JPH10119929A - 包装補助装置 - Google Patents

包装補助装置

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JPH10119929A
JPH10119929A JP27507296A JP27507296A JPH10119929A JP H10119929 A JPH10119929 A JP H10119929A JP 27507296 A JP27507296 A JP 27507296A JP 27507296 A JP27507296 A JP 27507296A JP H10119929 A JPH10119929 A JP H10119929A
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JP
Japan
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packaging material
packaged
packaging
article
opening
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Application number
JP27507296A
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English (en)
Inventor
Yoshimiki Sato
義幹 佐藤
Takashi Nakamura
孝 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TOYO ECHO KK
Gunze Ltd
Original Assignee
TOYO ECHO KK
Gunze Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 輪状になった樹脂シート材Sを開口させて筒
状にし、この開口内へプラスチックケースを嵌め入れる
という作業が、迅速且つ簡単に行えるようにする。 【解決手段】 樹脂シート材Sを積み重ねて収納するラ
ック2と、このラック2から1枚の樹脂シート材Sをピ
ックアップする取出手段10と、この取出手段10から
樹脂シート材Sを受け取ってセット位置11へ移送する
セット手段12と、セット位置の樹脂シート材Sを上下
の吸盤25,24によって吸着し、開口させる開口手段
13とを有する構成の作業補助装置を開発した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パックケース等を
包装する場合に用いることができる包装補助装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば食品等を入れた樹脂製のパ
ックケースでは、ケース本体に蓋を被せた後、ステープ
ラーや粘着テープ、又は輪ゴム等を用いて、ケース本体
から蓋が開かない(外れない)ように止めていた。この
ような作業は、いずれも手作業によるものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ケース本体と蓋とをス
テープラーや粘着テープ、又は輪ゴム等により止める作
業は面倒であり、作業能率に劣るばかりでなく、止めた
後の見栄えもあまりよくないという不都合があった。本
発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、輪状
の包装材をパックケース等の被包装品に嵌め付けること
によって、ステープラーや粘着テープ、又は輪ゴム等の
止め付け及びその止め付け作業に代用できるようにし
て、従来の各種欠点を解消すると共に、この包装材を被
包装品へ嵌める作業が容易に行えるようにした包装補助
装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、次の技術的手段を講じた。本発明に係
る包装補助装置は、被包装品に嵌める輪状の包装材をそ
の供給位置から1枚づつ取り出す取出手段と、該取出手
段から包装材を受け取ってセット位置へ移送するセット
手段と、セット位置の包装材を開口させる開口手段とを
有する装置主体を具備している。
【0005】すなわち、取出手段、セット手段、及び開
口手段の連繋動作により、セット位置で開口保持される
輪状の包装材に対し、パックケース等の被包装品を嵌め
込むようにして、その包装作業を行うものであり、これ
をもってステープラーや粘着テープ、又は輪ゴム等の止
