JPH10117628A - 陸上水槽による魚介類などの養殖方法および養殖装置 - Google Patents

陸上水槽による魚介類などの養殖方法および養殖装置

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JPH10117628A
JPH10117628A JP8299734A JP29973496A JPH10117628A JP H10117628 A JPH10117628 A JP H10117628A JP 8299734 A JP8299734 A JP 8299734A JP 29973496 A JP29973496 A JP 29973496A JP H10117628 A JPH10117628 A JP H10117628A
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JP
Japan
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shellfish
seaweed
cultivation
tank
land
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Application number
JP8299734A
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Inventor
Hiroaki Yamashiro
廣昭 山城
Original Assignee
Ebaa Onwaade:Kk
株式会社エバーオンワード
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/80Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in fisheries management
    • Y02A40/81Aquaculture, e.g. of fish

Abstract

(57)【要約】 【課題】貝類や海藻類、うに類などのような魚介類を陸
上施設において養殖する方法および装置に関し、陸上水
槽内にての貝類種苗放流、自然活着、中間育成、本養殖
等々のシステム化による採算性のアップを図ることを目
的とする。また、海水流のゆるやかな陸上水槽内におい
て、餌となる海藻類の増繁殖を図り、うに類に関して
も、陸上水槽内にての種苗放流、中間育成、本養殖等々
のシステム化による採算性のアップを図ることを目的と
する。 【解決手段】多数の稚貝植付穴に稚貝を植えつけた貝類
養殖盤を、新鮮な海水が供給された陸上水槽内に設置す
ることで、稚貝を成長させる。あるいは、稚貝植付穴を
有する貝類養殖盤を設置しておき、同水槽内に貝類の種
苗を放流する。また、海藻類の増繁殖する海底域におい
て海藻類種子が自然活着した海藻類養殖盤を陸上水槽内
に設置し、該陸上水槽内において、海藻類を成長源とす
るうに類を養殖する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、貝類(しゃこ貝)、海
藻類(ホンダワラ科)、うに類(しらびけうに)などの
ような魚介類を陸上施設において養殖する方法および装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、シャコガイ等の貝類の養殖方
法としては、貝類の種苗を直接基質の上にまく方法、
放流地点に先に穴をあけておき、その後その場所へ植
えつける方法、貝に合った穴を基質にあけ、後日その
穴へ貝を一つ一つ埋込む方法、或いはセメントブロッ
ク等の平板に貝を埋込んで、貝が安定活着するまで中間
育成し、その後海へ出す方法等が一般的に実施されてい
る。
【0003】ところが、前記およびについては、比
較的簡単な養殖方法であるが、生存率が低く、につい
ては、生存率はおよびに較べて高い方法であるが、
労力を必要とし、については、生存率は充分でない点
はあるが、事業的視野から判断すると最も適した養殖方
法と考えられる。
【0004】しかしながら、事業の効率良い成果を求め
