JPH10117601A - 農業用簡易ハウス - Google Patents

農業用簡易ハウス

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JPH10117601A
JPH10117601A JP8280618A JP28061896A JPH10117601A JP H10117601 A JPH10117601 A JP H10117601A JP 8280618 A JP8280618 A JP 8280618A JP 28061896 A JP28061896 A JP 28061896A JP H10117601 A JPH10117601 A JP H10117601A
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JP
Japan
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opening
closing
guide rail
entrance
door
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JP8280618A
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Inventor
Tokushichi Kato
徳七 加藤
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Original Assignee
Individual
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/10Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
    • Y02A40/25Greenhouse technology, e.g. cooling systems therefor

Landscapes

  • Greenhouses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 妻面部の全ての範囲に亘って出入りを可能に
し、トラクタが隣接する進路に侵入することなく、妻面
部の外で進路変更できるようにして、耕耘を確実に行な
うことができるようにする。 【解決手段】 両側に支柱2を有した妻面部1を有する
ドーム状の骨組み3を耕作地面Gに構築し、骨組み3に
樹脂シート4を張設するとともに、妻面部1に耕作地面
Gに対する出入りを可能にする出入口開口10を設け、
出入口開口10に引き戸型の開閉ドア12を設けた農業
用簡易ハウスにおいて、妻面部1を構成する両側の支柱
2間に亘って出入口開口10を設け、この出入口開口1
0に、出入口開口10の支柱2側を閉じる一対の側方開
閉ドア12Aと、支柱2側を閉じた側方開閉ドア12A
間を閉じる一対の中間開閉ドア12Bとを設け、各開閉
ドア12の開閉により出入口開口12の任意の位置から
の耕作地面Gに対する出入りを可能にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、所謂ビニールハウ
ス等といわれ、耕作地面を温室のような環境にして種々
の農作物を栽培する農業用簡易ハウスに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の農業用簡易ハウスとして
は、例えば、図7及び図8に示すように、両側に支柱2
を有した妻面部1を有するドーム状の骨組み3を耕作地
面Gに構築し、この骨組み3にビニール等の透光性の樹
脂シート4を張設するとともに、妻面部1の中央に耕作
地面Gに対する出入りを可能にする出入口開口5を設
け、この出入口開口5に引き戸型の一対の開閉ドア6を
設けて構成されている。このような農業用簡易ハウスに
おいて、妻面部1の幅が例えば5m以上の比較的大型の
ハウスである場合には、図8に示すように、小型の例え
ば横幅が1m20cm〜1m60cm程度の耕耘トラク
タTが入って、耕作地面Gを耕すことを行なう。
【0003】この場合、耕作地面Gはハウスに囲まれて
いるので、トラクタTの移動範囲が限られてしまい、そ
のため、例えば、図8に示すような方法で耕耘する。先
ず、開閉ドア6を開けて、中央の出入口開口5から、後
