JPH1011935A - ディスク収納ケース - Google Patents
ディスク収納ケースInfo
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- JPH1011935A JPH1011935A JP16333996A JP16333996A JPH1011935A JP H1011935 A JPH1011935 A JP H1011935A JP 16333996 A JP16333996 A JP 16333996A JP 16333996 A JP16333996 A JP 16333996A JP H1011935 A JPH1011935 A JP H1011935A
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- JP
- Japan
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- disk
- storage case
- middle tray
- tray
- optical
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 シャッタ付きのものでは複数の読み書きヘッ
ドでアクセスすることができなかった。 【解決手段】 中トレイ20には光ディスク10を挿入
可能なディスク挿入孔21を形成するとともに、収納ケ
ース30の側壁面に開口31を形成して当該中トレイ2
0を挿入及び引き出し可能としつつ、当該収納ケース3
0の上下面には開口32,32を形成してシャッタ33
を配設することにより、光ヘッド51が単独の場合には
シャッタ33を開いてアクセスさればよいし、光ヘッド
51が複数の場合には中トレイ20ごと引き出して光デ
ィスク10の略全面を露出させてアクセスさせることが
できるようになった。
ドでアクセスすることができなかった。 【解決手段】 中トレイ20には光ディスク10を挿入
可能なディスク挿入孔21を形成するとともに、収納ケ
ース30の側壁面に開口31を形成して当該中トレイ2
0を挿入及び引き出し可能としつつ、当該収納ケース3
0の上下面には開口32,32を形成してシャッタ33
を配設することにより、光ヘッド51が単独の場合には
シャッタ33を開いてアクセスさればよいし、光ヘッド
51が複数の場合には中トレイ20ごと引き出して光デ
ィスク10の略全面を露出させてアクセスさせることが
できるようになった。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスク収納ケー
スに関し、特に、開口部分にシャッタを備えるディスク
収納ケースに関する。
スに関し、特に、開口部分にシャッタを備えるディスク
収納ケースに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のディスク収納ケースとし
て、特開昭63−127481号公報などに開示された
ような図12及び図13に示すものが知られている。図
において、円板状の光ディスク1を収容可能な薄箱形の
収納ケース2は、上下両面の相対応する位置に開口2
a,2aが形成されている。一方、この収納ケース2に
おける開口2a,2a部分を覆うように帯板片を断面コ
の字形に折り返したシャッタ2bが備えられており、当
該シャッタ2bは当該収納ケース2に対してスライド可
能に支持され、幅方向の中央位置にて開口2a,2a部
分を塞ぎ、側方にスライドして開口2a,2aを露出可
能となっている。
て、特開昭63−127481号公報などに開示された
ような図12及び図13に示すものが知られている。図
において、円板状の光ディスク1を収容可能な薄箱形の
収納ケース2は、上下両面の相対応する位置に開口2
a,2aが形成されている。一方、この収納ケース2に
おける開口2a,2a部分を覆うように帯板片を断面コ
の字形に折り返したシャッタ2bが備えられており、当
該シャッタ2bは当該収納ケース2に対してスライド可
能に支持され、幅方向の中央位置にて開口2a,2a部
分を塞ぎ、側方にスライドして開口2a,2aを露出可
能となっている。
【0003】かかる収納ケース2に光ディスク1を収納
してドライブ装置にてアクセスする場合、図14に示す
ように、シャッタ2bをスライドさせて開口2aより光
ディスク1を露出させる。そして、図15に示すように
当該開口2aに沿って光ヘッド3をスライドさせてアク
セスさせる。
してドライブ装置にてアクセスする場合、図14に示す
