JPH10119849A - ワークの搬送装置 - Google Patents

ワークの搬送装置

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JPH10119849A
JPH10119849A JP8277952A JP27795296A JPH10119849A JP H10119849 A JPH10119849 A JP H10119849A JP 8277952 A JP8277952 A JP 8277952A JP 27795296 A JP27795296 A JP 27795296A JP H10119849 A JPH10119849 A JP H10119849A
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JP
Japan
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work
traveling
bar
traveling bar
bars
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JP8277952A
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English (en)
Inventor
Koji Kono
孝二 河野
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Toyota Auto Body Co Ltd
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Toyota Auto Body Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車のボディパネルをA工程からB工程へ
搬送するための装置において、従来は工程に沿って位置
するレールの一部にスイングレールを設け、このスイン
グレールを開閉させることにより、作業者移動用の通路
を確保していたのであるが、これでは構造が複雑になる
ばかりか、スイングレールをいちいち開閉する必要があ
り面倒であった。そこで、この発明では従来のスイング
レールを必要としない搬送装置を提供することを目的と
する。 【解決手段】 A工程からB工程へワークWを搬送する
ための搬送装置1であって、A,B両工程に沿って複数
の走行バー受け部2〜2を配置し、該走行バー受け部2
〜2を介して、1工程分の長さを有する走行バー3,3
をA,B両工程間を移動可能に設け、該走行バー3,3
上にワークWを載置して該走行バー3,3をA工程から
B工程へ移動させて、ワークWをA工程からB工程へ搬
送する構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば自動車の
ボディパネル等のワークを搬送するための装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の搬送装置としては、例え
ば実開平5−31853号公報あるいは実開平6−83
30号公報に開示されたものがあり、これら従来の搬送
装置は、例えば図6および図7に示すように床面Fから
一定の高さで工程方向に沿って連続する態様で敷設した
2本の平行なレール10,10上に、ワークWを載置す
るための搬送台車11を移動可能に設けた構成とされて
いた。
【0003】一方、各工程A,B,C…では、作業者が
レール10,10を横切って工程の左右両側間を移動し
つつ、ワークWに対して組付け作業等の各種作業を行う
ため、各工程A,B,C…間においてこのレール10,
10には作業者が横切るための通路を確保する必要があ
り、このため従来は例えば図示するように各工程A,
B,C…間においてレール10,10の一部を切断して
スイングレール12〜12とし、このスイングレール1
2〜12を図中二点鎖線で示すように側方へスイングさ
せて作業者移動用の通路を開放する一方、搬送台車11
を移動させる時(ワーク搬送時)には図中実線で示すよ
うにこの通路を閉じてレール10,10を連続させる方
法を採っていた。
【0004】なお、図7に示すように搬送台車11には
ガイドローラー11a〜11aが設けられ、このガイド
ローラー11a〜11aを介して搬送台車11がレール
10,10に沿って移動可能に設けられている。また、
レール10,10はリフトシリンダ13により昇降動す
るフレーム14に取付けられており、従って搬送台車1
1も一定のストロークで昇降できる。
【0005】さらに、ワークWはクランプアーム15〜
15により一定の高さでクランプされて搬送台車11か
ら分離され、この高さでワークWに対して各種の作業が
