JPH10120076A - 部品担持テープとこれを用いた部品供給方法およびその装置 - Google Patents

部品担持テープとこれを用いた部品供給方法およびその装置

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JPH10120076A
JPH10120076A JP8282042A JP28204296A JPH10120076A JP H10120076 A JPH10120076 A JP H10120076A JP 8282042 A JP8282042 A JP 8282042A JP 28204296 A JP28204296 A JP 28204296A JP H10120076 A JPH10120076 A JP H10120076A
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row
holes
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tape
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JP8282042A
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English (en)
Inventor
Ryoji Inuzuka
良治 犬塚
Kunio Oe
邦夫 大江
Kunio Sakurai
邦男 桜井
Yoshiyuki Nagai
禎之 永井
Hideo Sakon
英雄 左近
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品供給部の必要スペースを広げることなく
部品の担持数を増大して効率よく供給し、部品切れによ
る稼働率の低下を防止しすることを目的とする。 【解決手段】 部品収納穴3が長手方向に並ぶ列Yを幅
方向に複数設け、幅方向には各列Yの部品収納穴3が1
つと、他の列Yの位置に設けられた部品突き上げ部材5
の抜け穴6が並ぶ行Xを形成し、各行Xに位置する部品
収納穴3を持った列Yの位置が長手方向に所定の規則を
持って変化するように部品収納穴3および抜け穴6を配
列した部品担持テープ1を、長手方向に行Xの方向に行
Xの配列ピッチPX分ずつ間欠搬送して各行Xの位置を
部品供給位置Cに順次に到達させ、この部品供給位置C
に到達した行Xのいずれかの列Yにある部品収納穴3に
収納されている部品を、前記規則に従ってシフトしたピ
ックアップ位置にて確実にピックアップされるようにす
ることにより、上記の目的を達成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は長手方向に並ぶ部品
収納穴に部品を収納して保持し、長手方向に間欠搬送さ
れて収納した部品を部品供給位置に順次送り付け使用に
供するのに用いる部品担持テープと、これを利用した部
品供給方法およびその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の部品担持テープは図4に
示すように、部品収納穴aが部品担持テープbの長手方
向に一列に並ぶように設けられている。この部品担持テ
ープbは図示しないリールに巻き取って図5に示すよう
な部品供給カセットcに装着される。部品供給カセット
cは例えば、図6に示すような電子部品を基板kに装着
して電子回路基板を製造する自動機lの品供給部に必要
数装着され、その都度必要とする部品iを装着した部品
供給カセットcが部品吸着ヘッドmと対向する部品供給
位置に移動され、保持している部品iを部品吸着ヘッド
mに設けられた吸着ノズルjによるピックアップ位置に
供給し、この供給した部品iが吸着ノズルjによりピッ
クアップされて基板kへの装着に用いられるようにす
る。
【0003】個々の部品供給カセットcでは、これに装
備さられた部品担持テープbをリールからテープガイド
d上へ引出し、部品担持テープbの一縁に沿って設けら
れたパーフォレーションeにテープガイドd先端位置に
あるスプロケットfが噛み合うようにする。この状態
で、スプロケットfをこれと同軸に設けられたラチェッ
ト機構gによって部品供給の都度間欠回転させ、部品担
持テープbの各部品供給穴aに収納している部品iを、
テープガイドd上の部品供給位置hに順次に送り付け供
