JPH10118989A - 板状ワークの加工方法及びその装置 - Google Patents

板状ワークの加工方法及びその装置

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JPH10118989A
JPH10118989A JP27613496A JP27613496A JPH10118989A JP H10118989 A JPH10118989 A JP H10118989A JP 27613496 A JP27613496 A JP 27613496A JP 27613496 A JP27613496 A JP 27613496A JP H10118989 A JPH10118989 A JP H10118989A
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JP
Japan
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plate
work
processing
tool
cardboard
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JP27613496A
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English (en)
Inventor
Motohisa Kondo
元寿 今藤
Shigetaka Nagamatsu
茂隆 永松
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 工具を平面的(X−Y方向)に移動させなく
ても良いようにして板状ワークの加工空間を狭くし、加
工装置をコンパクト化する。 【解決手段】 本発明に係る板状ワークの加工方法は、
基準位置に位置決めされた板状ワークをX軸方向に送り
ながら、工具71をY軸方向に移動させ、その工具71
により板状ワークを加工することを特徴とする。このた
め、工具71をY軸方向に移動させるだけで良くなり、
ワークの加工空間が狭くなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、板状ワークを所定
形状に加工する板状ワークの加工方法及びその装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】これに関連する従来の板状ワークの加工
装置が図11に示されている。前記板状ワークの加工装
置1は、段ボールを所定形状に切断するための装置であ
り、段ボールを定位置に位置決め保持するための水平な
テーブル2を備えている。また、前記テーブル2の両側
にはY軸レール4が形成されており、そのY軸レール上
にカッター5を保持するための保持架台6がY軸方向に
移動できるように載置されている。さらに、前記保持架
台6の前面にはX軸レール6xが形成されており、その
X軸レール6xにカッター5がX軸方向に摺動できるよ
うに装着されている。この構造により、定位置に位置決
めされた段ボールに対して前記カッター5をX−Y軸方
向に移動させることができ、前記段ボールを所定形状に
切断することができるようになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記した
板状ワークの加工装置1によると、カッター5をX−Y
軸方向に移動させなければならないため、段ボールを加
工するために広い空間が必要になる。また、段ボールを
切断する方向に刃を向けなければならないためにカッタ
ーの刃の向きを制御する必要がある。
【0004】本発明のうち請求項1、請求項2に記載の
発明は、装置をコンパクトにして板状ワークの加工空間
を狭くすることを目的とするものである。請求項3に記
載の発明は、請求項1、請求項2に記載の発明の目的に
加えて、板状ワークを切断する工具の方向制御を不要に
することを目的とするものである。請求項4に記載の発
明は、請求項3に記載の発明の目的に加えて、工具の移
動をスムーズに行えるようにするとともに、寿命の向上
を図ることを目的とするものである。請求項5に記載の
発明は、請求項1、請求項2に記載の発明の目的に加え
て、板状ワークの折り目加工を行えるようにすることを
目的とするものである。請求項6に記載の発明は、請求
項5に記載の発明の目的に加えて、折り目加工を行う際
に板状ワークに疵が付かないようにすることを目的とす
るものである。請求項7、請求項8に記載の発明は、請
求項1、請求項2に記載の発明の目的に加えて、複数の
板状ワークの内から一枚の板状ワークを取り出す際に、
取り出す板状ワークに他の板状ワークが張り付かないよ
うにすることを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記した課題は、以下の
特徴を有する板状ワークの加工方法及びその装置によっ
て解決される。即ち、請求項1に記載の板状ワークの加
工方法は、基準位置に位置決めされた板状ワークを所定
の方向に送りながら、工具をその送り方向に対して交差
する方向に移動させ、その工具により前記板状ワークを
加工することを特徴とする。請求項1に記載の発明によ
ると、工具を板状ワークの送り方向に対して交差する方
向に移動させるだけで良いため、従来のように工具を平
面的に移動させる方式と比較して板状ワークの加工空間
を狭くでき、装置をコンパクト化することができる。
【0006】また、請求項2に記載の板状ワークの加工