なされる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の各工
程間に連続的にレールを敷設した搬送装置にあっては、
作業時の移動用通路を確保するため、レール10,10
の一部に開閉可能なスイングレール12〜12を設ける
構成としていたので、当該搬送装置の構造が複雑になる
ばかりか、工程の両側を移動する必要がある度にスイン
グレール12〜12を開閉させなければならないので使
い勝手が悪く、作業効率を低下させる一因になってい
た。
【0007】また、搬送台車が移動する範囲は干渉領域
として他の機器等を配置したり、配線を取り回したりす
ることができないため、当該搬送装置における各種機器
配置等に関して制約が大きいという問題があった。
【0008】本発明は、これら従来の問題を解決するた
めになされたもので、従来のようなスイングレールを必
要とせず、かつ各種機器配置あるいは配線取り回しの自
由度が高いワークの搬送装置を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載
の搬送装置は、ワークの搬送経路に沿って複数の走行バ
ー受け部を配置し、該走行バー受け部を介して走行バー
を前記搬送経路に沿って移動可能に設け、該走行バー上
にワークを載置して該走行バーを移動させることにより
ワークを搬送する構成としたことを特徴とする。
【0010】この搬送装置によれば、走行バーが移動す
ることによりワークが搬送される。走行バーはワークを
載置するに足る長さを有していれば足りるので、従来の
搬送装置のレールに比して走行バーは短いもので足り
る。このことから、搬送経路に走行バーが存在しない箇
所を容易に設定することができるので、従来のようなス
イングレールを設けることなく、作業者は搬送経路の左
右間を移動することができる。
【0011】また、走行バーが移動する構成であって、
従来のように大型の搬送台車を移動させる構成ではない
ので、移動に伴う干渉範囲を従来よりも小さくすること
ができ、従って各種機器の配置あるいは配線等の取り回
しの自由度が従来よりも高まる。
【0012】請求項2記載の搬送装置は、A工程からB
工程へワークを搬送するための装置であって、搬送経路
に沿って複数の走行バー受け部を配置し、該走行バー受
け部を介して、1工程分の長さを有する走行バーを前記
搬送経路に沿って移動可能に設け、該走行バー上にワー
クを載置して該走行バーを移動させることによりワーク
を前記A工程から前記B工程へ搬送する構成としたこと
を特徴とする。
【0013】この搬送装置によれば、走行バーが移動す
ることによりワークが搬送される。走行バーは1工程分
の長さしか有していないので、ワークがA工程またはB
工程に搬送された状態では走行バーが両工程間に跨がる
ことがない。走行バーは搬送経路に沿って適宜間隔をお
いて配置された複数の走行バー受け部に案内されるの
で、走行バーが存在しない範囲においては、走行バー受
け部間を通過することができ、これにより作業者はA工
程とB工程の間を通って搬送経路の反対側へ簡単に移動
することができる。
【0014】このように、従来のようにレールの一部に
スイングレールを設ける構成とすることなく、2工程間
に作業者の通路を確保することができるので、この点で
当該搬送装置の構成を簡略化することができるととも
に、作業の効率化を図ることができる。
【0015】また、走行バーを移動させることによりワ
ークを搬送する構成であり、走行バーの干渉範囲は従来
の搬送台車の干渉範囲に比して極めて小さい。従って、
従来困難であった範囲にも機器を配置し、あるいは配線
を取り回すことができる。
【0016】請求項2記載の搬送装置は、請求項1記載
の搬送装置であって、走行バー受け部を昇降可能に設
け、該走行バー受け部の下降位置と同レベルに駆動ロー
ラーを設け、該走行バー受け部の上昇状態で走行バーを
移動させてワークをB工程へ搬送し、該B工程において
ワークを上昇位置に保持した後、該走行バー受け部を下
降させて前記走行バーのみを前記駆動ローラーの回転に
よりA工程に戻す構成としたことを特徴とする。
【0017】この搬送装置によれば、ワークのA工程か
らB工程への搬送は、走行バー受け部とともに走行バー
を上昇させた状態で該走行バーを例えば作業者の手押し
操作によりA工程からB工程へ移動させることによりな
される。B工程への搬送後、ワークは例えばクランプ装
置により上昇位置に保持されて各種作業に供される。
【0018】一方、ワーク保持後、走行バーは走行バー
受け部とともに下降して、駆動ローラーに載置された状
態となり、この状態で駆動ローラーを回転させることに
より走行バーはB工程からA工程に戻される。
【0019】このように、走行バー受け部に昇降機能を
付加させることにより、ワークについては工程を順次移
動させつつ、走行バーについては2工程間を往復動させ