進で耕作地面G内に入り、一側部後部()に至り、そ
こから、前進で直進して一側部前部()まで耕耘す
る。次に、他側部後部()まで後進で斜めに移動し、
そこから、前進で直進して他側部前部()まで耕耘す
る。その後、中央後部()まで後進で斜めに移動し、
そこから、前進で直進して出入口開口5まで耕耘し、そ
れから耕作地面G内から出る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の農業用簡易ハウスにおいて、トラクタTで複数の進
路を耕耘する場合には、耕作地面Gはハウスに囲まれて
いるので、トラクタTの移動範囲が限られてしまい、そ
のため、図8に示すように、すでに耕耘済の隣接する進
路を走行して、これを傷めてしまうことがあるという問
題があった。また、トラクタTの進路変更の際には、ハ
ウスの狭い範囲で行なわなければならないことから、骨
組み3にぶつかってこれを損傷し易いという問題もあっ
た。即ち、その理由として、トラクタTが出入口開口5
を除いて妻面部1の全ての範囲に亘って、外部に出るこ
とができないので、外部での進路変更ができないことに
起因する。本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたも
ので、妻面部の全ての範囲に亘って出入りを可能にし、
トラクタが隣接する進路に侵入することなく、妻面部の
外で進路変更できるようにして、耕耘を確実に行なうこ
とができるようにした農業用簡易ハウスを提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るため、本発明の農業用簡易ハウスは、両側に支柱を有
した妻面部を有するドーム状の骨組みを耕作地面に構築
し、該骨組みにシートを張設するとともに、上記妻面部
に耕作地面に対する出入りを可能にする出入口開口を設
け、該出入口開口に引き戸型の開閉ドアを設けた農業用
簡易ハウスにおいて、上記妻面部を構成する両側の支柱
間に亘って上記出入口開口を設け、該出入口開口に、該
出入口開口の支柱側を閉じる一対の側方開閉ドアと、該
支柱側を閉じた側方開閉ドア間を閉じる中間開閉ドアと
を設け、該各開閉ドアの開閉により出入口開口の任意の
位置からの耕作地面に対する出入りを可能にした構成と
している。これにより、開閉ドアの開閉によって出入口
開口の適所を開放し、妻面部の全ての範囲に亘って出入
りが可能になり、トラクタの進路変更を耕作地面外部で
行なうことができるようになる。
【0006】そして、必要に応じ、上記出入口開口の上
下に上記各開閉ドアの開閉移動をガイドする上側ガイド
レール及び下側ガイドレールを設けた構成としている。
また、必要に応じ、上記支柱間に上記出入口開口の上側
を形成する梁部材を架設し、該梁部材に上記上側ガイド
レールを取付部材を介して取付け、上記下側ガイドレー
ルを耕作地面に埋設される軸部を有した固定部材に固定
した構成としている。更に、必要に応じ、上記各開閉ド
アの下側縁部に、上記下側ガイドレールを転動するロー
ラを設けた構成としている。そしてまた、必要に応じ、
上記支柱に、該支柱と上記閉じられた側方開閉ドアの端
縁部との間隙を覆う覆部材を設けた構成としている。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
の実施の形態に係る農業用簡易ハウスについて詳細に説
明する。尚、上記と同様のものには同一の符号を付して
説明する。図1乃至図4に示すように、実施の形態に係
る農業用簡易ハウスは、アーチ状のパイプ7を所定間隔
で列設し、このアーチ状のパイプを適宜接続パイプ8で
連結してドーム状の骨組み3を耕作地面Gに構築してい
る。そして、両端部のアーチ状のパイプ7によって、両
側に支柱2を有した妻面部1が形成されている。また、
この骨組み3に、ビニール等の透光性の樹脂シート4が
張設されている。一方の妻面部1には、耕作地面Gに対
する出入りを可能にする出入口開口10が設けられてい
る。この出入口開口10は、妻面部1を構成する両側の
支柱2(パイプ)間に亘って形成されている。11は支
柱2間に架設され出入口開口10の上側を形成するパイ
プで形成された梁部材である。
【0008】出入口開口10には、引き戸型の開閉ドア
12が設けられている。開閉ドア12は全部で4つあ
り、出入口開口10の支柱2側を閉じる一対の側方開閉