装置は、基準位置に位置決めされた板状ワークを所定の
方向に送るワーク送り手段と、前記板状ワークを加工す
る工具をその板状ワークの送り方向に対して交差する方
向に移動させる工具移動手段と、を有している。請求項
2に記載の発明によると、ワーク送り手段で基準位置に
位置決めされた板状ワークを所定の方向に送ることがで
き、工具移動手段で工具をその板状ワークの送り方向に
対して交差する方向に移動させることができる。即ち、
本発明によって請求項1に記載の発明を実施することが
できるようになる。
【0007】また、請求項3に記載の板状ワークの加工
装置は、請求項2に記載された板状ワークの加工装置に
おいて、工具は、ノズルから噴射された高圧流体を板状
ワークに衝突させてその板状ワークの切断を行うことを
特徴とする。請求項3に記載の発明によると、ノズルか
ら噴射された高圧流体で板状ワークを切断する方式のた
め、カッターと比較して加工時間が短くなる。また、カ
ッターでワークを切断する場合のように刃の向きを制御
する必要がなくなるため、制御装置が簡素化される。
【0008】また、請求項4に記載の板状ワークの加工
装置は、請求項3に記載された板状ワークの加工装置に
おいて、高圧流体を工具まで供給する配管は、流体供給
側の固定配管と複数の可動配管とから構成されており、
前記固定配管と可動配管とは固定コネクタにより相対回
動可能な状態で接続されており、前記可動配管の相互間
及び可動配管と工具間は可動コネクタにより相対回動可
能な状態で接続されており、前記固定コネクタは、可動
コネクタによって連結される一対の可動配管の成す角が
鋭角にならないような位置に設置されていることを特徴
とする。請求項4に記載の発明によると、可動コネクタ
によって連結される一対の可動配管の成す角が鋭角にな
らないような位置に、固定コネクタが設置されている。
このため、工具を移動させる際に、両可動配管の長さ誤
差に起因した曲げ力等が可動コネクタや可動配管等に加
わることがなく、コネクタ等のガタツキや配管のブレが
発生し難くなる。この結果、前記工具の移動がスムーズ
に行えるようになるとともに、配管等の寿命も長くな
る。
【0009】また、請求項5に記載の板状ワークの加工
装置は、請求項2に記載された板状ワークの加工装置に
おいて、板状ワークに押しつけられた状態でその板状ワ
ークに対して相対移動することにより折り目を加工する
折り目加工工具と、前記折り目加工工具を板状ワークに
対して押付けた状態、あるいは板状ワークから離した状
態に保持する工具保持手段と、を有している。請求項5
に記載の発明によると、工具保持手段によって折り目加
工工具を板状ワークに押付けた状態でワーク送り手段を
動作させることにより、板状ワークに対して送り方向に
折り目を加工することができるようになる。また、ワー
ク送り手段を停止させて工具移動手段を動作させること
により、ワーク送り方向に対して交差する方向に折り目
を加工することができるようになる。
【0010】また、請求項6に記載の板状ワークの加工
装置は、請求項5に記載された板状ワークの加工装置に
おいて、折り目加工工具は、突条とローラとによって板
状ワークを表裏から挟むことにより、折り目を加工する
ことを特徴とする。請求項6に記載の発明によると、折
り目加工の際に突条が板状ワークに対して平行な状態で
押付けられるため、板状ワークに疵が付き難くなる。
【0011】また、請求項7に記載の板状ワークの加工
装置は、請求項2に記載された板状ワークの加工装置に
おいて、重ねられた複数の板状ワークの内から一枚の板
状ワークを吸着して取り出し、その板状ワークを基準位
置まで搬送する搬送機構が設けられており、前記搬送機
構は、複数の吸着パッドと、それらの吸着パッドに吸着
された板状ワークを他の板状ワークに対して傾斜させる
傾斜手段とを備えていることを特徴とする。請求項7に
記載の発明によると、吸着パッドに吸着された板状ワー
クを傾斜させられるため、その板状ワークと他の板状ワ
ークとの間に空気が入り込むようになり、吸着された板
状ワークに他の板状ワークが張り付かなくなる。
【0012】また、請求項8に記載の板状ワークの加工
装置は、請求項2に記載された板状ワークの加工装置に
おいて、重ねられた複数の板状ワークの内から一枚の板
状ワークを吸着して取り出し、その板状ワークを基準位
置まで搬送する搬送機構が設けられており、前記搬送機
構は、複数の吸着パッドと、それらの吸着パッドに吸着
された板状ワークを湾曲させる湾曲手段とを備えている
ことを特徴とする。請求項8に記載の発明によると、吸
着パッドに吸着された板状ワークを湾曲させられるた
め、その板状ワークと他の板状ワークとの間に空気が入
り込むようになり、吸着された板状ワークに他の板状ワ
ークが張り付かなくなる。
【0013】
【発明の実施の形態】
〔第1の実施の形態〕以下、図1〜図8に基づいて本発
明の第1の実施の形態に係る板状ワークの加工方法及び
その装置を説明する。ここで、図1は本実施の形態に係
る板状ワークの加工装置の加工部の斜視図、図2は高圧
流体の配管図、図3は加工部を構成する高圧ノズルと折
り目加工工具の詳細斜視図である。図4は板状ワークの
搬送部の斜視図、図5は板状ワークの加工装置の全体斜
視図である。なお、加工部に対するワークの送り方向を
X軸方向、加工部の幅方向をY軸方向、高さ方向をZ軸
方向として以後の説明を行う。前記板状ワークの加工装
置10は段ボールwを所定の形状に切断するとともにそ
の段ボールの予め決められた位置に折り目を加工するた
めの装置であり、図5に示されるように、段ボールwを