ように、シャッタ2bをスライドさせて開口2aより光
ディスク1を露出させる。そして、図15に示すように
当該開口2aに沿って光ヘッド3をスライドさせてアク
セスさせる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のディス
ク収納ケースにおいては、光ヘッド3が開口2a部分か
らしか光ディスクにアクセスできないため、光ヘッド3
を増やしてアクセスの効率を向上させることができない
という課題があった。
ク収納ケースにおいては、光ヘッド3が開口2a部分か
らしか光ディスクにアクセスできないため、光ヘッド3
を増やしてアクセスの効率を向上させることができない
という課題があった。
【0005】なお、密閉状の収納ケース内に引き出し可
能な中トレイを備え、当該中トレイに光ディスクを収納
しつつ、当該中トレイを引き出して光ディスクへ光ヘッ
ドをアクセスさせるものも知られているが、中トレイを
装着した状態では光ヘッドでアクセスすることはできな
かった。
能な中トレイを備え、当該中トレイに光ディスクを収納
しつつ、当該中トレイを引き出して光ディスクへ光ヘッ
ドをアクセスさせるものも知られているが、中トレイを
装着した状態では光ヘッドでアクセスすることはできな
かった。
【0006】本発明は、上記課題にかんがみてなされた
もので、複数の読み書きヘッドでアクセスすることも可
能なディスク収納ケースの提供を目的とする。
もので、複数の読み書きヘッドでアクセスすることも可
能なディスク収納ケースの提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1にかかる発明は、円板状のディスクを内側
に挿入可能な枠形に形成された平板状の中トレイと、薄
箱形に形成されて両面または片面に開口を有するととも
に同開口に開閉可能なシャッタを備え、かつ、側面部位
を介して上記中トレイを内外に挿抜可能な収納ケースと
を具備する構成としてある。
め、請求項1にかかる発明は、円板状のディスクを内側
に挿入可能な枠形に形成された平板状の中トレイと、薄
箱形に形成されて両面または片面に開口を有するととも
に同開口に開閉可能なシャッタを備え、かつ、側面部位
を介して上記中トレイを内外に挿抜可能な収納ケースと
を具備する構成としてある。
【0008】このように構成した本発明によれば、枠形
に形成された中トレイの内側に円板状のディスクを挿入
し、当該中トレイごと収納ケースの側面部位を介して収
納する。読み書きヘッドが一つの場合などには、シャッ
タを駆動して両面または片面に形成した開口を開き、同
開口を介して読み書きヘッドをアクセスさせる。一方、
複数の読み書きヘッドがある場合には、中トレイを引き
出すと、ディスクも外部に引き出され、露出面が大きく
なった状態で同読み書きヘッドにてアクセスさせる。
に形成された中トレイの内側に円板状のディスクを挿入
し、当該中トレイごと収納ケースの側面部位を介して収
納する。読み書きヘッドが一つの場合などには、シャッ
タを駆動して両面または片面に形成した開口を開き、同
開口を介して読み書きヘッドをアクセスさせる。一方、
複数の読み書きヘッドがある場合には、中トレイを引き
出すと、ディスクも外部に引き出され、露出面が大きく
なった状態で同読み書きヘッドにてアクセスさせる。
【0009】ここにおいて、ディスクは回転駆動されて
アクセスされるようなものであれば良く、光ディスクで
あったり磁気ディスクなどが該当する。また、読み書き
ヘッドについては必ずしも読み書き両用のものである必
要はなく、読み取りだけのものであったり書き込みだけ
のものであっても構わない。中トレイは、少なくとも枠
形に形成されて内側にディスクを挿入可能であるととも
に、収納ケースの側面部位を介して内外に挿抜可能とな
っていればよい。従って、各種の形状とすることができ
る。例えば、全体を矩形としつつ、内側に円形の貫通口
を形成しておいても良いし、外形自体をほぼ略円形とし
ておいても良い。
アクセスされるようなものであれば良く、光ディスクで
あったり磁気ディスクなどが該当する。また、読み書き
ヘッドについては必ずしも読み書き両用のものである必
要はなく、読み取りだけのものであったり書き込みだけ
のものであっても構わない。中トレイは、少なくとも枠
形に形成されて内側にディスクを挿入可能であるととも
に、収納ケースの側面部位を介して内外に挿抜可能とな
っていればよい。従って、各種の形状とすることができ
る。例えば、全体を矩形としつつ、内側に円形の貫通口
を形成しておいても良いし、外形自体をほぼ略円形とし