ることができ、これによれば走行バーのB工程への移動
(ワークの搬送)は作業者の手押し操作により行い、走
行バーのA工程への戻しのみを作業者の手押し操作によ
るのではなく、自動で行うことができる。
【0020】なお、走行バーのB工程への移動について
も適宜駆動手段により自動で行うことができ、また走行
バーのA工程への戻しについても作業者の手動操作によ
り行う構成とすることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図1〜
図5に基づいて説明する。図1には、A工程からB工程
へワークWを搬送するための搬送装置1が示されてい
る。この搬送装置1は、工程方向(図1において左右方
向、以下同じ)に沿って配置した複数の走行バー受け部
2〜2と、この走行バー受け部2〜2を介して工程方向
に沿って移動する一対の走行バー3,3を備えている。
【0022】各走行バー受け部2〜2は、各工程につい
て1基づつ設置されたフレーム4上に取付けられてお
り、本実施形態の場合1基のフレーム4に合計10個の
走行バー受け部2〜2が取り付けられている。
【0023】フレーム4は、図2に示すように1工程の
ほぼ前端から後端(図1においてA,B各工程の右端か
ら左端)に至る長さに枠組み形成されており、図3に示
すようにフロアFに設置したベース8の上面にリフト機
構Lを介して一定のストロークで昇降動可能に設置され
ている。リフト機構Lは、ベース8の2箇所に設置した
リフトシリンダ5、5および昇降動案内機構6〜6を主
体として構成されている。
【0024】このフレーム4の、工程進行方向に対して
右側部(図2において上側部)と左側部(図2において
下側部)に、走行バー受け部2〜2が5個づつ適切な間
隔をおいて取付けられており、5個の走行バー受け部2
〜2は両側ともそれぞれ一直線上に配置されている。1
工程において、片側5個の走行バー受け部2〜2により
1本の走行バー3が工程方向に沿って移動可能に受けら
れ、これにより2本の走行バー3、3が相互に平行に対
をなしてそれぞれ工程方向に沿って移動可能に設けられ
ている。
【0025】また、各走行バー受け部2〜2の間隔は、
走行バー3の移動にあたってこの走行バー3が常時少な
くとも2箇所以上の走行バー受け部2〜2によって受け
られるように設定されている。すなわち、2箇所の走行
バー受け部2,2間の間隔は、すべて1本の走行バー3
の長さよりも短く設定されており、これにより走行バー
3の移動が常時スムーズになされるようになっている。
【0026】各走行バー受け部2〜2は同様に構成され
ており、図4に示すように断面コ字型をなし、上方に開
口する向きで取付けられた受けフレーム2aと、この受
けフレーム2aの底面側に取付けられた1個の縦ガイド
ローラー2bと、開口側に取付けられた2個の横ガイド
ローラー2c,2cを備えている。縦ガイドローラー2
bは、その回転軸心を水平方向に沿わせて回転可能に取
付けられており、この縦ガイドローラー2bにより走行
バー3が下側から受けられる。
【0027】横ガイドローラー2c,2cは、それぞれ
回転軸心を垂直方向に沿わせて回転可能に取付けられて
おり、この両ガイドローラー2c,2cの軸間距離は、
この両ガイドローラー2c,2cにより走行バー3を両
側からガタ付きなく挟み込むことができる寸法に設定さ
れており、これにより走行バー3の工程左右方向の位置
が規制されている。
【0028】走行バー3は、1工程のほぼ前端から後端
に至る長さに設定されているため、工程間の移動を完了
した時点では、工程間に跨がることがない長さに設定さ
れている。各走行バー3〜3の上面には、ワークWを受
けるための受け治具3a〜3aが適数個づつ取付けられ
ている。
【0029】次に、図2および図5に示すようにベース
8の上面適数箇所(図2では6ヶ所)には、走行バー3
を移動させるための駆動ローラー部7〜7が配置されて
いる。各駆動ローラー部7は、前記縦ガイドローラー2
bと同様の駆動ローラー7aが出力軸に取付けられた駆
動モータ7bを備えている。各駆動ローラー7a〜7a
は、前記リフトシリンダ5が引込み方向に作動してフレ
ーム4が下降した時における走行バー受け部2〜2の縦
ガイドローラー2b〜2bと同じ芯高さとなるようにそ
の高さが設定されている。
【0030】フレーム4が下降すると、走行バー受け部
2〜2に受けられていた走行バー3も下降し、これによ
り走行バー3は図5(B)に示すように駆動ローラー部
7〜7の各駆動ローラー7aによっても下側から受けら
れることとなり、従って駆動モータ7bが起動して駆動
ローラー7aが回転すると、走行バー3が人手によるこ
となく移動する。
【0031】駆動ローラー部7〜7も、走行バー受け部
2〜2と同様に走行バー3の長さよりも短い間隔でそれ
ぞれ適位置に配置されている。このため、走行バー3は