るためには、貝類の生息海域の海底地を構成している珊
瑚系の素材を活用した養殖盤を数多く配列敷設して、外
敵よりの保護、波浪による流失や密漁などに対する対策
を実施した上での集中管理型養殖場設営が望ましい。
【0005】一方、うに類は、海藻を餌にして成長する
ので、うに類の養殖には、海藻類の増繁殖が必要とな
る。海藻類の増繁殖している海底域に投石したり人工基
盤を布設して、海藻類の増繁殖を促進させる方法は、多
種の海藻に関して実施されている。
【0006】例えば、ホンダワラ系のヒジキは、浅いリ
ーフ地帯に自然繁殖したものを採獲しており、本養殖は
実施されていない。これに対し、海ぶどう(学名クビレ
ヅタ)は、網袋内に種苗を入れ、海中につり下げて繁殖
させ、網袋より伸びた分を刈り取る方法や、陸上水槽に
おいて種苗をネットなどで押さえて養殖する方法などが
実施されている。
【0007】また、モーイ(学名オゴノリ)は、幼藻を
ちぎって陸上水槽内に放流し、上下方向の水流の中で、
浮遊させて増繁殖する方法が実施されている。
【0008】モヅク(沖縄モヅク)は、陸上水槽内で媒
体(ロープ網)に種苗を活着させたのち、自然海域にお
いて増養殖することが実施されている。
【0009】アオサ(学名ヒトエグサ)は、陸上水槽内
で媒体(ロープ網)に種苗活着させたのち、自然海域に
おいて増養殖させることが実施されている。
【0010】以上のように、自然海域において、種苗の
活着から増養殖、或いは陸上水槽内で媒体物に種苗を活
着させて、自然海域で本養殖等を行なうことが主な海藻
類の増養殖に関する従来技術と考えられている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来の管理型の貝類養
殖事業の採算性アップの手法として、特願平8−215
255号において、人工基盤に稚貝を活着させ、海域に
布設した多くの収容台座内に収納する新方法の養殖方法
を提案した。本発明は、この先に提案した技術をさらに
改良して、今一歩前進させるために、陸上水槽内にての
種苗放流、自然活着、中間育成、本養殖等々のシステム
化による採算性のアップを図ることを目的とする。
【0012】また、うに類の場合は、海水流のはげしい
海域では、うにの腕(ハリ部)が損傷して死滅するた
め、歩留りが悪く、自然海域における養殖が困難で、事
業採算性も悪い。ホンダワラ系の海藻類は、うに類の味
入りが良い餌であるが、海水流がゆるやかで海藻類の増
繁殖に適した海域も少なく、うに類の増養殖事業の発展
に限界があり、増養殖環境の開発が要求される。
【0013】したがって、海水流のゆるやかな陸上水槽
内において、餌となる海藻類の増繁殖を図り、うに類に
関しても、陸上水槽内にての種苗放流、中間育成、本養
殖等々のシステム化による採算性のアップを図ることを
目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1は、多数の稚貝
植付穴に稚貝を植えつけた貝類養殖盤を、新鮮な海水が
供給された陸上水槽内に設置することで、稚貝を成長さ
せることを特徴とする貝類の養殖方法である。
【0015】このように、貝類養殖盤に稚貝を植えつけ
た状態で、該貝類養殖盤を陸上水槽内に設置するため、
陸上水槽においても効果的に貝類の養殖を行なうことが
可能となり、海域における貝類養殖の問題が解消され
る。
【0016】請求項2は、新鮮な海水が供給された陸上
水槽内に、多数の稚貝植付穴を有する貝類養殖盤を設置
しておき、同水槽内に貝類の種苗を放流することを特徴
とする貝類の養殖方法である。
【0017】このように、陸上水槽中に貝類養殖盤を設
置して、貝類の種苗を放流するため、種苗が稚貝に成長
した時に基質に活着する習性を生かして、種苗を貝類養
殖盤に活着させることができ、貝類養殖盤への稚貝の植
付け作業を省くことで、省力化によるコストダウンが可
能となる。
【0018】請求項3は、請求項1または請求項2に記
載の陸上水槽の内部において、貝類養殖盤の多数の稚貝
植付け穴に活着し小貝に成長した頃に、小貝の間引きを
行なうことで、親貝の成長スペースを確保することを特
徴とする貝類の養殖方法である。