給する。部品iが部品供給位置hに達する都度、これを
吸着ノズルj等によってピックアップし、所定の位置に
持ち運んで基板kの所定位置に装着されるようにする。
【0004】これによって、微小な電子部品であって
も、これを簡易に取扱い、能率よく、かつ確実に自動供
給することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記部品供
給カセットcの幅は約20mm程度ある。これを電子回
路基板を製造する上で必要な部品の種類の数、例えば1
00個を自動機lの部品供給部に図6のように並べると
すると、部品供給カセットc全体の幅は2mにもなる。
しかし、部品の大きさにかかわりなく部品担持テープb
は一定幅のものが用いられ、最大サイズの部品iに対応
する幅に設定されている。従って、部品iのサイズによ
っては無駄なスペースが生じるし、一定幅の部品供給部
での部品搭載数が少なく、部品切れにより部品供給カセ
ットを交換するために生じる時間のロスが大きい。この
ため稼働率は低く、高速化により電子回路基板の生産性
の向上が図られている近時の自動機l等では特に問題と
なっている。
【0006】本発明の目的は、部品供給部の必要スペー
スを広げることなく部品の担持数を増大して効率よく供
給され、部品切れによる稼働率の低下を防止し生産性を
向上することができる部品担持テープと、これを用いた
部品供給方法およびその装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記のような目的を達成
するために、請求項1の発明の部品担持テープは、部品
を収納して保持する部品収納穴が長手方向に並ぶ列を、
部品担持テープの幅方向に複数設けるとともに、幅方向
には各列の部品収納穴が1つと、他の列位置に設けられ
た部品突き上げ部材の抜け穴が並ぶ行を形成し、各行に
部品収納穴を持った列の位置が長手方向に所定の規則を
持って変化するように部品収納穴および抜け穴を配列し
たことを特徴とするものである。
【0008】このような構成では、従来通りのテープ幅
で、従来通りの部品収納ピッチでも、部品の大きさによ
り生じる幅方向の余裕に応じて、部品担持テープの長手
方向に並ぶ部品収納穴の列を幅方向に複数設ければよ
く、従来通りの幅および長さの部品担持テープに従来の
数倍の部品を収納して供給することができ、部品を供給
する自動機での部品切れの発生率が従来の数分の一とな
るので、部品供給に必要なスペースの拡大なしに自動機
の稼働率および生産性が数倍に向上する。
【0009】しかも、部品担持テープの部品収納穴が位
置する幅方向の各行位置には、複数列設けられている収
納穴が1つしかなく、部品担持テープを長手方向に搬送
して複数列に設けた各部品収納穴に収納している部品を
部品供給位置へ1つずつ送り付けられるので、複数の部
品が部品供給位置に同時に到着してそのうちの1つがピ
ックアップされる間にも、そのときピックアップされな
いで部品供給位置にある部品が次のピックアップまで待
機しているときに、振動などの影響を受けて位置や向き
にずれが生じたり、飛びだしたりするようなことを回避
することができ、また、部品担持テープの各列ごとの部
品収納穴はそれぞれ部品担持テープの幅方向に所定量位
置ずれして部品供給位置に達するが、各行に位置する部
品収納穴を持った列の位置が部品担持テープの長手方向
に所定の規則を持って変化するので、部品供給位置のど
の位置に部品が供給されるかが前記規則から簡易に予測
でき、部品供給位置に供給される部品のピックアップ位
置を前記規則に従ってシフトすることにより、供給した
部品がミスなくピックアップされ確実に使用に供される
ようにすることができ、これらによって、各部品収納穴
に収納された各部品の有効利用を図り、部品担持数の増
大による前記稼働率および生産性の向上が実現し、しか
も、部品のピックアップ機構は特に複雑化することがな
いのでコスト上昇の原因にはならない。
【0010】さらに、部品供給位置に達した行位置と、
この行位置での各列位置とが重なる複数のポイントを、
各行位置が部品供給位置に達する都度、部品突き上げ部
材によって同時に突き上げるだけで、部品のない行位置
と列位置とが重なるポイントではそこに設けられている
抜け穴によって上動する部品突き上げ部材を逃がして部
品担持テープが部品突き上げ部材の同時突き上げ動作を