め付けを不要化するものである。そのため、包装作業の
自動化又は半自動化が可能となり、包装作業としての高
能率化が可能となる。また、包装した状態の見栄えも良
好となる。
【0006】そして、請求項1記載の本発明では、上記
装置主体に対し、更に、取出手段が取り出す包装材に払
い落とし操作を加える共連れ防止手段と、セット位置で
開口保持された包装材へ被包装品の嵌め入れが可能とな
るのに応じてセット位置を解放するシャッター手段とが
設けられていることを特徴としている。このような構成
であれば、包装材が、その供給位置に設けられたラック
等において積み重ねられた状態にあっても、取出手段に
よる取出時には、共連れ防止手段によって余分な包装材
が払い落とされるようになる。従って、1枚の包装材だ
けをセット位置へ取り出すことが確実に行えるようにな
る。そのため、作業流れに失敗、中断がなくなり、また
包装材も無駄にならないという利点がある。
【0007】また、セット位置に取り出された包装材に
対して被包装品を嵌め入れるタイミングは、シャッター
手段による解放動作を待って行えばよいので、作業者
が、このタイミングを間違えることはなくなる。従っ
て、この点でも、作業流れに失敗、中断がなくなる。ま
た、被包装品が開口手段等の動作に巻き込まれて破損す
るということも未然に防止できる。
【0008】また請求項2記載の本発明では、2組の装
置主体が、互いのセット位置及び開口手段を隣接一体化
させて並設されており、これら各セット位置及び開口手
段が、両装置主体間に設定される一つの作業位置に対し
て交替状に出入り可能になされ、該作業位置へ位置付け
られたセット位置で開口保持された包装材に対して被包
装品の嵌め入れが可能とされることを特徴としている。
【0009】このような構成であれば、一方の装置主体
において、その開口手段が包装材を開口保持させている
間(この間に、包装材へ被包装品の嵌め入れ作業を行
う)に、他方の装置主体では、セット位置へ包装材の取
り出しを行えるようになるので、全体として、請求項1
記載の装置に比べ、2倍又はそれ以上の稼働効率が得ら
れる利点がある。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を説明する。図1乃至図4は、本発明に係る包
装補助装置1の第1実施形態を示したものであり、この
包装補助装置1は、図5に示すように輪状に形成された
包装材Sを被包装品Pに嵌め付ける作業の補助として用
いるものである。図6乃至図12は、この包装補助装置
1の動作説明図である。
【0011】なお、被包装品Pは、例えば食品等を入れ
るケース本体P1 に蓋P2 を被せたパックケースとして
ある。また包装材Sは、帯状に形成された透明の樹脂シ
ートを予め輪状に連結したもので、当初、その連結部分
が一辺部となるように二つ折りにされ、積み重ねられて
ラック2内へ収納されている。この包装材Sにおける輪
の大きさは、その中へ被包装品Pを単に嵌めてもスカス
カとなる寸法で形成されているが、その素材とされる樹
脂シートには、加熱により皺にならずに収縮するものが
用いられているので、この加熱によって被包装品Pまわ
りを強く巻き締め、蓋P2 がケース本体P1 から外れな
いようにできる。
【0012】図1乃至図4において、この包装補助装置
1には、包装材Sに対して被包装品Pの嵌め入れ作業を
行う作業位置3と、この作業に必要な包装材Sを供給す
るための供給位置4とが、互いに隣接し、且つ略同じレ
ベルとなるように設けられている。なお、上記供給位置
4は、上記したラック2内で最上位にある包装材Sの上
面に相当している。
【0013】この包装補助装置1では、供給位置4から
作業位置3へと包装材Sを1枚づつ取り出して、その都
度、作業位置3で包装材Sを開口させる、というのを基
本動作にしている。そしてその全体構成は、上記基本動
作に必要とされる装置主体5と、このうち供給位置4に
対して動作可能に付設される共連れ防止手段6と、作業
位置3に対して動作可能に付設されるシャッター手段7
とを有している。
【0014】上記装置主体5は、供給位置4から包装材
Sを取り出す取出手段10と、この取出手段10から包
装材Sを受け取って所定のセット位置11(本第1実施
形態の場合、セット位置11は固定されたものとしたの
で、実質的に上記した作業位置3と同一位置となる。従
って以下の説明では「セット位置11」だけを用いて説
明する。)へ移送するセット手段12と、セット位置1
1へ取り出された包装材Sを開口させる開口手段13と
を有している。
【0015】取出手段10は、供給位置4よりも上方で