【0019】このように、貝類養殖盤における貝の成長
過程において、小貝の間引きを行なうことで、周囲にス
ペースができるため、出荷に適したサイズに成長するま
で順調な成育が可能となる。また、間引きされた小貝も
出荷できる。
【0020】請求項4は、請求項1、請求項2または請
求項3に記載の貝類養殖盤に活着育成させた稚貝の中間
育成、間引き、出荷貝の本養殖の一連の養殖作業を同一
の陸上水槽中で行なうことを特徴とする貝類の養殖方法
である。
【0021】このように、同一の陸上水槽の中で、稚貝
の中間育成、間引き、出荷貝の本養殖などの一連の養殖
作業を行なうため、より少ない水槽を用いて効率的に貝
類の養殖が可能となる。
【0022】請求項5は、多数の稚貝の植付け穴を有す
る貝類養殖盤の上面四箇所に凹部を設け、該貝類養殖盤
の下面の前記凹部に対応する四箇所に、前記凹部の深さ
より長い脚を有している貝類養殖盤である。
【0023】このように、稚貝植付け穴を有する貝類養
殖盤の下側四箇所に脚を有し、上面四箇所に該脚の入る
凹部を有しているため、積み重ねたときの位置合わせが
容易確実となり、また脚が長いので、稚貝の成長のため
の空間が確保される。しかも、多数の貝類養殖盤をパレ
ット等に重ねて移動でき、作業効率が向上すると共に、
稚貝などが損傷する恐れもない。
【0024】以上のように、本発明によると、陸上水槽
内において、種苗放流または稚貝植付け〜稚貝成長〜稚
貝の養殖基質への自然活着〜中間育成〜間引き調整出荷
〜成長貝の出荷〜産卵等の諸工程をシステム化すること
によって、貝類の集中管理型養殖事業における採算効果
を更に高めることが可能となる。
【0025】請求項6は、海藻類の増繁殖する海底域に
海藻類養殖盤を布設して、海藻類種子(種苗)の自然活
着を実施したのち、新鮮な海水が供給された陸上水槽内
に移設することを特徴とする陸上水槽による海藻類の増
養殖方法である。
【0026】このように、海藻類の豊富な海底地に、人
工の海藻類養殖盤を多数布設して、海藻種子を自然活着
させたのち、陸上水槽内に移設し海藻類の増繁を促進さ
せる方法なため、餌となる海藻類の自給自足環境が構築
され、うにの養殖事業をシステム化できる。また、海底
で海藻類の種苗を自然活着させるため、人手がかから
ず、コストダウンが可能となる。
【0027】請求項7は、海藻類の増繁殖する海底域に
おいて海藻類種子が自然活着した海藻類養殖盤を陸上水
槽内に設置し、該陸上水槽内において、海藻類を成長源
とするうに類を養殖することを特徴とするうに類の養殖
方法である。
【0028】陸上水槽内においてうに類を養殖するに
は、餌となる海藻類の増養殖が要求されるが、海底地で
海藻種子を自然活着させた海藻類養殖盤を、うに類養殖
のための陸上水槽内に移設し、海藻類を増繁殖させるた
め、陸上水槽内におけるうに類の養殖が可能となる。そ
の結果、有用食物であるうに類の採算効果の高い養殖事
業が実現可能となる。
【0029】請求項8は、海藻類種子の活着に適した凹
凸表面を有し、本体が多孔状質の海藻類養殖盤の上面四
箇所に凹部を設け、該海藻類養殖盤の下面の前記凹部に
対応する四箇所に、前記凹部の深さより長い脚を有して
いる海藻類養殖盤である。
【0030】このように、多孔状質で凹凸表面を有する
海藻類養殖盤を用いるため、海底における海藻類種子の
自然活着や陸上水槽内における海藻類の増繁殖を円滑に
実現でき、うに類の陸上水槽養殖が可能となる。
【0031】海藻類養殖盤の下側の脚が下側の海藻類養
殖盤上面の凹部に入る構造なため、請求項5の場合と同
様に、積み重ねたときの位置合わせが容易確実となり、
また小動物や海藻類などの生体の生息空間にもなる。
【0032】以上のように、本発明によると、陸上水槽
内で貝類やうに類の養殖ができるので、陸上水槽内でシ
ステム化した養殖事業が可能となり、台風や海の時化な
どの自然条件の影響を受けにくい。また、海中養殖と違
って、管理や密漁防止、メンテナンスなども楽になり、
コスト的にも有利である。
【0033】
【発明の実施の形態】次に本発明による陸上水槽による
魚介類などの養殖方法および養殖装置が実際上どのよう
に具体化されるか実施形態を説明する。