ておいても良い。
【0010】また、一例として、請求項2にかかる発明
は、請求項1に記載のディスク収納ケースにおいて、上
記中トレイを上記ディスクと同じような厚みとした構成
としてある。中トレイとディスクが同じような厚みとな
ることにより、読み書きヘッドをディスク表面の所定位
置へ移動せしめるときに当該ディスクの外側から平行に
移動しても中トレイと干渉しないようになる。また、同
様にディスクの外周まで移動しても読み書きヘッドが中
トレイに干渉することはない。
は、請求項1に記載のディスク収納ケースにおいて、上
記中トレイを上記ディスクと同じような厚みとした構成
としてある。中トレイとディスクが同じような厚みとな
ることにより、読み書きヘッドをディスク表面の所定位
置へ移動せしめるときに当該ディスクの外側から平行に
移動しても中トレイと干渉しないようになる。また、同
様にディスクの外周まで移動しても読み書きヘッドが中
トレイに干渉することはない。
【0011】中トレイ自体の素材も、各種の素材で形成
することが可能であるが、例えば、請求項3にかかる発
明は、請求項1または請求項2に記載のディスク収納ケ
ースにおいて、上記中トレイを上記収納ケースよりも高
剛性の素材で形成してある。従って、中トレイを収納ケ
ースに挿入した状態では全体の剛性が収納ケース単体の
場合に比べて向上する。一般に、収納ケース自体の形状
をある程度の複雑さにする場合には、自ずから樹脂素材
に限られてくる。しかしながら、中トレイを金属素材と
すれば樹脂素材内に金属素材を挿入することになるの
で、剛性は向上する。
することが可能であるが、例えば、請求項3にかかる発
明は、請求項1または請求項2に記載のディスク収納ケ
ースにおいて、上記中トレイを上記収納ケースよりも高
剛性の素材で形成してある。従って、中トレイを収納ケ
ースに挿入した状態では全体の剛性が収納ケース単体の
場合に比べて向上する。一般に、収納ケース自体の形状
をある程度の複雑さにする場合には、自ずから樹脂素材
に限られてくる。しかしながら、中トレイを金属素材と
すれば樹脂素材内に金属素材を挿入することになるの
で、剛性は向上する。
【0012】枠状の中トレイでは、中トレイを引き出し
たときにディスクは引きずられるようにして移動され
る。ディスクを回転可能、かつ、引きずることなく引き
出すためにはディスクの下面に接するトレイ状にするこ
とも可能である。しかしながら、ディスクの下面に支持
部位を設ければ当然に厚みも増す。このような状況に対
し、請求項4にかかる発明は、請求項1〜請求項3に記
載のディスク収納ケースにおいて、上記枠形の中トレイ
は内外方向に対する可撓性を有するとともに、内側に撓
めたときには枠形の内縁にて上記ディスクに当接して保
持可能に形成してある。
たときにディスクは引きずられるようにして移動され
る。ディスクを回転可能、かつ、引きずることなく引き
出すためにはディスクの下面に接するトレイ状にするこ
とも可能である。しかしながら、ディスクの下面に支持
部位を設ければ当然に厚みも増す。このような状況に対
し、請求項4にかかる発明は、請求項1〜請求項3に記
載のディスク収納ケースにおいて、上記枠形の中トレイ
は内外方向に対する可撓性を有するとともに、内側に撓
めたときには枠形の内縁にて上記ディスクに当接して保
持可能に形成してある。
【0013】従って、引き出し時に中トレイを内側に撓
ませると、枠形の内縁にてディスクの外周縁部に当接す
るため保持できるようになる。
ませると、枠形の内縁にてディスクの外周縁部に当接す
るため保持できるようになる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面にもとづいて本発明の
実施形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態にか
かるディスク収納ケースを斜視図により示している。同
図において、光ディスク10は円形平板状に形成され、
中央に同軸円形の挿通孔11を形成してある。この光デ
ィスク10は概ね円形で回転駆動されつつアクセスされ
るようなものであれば良く、CDROMであったり、光
磁気ディスクであったり、レーザーディスクなどが該当
する。むろん、磁気ディスク媒体であっても良いし、電
磁誘導ディスク、あるいはレコードのようなものであっ
ても可能である。
実施形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態にか
かるディスク収納ケースを斜視図により示している。同
