反転部25bを通過することにより表裏が反
転し、裏面すなわち第2面をプラテンガラス11に対面
させて搬送ベルト30により原稿ストッパ部材12に当
接する迄搬送される。
【0033】ついで、前記フォトセンサ26が原稿Dの
先端部を検知した信号によって作用を始める第1のタイ
マの作用により原稿Dが原稿ストッパ部材12に達した
あとベルト駆動ローラ28aの回転が停止し、原稿Dが
再び静止されるようになっている。
【0034】一方この間にあって装置本体10では片面
コピーを終えた記録紙が定着を終えて表裏反転され、裏
面の転写が出来る態勢におかれており、前述したベルト
駆動ローラ28a停止に続いて装置本体10内では原稿
Dの裏面すなわち第2面の露光、画像形成、転写が行わ
れる。
【0035】原稿Dの第2面の露光が終了すると、前述
した第1のタイマ同様フォトセンサ26の原稿の先端部
を検知した信号によって作用を始めた第2のタイマの作
動により前記原稿ストッパ部材12が下方に退避すると
同時に前記ベルト駆動ローラ28aが再び時間方向に回
転を始め搬送ベルト30が原稿Dを左方向に搬送してA
DF20の原稿排出部に備えた原稿排紙皿50に送り出
し、コピーの反復に伴って原稿Dを順次積層させて行
く。
【0036】前記原稿排紙皿50の直前には前記従動ロ
ーラ28bを介して駆動モータによって回転される排出
ローラ31が設けられているが該排出ローラ31も前記
搬送ローラ23b,23c,23d同様、本発明の駆動
装置によって原稿Dの搬送方向の反転に関係なく常に時
計方向に回転して原稿Dを原稿排紙皿50に排出するよ
うに駆動されている。
【0037】すなわち前述した一方向クラッチが前記従
動ローラ28bの回転軸S11に、また別の一方向クラ
ッチが中間軸S12にそれぞれ取り付けられていて、そ
れらの軸が時計方向に回転する場合にのみクラッチが作
用してプーリP11あるいはプーリP12がベルトB1
1を介して排出ローラ31を時計方向に駆動、回転する
ようになっている。
【0038】従って前記ベルト駆動ローラ28aから搬
送ベルト30を経て駆動される従動ローラ28bの回転
方向が時計方向、反時計方向の何れであっても前述した
如き本発明の駆動装置の作用により前記排出ローラ31
は常に時計方向の回転をして両面の露光を終えた原稿D
を原稿排紙皿50に送り出す作用を継続することとな
る。これにより、排紙皿からの排出済原稿の巻き込みを
防止できる。
【0039】なお、原稿Dの後端部が原稿ストッパ部材
12を通過した後に原稿ストッパ部材12が図示位置に
復帰し、かつベルト駆動ローラ28aの時計方向の回転
が停止されてADF20の作動サイクルを当初の状態に
復し、続く原稿Dの搬送が自動的に開始されるよう制御
される構造となっている。
【0040】なお、原稿Dを排出しながら次の原稿の搬
送を開始し、原稿Dの後端がストッパを通過した後スト
ッパは復帰し次の原稿を規定位置に停止させるようにし
てもよい。また、原稿排出前に再度反転して排出しても
良い。また、本駆動機構は従来公知の電子写真複写装
置、レーザプリンタ、液晶プリンタ、LEDプリンタ等
の複写記録装置にも適用できる。
【0041】以上説明した第1の実施の形態における本
発明の駆動装置を用いた原稿Dの搬送機能の作用をタイ
ムチャートにて図示すると図5に示す通りであって、原
稿反転部25bに設けた唯1個のセンサ26によって原
稿Dの搬送方向の切り換えや停止等がすべて制御される
ようになっていて、それによって原稿の両面を自動的に
連続して複写することを可能としている。
【0042】また図4に示す本発明の駆動装置を用いた
第2の実施の形態では、前記ガイド部25aと前記反転
部25bの合流する搬送経路内に第1の実施例における
センサ26に替わってフォトセンサ126を配置したも
のであって、この場合該フォトセンサ126は、原稿D
が前記ガイド部25aを経て第1面の露光のため搬送さ
れる時と、第1面の露光を終えて前記反転部25bを経
て第2面の露光を受けるべく再び前記ガイド部25aを
通過する時の2回にわたって検出することとなり、その