邪魔しないようにしながら、部品供給位置に達した行位
置におけるどれかの列に位置する部品収納穴内の部品を
従来通りに確実に突き上げて部品をピックアップしやす
くするので、部品突き上げ部材は前記複数のポイントに
対応する複数の突き上げ部を有したものを従来通りに動
作させればよく、突き上げのための機構は特に複雑化す
ることがないのでコスト上昇の原因にならない。
【0011】請求項2の発明の部品供給方法は、部品を
収納して保持する部品収納穴が長手方向に並ぶ列を、部
品担持テープの幅方向に複数設けるとともに、幅方向に
は各列の部品収納穴が1つと、他の列位置に設けられた
部品突き上げ部材の抜け穴が並ぶ行を形成し、各行に位
置する部品収納穴を持った列の位置が長手方向に所定の
規則を持って変化するように部品収納穴および抜け穴を
配列した部品担持テープの各部品収納穴に部品を収納
し、この部品担持テープを表面上向き状態で長手方向に
前記行ピッチずつ間欠に搬送して、各行位置を部品供給
位置に順次に位置させ、部品担持テープの各行位置が部
品供給位置に達する都度、部品担持テープの部品供給位
置に達した行位置とこの行位置での前記各列位置とに対
応した複数のポイントを部品突き上げ部材によって下側
から同時に突き上げ、各部品収納穴および各抜け穴の配
列規則に従って部品供給位置に位置する部品収納穴に対
応するように部品ピックアップ位置を設定し、部品供給
位置にて前記部品突き上げ部材により突き上げられる部
品をピックアップし使用に供することを特徴とするもの
であり、請求項1の発明の部品担持テープの特徴を活か
して部品を首尾よく供給することができる。
【0012】請求項3の発明の部品供給装置は、部品を
収納して保持する部品収納穴が長手方向に並ぶ列を、部
品担持テープの幅方向に複数設けるとともに、幅方向に
は各列の部品収納穴が1つと、他の列位置に設けられた
部品突き上げ部材の抜け穴が並ぶ行を形成し、各行に位
置する部品収納穴を持った列の位置が長手方向に所定の
規則を持って変化するように部品収納穴および抜け穴を
配列し、各部品収納穴に部品を収納した部品担持テープ
を、部品供給位置まで所定の経路で前記行ピッチずつ間
欠送りして、部品担持テープの各行位置を部品供給位置
に順次に送りつける搬送手段と、部品供給位置に設けら
れ部品担持テープの行位置が部品供給位置に達する都
度、その行位置とこの行位置での各列位置とが重なる複
数のポイントを同時に突き上げる突き上げ手段と、部品
供給位置に達して部品突き上げ手段により突き上げられ
る部品をピックアップし使用に供する部品ピックアップ
手段と、部品ピックアップ手段が部品供給位置で部品を
ピックアップする位置を、部品供給位置に順次に達する
各行位置の部品収納穴がある列位置の変化に応じてシフ
トさせるシフト手段とを備えたことを特徴とするもので
あり、請求項2の発明の部品供給方法を自動にて首尾よ
く達成することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の部品担持テープ
と、これを用いた部品供給方法およびその装置に係る実
施の形態について図1〜図3を参照しながら説明する。
【0014】本実施の形態の部品担持テープは図1の
(a)、(b)に示してあるが、先に説明した図4に示
す従来の部品担持テープbと同じ幅B、同じ大きさおよ
びピッチのパーフォレーション4を持ち、同じ大きさの
部品2を収納するようにしたものであり、紙製や合成樹
脂製である。
【0015】この本実施の形態の部品担持テープ1は、
これの有効幅B1に対して収納する部品2の大きさLが
1/2以下と小さく幅方向に余裕がある。そこで、この
幅方向の余裕利用し、部品2を収納して保持する部品収
納穴3が長手方向に並ぶ列Yを、部品担持テープ1の有
効幅B1内での2列となるように設けてある。なお、各
列Yの部品収納穴3の配列ピッチPは図4に示した従来
の部品担持テープbと同じである。
【0016】このように、従来通りのテープ幅Bおよび
有効幅B1で、従来通りの部品収納ピッチPでも、部品
2の大きさLにより生じる余裕を利用して、部品担持テ
ープ1の長手方向に並ぶ部品収納穴3の列Yを幅方向に
2列、あるいはそれ以上に設けることにより、従来通り
の幅Bおよび長さの部品担持テープ1に従来の数倍の部
品2を収納して供給することができ、これら部品2の全
てを1つずつ供給することができれば、部品を供給する
