JP3442036B2 - フェンス - Google Patents

フェンス

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JP3442036B2
JP3442036B2 JP2000217349A JP2000217349A JP3442036B2 JP 3442036 B2 JP3442036 B2 JP 3442036B2 JP 2000217349 A JP2000217349 A JP 2000217349A JP 2000217349 A JP2000217349 A JP 2000217349A JP 3442036 B2 JP3442036 B2 JP 3442036B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、目隠し、採光、通
気機能のうち少なくとも二つを備えるフェンスに関す
る。
【0002】
【従来の技術】上記した機能を有するフェンスには、第
一例としては、小さい穴を無数に開けた平板を左右の支
柱間に架設した構造があり、第二例としては、左右の支
柱間に多数枚の平板を上下に間隔を開けて並列する状態
で架設し、各平板を前後に傾けながらも正面視した状態
で上側の平板の下部と下側の平板の上部を前後に重ね合
わせ、背面側を見えないようにした構造がある。
【0003】第一例は、小さいとはいえ穴が開いている
ことから目隠し機能が不十分であった。しかも、平板は
薄いので強度が弱く、実用可能な程度に補強するために
平板の縦幅や横幅を短くして支柱による支持強度を上げ
なければならなかった。
【0004】第二例は、機能的には十分であったが、平
板の左右を支持する構造上、縦幅に比べて横幅を長くす
ると、平板の横幅中央部が自重や他の力が加わって変形
しやすかった。これを防ぐには、平板自体を複雑な断面
形状にしたり厚みを増やしたりして剛性をある程度高く
し、しかも、高剛性に伴う重量増によって支持強度を上
げなければならかった。また、各平板を支柱に連結して
一体化する構造上、複数枚の平板を定形化した一つのユ
ニットとして取り扱うことはできず、従って、支柱にユ
ニットを取り付けるという簡易な組立方法を採用できな
かった。さらに、平板はその左右のみを支柱に連結する
ため、組立作業が自動化に不向きであり、実際は現場で
の手作業によって行われていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明のうち請求項1
〜6の発明は、上記実情を考慮して開発されたもので、
その目的は、目隠し、採光、通気機能のうち少なくとも
二つの機能を備えることに加え、組立作業の自動化率を
向上し、組立が容易なフェンスを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
左右の支柱間にパネルを架設したフェンスであって、パ
ネルは、前後方向の開口部を上下左右に並列した平板状
の格子枠と、前後に振幅する波状の遮蔽板と、を備え、
左右に並列した開口部の異なる高さ位置に遮蔽板をそれ
ぞれ配置すると共に、格子枠に対して遮蔽板の腹部を横
方向に沿って前後に交互に突出する状態に設け、遮蔽板
の節部を格子枠の縦桟に連結してあることを特徴とす
る。
【0007】開口部とは、格子枠の縦桟と横桟で囲まれ
た方形状の領域をいう。平板状とは、縦桟と横桟を組み
合わせた形状をいい、具体的には平面視した状態で、縦
桟と横桟の位置が前後同一位置となっているものや、縦
桟と横桟の位置が前後にずれているものをも含む。波状
とは、三角波状と、正弦波状、台形波状を含み、方形波
状を含まない概念をいう。腹部とは、波状で振幅が最も
大きい部分をいう。節部とは波状で振幅が零の部分をい
う。なお、腹部及び節部とは、何れも厳密な一点を意味
するのではなく、多少の幅のある部分をいう。
【0008】請求項2記載の発明は、左右の支柱間にパ
ネルを架設したフェンスであって、パネルは、前後方向
の開口部を上下左右に並列した前後一対の平板状の格子