常時少なくとも1ヶ所の駆動ローラー部7により受けら
れることとなり、これにより走行バー3に対して常時駆
動力が伝達されるようになっている。
【0032】このように構成された搬送装置1によれ
ば、ワークWの搬送が以下のようにしてなされる。図1
(A)に示すようにA工程においてワークWに対する作
業が完了し、このワークWがB工程へ搬送される場合に
ついて説明する。ワークWに対する作業は、リフトシリ
ンダ5が引込み方向に作動して走行バー3,3が下降
し、これによりワークWを図3において実線で示す下側
の位置(以下、「作業高さ」という)に位置させてなさ
れる。作業中、ワークWはクランプアーム9〜9により
作業高さにクランプされ、このとき走行バー3,3は下
降端に至っているため図示するようにワークWの下面か
らわずかに離れている。
【0033】作業完了後、クランプアーム9〜9が外さ
れてワークWがアンクランプされると、ワークWは受け
治具3a〜3aを介して走行バー3,3上にセットされ
る。然る後、リフトシリンダ5が突き出し方向に作動し
て走行バー受け部2〜2とともに走行バー3,3が上昇
し、これによりワークWが図3において二点鎖線で示す
位置(以下、「搬送高さ」という)にまで上昇する。
【0034】こうしてワークWを搬送高さにまで上昇さ
せた後、作業者が手で押すか若しくは引く等することに
よりワークWをA工程からB工程へ移動させることがで
きる。この状態が図1(A)〜(C)に示されている。
【0035】ワークWがB工程に搬送されると、B工程
におけるリフトシリンダ5が引き込み方向に作動して走
行バー3,3が下降され、これによりワークWが搬送高
さから作業高さに戻され、この段階で図1(C)に示す
ようにB工程におけるクランプアーム9〜9によりワー
クWがクランプされ、その後走行バー3,3はさらに下
降して下降端に至り、これによりワークWの下面から受
け治具3a〜3aがわずかに離される。
【0036】図示するようにワークWの移動は、走行バ
ー3,3がA工程からB工程へ移動することによりなさ
れる。走行バー3,3はほぼ1工程分に相当する長さに
設定されているので、ワークWがA工程またはB工程に
位置している段階では、走行バー3,3がA、B両工程
間に跨がって位置することはなく、従って図1(A)
(C)において矢印で示したように作業者はA、B両工
程間において工程方向の右側(図示上側)と左側(図示
下側)との間を容易に行き来することができるようにな
り、従って作業時の機動性がよくなる。この点、従来は
レールが工程間に跨がって連続的に敷設されていたの
で、作業者はレールが邪魔になって工程反対側へ移動す
ることがほとんどできなかったのであるが、本実施形態
の搬送装置1によればこのような問題は解消される。
【0037】走行バー3,3は、下降端に至ると駆動ロ
ーラー部7〜7の各駆動ローラー7aに乗り上がるの
で、この段階で駆動モーター7b〜7bを起動させるこ
とにより、走行バー3,3のみをA工程に戻すことがで
きる。この状態が図1(D)(E)に示されている。
【0038】走行バー3,3がA工程へ戻された時点に
おいて、A工程には、別のワークWがクランプアーム9
〜9によりクランプされた状態でセットされており、A
工程での作業完了後このワークWは前記と同様の手順で
B工程へ搬送される。
【0039】このように、本実施形態の搬送装置によれ
ば、走行バー3,3が移動することによりワークWが搬
送され、この走行バー3,3はほぼ1工程分に相当する
長さしか有していないので搬送途中はともかく、A工程
またはB工程に至った状態では、この走行バー3,3が
工程間を跨がることはない。このことから、作業者は
A、B両工程間において工程方向の右側と左側との間を
容易に移動できるようになるので、従来のようなスイン
グレールを設ける必要がなくなる。
【0040】また、従来のように大型の台車を移動させ
るのではなく、走行バー3,3を移動させる構成である
ので、他の機器を配置できない干渉範囲を従来よりも狭
くすることができ、これにより各種機器の配置あるいは
配線等の取り回しの自由度が高まる。
【0041】さらに、各駆動ローラー部7〜7はベース
8上に固定されて上下動せず、かつ工程方向にも移動し
ないので、電源供給用の配線等の取り回しが簡単にな
り、この点でも当該搬送装置の構造を簡単にすることが
できる。
【0042】以上説明した実施形態には種々の変更を加
えることができる。例えば、例示した実施形態ではA工
程とB工程とに間における搬送を対象としたが、さらに
多くの工程間における搬送にも適用できることは言うま
でもない。
【0043】この場合、1対ではなく2対以上の走行バ
ー3,3〜3,3を用意し、2工程について1対づつの
走行バー3,3を配置して、各対の走行バー3,3を2
工程間で往復動させてワークWをA工程→B工程→C工