【0034】〔貝類の陸上水槽による養殖〕図1から図
4はシャコガイ等の貝類の養殖技術の実施形態を説明す
る図である。図1は陸上水槽を用いた陸上養殖施設群を
示す図であり、例えばコンクリート製の陸上水槽1中に
多数の貝類養殖盤9を敷設し、貯水槽3から濾過装置4
を経て、配管2で海水を供給するようになっている。
【0035】貯水槽3には、海中5からポンプ6でポン
プアップして供給し、また海水が汚濁している場合は、
各陸上水槽1から貯水槽3に海水を戻し、濾過装置4で
濾過して各陸上水槽1に供給することで、循環させる。
【0036】図2は図1の陸上養殖施設群を用いた陸上
養殖ラインを示す図である。陸上水槽1は、鉛直方向の
断面図と平面図で表されているが、ひれじゃこ用の水槽
1aは、水槽1内の底に多数の養殖盤9を敷設し、かつ
海水7を入れてある。
【0037】これに対し、ひめじゃこ用の水槽1bに
は、コーラルや砂8などを敷き、その上に多数の養殖盤
9を敷設してある。養殖盤9は、図3に示すように、例
えば四角形の盤9の上面四隅に一段低い凹部9aを形成
し、下面四隅には、前記の凹部9aの深さより高い脚部
9bを形成してある。
【0038】また、上面には、稚貝植付け穴9cを多数
形成してある。この養殖盤9は、図4のように、多段に
重ねる際に好都合である。すなわち、各稚貝植付け穴9
cに稚貝を植えつけた状態で、下側の養殖盤9の四隅の
凹部9aに上側の養殖盤9の脚9bが入るように、順次
多数重ねる。脚9bの高さは、凹部9aの深さより大き
いため、上下の養殖盤9・9間に隙間が生じるので、稚
貝の成長に支障を来す恐れはない。
【0039】これらの養殖盤9を作業台に載せて、各稚
貝植付け穴9cに稚貝を植えつけた後、稚貝保護ネット
を被せた状態で、図4のようにパレット(台座)10上
に多数の養殖盤9を積み重ね、ユニックなどで吊り上げ
てトラックに積込み、前記の陸上水槽1内に搬送、搬入
する。
【0040】陸上水槽1内においては、自然光が届くよ
うに面状に敷設し、新鮮な海水を供給して中間育成す
る。中間育成によって、ある程度成長したら、パレット
10上に積み重ねた状態で搬送し、養殖海域に搬入す
る。養殖海域においては、先に出願した特願平8−21
5255号によって提案した貝類養殖装置に各養殖盤9
を敷設することができる。
【0041】貝類の種苗の習性からして、自分で手頃な
穴を探して巣付くこともできるので、陸上水槽1中に養
殖盤9を多数重ねた状態で、種苗を放流することによっ
て、稚貝植付けのテーブル作業を省くことができる。
【0042】図2に示す陸上養殖ラインのフローチャー
トにおいて、種苗放流式を説明する。陸上水槽1中に多
数の養殖盤9を面状に敷設しまたは積み重ねた後、海水
を供給して養殖盤9のあく抜きを行なう。次いで新鮮な
海水を入れ換えて、種苗を放流すると、種苗は稚貝植付
け穴9cを探して自然と活着する。なお、あく抜きに際
しては、各養殖盤9を重ねるのが効率的であるが、種苗
放流の際は、各養殖盤9を面状に敷設する。
【0043】こうして中間育成し、多数の稚貝植付け穴
9cに活着し小貝に成長した時点で、小貝の間引き出荷
を行なう。こうして間引きし、個体数を減らすことで、
親貝の成長のためのスペースを増やす。さらに養殖を継
続して、成長貝に達すると、出荷を行なう。また、一部
は陸上水槽1中に残して、産卵用の親貝とする。
【0044】〔うに類および海藻類の陸上水槽による養
殖〕図5は海藻類の養殖に用いる海藻類養殖盤11の斜
視図と正面図であり、本体部11aは多孔質の材料で構
成するのがよい。例えば、自然の多孔質の石材などを用
いてもよく、大きめの骨材と少なめのコンクリートを混
ぜて成型することで、人工的に多孔質に製作したもので
もよい。また、表面も凹凸になっていることが好まし
い。海藻類の活着条件を良くするためである。
【0045】図3の貝類養殖盤9と同様に、本体部11
aの上面の四隅に凹部11cを形成し、下面の四隅に脚
11bを設けて、この海藻類養殖盤11を積み重ねたと
きに上下の海藻類養殖盤11・11間に空間ができるよ
うにしてある。また、この空間は、小動物や海藻類など
の生体の生息空間にもなる。
【0046】図6はこの海藻類養殖盤11を海底に設置