基準位置まで搬送する搬送部20と、基準位置まで搬送
された段ボールwを加工する加工部30とから構成され
ている。
【0014】前記搬送部20は、複数の段ボールwをX
軸に平行になるように立てかけた状態で支持する素材パ
レット22を備えている(図4(A)参照)。前記素材
パレット22は傾斜面22cを備える支持架台22k
と、前記傾斜面22cの下部に棚状に固定された支持棚
22tとから構成されており、段ボールwを傾斜面22
cに立てかけた状態で支持棚22t上に載置できるよう
になっている。ここで、前記傾斜面22cと支持棚22
tとの成す角は約90°に設定されている。このため、段
ボールwは支持棚22tに載置された状態で傾斜面22
cの側に倒れるようになり、複数の段ボールwを重ねた
状態でも素材パレット22に安定してセットできる。さ
らに、前記支持棚22tの右端には、図4(B)に示さ
れるように、段ボールwの右辺を位置決めするためのガ
イド22sが支持棚22tに対して直角に固定されてい
る。したがって、素材パレット22に段ボールwをセッ
トすることにより、サイズが異なる段ボールwであって
も下辺と右辺とを揃えることができるようになる。
【0015】前記支持架台22kの支持棚22tの下に
は、その中央位置に固定架台23が取付けられている。
前記固定架台23は前記支持棚22tと平行な傾斜上面
23uを備えており、その傾斜上面23uにX−Y移動
機構24を介してハンド25が装着さてれいる。X−Y
移動機構24は、X軸レール23r、Y軸レール24r
及び摺動子24sの働きによりハンド25を固定架台2
3に対してX軸方向、Y軸方向に移動させる機構であ
り、その駆動源としてはX軸アクチュエータ23y、Y
軸アクチュエータ(図示されていない)が使用される。
また、X−Y移動機構24には、ハンド25をX軸回り
に回動させるための回動機構25mが装着されており、
その回動機構25mの動作によりハンド25は素材パレ
ット22の傾斜面22cと平行な位置から水平な位置ま
で、さらに、その位置から若干傾斜する位置まで回動で
きるようになっている。
【0016】また、前記ハンド25の表面には段ボール
wを吸着させるための五個の固定式吸着パッド26と三
個の可動式吸着パッド27とが互いの先端面26f,2
7fを揃えた状態でU型状に配置されており、可動式吸
着パッド27がその位置から所定寸法だけ後退できるよ
うになっている。このように、吸着パッド26,27を
使用しているため、段ボールwに疵が付き難くなる。ま
た、段ボールwの大きさに応じて吸着パッド26,27
の選択も行えるようになっている。さらに、前記ハンド
25の表面には吸着パッド26,27に段ボールwが吸
着されたことを検出するためのスイッチ28が取付けら
れている。前記スイッチ28はシリンダ式のスイッチで
あり、シリンダのロッド部が段ボールwによって押圧さ
れた状態でONするようになっている。前記ハンド25の
横には、そのハンド25の吸着パッド26,27に吸着
された段ボールwの端部が自重で撓まないように支持す
るための水平テーブル29がX軸方向に配置されている
(図1参照)。なお、水平テーブル29の高さは水平に
保持されたハンド25の吸着パッド26,27の先端面
26f,27fの高さと等しくなる。
【0017】次に、図6から図8に基づいて前記搬送部
20の動作を説明する。先ず、素材パレット22に段ボ
ールwがセットされると、回動機構25mが動作して水
平に保持されたハンド25が素材パレット22の傾斜面
22cと平行な位置まで回動する(図6(A)、(B)
参照)。次に、X−Y移動機構24が動作することによ
り、ハンド25が固定架台23の傾斜上面23uに倣っ
てY軸方向に移動して素材パレット22に接近する(図
6(C)参照)。そして、前記ハンド25のスイッチ2
8が段ボールwに当接してONすると、ハンド25がその
位置で停止する(図6(D)参照)。そして、この状態
で、予め決められた吸着パッド26,27が動作するこ
とにより、表面の段ボールwが前記吸着パッド26,2
7に吸着される。次に、回動機構25mが動作してハン
ド25が若干右回りに回動し(図6(E)参照)、さら
に、可動式吸着パッド27が後退することにより段ボー
ルwが傾けられ(図6(F)参照)る。これによって、
吸着された段ボールwと隣の段ボールwとに間に空気が
入り込み、その吸着された段ボールwに隣の段ボールw
が張り付くことがない。即ち、前記可動式吸着パッド2
7及びその可動式吸着パッド27を後退させる手段が本
発明の傾斜手段として機能する。
【0018】このようにして、前記吸着パッド26,2
7に段ボールwが吸着されると、X−Y移動機構24が
動作して、ハンド25は固定架台23の傾斜上面23u
に倣いながらY軸方向に移動して基の位置まで戻される
(図7(A)参照)。さらに、可動式吸着パッド27が
前進して元の位置まで戻されることにより段ボールwは
X軸に平行に保持される(図7(B)参照)。次に、回
動機構25mが動作してハンド25が右回りに約90°回
動して段ボールwが水平に保持される。このとき、前記
段ボールwが幅広の段ボールで、端部wtがハンド25
からはみ出した場合にはその端部wtが水平テーブル2
9によって支持される(図7(C),(D)参照)。こ
のため、段ボールwの端部が自重で撓むことがない。
【0019】次に、この状態で、X−Y移動機構24の
X軸アクチュエータ23yが動作してハンド25がX軸
方向に移動して段ボールwが加工部30の位置まで搬送