結果センサ126は図6のタイムチャートに明らかな如
く1個で第1面露光時の搬送ベルト30、さらに前述し
た送り出しローラ21の停止制御も可能となる。
【0043】従って第2の実施の形態では第1の実施の
形態におけるセンサA(図4参照)設けなくても自動原
稿搬送装置における信号を制御することが可能となる。
【0044】なお前述した何れの実施の形態の場合にお
いても、原稿Dを反転部により再度表裏反転してそのま
ま露光部を通して排出し、ADFの給紙時と同ページに
揃えることが可能である。原稿Dを排出しながら次の原
稿の搬送を開始し原稿Dの後端がストッパを通過した後
ストッパは復帰し次の原稿を規定位置に停止させること
も可能である。
【0045】また使用するセンサは、フォトセンサに限
らずマイクロスイッチ、その他のセンサを使用可能であ
る。
【0046】次に本発明の駆動装置の駆動源である駆動
用モータMの配置について説明を行う。ADF20にお
ける原稿搬送機構としては、図3に示す装置20内に設
けた基板AおよびBの間に図2に示した各搬送部材を、
また前記基板Aの背面にはそれら各搬送部材を回転させ
る各駆動部材(図2においては二点鎖線にて図示してあ
る)をそれぞれ配置し、駆動用モータMの動力によって
駆動・回転されるよう構成している。
【0047】前記駆動用モータMは一般に負荷が大きい
ため大型でかつ減速歯車装置を備えるものが使用される
関係からその収容のため装置内に大きなスペースを必要
とするものであるが、本実施の形態の自動原稿搬送装置
においては、外径寸法の小さい駆動ローラをもって前述
した反転ローラ群を構成することにより原稿反転部25
bの内側に大きな空間部を形成することが可能となり、
該空間部を有効に利用する一つの手段として前記駆動用
モータMの収容に当てている。
【0048】従って前記駆動用モータMのシャフトは、
前記基板Aを貫通して該基板Aの背面に組み込まれた各
駆動部材に動力を伝達するよう構成されている。
【0049】すなわち前記駆動用モータMの回転はタイ
ミングベルトを介してプーリP1からプーリP2に減速
して伝達されて前記ベルト駆動ローラ28aを駆動する
と同時に該プーリP2からさらにタイミングベルトを介
してプーリP3とプーリP4に伝達される。駆動用モー
タMを除く各駆動部材は、何れも小型の部材であって基
板Aの背面に占める奥行寸法は小さなもので済みその結
果、自動原稿搬送装置20を小型で取扱性の良いものと
している。
【0050】なお前記反転部25bの内側に形成した空
間部には、前述した駆動用モータM以外の部材の収容も
可能であって装置20のコンパクト化に対する利用価値
は極めて高い。
【0051】以上説明した自動原稿搬送装置にあって、
原稿の搬送中、搬送不良をおこすことがある。よって原
稿の反転部25bには、万一ジャムが発生したとき之を
取り出すことができるような対策が講じられている。
【0052】図7(a),(b)はその要部を示したも
のである。前記原稿反転部25bは、薄い金属板あるい
は樹脂板等をもって成型した内側ガイド部材225aと
外側ガイド部材225bおよび225cとによって形成
された断面がスリット状通紙可能の搬送路であって、そ
の一端は前述したガイド部25aに接続し、他端が前記
プラテンガラス11の右側縁部に接続するように構成さ
れている。
【0053】前記内側ガイド部材225aと外側ガイド
部材225cはADF20に固定して取り付けられてい
るが前記外側ガイド部材225bは、ADF20に設け
た回転支持部22bを介して回転可能に取り付けられて
いる。すなわちADF20の作動時には図7(a)の状
態にあって前記外側ガイド部材225bは、ADF20
に対しロックされて前記内側ガイド部材225aとの間
に所定の間隔をもった断面がスリット状通紙可能の搬送
路を形成しているが作動の停止時にロックを解除し、前
記回転支持部22bを支点として時計方向に回転すると
図7(b)に示す如く原稿反転部25bの上部が開き前
記内側ガイド部材225aの上面が開放されるようにな
っている。
【0054】よって、前記原稿反転部25bにおいて原