下向きに設けられた吸盤部15と、この吸盤部15を供
給位置4へ当接可能に昇降させる昇降駆動具16と、こ
の昇降駆動具16を包装材Sの供給位置4からセット手
段12とのオーバーラップ地点まで往復動可能にする送
り装置17とを有している。吸盤部15は、包装材Sに
対し、そのセット位置11寄りの辺部に沿った幅方向2
箇所を吸着すべく配されている。
【0016】セット手段12は、供給位置4やセット位
置11のレベルと略同一レベルで上向きに設けられた吸
盤部20と、この吸盤部20を取出手段10とのオーバ
ーラップ地点からセット位置11に対する通過地点まで
を往復動可能にする送り装置21とを有している。吸盤
部20は、包装材Sに対し、取出手段10の吸盤部15
が吸着する箇所よりも僅かに供給位置4側へ戻った箇所
(図2参照)であって、且つ幅方向の中央部(1箇所)
を吸着すべく配されている。
【0017】開口手段13は、セット位置11を形成す
る台板23に対して上向きに設けられた合計4個の下部
吸盤部24と、これら下部吸盤部24に各別に対応して
下向きに設けられた合計4個の上部吸盤部25と、この
上部吸盤部25を下部吸盤部24への当接高さとその上
方との間で4個一体的に昇降させる昇降駆動具26とを
有している。
【0018】台板23は、セット手段12の吸盤部20
が移動する通路分を確保するために、幅方向中央部で二
分割されており、この通路分の両側に上記下部吸盤部2
4が2個づつ設けられるようになっているが、この下部
吸盤部24の配置は、包装材Sの四隅部を吸着できるよ
うに合わされている。上部吸盤部25も、下部吸盤部2
4と同じ配置となっている。
【0019】上記昇降駆動具26には、上部吸盤部25
を上昇させる度合を、ねじストッパー27の出入り調節
によって可変にした高さ調節装置28が付設されてい
る。これにより、包装材Sの開口高さを調節できる。な
お、上記した各手段10,12,13において昇降駆動
具16,26や送り装置17,21等には、流体圧シリ
ンダやソレノイド、又はモータ駆動によるねじ送り機
構、歯車機構、巻き掛け駆動機構等が、適宜用いられて
いる。
【0020】共連れ防止手段6は、取出手段10が供給
位置4から1枚の包装材S(即ち、ラック2内で最上位
にある包装材Sだけ)を取り出そうとする場合に、この
包装材Sの下面に余分な包装材Sが付着していたとき、
この余分な包装材Sに対して払い落とし操作を加えるよ
うになったものである。この共連れ防止手段6の構成
は、供給位置4よりもセット位置11側で待機する横方
向の払いバー31と、必要に応じて、この払いバー31
を供給位置4の上方部へ向けて往復移動させる送り装置
32とを有したものとなっている。
【0021】払いバー31は、包装材Sの幅一杯にわた
る長さを有しており、取出手段10の吸盤部15と干渉
しないよう、それよりやや低いレベルで保持されてい
る。すなわち、この共連れ防止手段6は、取出手段10
の吸盤部15によって一辺部が持ち上げ状態とされた包
装材Sの下面と、その下(ラック2内)の包装材Sとの
間へ、払いバー31を割り込ませ、包装材S相互を引き
剥がすようにするものである。
【0022】なお、ラック2には、この共連れ防止手段
6の作用を一層確実にするために、セット位置11側の
開口縁部に対して、持ち上げられようとする包装材Sに
当接可能となる邪魔片33が設けられている。送り装置
32は、流体圧シリンダ、又はモータ駆動によるねじ送
り機構、歯車機構、巻き掛け駆動機構等が用いられてい
る。
【0023】シャッター手段7は、原則として、セット
位置11で開口手段13によって包装材Sが開口状態に
され、この包装材Sに対して被包装品Pを嵌めることが
できるようになったときにだけ、セット位置11を外部
に対して解放し、それ以外のときはセット位置11を閉
鎖するようになったものである。このシャッター手段7
の構成としては、セット位置11を閉鎖可能なシャッタ
ー35と、このシャッター35を必要に応じてセット位
置11から退避させる駆動手段とを有したものである
が、本第1実施形態では、この駆動手段として上記共連
れ防止手段6の送り装置32を利用している。
【0024】このようにすると、共連れ防止手段6の払
いバー31が待機状態にあるときにシャッター35は常
にセット位置11を閉鎖し、払いバー31が供給位置4
へ向けて移動するのに伴って、シャッター35はセット
位置11を解放するようになる。すなわち、このような
開閉タイミングは、後述するように共連れ防止手段6に
よって包装材Sの取出準備を行うときに、前回サイクル
で既にセット位置11にセットされている包装材S(既