程→D工程→E工程……と順次搬送する構成とする他、
3工程以上について1対の走行バー3,3を設定して、
より多数工程間で1対の走行バー3,3を往復動させる
構成としてもよい。
【0044】また、走行バー3,3のA工程からB工程
への移動は手動でなされ、B工程からA工程への移動が
駆動ローラー部7〜7によりなされる構成を例示した
が、両方向手動式とすれば走行バー移動用の駆動ローラ
ー部7,7が不要になるので当該搬送装置の低コスト化
を図ることができ、両方向駆動ローラー部7〜7により
移動させる構成とすれば、当該搬送装置の自動化を図る
ことができる。後者の場合、前記例示したように駆動ロ
ーラー部7〜7により下降端位置の走行バー3,3を移
動させ、上昇端位置の走行バー3,3を別途設けた駆動
ローラー部の駆動ローラーに下方から押し付けて工程進
行方向に移動させる構成とすればよい。
【0045】最後に、工程間での搬送に適用した場合を
例示したが、ワークの単なる移送に適用することもで
き、また、走行バー受け部の昇降機能は必ずしも必須の
要件ではなく、走行バーが昇降動しない構成であっても
よい。この場合、ワークの走行バーへの載置・分離機能
を、例えばロボットハンドを主体とする別の移載装置に
受け持たせる構成とすることもできるからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す図であり、搬送装置の
動作を平面的に見た概念図である。(A)は走行バーが
A工程に位置する段階、(B)は走行バーがA工程から
B工程に跨がって移動する途中の段階、(C)は走行バ
ーがB工程に移動した段階、(D)は走行バーがA工程
に戻される途中の段階、(E)はワークがB工程に搬送
され、走行バーがA工程に戻された段階を示す。
【図2】1工程における搬送装置の平面図である。
【図3】搬送装置の側面図である。本図において紙面に
直交する方向が工程方向である。
【図4】走行バー受け部を示す図であり、(A)は平面
図、(B)は側面図である。
【図5】駆動ローラー部を示す図であり、(A)は平面
図、(B)は側面図である。
【図6】従来の搬送装置の平面図である。
【図7】図6のV−V線断面矢視図であって、従来の搬
送装置の側面図である。
【符号の説明】
1…搬送装置 2…走行バー受け部 2b…縦ガイドローラー、2c…横ガイドローラー 3…走行バー、3a…受け治具 4…フレーム 5…リフトシリンダ 7…駆動ローラー部 7a…駆動ローラー、7b…駆動モーター 9…クランプアーム 10…従来のレール 11…搬送台車 12…スイングレール W…ワーク

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークの搬送経路に沿って複数の走行バ
    ー受け部を配置し、該走行バー受け部を介して走行バー
    を前記搬送経路に沿って移動可能に設け、該走行バー上
    にワークを載置して該走行バーを移動させることにより
    ワークを搬送する構成としたことを特徴とするワークの
    搬送装置。
  2. 【請求項2】 A工程からB工程へワークを搬送するた
    めの装置であって、搬送経路に沿って複数の走行バー受
    け部を配置し、該走行バー受け部を介して、1工程分の
    長さを有する走行バーを前記搬送経路に沿って移動可能
    に設け、該走行バー上にワークを載置して該走行バーを
    移動させることによりワークを前記A工程から前記B工
    程へ搬送する構成としたことを特徴とするワークの搬送
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の搬送装置であって、走行
    バー受け部を昇降可能に設け、該走行バー受け部の下降
    位置と同レベルに駆動ローラーを設け、該走行バー受け
    部の上昇状態で走行バーを移動させてワークをB工程へ
    搬送し、該B工程においてワークを上昇位置に保持した
    後、該走行バー受け部を下降させて前記走行バーのみを
    前記駆動ローラーの回転によりA工程に戻す構成とした
    ことを特徴とするワークの搬送装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009126600A (ja) * 2007-11-20 2009-06-11 Nakanishi Metal Works Co Ltd 搬送装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009126600A (ja) * 2007-11-20 2009-06-11 Nakanishi Metal Works Co Ltd 搬送装置

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