図において、光ディスク10は円形平板状に形成され、
中央に同軸円形の挿通孔11を形成してある。この光デ
ィスク10は概ね円形で回転駆動されつつアクセスされ
るようなものであれば良く、CDROMであったり、光
磁気ディスクであったり、レーザーディスクなどが該当
する。むろん、磁気ディスク媒体であっても良いし、電
磁誘導ディスク、あるいはレコードのようなものであっ
ても可能である。
【0015】中トレイ20は、外形がほぼ矩形状である
とともに上記光ディスク10の外形よりもわずかに大き
めとしたディスク挿入孔21を形成され、概略枠形に形
成されている。この中トレイ20としては、光ディスク
10を挿入可能な枠形であれば良く、必ずしも外形矩形
状である必要はなく、任意の形状に変更可能である。ま
た、その厚みは光ディスク10と同等となっており、概
ね平板状となっている。
とともに上記光ディスク10の外形よりもわずかに大き
めとしたディスク挿入孔21を形成され、概略枠形に形
成されている。この中トレイ20としては、光ディスク
10を挿入可能な枠形であれば良く、必ずしも外形矩形
状である必要はなく、任意の形状に変更可能である。ま
た、その厚みは光ディスク10と同等となっており、概
ね平板状となっている。
【0016】本実施形態においては、中トレイ20と光
ディスク10とを同等の厚みとすることにより、後述す
るようにアクセスの便を図っているが、中トレイ20が
光ディスク10の下面から支えられるように厚めに形成
することもできる。収納ケース30は、上記中トレイ2
0よりも一回り大きな薄箱形に形成されており、側壁に
は同中トレイ20を挿入及び引き出し可能なようにスリ
ット状の開口31を形成されている。
ディスク10とを同等の厚みとすることにより、後述す
るようにアクセスの便を図っているが、中トレイ20が
光ディスク10の下面から支えられるように厚めに形成
することもできる。収納ケース30は、上記中トレイ2
0よりも一回り大きな薄箱形に形成されており、側壁に
は同中トレイ20を挿入及び引き出し可能なようにスリ
ット状の開口31を形成されている。
【0017】また、収納ケース30の上面と下面には、
中トレイ20とともに光ディスク10を挿入したとき
に、同光ディスク10の記憶領域を径方向に向かって連
続的に露出せしめる開口32,32を形成してある。こ
の開口32,32は記憶領域を径方向に向かって連続的
に露出せしめるように形成されているので、同光ディス
ク10を回転させたときには当該開口32,32を介し
て光ディスク10の全面にアクセス可能となっている。
中トレイ20とともに光ディスク10を挿入したとき
に、同光ディスク10の記憶領域を径方向に向かって連
続的に露出せしめる開口32,32を形成してある。こ
の開口32,32は記憶領域を径方向に向かって連続的
に露出せしめるように形成されているので、同光ディス
ク10を回転させたときには当該開口32,32を介し
て光ディスク10の全面にアクセス可能となっている。
【0018】また、当該収納ケース30を側方から挟み
込めるように帯板状の金属片を断面コの字状に折り返し
てシャッタ33を形成してあり、かつ、同シャッタ33
は収納ケース30の外縁に沿ってスライド可能に支持さ
れている。ここにおいて、シャッタ33は幅方向の中央
位置にて開口32,32を塞ぐとともに、幅方向の外側
にスライドされたときに同開口32,32を開かせるこ
とができ、常には中央位置へ戻るように図示しないバネ
で付勢されている。
込めるように帯板状の金属片を断面コの字状に折り返し
てシャッタ33を形成してあり、かつ、同シャッタ33
は収納ケース30の外縁に沿ってスライド可能に支持さ
れている。ここにおいて、シャッタ33は幅方向の中央
位置にて開口32,32を塞ぐとともに、幅方向の外側
にスライドされたときに同開口32,32を開かせるこ
とができ、常には中央位置へ戻るように図示しないバネ
で付勢されている。
【0019】この収納ケース30としては、少なくとも
片面に開口32を備えていれば良く、必ずしも両面に備
えている必要はない。また、シャッタ33については、
この開口32を開閉できれば良く、上述した形状に限定
されるものではない。一方、中トレイ20とともに光デ
ィスク10を挿入したり引き出したりすることができる
必要があり、この出し入れの具体的な機構を図2〜図4
に示している。中トレイ20における収納ケース30へ
の挿入方向後端側の側方には板バネ22を介してロック
爪23を配設してあり、当該ロック爪23は同板バネ2
2によって側方方向内外に撓むことができるようになっ