枠と、前後に振幅する波状の遮蔽板と、を備え、両格子
枠の間であって左右に並列した開口部の異なる高さ位置
に遮蔽板をそれぞれ配置すると共に、上側の遮蔽板と下
側の遮蔽板を前後対称形状に設け、各遮蔽板の腹部を縦
桟に連結してあることを特徴とする。
【0009】請求項3記載の発明は、左右の支柱間にパ
ネルを架設したフェンスであって、パネルは、前後方向
の開口部を上下左右に並列した前後一対の平板状の格子
枠と、前後に振幅する方形波状の遮蔽板と、を備え、両
格子枠の間であって左右に並列した開口部の異なる高さ
位置に遮蔽板をそれぞれ配置すると共に、上側の遮蔽板
と下側の遮蔽板を前後対称形状に設け、各遮蔽板の腹部
の左右隅角部を縦桟に連結してあることを特徴とする。
【0010】請求項4記載の発明は、左右の支柱間にパ
ネルを架設したフェンスであって、パネルは、前後方向
の開口部を上下左右に並列した前後一対の平板状の格子
枠と、前後に傾斜した状態で上下に間隔を開けて並列す
る平板状の遮蔽板と、を備え、両格子枠の間であって左
右に並列した開口部の異なる高さ位置に遮蔽板をそれぞ
れ配置すると共に、前後に対向する一対の開口部の上側
の横桟と、下側の横桟との間に、各遮蔽板を連結してあ
ることを特徴とする。
【0011】請求項5記載の発明は、左右の支柱間にパ
ネルを架設したフェンスであって、パネルは、前後方向
の開口部を上下左右に並列した前後一対の平板状の格子
枠と、上下に間隔を開けて並列する山形の遮蔽板と、を
備え、両格子枠の間であって左右に並列した開口部の異
なる高さ位置に遮蔽板をそれぞれ配置すると共に、各遮
蔽板を前後に対向する横桟間に連結し、下側の遮蔽板の
頂部が上側の横桟の高さに位置することを特徴とする。
【0012】山形とは、前後に対して中央部が隆起した
形状の全てをいい、具体的には逆V字形状や、下向きに
開口する半円形状が挙げられる。
【0013】請求項6記載の発明は、左右の支柱間にパ
ネルを架設したフェンスであって、パネルは、前後に振
幅する波状であって縦桟が腹部に位置し且つ開口部を上
下左右に並列した格子枠と、起立した平板状の遮蔽板
と、を備え、左右に並列した開口部の異なる高さ位置に
遮蔽板を、格子枠に対して前後に交互に配置し、各遮蔽
板を前側の縦桟又は後側の縦桟に連結してあることを特
徴とする。なお、起立したとは、地面に対して略垂直な
状態をいう。
【0014】上述した請求項1から6記載の発明で用い
る遮蔽板は、不透明なものを用いれば、目隠し機能が発
揮されるが、半透明なものを用いれば、目隠し機能が幾
分低下するが、採光機能が向上し、透明なものを用いれ
ば、目隠し機能はなくなるが採光機能に優れたものとな
る。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明のフェンスを以下に八つの
実施形態を用いて説明するが、図1〜図14、図18,
図19に示すように左右の支柱1,1間にパネル2を架
設したことが共通し、パネル2の具体的な構造がそれぞ
れ相違する。
【0016】本発明の第一実施形態に用いるパネル2は
図1〜図4に示すように、前後に振幅する波状の不透明
な遮蔽板3を複数枚(図中、4枚)と、前後方向の開口
部4を上下左右に並列した平板状の一枚の格子枠5とを
備えている。また、格子枠5の横桟6,6間、換言すれ
ば縦桟7を挟んで左右に並列した複数の開口部4,4の
異なる高さ位置に遮蔽板3をそれぞれ配置すると共に、
遮蔽板3の節部8を縦桟7に溶接で連結し、平面視した
状態で格子枠5に対して遮蔽板3の腹部9を横方向に沿
って前後に交互に突出する状態に設けると共に、上側の
遮蔽板3に対してすぐ下側の遮蔽板3を前後対称形状に
設けてある。
【0017】格子枠5は図面では平板の横桟6に棒状の
縦桟7を溶接し、支柱1との連結を考慮して左右両端の
縦桟7には平板を用いているが、全ての縦桟7、横桟6
が平板であってもよい。また、遮蔽板3の波状は図面で
は三角波状であるが、図18に示すように正弦波状であ
っても良いし、また図19に示すように台形波状であっ
ても良い。
【0018】このようにすれば図1の正面図に示すよう