従来の自動機lを含む各種の自動機での部品切れの発生
率が従来の数分の一となるので、自動機の稼働率および
生産性が数倍に向上する。
【0017】そこで、本実施の形態では、部品担持テー
プ1の幅方向には各列Yの部品収納穴3が1つと、他の
列Yの位置に設けられた図1の(b)に示すような部品
突き上げ部材5に対する逃げとなる抜け穴6とが並ぶ行
Xを形成するとともに、各行Xに位置する部品収納穴3
を持った列Yの位置が部品担持テープ1の長手方向に所
定の規則を持って変化するように部品収納穴3および抜
け穴6を配列してある。本実施の形態では各列Yにおい
て部品収納穴3と抜け穴6とが交互に位置し、隣どうし
の列Yどうしでは双方の部品収納穴3と抜け穴6とが、
部品担持テープ1の幅方向に並ぶ行Xを形成するように
してある。しかし、各行Xに位置する部品収納穴3を持
った列Yの位置が部品担持テープ1の長手方向に所定の
規則を持って変化する配列であれば本実施の形態以外の
どのような配列にしてもよいし、列Yの数も部品担持テ
ープ1の幅方向の余裕の大きさに応じて3列以上に設け
ることできる。
【0018】このように、部品担持テープ1の部品収納
穴3が位置する幅方向の各行Xの位置に部品収納穴3が
1つしかないようにすると、部品担持テープ1を図2、
図3に示すような部品供給カセット11等を利用して、
図2に矢印イで示す長手方向に搬送して部品収納穴3に
収納している部品2をテープガイド15上の図1の
(b)、図2、図3に示す所定の部品供給位置Cに送り
つけて供給するのに、部品担持テープ1に複数の列Yの
各部品収納穴3に収納している部品2を、列Yの数には
関係なく部品供給位置Cへ1つずつ送り付けられる。従
って、複数の部品2が部品供給位置Cに同時に到着し
て、そのうちの1つが。吸着ノズル12等によりピック
アップされている間の待機中にも、そのときピックアッ
プされない部品2が振動などの影響をうけて位置や向き
にずれが生じたり、飛びだしたりするようなことを回避
することができ、これらよって、各部品収納穴3に収納
した各部品2の有効利用を図り前記部品2の担持数の増
大による稼働率および生産性の向上が実現する。
【0019】また、部品担持テープ1の各列Yに位置す
る部品収納穴3はそれぞれ部品担持テープ1の幅方向に
図1の(b)に示す列ピッチS分だけ左右に位置ずれし
て部品供給位置Cに到達するが、各行Xに位置する部品
収納穴3を持った列Yの位置が部品担持テープ1の長手
方向に所定の規則を持って変化するので、部品供給位置
Cの図1の(b)に示す左右のどの位置に部品2が供給
されるかが前記規則から簡易に予測でき、部品供給Cに
供給される部品2の吸着ノズル12等によるピックアッ
プ位置を前記規則に従ってシフトすることにより、供給
した部品2の1つ1つがミスなくピックアップされ確実
に使用に供されるようにすることができ、これによって
も、各部品収納穴3に収納した部品2の有効利用を図っ
て前記部品2の保持数の増大による稼働率および生産性
の向上が実現する。しかも、吸着ノズル12等を利用し
た部品ピックアップ機構は従来のままでよいので、部品
ピックアップ機構は特に複雑化することがなくコストア
ップの原因にはならない。
【0020】前記部品供給カセット11は、前記した部
品突き上げ部材5が図1の(b)に示すように、図1の
(a)および(b)に示す部品供給位置Cに達した行X
の位置とこの行Xの位置での各列Yの位置とに対応する
複数のポイントP1、P2を同時に突き上げる複数の部
品突き上げ部5aを有している点で、従来の部品供給カ
セットと異なるだけである。
【0021】部品供給カセット11は例えば電子回路基
板を製造する図6に示したような自動機の部品供給部に
座面11aを当てがい、この座面11aに設けられた位
置決めピン11bを部品供給部に設けられた図示しない
位置決め穴に嵌め合わせて位置決めした後、クランプレ
バー11cを図3に示すように横に倒すことにより前記
位置決め位置に固定される。
【0022】部品供給カセット11には部品担持テープ
1を巻き取った図示しないリールをリール装着部13の
軸14に予め装着し、リールに巻き取られた部品担持テ
ープ1をテープガイド15の上に図1の(b)、図1に
示すように引出して、テープガイド15の先端部の一側
に設けられた図1の(b)、図3に示すスプロケット1
6にパーフォレーション4を噛み合わせておく。これに