される。そして、段ボールwが加工部30にセットされ
た後、前記吸着パッド26,27の動作が解除され、前
記回動機構25mが動作することによりハンド25は右
回りに若干回動して段ボールwから離れる(図7(E)
参照)。 そして、再び、X軸アクチュエータ23yが
動作し、さらに、回動機構25mが動作することによ
り、前記ハンド25は元の位置に戻される(図8
(A),(B),(C))。
【0020】次に、前記板状ワークの加工装置10の加
工部30の説明を行う。前記加工部30は、段ボールw
を所定の形状に切断するとともに、その段ボールwの予
め決められた位置に折り目を入れるための装置であり、
図1に示されるように、装置架台31の上に段ボールw
の送り機構40を備えている。前記送り機構40は、複
数組の下部ローラ42と上部ローラ44とによって段ボ
ールwを挟み、下部ローラ42の回転力でその段ボール
wをX軸方向に移動させる機構であり、前記下部ローラ
42を回転させるための回転軸42sを備えている。前
記回転軸42sは四個の軸受部材42jによってY軸と
平行になるように位置決めされており、その回転軸42
sの軸方向に八個の下部ローラ42が所定の間隔をおい
て同軸に取付けられている。
【0021】前記回転軸42sは装置架台31上に四セ
ット設置されており、各々の回転軸42sが互いに平行
になるように位置決めされている。各々の回転軸42s
は等速機構43fによって連結されており、各々の回転
軸42sが等速で同一方向に回転できるようになってい
る。さらに、前記等速機構43fにはモータ43m及び
減速機43eからの回転がベルト&プリー43bを介し
て伝達されるようになっている。なお、前記回転軸42
sは正転方向、逆転方向のいずれにも回転できるように
なっている。また、下部ローラ42の表面にはローレッ
ト状の刻みが設けられており、段ボールwと下部ローラ
42との摩擦が大きくなるように配慮されている。
【0022】前記上部ローラ44は、段ボールwを下部
ローラ42に押しつける働きをするローラであり、各々
の上部ローラ44が下部ローラ42の真上に位置決めさ
れている。前記上部ローラ44は、二台のローラが一本
の短軸44sの一端と他端とに回転自在に装着されてお
り、その短軸44sの中央が天井架台32に装着された
昇降シリンダ44yの可動部に連結されている。即ち、
下部ローラ42の一本の回転軸42sに対して四セット
の短軸44s及び昇降シリンダ44yが設けられてい
る。
【0023】この構造により、前記昇降シリンダ44y
が動作することにより、前記上部ローラ44は下部ロー
ラ42に対して昇降できるようになり、厚みの異なる段
ボールwに対応できるようになる。このように、段ボー
ルwが上部ローラ44で押さえられるため、段ボールw
が下部ローラ42から浮くことがなくなり、下部ローラ
42の回転力を確実に段ボールwに伝えることができる
ようになる。ここで、最前列の上部ローラ44は段ボー
ルwを受け入れる際に所定位置まで上昇し、段ボールw
が受け入れられた後に下降して他の上部ローラ44と同
様に段ボールwを押さえる働きをする。即ち、前記送り
機構40が本発明のワーク送り手段に相当する。さら
に、前記装置架台31の左端には、X軸方向に二台の段
ボール端部検知器46aが基準位置に設置されており、
段ボールwが各々の基準位置に到達したか否かを検出で
きるようになっている。また、両段ボール端部検知器4
6aの間には、段ボール検知器46bが設置されてお
り、加工部30に段ボールwが入り込んでいるか否かを
検出できるようになっている。なお、段ボール端部検知
器46a等のセンサーとしては光電センサー等が好適に
使用される。
【0024】前記加工部30には、Y軸折り目機構50
が設けられている。前記Y軸折り目機構50は段ボール
wの幅方向に折り目を付けるための機構であり、後部Y
軸ガイド52を備えている(図1参照)。前記後部Y軸
ガイド52は、移動ブロック53がY軸方向に移動でき
るようにガイドするための部材であり、ステー52sに
よってY軸に平行になるように前記天井架台32に取付
けられている。なお、図1は、加工部30の構造を分か
り易くするために、後部Y軸ガイド52と天井架台32
とは上下に分離した状態で記載されている。前記移動ブ
ロック53には昇降シリンダ56が下向きに装着されて
おり、その昇降シリンダ56の可動部に円盤状の折り目
ローラ51がX軸回りに回転可能な状態で取付けられて
いる。ここで、前記折り目ローラ51の外周には、図3
(B)に示されるように、折り目を加工するための突条
51tがリング状に形成されている。
【0025】前記後部Y軸ガイド52の内部には左端プ
ーリと右端プーリ(図示されていない)とが設けられて
おり、両プーリにベルト54yが掛けられている。そし
て、そのベルト54yに折り目ローラ51及び昇降シリ
ンダ56を支持する移動ブロック53が取付けられてい
る。さらに、前記後部Y軸ガイド52の右端には前記右
端プーリを回転させるための第1モータ54が取付けら
れている。このため、第1モータ54を正転あるいは逆
転させることにより、折り目ローラ51等を後部Y軸ガ
イド52に倣って左右に移動させることができるように
なる。さらに、第1モータ54を作動させながら所定の
タイミングで昇降シリンダ56により折り目ローラ51
を段ボールwに押しつけることにより、希望する位置に
Y軸方向の折り目を入れることができるようになる。
【0026】また、前記加工部30には、六セットのX
軸折り目機構60が設けられている。前記X軸折り目機