稿Dの紙詰まり等による給送不良が発生した場合には、
ADF20のモータを停止した上で、前記外側ガイド部
材225bを開放すると図7(b)に示す如く原稿Dの
搬送方向が大きく開口すると同時に、搬送ローラ23
b,23c等の挟着面も開放されて紙詰まり状態にある
原稿Dを容易かつ迅速に引き出し、直ちに後続する原稿
Dの搬送を再開することが出来るようになっている。
【0055】
【発明の効果】本発明の自動原稿搬送装置の駆動装置は
構造が簡単でかつ故障の少ない装置である。従って本発
明による駆動装置を適用した自動原稿搬送装置は簡単か
つ安価な機構をもって、原稿の表裏反転の作動中にも反
転部搬送ローラや排出ローラの回転を搬送方向に維持す
ることを実現したもので、これにより連続した原稿の供
給が可能となって記録装置のコピー速度を高めることが
できるようになる。
【0056】同時に、搬送中のローラの逆転に起因する
ジャムや排出された原稿の逆送時の事故も防止されるこ
ととなり原稿を傷めることなく安定して搬送することの
出来る自動原稿搬送装置の駆動装置が提供されることと
なった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に用いられる駆動装置の構成図。
【図2】本発明の自動原稿搬送装置の断面図。
【図3】本発明の自動原稿搬送装置の平面図。
【図4】他の実施の形態を示す自動原稿搬送装置の断面
図。
【図5】シーケンスを示すタイムチャート図。
【図6】シーケンスを示すタイムチャート図。
【図7】自動原稿搬送装置の要部を示したもの。
【図8】駆動装置の従来例を示す斜視図。
【符号の説明】
10 記録装置本体 11 プラテンガラス 12 原稿ストッパ部材 20 自動原稿搬送装置(ADF) 23a 供給ローラ 23b〜23d ベルト搬送ローラ(原稿反転手段) 25b 原稿反転部(反転部) 28a ベルト駆動ローラ 28b 従動ローラ 30 搬送ベルト(原稿搬送手段) 31 排出ローラ 40 原稿給紙皿 50 原稿排紙皿 D 原稿 M 駆動用モータ(駆動源)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿(D)を、前記原稿(D)の第1面
    を複写するために、プラテンガラスに導くガイド部(2
    5a)と、 前記ガイド部(25a)により導かれた前記原稿(D)
    を、正転により前記プラテンガラスの所定位置に搬送
    し、逆転により前記原稿(D)の第2面を複写するため
    に前記プラテンガラスから排出する、正逆転可能な原稿
    搬送手段(30)と、 前記ガイド部(25a)と共通通路を有し、前記原稿
    (D)の表裏を反転させるための原稿反転部(25b)
    と、 前記プラテンガラスから前記原稿搬送手段(30)によ
    って排出された前記原稿(D)を、前記原稿反転部(2
    5b)を周回させて、再度前記プラテンガラスに搬送す
    る原稿反転手段(23b,23c,23d)と、 単一の駆動源(M)と、 複数の一方向クラッチを有し、前記単一の駆動源(M)
    によって前記原稿搬送手段(30)及び前記原稿反転手
    段(23b,23c,23d)の駆動をさせるための駆
    動伝達手段とを有することを特徴とする自動原稿搬送装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009060887A1 (ja) * 2007-11-09 2009-05-14 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha 回転電機および駆動装置
JP2017226494A (ja) * 2016-06-20 2017-12-28 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 記録媒体搬送装置及び画像形成装置

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