した状態の斜視図であり海藻類12が増繁殖している海
底域を選んで設置する。このようにして海藻類養殖盤1
1を多数敷設すると、海藻類養殖盤11に海藻類の種子
が自然活着し、成長する。
【0047】こうして、自然海で海藻類が自然活着した
海藻類養殖盤11を、図7(1)のように、陸上水槽1
中に搬入する。そして、うにの種苗を放流した状態で、
(2)のように、海藻類を成長させ育成すると、海藻類
を餌にしてうに類13が成長する。十分に成長したら、
加工所において殻を除去した状態で、出荷される。
【0048】図1の場合と同様に、貯水槽3を設けて、
海水をポンプアップし、濾過装置4を経由して、各陸上
水槽1に新鮮な海水を供給する。また、海水が汚濁して
いる場合は、各陸上水槽1から貯水槽3に戻して、濾過
装置4で濾過した後、各陸上水槽1に供給することで、
海水を循環させる。
【0049】
【発明の効果】請求項1によると、貝類養殖盤に稚貝を
植えつけた状態で、該貝類養殖盤を陸上水槽内に設置す
るため、陸上水槽においても効果的に貝類の養殖を行な
うことが可能となる。
【0050】請求項2によると、陸上水槽中に貝類養殖
盤を設置して、貝類の種苗を放流するため、種苗が稚貝
に成長した時に基質に活着する習性をいかして、種苗を
貝類養殖盤に活着させることができ、貝類養殖盤への稚
貝の植付け作業を省くことで、省力化によるコストダウ
ンが可能となる。
【0051】請求項3によると、貝類養殖盤における貝
の成長過程において、小貝の間引きを行なうことで、周
囲にスペースができるため、出荷に適したサイズに達す
るまで順調な成長が可能となる。また、間引きされた小
貝も出荷できる。
【0052】請求項4によると、同一の陸上水槽の中
で、稚貝の中間育成、間引き、出荷貝の本養殖などの一
連の養殖作業を行なうため、より少ない水槽を用いて効
率的に貝類の養殖が可能となる。
【0053】請求項5によると、稚貝植付け穴を有する
貝類養殖盤の下側四箇所に脚を有し、上面四箇所に該脚
の入る凹部を有しているため、積み重ねたときの位置合
わせが容易確実となり、また脚が長いので、稚貝の成長
のための空間が確保される。しかも、多数の貝類養殖盤
をパレット等に重ねて移動でき、作業効率が向上すると
共に、稚貝などが損傷する恐れもない。
【0054】以上のように、本発明によると、陸上水槽
内において、種苗放流または稚貝植付け〜稚貝成長〜稚
貝の養殖基質への自然活着〜中間育成〜間引き調整出荷
〜成長貝の出荷〜産卵等の諸工程をシステム化すること
によって、貝類の集中管理型養殖事業における採算効果
を更に高めることが可能となる。
【0055】請求項6によると、海藻類の豊富な海底地
に、人工の海藻類養殖盤を多数布設して、海藻種子を自
然活着させたのち、陸上水槽内に移設し海藻類の増繁を
促進させる方法なため、餌となる海藻類の自給自足環境
が構築され、うに類の養殖事業をシステム化できる。ま
た、海底で海藻類の種苗を自然活着させるため、人手が
かからず、コストダウンが可能となる。
【0056】陸上水槽内においてうに類を養殖するに
は、餌となる海藻類の増養殖が要求されるが、請求項7
によると、海底地で海藻種子を自然活着させた海藻類養
殖盤を、うに類養殖のための陸上水槽内に移設し、海藻
類を増繁殖させるため、陸上水槽内におけるうに類の養
殖が可能となる。その結果、有用食物であるうに類の採
算効果の高い養殖事業が実現可能となる。
【0057】請求項8によると、多孔状質で凹凸表面を
有する海藻類養殖盤を用いるため、海底における海藻類
種子の自然活着や陸上水槽内における海藻類の増繁殖を
円滑に実現でき、うに類の陸上水槽養殖が可能となる。
海藻類養殖盤の下側の脚が下側の海藻類養殖盤上面の凹
部に入る構造なため、積み重ねたときの位置合わせが容
易確実となり、また小動物や海藻類などの生体の生息空
間にもなる。
【0058】以上のように、本発明によると、陸上水槽
内で貝類やうに類の養殖ができるので、陸上水槽内でシ
ステム化した養殖事業が可能となり、台風や海の時化な
どの自然条件の影響を受けにくい。また、海中養殖と違
って、管理や密漁防止、メンテナンスなども楽になり、