よって、スプロケット16と同軸に設けたラチェット機
構17により所定量ずつ間欠送りできる状態となる。こ
の間欠送りは、各種自動機の部品2をピックアップする
吸着ノズル12等を持った図示しない部品装着ヘッド側
が部品2のピックアップ動作に連動してレバー18を押
下する量によって調節される。レバー18が設定量押下
されるとこの押下量に応じてラチェット機構17が所定
量往方向に回動され、部品装着ヘッド側が部品2のピッ
クアップ終了に伴い前記押下を解除したとき、ラチェッ
ト機構17が図示しないばねによる付勢で前記所定量相
当分の復方向に回動してスプロケット16を供回りさ
せ、部品担持テープ1を前記押下量に応じた所定のピッ
チずつ間欠に搬送する。この時の間欠送りピッチは各行
Xの配列ピッチPXとなるように設定される。これによ
って、吸着ノズル12が部品供給位置Cに供給された部
品2をピックアップする都度、このピックアップした行
Xの次の行Xの部品2が部品供給位置Cに到達するよう
に部品担持テープ1が間欠搬送され、次の部品2のピッ
クアップまで待機される。
【0023】また、レバー18が押下されると、これと
同軸に設けられた今1つのラチェット機構19によって
リール22が図3に示す矢印ロで示す往方向に所定量回
動され、前記押下が解除されたときのラチェット機構1
9の図示しないばねによる前記所定量分の復方向への回
動によって、前記間欠搬送される部品担持テープ1の部
品収納穴3を覆っていたトップテープ21を所定量リー
ル22に巻き取ることる。これによって、部品担持テー
プ1が部品供給位置Cよりも少し前の位置に到達した位
置にてトップテープ21をその部品担持テープ1から剥
がし、部品供給位置Cに向かう各行Xにある部品収納穴
3を予め開放しておき、その部品収納穴3に収納されて
いる部品2が部品供給位置Cでの次のピックアップに供
せるようにする。
【0024】一方、部品供給位置Cの直前にて部品担持
テープ1をトップテープ21が剥離される前の所定の範
囲と、トップテープ21が剥離された後の部分を部品供
給位置Cの手前まで覆うとともに、部品担持テープ1を
テーブガイド15の上面に沿うように押さえるテープ押
さえ23を設け、部品担持テープ1の部品供給位置Cに
到達する部分を安定させるとともに、部品供給位置Cに
到達する前にトップテープ21の剥離によって開放され
た部品収納穴3に収納されている部品2を部品収納穴3
内に押さえ付けて、部品2が振動などの影響で位置や姿
勢にずれが生じたり、飛びだしたりするのを防止し、各
行Xの部品2がそれぞれ部品供給位置Cに適正な位置お
よび姿勢にて到着し、前記ピックアップに供されるよう
にしてある。また、テープ押え23の前記トップテープ
21の剥離位置に対応して部品担持テープ1の幅方向の
スリット23aを設け、前記リール19に巻き取られる
トップテープ21をこのスリット23aを通じて引出す
ことによって、部品担持テープ1の搬送と同時にトップ
テープ21をこのスリット23aの位置にて剥離するよ
うになっている。
【0025】さらに、部品供給位置Cにはラチェット機
構17と連動して、テープ押さえ23の上で部品担持テ
ープ1の搬送方向にスライドするシャッタ24が設けら
れている。このシャッタ24はラチェット機構17が部
品担持テープ1を間欠送りするのに連動して、部品供給
位置Cの真上に位置しトップテープ21の剥離により開
放された状態でテープ押さえ23から外れて部品供給位
置Cに到達する部品収納部3をテープ押さえ23に続い
て上方より覆い、この部品収納部3に収納されている部
品2が振動などの影響を受けて、位置や姿勢にずれが生
じたり、飛び出したりするのを防止し、ラチェット機構
17が部品担持テープ1を間欠送りした後復動するのに
連動してシャッタ24は部品供給位置Cから退避し、部
品担持テープ1の間欠送りが終了して部品供給位置Cに
到達した部品2が前記ピックアップに供されるのにシャ
ッタ24が邪魔しないようにしている。
【0026】このようなシャッタ24によっても、部品
供給位置Cに複数の部品2が同時に到達するようなこと
があると、1つの部品2がピックアップされている間、
他の部品2はフリーな状態となるので、1つの部品2が
ピックアップされている間の待機中に、振動や何らかの
外力によって前記したように位置や向きにずれが生じた
り、飛びだしたりすることになる。
【0027】さらに、部品担持テープ1のパーフォレー