ている。ロック爪23の外側面における前後方向の中程
には角形突起23aを形成してあるとともに、前後方向
の後端側には前方に向かうほど外側に突出するテーパー
面23bを形成してある。一方、収納ケース30におけ
る内周壁面であって同ロック爪23に対面する位置に
は、上記角形突起23aが入り込んで係合可能な角穴状
の係合凹部34を形成してあり、これよりも開口側には
誘導用のテーパー面35を形成してある。
片面に開口32を備えていれば良く、必ずしも両面に備
えている必要はない。また、シャッタ33については、
この開口32を開閉できれば良く、上述した形状に限定
されるものではない。一方、中トレイ20とともに光デ
ィスク10を挿入したり引き出したりすることができる
必要があり、この出し入れの具体的な機構を図2〜図4
に示している。中トレイ20における収納ケース30へ
の挿入方向後端側の側方には板バネ22を介してロック
爪23を配設してあり、当該ロック爪23は同板バネ2
2によって側方方向内外に撓むことができるようになっ
ている。ロック爪23の外側面における前後方向の中程
には角形突起23aを形成してあるとともに、前後方向
の後端側には前方に向かうほど外側に突出するテーパー
面23bを形成してある。一方、収納ケース30におけ
る内周壁面であって同ロック爪23に対面する位置に
は、上記角形突起23aが入り込んで係合可能な角穴状
の係合凹部34を形成してあり、これよりも開口側には
誘導用のテーパー面35を形成してある。
【0020】上述したようにロック爪23は板バネ22
にて支持されており、中トレイ20を開口31より収納
ケース30内に挿入していくと、角形突起23aがテー
パー面35に当接して内側に押し込められる。そして、
さらに挿入していって中トレイ20が収納ケース30内
の奥に突き当たるときに上記角形突起23aが係合凹部
34に対面し、入り込んで両者が係合するようになって
いる。
にて支持されており、中トレイ20を開口31より収納
ケース30内に挿入していくと、角形突起23aがテー
パー面35に当接して内側に押し込められる。そして、
さらに挿入していって中トレイ20が収納ケース30内
の奥に突き当たるときに上記角形突起23aが係合凹部
34に対面し、入り込んで両者が係合するようになって
いる。
【0021】また、中トレイ20における挿入方向後端
側の縁部には上下に貫通する係合孔24を形成してあ
り、同係合孔24に対応して収納ケース30には開口端
側から切り欠き36を形成してある。図示しないドライ
ブ装置には、開口31に向かって突出するように配設さ
れて上記ロック爪23のテーパー面23bに対面するテ
ーパー面41aを備えたアンロックアーム41と、上記
切り欠き36を介して中トレイ20の下面に当接される
とともに上面には上記係合孔24に係合した係合突起4
2aを形成した引き出しアーム42を備えている。
側の縁部には上下に貫通する係合孔24を形成してあ
り、同係合孔24に対応して収納ケース30には開口端
側から切り欠き36を形成してある。図示しないドライ
ブ装置には、開口31に向かって突出するように配設さ
れて上記ロック爪23のテーパー面23bに対面するテ
ーパー面41aを備えたアンロックアーム41と、上記
切り欠き36を介して中トレイ20の下面に当接される
とともに上面には上記係合孔24に係合した係合突起4
2aを形成した引き出しアーム42を備えている。
【0022】図2に示すように、中トレイ20が収納ケ
ース30内に収容されて上記ロック爪23の角形突起2
3aが係合凹部34に入り込んで係合していると、中ト
レイ20を外部に引き出すことはできないが、図3に示
すように、アンロックアーム41をロック爪23に突き
当てると、互いのテーパー面35,23bとが摺接して
ロック爪23は内側に撓められ、角形突起23aは係合
凹部34から抜け出る。これと同時に引き出しアーム4
2を中トレイ20の下面から突き当てて係合突起42a
を係合孔24に係合させるので、図4に示すようにして
引き出しアーム42とアンロックアーム41を引き出せ
ば中トレイ20は引き出されることになる。なお、図2
〜図4以外においては、かかるロック爪23部分を省略
して表示してある。
ース30内に収容されて上記ロック爪23の角形突起2
3aが係合凹部34に入り込んで係合していると、中ト
レイ20を外部に引き出すことはできないが、図3に示
すように、アンロックアーム41をロック爪23に突き
当てると、互いのテーパー面35,23bとが摺接して
ロック爪23は内側に撓められ、角形突起23aは係合