構60は段ボールwの縦方向(送り方向)に折り目を付
けるための機構であり、後記する前部Y軸ガイド72の
前面に形成されたY軸レール62に摺動可能な状態で取
付けられている。前記X軸折り目機構60は、図3に示
されるように、前述のY軸レール62に対し摺動自在に
係合する摺動子64を備えている。さらに、前記摺動子
64には支柱65が縦に固定されており、その支柱65
の下部に昇降シリンダ66が取付けられている。そし
て、前記昇降シリンダ66の可動部66zに折り目ロー
ラ61がY軸回りに回転自在に装着されている。また、
前記折り目ローラ61の外周には、図3(B)に示され
るように、折り目を加工するための突条61tがリング
状に形成されている。
【0027】前記X軸折り目機構60の支柱65には、
ブレーキレバー67がピン65pによって回動可能な状
態で連結されている。前記ブレーキレバー67はL形を
した金具であり、その下部端面がブレーキゴム68と接
触する摩擦面67dとなっている。ここで、前記ブレー
キゴム68はY軸レール62と平行に前部Y軸ガイド7
2の前面に固定されている。このため、前記ブレーキレ
バー67の摩擦面67dはY軸方向のどの位置において
もブレーキゴム68と接触できるようになっている。ま
た、ブレーキレバー67には、その摩擦面67dの反対
側に受け面67eが形成されており、この受け面67e
と支柱65の受け板65bとの間にブレーキレバー67
の摩擦面67dをブレーキゴム68に押付けるように付
勢されたバネ65sが装着されている。
【0028】このため、ブレーキレバー67に外力が加
わらなければ、摩擦面67dはバネ65sの力でブレー
キゴム68に押しつけられて、X軸折り目機構60はそ
の位置に保持される。また、ブレーキレバー67をバネ
65sの力に抗して図3において右回りに回動させる
と、摩擦面67dはブレーキゴム68から離れ、X軸折
り目機構60はY軸レール62に倣って移動できるよう
になる。なお、ブレーキを解除し、X軸折り目機構60
をY軸方向に移動させる機構については後述する。即
ち、前記折り目ローラ51,61が本発明の折り目加工
工具に相当し、昇降シリンダ56,66が本発明の工具
保持手段に相当する。
【0029】前記加工部30には、段ボールwの切断機
構70が設けられている。前記切断機構70は工具の向
きを制御する必要がないウォータジェット方式で段ボー
ルwを切断するための機器であり、前部Y軸ガイド72
を備えている。前部Y軸ガイド72は移動ブロック73
がY軸方向に移動できるようにガイドするための部材で
あり、ステー72sによってY軸に平行になるように前
記天井架台32に取付けられている(図1参照)。
【0030】前部Y軸ガイド72の内部には左端プーリ
と右端プーリ(図示されていない)とが設けられてお
り、両プーリにベルト74yが掛けられている。そし
て、そのベルト74yに前記移動ブロック73が取付け
られている。さらに、前部Y軸ガイド72の右端には前
記右端プーリを回転させるための第2モータ74が取付
けられている。このため、第2モータ74を正転あるい
は逆転させることにより、移動ブロック73を前部Y軸
ガイド72に倣って左右に移動させることができるよう
になる。
【0031】前記移動ブロック73には、図3に示され
るように、支柱73mが固定されており、その支柱73
mの下部に高圧ノズル71が支持材73hによって下向
きに取付けられている。また、前記支柱73mの上部に
は、前記X軸折り目機構60と移動ブロック73とを連
結させるための連結シリンダ73yが取付けられてい
る。前記連結シリンダ73yはX軸に平行に位置決めさ
れており、その可動部には逆U字形の係合片73kが取
付けられている。
【0032】前記係合片73kの先端は鉤状に曲げられ
ており、その鉤状に曲げられた部分(以下、鉤部73x
という)に、X軸折り目機構60の支柱65の上部が通
される切欠き73cが形成されている。前記係合片73
kの鉤部73xは、連結シリンダ73yが可動部を押し
出した状態でX軸折り目機構60の支柱65やブレーキ
レバー67よりも手前に位置するようになる。このた
め、前記係合片73kが移動ブロック73と共に前部Y
軸ガイド72に倣って左右に移動しても、その係合片7
3kがX軸折り目機構60の支柱65やブレーキレバー
67と干渉することはない。
【0033】一方、前記係合片73kの鉤部73xの切
欠き73cをX軸折り目機構60の支柱65に合わせた
状態で、前記連結シリンダ73yが可動部を引き戻す
と、図3に示されるように、前記支柱65が係合片73
kの鉤部73xの切欠き73cに嵌め込まれる。さら
に、前記係合片73kの鉤部73xがブレーキレバー6
7を引くために、ブレーキレバー67の摩擦面67dが
ブレーキゴム68から離れ、ブレーキが解除される。こ
れによって、前記係合片73kをY軸方向に移動させる
と、X軸折り目機構60はその係合片73kと共にY軸
レール62に倣って移動する。
【0034】前記高圧ノズル71には高圧水配管77が
接続されている。前記高圧水配管77は、高圧ノズル7
1に高圧水を供給するための配管であり、固定配管77
sと二本の可動配管77m,77n及びそれらの配管等
を接続するコネクタ77cとから構成されている。ここ
で、高圧水配管77の材料としてはステンレスパイプ等
が好適に使用される。前記固定配管77sは、後部Y軸
ガイド52とその後部Y軸ガイド52の中央に立てられ
た支持柱77dとに沿って固定されており、その支持柱
77dの最上部に固定配管77sの端部が位置決めされ