ション4にスプロケット16が噛み合う位置にも、部品
担持テープ1をテープガイド5に圧着するテープ押え2
5を設け、部品担持テープ1がスプロケット16から逃
げて搬送不良を起こさないようにしている。
【0028】さらに本実施の形態では、従来設けられて
いる1つの部品突き上げ部材5に図1の(b)に示すよ
うな複数の部品突き上げ部5aを設けた点が、従来の部
品供給カセットと異なっている。部品突き上げ部材5は
従来の通りテープガイド15の一部のガイド穴15bの
案内で上下動できるように支持され、ばね26によって
下動習性が与えられている。複数の部品突き上げ部5a
は部品供給位置Cに到達した行Xの位置と、この行Xで
の各列Yの位置とが重なった、1つの部品収納穴3と1
つの抜け穴6とに対応している。テープガイド15の別
の部分には前記した図示しない部品装着ヘッド側から押
下される操作ピン31が設けられ、ばね32によって上
動習性が与えられている。部品突き上げ部材5と操作ピ
ン31とはテープガイド15の側面に中央を軸33で枢
支された仲介レバー34の各端部と当接し、部品突き上
げ部材5が操作ピン31の上下動に連動するようにして
ある。
【0029】部品装着ヘッドは、部品2をピックアップ
する時点で部品突き上げ用の操作ピン31をばね32に
抗して押下する。これにより、操作ピン31の下動の動
きがテープガイド15の側面に枢支された仲介レバー3
4を介し前記部品突き上げ部材5に向きが反転した上向
きの動作として伝達し、部品突き上げ部材5を上動させ
る。
【0030】このとき、部品突き上げ部材5は部品供給
位置Cに到達している行Xの位置とこの行Xでの各列Y
の位置とが重なる複数のポイントP1、P2に対応する
部品突き上げ部5a、5aを有しているので、各行Xの
位置が部品供給位置Cに達する都度、1つの部品突き上
げ部材5の各部品突き上げ部5a、5aにより前記複数
のポイントP1、P2を単純に同時に突き上げるだけ
で、部品2のない行Xの位置と列Yの位置とが重なるポ
イントでは、そこに設けられている抜け穴6によって上
動する部品突き上げ部5aを逃がして部品担持テープ1
が部品突き上げ部5aの同時突き上げ動作を邪魔しない
ようにしながら、部品供給位置Cに達した行Xの位置に
おけるどれかの列Yに位置する部品収納穴3内の部品2
を従来通りに確実に突き上げてその部品2をピックアッ
プしやすくするので、部品突き上げ部材5は1つのもの
に前記複数のポイントP1、P2に対応する複数の部品
突き上げ部を有したものを従来通りに動作させればよ
く、突き上げのための機構は特に複雑化することがない
のでコスト上昇の原因にならない。なお、部品担持テー
プ1の裏面に貼り合わされたボトムテープ35は、部品
2が部品収納穴3から落下するのを防止するだけの薄く
腰の弱い紙や樹脂からなるテープであるので、部品突き
上げ部材5による部品の突き上げに支障をもたらさな
い。
【0031】なお、部品供給カセット11等の部品供給
装置は、本実施の形態のものに限られることはなく、各
部品収納穴3に部品2を収納した上記のような部品担持
テープ1を表面上向き状態で長手方向に前記行ピッチず
つ間欠に搬送して、各行位置を部品供給位置Cに順次に
位置させ、部品担持テープ1の各行Xの位置が部品供給
位置Cに達する都度、部品担持テープ1の部品供給位置
Cに達した行Xの位置とこの行Xの位置での前記各列L
の位置とに対応した複数のポイントP1、P2−−−を
部品突き上げ部材5によって下側から同時に突き上げて
部品2のピックアップに供せるものであればよいし、部
品2のピックアップを行う吸着ノズル7等は、各部品収
納穴3および各抜け穴6の配列規則に従って部品供給位
置Cに位置する部品収納穴3に対応するように部品ピッ
クアップ位置を設定し、部品供給位置Cにて前記部品突
き上げ部材5により突き上げられる部品2をピックアッ
プし使用に供せるものであればよく、前記部品担持テー
プ1の特徴を活かして部品を自動で首尾よく供給するこ
とができる。また、このような部品供給方法が行えれば
どのような装置を用いることもできる。
【0032】例えば、部品担持テープ1の搬送方法によ
って、あるいは部品2の種類によって、部品2の脱落が
なければ、トップテープ21を省略したもの、あるい
は、ボトムテープ35を省略したものにも同様に適用で
きる。トップテープ21およびボトムテープ35の双方