に、開口手段13によって開口状態とされている)へ被
包装品Pの嵌め入れ作業を行う、といった動作流れに合
わせたものである。
【0025】シャッター35には、セット位置11の現
況を常時確認できるようにするため、透明なガラス板や
樹脂板等を用いるのが好適である。このように構成され
た包装補助装置1において、図1に示した状態が稼働停
止状態である。そして、この稼働停止状態から図6〜図
9に示す準備のための1サイクルを経た後の、図9の状
態が、連続稼働の開始状態である。
【0026】この準備のための1サイクルを説明する
と、まず、取出手段10は図1の状態から吸盤部15を
下降させ、供給位置4の包装材Sを吸着させた後、吸盤
部15を上昇させる。このとき、吸盤部15に吸着され
た包装材Sは、持ち上げられる途中でラック2の邪魔片
33に当接し、下部の包装材Sがバラケさせられるの
で、共連れは生じ難くなる。
【0027】しかし、吸盤部15は包装材Sにおける最
もセット位置11寄りの辺部しか吸着していないため、
図6に示すように包装材Sにおけるセット位置11とは
遠い方の下面には、下部の包装材Sが付着したままとな
っているのが普通である。そこで、図7に示すように共
連れ防止手段6が払いバー31を供給位置4の上方へ移
動させ、取出手段10の吸盤部15によって持ち上げら
れた包装材Sとその下の包装材Sとを引き剥がす。
【0028】次に、図8に示すように取出手段10は、
吸盤部15をセット手段12とのオーバーラップ地点へ
取り出し、上記のように吸着保持した包装材Sをセット
手段12の吸盤部20へと送り渡す。このとき、共連れ
防止手段6は、払いバー31を供給位置4の上方で停止
させておき、包装材Sの払い落とし操作が最後まで確実
に行われるようにする。
【0029】次に、取出手段10からセット手段12へ
と包装材Sの受け渡しが済むと、図9に示すように取出
手段10及び共連れ防止手段6が復帰動作を行うと共
に、セット手段12が、包装材Sを吸着している吸盤部
20をセット位置11へ向けて移動させる。また、共連
れ防止手段6の復帰動作に伴い、その送り装置32によ
ってシャッター手段7のシャッター35がセット位置1
1を閉鎖する状態となる。
【0030】これにより、包装材Sは、セット位置11
を形成する台板23上へ載せられ、その四隅部が、開口
手段13の下部吸盤部24に対応して位置付けられる。
おおよそ、この状態までが包装補助装置1における準備
のための1サイクル動作である。次に、包装補助装置1
の連続稼働サイクルを説明する。まず、図9の状態にあ
って、開口手段13は、下部吸盤部24によって包装材
Sの下面側を吸着させると共に、上部吸盤部25を下降
させて包装材Sの上面側をも吸着状態にさせる。
【0031】次に、開口手段13は、図10に示すよう
に上部吸盤部25を上昇させ、包装材Sを開口状態にさ
せる。なお、この上部吸盤部25の上昇時において、セ
ット手段12の吸盤部20による包装材Sの吸着状態
(図9参照)を、暫時的に継続させるようにすると、上
部吸盤部25において吸盤部20と対応する位置付けの
ものがないことに起因して、包装材Sの上下面間に小さ
な横ズレ作用を生じさせることができ、その開口を容易
化できる(輪内に空気を入れ易くできる)ので、好適と
言える。
【0032】開口手段13によりセット位置11で包装
材Sが開口状態とされると、取出手段10は、再び供給
位置4から包装材Sを吸着し、持ち上げた状態にする。
そしてまた、図11に示すように共連れ防止手段6が払
いバー31を供給位置4の上方へ向けて移動させるよう
になる。このため、払いバー31の移動に伴って、シャ
ッター手段7のシャッター35はセット位置11を解放
することになる。従って作業者は、このセット位置11
で開口状態に保持された包装材Sに対して、その輪中へ
被包装品Pを嵌め入れることができる。
【0033】この後、図12に示すようにセット位置1
1から被包装品Pを嵌め入れた包装材Sを取り出したと
きに、作業者によるスイッチ操作又はセンサ等による検
出により、図9から図12にわたる連続稼働サイクル
が、以後、繰り返されるようになっている。なお、セッ
ト位置11から取り出した被包装品P及び包装材Sは、
図示は省略するが、適宜設置された加熱装置(熱風供給
装置等)にかけて、包装材Sだけを瞬時に加熱し、収縮
させる。これにより、包装材Sによって強く巻き締めら
れた被包装品Pを得ることができる。
【0034】図13は、本発明に係る包装補助装置1の
第2実施形態を示したものであり、図14乃至図16
は、その動作説明図である。この第2実施形態の包装補