ドア12Aと、支柱2側を閉じた側方開閉ドア12A間
を閉じ側方開閉ドア12Aよりも手前に位置する一対の
中間開閉ドア12Bとからなる。各開閉ドア12は、図
2及び図3に示すように、チャンネル状の矩形の枠体1
3に複数の平行な桟14が架設され、この枠体13にビ
ニール製等の透光性シート15が張設されて構成されて
いる。側方開閉ドア12Aの枠体13の支柱2側の上部
は、アーチ状のパイプ7の湾曲形状に倣って湾曲形成さ
れている。また、各開閉ドア12の閉時において、側方
開閉ドア12Aの枠体13と中間開閉ドア12Bの枠体
13とは前後方向に重なり合うようになっており、いず
れか一方の枠体13には、他方の枠体13に弾接するス
ポンジ状のシール部材16が貼着されている。そして、
この各開閉ドア12の開閉により出入口開口10の任意
の位置からの耕作地面Gに対する出入りを可能にしてい
る。
【0009】また、出入口開口10の上下には、各開閉
ドア12の開閉移動をガイドする上側ガイドレール17
及び下側ガイドレール18が設けられている。各ガイド
レール17,18は開閉ドア12の枠体13が遊嵌され
る二条の溝19を有しており、内側の溝19に一対の側
方開閉ドア12Aが遊嵌され、外側の溝19に一対の中
間開閉ドア12Bが遊嵌される。上側ガイドレール17
の溝19の深さは、下側ガイドレール18よりも深く形
成されており、各開閉ドア12が遊挿された状態では、
上側ガイドレール17の底壁17aと開閉ドア12の枠
体13の上辺13cとの間に、開閉ドア12をガイドレ
ール17,18に対して取付け取外すために必要な間隙
cが形成されるようにし、かつ、開閉ドア12の取付け
時にガイドレール17,18の側壁に開閉ドア12の枠
体13が当接して前後方向の動きが規制されるようにし
ている。また、各開閉ドア12の枠体13の下側縁部1
3bには、下側ガイドレール18の底壁18aを転動す
る複数のローラ20が設けられている。
【0010】上側ガイドレール17は、複数の取付部材
21を介して梁部材11に取付けられている。取付部材
21は、図2に示すように、ヒンジ22を介して互いに
開閉可能に連結され、閉じられて梁部材11(パイプ)
を挾持する一対の挾持片23,24と、挾持片23,2
4の閉時に挾持片23,24同士に掛け渡されてこれら
を連結固定する連結ボルト25及び連結ナット26とを
備えている。連結ボルト25は、一方の挾持片23に回
動可能に設けられ、他方の挾持片24に連結ナット26
が係合する係合凹部27が形成されている。そして、連
結ナット26を係合凹部27に引掛けて連結ボルト25
にネジ込むことにより、挾持片23,24を互いに近づ
けてパイプ11を挾持する。また、一方の挾持片23に
は、上側ガイドレール17にワッシャ(図示せず)を介
して取付けられるための取付けボルト28及び取付けナ
ット29が設けられており、上側ガイドレール17に形
成された貫通孔29aに取付けボルト28を挿通して取
付けナット29にネジ込むことにより、上側ガイドレー
ル17に取付けられる。下側ガイドレール18は、複数
の固定部材30を介して耕作地面Gに設置されている。
固定部材30は、下側ガイドレール18の外側壁を包持
する断面コ字状の包持部31と、この包持部31に垂設
され耕作地面Gに埋設される軸部32とを備えて構成さ
れている。
【0011】また、図1及び図3に示すように、妻面部
1を構成する左右の支柱2には、支柱2と閉じられた側
方開閉ドア12Aの端縁部との間隙を覆う覆部材40が
上記と同様に取付部材21を介して設けられている。こ
の覆部材40は、二条の溝41を有して上記のガイドレ
ール17,18と略同様に形成されており、側方開閉ド
ア12Aの端縁部が後側の溝41に遊挿可能になってい
る。また、覆部材40の上側は、側方開閉ドア12Aの
枠体13の支柱2側の形状に倣って、湾曲形成されてい
る。また、覆部材40の上下端部は、夫々、上側及び下
側ガイドレール17,18の端部に溶接あるいはネジ止
め等の手段によって、連設されている。
【0012】従って、この実施の形態に係る農業用簡易
ハウスにおいて、上述した小型の耕耘トラクタTによっ
て、耕作地面Gを耕す場合には、以下のようにして行な
う。先ず、図4に示すように、出入口開口10の一方側
10aの側方開閉ドア12A及び中間開閉ドア12Bを
出入口開口10の他方側10bに寄せて、出入口開口1