凹部34から抜け出る。これと同時に引き出しアーム4
2を中トレイ20の下面から突き当てて係合突起42a
を係合孔24に係合させるので、図4に示すようにして
引き出しアーム42とアンロックアーム41を引き出せ
ば中トレイ20は引き出されることになる。なお、図2
〜図4以外においては、かかるロック爪23部分を省略
して表示してある。
【0023】中トレイ20を挿抜せしめたり、ロックさ
せたりする構造については適宜変更可能であり、実質的
に同様の操作が可能であればよい。その一例として、中
トレイ20の変形例を図5及び図6に示している。この
例においては、枠形の中トレイ120を略C字状となる
ように一部切り欠いてあり、切り欠き部分を挿入方向後
端側の辺として、上記ロック爪23に対応するテーパー
面123b,123bを当該中トレイ120の後端側両
角部に形成してあるとともに、角形突起123a,12
3aを挿入方向側面側の側縁に形成してある。
せたりする構造については適宜変更可能であり、実質的
に同様の操作が可能であればよい。その一例として、中
トレイ20の変形例を図5及び図6に示している。この
例においては、枠形の中トレイ120を略C字状となる
ように一部切り欠いてあり、切り欠き部分を挿入方向後
端側の辺として、上記ロック爪23に対応するテーパー
面123b,123bを当該中トレイ120の後端側両
角部に形成してあるとともに、角形突起123a,12
3aを挿入方向側面側の側縁に形成してある。
【0024】ドライブ装置には同様のアンロックアーム
141と引き出しアーム142とを配設してあり、中ト
レイ120自体が撓んでロック及びロック解除可能とな
っている。中トレイ120が撓む際、ディスク挿入孔1
21の内径がわずかに縮まるが、これを利用して光ディ
スク110を保持できるようにディスク挿入孔121の
内縁部には可撓片121aを三ヶ所に形成してある。
141と引き出しアーム142とを配設してあり、中ト
レイ120自体が撓んでロック及びロック解除可能とな
っている。中トレイ120が撓む際、ディスク挿入孔1
21の内径がわずかに縮まるが、これを利用して光ディ
スク110を保持できるようにディスク挿入孔121の
内縁部には可撓片121aを三ヶ所に形成してある。
【0025】すなわち、中トレイ120が撓む際、ディ
スク挿入孔121の内径が縮むときに同可撓片121a
は光ディスク110の周縁の三ヶ所で外縁部に突き当た
り、同光ディスク110を保持できるようになる。この
ようにすれば、光ディスク110を押さえて保持しなが
ら中トレイ120を引き出すことになり、引きずること
なく引き出せるし、光ディスク110が下方に落下しな
いようにすることもできる。
スク挿入孔121の内径が縮むときに同可撓片121a
は光ディスク110の周縁の三ヶ所で外縁部に突き当た
り、同光ディスク110を保持できるようになる。この
ようにすれば、光ディスク110を押さえて保持しなが
ら中トレイ120を引き出すことになり、引きずること
なく引き出せるし、光ディスク110が下方に落下しな
いようにすることもできる。
【0026】むろん、かかる形状に限らず、中トレイ1
20が内側に縮んだときに光ディスク110を周りから
保持できるようなものであれば、適宜変形可能である。
次に、上記構成からなる本実施形態の動作を説明する。
予め、光ディスク10を中トレイ20のディスク挿入孔
21に挿入した状態で、この中トレイ20ごと収納ケー
ス30の開口31に挿入しておき、図示しないドライブ
装置に装填する。このとき、通常どおりに光ヘッド51
が一つのものであるならば、図7に示すようにシャッタ
33を開き、開いた開口32に沿って光ヘッド51をス
ライドさせてアクセスさせる。このとき、中トレイ20
の厚みは光ディスク10と同等であるため、光ヘッド5
1が同中トレイ20と干渉することはないし、光ヘッド
51は光ディスク10の最外周までアクセス可能とな
る。
20が内側に縮んだときに光ディスク110を周りから
保持できるようなものであれば、適宜変形可能である。
次に、上記構成からなる本実施形態の動作を説明する。
予め、光ディスク10を中トレイ20のディスク挿入孔
21に挿入した状態で、この中トレイ20ごと収納ケー
ス30の開口31に挿入しておき、図示しないドライブ
装置に装填する。このとき、通常どおりに光ヘッド51
が一つのものであるならば、図7に示すようにシャッタ
33を開き、開いた開口32に沿って光ヘッド51をス
ライドさせてアクセスさせる。このとき、中トレイ20