助装置1は、横に並んで設けられた2組の装置主体5を
有している。各組の装置主体5は、互いに供給位置4や
セット位置11、及び各手段10,12,13が対称配
置とされている点を除けば、その構成、作用等は、第1
実施形態で説明したものと略同じである。
【0035】但し、両装置主体5は、セット位置11及
びこのセット位置11に対して設けられた開口手段13
が互いに隣接一体化されており、これらセット位置11
及び開口手段13が、一緒に横移動可能になっている。
この点は、第1実施形態で説明したものとは全く異なる
ところである。また、この第2実施形態では、共連れ防
止手段6やシャッター手段7を具備していない。
【0036】この第2実施形態の包装補助装置1におい
て、各装置主体5の間には一つの作業位置3(各図中に
中心線で示す位置)が設定されている。そして、上記セ
ット位置11及び開口手段13が横移動すると、図13
と図15との比較によって明らかなように、各装置主体
5のセット位置11及び開口手段13がこの作業位置3
に対して交替状に出たり入ったりする。従って、各装置
主体5のセット位置11は、第1実施形態の装置主体5
とは異なり、常に作業位置3と同一位置になるというも
のではない。
【0037】この第2実施形態の包装補助装置1におい
て、各装置主体5がそれぞれ個別に行う動作内容及び動
作手順は、第1実施形態で説明したものと略同じであ
る。但し、互いの装置主体5が動作を連動させる点にお
いて、次のような所定の関係が決められている。すなわ
ち、図13において、作業位置3に対してセット位置1
1及び開口手段13を位置付けている装置主体5(左側
のもの)では、セット位置11で包装材Sが開口保持さ
れ、従ってその輪内へ被包装品を嵌め入れる作業を行え
るようになっている。
【0038】これに対し、作業位置3の外側へセット位
置11及び開口手段13を位置付けている装置主体5
(右側のもの)では、取出手段10、セット手段12、
開口手段13の連繋動作により、セット位置11への包
装材Sの取り出し及びこの包装材Sの開口、といった準
備が行われる(図14参照)。この準備動作の間に、作
業者は、上記作業位置3から被包装品を嵌め入れた包装
材を装置外へ取り出す。このとき、作業位置3へセット
位置11及び開口手段13を位置付けている装置主体5
(左側のもの)では、取出手段10がセット手段12に
対して包装材Sの受け渡しを行うところまで、下準備を
進めておくようにするとよい。
【0039】そして、図15に示すように両装置主体5
において、セット位置11及び開口手段13が一緒に横
(左方)へ移動される。従って、セット位置11で包装
材Sの開口準備が終わった装置主体5(右側のもの)が
作業位置3に入り、セット位置11が空になった装置主
体5(左側のもの)が作業位置3から出る。その後は、
上記の繰り返しとなる(図16参照)。
【0040】このような説明から明らかなように、この
第2実施形態では、第1実施形態に比べ、2倍又はそれ
以上の稼働効率を得ることができる。なお、本発明は上
記各実施形態以外にも、各種の変更等が可能である。例
えば、各手段10、12、13等の細部構成や、使用駆
動具、使用機構等は、従来公知のものに適宜変更可能で
ある。
【0041】第2実施形態においても、共連れ防止手段
6やシャッター手段7を具備させることができる。ま
た、包装材Sの形状(輪状であること以外)や材質は限
定されるものではなく、また被包装品Pも、ケース本体
1 と蓋P2 とが蝶動自在に繋がったものをはじめ、そ
の他、何ら限定されるものではない。
【0042】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1記載の本発明では、パックケース等の被包装品に対
し、そのまわりに輪状の包装材を嵌めるようにすること
をもって、ステープラーや粘着テープ、又は輪ゴム等の
止め付け及びその止め付け作業に代えている。そのた
め、作業能率を極めて高めることができ、また自動化が
できるようになっている。特に、ステープラーや粘着テ
ープを用いる場合に比べ、止め付け位置が少ないので、
作業能率は、飛躍的に高くなる。
【0043】また、包装材には所望に応じて内容物の種
類や取扱説明、或いは広告等を印刷しておくことができ
るので、外観を向上させることもできる利点がある。そ
して、請求項1記載の本発明では、取出手段が包装材を
取り出す場合に、余分な包装材を払い落とすための共連
れ防止手段が設けられているので、1枚の包装材だけを
確実に取り出すことが可能となり、作業流れに失敗、中