コスト的にも有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 陸上水槽を用いた貝類の陸上養殖施設群を示
す図である。
【図2】 図1の陸上養殖施設群を用いた陸上養殖ライ
ンを示す図である。
【図3】 貝類養殖盤を示す図で、(1)は斜視図、
(2)は正面図、(3)は平面図である。
【図4】 図3の貝類養殖盤を多段に重ねた状態の正面
図である。
【図5】 海藻類養殖盤を示す図で、(1)は斜視図、
(2)は正面図である。
【図6】 図5の海藻類養殖盤を海底に設置した状態の
斜視図である。
【図7】 海藻類養殖盤を用いて陸上水槽内でうに類を
養殖する方法を示す図である。
【符号の説明】
1 陸上水槽 3 貯水槽 4 濾過装置 9 貝類養殖盤 9a 凹部 9b 脚 9c 稚貝植付け穴 10 パレット 11 海藻類養殖盤 11b 脚 11c 凹部 13 うに類

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の稚貝植付穴に稚貝を植えつけた貝
    類養殖盤を、新鮮な海水が供給された陸上水槽内に設置
    することで、稚貝を成長させることを特徴とする貝類の
    養殖方法。
  2. 【請求項2】 新鮮な海水が供給された陸上水槽内に、
    多数の稚貝植付穴を有する貝類養殖盤を設置しておき、
    同水槽内に貝類の種苗を放流することを特徴とする貝類
    の養殖方法。
  3. 【請求項3】 陸上水槽の内部において、貝類養殖盤の
    多数の稚貝植付け穴に活着し小貝に成長した頃に、小貝
    の間引きを行なうことで、成長貝に達するための成長ス
    ペースを確保することを特徴とする請求項1または請求
    項2に記載の貝類の養殖方法。
  4. 【請求項4】 貝類養殖盤に活着育成させた稚貝の中間
    育成、間引き、出荷貝の本養殖の一連の養殖作業を同一
    の陸上水槽中で行なうことを特徴とする請求項1、請求
    項2または請求項3に記載の貝類の養殖方法。
  5. 【請求項5】 多数の稚貝の植付け穴を有する貝類養殖
    盤の上面四箇所に凹部を設け、該貝類養殖盤の下面の前
    記凹部に対応する四箇所に、前記凹部の深さより長い脚
    を有していることを特徴とする貝類養殖盤。
  6. 【請求項6】 海藻類の増繁殖する海底域に、海藻類養
    殖盤を布設して、海藻類種子の自然活着を実施したの
    ち、新鮮な海水が供給された陸上水槽内に移設すること
    を特徴とする陸上水槽による海藻類の増養殖方法。
  7. 【請求項7】 海藻類の増繁殖する海底域において海藻
    類種子が自然活着した海藻類養殖盤を陸上水槽内に設置
    し、該陸上水槽内において、海藻類を成長源とするうに
    類を養殖することを特徴とするうに類の養殖方法。
  8. 【請求項8】 海藻類種子の活着に適した凹凸表面を有
    し、本体が多孔状質の海藻類養殖盤の上面四箇所に凹部
    を設け、該海藻類養殖盤の下面の前記凹部に対応する四
    箇所に、前記凹部の深さより長い脚を有していることを
    特徴とする海藻類養殖盤。
JP8299734A 1996-10-23 1996-10-23 陸上水槽による魚介類などの養殖方法および養殖装置 Pending JPH10117628A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011251286A (ja) * 2005-03-03 2011-12-15 National Institute Of Advanced Industrial Science & Technology 塩水中の栄養塩類の濃度低減処理水およびその製造方法
JP2016103995A (ja) * 2014-11-21 2016-06-09 一弘 漢那 ヒメジャコの陸上効率養殖方法
CN105994033A (zh) * 2016-05-19 2016-10-12 王玉英 一种龙虾养殖技术
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