の厚みは光ディスク10と同等であるため、光ヘッド5
1が同中トレイ20と干渉することはないし、光ヘッド
51は光ディスク10の最外周までアクセス可能とな
る。
【0027】一方、図9及び図10には、四つの光ヘッ
ド51を備えるドライブ装置の場合を示しており、アン
ロックアーム41にてロック爪23を内側に撓めて係合
解除させ、引き出しアーム42にて中トレイ20を引き
出している。このようにすれば光ディスク10の全面が
露出するので、動作軌跡が重ならない限り、複数の光ヘ
ッド51でアクセスできる。従って、ヘッド構成の異な
るドライブ装置間での共用が可能となる。また、開口3
2を光ヘッド51の数だけ形成することも不可能ではな
いが、剛性が低下してしまう。しかるに、本発明によれ
ば、開口32を増やす必要はないので剛性も維持でき
る。特に、中トレイ20を剛性の高い素材、例えば金属
で形成すれば、樹脂単体で形成したものに比べて全体的
な剛性を高めることもできるようになる。
ド51を備えるドライブ装置の場合を示しており、アン
ロックアーム41にてロック爪23を内側に撓めて係合
解除させ、引き出しアーム42にて中トレイ20を引き
出している。このようにすれば光ディスク10の全面が
露出するので、動作軌跡が重ならない限り、複数の光ヘ
ッド51でアクセスできる。従って、ヘッド構成の異な
るドライブ装置間での共用が可能となる。また、開口3
2を光ヘッド51の数だけ形成することも不可能ではな
いが、剛性が低下してしまう。しかるに、本発明によれ
ば、開口32を増やす必要はないので剛性も維持でき
る。特に、中トレイ20を剛性の高い素材、例えば金属
で形成すれば、樹脂単体で形成したものに比べて全体的
な剛性を高めることもできるようになる。
【0028】なお、中トレイ20を挿入及び引き出すに
あたっての開口31の開設位置は、いずれの辺であって
も良く、例えば、図11に示すように変形することもで
きる。
あたっての開口31の開設位置は、いずれの辺であって
も良く、例えば、図11に示すように変形することもで
きる。
【0029】このように、中トレイ20には光ディスク
10を挿入可能なディスク挿入孔21を形成するととも
に、収納ケース30の側壁面に開口31を形成して当該
中トレイ20を挿入及び引き出し可能としつつ、当該収
納ケース30の上下面には開口32,32を形成してシ
ャッタ33を配設することにより、光ヘッド51が単独
の場合にはシャッタ33を開いてアクセスさればよい
し、光ヘッド51が複数の場合には中トレイ20ごと引
き出して光ディスク10の略全面を露出させてアクセス
させることができるようになった。
10を挿入可能なディスク挿入孔21を形成するととも
に、収納ケース30の側壁面に開口31を形成して当該
中トレイ20を挿入及び引き出し可能としつつ、当該収
納ケース30の上下面には開口32,32を形成してシ
ャッタ33を配設することにより、光ヘッド51が単独
の場合にはシャッタ33を開いてアクセスさればよい
し、光ヘッド51が複数の場合には中トレイ20ごと引
き出して光ディスク10の略全面を露出させてアクセス
させることができるようになった。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、中トレイ
ごとディスクを引き出すことができるので、単一の読み
書きヘッドの場合のみならず複数の読み書きヘッドでア
クセスすることも可能なディスク収納ケースを提供する
ことができる。また、請求項2にかかる発明によれば、
読み書きヘッドを待機位置からアクセス位置まで移動さ
せるときに平行に移動させれば済むため、ドライブ装置
の構成を簡易にすることができるとともに、ディスクの
最外周であってもアクセスの妨げとならない。
ごとディスクを引き出すことができるので、単一の読み
書きヘッドの場合のみならず複数の読み書きヘッドでア
クセスすることも可能なディスク収納ケースを提供する
ことができる。また、請求項2にかかる発明によれば、
読み書きヘッドを待機位置からアクセス位置まで移動さ
せるときに平行に移動させれば済むため、ドライブ装置
の構成を簡易にすることができるとともに、ディスクの
最外周であってもアクセスの妨げとならない。
【0031】さらに、請求項3にかかる発明によれば、
全体としての剛性を向上させることができる。さらに、
請求項4にかかる発明によれば、中トレイの厚みを増す
ことなくディスクを保持して引き出せるようになる。
全体としての剛性を向上させることができる。さらに、
請求項4にかかる発明によれば、中トレイの厚みを増す