を省略できる搬送形態としては、部品担持テープ1の表
裏両面をガイドできる搬送経路にて部品担持テープ1を
往復に間欠搬送し、往方向の搬送では部品担持テープ1
の部品収納穴3が部品出し入れ口に対向する都度、収納
している部品が部品出し入れ口を通じてピックアップさ
れて使用に供されるようにして部品の供給を行い、復方
向の搬送では部品収納穴が部品出し入れ口に対向する都
度、その部品収納穴に部品出し入れ口を通じて部品を収
納していき、次の部品供給が行えるようにするものがあ
る。
【0033】
【発明の効果】請求項1の発明の部品担持テープによれ
ば、従来通りの幅および長さの部品担持テープに従来の
数倍の部品を収納して供給することができ、部品を供給
する自動機での部品切れの発生率が従来の数分の一とな
るので、部品供給に必要なスペースの拡大なしに自動機
の稼働率および生産性が数倍に向上する。
【0034】しかも、部品担持テープを長手方向に搬送
して複数列に設けた各部品収納穴に収納している部品を
部品供給位置へ1つずつ送り付けられることにより、複
数の部品が部品供給位置に同時に到着して1つしかピッ
クアップされず、ピックアップされないで部品供給位置
にある他の部品が次のピックアップまでに、振動などの
影響を受けて位置や向きにずれが生じたり、飛びだした
りするようなことを回避することができ、また、部品担
持テープの各列ごとの部品収納穴はそれぞれ部品担持テ
ープの幅方向に所定量位置ずれして部品供給位置に達し
ても、各行に位置する部品収納穴を持った列の位置が部
品担持テープの長手方向に変化する所定の規則から、部
品供給位置に供給される部品のピックアップ位置をシフ
トすることにより、供給した部品がミスなくピックアッ
プされ確実に使用に供されるようにすることができ、こ
れらによって、各部品収納穴に収納された各部品の有効
利用を図り、部品担持数の増大による前記稼働率および
生産性の向上が実現し、しかも、部品のピックアップ機
構は特に複雑化することがないのでコスト上昇の原因に
はならない。
【0035】さらに、部品供給位置に達した行位置と、
この行位置での各列位置とが重なる複数のポイントを、
各行位置が部品供給位置に達する都度、部品突き上げ部
材によって同時に突き上げるだけで、部品のない前記ポ
イントでは抜け穴によって部品担持テープが部品突き上
げ部材の同時突き上げ動作を邪魔しないようにしなが
ら、部品供給位置に達した行位置におけるどれかの列に
位置する部品収納穴内の部品を従来通りに確実に突き上
げて部品をピックアップしやすくするので、部品突き上
げ部材は前記複数のポイントに対応する複数の突き上げ
部を有した1つのものを従来通りに動作させればよく、
突き上げのための機構は特に複雑化することがないので
コスト上昇の原因にならない。
【0036】請求項2の発明の部品供給方法によれば、
請求項1の発明の部品担持テープの特徴を活かして部品
を首尾よく供給することができる。
【0037】請求項3の発明の部品供給装置によれば、
請求項2の発明の部品供給方法を自動にて首尾よく達成
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の代表的な一実施の形態を示し、その
(a)は部品担持テープの平面図、その(b)は(a)
の部品担持テープを用いて部品を供給する方法を実現し
た部品供給装置の断面図である。
【図2】図1の(b)の部品供給装置の部品供給状態を
示す側面図である。
【図3】図1の(b)、図2の部品供給装置の全体を示
す斜視図である。
【図4】従来の部品担持テープを示す平面図である。
【図5】図4の従来の部品担持テープを用いて部品を供
給する部品供給装置の従来例を示す斜視図である。
【図6】図4の部品供給装置などを用いて電子回路基板
を製造する自動機の斜視図である。
【符号の説明】
1 部品担持テープ 2 部品 3 部品収納穴 4 パーフォレーション 5 部品突き上げ部材 5a 部品突き上げ部 6 抜け穴 11 部品供給カセット 12 吸着ノズル 13 リール装着部 15 テープガイド 16 スプロケット 17 ラチェット機構 18 レバー 19 ラチェット機構 21 トップテープ 22 リール 26 ばね 31 操作ピン 32 ばね 34 仲介レバー B テープ幅 B1 有効幅 C 部品供給位置 L 部品の大きさ X 行 Y 列 P1、P2 複数のポイント