0の一方側10aを開放する。この状態で、この開放部
から、トラクタTが後進で耕作地面G内に入り、一側部
後部()に至り、そこから、前進で直進して一側部前
部()まで耕耘し、その後、出入口開口10の一方側
10aの開放部から外部に出る()。次に、出入口開
口10の一方側10aの側方開閉ドア12Aを支柱2に
沿った閉位置にするとともに、一対の中間開閉ドア12
Bを互いに離間させて左右の側方開閉ドア12A側に開
き、出入口開口10の中央を開放する。この状態で、こ
の開放部から、トラクタTが後進で耕作地面G内に入
り、中央後部()に至り、そこから、前進で直進して
中央前部()まで耕耘し、その後、出入口開口10の
中央開放部から外部に出る()。
【0013】その後、今度は、出入口開口10の他方側
10bの側方開閉ドア12A及び中間開閉ドア12Bを
出入口開口10の一方側10aに寄せて、出入口開口1
0の他方側10bを開放する。この状態で、この開放部
から、トラクタTが後進で耕作地面G内に入り、他側部
後部()に至り、そこから、前進で直進して他側部前
部()まで耕耘し、その後、出入口開口10の他方側
10bの開放部から外部に出る()。このように、開
閉ドア12の開閉によって出入口開口10の適所を開放
し、妻面部1の全ての範囲に亘って出入りが可能にな
り、トラクタTの進路変更を耕作地面Gの外部で行なう
ことができるので、従来のように、トラクタTの移動範
囲が限られてしまって、すでに耕耘済の隣接する進路を
走行して、これを傷めてしまう事態が防止される。ま
た、トラクタTの進路変更を耕作地面Gの外部で行なう
ことができるので、従来のように、ハウスの狭い範囲で
行なわなくても良いことから、骨組み3にぶつかってこ
れを損傷しにくくなり、耐久性を向上させることができ
る。
【0014】また、開閉ドア12の開閉に当たっては、
出入口開口10の上下に各開閉ドア12の開閉移動をガ
イドする上側ガイドレール17及び下側ガイドレール1
8が設けられているので、開閉ドア12が案内されるこ
とから開閉ドア12の開閉が容易に行なわれ、作業性が
向上させられる。この場合、上側ガイドレール17は取
付部材21を介して梁部材11に取付けられ、下側ガイ
ドレール18は固定部材30を介して、地面に設置され
ているので、取付けが強固になっており、そのため、容
易にぐらつくことがないことから、開閉ドア12の開閉
が容易に行なわれ、作業性が向上させられる。更に、各
開閉ドア12の下側縁部には、下側ガイドレール18を
転動するローラ20が設けられているので、この点で
も、開閉ドア12の開閉が容易に行なわれ、作業性が向
上させられる。
【0015】更にまた、耕耘作業が終わって、作物を栽
培する際に、各開閉ドア12を閉めておくときは、側方
開閉ドア12Aの端縁部は覆部材40によって覆われる
ので、支柱2との間に隙間が開くことが防止され、その
ため、内部の保温性が確保される。また、作物を栽培す
る際に、開閉ドア12を開けて換気をすることがある
が、この場合、側方開閉ドア12Aも開けることができ
るので、従来の中央のみにある場合に比較して、通気性
が向上させられる。
【0016】
【実施例】実施例においては、図4に示すように、妻面
部1の幅LをL=5m40cmにし、各開閉ドア12の
幅DをD=約1m35cm程度にした。これにより、横
幅HがH=1m20cm〜1m60cmのトラクタTが
自由に出入りできるようになり、確実に耕耘できるよう
になった。
【0017】尚、上記実施の形態においては、一方側の
妻面部1に出入口開口10を設けたが、必ずしもこれに
限定されるものではなく、図5に示すように、他方側の
妻面部1にも同様の出入口開口10を設けて、4つの開
閉ドア12を設けても良く、適宜変更して差支えない。
この場合には、図5に示すように、開閉ドア12を開閉
させて、トラクタTをすべて前進で進行させ、ハウス外
で進路変更を行なうことができるので、より一層作業効
率が向上させられる。また、上記実施の形態において
は、各開閉ドア12をガイドレール17,18にガイド
させて開閉するように構成したが必ずしもこれに限定さ
れるものではなく、例えば、図6に示すように、各開閉
ドア12を上側レール50にローラ51を介して懸吊し
てローラ51の転動により開閉させるようにしても良
く、適宜変更して差支えない。更にまた、上記実施の形