ている。
【0035】前記固定配管77sの端部には第1可動配
管77mがコネクタ77cによって接続されており、そ
の第1可動配管77mに第2可動配管77nが同じくコ
ネクタ77cによって接続されている。そして、その第
2可動配管77nに高圧ノズル71が同じくコネクタ7
7cによって接続されている。ここで、前記コネクタ7
7cは、被接続配管と接続配管とがX軸回りに相対回動
できるように、両配管を接続する。このため、前記高圧
ノズル71が前部Y軸ガイド72に倣ってY軸方向に移
動しても、その高圧ノズル71に対して高圧水を供給で
きるようになる。
【0036】図2(A)は、高圧ノズル71をY軸方向
に移動したときの第1可動配管77m、第2可動配管7
7nの動きを表している。本実施の形態においては第1
可動配管77mと第2可動配管77nとの成す角が鋭角
にならないように、固定配管77sの端部の高さが設定
されている。このため、高圧ノズル71の移動中に第1
可動配管77mと第2可動配管77nとの長さ誤差に起
因した曲げ力等がコネクタ77cや配管自体に加わるこ
とがない。したがって、前記コネクタ77cのガタツキ
や配管のブレ等を防止できるようになり、高圧水配管7
7の寿命が長くなる。図2(B)は、固定配管77sの
端部を低い位置に設置した場合の例を示している。この
場合、高圧ノズル71が固定配管77sの端部に接近し
たときに、第1可動配管77mと第2可動配管77nと
の成す角が鋭角になり、両配管77m,77nの長さ誤
差に起因した曲げ力等がコネクタ77cの部分等に重点
的に加わり、コネクタ77cのガタツキや配管のブレ等
が発生して高圧水配管77の寿命が短くなる。即ち、前
記高圧ノズル71が本発明の工具に相当し、前部Y軸ガ
イド72、移動ブロック73、第2モータが工具移動手
段として機能する。
【0037】次に、前記加工部30の動作を説明する。
先ず、Y軸折り目機構50及びX軸折り目機構60の昇
降シリンダ56,66が動作することにより折り目ロー
ラ51,61が段ボールwに接触しない位置まで上昇す
る。また、送り機構40の最前列の昇降シリンダ44が
動作することにより、最前列の上部ローラ44が所定位
置まで上昇する。さらに、二列目、三列目、四列目の昇
降シリンダ44によって同じく二列目、三列目、四列目
の上部ローラ44が段ボールwの厚みに応じたレベルに
保持される。
【0038】また、加工する折れ目に位置に応じてX軸
折り目機構60の位置替えが行われる。位置替えは、先
ず、第2モータ74が駆動されることにより高圧ノズル
71を支持する移動ブロック73が位置替えをしようと
するX軸折り目機構60の位置まで動かされる。次に、
その移動ブロック73に装着された係合片73kの切欠
き73cがX軸折り目機構60の支柱65に合わせられ
た状態で、連結シリンダ73yが前記係合片73kを引
き寄せる方向に動作する。これによって、図3に示され
るように、X軸折り目機構60の支柱65が係合片73
kの切欠き73cに嵌め込まれ、さらに前記係合片73
kの鉤部73xがブレーキレバー67を引くことにより
ブレーキが解除される。次に、前記第2モータ74が再
び駆動され、X軸折り目機構60が移動ブロック73と
共に所定の位置まで動かされる。そして、X軸折り目機
構60が所定の位置に到達すると、前記連結シリンダ7
3yが元の状態に戻されて、X軸折り目機構60と移動
ブロック73との連結が解除されるとともにX軸折り目
機構60のブレーキが掛けられる。
【0039】このようにして全てのX軸折り目機構60
の位置替えが完了した段階で、前述のように、前記搬送
部20から段ボールwが加工部30まで搬送されてく
る。そして、前記段ボールwの先端が送り機構40にセ
ットされると、最前列の上部ローラ44が所定レベルま
で下降し、段ボールwを押圧する。次に、送り機構40
のモータ43m、等速機構43f等が動作して、下部ロ
ーラ42が予め設定されたスピードで正転し、段ボール
wがX軸方向に前進する。そして、段ボール検知器46
b、後側の段ボール端部検知器46aが動作すると、高
圧ノズル71から水が噴射され、段ボールwの加工形状
に合わせてその高圧ノズル71が第2モータ74により
前部Y軸ガイド72に倣ってY軸方向に送られる。これ
によって、段ボールwが高圧ノズル71から噴射された
水により所定の形状に切断される。
【0040】また、段ボールwを切断している途中で、
その段ボールwがX軸方向の折れ目を入れる位置まで到
達すると、X軸折り目機構60の昇降シリンダ66が動
作して折り目ローラ61が段ボールwを押圧する位置ま
で下降する。これによって、段ボールwが下部ローラ4
2によってX軸方向に送られる過程で、その段ボールw
にはX軸方向の折り目が入れられる。また、段ボールw
がY軸方向の折れ目を入れる位置まで到達すると、下部
ローラ42が停止してその段ボールwがその位置に保持
される。次に、Y軸折り目機構50の昇降シリンダ56
が動作して折り目ローラ51が段ボールwを押圧する位
置まで下降する。そして、第1モータ54が動作するこ
とにより折り目ローラ51が移動ブロック53によって
Y軸方向に動かされ、前記段ボールwにはY軸方向の折
れ目が入れられる。このようにして、前記段ボールwが
所定の形状に切断され、X軸方向の折り目及びY軸方向
の折れ目が入れられると、その段ボールwは加工部30
から押し出され、その後方に位置する加工済の段ボール
用テーブル80に載置される(図5参照)。
【0041】このように本実施の形態に係る板状ワーク