に、各開口部4が遮蔽板3で塞がれているので、目隠し
機能が確保される。
【0019】また、図3の縦断面図に示すように、各開
口部4の前後方向の一方は遮蔽板3で塞がれるが、他方
は開放された状態となる。しかも、開口部4の前方が遮
蔽板3で塞がれている場合には、その真上、真下の開口
部4の前方が開放され、後方が遮蔽板3で塞がれた状
態、即ち正反対の状態となる。従って、風が前から後ろ
に吹いていると仮定すれば、開口部4よりも前方に遮蔽
板3の腹部9が突出している部分では、突出部分によっ
て開口部4への風の直進的な進入が妨げられるが、開口
部4よりも後方に遮蔽板3の腹部9が突出している部分
では、風は開口部4を直進的に通過した後に、後方に突
き出た腹部9の上下に吹き抜けることになり、通気機能
が確保される。また、同様の理屈で、採光機能も確保さ
れる。
【0020】以下、別の実施形態の説明に移るが、第一
実施形態と異なる点のみを述べる。
【0021】本発明の第二実施形態に用いるパネル2
は、図5〜図7に示すように、平板状の格子枠5を二枚
利用することを第一の特徴とし、両格子枠5,5を前後
に対向して設け、平面視した状態で両格子枠5,5間に
複数の遮蔽板3を上下に間隔を開けて配置し、前後対称
形状に設けた上側と下側の遮蔽板3の各腹部9を縦桟7
に連結してあることを第二の特徴とする。また、遮蔽板
3の腹部9を縦桟7に連結する場合は、格子枠5を前後
に対向して配置した状態で、前側又は後側から遮蔽板3
を開口部4に向かって進入させると、組立が容易に行え
る。この場合、腹部9の前側又は後側に縦桟7が連結さ
れることになる。なお、格子枠5の左右端部には、支柱
1への連結を容易にするための補助板10を連結してあ
る。
【0022】このようにすれば図5の正面図に示すよう
に、各開口部4が遮蔽板3で塞がれているので、目隠し
機能が確保される。
【0023】また、図6に示すように、平面視すると、
前後の格子枠5の対向する開口部4が、遮蔽板3で塞が
れる。また、上側の遮蔽板3と下側の遮蔽板3の間に
は、四角形や三角形の空間Sが上下に連通した状態とな
っている。従って、前から後ろに吹いた風は、前側の格
子枠5の開口部4を通過した後に、遮蔽板3によって進
行方向を上下に変え、空間Sを経て後側の格子枠5の開
口部4を通過していくことになり、通気機能が確保され
る。また、同様の理屈で採光機能も確保される。
【0024】本発明の第三実施形態に用いるパネル2
は、図8及び図9に示すように、平板状の格子枠5を二
枚利用し、遮蔽板3が前後に振幅する方形波状であるこ
とを第一の特徴とし、一対の格子枠5,5を前後に対向
して設け、平面視した状態で遮蔽板3を縦桟7が離れて
いる前後左右方向に沿わせて配置し、前後対称形状に設
けた上側と下側の遮蔽板3の腹部9の左右隅角部11を
縦桟7に連結してあることを第二の特徴とする。
【0025】遮蔽板3は図面では、横断面コ字形、L字
形のものや、単なる平板のものを縦桟7に連結すること
によって、全体として方形波状に形成したものである
が、一枚の板を方形波状に屈曲したものであってもよ
い。
【0026】このようにすれば目隠し機能は確保され
る。また、全ての開口部4は、遮蔽板3で閉鎖されるも
のと、開放されるものとが、前後上下左右に交互に形成
されることになる。従って、通気、採光機能も確保され
る。
【0027】本発明の第四実施形態に用いるパネル2は
図10に示すように、平板状の格子枠5を二枚利用し、
遮蔽板3が前後に傾斜する平板状であることを第一の特
徴とし、格子枠5を前後に対向して設け、側面視した状
態で遮蔽板3を上下に間隔を開けて並列すると共に、前
方の開口部4の下側の横桟6と、対向する後方の開口部
4の上側の横桟6に、各遮蔽板3の前後端部を連結する
ことを第二の特徴とする。なお、横桟には断面C字状の
ものを用い、遮蔽板3の前後端部には、横桟に嵌る膨大
部Vを設けてある。
【0028】このようにすれば目隠し機能は確保され
る。また、前から後に吹く風は、前方の格子枠5の開口
部4を通過した後、上下に離れた遮蔽板3,3の間を傾