フロントページの続き (72)発明者 永井 禎之 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 左近 英雄 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 部品を収納して保持する部品収納穴が長
    手方向に並ぶ列を、部品担持テープの幅方向に複数設け
    るとともに、幅方向には各列の部品収納穴が1つと、他
    の列位置に設けられた部品突き上げ部材の抜け穴が並ぶ
    行を形成し、各行に位置する部品収納穴を持った列の位
    置が長手方向に所定の規則を持って変化するように部品
    収納穴および抜け穴を配列したことを特徴とする部品担
    持テープ。
  2. 【請求項2】 部品を収納して保持する部品収納穴が長
    手方向に並ぶ列を、部品担持テープの幅方向に複数設け
    るとともに、幅方向には各列の部品収納穴が1つと、他
    の列位置に設けられた部品突き上げ部材の抜け穴が並ぶ
    行を形成し、各行に部品収納穴を持った列の位置が長手
    方向に所定の規則を持って変化するように部品収納穴お
    よび抜け穴を配列した部品担持テープの各部品収納穴に
    部品を収納し、この部品担持テープを表面上向き状態で
    長手方向に前記行ピッチずつ間欠に搬送して、各行位置
    を部品供給位置に順次に位置させ、部品担持テープの各
    行位置が部品供給位置に達する都度、部品担持テープの
    部品供給位置に達した行位置とこの行位置での前記各列
    位置とが重なる複数のポイントを部品突き上げ部材によ
    って下側から同時に突き上げ、各部品収納穴および各抜
    け穴の配列規則に従って部品供給位置に位置する部品収
    納穴に対応するように部品ピックアップ位置を設定し、
    部品供給位置にて前記部品突き上げ部材により突き上げ
    られる部品をピックアップし使用に供することを特徴と
    する部品供給方法。
  3. 【請求項3】 部品を収納して保持する部品収納穴が長
    手方向に並ぶ列を、部品担持テープの幅方向に複数設け
    るとともに、幅方向には各列の部品収納穴が1つと、他
    の列位置に設けられた部品突き上げ部材の抜け穴が並ぶ
    行を形成し、各行に位置する部品収納穴を持った列の位
    置が長手方向に所定の規則を持って変化するように部品
    収納穴および抜け穴を配列し、各部品収納穴に部品を収
    納した部品担持テープを、部品供給位置まで所定の経路
    で前記行ピッチずつ間欠送りして、部品担持テープの各
    行位置を部品供給位置に順次に送りつける搬送手段と、
    部品供給位置に設けられ部品担持テープの行位置が部品
    供給位置に達する都度、その行位置とこの行位置での各
    列位置とが重なる複数のポイントを同時に突き上げる突
    き上げ手段と、部品供給位置に達して部品突き上げ手段
    により突き上げられる部品をピックアップし使用に供す
    る部品ピックアップ手段と、部品ピックアップ手段が部
    品供給位置で部品をピックアップする位置を、部品供給
    位置に順次に達する各行位置の部品収納穴がある列位置
    の変化に応じてシフトさせるシフト手段とを備えたこと
    を特徴とする部品供給装置。
JP8282042A 1996-10-24 1996-10-24 部品担持テープとこれを用いた部品供給方法およびその装置 Pending JPH10120076A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101028324B1 (ko) 2004-02-28 2011-04-12 가부시끼가이샤 히다찌 하이테크 인스트루먼츠 전자 부품 공급 장치 및 전자 부품 공급 장치를 구비한전자 부품 장착 장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101028324B1 (ko) 2004-02-28 2011-04-12 가부시끼가이샤 히다찌 하이테크 인스트루먼츠 전자 부품 공급 장치 및 전자 부품 공급 장치를 구비한전자 부품 장착 장치

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