ことなくディスクを保持して引き出せるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかるディスク収納ケー
スの斜視図である。
スの斜視図である。
【図2】ディスク収納ケースにおける中トレイのロック
機構部分を示す部分拡大断面図である。
機構部分を示す部分拡大断面図である。
【図3】ディスク収納ケースにおける中トレイのロック
機構部分を示す部分拡大断面図である。
機構部分を示す部分拡大断面図である。
【図4】ディスク収納ケースにおける中トレイのロック
機構部分を示す部分拡大断面図である。
機構部分を示す部分拡大断面図である。
【図5】変形例にかかるディスク収納ケースにおける中
トレイの平面図である。
トレイの平面図である。
【図6】同中トレイの平面図である。
【図7】シャッタを開いてアクセスさせる場合のディス
ク収納ケースの平面図である。
ク収納ケースの平面図である。
【図8】図7におけるA−A線断面図である。
【図9】中トレイを引き出してアクセスさせる場合のデ
ィスク収納ケースの平面図である。
ィスク収納ケースの平面図である。
【図10】図9におけるA−A線断面図である。
【図11】中トレイの引き出し方向の変形例にかかるデ
ィスク収納ケースの斜視図である。
ィスク収納ケースの斜視図である。
【図12】従来のディスク収納ケースにおけるシャッタ
を閉じた状態の斜視図である。
を閉じた状態の斜視図である。
【図13】同ディスク収納ケースにおけるシャッタを開
いた状態の斜視図である。
いた状態の斜視図である。
【図14】従来のディスク収納ケースにおいてシャッタ
を開いてアクセスさせる場合の平面図である。
を開いてアクセスさせる場合の平面図である。
【図15】図14におけるA−A線断面図である。
10 光ディスク 11 挿通孔 20 中トレイ 21 ディスク挿入孔 30 収納ケース 31 開口 32 開口 33 シャッタ 110 光ディスク 120 中トレイ 121 ディスク挿入孔
Claims (4)
- 【請求項1】 円板状のディスクを内側に挿入可能な枠
形に形成された平板状の中トレイと、 薄箱形に形成されて両面または片面に開口を有するとと
もに同開口に開閉可能なシャッタを備え、かつ、側面部
位を介して上記中トレイを内外に挿抜可能な収納ケース
とを具備することを特徴とするディスク収納ケース。 - 【請求項2】 上記請求項1に記載のディスク収納ケー
スにおいて、上記中トレイを上記ディスクとほぼ同じ厚
みとしたことを特徴とするディスク収納ケース。 - 【請求項3】 上記請求項1または2に記載のディスク
収納ケースにおいて、上記中トレイを上記収納ケースよ
りも高剛性の素材で形成したことを特徴とするディスク
収納ケース。 - 【請求項4】 上記請求項1,2または3に記載のディ
スク収納ケースにおいて、上記枠形の中トレイは内外方
向に対する可撓性を有するとともに、内側に撓めたとき
には枠形の内縁にて上記ディスクに当接して保持可能に
形成したことを特徴とするディスク収納ケース。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16333996A JPH1011935A (ja) | 1996-06-24 | 1996-06-24 | ディスク収納ケース |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16333996A JPH1011935A (ja) | 1996-06-24 | 1996-06-24 | ディスク収納ケース |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1011935A true JPH1011935A (ja) | 1998-01-16 |
Family
ID=15771995
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16333996A Pending JPH1011935A (ja) | 1996-06-24 | 1996-06-24 | ディスク収納ケース |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1011935A (ja) |
-
1996
- 1996-06-24 JP JP16333996A patent/JPH1011935A/ja active Pending
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