きに沿って進行し、後方の格子枠5の開口部4を通過す
ることになり、通気機能が確保される。また、同様の理
屈で採光機能も確保される。なお、第四実施形態は、前
後の向きを逆にして使用しても良い。
【0029】本発明の第五実施形態に用いるパネル2は
図11に示すように、平板状の格子枠5を二枚利用し、
遮蔽板3が山形(逆V字状)であることを第一の特徴と
し、格子枠5を前後に対向して設け、側面視した状態で
遮蔽板3を上下に間隔を開けて並列すると共に、各遮蔽
板3を前後に対向する横桟6,6間に連結し、下側の遮
蔽板3の頂部12が上側の横桟6の高さに位置し、遮蔽
板3の前側部分13を透明又は半透明に、後側部分14
を半透明又は不透明にしてあることを第二の特徴とす
る。なお、横桟には断面C字状のものを用い、遮蔽板3
の前後端部には、横桟に嵌る膨大部Vを設けてある。
【0030】このようにすれば遮蔽板3の後側部分14
が半透明又は不透明であるので、正面方向からの目隠し
機能は確保される。斜め下方からの視線に対しては、遮
蔽板3の後側部分14が半透明又は不透明であるので、
同様に目隠し機能が確保される。これは、マンション等
の二階以上の場所に取り付けた場合に、特に効果的であ
る。
【0031】また、太陽光が前方の格子枠5の開口部4
から、透明又は半透明である遮蔽板3の前側部分13を
斜め下方に通過し、上下に離れた後側部分14,14の
間を通り、後方の格子枠5の開口部4を通過することに
なり、採光機能が確保される。風は前方の格子枠5の開
口部4から上下の遮蔽板3,3の間を通過して、後方の
格子枠5の開口部4から吹き抜け、通気性が確保され
る。また、山形にした遮蔽板3が、雨除け機能も発揮す
る。なお、遮蔽板3は、プラスチックや強化ガラスを用
い、不透明にする場合には、塗装やメッキを施し、半透
明にする場合には、磨りガラスのように表面を荒らす
か、着色して全体を濁らせる。
【0032】本発明の第六実施形態に用いるパネル2は
図12〜図14に示すように、格子枠5が前後に振幅す
る波状であって、しかも縦桟7が腹部9に位置し、従っ
て、同一高さ位置では複数の開口部4,4が縦桟7を挟
んで左右対称的に傾いて並列しており、その上、遮蔽板
3が起立した平板状であることを第一の特徴とし、左右
に並列した開口部4の異なる高さ位置に遮蔽板3を、格
子枠5に対して前後に交互に配置し、前側の複数の縦桟
7に遮蔽板3を連結し、同様に、後側の複数の縦桟7に
遮蔽板3を連結したことを第二の特徴とする。
【0033】このようにすれば風は、上下に離れた前方
の遮蔽板3,3の間から、直進して開口部4を通過し、
後方の遮蔽板3で進行方向を変更して、上下に離れた後
方の遮蔽板3,3の間から吹き抜け、通気機能が確保さ
れる。また、採光機能、及び目隠し機能も確保される。
【0034】上記した第一から第六実施形態までは、目
隠し、採光、通気機能が兼備されたものであるが、以下
の二つの実施形態は、上記した三つの機能のうち二つを
備えたものである。
【0035】本発明の第七実施形態に用いるパネル2は
図20に示すように、採光、通気機能を備えたもので、
第五実施形態と基本的な形状は同じで、異なる点は遮蔽
板3全体を透明にしたことである。なお、遮蔽板3が透
明であるので、目隠し機能はなくなるが、採光機能が向
上する。
【0036】本発明の第八実施形態に用いるパネル2は
図21に示すように、目隠し、通気機能を備えたもの
で、第五実施形態と基本的な形状は同じで、異なる点
は、遮蔽板3全体を不透明にしたことである。なお、遮
蔽板3が不透明であるので、斜め上方からの採光機能は
なくなるが、目隠し機能が向上する。
【0037】上記した各実施形態に使用する遮蔽板3
は、単なる一枚の板からなる平板状や、方形波状、波状
であってもよいが、図15に示すように、上下端部や中
央高さ部分にリブ状の凸部15を側方に突出しても良
い。
【0038】格子枠5と遮蔽板3の連結は、溶接以外の
方法として、図16に示すように、縦桟7を納めるC字
状の受け部16を遮蔽板3に設け、遮蔽板3自体を弾性