断がなくなる。また包装材も無駄にならないという利点
がある。
【0044】また、包装材が開口状態にされたときにだ
け、被包装品の嵌め入れを可能にするシャッター手段が
設けられているので、作業者は、このシャッター手段の
解放動作を待って作業を行えるようになり、この点で
も、作業流れに失敗、中断がなくなる。また、被包装品
が他の動作部分に巻き込まれて破損するということも未
然に防止できる。
【0045】一方、請求項2記載の本発明では、2組の
装置主体が並設された構成であるので、一方の装置主体
に対して包装材へ被包装品を嵌め入れる作業をしている
間に、他方の装置主体で包装材の取り出し及び開口等の
準備が行えるようになり、その稼働効率を飛躍的に高め
ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る包装補助装置の第1実施形態を示
す正面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1のA−A線矢視図である。
【図4】図1のB−B線断面図である。
【図5】本発明で用いられる被包装品及び包装材を示す
斜視図である。
【図6】第1実施形態における稼働準備サイクルの初期
段階を示す動作説明図である。
【図7】図6に続く動作説明図である。
【図8】図7に続く動作説明図である。
【図9】図8に続く状態であって、第1実施形態の稼働
開始状態を示す動作説明図である。
【図10】図9に続く動作説明図である。
【図11】図10に続く動作説明図である。
【図12】図11に続く動作説明図である。
【図13】本発明に係る包装補助装置の第2実施形態を
示す正面図である。
【図14】第2実施形態の稼働開始状態を示す動作説明
図である。
【図15】図14に続く動作説明図である。
【図16】図15に続く動作説明図である。
【符号の説明】
1 包装補助装置 3 作業位置 4 供給位置 5 装置主体 6 共連れ防止手段 7 シャッター手段 10 取出手段 11 セット位置 12 セット手段 13 開口手段 P 被包装品 S 包装材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被包装品(P)に嵌める輪状の包装材
    (S)をその供給位置(4)から1枚づつ取り出す取出
    手段(10)と、該取出手段(10)から包装材(S)
    を受け取ってセット位置(11)へ移送するセット手段
    (12)と、セット位置(11)の包装材(S)を開口
    させる開口手段(13)とを有する装置主体(5)に対
    し、 前記取出手段(10)が取り出す包装材(S)に払い落
    とし操作を加える共連れ防止手段(6)と、セット位置
    (11)で開口保持された包装材(S)へ被包装品
    (P)の嵌め入れが可能となるのに応じてセット位置
    (11)を解放するシャッター手段(7)とが設けられ
    ていることを特徴とする包装補助装置。
  2. 【請求項2】 被包装品(P)に嵌める輪状の包装材
    (S)をその供給位置(4)から1枚づつ取り出す取出
    手段(10)と、該取出手段(10)から包装材(S)
    を受け取ってセット位置(11)へ移送するセット手段
    (12)と、セット位置(11)の包装材(S)を開口
    させる開口手段(13)とを有する2組の装置主体
    (5)が、互いのセット位置(11)及び開口手段(1
    3)を隣接一体化させて並設されており、 各装置主体(5)のセット位置(11)及び開口手段
    (13)が、両者間に設定される一つの作業位置(3)
    に対して交替状に出入り可能になされ、該作業位置
    (3)へ位置付けられたセット位置(11)で開口保持
    された包装材(S)に対して被包装品(P)の嵌め入れ
    が可能とされることを特徴とする包装補助装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111071554A (zh) * 2019-12-21 2020-04-28 宏观世纪(天津)科技股份有限公司 包装箱加工系统
KR20210094840A (ko) * 2020-01-22 2021-07-30 은 식 신 계란 포장재를 위한 띠지 포장기
CN115402603A (zh) * 2022-11-02 2022-11-29 江西仟方智能科技有限公司 一种中药饮片包装封口干燥装置

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