の加工方法によると、高圧ノズル71や折り目ローラ5
1を段ボールwの送り方向に対して交差する方向に移動
させるだけで切断や折り目加工を行えるため、従来のよ
うに工具を平面的に移動させる方式と比較して板状ワー
クの加工空間を狭くでき、装置をコンパクト化すること
ができる。また、高圧ノズル71から噴射された水で板
状ワークを切断する方式のため、カッターで切断する場
合と比較して加工時間が短くなる。また、カッターの場
合のように刃の向きを制御する必要がなくなるため、制
御装置が簡素化される。
【0042】さらに、高圧水配管77の第1可動配管7
7mと第2可動配管77nとの成す角が鋭角にならない
ように、固定配管77sの端部の高さが設定されている
ため、高圧ノズル71の移動中に第1可動配管77mと
第2可動配管77nとの長さ誤差に起因した曲げ力等が
コネクタ77cや配管自体に加わることがない。したが
って、前記コネクタ77cのガタツキや配管のブレ等を
防止できるようになり、高圧ノズル71をスムーズに移
動させることができる。また、高圧水配管77の寿命も
長くなる。さらに、前記搬送部20では、可動式吸着パ
ッド27を固定式吸着パッド26に対して後退させるこ
とにより段ボールwを傾けられるため(図6(F)参
照)、吸着された段ボールwと隣の段ボールwとに間に
空気が入り込み、その吸着された段ボールwに隣の段ボ
ールwが張り付いてしまうことがない。
【0043】〔第2の実施の形態〕次に、図9に基づい
て第2の実施の形態に係る板状ワークの加工装置の説明
を行う。本実施の形態に係る板状ワークの加工装置は、
第1の実施の形態に係る板状ワークの加工装置10の搬
送部20を構成するハンド25の構造を改良したもので
あり、その他の構造は第1の実施の形態の場合と同様で
ある。本実施の形態に係る板状ワークの加工装置のハン
ド125には、十個の固定式吸着パッド26が先端面を
揃えた状態で四角状に配置されており、それらの固定式
吸着パッド26の内側に押出シリンダ126が四台設置
されている。前記押出シリンダ126は押出ピン126
pを軸方向に動作させるためのシリンダであり、固定式
吸着パッド26と平行に配置されている。
【0044】そして、前記押出シリンダ126が押出ピ
ン126pを押出す方向に動作することにより、押出ピ
ン126pの先端面は固定式吸着パッド26の先端面よ
り突出するようになる。また、押出シリンダ126が押
出ピン126pを収納する方向に動作することにより、
押出ピン126pの先端が固定式吸着パッド26の先端
面より後退するようになる。したがって、段ボールwを
固定式吸着パッド26で吸着した状態で、押出シリンダ
126により押出ピン126pを突出させることによ
り、吸着した段ボールwの中央部分を押圧して段ボール
wを湾曲させることができるようになる。これによっ
て、吸着された段ボールwと他の段ボールwとの間に空
気が入り込むようになり、吸着された段ボールwに対し
て他の段ボールwが張り付くことがなくなる。即ち、前
記押出シリンダ126及び押出ピン126pが本発明の
湾曲手段として機能する。
【0045】〔第3の実施の形態〕次に、図10に基づ
いて第3の実施の形態に係る板状ワークの加工装置の説
明を行う。本実施の形態に係る板状ワークの加工装置
は、第1の実施の形態に係る板状ワークの加工装置10
の加工部30を構成する折り目ローラ51,61の構造
を改良したものであり、その他の構造は第1の実施の形
態の場合と同様である。本実施の形態においては、平滑
な外周面を備える折り目ローラ161と平板162の表
面に形成された突条162tとによって段ボールwを表
裏から挟むことにより、その段ボールwに折り目を加工
するようにしている。このため、第1の実施の形態にお
ける折り目ローラ51,61のように、外周面に突条5
1t,61tが形成されているローラで段ボールwを押
圧する場合のように、段ボールwを疵つけることがな
い。
【0046】即ち、折り目ローラ51,61の外周面に
突条51t,61tが形成されている場合には、図10
(C)〜(D)に示されるように、段ボールwの表面に
対して突条51t,61tがある角度αをもって接触す
るようになる。このため、突条51t,61tによって
段ボールwが切れ易くなる。これは、角度αが大きくな
るほど顕著になる。しかしながら、本実施の形態におい
ては、突条162tが段ボールwと平行なため(α=
0)、段ボールwが突条162tによって切れ難くな
る。
【0047】
【発明の効果】本発明によると、工具を板状ワークの送
り方向に対して交差する方向に移動させるだけで板状ワ
ークの加工を行えるため、従来のように工具を平面的に
移動させる方式と比較して板状ワークの加工空間を狭く
でき、装置をコンパクト化することができる。このた
め、工場スペースを有効利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る板状ワークの
加工装置の加工部の斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る板状ワークの
加工装置の高圧流体の配管図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る板状ワークの
加工装置の高圧ノズルと折り目加工工具の詳細斜視図で
ある。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る板状ワークの
加工装置の搬送部の斜視図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係る板状ワークの