素材で成形し、受け部16の弾性によって縦桟7をスナ
ップ式に嵌め込んで連結しても良い。符号17は、受け
部16の外側にスナップ式に嵌め込むカバーで、縦桟7
と受け部16との連結を補強している。
【0039】格子枠5と遮蔽板3のさらに別の連結方法
を、図17に基づいて説明する。平板の横桟6と丸棒の
縦桟7を前後に位置ずれした状態で組んだ格子枠ユニッ
ト18を二つ用い、両格子枠ユニット18,18を横桟
6同士前後に重ね合わせて溶着して平板状の格子枠5を
作成し、二枚の横桟6の厚み分だけ離れた二つの縦桟7
同士の間に、遮蔽板3を挟む方法である。これは、格子
枠ユニット18,18を重ね合わせる際に、遮蔽板3を
前後の縦桟7,7の間に配置しておくと、両縦桟7,7
に遮蔽板3が挟まれ、しかも、遮蔽板3に設けた窪み1
9が縦桟7の一部に嵌ることによって位置決めされ、自
然と遮蔽板3と格子枠5が連結される。
【0040】本発明は上記実施形態に限定されない。例
えば、上述した格子枠5には、引っ張り強度の強いも
の、例えば鉄やステンレスを用いる。また、遮蔽板3に
は、鉄、ステンレス、アルミ、プラスチック、強化ガラ
スなどを用いる。遮蔽板を不透明とする場合には、鉄、
ステンレス、アルミ、プラスチックを用い、半透明や透
明にする場合にはプラスチック、強化ガラスを用いる。
遮蔽板3と格子枠5との連結は、遮蔽板3に鉄やステン
レスを用いた場合には溶接を使用し、遮蔽板3にプラス
チックやアルミなどを用いた場合には断面C字状の横桟
へのスナップ式の嵌め込みを用いる。なお、格子枠5の
各開口部4の横幅は、全て同じ幅にしても良いし、狭い
幅と広い幅が左右上下に交互に形成されるようにしても
よい。
【0041】
【発明の効果】請求項1〜6の発明は、何れも、遮蔽板
の彩色に関係なく目隠し、採光、通気機能のうち少なく
とも二つの機能を備えることに加え、何れも格子枠の縦
桟又は横桟に遮蔽板を連結するので、縦桟又は横桟の長
さ分だけ連結領域が確保され、従って格子枠と遮蔽板の
連結作業が容易となり、パネルの組立を自動化できる。
また、格子枠と遮蔽板の連結箇所が多いので、パネルと
しての強度が高く、縦幅及び横幅を広くしても十分実用
に耐えうる。さらに、工場で組み立てたパネルを、現場
で支柱に取り付けることもできるので、フェンス全体と
しての組み立て作業を容易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフェンスの第一実施形態を示す正面図
である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図2のB−B線断面図である。
【図4】支柱に格子枠を取り付けた状態を示す正面図で
ある。
【図5】本発明のフェンスの第二実施形態を示す正面図
である。
【図6】図5のA−A線断面図である。
【図7】図6のB−B線断面図である。
【図8】本発明のフェンスの第三実施形態を示す横断面
図である。
【図9】図8のA−A線断面図である。
【図10】本発明のフェンスの第四実施形態を示す縦断
面図である。
【図11】本発明のフェンスの第五実施形態を示す縦断
面図である。
【図12】本発明のフェンスの第六実施形態を示す正面
図である。
【図13】図12のA−A線断面図である。
【図14】図13のB−B線断面図である。
【図15】(イ)(ロ) 別の形状の遮蔽板を縦桟に取り付けた状態を示す縦断面
図である。
【図16】遮蔽板と縦桟との連結方法の一例を示す横断
面図である。
【図17】格子枠と遮蔽板の連結方法の別の例を示す平
面図である。
【図18】正弦波状の遮蔽板を示す平面図である。
【図19】台形波状の遮蔽板を示す平面図である。
【図20】本発明のフェンスの第七実施形態を示す縦断
面図である。
【図21】本発明のフェンスの第八実施形態を示す縦断
面図である。
【符号の説明】
1 支柱 2 パネル 3 遮蔽板 4 開口部 5 格子枠 6 横桟 7 縦桟 8 節部 9 腹部 11 隅角部 12 頂部 13 前側部分 14 後側部分