態においては、開閉ドアを4つ設けたが、必ずしもこれ
に限定されるものではなく、3つでも良く、あるいは5
以上設けても良く、要するに3以上あればいくつ設けて
も差支えない。また、耕耘の仕方も上述したやり方に限
られないことは勿論である。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の農業用簡
易ハウスによれば、妻面部を構成する両側の支柱間に亘
って出入口開口を設け、この出入口開口に、一対の側方
開閉ドアと中間開閉ドアとを設け、各開閉ドアの開閉に
より出入口開口の任意の位置からの耕作地面に対する出
入りを可能にしたので、開閉ドアの開閉によって出入口
開口の適所を開放し、妻面部の全ての範囲に亘って出入
りが可能になり、トラクタの進路変更を耕作地面外部で
行なうことができるようになり、従来のように、トラク
タの移動範囲が限られてしまって、すでに耕耘済の隣接
する進路を走行して、これを傷めてしまう事態を防止す
ることができる。また、トラクタの進路変更を耕作地面
外部で行なうことができるので、従来のように、ハウス
の狭い範囲で行なわなくても良いことから、骨組みにぶ
つかってこれを損傷しにくくなり、それだけ、耐久性を
向上させることができる。更にまた、作物を栽培する際
に、開閉ドアを開けて換気をすることがあるが、この場
合、側方開閉ドアも開けることができるので、従来の中
央のみにある場合に比較して、通気性を向上させること
ができる。
【0019】また、出入口開口の上下に上記各開閉ドア
の開閉移動をガイドする上側ガイドレール及び下側ガイ
ドレールを設けた場合には、開閉ドアの開閉を容易に行
なうことができ、作業性を向上させることができる。更
に、支柱間に出入口開口の上側を形成する梁部材を架設
し、梁部材に上側ガイドレールを取付部材を介して取付
け、下側ガイドレールを耕作地面に埋設される軸部を有
した固定部材に固定した場合には、各ガイドレールの保
持を確実にすることができ、取付けを強固にすることが
できることから、容易にぐらつくことを防止でき、それ
だけ、開閉ドアの開閉を容易に行なうことができ、作業
性を向上させることができる。
【0020】更にまた、各開閉ドアの下側縁部に、下側
ガイドレールを転動するローラを設けた場合には、開閉
ドアの開閉をより一層容易に行なうことができ、作業性
を向上させることができる。また、支柱に、支柱と側方
開閉ドアの端縁部との間隙を覆う覆部材を設けた場合に
は、作物を栽培する際に、各開閉ドアを閉めておくとき
は、側方開閉ドアの端縁部は覆部材によって覆われるの
で、支柱との間に隙間が開くことが防止され、そのた
め、内部の保温性を確保することができるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る農業用簡易ハウスを
示す斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る農業用簡易ハウスを
示す図1中A−A線断面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る農業用簡易ハウスを
示す図1中B−B線断面図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る農業用簡易ハウスを
示すとともに、このハウスにおいて、小型の耕耘トラク
タによって、耕作地面を耕耘する一例を示す図である。
【図5】本発明の他の実施の形態に係る農業用簡易ハウ
スを示すとともに、このハウスにおいて、小型の耕耘ト
ラクタによって、耕作地面を耕耘する一例を示す図であ
る。
【図6】本発明の別の実施の形態に係る農業用簡易ハウ
スを示す図1中A−A線相当断面図である。
【図7】従来の農業用簡易ハウスを示す正面図である。
【図8】従来の農業用簡易ハウスを示すとともに、この
ハウスにおいて、小型の耕耘トラクタによって、耕作地
面を耕耘した場合の不具合を示す図である。
【符号の説明】
G 耕作地面 1 妻面部 2 支柱 3 骨組み 4 樹脂シート 10 出入口開口 11 梁部材 12 開閉ドア 12A 側方開閉ドア 12B 中間開閉ドア 13 枠体 16 シール部材 17 上側ガイドレール 18 下側ガイドレール 19 溝 20 ローラ 21 取付部材 30 固定部材 31 包持部 32 軸部 40 覆部材 41 溝