加工装置の全体斜視図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態に係る板状ワークの
加工装置の搬送部の動作を表す側面図及び平面図であ
る。
【図7】本発明の第1の実施の形態に係る板状ワークの
加工装置の搬送部の動作を表す側面図及び平面図であ
る。
【図8】本発明の第1の実施の形態に係る板状ワークの
加工装置の搬送部の動作を表す側面図及び平面図であ
る。
【図9】本発明の第2の実施の形態に係る板状ワークの
加工装置の搬送部の正面面及び側面図である。
【図10】本発明の第3の実施の形態に係る板状ワーク
の加工装置の折り目ローラの構造を表す斜視図及び正面
図である。
【図11】従来の板状ワークの加工装置を表す斜視図で
ある。
【符号の説明】
w 段ボール(板状ワーク) 26 固定式吸着パッド(吸着パッド) 27 可動式吸着パッド(吸着パッド、傾斜手段) 40 送り機構(ワーク送り手段) 71 高圧ノズル(工具) 72 前部Y軸ガイド(工具移動手段) 73 移動ブロック(工具移動手段) 74 第2モータ(工具移動手段) 50 Y軸折り目機構 51 折り目ローラ(折り目加工工具) 56 昇降シリンダ(工具保持手段) 60 X軸折り目機構 61 折り目ローラ(折り目加工工具) 66 昇降シリンダ(工具保持手段) 126 押出シリンダ(湾曲手段) 126p 押出ピン(湾曲手段) 161 ローラ 162t 突条

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基準位置に位置決めされた板状ワークを
    所定の方向に送りながら、工具をその送り方向に対して
    交差する方向に移動させ、その工具により前記板状ワー
    クを加工することを特徴とする板状ワークの加工方法。
  2. 【請求項2】 基準位置に位置決めされた板状ワークを
    所定の方向に送るワーク送り手段と、 前記板状ワークを加工する工具をその板状ワークの送り
    方向に対して交差する方向に移動させる工具移動手段
    と、を有することを特徴とする板状ワークの加工装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載された板状ワークの加工
    装置において、 工具は、ノズルから噴射された高圧流体を板状ワークに
    衝突させてその板状ワークの切断を行うことを特徴とす
    る板状ワークの加工装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載された板状ワークの加工
    装置において、 高圧流体を工具まで供給する配管は、流体供給側の固定
    配管と複数の可動配管とから構成されており、 前記固定配管と可動配管とは固定コネクタにより相対回
    転可能な状態で接続されており、 前記可動配管の相互間及び可動配管と工具間は可動コネ
    クタにより相対回転可能な状態で接続されており、 前記固定コネクタは、可動コネクタによって連結される
    一対の可動配管の成す角が鋭角にならないような位置に
    設置されていることを特徴とする板状ワークの加工装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項2に記載された板状ワークの加工
    装置において、 板状ワークに押しつけられた状態でその板状ワークに対
    して相対移動することにより折り目を加工する折り目加
    工工具と、 前記折り目加工工具を板状ワークに対して押付けた状
    態、あるいは板状ワークから離した状態に保持する工具
    保持手段と、を有することを特徴とする板状ワークの加
    工装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載された板状ワークの加工
    装置において、 折り目加工工具は、突条とローラとによって板状ワーク
    を表裏から挟むことにより、折り目を加工することを特
    徴とする板状ワークの加工装置。
  7. 【請求項7】 請求項2に記載された板状ワークの加工
    装置において、 重ねられた複数の板状ワークの内から一枚の板状ワーク
    を吸着して取り出し、その板状ワークを基準位置まで搬
    送する搬送機構が設けられており、 前記搬送機構は、複数の吸着パッドと、それらの吸着パ
    ッドに吸着された板状ワークを他の板状ワークに対して
    傾斜させる傾斜手段とを備えていることを特徴とする板
    状ワークの加工装置。
  8. 【請求項8】 請求項2に記載された板状ワークの加工
    装置において、 重ねられた複数の板状ワークの内から一枚の板状ワーク
    を吸着して取り出し、その板状ワークを基準位置まで搬
    送する搬送機構が設けられており、 前記搬送機構は、複数の吸着パッドと、それらの吸着パ
    ッドに吸着された板状ワークを湾曲させる湾曲手段とを
    備えていることを特徴とする板状ワークの加工装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN117190815A (zh) * 2023-09-08 2023-12-08 青岛室德材料有限公司 一种玻镁防火板检测工装

Cited By (2)

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