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右の支柱(1,1)間にパネル(2)
    を架設したフェンスであって、 パネル(2)は、前後方向の開口部(4)を上下左右に
    並列した平板状の格子枠(5)と、前後に振幅する波状
    の遮蔽板(3)と、を備え、 左右に並列した開口部(4)の異なる高さ位置に遮蔽板
    (3)をそれぞれ配置すると共に、格子枠(5)に対し
    て遮蔽板(3)の腹部(9)を横方向に沿って前後に交
    互に突出する状態に設け、遮蔽板(3)の節部(8)を
    格子枠(5)の縦桟(7)に連結してあることを特徴と
    するフェンス。
  2. 【請求項2】 左右の支柱(1,1)間にパネル(2)
    を架設したフェンスであって、 パネル(2)は、前後方向の開口部(4)を上下左右に
    並列した前後一対の平板状の格子枠(5,5)と、前後
    に振幅する波状の遮蔽板(3)と、を備え、 両格子枠(5,5)の間であって左右に並列した開口部
    (4)の異なる高さ位置に遮蔽板(3)をそれぞれ配置
    すると共に、上側の遮蔽板(3)と下側の遮蔽板(3)
    を前後対称形状に設け、各遮蔽板(3)の腹部(9)を
    縦桟(7)に連結してあることを特徴とするフェンス。
  3. 【請求項3】 左右の支柱(1,1)間にパネル(2)
    を架設したフェンスであって、 パネル(2)は、前後方向の開口部(4)を上下左右に
    並列した前後一対の平板状の格子枠(5,5)と、前後
    に振幅する方形波状の遮蔽板(3)と、を備え、 両格子枠(5,5)の間であって左右に並列した開口部
    (4)の異なる高さ位置に遮蔽板(3)をそれぞれ配置
    すると共に、上側の遮蔽板(3)と下側の遮蔽板(3)
    を前後対称形状に設け、各遮蔽板(3)の腹部(9)の
    左右隅角部(11)を縦桟(7)に連結してあることを
    特徴とするフェンス。
  4. 【請求項4】 左右の支柱(1,1)間にパネル(2)
    を架設したフェンスであって、 パネル(2)は、前後方向の開口部(4)を上下左右に
    並列した前後一対の平板状の格子枠(5,5)と、前後
    に傾斜した状態で上下に間隔を開けて並列する平板状の
    遮蔽板(3)と、を備え、 両格子枠(5,5)の間であって左右に並列した開口部
    (4)の異なる高さ位置に遮蔽板(3)をそれぞれ配置
    すると共に、前後に対向する一対の開口部(4)の上側
    の横桟(6)と、下側の横桟(6)との間に、各遮蔽板
    (3)を連結してあることを特徴とするフェンス。
  5. 【請求項5】 左右の支柱(1,1)間にパネル(2)
    を架設したフェンスであって、 パネル(2)は、前後方向の開口部(4)を上下左右に
    並列した前後一対の平板状の格子枠(5,5)と、上下
    に間隔を開けて並列する山形の遮蔽板(3)と、を備
    え、 両格子枠(5,5)の間であって左右に並列した開口部
    (4)の異なる高さ位置に遮蔽板(3)をそれぞれ配置
    すると共に、各遮蔽板(3)を前後に対向する横桟
    (6,6)間に連結し、下側の遮蔽板(3)の頂部(1
    2)が上側の横桟(6)の高さに位置することを特徴と
    するフェンス。
  6. 【請求項6】 左右の支柱間(1,1)にパネル(2)
    を架設したフェンスであって、 パネル(2)は、前後に振幅する波状であって縦桟
    (7)が腹部(9)に位置し且つ開口部(4)を上下左
    右に並列した格子枠(5)と、起立した平板状の遮蔽板
    (3)と、を備え、 左右に並列した開口部(4)の異なる高さ位置に遮蔽板
    (3)を、格子枠(5)に対して前後に交互に配置し、
    各遮蔽板(3)を前側の縦桟(7)又は後側の縦桟
    (7)に連結してあることを特徴とするフェンス。
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