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両側に支柱を有した妻面部を有するドー
    ム状の骨組みを耕作地面に構築し、該骨組みにシートを
    張設するとともに、上記妻面部に耕作地面に対する出入
    りを可能にする出入口開口を設け、該出入口開口に引き
    戸型の開閉ドアを設けた農業用簡易ハウスにおいて、 上記妻面部を構成する両側の支柱間に亘って上記出入口
    開口を設け、該出入口開口に、該出入口開口の支柱側を
    閉じる一対の側方開閉ドアと、該支柱側を閉じた側方開
    閉ドア間を閉じる中間開閉ドアとを設け、該各開閉ドア
    の開閉により出入口開口の任意の位置からの耕作地面に
    対する出入りを可能にしたことを特徴とする農業用簡易
    ハウス。
  2. 【請求項2】 上記出入口開口の上下に上記各開閉ドア
    の開閉移動をガイドする上側ガイドレール及び下側ガイ
    ドレールを設けたことを特徴とする請求項1記載の農業
    用簡易ハウス。
  3. 【請求項3】 上記支柱間に上記出入口開口の上側を形
    成する梁部材を架設し、該梁部材に上記上側ガイドレー
    ルを取付部材を介して取付け、上記下側ガイドレールを
    耕作地面に埋設される軸部を有した固定部材に固定した
    ことを特徴とする請求項2記載の農業用簡易ハウス。
  4. 【請求項4】 上記各開閉ドアの下側縁部に、上記下側
    ガイドレールを転動するローラを設けたことを特徴とす
    る請求項2または3記載の農業用簡易ハウス。
  5. 【請求項5】 上記支柱に、該支柱と上記閉じられた側
    方開閉ドアの端縁部との間隙を覆う覆部材を設けたこと
    を特徴とする請求項1,2,3または4記載の農業用簡
    易ハウス。
  6. 【請求項6】 両側に支柱を有した妻面部を有するドー
    ム状の骨組みを耕作地面に構築し、該骨組みにシートを
    張設するとともに、上記妻面部に耕作地面に対する出入
    りを可能にする出入口開口を設け、該出入口開口に引き
    戸型の開閉ドアを設けた農業用簡易ハウスにおいて、 上記妻面部を構成する両側の支柱間に亘って上記出入口
    開口を設け、該出入口開口に、該出入口開口の支柱側を
    閉じる一対の側方開閉ドアと、該支柱側を閉じた側方開
    閉ドア間を閉じる中間開閉ドアとを設け、該各開閉ドア
    の開閉により出入口開口の任意の位置からの耕作地面に
    対する出入りを可能にし、 上記出入口開口の上下に上記各開閉ドアの開閉移動をガ
    イドする上側ガイドレール及び下側ガイドレールを設
    け、 上記支柱間に上記出入口開口の上側を形成する梁部材を
    架設し、該梁部材に上記上側ガイドレールを取付部材を
    介して取付け、上記下側ガイドレールを耕作地面に埋設
    される軸部を有した固定部材に固定し、 上記各開閉ドアの下側縁部に、上記下側ガイドレールを
    転動するローラを設け、 上記支柱に、該支柱と上記閉じられた側方開閉ドアの端
    縁部との間隙を覆う覆部材を設けたことを特徴とする農
    業用簡易ハウス。
JP8280618A 1996-10-23 1996-10-23 農業用簡易ハウス Pending JPH10117601A (ja)

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JP8280618A JPH10117601A (ja) 1996-10-23 1996-10-23 農業用簡易ハウス

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011024533A (ja) * 2009-07-28 2011-02-10 Sankin B & G Kk 農業用温室、農業用温室の敷居材、農業用温室の施工方法および農業用温室の敷居材の取付方法
CN103385136A (zh) * 2013-07-05 2013-11-13 宋世荣 农业大棚立体栽培系统
CN112889545A (zh) * 2021-01-22 2021-06-04 颍上县保成葡萄专业合作社 一种拼接式快速搭建的草莓种植保温大棚

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